JP6594520B2 - 洗濯機用蒸気発生装置及び洗濯機 - Google Patents

Description

本出願は、家電製品の技術分野に関し、例えば洗濯機用蒸気発生装置及び洗濯機に関する。

洗濯機は、電力が生成する機械作用で衣類を洗濯するクリーニング機器であり、規定の洗濯容量によって家庭用と業務用の二種類に分けられる。中国では、洗濯容量が６キロ以下の洗濯機は家庭用洗濯機に属すると規定されている。家庭用洗濯機は、主に筐体、洗濯脱水槽（洗濯槽と脱水槽とが分かれているものもある）、伝動及び制御システムなどからなり、加熱装置が取り付けられているものもある。

関連技術における洗濯機は、家庭で広く使用されており、使用者からの洗濯機能に対する要求の多様化に伴い、蒸気洗濯機能が次第に洗濯機に適用されるようになってきた。蒸気洗濯機能は、従来の水洗に、まったく新しい蒸気洗濯形態を融合したものである。洗濯過程において、内槽及び衣類に蒸気を均一に噴射することで、油汚れ、汗染みなどの深層の汚れを容易に除去することができる。高温での蒸気洗濯は、衣類に付着した細菌を効果的に消滅させ、使用者が子供の衣類を洗濯する際に、消毒液を加える必要がなく、残った化学物質が皮膚を傷つける可能性を回避することができる。

また、このような柔らかな蒸気噴射により、衣類を自然に伸ばせてより平坦にするだけでなく、衣類の異臭を容易に除去することもできる。このような蒸気洗濯機能は、濃い鍋料理の臭いまたはタバコの臭いに染まった衣類を一新させるとともに、水洗の面倒を回避する。それだけでなく、このようなより柔らかな洗濯形態で衣類に対する磨耗を大幅に低下させ、使用者は、カーディガンなどのハイエンド衣類を安心して洗濯することができる。

蒸気は、水と比べ、衣類に柔らかに浸透し、衣類のシワを除去するとともに、異臭を除去し、細菌を抑制することができ、業界では汚染ゼロの「スパ（ＳＰＡ）」可能な技術と呼ばれている。この蒸気技術は洗濯過程で直接適用でき、正に衣類の「スパ（ＳＰＡ）」を可能にすることができる。しかしながら、関連技術においては、蒸気洗濯機能の実現方法は多くあるものの、独立した装置を追加する必要があるため、コストが比較的高く、且つ空間を無駄にする。

本出願は、後外槽の底部に設置された温水パイプの周りに蒸気加熱室を設置し、且つ蓋板ユニットを組み合わせることにより、洗濯過程において持続的に蒸気を生成することができ、空間の占用を減少させ、蒸気機器のコストを削減させ、且つ組立工程を簡素化させ、比較的高い安全性、安定性及び信頼性を有する洗濯機用蒸気発生装置及び洗濯機を提案する。

本出願は、独立して配置する必要がなく、且つ外部空間を占用せず、コストを節約し、より便利で安全である前記蒸気発生装置を有する洗濯機を提案する。

本出願の実施例において、加熱管を含む洗濯機用蒸気発生装置が提供され、前記加熱管の上に蒸気加熱室が更に設けられており、前記蒸気加熱室の上に蒸気を溢出しやすくし、冷水を補充しやすくする蓋板ユニットが設置されている。

好ましくは、前記蒸気加熱室は、トップと側部が開口される以外、残りの部分は密封され、且つ前記蒸気加熱室の両側壁のトップにスロットがそれぞれ設置されており、前記蓋板ユニットは、スロットによって蒸気加熱室のトップに挿着され蒸気加熱室を密封状態に保持させる。

好ましくは、前記蓋板ユニットは、互いに接続された側板とトップ板を含み、且つ側板とトップ板とがそれぞれ蒸気加熱室のトップと側部に適応される。

好ましくは、前記トップ板には、加熱された蒸気を排出するための複数の蒸気排出口が更に開設されており、及び、前記側板には、負圧で外部の水流を導入する複数の水流交換口が更に開設されている。

好ましくは、前記蒸気排出口は、中空円錐状の構造であり、及び、前記水流交換口は、側板の底部に設置され、且つ複数の水流交換口が歯状に配列されている。

好ましくは、前記蒸気加熱室におけるスロット寄りの少なくとも一端には、蓋板ユニットの滑脱を防止するための位置規制装置が更に設置されている。

好ましくは、前記加熱制御手段は、加熱制御回路と温度センサーとを含み、前記加熱制御回路が加熱管と温度センサーに接続され、前記加熱制御回路は、加熱管の空焚きを防止する間欠式加熱であり、前記間欠式加熱の運転過程はＭ＝Ａ_加熱＋ｎＢ_循環＋Ｃ_停止＋ｋＢ_循環である。そのうち、Ａ_加熱は、起動してＡ秒加熱することであり、Ｂ_循環は、一つの間欠加熱周期（Ｘ_加熱＋Ｙ_間欠）であり、ｎとｋはいずれも常数であり、Ｃ_停止は加熱停止時間であり、Ｍは、Ｔｍｉｎ以下であり、そのうち、Ｔは常数である。

好ましくは、前記加熱制御手段は、前記蒸気加熱室に設置され加熱管の空焚きを防止するための液位計、制御部材及び加熱制御回路を含み、前記制御部材は、それぞれ加熱制御回路、液位計及び加熱管に接続され、液位計は、リアルタイムで測定した液位値を制御部材に送信し、液位値が設定された安全値より低い場合、加熱管の空焚きを防止するために、前記加熱制御手段は、加熱を停止させ、液位値が設定された安全値より高い場合、加熱制御手段は、加熱管を継続して動作させるように制御する。

好ましくは、蒸気加熱室の外部に設置されたホットウォッシュ加熱管を更に含む。

本出願の実施例において、前記洗濯機用蒸気発生装置を有する洗濯機が更に提供される。

本出願の実施例に係る洗濯機用蒸気発生装置において、洗濯機の後外槽の底部に設置された温水パイプを十分に利用し、その周りに蒸気加熱室を設置し、且つ蒸気加熱室を密封する蓋板ユニットにより、洗濯過程において持続する蒸気を生成し、且つ温水パイプの空焚きを防止すると同時に、蒸気機器のコストを低下させ、且つ組立工程を簡素化させ、高い安全性、安定性及び信頼性を有し、洗濯機の温水制御工程を簡素化させ、より素早く、便利である。

一つ又は複数の実施例について、それに対応する図面における図により例示的に説明する。これらの例示的な説明は、実施例を限定するものではなく、図面に同一の参照数字符号を有する要素は、類似する要素を示し、特に説明がない限り、図面における図は、比例限定を構成しない。

本出願の実施例に係る洗濯機用蒸気発生装置の構造模式図１である。 本出願の実施例に係る洗濯機用蒸気発生装置の構造模式図２である。 本出願の実施例に係る洗濯機用蒸気発生装置の側面図である。 本出願の実施例に係る蓋板ユニットの構造模式図である。 本出願の実施例に係る加熱制御手段のブロック図である。

以下、図面を参照しながら、具体的な実施形態によって本発明の技術態様を説明する。矛盾しない限り、実施例における特徴は、互いに任意の組合せが可能である。

実施例１

図１〜３に示すように、本出願の実施例において、加熱管４を含む洗濯機用蒸気発生装置が提供され、前記加熱管４の上に蒸気加熱室が更に設けられており、前記蒸気加熱室の上に蒸気を溢出しやすくし、冷水を補充しやすくする蓋板ユニット３が設置されている。前記蓋板ユニット３は、蒸気加熱室と共にキャビティを形成し、且つキャビティは蓋板ユニットのみで外部と気体や水を交換する。前記加熱管４は空焚きを防止する加熱管であることが好ましい。

前記加熱管４は、キャビティ内に蒸気を生成し、前記蒸気が蓋板ユニット３から溢出すると同時に、キャビティ内に負圧を形成し、外部の冷水が蓋板ユニット３によってキャビティに入り、加熱管４の加熱を介して蒸気を生成して溢出させ、このように循環する。

洗濯機の外槽は、通常、前外槽１と後外槽２により前後組み合わせてなるため、外槽が固定されると、前記蓋板ユニット３の位置と方向も相応して限定される。よって、蓋板ユニット３の組立は、より便利で、素早い。

好ましくは、前記蒸気加熱室は、トップと側部が開口される以外、残りの部分が密封されることで、水が外槽から溢出することを防止する。前記蒸気加熱室の両側壁のトップに、蓋板ユニット３に適応されたスロット３１がそれぞれ設置されており、前記蓋板ユニット３は、スロット３１によって蒸気加熱室のトップに挿着されて蒸気加熱室が蓋板ユニット３のみで外部と気体や水を交換することを保持することで、前記蒸気加熱室を密封状態に保持させる。

好ましくは、図４に示すように、前記蓋板ユニット３は、互いに接続された側板３５とトップ板３４とを含み、且つ側板３５とトップ板３４とがそれぞれ蒸気加熱室のトップと側部に適応される。且つ蒸気加熱室、側板３５とトップ板３４は共に側板３５とトップ板３４のみで外部と気体や水を交換する密封キャビティを構成する。好ましくは、前記側板３５とトップ板３４とは垂直に接続され、前記側板３５とトップ板３４とは、一体化構造であってもよい。

好ましくは、前記トップ板３４には、加熱された蒸気を排出するための蒸気排出口３２が更に開設されており、前記側板３５には、負圧で外部の水流を導入する水流交換口３３が更に開設されており、前記密封キャビティ内に加熱管４により加熱されて生成した蒸気が密封キャビティのトップにおける蒸気排出口３２から排出される。

密封キャビティ内の水が加熱管４の加熱電力と適応するため、密封キャビティに大量の蒸気を速やかに生成して溢出させ、密封キャビティ内の圧力を外部の水の圧力より小さくすることで、側板３５の外部にある水は、負圧の作用下で水流交換口３３から密封キャビティに進入し、且つ加熱管４により加熱された後に蒸気に気化されて溢出する。

密封キャビティがあることで、加熱管４が密封キャビティ内の水を加熱する際、密封キャビティと密封キャビティ外部の熱交換は、加熱管４が密封キャビティ内の水を加熱する熱量より遥かに小さくなるため、密封キャビティ内の水が速やかに加熱されて沸点に達することを保証する。好ましくは、前記密封キャビティ内の水は、３００〜５００ｍｌであり、沸点までの加熱に要する時間は、１〜２ｍｉｎである。

好ましくは、前記トップ板３４に、複数の蒸気排出口３２が開設されており、前記蒸気排出口３２は、中空円錐形構造３２１であり、前記中空円錐形構造３２１のトップに排気孔３２２が開設されている。前記中空円錐形構造３２１と密封キャビティのトップにある排気孔３２２の構造は、蒸気を排出しやすくするだけでなく、密封キャビティ内の熱量が大量流失することを防止することができる。好ましくは、前記中空円錐形構造３２１とトップ３４とは一体成形構造である。

好ましくは、前記水流交換口３３は、側板３５の底部に設置され、且つ複数の水流交換口３３は、歯状に配列されている。前記水流交換口３３は、密封キャビティ内の最も低い箇所に位置することで、側板３５の外部の水流が密封キャビティに進入する速度を遅くさせ、密封キャビティ内の水を速やかに加熱することを保持することが可能となる。

好ましくは、前記加熱制御手段６は、加熱制御回路と温度センサーとを含み、前記加熱制御回路は、加熱管４と温度センサーに接続され、加熱管の空焚きを防止する間欠式加熱であり、前記間欠式加熱の運転過程はＭ＝Ａ_加熱＋ｎＢ_循環＋Ｃ_停止＋ｋＢ_循環であり、そのうち、Ａ_加熱は、起動してＡ秒加熱することであり、Ｂ_循環は、一つの間欠加熱周期（Ｙ_間欠＋Ｘ_加熱）であり、ｎとｋは、いずれも常数であり、Ｃ_停止は、加熱停止時間であり、Ｍは、Ｔｍｉｎ以下であり、そのうち、Ｔは常数であり、ｍｉｎとは、分間を意味する。運転の際に、前記Ａ_加熱は、１ｍｉｎであり、前記Ｂ_循環＝（Ｙ_間欠＋Ｘ_加熱）＝間欠５ｓ＋加熱２０ｓであり、前記Ｃ_停止は、５ｍｉｎであり、前記ｎの範囲は７〜１５であり、前記ｋの範囲は７〜１５であり、且つＭ≦２０ｍｉｎである。

好ましくは、前記蒸気加熱室におけるスロット（３１）寄りの少なくとも一端には、蓋板ユニット３の滑脱を防止するための位置規制装置が更に設置されている。前記位置規制装置は、蓋板ユニット３がスロット３１に挿着された後、蓋板ユニット３を蒸気加熱室にしっかりと固定させることで、密封キャビティ内の蒸気が多すぎる際に、蓋板ユニット３と蒸気加熱室との接続位置が変化して、洗濯機用蒸気発生装置の運転に影響を及ぼすことを防止する。本出願の実施例において、前記洗濯機用蒸気発生装置を有する洗濯機が更に提供される。

好ましくは、前記蒸気発生装置は、蒸気加熱室の外部に設置され、槽内の水位を素早く引き上げるために用いられ、ホットウォッシュを達成するためのホットウォッシュ加熱管を更に含む。使用者が加熱洗濯を選択した場合、ホットウォッシュ加熱管が動作し、加熱管４は非動作状態となり、使用者が蒸気洗濯を選択した場合、加熱管４が動作し、ホットウォッシュ加熱管は、非動作状態となる。

好ましくは、使用者は、正常洗濯、加熱洗濯、蒸気洗濯及び加熱蒸気洗濯を選択可能であり、使用者が正常洗濯を起動した場合、加熱管４は、非動作状態となり、洗濯機は正常の排水、脱水、濯ぎ及び乾燥という洗濯プログラムを行う。

使用者が蒸気洗濯を起動した場合、まず槽内に注水し、所定水位まで注水した後、洗濯を開始し、且つ洗濯と同時に蒸気加熱を行い、蒸気加熱室内に蒸気が生成し続けるため、蒸気加熱室の内部が水気混合の状態になる。加熱管４は一部しか水に浸漬しない場合、加熱管４は空焚きに起因して損壊されるため、加熱管４の損壊を防止するために加熱管４に接続された制御回路によって加熱管４を間欠的に加熱させるように制御する必要がある。前記間欠加熱モデルはＭ＝Ａ_加熱＋ｎＢ_循環＋Ｃ_停止＋ｋＢ_循環であり、具体的な運転の際に、前記Ａ_加熱は、１ｍｉｎであり、前記Ｂ_循環＝（Ｙ_間欠＋Ｘ_加熱）＝間欠５ｓ＋加熱２０ｓであり、前記Ｃ_停止は、５ｍｉｎであり、前記ｎの範囲は７〜１５であり、前記ｋの範囲は７〜１５であり、且つＭ≦２０ｍｉｎである。つまり、まず１ｍｉｎ加熱し、３〜５ｍｉｎで間欠的に加熱した後、加熱を５ｍｉｎ停止し、その後３〜５ｍｉｎで間欠的に加熱し、蒸気生成過程全体は２０ｍｉｎを超えない。洗濯過程が終了した後、正常の排水、脱水、濯ぎなどのプログラムを行う。

使用者が加熱洗濯を起動した場合、まず槽内に注水し、且つ所定水位まで注水した後、加熱制御回路によって前記ホットウォッシュ加熱管が槽内の水を間欠的に加熱するように制御する。好ましくは、温度センサーにより測定された槽内の水温が設定された加熱温度より低い場合、加熱制御回路によって加熱管がＢ_循環を一つの間欠加熱周期（Ｙ_間欠＋Ｘ_加熱）として間欠性加熱を行うように制御し、そのうち、Ｘ、Ｙはいずれも常数であり、且つＸとＹの値は、異なる作業環境と要求に従って調節可能である。好ましくは、前記加熱制御回路は、ホットウォッシュ加熱管が１０ｓ作業し、５ｓ間欠するという周期で行うように制御し、且つ温度センサーがリアルタイムで伝達した温度が設定された加熱温度より大きい場合、制御回路によってホットウォッシュ加熱管が加熱を停止させるように制御し、洗濯過程が終了した後、排水、濯ぎ、及び脱水を行う。

使用者が加熱蒸気洗濯を選択した場合、まず洗濯プログラムを起動し、所定水位まで注水した後、蒸気洗濯における蒸気加熱プログラムを起動し、即ち加熱管４によって蒸気加熱プログラムを行い、前記間欠加熱モデルはＭ＝Ａ_加熱＋ｎＢ_循環＋Ｃ_停止＋ｋＢ_循環であり、運転の際に、前記Ａ_加熱は、１ｍｉｎであり、前記Ｂ_循環＝（Ｙ_間欠＋Ｘ_加熱）＝間欠５ｓ＋加熱２０ｓであり、前記Ｃ_停止は、５ｍｉｎであり、前記ｎの範囲は７〜１５であり、前記ｋの範囲は７〜１５であり、且つＭ≦２０ｍｉｎである。つまり、まず１ｍｉｎ加熱し、３〜５ｍｉｎで間欠的に加熱した後、加熱を５ｍｉｎ停止し、その後３〜５ｍｉｎで間欠的に加熱し、蒸気生成過程全体は２０ｍｉｎを超えない。

且つ、蒸気加熱プログラムが終了した後、加熱洗濯の加熱プログラムを運転させ、温度センサーにより測定された槽内の水温が設定された加熱温度より低い場合、加熱制御回路によって加熱管がＢ_循環を一つの間欠加熱周期（Ｙ_間欠＋Ｘ_加熱）として間欠性加熱を行うように制御し、そのうち、Ｘ、Ｙは、いずれも常数であり、且つＸとＹの値は、異なる作業環境と要求に従って調節可能である。好ましくは、前記加熱制御回路は、ホットウォッシュ加熱管が１０ｓ作業し、５ｓ間欠するという周期で行うように制御し、且つ温度センサーがリアルタイムで伝達した温度が設定された加熱温度より大きい場合、制御回路によりホットウォッシュ加熱管が加熱を停止させるように制御し、洗濯過程が終了した後、排水、濯ぎ、及び脱水などのプログラムを行う。

本出願の実施例において、洗濯機の後外槽の底部に設置された温水パイプを十分に利用し、その周りに蒸気加熱室が設置され、且つ蒸気加熱室を密封する蓋板ユニットにより、洗濯過程において持続する蒸気を生成し、温水パイプの空焚きを防止し、蒸気機器のコストを低下させ、空間の占用を減少させ、組み立て工程を簡素化させ、比較的高い安全性、安定性及び信頼性を有する。

実施例２

図５は本出願の実施例に係る洗濯機用蒸気発生装置における加熱制御手段のブロック図である。実施例１と異なる点は、蒸気加熱室内に蒸気が絶えず生成し、蒸気加熱室の内部が水気混合の状態になっており、加熱管４が一部しか水に浸漬しない場合、加熱管４が空焚きに起因して損壊されるため、前記蒸気加熱室に加熱管４の空焚きを防止する液位計５が更に設置されることが好ましい。キャビティ内の水位が設定された水位より低い場合、加熱を停止させ、蒸気を排出した後、キャビティ内の負圧が増大することで外部の水を進入させて安全水位に達した後、加熱を継続する。

好ましくは、図５に示すように、それぞれ液位計５と加熱管４に接続された加熱制御手段６を更に含み、液位計５はリアルタイムで測定した液位値を加熱制御手段に送信し、液位値が設定された安全値より小さい場合、加熱管４の空焚きを防止するために、前記加熱制御手段６は、加熱を停止させ、リアルタイムで測定した液位値が設定された安全値を超えるまで側板３５の外部の水が水流交換口３３を介して密封キャビティに進入し続ける。液位値が設定された安全値より大きい場合、加熱制御手段６は、加熱管４が継続して動作するように制御する。

本出願の実施例において、洗濯機の後外槽の底部に設置された温水パイプを十分に利用し、その周りに蒸気加熱室を設置し、且つ蒸気加熱室を密封する蓋板ユニットにより、洗濯過程において持続する蒸気を生成し、且つ温水パイプの空焚きを防止し、蒸気機器のコストを低下させ、空間の占用を減少させ、組み立て工程を簡素化させ、比較的高い安全性、安定性及び信頼性を有し、それと同時に、液位計が設置されているため、洗濯機の温水制御工程を更に簡素化させ、より素早く、便利である。

本出願の実施例において、上記いずれか一つの実施例に係る洗濯機用蒸気発生装置を有する洗濯機が更に提供される。

上記洗濯機は、上記いずれか一つの実施例に係る洗濯機用蒸気発生装置を有し、洗濯機用蒸気発生装置中の相応する構造と有益な効果を備える。本実施例において詳しく説明していない技術詳細については、本出願の実施例に係る洗濯機用蒸気発生装置を参照しても良い。

本出願の実施例において、上記技術案を採用することにより、洗濯機の後外槽の底部に設置された温水パイプを十分に利用し、その周りに蒸気加熱室を設置し、且つ蒸気加熱室を密封する蓋板ユニット及び液位計により、洗濯過程において持続する蒸気を生成し、温水パイプの空焚きを防止すると同時に、蒸気機器のコストを低下させ、空間の占用を減少させ、組み立て工程を簡素化させ、比較的高い安全性、安定性及び信頼性を有する。

１、前外槽
２、後外槽
３、蓋板ユニット
３１、スロット
３２、蒸気排出口
３３、水流交換口
３４、トップ板
３５、側板
４、加熱管
５、液位計
６、加熱制御手段
３２１、中空円錐状の構造
３２２、排気孔

Claims (9)

1. 加熱制御手段（６）に接続された加熱管（４）を含む洗濯機用蒸気発生装置であって、
   前記加熱管（４）の上に蒸気加熱室が更に設けられており、前記蒸気加熱室の上に蒸気を溢出しやすくし、冷水を補充しやすくする蓋板ユニット（３）が設置され、
   前記蒸気加熱室は、トップと側部が開口される以外、残りの部分が密封され、且つ前記蒸気加熱室の両側壁のトップにスロット（３１）がそれぞれ設置されており、前記蓋板ユニット（３）は、スロット（３１）により蒸気加熱室のトップに挿着されて蒸気加熱室を密封状態に保持させる、洗濯機用蒸気発生装置。
2. 前記蓋板ユニット（３）は、互いに接続された側板（３５）とトップ板（３４）を含み、且つ側板（３５）とトップ板（３４）とがそれぞれ蒸気加熱室のトップと側部に適応される、請求項１に記載の洗濯機用蒸気発生装置。
3. 前記トップ板（３４）には、加熱された蒸気を排出するための複数の蒸気排出口（３２）が更に開設されており、及び、
   前記側板（３５）には、負圧で外部の水流を導入する複数の水流交換口（３３）が更に開設されている、請求項２に記載の洗濯機用蒸気発生装置。
4. 前記蒸気排出口（３２）は、中空円錐状の構造（３２１）であり、及び、
   前記水流交換口（３３）は、側板（３５）の底部に設置され、且つ複数の水流交換口（３３）が歯状に配列されている、請求項３に記載の洗濯機用蒸気発生装置。
5. 前記蒸気加熱室におけるスロット（３１）寄りの少なくとも一端には、蓋板ユニットの滑脱を防止するための位置規制装置が更に設置されている、請求項１に記載の洗濯機用蒸気発生装置。
6. 前記加熱制御手段（６）は加熱制御回路と温度センサーとを含み、前記加熱制御回路が加熱管（４）と温度センサーに接続され、前記加熱制御回路は、加熱管の空焚きを防止する間欠式加熱であり、前記間欠式加熱の運転過程はＭ＝Ａ加熱＋ｎＢ循環＋Ｃ停止＋ｋＢ循環であり、そのうち、Ａ加熱は起動してＡ秒加熱することであり、Ｂ循環は、一つの間欠加熱周期（Ｘ加熱＋Ｙ間欠）であり、ｎとｋはいずれも常数であり、Ｃ停止は加熱停止時間であり、Ｍは、Ｔｍｉｎ以下であり、そのうち、Ｔは常数である、請求項１に記載の洗濯機用蒸気発生装置。
7. 前記加熱制御手段（６）は、前記蒸気加熱室に設置され加熱管（４）の空焚きを防止するための液位計（５）、制御部材及び加熱制御回路を含み、前記制御部材は、それぞれ加熱制御回路、液位計（５）及び加熱管（４）に接続され、液位計（５）は、リアルタイムで測定した液位値を制御部材に送信し、液位値が設定された安全値より小さい場合、加熱管（４）の空焚きを防止するために、前記加熱制御手段（６）は、加熱を停止させ、液位値が設定された安全値より大きい場合、加熱制御手段（６）は、加熱管（４）を継続して動作させるように制御する、請求項１に記載の洗濯機用蒸気発生装置。
8. 蒸気加熱室の外部に設置されたホットウォッシュ加熱管を更に含む、請求項１に記載の洗濯機用蒸気発生装置。
9. 洗濯機であって、
   請求項１〜８のいずれか一項に記載の洗濯機用蒸気発生装置を含む、洗濯機。

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