JPH10142166A - 漏洩検査剤および漏洩検査方法 - Google Patents
漏洩検査剤および漏洩検査方法Info
- Publication number
- JPH10142166A JPH10142166A JP30276996A JP30276996A JPH10142166A JP H10142166 A JPH10142166 A JP H10142166A JP 30276996 A JP30276996 A JP 30276996A JP 30276996 A JP30276996 A JP 30276996A JP H10142166 A JPH10142166 A JP H10142166A
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- Japan
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- fine powder
- color
- pigment
- inorganic fine
- white
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- Pending
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- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 検査体からの水や油等の液体の漏洩を外側か
ら薬剤を塗布するだけで、白いバックグランドに鮮明な
色調の指示模様を形成させ、容易に高感度に漏れ箇所を
検出できる漏洩検査剤を提供する。 【解決手段】 揮発性溶剤と、濡れると透明になり乾燥
すると不透明になる白色無機微粉末と着色顔料とを実質
的主成分としてなり、前記白色無機微粉末が5〜60重
量%、着色顔料が0.1〜5重量%である漏洩検査剤。
ら薬剤を塗布するだけで、白いバックグランドに鮮明な
色調の指示模様を形成させ、容易に高感度に漏れ箇所を
検出できる漏洩検査剤を提供する。 【解決手段】 揮発性溶剤と、濡れると透明になり乾燥
すると不透明になる白色無機微粉末と着色顔料とを実質
的主成分としてなり、前記白色無機微粉末が5〜60重
量%、着色顔料が0.1〜5重量%である漏洩検査剤。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体の漏れを検出
する検査剤およびそれを用いた検査方法に関する。 特
に大型タンク、容器類などの完成検査及び保守検査、パ
イプや配管の溶接部等の漏洩検査や壁などから滲み出て
くる液体の漏れ部の確認検査に用いる検査剤および検査
方法に関する。
する検査剤およびそれを用いた検査方法に関する。 特
に大型タンク、容器類などの完成検査及び保守検査、パ
イプや配管の溶接部等の漏洩検査や壁などから滲み出て
くる液体の漏れ部の確認検査に用いる検査剤および検査
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、漏れの原因となる貫通欠陥を検出
する検査方法には種々の方法がある。圧力をかけた状態
で気体の漏れを検出する方法としては、ヘリウム漏れ試
験法、ハロゲン漏れ試験法、アンモニア漏れ試験法、発
泡漏れ試験方法等がある。しかしながら、これらの検査
方法は、通常、検査容器内を密閉加圧することが必要で
あるため、開放タンクなどでは適用が困難である。ま
た、検査物が水などで濡れていると信頼性が低下するた
め、検査前に充分乾燥させることも必要となる。そのほ
か感度が高いとされるヘリウム漏れ試験法、ハロゲン漏
れ試験法、アンモニア漏れ試験法は特別なガスを封入し
なければならず機械や設備も必要で作業も大変であると
いう欠点もある。液体を用いて漏れを検出する方法とし
て、一般的な試験方法には水張り試験がある。この方法
は昔からタンクなどの製作時において漏れ、貫通欠陥の
検査とともに、強度検査を兼ねて実施されてきた。しか
しながら、この方法は漏れた個所を目視で行うだけのた
め、貫通欠陥の検出方法としては極めて感度が低いのが
現状である。なお、水漏れ試験で感度をあげる方法とし
ては、用いる水の中に浸透性を良くする界面活性剤やウ
ラニン等の水溶性蛍光染料を水で1000〜10000
倍に希釈したものを添加し、暗いところで紫外線照射灯
を照射しながら漏れ個所を検出する方法があるが、この
方法も電源設備及び検査場所を暗くする必要があるこ
と、タンク類が大きくなると添加する薬剤の量が検査物
容器の容量に比例するため、添加する薬剤が膨大となる
こと、また、それによる排水は処理しなければ環境汚染
の原因となることなどがあり、殆ど使用されていないの
が現状である。この他にも、液体を用いて漏れを検出す
る方法としては、種々の提案が行われているが、特殊な
液体を使用したり、検出感度が低かったり、作業が大変
だったりするため、いずれも問題点が多く未だに良い検
査方法は確立していない。これらを解決する技術とし
て、揮発性溶剤、白色無機微粉末および水溶性染料から
なる漏洩検査剤が特開平7−306113号公報に開示
されているが、この方法は感度が非常に高い利点はある
が、試験体表面がわずかでも結露した場合などにも発色
してしまう欠点があった。
する検査方法には種々の方法がある。圧力をかけた状態
で気体の漏れを検出する方法としては、ヘリウム漏れ試
験法、ハロゲン漏れ試験法、アンモニア漏れ試験法、発
泡漏れ試験方法等がある。しかしながら、これらの検査
方法は、通常、検査容器内を密閉加圧することが必要で
あるため、開放タンクなどでは適用が困難である。ま
た、検査物が水などで濡れていると信頼性が低下するた
め、検査前に充分乾燥させることも必要となる。そのほ
か感度が高いとされるヘリウム漏れ試験法、ハロゲン漏
れ試験法、アンモニア漏れ試験法は特別なガスを封入し
なければならず機械や設備も必要で作業も大変であると
いう欠点もある。液体を用いて漏れを検出する方法とし
て、一般的な試験方法には水張り試験がある。この方法
は昔からタンクなどの製作時において漏れ、貫通欠陥の
検査とともに、強度検査を兼ねて実施されてきた。しか
しながら、この方法は漏れた個所を目視で行うだけのた
め、貫通欠陥の検出方法としては極めて感度が低いのが
現状である。なお、水漏れ試験で感度をあげる方法とし
ては、用いる水の中に浸透性を良くする界面活性剤やウ
ラニン等の水溶性蛍光染料を水で1000〜10000
倍に希釈したものを添加し、暗いところで紫外線照射灯
を照射しながら漏れ個所を検出する方法があるが、この
方法も電源設備及び検査場所を暗くする必要があるこ
と、タンク類が大きくなると添加する薬剤の量が検査物
容器の容量に比例するため、添加する薬剤が膨大となる
こと、また、それによる排水は処理しなければ環境汚染
の原因となることなどがあり、殆ど使用されていないの
が現状である。この他にも、液体を用いて漏れを検出す
る方法としては、種々の提案が行われているが、特殊な
液体を使用したり、検出感度が低かったり、作業が大変
だったりするため、いずれも問題点が多く未だに良い検
査方法は確立していない。これらを解決する技術とし
て、揮発性溶剤、白色無機微粉末および水溶性染料から
なる漏洩検査剤が特開平7−306113号公報に開示
されているが、この方法は感度が非常に高い利点はある
が、試験体表面がわずかでも結露した場合などにも発色
してしまう欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、水圧試験(水張り試験)や、油漏れ試験などで漏れ
てくる液体を、事前に水や油に特別な薬剤などを添加し
ないで、また、特別な機械や装置を用いないで簡単に、
しかも高い感度で検出することで、微細な漏れ個所及び
貫通欠陥を容易に見つけられる漏洩検査剤および検査方
法を提供することにある。また、本発明の第2の目的
は、特開平7−306113号公報の発明の漏洩検査剤
では不可能であった結露時での検査も可能にする新しい
漏洩検査剤および漏洩検査方法を提供することにある。
さらにまた、本発明の第3の目的は、漏れて来る液体の
種類に関係無く、塗膜が濡れれば色が変化して検査でき
る新しい漏洩検査剤および漏洩検査方法を提供すること
にある。
は、水圧試験(水張り試験)や、油漏れ試験などで漏れ
てくる液体を、事前に水や油に特別な薬剤などを添加し
ないで、また、特別な機械や装置を用いないで簡単に、
しかも高い感度で検出することで、微細な漏れ個所及び
貫通欠陥を容易に見つけられる漏洩検査剤および検査方
法を提供することにある。また、本発明の第2の目的
は、特開平7−306113号公報の発明の漏洩検査剤
では不可能であった結露時での検査も可能にする新しい
漏洩検査剤および漏洩検査方法を提供することにある。
さらにまた、本発明の第3の目的は、漏れて来る液体の
種類に関係無く、塗膜が濡れれば色が変化して検査でき
る新しい漏洩検査剤および漏洩検査方法を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の第1は揮発性溶
剤と、濡れると透明になり乾燥すると不透明になる白色
無機微粉末と着色顔料とを実質的主成分としてなり、前
記白色無機微粉末が5〜60重量%、着色顔料が0.1
〜5重量%である漏洩検査剤である。本発明の第2は前
記の漏洩検査剤を検査物表面に塗布し、その乾燥塗膜が
検査物内部から漏れてくる液体と接触したときの色調の
変化により漏洩を検出する漏洩検査方法である。すなわ
ち、形成された乾燥塗膜は、混合された着色顔料の影響
はあるものの、白っぽい色となっている。試験体の内部
から液体が漏れ出て来ると、白色無機微粉末は透明にな
るため、その部分は濃い着色顔料の色となる。白っぽい
塗膜にできる着色顔料による濃い色の指示模様を見つけ
ることにより液体の漏れ部を検出できる。前記公報に開
示の発明では水に溶ける染料を使用しているため、結露
したわずかな水に対しても発色するのに対し、本発明で
は含有する着色顔料が液体に対し溶解しないため、乾燥
塗膜を発色させるには、白色無機微粉末が十分濡れて透
明になるのに必要な量の液体が必要であり、通常の結露
などの僅かな水では変色しない特徴がある。
剤と、濡れると透明になり乾燥すると不透明になる白色
無機微粉末と着色顔料とを実質的主成分としてなり、前
記白色無機微粉末が5〜60重量%、着色顔料が0.1
〜5重量%である漏洩検査剤である。本発明の第2は前
記の漏洩検査剤を検査物表面に塗布し、その乾燥塗膜が
検査物内部から漏れてくる液体と接触したときの色調の
変化により漏洩を検出する漏洩検査方法である。すなわ
ち、形成された乾燥塗膜は、混合された着色顔料の影響
はあるものの、白っぽい色となっている。試験体の内部
から液体が漏れ出て来ると、白色無機微粉末は透明にな
るため、その部分は濃い着色顔料の色となる。白っぽい
塗膜にできる着色顔料による濃い色の指示模様を見つけ
ることにより液体の漏れ部を検出できる。前記公報に開
示の発明では水に溶ける染料を使用しているため、結露
したわずかな水に対しても発色するのに対し、本発明で
は含有する着色顔料が液体に対し溶解しないため、乾燥
塗膜を発色させるには、白色無機微粉末が十分濡れて透
明になるのに必要な量の液体が必要であり、通常の結露
などの僅かな水では変色しない特徴がある。
【0005】なお、本発明の漏洩検査剤は十分濡れるこ
とで発色するため、水だけでなく油などの液体、具体的
に例えば、石油原油、各種石油製品、灯油、潤滑油、マ
シン油、タービン油、アルコール、各種溶剤または植物
油等にも使用できる。また、この塗膜は、濡れて発色し
た後、乾燥すればまた元の色に戻るため水や揮発性の溶
剤などの場合は、乾かない連続した漏れ部分だけを検
出、区別することもできる。
とで発色するため、水だけでなく油などの液体、具体的
に例えば、石油原油、各種石油製品、灯油、潤滑油、マ
シン油、タービン油、アルコール、各種溶剤または植物
油等にも使用できる。また、この塗膜は、濡れて発色し
た後、乾燥すればまた元の色に戻るため水や揮発性の溶
剤などの場合は、乾かない連続した漏れ部分だけを検
出、区別することもできる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に使用する白色無機微粉末
は、乾燥時には白い微粉末で、水や油等に濡れると透明
性の高いものであればよい。具体的に例えば、珪酸や珪
酸塩、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、酸化マ
グネシウム、酸化カルシウム、酸性白度、カオリン、ベ
ントナイト、セリサイト等の白色の微粉末であり、ま
た、これらの微粉末を数種類混合して使用してもよい。
しかし、白色無機微粉末で乾燥時には白い微粉末であっ
ても、濡れると透明にならず隠蔽力の高い酸化チタン粉
末などは不適当である。白色無機微粉末の量としては、
検査剤中5〜60重量%の範囲である。5重量%未満で
は、乾燥時に塗膜の白色度が弱く、漏洩箇所の識別性に
問題が生じ、また、60重量%を超えると濡れて発色す
る箇所の発色性が薄くなり検出性能および塗布の作業性
が悪くなる。なお、白色無機微粉末の粒径は好ましくは
10μm以下であり、10μmを超えると検出性能およ
び塗布の作業性が悪くなる。なお、本発明において白色
無機微粉末を用いるのは、貫通欠陥等があると微粉末の
場合、貫通欠陥等があると内部の液体を毛細管現象を利
用して吸い出し、塗膜上に広げる働きがあるためであ
り、また、白色としたのはバックグランドが白色の場合
が最も漏れの指示模様が見やすいことを考えて漏れの検
出感度を高めるようにしたものである。
は、乾燥時には白い微粉末で、水や油等に濡れると透明
性の高いものであればよい。具体的に例えば、珪酸や珪
酸塩、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、酸化マ
グネシウム、酸化カルシウム、酸性白度、カオリン、ベ
ントナイト、セリサイト等の白色の微粉末であり、ま
た、これらの微粉末を数種類混合して使用してもよい。
しかし、白色無機微粉末で乾燥時には白い微粉末であっ
ても、濡れると透明にならず隠蔽力の高い酸化チタン粉
末などは不適当である。白色無機微粉末の量としては、
検査剤中5〜60重量%の範囲である。5重量%未満で
は、乾燥時に塗膜の白色度が弱く、漏洩箇所の識別性に
問題が生じ、また、60重量%を超えると濡れて発色す
る箇所の発色性が薄くなり検出性能および塗布の作業性
が悪くなる。なお、白色無機微粉末の粒径は好ましくは
10μm以下であり、10μmを超えると検出性能およ
び塗布の作業性が悪くなる。なお、本発明において白色
無機微粉末を用いるのは、貫通欠陥等があると微粉末の
場合、貫通欠陥等があると内部の液体を毛細管現象を利
用して吸い出し、塗膜上に広げる働きがあるためであ
り、また、白色としたのはバックグランドが白色の場合
が最も漏れの指示模様が見やすいことを考えて漏れの検
出感度を高めるようにしたものである。
【0007】本発明に使用する着色顔料は、できるだけ
色調が濃く、コントラストの高い赤色等を有しているも
のがよい。白色無機微粉末が漏れてきた液体に濡れて透
明になったとき、この顔料の色が白色無機微粉末に邪魔
されずに見えることになる。その場合、できるだけ濡れ
ていない周囲とのコントラストがあることが識別性を高
めることになるため、使用する着色顔料は色調の濃いも
のがよい。なお、染料ではなく、顔料を用いるのは、例
えば漏洩物が水の場合は、水に溶解する染料では、結露
等による僅かな水に対してでも発色し、実用上検査が不
能になる場合が多いためである。
色調が濃く、コントラストの高い赤色等を有しているも
のがよい。白色無機微粉末が漏れてきた液体に濡れて透
明になったとき、この顔料の色が白色無機微粉末に邪魔
されずに見えることになる。その場合、できるだけ濡れ
ていない周囲とのコントラストがあることが識別性を高
めることになるため、使用する着色顔料は色調の濃いも
のがよい。なお、染料ではなく、顔料を用いるのは、例
えば漏洩物が水の場合は、水に溶解する染料では、結露
等による僅かな水に対してでも発色し、実用上検査が不
能になる場合が多いためである。
【0008】本発明に使用する着色顔料は、具体的に例
えば、不溶性アゾ顔料、銅フタロシアニン系顔料、キナ
クリドン系顔料またはジオキサジン顔料等の赤色系の顔
料や無機着色顔料として酸化鉄系などの着色顔料が挙げ
られる。着色顔料の量としては、漏洩検査剤中0.1〜
5重量%の範囲が好ましい。0.1重量%未満では漏洩
箇所の発色性が劣るため見にくく、また、5重量%を超
えると塗布面が全体的に着色するため、漏洩箇所とバッ
クグランドとの識別性が低下するため好ましくない。な
お、これらの着色顔料は、粉末以外に予め液体に分散し
たタイプの着色顔料を使用することも可能である。
えば、不溶性アゾ顔料、銅フタロシアニン系顔料、キナ
クリドン系顔料またはジオキサジン顔料等の赤色系の顔
料や無機着色顔料として酸化鉄系などの着色顔料が挙げ
られる。着色顔料の量としては、漏洩検査剤中0.1〜
5重量%の範囲が好ましい。0.1重量%未満では漏洩
箇所の発色性が劣るため見にくく、また、5重量%を超
えると塗布面が全体的に着色するため、漏洩箇所とバッ
クグランドとの識別性が低下するため好ましくない。な
お、これらの着色顔料は、粉末以外に予め液体に分散し
たタイプの着色顔料を使用することも可能である。
【0009】本発明に揮発性溶剤を使用するのは、塗布
性をよくすることおよび塗布した後短時間で乾燥した塗
膜を形成させるためである。そのため、溶剤は、速乾性
で臭気や毒性がなく、使用する白色無機微粉末および着
色顔料を分散できれば使用可能である。具体的に例え
ば、メチルアルコール、エチルアルコール、プロピルア
ルコール等のアルコール類やペンタン、ヘキサン、ヘプ
タン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、アセトン等のケ
トン類などが挙げられる。
性をよくすることおよび塗布した後短時間で乾燥した塗
膜を形成させるためである。そのため、溶剤は、速乾性
で臭気や毒性がなく、使用する白色無機微粉末および着
色顔料を分散できれば使用可能である。具体的に例え
ば、メチルアルコール、エチルアルコール、プロピルア
ルコール等のアルコール類やペンタン、ヘキサン、ヘプ
タン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、アセトン等のケ
トン類などが挙げられる。
【0010】また、本発明の漏洩検査剤は、必要に応じ
て、少量の分散剤、防錆剤、安定剤、凍結防止剤などを
添加してもよい。本発明の漏洩検査方法は、前記の漏洩
検査剤を用いる以外は通常の方法でよいが、例えば、検
査体の表面を予め水や洗浄液にて汚れ、油を除去し乾燥
させた後に、本発明の漏洩検査剤を10〜80g/m2
刷毛や塗料用のスプレーガン等により塗布したり、エア
ゾ−ルに充填して塗布する。
て、少量の分散剤、防錆剤、安定剤、凍結防止剤などを
添加してもよい。本発明の漏洩検査方法は、前記の漏洩
検査剤を用いる以外は通常の方法でよいが、例えば、検
査体の表面を予め水や洗浄液にて汚れ、油を除去し乾燥
させた後に、本発明の漏洩検査剤を10〜80g/m2
刷毛や塗料用のスプレーガン等により塗布したり、エア
ゾ−ルに充填して塗布する。
【0011】
【実施例】次に実施例、比較例により本発明をさらに詳
しく説明する。 実施例1 市販の炭酸マグネシウム微粉末(粒径1〜3μm)10
重量%、酸化マグネシウム微粉末(粒径1〜 5μm)
15重量%、ケイ酸微粉末(粒径1〜2μm)2重量%
に着色顔料としてシムラーブリリアントカーミン6B233S
(大日本インキ化学工業(株)製)2重量%、ノルマルヘ
プタン35重量%、エチルアルコール35重量%および
分散剤(商品名:「ノニオンOP-80R」、日本油脂(株)
製)1重量%を通常の攪拌機を使用して1500RPM
で30分攪拌し、良く混合分散させ、本発明の漏洩検査
剤を得た。得られた漏洩検査剤を同量のLPGと共に4
50mlのエアゾール缶に充填した。この漏洩検査剤を溶
接箇所全面に40g/m2の塗布量で塗布し、1時間放
置後、目視により観察した。漏洩箇所は白いバックグラ
ンドに対して鮮明な赤色で発色指示され明瞭に確認でき
た。なお、漏洩検査は下記の方法及び評価基準により、
漏洩検出性能、にじみによる拡大、バックグランドの色
調、欠陥個所のにじみの色調、結露による漏洩箇所の識
別性への影響を試験し、その結果を下記の評価基準によ
り総合性能評価を行った。その結果を表1に示した。に
じみによる拡大の有無は漏洩欠陥のある上記試験体を使
用して10分放置後に目視により観察した。結露による
漏洩箇所の識別性は、結露の発生環境試験機によりおこ
ない、その条件は湿度97%、気温20℃で1時間放置
後に目視により確認した。 [漏洩検査]溶接部にφ10μmの貫通孔2箇所、φ30
μmの貫通孔が1箇所存在する大きさ250mmφ×25
0mm×厚さ1mmの10Lステンレス容器(SUS30
4)に水を9リットル入れ、前記のエアゾ−ル缶に充填
した漏洩検査剤を溶接箇所全面に40g/m2の塗布量
で塗布し、1時間放置後に目視により観察した。 [漏洩検出性能の評価基準] ○:白いバックグランドに対して赤色の発色指示模様が
鮮明に確認できる。 △:発色指示模様がやや不鮮明である。 ×:発色指示模様が不鮮明で漏洩箇所が確認できない。 [総合評価基準] ○:良好。 △:やや劣る。 ×:劣る。
しく説明する。 実施例1 市販の炭酸マグネシウム微粉末(粒径1〜3μm)10
重量%、酸化マグネシウム微粉末(粒径1〜 5μm)
15重量%、ケイ酸微粉末(粒径1〜2μm)2重量%
に着色顔料としてシムラーブリリアントカーミン6B233S
(大日本インキ化学工業(株)製)2重量%、ノルマルヘ
プタン35重量%、エチルアルコール35重量%および
分散剤(商品名:「ノニオンOP-80R」、日本油脂(株)
製)1重量%を通常の攪拌機を使用して1500RPM
で30分攪拌し、良く混合分散させ、本発明の漏洩検査
剤を得た。得られた漏洩検査剤を同量のLPGと共に4
50mlのエアゾール缶に充填した。この漏洩検査剤を溶
接箇所全面に40g/m2の塗布量で塗布し、1時間放
置後、目視により観察した。漏洩箇所は白いバックグラ
ンドに対して鮮明な赤色で発色指示され明瞭に確認でき
た。なお、漏洩検査は下記の方法及び評価基準により、
漏洩検出性能、にじみによる拡大、バックグランドの色
調、欠陥個所のにじみの色調、結露による漏洩箇所の識
別性への影響を試験し、その結果を下記の評価基準によ
り総合性能評価を行った。その結果を表1に示した。に
じみによる拡大の有無は漏洩欠陥のある上記試験体を使
用して10分放置後に目視により観察した。結露による
漏洩箇所の識別性は、結露の発生環境試験機によりおこ
ない、その条件は湿度97%、気温20℃で1時間放置
後に目視により確認した。 [漏洩検査]溶接部にφ10μmの貫通孔2箇所、φ30
μmの貫通孔が1箇所存在する大きさ250mmφ×25
0mm×厚さ1mmの10Lステンレス容器(SUS30
4)に水を9リットル入れ、前記のエアゾ−ル缶に充填
した漏洩検査剤を溶接箇所全面に40g/m2の塗布量
で塗布し、1時間放置後に目視により観察した。 [漏洩検出性能の評価基準] ○:白いバックグランドに対して赤色の発色指示模様が
鮮明に確認できる。 △:発色指示模様がやや不鮮明である。 ×:発色指示模様が不鮮明で漏洩箇所が確認できない。 [総合評価基準] ○:良好。 △:やや劣る。 ×:劣る。
【0012】
【表1】
【0013】実施例2 実施例1で使用した同じ組成の漏洩検査剤を同じ方法で
調製した。また、実施例1で使用した同じ容器を使用し
て、容器内に水の代わりに灯油を張った後、実施例1と
同様な試験方法で、エアゾールにより溶接箇所全面に4
0g/m2の塗布量で塗布し、1時間放置後に目視によ
り漏洩箇所を観察した。漏洩箇所は白いバックグランド
に対して鮮明な赤色で発色指示され顔料が明瞭に確認出
来た。その結果を表1に示した。
調製した。また、実施例1で使用した同じ容器を使用し
て、容器内に水の代わりに灯油を張った後、実施例1と
同様な試験方法で、エアゾールにより溶接箇所全面に4
0g/m2の塗布量で塗布し、1時間放置後に目視によ
り漏洩箇所を観察した。漏洩箇所は白いバックグランド
に対して鮮明な赤色で発色指示され顔料が明瞭に確認出
来た。その結果を表1に示した。
【0014】実施例3 白色無機微粉末として炭酸マグネシウム微粉末(粒径1
〜3μm)11重量%、酸化マグネシウム微粉末(粒径
1〜 5μm)20重量%、赤色着色顔料としてシムラ
ーレッド 3014 (大日本インキ化学工業(株)製)
2重量%、ノルマルヘプタン33重量%、エチルアルコ
−ル33重量%および分散剤(商品名:「ノニオン LP-
20R」、日本油脂(株)製)1重量%とを入れ、実施例
1と同様の方法で混合分散させ漏洩検査剤を得た。得ら
れた漏洩検査剤を実施例1と同ようにエアゾールに充填
した。次に実施例1で使用した容器内に水を張り、エア
ゾールにより溶接箇所全面に40g/m2の塗布量で塗
布し、1時間放置後目視により観察した。その結果及び
漏洩検査剤組成を表1に示す。漏洩箇所は白いバックグ
ランドに対して鮮明な赤色で発色指示され確認できた。
〜3μm)11重量%、酸化マグネシウム微粉末(粒径
1〜 5μm)20重量%、赤色着色顔料としてシムラ
ーレッド 3014 (大日本インキ化学工業(株)製)
2重量%、ノルマルヘプタン33重量%、エチルアルコ
−ル33重量%および分散剤(商品名:「ノニオン LP-
20R」、日本油脂(株)製)1重量%とを入れ、実施例
1と同様の方法で混合分散させ漏洩検査剤を得た。得ら
れた漏洩検査剤を実施例1と同ようにエアゾールに充填
した。次に実施例1で使用した容器内に水を張り、エア
ゾールにより溶接箇所全面に40g/m2の塗布量で塗
布し、1時間放置後目視により観察した。その結果及び
漏洩検査剤組成を表1に示す。漏洩箇所は白いバックグ
ランドに対して鮮明な赤色で発色指示され確認できた。
【0015】実施例4 着色顔料をシムラーレッド ファーストレッド (大日本
インキ化学工業(株)製)に変えた以外は実施例3と同
様の方法で漏洩検査剤を得た。実施例1で使用したのと
同じ容器内に水の代わりに灯油を張った後、実施例1と
同様な試験方法で、エアゾールにより溶接箇所全面に4
0g/m2の塗布量で塗布し、1時間放置後に目視によ
り観察した。漏洩箇所は白いバックグランドに対して鮮
明な赤色で発色指示され明瞭に確認出来た。その結果を
表1に示した。
インキ化学工業(株)製)に変えた以外は実施例3と同
様の方法で漏洩検査剤を得た。実施例1で使用したのと
同じ容器内に水の代わりに灯油を張った後、実施例1と
同様な試験方法で、エアゾールにより溶接箇所全面に4
0g/m2の塗布量で塗布し、1時間放置後に目視によ
り観察した。漏洩箇所は白いバックグランドに対して鮮
明な赤色で発色指示され明瞭に確認出来た。その結果を
表1に示した。
【0016】実施例5 実施例1に準じて、表1に示す配合で漏洩検査剤を調製
し、実施例1と同様に性能評価をしてその結果を表1に
示した。
し、実施例1と同様に性能評価をしてその結果を表1に
示した。
【0017】実施例6 実施例1に準じて、表1に示す配合で漏洩検査剤を調製
し、実施例1と同様に性能評価をしてその結果を表1に
示した。なお、表1中記載の酸化マグネシウムは粒径1
〜3μmであるが、実施例6での酸化マグネシウム(*
印)だけは粒径30〜50μmのものを使用した。
し、実施例1と同様に性能評価をしてその結果を表1に
示した。なお、表1中記載の酸化マグネシウムは粒径1
〜3μmであるが、実施例6での酸化マグネシウム(*
印)だけは粒径30〜50μmのものを使用した。
【0018】比較例1 実施例1に準じて、表1に示す配合で、着色料として塩
基性染料:Aizen Cathilon Red 7BNH(土谷化学工業
(株)製)2重量%、ノルマルヘプタン70重量%、と
分散剤(商品名「ノニオンLP-20R」:日本油脂(株)製)1
重量%を混合して、攪拌機を使用して充分に分散させて
目的とする漏洩検査剤を得た。次に実施例1で使用した
容器内に、水を9L張り前記の漏洩検査剤をエアゾール
により溶接箇所全面に40g/m2の塗布量で塗布し、
同様に漏洩検査を行った。1時間放置後に漏洩箇所の確
認を行った。漏洩箇所は、白いバックグランドに対して
鮮明な赤色で発色指示され明瞭に確認出来た。その結果
を表1に示した。また、結露による漏洩識別性は、結露
の発生環境試験機によりおこない、その条件は湿度97
%、気温20℃で1時間放置後に目視により確認したと
ころ、全体のバックグランドが桃色になり漏洩箇所の識
別が不明確となった。
基性染料:Aizen Cathilon Red 7BNH(土谷化学工業
(株)製)2重量%、ノルマルヘプタン70重量%、と
分散剤(商品名「ノニオンLP-20R」:日本油脂(株)製)1
重量%を混合して、攪拌機を使用して充分に分散させて
目的とする漏洩検査剤を得た。次に実施例1で使用した
容器内に、水を9L張り前記の漏洩検査剤をエアゾール
により溶接箇所全面に40g/m2の塗布量で塗布し、
同様に漏洩検査を行った。1時間放置後に漏洩箇所の確
認を行った。漏洩箇所は、白いバックグランドに対して
鮮明な赤色で発色指示され明瞭に確認出来た。その結果
を表1に示した。また、結露による漏洩識別性は、結露
の発生環境試験機によりおこない、その条件は湿度97
%、気温20℃で1時間放置後に目視により確認したと
ころ、全体のバックグランドが桃色になり漏洩箇所の識
別が不明確となった。
【0019】比較例2 比較例1で使用した同様の組成の漏洩検査剤を使用し
て、容器内に水の代わりに灯油を張った後、同様に漏洩
検査を行った。1時間放置後に漏洩箇所の確認を行った
結果、水溶性染料は、灯油に溶解しないため、漏洩箇所
は白いバックグランドに対して発色指示は全く示さず明
瞭に確認出来なかった。その結果を表1に示した。
て、容器内に水の代わりに灯油を張った後、同様に漏洩
検査を行った。1時間放置後に漏洩箇所の確認を行った
結果、水溶性染料は、灯油に溶解しないため、漏洩箇所
は白いバックグランドに対して発色指示は全く示さず明
瞭に確認出来なかった。その結果を表1に示した。
【0020】比較例3〜7 実施例1に準じて、表1の配合で漏洩検査剤を調製し、
実施例1と同様に評価をしてその結果を表1に示した。
実施例1と同様に評価をしてその結果を表1に示した。
【0021】表1より、本発明の実施例1〜5ともに漏
洩箇所は白いバックグランドに対して鮮明な赤色で発色
指示され明瞭に確認でき、総合性能評価も良好であっ
た。なお、実施例6は粒径30〜50μmの酸化マグネ
シウムを使用したため、孔径10μmの漏洩検出性能は
やや劣ったが、孔径30μmの漏洩検出性能はよく、他
の性能もよく、総合性能評価も良好であった。これに対
し、着色顔料の代わりに塩基性染料を使用した比較例1
は水に対し、にじみによる拡大はあるが、結露による漏
洩識別性への影響があり、総合性能評価はやや劣り、ま
た、比較例2は灯油に対する漏洩箇所のにじみの発色が
ないため漏洩検出能が劣り、総合性能評価も劣ってい
た。比較例3および比較例4は白色無機微粉末の添加量
が適切でなく孔径30μmの漏洩検出性能はやや劣り、
孔径10μmは検出できなかった。比較例5は着色顔料
の添加量が0.05重量%と少なく孔径30μmの漏洩
検出性能はやや劣り、孔径10μmは検出できなかっ
た。比較例6は着色顔料の添加量が6重量%と多いた
め、バックグランドの色調は桃色であり、漏洩検出性能
も劣ったが、総合性能評価は劣っていた。また、白色無
機微粉末として粒径1〜3μmの酸化チタン微粉末を使
用した比較例7は濡れても透明にならず漏洩箇所のにじ
みが見えず漏洩箇所は確認ができなかった。
洩箇所は白いバックグランドに対して鮮明な赤色で発色
指示され明瞭に確認でき、総合性能評価も良好であっ
た。なお、実施例6は粒径30〜50μmの酸化マグネ
シウムを使用したため、孔径10μmの漏洩検出性能は
やや劣ったが、孔径30μmの漏洩検出性能はよく、他
の性能もよく、総合性能評価も良好であった。これに対
し、着色顔料の代わりに塩基性染料を使用した比較例1
は水に対し、にじみによる拡大はあるが、結露による漏
洩識別性への影響があり、総合性能評価はやや劣り、ま
た、比較例2は灯油に対する漏洩箇所のにじみの発色が
ないため漏洩検出能が劣り、総合性能評価も劣ってい
た。比較例3および比較例4は白色無機微粉末の添加量
が適切でなく孔径30μmの漏洩検出性能はやや劣り、
孔径10μmは検出できなかった。比較例5は着色顔料
の添加量が0.05重量%と少なく孔径30μmの漏洩
検出性能はやや劣り、孔径10μmは検出できなかっ
た。比較例6は着色顔料の添加量が6重量%と多いた
め、バックグランドの色調は桃色であり、漏洩検出性能
も劣ったが、総合性能評価は劣っていた。また、白色無
機微粉末として粒径1〜3μmの酸化チタン微粉末を使
用した比較例7は濡れても透明にならず漏洩箇所のにじ
みが見えず漏洩箇所は確認ができなかった。
【0022】
【発明の効果】本発明は、試験体から漏洩した水や油な
どの液体で濡れたとき、その部分が発色し、他の部分と
区別できることを特徴とする漏洩検査剤であり、水張り
試験などでも事前に水に特別な薬剤等を添加する必要が
ない。また、特別な機械や装置を用いないで簡単に、し
かも高い感度で検出することで、漏れ箇所及び貫通欠陥
を容易に見つけることのできる方法である。また、この
方法は、試験体が若干結露し、湿った状態であっても、
十分漏れ部を検出することができる。また、漏れてくる
ものが液体であれば、その種類に関係なく使用できる利
点がある。
どの液体で濡れたとき、その部分が発色し、他の部分と
区別できることを特徴とする漏洩検査剤であり、水張り
試験などでも事前に水に特別な薬剤等を添加する必要が
ない。また、特別な機械や装置を用いないで簡単に、し
かも高い感度で検出することで、漏れ箇所及び貫通欠陥
を容易に見つけることのできる方法である。また、この
方法は、試験体が若干結露し、湿った状態であっても、
十分漏れ部を検出することができる。また、漏れてくる
ものが液体であれば、その種類に関係なく使用できる利
点がある。
Claims (2)
- 【請求項1】 揮発性溶剤と、濡れると透明になり乾燥
すると不透明になる白色無機微粉末と、着色顔料とを実
質的主成分としてなり、前記白色無機微粉末が5〜60
重量%、着色顔料が0.1〜5重量%である漏洩検査
剤。 - 【請求項2】 請求項1記載の漏洩検査剤を検査物表面
に塗布し、その乾燥塗膜が検査物内部から漏れてくる液
体と接触したときの色調の変化により漏洩を検出する漏
洩検査方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30276996A JPH10142166A (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | 漏洩検査剤および漏洩検査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30276996A JPH10142166A (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | 漏洩検査剤および漏洩検査方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10142166A true JPH10142166A (ja) | 1998-05-29 |
Family
ID=17912919
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30276996A Pending JPH10142166A (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | 漏洩検査剤および漏洩検査方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10142166A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004286588A (ja) * | 2003-03-20 | 2004-10-14 | Nof Corp | 漏洩検査剤 |
JP2011254054A (ja) * | 2010-06-04 | 2011-12-15 | Chubu Electric Power Co Inc | 漏油判別方法 |
JP2017082804A (ja) * | 2015-10-22 | 2017-05-18 | 株式会社ブリヂストン | 管継手 |
CN107626614A (zh) * | 2017-09-30 | 2018-01-26 | 洛阳Lyc轴承有限公司 | 一种渗透检测预清洗方法 |
CN110579322A (zh) * | 2019-09-24 | 2019-12-17 | 开沃新能源汽车集团有限公司 | 一种环卫车罐体密封性检验方法 |
CN112763153A (zh) * | 2020-12-11 | 2021-05-07 | 重庆大唐国际武隆水电开发有限公司 | 一种管道液体渗漏点无损检测方法 |
-
1996
- 1996-11-14 JP JP30276996A patent/JPH10142166A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004286588A (ja) * | 2003-03-20 | 2004-10-14 | Nof Corp | 漏洩検査剤 |
JP2011254054A (ja) * | 2010-06-04 | 2011-12-15 | Chubu Electric Power Co Inc | 漏油判別方法 |
JP2017082804A (ja) * | 2015-10-22 | 2017-05-18 | 株式会社ブリヂストン | 管継手 |
CN107626614A (zh) * | 2017-09-30 | 2018-01-26 | 洛阳Lyc轴承有限公司 | 一种渗透检测预清洗方法 |
CN110579322A (zh) * | 2019-09-24 | 2019-12-17 | 开沃新能源汽车集团有限公司 | 一种环卫车罐体密封性检验方法 |
CN112763153A (zh) * | 2020-12-11 | 2021-05-07 | 重庆大唐国际武隆水电开发有限公司 | 一种管道液体渗漏点无损检测方法 |
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