JP6595300B2 - 管継手 - Google Patents
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Description
なお、上記の課題は、水以外の液体の漏れを検知する場合についても、同様である。
本発明の管継手によれば、微小な液漏れの検知が可能である。
これにより、管継手の施工状態等に起因して外部から視認しにくくなった周方向位置で液漏れが発生しても、液漏れを早期に検知可能である。
図1は、本発明の第1実施形態に係る管継手1の一部を、管継手1の軸線方向に沿う断面で示す、部分断面側面図である。なお、管継手1の軸線方向(以下、単に「軸線方向」ということがある。)とは、管継手1の管軸線Oに沿う方向である。
本例において、管継手1における軸線方向一方側(図1の左側)には、例えばポリブテン製の給水給湯用パイプ等の管状体21と接続するための、管体接続口30が形成されている。
なお、以下では、説明の便宜上、管継手1の軸線方向一方側(管体接続口30側)を、「軸線方向第1側」といい、管継手1の軸線方向他方側(管体接続口30側とは反対側)を、「軸線方向第2側」という。
被嵌め込み部材15は、例えばほぼ透明な樹脂からなり、筒状に構成され、キャップ11の内周側かつ内筒部100の外周側に配置されている。被嵌め込み部材15の軸線方向第2側の端部は、管路形成部材17における内筒部100に対して軸線方向第2側に隣接する外周面部分に、圧入等により固定されている。
ロック爪13は、例えば金属からなり、環状に構成され、軸線方向第1側に凸の略V字型に屈曲されている。ロック爪13は、被嵌め込み部材15に対する軸線方向第1側で、キャップ11の内周側かつ内筒部100の外周側に配置されている。ロック爪13の内周側の端部には、周方向に互いに間隔を空けて配置された複数の爪部13aが形成されている。ロック爪13の内径は、被嵌め込み部材15及び解放リング12のそれぞれの内径よりも、若干小さくされている。
解放リング12は、例えば樹脂からなり、環状に構成され、ロック爪13に対する軸線方向第1側で、キャップ11の内周側かつ内筒部100の外周側に配置されている。
キャップ11、被嵌め込み部材15の軸線方向第1側の部分、ロック爪13、及び解放リング12は、内筒部100に対して間隔を空けて外周側にある、管継手本体10の外筒部101を構成する。
封止部材14は、例えば弾性体のOリングからなり、差込空間16における軸線方向の中間位置で、内筒部100の外周面に形成された周方向溝内に、全周にわたって設けられている。図の例では、一対の封止部材14が、それぞれ別々の周方向溝内に収容されている。管状体21が差込空間16に差し込まれていない状態において、封止部材14の外径は、内筒部100の外径よりも、若干大きくされている。封止部材14は、管状体21が差込空間16内に差し込まれると、管状体21の内周面に接触され、圧縮状態となる。
一方、管状体21を管継手1から取り外す際には、軸線方向第1側から冶具(図示せず)を解放リング12に向けてキャップ11内へ軸線方向に挿入し、解放リング12を軸線方向第2側へ押し込む。すると、解放リング12はロック爪13の爪部13aを押圧して、爪部13aの管状体21の外周面への係止を解放させる。この状態で、管状体21を軸線方向第1側へ引き抜くと、管状体21を管継手1から取り外すことができる。
なお、隠蔽剤塗布部20は、管継手本体10のうち、管状体21を流れる水が封止部材14を越えて漏れる経路に沿う部分に、配置されている。図1の例において、管状体21を流れる水が封止部材14を越えて漏れる経路とは、例えば、内筒部100における一対の封止部材14よりも軸線方向第2側の外周面と管状体21の内周面との間を通る経路や、外筒部101の内周面と管状体21の外周面との間を通る経路や、外筒部101を構成する各部材(被嵌め込み部材15、ロック爪13、解放リング12、及びキャップ11)間を通る経路や、内筒部100及び外筒部101よりも軸線方向第2側での、被嵌め込み部材15と管路形成部材17との間を通る経路である。
このような隠蔽剤の作用は、例えば、隠蔽剤が乾いている状態において、隠蔽剤の表面に微小な凹凸があることによって光を反射する一方で、隠蔽剤が水と接触して濡れた状態になると、隠蔽剤の表面が一時的に平らになり、光が反射したり屈折したりせずに透過することにより、実現される。この場合、隠蔽剤は、繰り返しこのような作用を発揮できるものである。
よって、隠蔽剤塗布部20が乾いた状態では、隠蔽剤塗布部20は、隠蔽剤の色(第1の色)を呈するが、隠蔽剤塗布部20が水と接触すると、水と接触した部分で、隠蔽剤の層が透明化して、隠蔽剤の層の下にある内筒部100の色(第2の色)を呈することとなる。このように、本例では、隠蔽剤塗布部20が水と接触することにより、水と接触した部分で、隠蔽剤塗布部20を視認したときの外観(本例では、色)が変化する。
このように、本実施形態によれば、仮に隠蔽剤塗布部20の上記部分20aに接触する水の量が微小であったとしても、水と接触した部分を視認したときの外観の変化を、窓部15aを介して外部から視認できる。よって、微小な漏水の検知が可能である。
なお、上述したように、いったん隠蔽剤に接触した水が乾くと、隠蔽剤は、不透明化して、元の色(上記第1の色)へ戻る。このような隠蔽剤を用いることで、次に述べるように、漏水以外の理由(例えば結露)で隠蔽剤塗布部20がいったん濡れた状態となっても、漏水の誤検知を防ぐことが可能となる。例えば、結露によって、いったん隠蔽剤塗布部20の上記部分20aの外観(本例では、隠蔽剤塗布部20の該部分20aのうち濡れた部分の色)が変化した場合は、結露による水滴を除去して隠蔽剤を乾燥させた後に、温水を管状体21に流して、隠蔽剤塗布部20の上記部分20aの外観が変化するか否かを確認することにより、漏水が発生しているか否かを、正確に判別することができる。
これにより、管継手1の施工状態等に起因して外部から視認しにくくなった周方向位置(例えば、管継手1のうち、外部の壁に隣接する周方向位置)で漏水が発生しても、浸透剤の作用によって、その水が、窓部15aを介して外部から視認できる周方向位置にまで素早く廻ってくるので、浸透剤を塗布しない場合に比べて、より早期に漏水を検知可能である。
図2は、本発明の第2実施形態に係る管継手1の一部を、管継手1の軸線方向に沿う断面で示す、部分断面側面図である。第2実施形態に係る管継手1について、第1実施形態の管継手1と異なる点のみを説明する。
第2実施形態の管継手1は、内筒部100の外周面ではなく、外筒部101の内周面によって、管状体規制段部101aが形成されている。より具体的に、管状体規制段部101aは、差込空間16における軸線方向第2側の端部において、外筒部101の内周面(本例では、被嵌め込み部材15の内周面)に形成されており、略径方向に延在するとともに軸線方向第1側を向いている。管状体規制段部101aは、差込空間16に差し込まれる管状体21を、それ以上軸線方向第2側へ移動させないように規制する。管状体規制段部101aの内周側の端は、内筒部100の外周面よりも外周側に位置する。
そして、隠蔽剤塗布部20における管状体規制段部101aよりも軸線方向第2側の部20aに対応する外周側には、被嵌め込み部材15により形成される環状の窓部15aがある。
例えば、隠蔽剤塗布部20の構成は、上記の例のように水との接触により、隠蔽剤塗布部20を視認したときの色が変わるものに限られない。隠蔽剤塗布部20は、所定の液体(水や、水以外の液体)と接触することにより、隠蔽剤塗布部20を視認したときの外観が変化するように、構成されていればよい。このような構成によって、微小な液漏れの検知が可能となる。
例えば、隠蔽剤は、水以外の所定の液体との接触によって透明化するものでもよい。
また、隠蔽剤塗布部20における隠蔽剤の層には、着色剤が含有されてもよい。
また、隠蔽剤の層は、乾いた状態において、所定の文字や模様を呈するように構成されてもよい。
また、隠蔽剤の層の下には、乾いた状態での隠蔽剤の層が呈する色や文字や模様(以下、これらを包括的に「表示」という。)とは異なる表示を呈するように、1種類以上の着色剤が塗布されてなる着色層が形成されてもよい。この場合、隠蔽剤塗布部20は、所定の液体と接触すると、その液体と接触した部分が、隠蔽剤の層の乾いた状態での表示を呈していた状態から、着色層の表示を呈する状態へと変化することとなる。
例えば、窓部15aは、第1及び第2実施形態のようにほぼ透明な樹脂等の部材により構成される場合に限られず、外筒部101を径方向に貫通する開口(穴)により構成されてもよい。
また、窓部15aは、第1及び第2実施形態のように全周にわたって設けられる場合に限られず、周方向における1箇所又は複数個所のみに設けられてもよい。ただし、全周にわたって設けられる場合のほうが、例えば窓部15aが全周にわたって設けられる場合に、周方向のどの位置で液漏れが発生してもすぐにそれを確認できるので、好ましい。
ただし、第1及び第2実施形態のように、管状体規制段部100a、101aよりも軸線方向第1側でも、隠蔽剤塗布部20を内筒部100の外周面に形成し、隠蔽剤塗布部20に浸透剤をさらに塗布した場合、内筒部100の外周面と管状体21の内周面との間で、一対の封止部材14を越えて漏れた液体が、より素早く管状体規制段部100a、101aよりも軸線方向第2側へ移動して、外部から視認可能となるので、より早期に液漏れの検知が可能となる。なお、同様の観点から、封止部材14と管状体規制段部100a、101aとの間では、内筒部100の外周面に、隠蔽剤を塗布せず(すなわち隠蔽剤塗布部20を形成せず)に、浸透剤のみを塗布してもよい。
例えば、隠蔽剤塗布部20は、外筒部101を構成する被嵌め込み部材15の内周面に形成されてもよい。その一例として、隠蔽剤塗布部20を、管状体規制段部100a、101aよりも軸線方向第2側において、被嵌め込み部材15の内周面に形成した場合、隠蔽剤塗布部20が乾いている状態では、隠蔽剤の層の色が外部から視認されるが、隠蔽剤塗布部20が所定の液体と接触すると、その液体と接触した部分が透明化して、管路形成部材17の外周面(あるいはそれに施された塗装)が、外部から視認されることとなる。
Claims (2)
- 軸線方向一方側の部分の内周側に、管状体を前記軸線方向一方側から差し込むための差込空間が形成された、管継手本体と、
前記管継手本体と前記管状体との間で全周にわたって配置される、封止部材と、
を備えた、管継手であって、
前記管継手本体は、
前記管状体を流れる液体が前記封止部材を越えて漏れる経路に沿う部分に、前記液体との接触によって透明化する隠蔽剤が塗布されてなる、隠蔽剤塗布部と、
前記隠蔽剤塗布部の少なくとも一部を外部から視認可能にする、窓部と、
を有し、
前記管継手は、前記隠蔽剤塗布部が前記液体と接触することにより、該隠蔽剤塗布部を視認したときの外観が変化し、
前記差込空間は、前記管継手本体の前記軸線方向一方側の前記部分に設けられた内筒部と外筒部との間に形成されており、
前記封止部材は、前記内筒部の外周面に設けられ、
前記隠蔽剤塗布部は、前記封止部材よりも軸線方向他方側で、前記内筒部の外周面に形成されており、
前記窓部は、前記外筒部に形成されており、
前記管継手本体は、前記差込空間の前記軸線方向他方側の端部に、前記差込空間に差し込まれる前記管状体の前記軸線方向他方側への移動を規制するように構成された、管状体規制段部を、有しており、
前記隠蔽剤塗布部は、少なくとも前記管状体規制段部よりも前記軸線方向他方側に配置されており、
前記窓部は、前記隠蔽剤塗布部のうち、少なくとも前記管状体規制段部よりも前記軸線方向他方側に位置する部分を、外部から視認可能にしている、管継手。 - 前記隠蔽剤塗布部には、該隠蔽剤塗布部の一部分と接触した液体を、該隠蔽剤塗布部の他の部分へ浸透させる、浸透剤がさらに塗布されている、請求項1に記載の管継手。
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