JPS5915842A - 浸透探傷用浸透液及び浸透探傷法 - Google Patents

浸透探傷用浸透液及び浸透探傷法

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JPS5915842A
JPS5915842A JP12441982A JP12441982A JPS5915842A JP S5915842 A JPS5915842 A JP S5915842A JP 12441982 A JP12441982 A JP 12441982A JP 12441982 A JP12441982 A JP 12441982A JP S5915842 A JPS5915842 A JP S5915842A
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liquid
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中村 修二郎
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TOKUSHU TORYO KK
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/88Investigating the presence of flaws or contamination
    • G01N21/91Investigating the presence of flaws or contamination using penetration of dyes, e.g. fluorescent ink

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、浸透探傷用浸透液及び該浸透液を用いて行な
う浸透探傷方法に関する。
本発明は、白色光(可視光)の下では鮮明な赤色を呈す
る欠陥指示模様によって被検査物表面に存在する開口欠
陥部の巾、長さ及び開口形状を指示するとともに紫外線
灯の下では当該欠陥指示模様が呈する赤〜黄の螢光色の
螢光輝度の明暗によって被検査物表面に存在する開口欠
陥部の深さの程度を指示することができる浸透探傷用浸
透液の提供を目的とする。
また、本発明は、一種類の浸透液を一回施用するだけで
、被検査物表面に存在する開口欠陥部の巾、長さ及び開
口形状の検知とその開口欠陥部の深さの程度の検知との
二種の検査を行なうことができる浸透探傷法を提供する
ことを目的とする。
更に、本発明の最大の目的は、被検査物表面に存在する
開口欠陥部の大きさく開口面積)とその深さとの関係を
的確に知ることができ、その結果、開口面積が大きくて
も深さが浅い欠陥部、開口面積が微小であっても深さが
深い欠陥部等の選別を確実に行なうことができる浸透探
傷法を提供するところにある。
浸透探傷法は、非破壊検査法の代表的なものとして、一
般によく知られている周知の探傷法である。この探傷法
は、鋳造品、機械部品等の表面や構造物等の浴接部表面
の微細な表面開口欠陥部の探傷に汎用されている。今、
その代表的操作態様を掲げれば次の通りである。
即ち、浸透探傷法は、先づ可視染料(通常、赤色)  
           又は螢光染料(通常、紫外線灯
下で黄〜黄緑色)を溶解している溶媒を必須成分とする
浸透液を被検査物表面に均一に付着させ、所定時間放置
し、この間に被検査物表面に存在する開口欠陥部中に浸
透液を浸透させるーこの操作を「浸透操作」と呼ぶ。−
6次に開口欠陥部内に浸透せずに被検査物表面に残留し
ている余剰浸透液を水又は溶剤を用いて除去する−この
操作を1洗浄操作」と呼ぶ。−0この洗浄操作が終了し
た段階では浸透液は欠陥部内のみに残留している状態に
ある。しかし、このままの状態では浸透液の存在が検知
しにくいので、次に被検査物表面に、白色微細無機粉末
を水に分散させたもの(「湿式現像剤」と呼ばれている
。)又は白色微細無機粉末を揮発性溶剤に分散させたも
の(「速乾式現像剤」と呼ばれている。)を付着させ、
水又は溶剤をとばして、白色微細無機粉末の均一な層を
形成し、層を形成している粉末粒子間の毛細管現象によ
って欠陥部内に浸透している浸透液を吸出させて層の表
面に浸透液によるニジミ模様を現出させることによって
、開口欠陥部を拡大して検知を容易にするーこの操作を
「現像操作」と呼ぶ。−0次に、ニジミ模様、換言すれ
ば欠陥指示模様を、可視染料の場合には白色光の下で、
螢光染料の場合には紫外線灯(「ブラックライト」と呼
ばれている。)の下で観察し、開口欠陥部の有無、開口
欠陥部の位置、開口欠陥部の巾、長さ、開口形状を検知
する−この操作を「検査操作」と呼ぶ。−ことからなる
一連の操作によって行われている探傷法である。
次に、上記浸透探傷法に用いられている周知の浸透液に
ついて説明する。基本的には、■水溶性染料である可視
染料又は螢光染料とこれを溶解している水とからなる浸
透液、■油溶性染料である可視染料又は螢光染料とこれ
を溶解している有機溶剤とからなる浸透液、■油溶性染
料である可視染料又は螢光染料を界面活性剤を用いて水
又は水−アルコール系溶媒に溶解している浸透液の■〜
■のタイプがある。そして、■には通常、濡れ性等を改
良するだめの界面活性剤及び被検査物の発錆を防止する
だめの防錆剤が配合されている。■には、「洗浄操作」
において溶剤(例えばアルコール、アセトン、ガソリン
等)を用いて除去するものと水を用いて除去するものと
があシ、後者では水洗時の乳化のために必ず界面活性剤
が配合されている。■にも、通常、防錆剤が配合されて
いる。尚、■、■は「洗浄操作」において水を用いて除
去される。また、■の内の水を用いて除去するもの及び
■には、水洗性を改良するため不揮発性芳香族炭化水素
が配合される例も知られている。
さて、浸透探傷法は前掲の操作態様により上記した種々
の浸透液を用いて行われているものであるが、従来、一
般には、可視染料を用いた浸透剤を使用して検査操作を
白色光下で行なう場合を1染色浸透探傷法」と呼び、螢
光染料を用いた浸透剤を使用して検査操作を紫外線灯下
で行なう場合を「螢光浸透探傷法」と呼び、両法は判然
と区別されており、あまり精度を要求されず簡便さが要
求されるケース(極めて微細な欠陥まで検知する必要が
ない場合)には前者が、高精度を要求されるケース(微
細な欠陥まで検知する必要がある場合)には後者が適用
されている。
ところが、「染色浸透探傷法」並びに「螢光浸透探傷法
」に共通する欠点は、被検査物表面に存在する開口欠陥
部の巾、長さ及び開口形状についてははソ的確に検知で
きるが、当該欠陥部の深さまで検知することは困難であ
るという点である。
もつとも、両浸透探傷法において、開口欠陥部の深さに
略比例して欠陥指示模様にシミ模様)のニジミ面積が大
きくなる現象はよく知られており、この現象を利用して
開口欠陥部の深さを知る試みも提案されているところで
あって、「現像操作」直後(現像剤施用後1〜5分後)
に現像剤層上に略同じ11、長さの二ヶのニジミ模様が
現出した場合において、一定時間経過後に、一方のニジ
ミ模様の大きさが、他方のそれよりも大きくなった場合
には、ニジミ模様の大きい方の欠陥部は他方の欠陥部よ
シも深いものと判断する手法である。しかしながら、こ
の手法は理論的には可能であっても、実用化には到って
いない。その理由は、二ヶのニジミ模様が拡大して行き
、一方のニジミ模様の拡大が停止し、他方のニジミ模様
のみが更に拡大を続けて行き、両者間に判然とした大き
さの差ができる迄の時間が非常に長く(通常1+)〜稔
時間以上)か−る点並びに欠陥指示模様がニジミによっ
て拡大して行けば、当然、「染色浸透探傷法」おいては
ニジミ模様の色濃度は淡くなって行き、「螢光浸透探傷
法」においてはニジミ模様の螢光輝度は低下して行くの
で指示が不鮮明となる点の二点がネックとなっているこ
とにある。
一方、両浸透探傷法が実施される場合に、開口欠陥部の
巾、長さ及び開口形状とともに当該欠陥部の深さまでも
的確に検知できる場合には、様々な利益が期待できる。
例えば、当業界においては、対象製品について浸透探傷
を行なった結果、開口欠陥部が検出された場合にも、当
該製品を破棄することなくその欠陥部を削如取ってしま
うという補修を行なうケースがしばしば見られるが、か
kるケースにおいて浸透探傷によって検出された開口欠
陥部が削υ取りによって補修可能な深さの良性欠陥なの
か、或いは補修不可能なまでに深い悪性欠陥かの欠陥の
性質による選別が可能となるのである。
本発明者は、上述の通シの現況に鑑み、被検査物表面に
存在する開口欠陥部の巾、長さとその深さとの関係を、
一種類の浸透液を一回施用するだけで知ることができる
浸透探傷法を求めて検討を続けて来たものである。
そして、本発明者は、白色光の下で鮮明な可視色を呈し
紫外線灯下では螢光を呈する染料が、一定濃度以上溶解
されている液体は、その存在量が増加するにつれて白色
光下での可視色は濃くなっていくが紫外線灯下での螢光
輝度は一定存在量のときをピークとして後は存在量が増
加するにつれて逆に低下していく現象−この現象を「濃
度消光現象」と呼ぶ。−に着目し、系統的な研究、実験
を重ねた結果、本発明を完成したのである。
即ち本発明は、染料と該染料を溶解している溶媒とを必
須成分とする浸透探傷用浸透液において、白色光の下で
は赤色を呈し且つ紫外線灯の下では赤〜黄色螢光を呈す
る染料(以下、単に「赤色螢光染料」と略称する。)を
、該染料が溶解されている液体が濃度消光現象を起す濃
度以上溶解している浸透探傷用浸透液及びこの浸透液を
使用する浸透探傷法である。
以下に、本発明の構成、効果を説明する。
先づ、「濃度消光現象」について詳述する。この現象は
、既に知られている光学的現象であり、理論的にも様々
な角度から論じられているが、具体的に実験例を挙げて
説明すれば次の通りである。
火験例 す 赤色螢光染料としてオイル・スカーレット 308−商
品名:オリエント化学(株)製:C0工、 Nameソ
ルベントレッド18−を用い、これをイソプロピμアル
コー/L’1部(重量部を意味する。以下同じ。)、エ
チルカルピトー/I/70部からなる溶媒に、1部溶解
した液をA液とし、同じく5部溶解した腋をB液とし、
同じ(io部溶解した液をC液とする。
白色微細無機粉末−市販の速乾式現像剤に用いられてい
る粉末(DN−6008:商品名:特殊塗料(株)製:
エアゾールタイプ:に用いられている糎径0.05〜0
.5μの範囲内にある塩基性炭酸マグネシウム粉末と無
水ケイ酸粉末との混合粉末)−に、上記A−、−C液を
、その量を種々変えてそれぞれ存在(吸着)させた測定
試料を作成し、各試料の紫外線灯下における螢光輝度を
八木式螢光光度計(フィルターは02:黄色を使用)を
用いて測定するとともに各試料の白色光下における赤色
濃度を色沢計:電子式フォトポルト光電光度計:東京重
色工業(株)製(フィルターはR:赤色を使用)を用い
て吸収光量として測定した。また、缶液の上記粉末への
飽和吸着量は約1ml/lであった。
尚、飽和吸着量とは、′吸油量1と類似した概念であシ
、本発明においては、一定量の現像剤粉末(乾燥)に対
して浸透液を徐々に加えて行くとき、浸透液を吸着して
いる粉体粒子と吸着していない粉体粒子とが混在してお
らず、また全粉末によっても吸着しきれない浸透液は存
在せず、全ての粉体粒子に均−且つ充分に浸透液が吸着
するに到った状態を「飽和吸着」と呼び、このときに使
用された浸透液量を「飽和吸着量」と呼ぶ。そして粉末
量1g当りの浸透液量g/とじて表わしている。
第1図は螢光輝度についての結果を示し、第2図は赤色
濃度についての上記実験結果を示1−でいる。
第1図は、横軸に粉末に対する缶液の吸着量(ml/f
/)をとり、縦軸に螢光輝度(チ、但し、図中Cにおい
てピーク値を示したものを10ロチとして表している。
)をとって、染料濃度及び吸着量(存在量)と螢光輝度
との関係を示すものである。
第1図に示されている通り、A液(染料1部溶解)の場
合には、吸着量の増加に従って螢光輝度も上昇していき
、飽和吸着量の場合には、B液、C液の飽和吸着量の場
合ど比較してはるかに高い螢光輝度である。
Bg!(染料5部溶解)の場合には、比較的小量の吸着
量のときに最高の螢光輝度であり、このときの吸着量よ
シも増加すると螢光輝度は若干低下し、その後は吸着量
が増加していっても、螢光輝度は横ばい状態を示し、飽
和吸着量の場合にも殆んど変らず、全体に螢光輝度の変
化が少ない。
C液(染料l13部溶解)の場合には、ごく小量の吸着
量のときに最高の螢光輝度であり、このときの吸着量よ
シも増加すると螢光輝度は急激に低下し、その後吸着量
が増加するにつれて螢光輝度は徐々に低下していき、飽
和吸着量の場合には、最高螢光輝度の約−の輝度にまで
低下してしまっている。
第2図は、横軸に粉末に対する缶液の吸着量(Ml/f
 )をとり、縦軸に吸収光量(係、但し、図中Cにおい
てピーク値を示したものを100チとして表してしる。
)をとって、染料濃度及び吸着量と吸収光量(赤色濃度
)との関係を示すものである。
第2図に示されている通シ、A液(染料1部溶解)の場
合には、吸着量の増加に従って吸収光量も飽和吸着量ま
で直線的に増加していく。飽和吸着量の場合の吸収光量
は約50チである。
B液(染料5部溶解)の場合にも、吸着量の増加に従っ
て吸収光量も飽和吸着量まで直線的に増加し7ていく。
飽和吸着量の場合の吸収光量は約75チである。
C液(染料1+)部溶解)の場合には、吸着量の増加に
従って吸収光量も直線的に増加していくが約80チを越
えると吸収光量の増加はゆるやかになる。
飽和吸着量の場合の吸収光量は100チである。
上記実験結果に見られる通シ、オイpスカーレ−/ )
 ”30Bなる赤色螢光染料は、液中の染料濃度が1部
、5部、l(1部と濃くなると腋自体の白色光下での赤
色濃度も濃くなっており(缶液の飽和吸着量の吸収光量
を参照のこと。)、同時に、いづれの染料濃度の場合に
も吸着量の増加にともなって赤色濃度も直線的に増加し
て濃くなっていく。
ところが、紫外線灯下での螢光輝度については、液中の
染料濃度が1部、5部、10部と濃くなると、液自体の
螢光輝度は逆に低くなっており(缶液の飽和吸着量の螢
光輝度を参照のこと。)、更に、吸着量の増加にともな
う螢光輝度の変化は、液の染料濃度によってそれぞれ全
く異っているのである。即ち、1部の場合には、白色光
下での赤色濃度の変化と略同様であるが、5部の場合に
は吸着量が増加していっても螢光輝度の変化は全過程を
通じて殆んど起らす略一定を保っているのであり、10
部の場合には、ごく小量の吸着量のときにピークを示し
た後は吸着量の増加にともなって螢光輝度は逆に低下し
ていくのであシ、このl+1部の場合の現象が、本発明
にいう濃度消光現象である。
即ち、オイルスカーレット1308なる赤色螢光染料は
、これを一定濃度以上(上記実験例においては10部)
溶解している液体に濃度消光現象を起こさせる染料なの
である。
本発明者は、現在市販されている赤色螢光染料について
も、試験を行ない、その結果、赤色螢光染料、男前すれ
ば白色光の下では赤色を呈し且つ紫外線灯の下では赤〜
黄色螢光を呈する染料である限シ、全て濃度消光現象を
起こさせるものであることが確認でき、しかも驚くべき
ことには、その染料濃度及び吸着量の数値についても上
記実験例におけるものと略共通したものであることを確
認した。
尚、濃度消光現象を起こさせる染料は、赤色螢光染料に
限られるものではなく、白色光の下では黄色を呈し且つ
紫外線灯の下では黄〜黄緑色螢光を呈する染料や、白色
光の下では青色を呈し且つ紫外線灯の下では青〜青緑色
螢光を呈する染料の場合にも濃度消光現象を起こさせる
が、本発明においては、検知時のコントラスト等の観点
から対象を赤色螢光染料に特定している。
今、本発明者が試験によって前出オイルスカーレ・) 
”30Bと同効のものであることを確認している各種染
料を挙けると次の通シである。
水溶性染料 ローダミンG : C,■、Nameベーシックレッド
80−ダミン6G: C,1,Namθベーシックレッ
ド10−ダミンB : C,■、 Nameベーシック
バイオレットlOスμホローダミンBG:ヘキスト社製 フルオレセイン:C3■、IJameアシッドイエロー
73フクシン: C,1,Namθベージ・アクバイオ
レット14エオンンY : C,工、Namθアシッド
レット87食用赤色105号二ローズベンガ)v:C,
■、Nameアシッドレッド94 ・クオクーレッドIIc:双葉化学研究所(株)製つォ
タービンク2:オリエント化学(株)製つオターレッド
2:I ウオターレッド9;I アルコール溶性染料 食用赤色2旧号ニジブロモ・フレオレセンイ:C,1,
N amθ ピグメントオレンジ51オプラヌレツド”
330 : C,■、Namθディスパーレッド9ダイ
ト−アクリルプリμピンク′EL:大束化学C株)製ソ
ルベントレッドFR:双葉化学研究所(株)製ローダミ
ン・ベースFB:C,工、Namθソルベントレヴド4
9油溶性染料 オイルピンク”312 :オリエント化学C株)製オイ
ルピンクOP:オリエント化学(株)製本発明は、上述
した濃度消光現象を利用したものである。
即ち、本発明に係る浸透探傷用浸透液は、濃度消光現象
を起す液体であり、換言すれば、上記夾瞼例に用いてい
るオイルスカーレットナ308をはじめとする止揚の各
種赤色螢光染料を、該染料が溶解されている液体が濃度
消光現象を起す濃度以上溶解している液体からなる浸透
探傷用浸透液である。
従って、本発明に係る浸透液は、使用される各種赤色螢
光染料の溶解濃度を除けば処方的には前記した従来の■
〜■のタイプの浸透液と同様のものであり、界面活性剤
、防錆剤、不揮発性芳香族炭化水素等が配合されること
があるのも従来の場合と全く同じである。
しかし、本発明に係る浸透液は、浸透液が濃度消光現象
を起すか、否か、換言すれば浸透液が濃度消光現象を起
す濃度以上に赤色螢光染料が溶解されているか、否かの
点で従来の浸透液とは判然と区別されるものである。
即ち、従来の公知浸透液で濃度消光現象を起すものは皆
無であり、当然、浸透液が濃度消光現象を起す濃度以上
に赤色螢光染料が溶解されているものは存在しない。
するが紫外線灯下では螢光を呈しない非螢光の赤色染料
(例えばC・工、 Nameソルベントレッド19.2
3.24.27等)が選定され、浸透液100部中に1
〜3部程度が溶解されている。この浸透液は第2図中の
C線の変化とはy同形のパターンを示すものである。ま
だ、前記「螢光浸透探傷法」に用いられている従来の浸
透液に使用されている染料としては、白色光の下では白
色、黄色を呈し紫外線灯の下では鮮明な黄〜黄緑色の螢
光を呈する螢光染料液の場合には浸透液100部中に0
.1〜1部程度が溶解されており、高感度浸透液の場合
には浸透液100部中に1〜5部程度が溶解されている
。前者の浸透液は第1図中のA線の変化とはソ同形のパ
ターンを示し、後者は第1図中のB線の変化とほぼ同形
のパターンを示すものである。
もつとも、赤色螢光染料を使用した浸透液の例が皆無と
いう訳ではなく、本発明者が知る限りにおいて、近時、
次の数例が提案されている。
即ち、英国のRoCo1社が発表している’Rocol
FIOW FlncL8r Penetrant’なる
商品名の浸透液や米国のMagnaflux社が発表し
ている” 5potcheck1)enetrant 
Type 5KL−4−B”なる商品名の浸透液であり
、これ等の浸透液は「染色浸透探傷法」と「螢光浸透探
傷法」との両方法に適用できるものとされており、白色
光の下では赤色を、紫外線灯の下では赤黄色の螢光を呈
するものではある。しかしながら、勿論、濃度消光現象
を起すものではなく、紫外線灯下ではその存在量の如何
にか!わらず略均−な螢光輝度を呈するものである。事
実、これ等の浸透液を用いて上記実験例と同様の実験を
行ったところ第1図中のB線の変化及び第2図中のC線
の変化とはソ同形のパターンを示すものであることが確
認され、これ等の浸透液は可能な限り紫外線灯下におけ
る存在量(現像剤層への吸着′!i)の変化による螢光
輝度の変化を避けるべく処方されたものであって、染料
の濃度は浸透液100部中に5〜5部程度溶解されてい
るものと推定される。
次に本発明に係る浸透液の浸透探傷特性について説明す
る。
前記の通り、「現像操作」時には、被検査物表面には白
色微細無機粉末のはソ均−厚さの層が形成されておシ、
層を形成している粉末粒子間の毛細管現象によって欠陥
部内に浸透している浸透液が吸出されて層の表面に浸透
液によるニジミ模様(欠陥指示模様)が形成され、「検
査操作」においてこの欠陥指示模様を観察することによ
り欠陥の検知が行われるが、この場合、層を形成してい
る粉体への浸透液の吸着量と欠陥指示との関係を、従来
の各種浸透液及び本発明に係る浸透液について見ると次
の通りである。
川、上記の非螢光の赤色染料を使用した従来の浸透液は
、第2図のC線の変化と同じパターンを示すものである
から、白色光下で、粉体への浸透液の吸着量が多いほど
、濃く鮮明な欠陥指示が得られ、粉体への浸透液の吸着
量が少ないと欠陥指示は淡く不鮮明となるものである。
従って、開口面積と深さとがともに小さい欠陥について
は該欠陥中の浸透液の量が少ないので欠陥指示は淡くな
り、見落されて検知できないこともあり、また深い欠陥
であっても開口面積が非常に小さい欠陥については該欠
陥中の浸透液が層の表面まで充分吸出されないのでやは
り欠陥指示が淡くなり、見落されて検知できないことも
ある。
(2)、上記の螢光染料を使用した従来の一般用浸透液
は、第1図のA線の変化と同じパターンを示すものであ
るから、紫外線灯下で、粉体への浸透液の吸着量が多い
ほど明るく輝く鮮明な欠陥指示が得られ、粉体への浸透
液の吸着量が少ないと欠陥指示は暗く不鮮明となるもの
である。従って、この場合にも開口面積と深さとがとも
に小さい欠陥や深い欠陥であっても開口面積が非常に小
さい欠陥が検知できないことがあるが、螢光を利用して
いるので層の表面近くまでは吸出されているが、いまだ
層の表面には到っていない浸透液についてもその螢光を
認識できるので、川と比較すればより小さい欠陥まで検
知できる。
(31、上記の螢光染料を使用した従来の高感度浸透液
は、第1図のB線の変化と同じパターンを示すものであ
るから、紫外線灯下で、粉体への浸透液の吸着量に関係
なく欠陥指示ははソ一定l〜た明るさを呈するものであ
る。従って、この場合には、開口面積と深さとがともに
小さい欠陥や深い欠陥であっても開口面積が非常に小さ
い欠陥についても、開口面積と深さがともに大きい欠陥
についての欠陥指示とはソ同じ輝度を呈する欠陥指示を
もって検知することができる。
14+、上記の赤色螢光染料を浸透液100部中に5部
程度溶解させ溶解させた従来の特殊浸透液は、白色光下
では第2図のC線の変化と同じパターンを示すものであ
如、当然、白色光下で、111と同一のものであり、紫
外線灯下では第1図のB線の変化と同じパターンを示す
ものであり、当然紫外線灯下で+31と同一のものであ
る。
15)、一方、本発明に係る浸透液は、白色光下では、
第2図C線の変化を示すものであるから、白色光下で、
川と同一のものであるが、紫外線灯下では、第1図C#
iIの変化を示すものであるから、く輝く鮮明なものと
なる。従って、紫外線灯下では、開口面積と深さとがと
もに小さい欠陥については該欠陥中の浸透液の量が少な
いので欠陥指示は明るく鮮明となり、見落されることな
く検知でき、また深い欠陥であっても開口面積が非常に
小さい欠陥については該欠陥中の浸透液が層の表面まで
充分吸出されていない時点では、粉体への浸透液の吸着
量が少ないので欠陥指示は明るく鮮明とがシ、見落され
ることガく検知でき、当該欠陥中の浸透液が層の表面ま
で充分吸出された時点では、粉体への浸透液の吸着量が
多くなるので欠陥指示は暗くなる。尚、紫外線灯下にお
ける欠陥指示模様の明→暗又は暗→明の変化は、螢光輝
度の変化であるため顕著に検知できる。
゛  即ち、本発明に係る浸透液は、白色光の下では、
従来の非螢光の赤色染料を使用した浸透液の場合と全く
同様に、粉体への侵透液の吸着量が多い程、換言すれば
欠陥中の浸透液の量が多い程、更に換言すれば欠陥の容
量(開口面積×深さ)が大きい程、欠陥指示は濃く鮮明
となり、逆に欠陥の容量が小さい程欠陥指示は淡く不鮮
明となり、紫外線灯の下では、従来の螢光染料又は赤色
螢光染料を使用した浸透液の場合とは全く異なり、粉体
への浸透液の吸着量が少ない程、換言すれば欠陥中の浸
透液の量が少ない程、更に換言すれば欠陥の容量が小さ
い程欠陥指示は明るく鮮明となシ、逆に欠陥の容量が大
きい程欠陥指示は暗くなるという特性を持つものである
。そして、この特性を利用すれば、白色光下においては
欠陥部の巾、長さ及び開口形状を検知し、紫外線灯下に
おいてはその欠陥部の容量、換言すれば深さの程度を検
知することができるのである。しかも後述する如く、白
色光下における検査結果と紫外線灯下における検査結果
とをオーバラップさせて分析することによって欠陥部の
性質までも知ることが可能となるのである。
次に、本発明に係る浸透液の処方についてより詳しく説
明する。
本発明に係る浸透液の処方は、基本的には、赤色螢光染
料とこれを溶解している溶媒とからなシ、赤色螢光染料
は浸透液が濃度消光現象を起す濃度以上溶解されていな
ければならない。
赤色螢光染料としては、白色光の下では赤色を呈し且つ
紫外線灯の下では赤〜黄色螢光を呈する染料であれば全
て使用できる。より具体的には前掲の各種市販の赤色螢
光染料がある。前掲のものより一種又は二種以上を選定
すればよい。
赤色螢光染料を溶解する溶媒は、使用する染料を充分溶
解する能力をもつ液体でなければならないことは当然の
ことであるが、浸透液の主剤となるものであるから、溶
解能以外にも次の項目を基準として選ぶべきである。
表面張力が低いこと。(好壕しくは52cly n e
/rss以下)更に、望ましくは、低毒性、不燃性、安
価であるものを選ぶべきである。
具体的には、水、エチルアルコール若しくはイソプロピ
ルアルコールの如きアルコール類、酢酸エチル、酢酸ブ
チルの如きエステル類、エチμセクチルフタレート、ト
リクVジルフォスフェート、ジブチルセバケート、ジエ
チルフタレート等の高分子エステル類から染料の種類に
応じて一種又は二種以上を選定すればよい。
赤色螢光染料が溶解されている浸透液が濃度消光現象を
起す濃度は、使用する染料の種類によって異なるが、浸
透液100部に対して11)部程度以上が溶解されてい
る場合には、赤色螢光染料の種類を問わず、前掲実験例
に示している通りの濃度消光現象が顕著に起きる。また
、染料の量をあまりに大量とすることは、液の粘度上昇
、コストアップ等の点で得策ではなく、実用上は50部
程度迄でとどめるべきである。
上述の赤色螢光染料と溶媒とを適宜組合せ、必要に応じ
て界面活性剤、防錆剤、不揮発性芳香族炭化水素等を配
合すれば、前出従来の■〜■のタイプの浸透液が得られ
る。例えば、ローダミンFBと水とを組合せ、必要に応
じて界面活性剤、防錆剤を添加すれば■のタイプの浸透
液となり、例えばオイルスカーレットナ308 とイソ
プロピルアルコール並びにエチルカルピトールとを組合
せ、必要に応じて不揮発性芳香族炭化水素を添加すれば
■のタイプの浸透液が得られる。
尚、界面活性剤は、ノニオン系、アニオン系のものを用
いることが望ましく、その添加量は、■〜■のタイプに
応じて定められるが、全タイプを通じて5〜40部の範
囲がよい。5部以下では、充分な濡れ性を与えることや
充分な水洗性を与えることが困難であり、また40部以
上の添加は液の粘度上昇をもたらすので好ましくない。
また、■のタイプの内の水を用いて除去するもの及び■
のタイプのものに配合される不揮発性芳香族炭化水素は
、ビスフェノ−μ、ジフェニール、炭素数18以上のア
ルキルベンゼン、炭素数11以上のアルキルナフタレン
等が好適であり、その添加量は5〜20部の範囲がよい
。これは5部以下では水洗性を向上させ浸透液組成中の
油溶性染料が水洗残となることを防止する効果が得られ
難く、加部以上の添加はかえって水洗性を悪くする傾向
にあるので好ましくない。
次に、以上説明した通りの本発明に係る浸透液を使用す
る浸透探傷法について述べる。その操作態様は、前記し
た従来の浸透探傷法の代表的操作態様と同様である。
即ち、従来法と同じく「浸透操作」、「洗浄操作」、「
現像操作」及び「検査操作」から成る一連の操作によっ
て行われる浸透探傷法である。
そして、浸透液として、前述の特性、男前すれば白色光
の下では欠陥の容量が大きい程欠陥指示は濃く鮮明とな
り逆に欠陥の容量が小さい程欠陥指示は淡くなり、紫外
線灯の下では欠陥の容量が小さい程欠陥指示は明るく鮮
明となり、逆に欠陥の容量が大きい程欠陥指示は暗くな
るという特性を持つ本発明に係る浸透液を使用すること
に起因して、「検査操作」は白色光下と紫外線灯下の二
つの場で行われる。この二つの場における検査結果を照
合することによって欠陥部の開口面積とその深さとの関
係を的確に知り、当該欠陥部の性質までも知ることがで
きる点が本発明に係る浸透探傷法の最大の特長である。
以下、これについて詳しく説明する。
第3図は、代表的な種々の形状の開口欠陥を模型的に示
した一部省略拡大断面説明図である。同図には1〜Vま
での5種の形状の開口欠陥が示され、それぞれについて
本発明に係る浸透探傷法を実施した場合における洗浄操
作後(図中人)、現像操作後5分間経過(図中B)、同
じく現像操作後15分間経過(図中C)の欠陥部1.2
1・・・・浸透液2.22・・・・現像剤粉末層3.2
3・・・・の状態が示されている。
さて、本発明に係る浸透液を被検査物表面に適用し、常
法に従い「浸透操作」を行ない、次いで「洗浄操作」を
行ない余剰浸透液を除去すると図中へ例の状態となる。
次に「現像操作」を行ない白色微細無機粉末よシなる現
像剤層を形成すると該層の表面に浸透液による欠陥指示
模様が現出してきて約5分後には図中5例の状態となり
、10分後には0例の状態となる。次にこの状態につい
て「検査操作」全白色光下と紫外線灯下の二つの場で行
なう。
尚、「現像操作」に当っては、前出の「速乾式現像剤」
を用いている。これは同じく前出の「湿式現像剤」を用
いても、本発明に係る浸透探傷法を実施することはでき
るが、この場合には、水をとばす為の乾燥工程が必須と
なり、もし、乾燥条件が開口欠陥毎に異なる場合には、
後述する欠陥指示模様の比較観察に悪影響を及ぼすから
である。
「速乾式現像剤」は周知の通り、エタノール、イソプロ
ピルアルコール、1−1−1)!Jクロルエタン、フロ
ン−113等の揮発性溶剤に白色微細無機粉末を分散し
たものであり、被検査物表面に一定量噴霧すれば、噴霧
量に見合った一定厚みの均一な白色微細無機粉末よりな
る現像剤層を容易に形成することができ、しかも、溶剤
がとぶ(揮散く吸い上げる作用がある。従って本発明に
係る浸透探傷法の実施に当っては「速乾式現像剤」を選
択子ることが望ましい。
第3図の1は、引っかき傷、へげ傷、ブローホール等を
モデルとした開口欠陥であり、欠陥部1は開口面積(巾
)を大に、その深さを浅く設定されているので、欠陥容
量は小となっている。
また、ilは、比較的大きい割れ傷をモデルとした開口
欠陥であり、欠陥部21は開口面積を大に、その深さも
深く設定されているので、欠陥容量は1の場合よシも大
となっている。
1、ijを白色光下で観察すると、Bの状態では、欠陥
部1.21の開口面積に応じた欠陥指示模様がともに濃
い赤色で大きく指示されている。
ところが、紫外線灯下で観察すると、Bの状態では、欠
陥部1の欠陥指示模様は模様全体にわたって均一に明る
く大きく指示されているが、欠陥部21のそれは模様全
体が暗く大きく指示されている。
検査者は上記観察結果から、経験的に、1は開口面積が
大きくても、その深さは浅い欠陥部1であるが、11は
深い欠陥部21であることが確実に判別できる。実際に
探傷法が実施される場合には、1の開口欠陥は削り取り
によって補修可能な良性欠陥と11は補修不可能な悪性
欠陥と判定されるのであろう。
尚、Cの状態になると、欠陥部1の欠陥指示模様は、白
色光下においては、ニジミによって拡大しており色濃度
は淡色化し薄い赤色を呈しておシ、紫外線灯下において
は螢光輝度が上昇しているが、欠陥部21の欠陥指示模
様は白色光下においてはニジミによって拡大1〜てはい
るが、色濃度の変化は少なく若干薄くなった赤色を呈し
ており、紫外線灯下においては周辺のみの螢光輝度が上
昇し明るくなっているが中央部はいまだ暗いままである
第3図の■は、ひソ割れ傷をモデルとした開口欠陥であ
り、欠陥部31は開口面積を小に、その深さは深く且つ
枝分れ状に設定され°ているので欠陥容量は大となって
いる。
単のBの状態を、白色光下で観察すると、欠陥部31の
開口面積に応じた欠陥指示模様が濃い赤色で小さく指示
されている。紫外線灯下で観察すると模様全体が暗く指
示されている。Cの状態になると、欠陥部61の欠陥指
示模様は、白色光下においてはニジミによって拡大して
いるが色濃度の変化はなく濃い赤色のま(であり、紫外
線灯下においては螢光輝度の上昇はなくいまだ暗いま!
である。
検査者は上記観察結果から、経験的に、この開口面積は
小さいが、その深さは非常に深い欠陥部31であること
が確実に知得できる。そして、前記1iの開口欠陥より
も更に悪い致命的な悪性欠陥と判定できるのである。
即ち、第3図では拡大して描かtでいるが、実際に浸透
探傷法の対象とされる欠陥の開口面積はミクロンオーダ
ーの極く微細なものであることが多い。との様な微細な
開口面積の欠陥が、■の如くその開口面積に比して著し
く深いものである場合には、現像剤層が形成されても短
時間では欠陥部31内の浸透液の全部は吸い出されない
が、開口部附近の現像剤層の粉末は浸透液に充分満たさ
れた状態となっており(第3図中■のBの状態)、この
ため、開口面積に応じた欠陥指示模様が白色光下では濃
い赤色で指示され、紫外線灯下では暗く指示されるので
ある。そして、時間の経過にともない欠陥部31内の浸
透液の全量が吸い出されるのであるが、浸透液の全量が
吸い出されてしまうまでの間は、現像剤層の粉末間への
浸透液のニジミ(拡散)速度と欠陥部51内からの浸透
液の供給とがバランスされているので現像剤層の粉末は
依然として浸透液に充分満たされた状態にあり(第3図
中iiiのCの状態)、このため拡大された欠陥指示模
様の白色光下での色濃度の低下、紫外線灯下での螢光輝
度の上昇は起らないのである。尚、長時間経過後に欠陥
部31内の浸透液の全量が吸い出された後は、浸透液の
拡散だけが続き浸透液が希釈された状態となり螢光輝度
は上昇する。
上記の現象は、開口面積が微細であり、その深さが深い
開口欠陥であればある程顕著であるから、検査者がこの
現象を知っていれば、悪性欠陥の選別が容易に行えるの
である。
第3図の17は、ピンホールをモデルとした開口欠陥で
あり、欠陥部41は開口面積を小に、その深さを浅く設
定されているので、欠陥容量は小となっている。
また、Vは、微小割れ傷をモデルとした開口欠陥であり
、欠陥部51は開口面積を微小に、その深さを浅く設定
されているので、欠陥容量は1vの場合よりも小となっ
ている。
iv、vを白色光下で観察すると、Bの状態では、欠陥
部41の開口面積に応じた欠陥指示模様が、赤色の小さ
な点として指示されており、欠陥部51の欠陥指示模様
は微細すぎるので肉眼では認められない。紫外線灯下で
観察すると、Bの状態では欠陥部41の欠陥指示模様は
暗く指示されているが、欠陥部51のそれは明るい小さ
な点として指示されている。Cの状態になると、欠陥部
41の欠陥指示模様は、白色光下においてはニジミによ
って拡大し色濃度は淡色化し薄い赤色を呈しており、紫
外線灯下においては螢光輝度が上昇している。一方、欠
陥部51の欠陥指示模様は、ニジミによって若干大きく
なってはいるが色濃度は淡いピンク色を呈し見落し易い
ものであり、紫外線灯下においては螢光輝度が若干上昇
し明るい点として指示されている。
検査者は上記観察結果から゛、経験的に、1vの開口欠
陥は、開口面積が小さくその深さが浅い欠陥であり、ピ
ンホールとして無視できることが知得でき、またVの微
小な開口欠陥を見落すことなく確実に検知することがで
きるとともに、開口面積が微小で深さも浅い欠陥であっ
て、疲労拡大が問題となる用途(例えば、動力部に使用
される場合)には使用できない微小割れ傷であることが
知得できるのである。
止揚1〜γのケースを通じて明らかな如く、本発明に係
る浸透探傷法は、検出される開口欠陥の深さを螢光輝度
の「暗・明」の差異並びに「暗→明」の変化によって判
定できるものである。しかも、濃度消光現象を利用して
いるので、「検査操作」時に見落され易い微小な欠陥は
、明るく鮮明な螢光によって指示され、見落されること
がない太きな欠陥は暗い螢光によって指示されるので、
より正確な検査を行なうことができるものである。
尚、本発明に係る浸透探傷法の「検査操作」を白色光下
と紫外線灯下の二つの場で行ない、白色光下での検査結
果と紫外線灯下での検査結果とを照合するに尚っては、
検査者の目視に代えてテレビカメラを用い、周知のビデ
オシステムによって、先づ白色光下における観察結果を
記録し、次いで紫外線灯下での観察結果を記録して、画
記録結果をオーバーラツプさせるという手法を採れば、
効率よく、しかも正確な検査を行なうことができる。
この場合、紫外線灯下での記録は、螢光輝度の変化をテ
レビカメラで記録するので、極めて鮮明な画像が得られ
る。また、紫外線灯下において使用するテレビカメラの
代りに周知の光センサーを用いて螢光輝度の変化を電気
的信号として取扱うこともできる。
更に、角ビレット等の磁粉探傷法において既に実用され
ているITV方式による自動探傷システムを、本発明に
係る浸透探傷法に応用して欠陥の自動判別を行なうこと
も可能であり、この場合には、本発明に係る浸透探傷法
の備えている上記特長を、特に有効に活用できる。
次に、実施例によって本発明を更に詳しく説明する。
実施例 1゜ (1)浸透液の処方 ナ オイルヌカ−レット 308   15部イソプロピル
アルコ−/L/    30部エチルカルピトー)v 
      55部上記浸透液を下記の浸透探傷検査で
使用している現像剤の粉末に吸着させた場合の吸着量と
螢光輝度値との関係を、前出実験例の場合と同様に八木
式螢光光度計を用いて測定したところ、吸着量0.03
 Ml/ 9において最高螢光輝度を示すものであった
。尚、第4図Aは、上記浸透液の吸着量と螢光輝度との
関係を示すものであわ、横軸に粉末に対する吸着量(t
ut/ fl )をと9縦軸に螢光輝度(%、但し、粉
末にo、o3ml/9 吸着させたときの螢光輝度を1
00%として表している。)をとっている。
12)浸透探傷検査 被検査物として「2o24.8−AAI焼割れ試験片」
を使用し、該試験片の表面に、上記浸透液を均一に塗布
し、10分間放置した。
次に、イソプロピルアルコールを含ませたウェスで上記
試験片の表面を拭き、余剰浸透液を除去した。
次に、上記試験片の表面に速乾式現像剤−市販品: D
N−6oo S  :商品名:特殊塗料C株)製:エア
ゾールタイプ;溶媒としてイソプロピルアルコールとア
セトンの混合液が使用されている−をスプレーし、均一
な厚みの現像剤粉末層を形成した。
スプレー後、5分間経過した時点で、白色光下並びに紫
外線灯(ブラックライト)下で観察した。
白色光下では、試験片表面に散在している複数ケの開口
欠陥の開口面積に応じた大、中、小様々の複数ケの鮮明
な赤色の欠陥指示模様が認められた。続いて、これ等の
欠陥指示模様群の内から大きさがはy同じ欠陥指示模様
について紫外線灯の下で追跡観察を行ったところ、欠陥
指示模様の大きさははy同じであっても暗い赤色螢光を
呈している指示模様と明るい橙色螢光を呈している指示
模様の二種が認められた。
上記二種の指示模様の螢光輝度を、Pratt & W
hi、tney社(米国の航空機メーカー)の検査規格
指定装置に定められている光七ンサーを用いたフォトマ
ルチシステムによって測定した。結果を次に示す。
尚、螢光輝度標準は上記浸透液の吸着io、osxl/
flにおける螢光輝度を100としている。
暗い赤色螢光の指示模様の螢光輝度:37チ明るい橙色
螢光の指示模様の螢光輝度:95%以上の結果から、試
験片表面には開口面積が様々の大きさである開口欠陥が
存在すること並びに開口面積がはソ同じではあってもそ
の深さが、浅い欠陥と深い欠陥とが存在していることが
検知できた。
尚、スプレー後、15分間経過した時点における螢光輝
度を測定したところ37%のものは40%に上昇してい
たが、95チのものは変化していなかった。
実施例 2゜ 用浸透液の処方 食用赤色215号      10部 ブチμセロソルブ     55部 ノニルフェノールエトキシレート(エチレンオキサイド
11)モル付加物)30部 ビスフェノ−/115部 上記浸透液は、下記の浸透探傷検査で使用している現像
剤の粉末について吸着量0.0 釦//flにおいて最
高螢光輝度を示すものであシ、第4図は、同図Aと同様
に、上記浸透液の吸着量と螢光輝度との関係を示すグラ
フである。
(21浸透探傷検査 被検査物として、実公昭56−、!+5815号公報に
記載されている通りのニッケル・クロムメッキ曲げ割れ
試験片であって、メッキ面に深さ20μ、巾2μの開口
欠陥の設定されているものfAlと深さ5゜μ、巾5μ
の開口欠陥が設定されているものIB)との二枚の試験
片を使用し、各試験片のメッキ面に、上記浸透液を均一
に塗布し15分間放置した。
次に、水を含ませたウェスで上記各試験片のメッキ面を
拭き、余剰浸透液を除去した。
次に、上記各試験片の表面に速乾式現像剤−市販品:U
D−8t:商品名:特殊塗料(株)製:エアゾールタイ
プ二粒径0,05〜0.5μの範囲内にある塩基性炭酸
マグネシウム粉末と無水ケイ酸粉末の混合粉が用いられ
、溶媒としてノルマルヘプタンとエタノールの混合液が
使用されている−をスプレーし、均一な厚みの現像剤粉
末層を形成した。スプレー後、10分間経過した時点で
、白色光下並びに紫外線灯下で観察した。
白色光下では、試験片[Alについては欠陥指示模様を
認めることができなかったが、試験片fB1については
開口中に応じた赤色の欠陥指示模様が認められた。続い
て各試験片を紫外線灯の下で観察すると、試験片(Al
については開口巾に応じた明るい橙黄色螢光を呈してい
る欠陥指示模様が認められ、試験片(Blについては前
記欠陥指示模様かや〜暗い橙黄色螢光を呈していること
が認められた。
上記の各欠陥指示模様の螢光輝度を実施例と同様にして
測定すると、試験片rAlの場合には98%、試験片(
Blの場合には86チであった。
尚、スプレー後、15分間経過した時点における螢光輝
度を測定したところ両者とも変化していなかった。
実施例 3 (11浸透液の処方 ウオターレツドFl      2[1部エチルアルコ
ール      10部 ニー−コ−/l/290B :商品名二日本乳化剤(株
)製ニスμホサクシネート型界面活性剤 20部 水                 50部上記浸透
液は、下記の浸透探傷検査で使用している現像剤の粉末
について吸着量o、03zl/fにおいて最高螢光輝度
を示すものであり、第4図Cは、同図Aと同様に、上記
浸透液の吸着量と螢光輝度との関係を示すグラフである
12)浸透探傷検査 被検査物として、「溶接線熱間割れ試験片(第4図中の
11の形状に類似した割れ傷が数多く存在している試験
片)」を使用し、該試験片の表面に上記浸透液を均一に
塗布し、15分間放置した。
次に、上記試験片の表面に、水洗圧力1kg /l:m
、l+)秒間の条件で、水をスプレーし、余剰浸透液を
除去した。
次に、上記試験片を、染色浸透探傷用湿式現像剤用粉末
−市販品: D−LW :商品名:特殊塗料(株)製:
粒径02〜0.5μの塩基性炭酸マグネシウム粉末−の
15%水分散液に漬け、すぐに引き上げて、65゛Cで
5分間乾燥して、試験片表面に均一な厚みの現像剤粉末
層を形成した。乾燥終了後、10分間経過した時点で白
色光下並びに紫外線灯下で観察した。
白色光下では、試験片表面に散在している複数ケの開口
欠陥の開口面積に応じた大、小様々の複数ケの鮮明な赤
色の欠陥指示模様が認められた。
続いて、該試験を紫外線灯の下で観察すると前記欠陥指
示模様の内の大きい指示模様はごく暗い赤橙色螢光を、
小さい指示模様は暗い赤橙色螢光を呈していることが認
められた。
上記の各欠陥指示模様の螢光輝度を実施例1と同様にし
て測定した結果を次に示す。
ごく暗い赤橙色螢光の指示模様の螢光輝度:40 % 暗い赤橙色螢光の指示模様の螢光輝度:60% 尚、乾燥終了後15分間経過後に再度紫外線灯下で観察
すると、大きい指示模様は依然としてごく暗い赤橙色螢
光を呈していたが、小さい指示模様は明るい橙色螢光を
呈しており、前者と後者の輝度の差は極めて顕著であっ
た。
この場合の各欠陥指示模様の螢光輝度は、40チのもの
は43%に、60%のものは92%に上昇していた。
以上の結果から、試験片表面には、開口面積が比較的大
きく、その深さも比較的深い割れ傷と開口面積が比較的
小さく、その深さも比較的浅い割れ傷とが散在している
ことが検知できた。
尚、止揚実施例1〜3の浸透探傷検査において形成され
る欠陥指示模様は検査者の肉眼によって明瞭に認識でき
るものであることは勿論、通常のビデオテレビカメラに
よっても極めて明瞭に記録できるものであった。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、本発明における濃度消光現象を説
明するだめのものであり、第1図は、染料濃度及び吸着
量と螢光輝度との関係を示したグラフであって、第2図
は、染料濃度及び吸着量と吸収光量との関係を示したグ
ラフである。両図において、A線は溶媒100部に対し
て染料1部を溶解している場合、B線は溶媒100部に
対して染料5部を溶解している場合、CMは溶媒100
部に対して染料11)部を溶解している場合である。 第3図は、種々の形状の開口欠陥を模型的に示した一部
省略拡大断面説明図である。更に同図は本発明に係る浸
透探傷法を実施した場合の状態を示しており、図中A列
は洗浄操作後の状態、B列は現像操作後5分間経過の状
態、0列は現像操作後15分間経過の状態を示す。 第3図において1.21 、!+1.41.51は欠陥
部、2.22.32.42.52は浸透液、3.23.
33.43 、53は現像剤粉末層を示す。 第4図は本発明に係る浸透液の実施例として挙げた各浸
透液の吸着量と螢光輝度との関係を示したグラフであっ
て、Aは実施例1、Bは実施例2、Cは実施例3の場合
を示す。 特許出願人 特殊塗料株式会社 第  1  図 第2図 第  3  図 A     B 第4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 11)染料と該染料を溶解している溶媒とを必須成分と
    する浸透探傷用浸透液において多山色光の下では赤色を
    呈し且つ紫外線灯の下では赤〜黄色螢光を呈する染料を
    該染料が溶解されている液体が濃度消光現象(前記染料
    が一定濃度以上溶解されている液体は、その存在量が増
    加するにつれて白色光下での可視色は濃くなっていくが
    紫外線灯下での螢光輝度は一定存在量のときをピークと
    して後は存在量が増加するにつれて逆に低下していく現
    象をしめす。この現象を「濃度消光現象」という。−以
    下、同じ−0)を起す濃度以上溶解していることを特徴
    とする浸透探傷用浸透液。 (21浸透液100重量部中に染料が10〜30重量部
    溶解されている特許請求の範囲第1項記載の浸透探傷用
    浸透液。 (3)染料が水溶性赤色螢光染料である特許請求の範囲
    第1項又は第2項記載の浸透探傷用浸透液。 (4)染料が油溶性赤色螢光染料である特許請求の範囲
    第1項又は第2項記載の浸透探傷用浸透液。 151  界面活性剤が添加されている特許請求の範囲
    第1項乃至第4項のいづれかに記載の浸透探傷用浸透液
    。 (6+  染料と該染料を溶解している溶媒とを必須成
    分とする浸透探傷用浸透液を被検査物表面に付着させ表
    面開口欠陥部に浸透液を浸透させた後、次いで欠陥部内
    に浸透せずに被検査物表面に残留している余分な浸透液
    を除去し、次にこの被検査物表面に白色微細無機粉末よ
    りなる浸透探傷用現像剤の層を形成し該粉末間の毛細管
    現象によって欠陥部内に浸透している浸透液を吸出させ
    て現像剤層表面に欠陥指示模様を現出させ、次に当該欠
    陥指示模様を検知することにより欠陥部を探傷する浸透
    探傷法において蟇上記浸透探傷用浸透液として、白色光
    の下では赤色を呈し且つ紫外線灯の下では赤〜黄色螢光
    を呈する染料を該染料が溶解されている液体が濃度消光
    現象を起す濃度以上溶解しているものを用いること及び
    上記欠陥指示模様の検知に当っては、白色光下において
    欠陥指示模様が指示している欠陥部の開口面積に対応す
    る指示模様の大きさを検知するとともに紫外線灯下にお
    いて当該欠陥指示模様の螢光輝度が指示している欠陥部
    の深さに対応する指示模様の明暗を検知することを特徴
    とする浸透探傷法。 171  欠陥指示模様の検出に当って、白色光下にお
    ける検知並びに紫外線灯下における検知をいづれもテレ
    ビカメラを用いて行なう特許請求の範囲第6項記載の浸
    透探傷法。 【8)欠陥指示模様の検知に当って、白色灯下における
    検知をテレビカメラを用いて行ない紫外線灯下における
    検知を光センサーを用いて行なう特許請求の範囲第6項
    記載の浸透探傷法。 191  染料と該染料を溶解している溶媒とを必須成
    分とする浸透探傷用浸透液を被検査物表面に付着させ表
    面開口欠陥部に浸透液を浸透させた後、次いで欠陥部内
    に浸透せずに被検査物表面に残留している余分な浸透液
    を除去し、次にこの被検査物表面に白色微細無機粉末よ
    りなる浸透探傷用現像剤の層を形成し該粉末間の毛細管
    現象によって欠陥部内に浸透している浸透液を吸出させ
    て現像剤層表面に欠陥指示模様を現出させ、次に当該欠
    陥指示模様を検知することによシ欠陥部を探傷する浸透
    探傷法において;上記浸透探傷用浸透液として、白色光
    の下では赤色を呈し且つ紫外線灯の下では赤〜黄色螢光
    を呈する染料を該染料が溶解されている液体が濃度消光
    現象を起す濃度以上溶解しているものを用いること、上
    記浸透探傷用現像剤層の形成に当っては、白色微細無機
    粉末を揮発性溶剤に分散させたものを被検査物表面に噴
    霧して厚みの均一な層を形成すること及び上記欠陥指示
    模様の検知に当っては、白色光下において欠陥指示模様
    が指示している欠陥部の開口面積に対応する指示模様の
    大きカ薇知春するとともに紫外線灯下において当該欠陥
    指示模様の螢光輝度が指示している欠陥部の深さに対応
    する指示模様の明暗を検知することを特徴とする浸透探
    傷法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023282087A1 (ja) * 2021-07-08 2023-01-12 昭和電工株式会社 評価装置、評価方法及び評価プログラム

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WO2023282087A1 (ja) * 2021-07-08 2023-01-12 昭和電工株式会社 評価装置、評価方法及び評価プログラム

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