JP6593454B2 - 半導体デバイス駆動回路 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体デバイス駆動回路に関する。
従来、例えば、国際公開第2014/115272号に開示されているように、半導体スイッチング素子の短絡保護機能として、半導体スイッチング素子の不飽和電圧を検知する方法が知られている。通常、半導体スイッチング素子がオン状態のとき、半導体スイッチング素子の端子間電圧は低下してある最小電圧で安定する。この最小電圧は「飽和電圧」とも称される。また、ここでいう「端子間電圧」の具体例は、半導体スイッチング素子が例えば絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)であればコレクタエミッタ間電圧であり、MOSFETであればソース・ドレイン間電圧である。半導体スイッチング素子が短絡状態となると、半導体スイッチング素子の端子間電圧は過電流により飽和電圧から上昇する。端子間電圧が飽和電圧から上昇することで、端子間電圧が飽和電圧と一致しない異常電圧つまり不飽和電圧となる。この不飽和電圧を検知することで、半導体スイッチング素子の短絡を検知することができる。
国際公開第2014/115272号に開示されている手法では、半導体デバイス駆動回路と半導体スイッチング素子間に高耐圧ダイオードと高耐圧容量素子を有し、半導体スイッチング素子の不飽和時に上記容量素子を充電することにより、半導体スイッチング素子が不飽和状態であることを検知する。具体的には、定電流回路により容量素子が充電されることで、端子VDSHの電圧が上昇し、端子VDSHの電圧が一定値以上となった場合に、半導体スイッチング素子の不飽和電圧が発生したと判断している。
国際公開第2014/115272号
半導体スイッチング素子のオン動作は、過度時と定常時とに分けて考えることができる。過渡時とは、半導体スイッチング素子のターンオン動作が行われる短い期間を表している。この過渡時を、「ターンオン動作時」とも称す。ターンオン動作時は、駆動信号の立ち上がりによりゲート電圧がローからハイへと立ち上がることで、半導体スイッチング素子が遮断状態から導通状態へと切り替わる期間である。一方、定常状態とは、ターンオンが完了して半導体スイッチング素子のゲート電圧がハイで安定し、半導体スイッチング素子の出力端子間に電流が流れている状態である。この定常時を、「定常オン動作時」とも称す。
短絡時の半導体スイッチング素子の端子間電圧は半導体スイッチング素子に入力されているゲート電圧および短絡電流に依存する。同じ短絡電流値の場合、ゲート電圧が大きいほど端子間電圧は小さくなり、ゲート電圧が小さくなるほど端子間電圧は大きくなる。具体的には、半導体スイッチング素子が定常オン動作中に短絡した場合には、ゲート電圧が高い状態で短絡状態が発生するので、端子間電圧は小さな値である。一方、半導体スイッチング素子がターンオンした直後に短絡状態となる場合、ターンオン前のゲート駆動信号はローレベルであるからゲート電圧は低い。従って、短絡中に半導体スイッチング素子がターンオンされる場合、端子間電圧は定常オン動作時よりも大きい。
短絡が発生した場合には、半導体スイッチング素子の保護を速やかに実施することが望ましい。そのためには、上記のようなゲート電圧と端子間電圧との間にある相関を考慮して、不飽和電圧に基づいて短絡が発生しているかを検知する回路で用いられるしきい値を、可変設定することが好ましい。具体的には、定常オン動作時のしきい値をターンオン動作時のしきい値よりも小さく設定することが好ましい。また、短絡時の半導体スイッチング素子への負荷を軽減するためには、端子間電圧が小さいうちに速やかに半導体スイッチング素子を遮断することが好ましい。
国際公開第2014/115272号は、ブランキング容量素子CB1を充電する定電流値をターンオン動作時と定常オン動作時とで切り替える手法を開示している。この手法によれば、過度時のブランキング容量素子CB1を充電するスピードを遅くし、定常時のブランキング容量素子CB1を充電するスピードを速くすることができる。これにより、過度時の誤検知を抑制しつつ、定常時の速やかな保護を実現することができる。但し、オン動作時のしきい値を下げるためには、ターンオン動作時の充電電流あるいは容量を調整する必要があり、回路の設計が複雑であるという問題があった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、設計の複雑化を避けつつ不飽和電圧検知に用いるしきい値を可変設定することのできる半導体デバイス駆動回路を提供することを目的とする。
本発明にかかる半導体デバイス駆動回路は、第1電極と、第2電極と、前記第1電極および第2電極の間の導通を制御する制御電極とを備える半導体スイッチング素子における前記第1電極と前記第2電極との間の電圧を検知する検知回路と、しきい値を出力するしきい値調整回路と、前記しきい値調整回路から出力された前記しきい値と前記検知回路で検知された検知電圧とを比較する比較回路と、入力信号に基づいて前記半導体スイッチング素子の駆動信号を生成すると共に、前記検知電圧が前記しきい値よりも低い値から増加して前記しきい値に達した場合に前記駆動信号を遮断に維持する駆動回路と、を備え、前記しきい値調整回路は、第1電圧と前記第1電圧よりも低い第2電圧との間で前記しきい値を切替可能であり、前記半導体スイッチング素子がオフ状態である場合に前記第1電圧を前記しきい値として出力し、前記半導体スイッチング素子がオンされて前記第1電極と前記第2電極との間の電圧が飽和電圧である場合に前記第2電圧を前記しきい値として出力する。
本発明によれば、しきい値調整回路が第1電圧と第2電圧を切替可能であり、しきい値調整回路が半導体スイッチング素子の状態に応じてしきい値の大きさを第1電圧と第2電圧から選択することができるので、複雑な設計を避けつつ不飽和電圧検知に用いるしきい値を可変設定することができる。
本発明の実施の形態1にかかる半導体デバイス駆動回路の構成を示す回路図である。 本発明の実施の形態1にかかる半導体デバイス駆動回路の動作を示すタイムチャートである。 本発明の実施の形態1にかかる半導体デバイス駆動回路の動作を示すタイムチャートである。 本発明の実施の形態2にかかる半導体デバイス駆動回路の構成を示す回路図である。 本発明の実施の形態2にかかる半導体デバイス駆動回路の動作を示すタイムチャートである。 本発明の実施の形態2にかかる半導体デバイス駆動回路の動作を示すタイムチャートである。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる半導体デバイス駆動回路100の構成を示す回路図である。半導体デバイス駆動回路100は集積回路の形態で提供されており、以下「集積回路100」とも称す。図1は集積回路100とその周辺回路の具体例を示している。集積回路100は半導体スイッチング素子500を駆動する駆動信号HOを出力する。集積回路100は、定電流源11と、放電用NMOSFET12と、コンパレータ13と、論理回路17と、駆動回路18と、しきい値調整回路600とを有している。集積回路100内に設けられた定電流源11、放電用NMOSFET12、コンパレータ13、および論理回路17と、集積回路100外に設けられたダイオード300および容量素子400とが、不飽和電圧検知回路200を構成している。不飽和電圧検知回路200は、半導体スイッチング素子500の端子間電圧が不飽和電圧であることを検知する回路部であり、公知の技術により構成されるものである。例えば国際公開第2014/115272号にもこの不飽和電圧検知回路200に類似する回路構成および回路動作が開示されているので、公知技術に属する基本的回路動作等については、詳細な説明を省略する。
実施の形態1では半導体スイッチング素子500の具体的な例として絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)を用いるが、変形例としてIGBT以外の半導体スイッチング素子を用いてもよく、例えばMOSFETを用いてもよい。図1の場合は半導体スイッチング素子500がIGBTであるので、半導体スイッチング素子500の端子間電圧はコレクタエミッタ間電圧である。半導体スイッチング素子500の材料はシリコンでもよい。半導体スイッチング素子500の材料は、シリコンよりもバンドギャップの大きいいわゆるワイドバンドギャップ半導体でもよく、具体的にはSiC、GaN、あるいはダイヤモンドでもよい。
論理回路17は、入力信号HINとコンパレータ13の出力信号Vcmpoとを受け取る。論理回路17は、放電用NMOSFET12への出力信号Vnmgと、駆動回路18への出力信号Vpoとをそれぞれ出力する。論理回路17は、具体的には、コンパレータ13の出力信号Vcmpoがローである場合には、信号Vpoを入力信号HINの信号に同期した信号とし、信号Vnmgを入力信号HINの反転信号に同期した信号とする。
また、論理回路17は、入力信号HINがハイとなり且つ信号Vcmpoがハイとなると、信号Vcmpoがハイとなる立ち上りエッジに同期して信号Vpoをローとし、信号Vnmgをハイとする。信号Vpoをローとしかつ信号Vnmgをハイとした状態は、所定の信号が入力されるまで保持されることが好ましく、図1に示す信号Resetが集積回路100に入力されたときにこの状態が解除されるようにしてもよい。所定の信号Resetは、集積回路100にReset端子を設けて集積回路100の外から入力する形態に限られず、信号Resetを生成する回路を集積回路100内に設けてもよい。
集積回路100は、不飽和検知端子10を備えている。不飽和検知端子10は、容量素子400の正極側端子とダイオード300のアノードとの接続点Pに接続している。この接続点Pに印加される電圧が、実施の形態1において不飽和電圧を検知するために用いられる検知電圧Vdesatである。不飽和検知端子10は、接続点Pに接続されることで、検知電圧Vdesatを取得することができる。
コンパレータ13は、不飽和検知端子10から入力される検知電圧Vdesatをプラス端子に受け、しきい値調整回路600から出力されたしきい値をマイナス端子に受ける。コンパレータ13は、検知電圧Vdesatがしきい値よりも大きい場合はハイ信号を出力し、検知電圧Vdesatがしきい値よりも小さい場合はロー信号を出力する。
放電用NMOSFET12は、論理回路17からの入力信号Vnmgにより駆動される。放電用NMOSFET12は、信号Vnmgがハイのときオン状態となり、容量素子400を放電し、検知電圧Vdesatを下降させる。
定電流源11は不飽和検知端子10に定電流を供給する。放電用NMOSFET12がオフ状態のとき、定電流源11から供給される電流により容量素子400が充電され、検知電圧Vdesatが上昇する。
ダイオード300のカソード端子が半導体スイッチング素子500の高電位側端子に接続され、ダイオード300のアノード端子が不飽和検知端子10に接続される。ダイオード300は、半導体スイッチング素子500の端子間電圧が飽和電圧Vsatのときに、不飽和検知端子10の電圧をこの飽和電圧Vsatにクランプする。このクランプにより、定電流源11が容量素子400を過充電することが防止される。なお、飽和電圧Vsatは、図2に模式的に示されている。半導体スイッチング素子500がオン状態となって半導体スイッチング素子500のコレクタエミッタ間電圧Vceが低下してある最小電圧で安定する。この最小電圧が「飽和電圧Vsat」である。
半導体スイッチング素子500が短絡状態となると、過電流によりコレクタエミッタ間電圧Vceが上昇し、それに追従して検知電圧Vdesatも上昇する。この仕組みを説明すると、半導体スイッチング素子500のコレクタエミッタ間電圧Vceが不飽和となると、容量素子400の電圧は飽和電圧Vsatにクランプされなくなる。つまり、コレクタエミッタ間電圧Vceが不飽和となると、それに応じてダイオード300のカソード側の電位が上昇し、定電流源11からの定電流は容量素子400へと流れていくことになる。定電流源11からの定電流の大きさが決まれば、容量素子400の充電速度が定まる。定電流が供給されば容量素子400が一定の充電速度でさらに充電されていくこととなり、やがて容量素子400の充電電圧がコンパレータ13に入力されるしきい値を超えたとき、短絡の発生が検出される。このように、不飽和電圧検知回路200によれば、不飽和電圧である場合に予め定めた増加率で容量素子400の両端電圧すなわち検知電圧Vdesatを増加させることができる。また不飽和電圧検知回路200は、コンパレータ13に入力されるしきい値よりも検知電圧Vdesatが高いか否かを判定することもできる。
駆動回路18は、信号Vpoを受けて、半導体スイッチング素子500を駆動する駆動信号HOを生成する。前述したように、入力信号HINと出力信号Vcmpoのハイローに応じて、論理回路17が信号Vpoの内容を変更する。信号Vpoが入力信号HINの信号に同期したオンオフを伝達している場合には、駆動信号HOが入力信号HINに従ってオンオフされる。一方、信号Vpoがローに保持されると、駆動信号HOもローに保持され、半導体スイッチング素子500が遮断に維持される。
しきい値調整回路600は、コンパレータ13に入力するしきい値として用いられる電圧信号を生成する。しきい値調整回路600は、ディレイ回路16と、スイッチ14としきい値源15とを有している。しきい値調整回路600は、ディレイ回路16の出力によりスイッチ14を切り替えることで、しきい値源15とコンパレータ13との接続状態を切り替える。これによりコンパレータ13に入力するしきい値を可変設定することができる。
ディレイ回路16は、入力信号HINの立ち上がりエッジから予め定められた第1遅延時間tth1が経過した後に、切替信号SWをハイに立ち上げる。ディレイ回路16が有する第1遅延時間tth1は、半導体スイッチング素子500のコレクタエミッタ間電圧Vceが飽和電圧Vsat相当まで低下するためにかかる時間以上の長さに設定される。ディレイ回路16の第1遅延時間tth1は、不飽和電圧検知回路200にて設定されるブランキング時間よりも長く設定される。なお、「ブランキング時間」の設定は既に公知の技術であるため詳細は説明しないが、概略を説明すると、半導体スイッチング素子500のターンオン直後の不飽和電圧状態のことを短絡発生によるものと誤検出しないように、デサット検出機能のなかに、「ブランキング時間」が設定されている。不飽和電圧を検出した場合であっても直ちに短絡発生とするのではなく、ターンオン後のオン状態において不飽和電圧を検出した時間がこのブランキング時間を越えた場合に、短絡発生を検知するという仕組みとなっている。
スイッチ14は、ディレイ回路16が出力した切替信号SWに従って、電圧源21と電圧源22との電気的接続を切り替える。スイッチ14は、ディレイ回路16の出力した切替信号SWがローのとき第1電圧源21とコンパレータ13とを電気的に接続し、ディレイ回路16が出力した切替信号SWがハイのとき第2電圧源22とコンパレータ13とを電気的に接続する。
しきい値源15は、第1電圧源21と第2電圧源22とを有している。第1電圧源21は第1しきい値Vdsth1を供給し、第2電圧源22は第2しきい値Vdsth2を供給する。第2しきい値Vdsth2は第1しきい値Vdsth1よりも低い。第1しきい値Vdsth1は半導体スイッチング素子500のオフ動作時およびターンオン動作時のしきい値として用いられ、第2しきい値Vdsth2は半導体スイッチング素子500の定常オン動作時のしきい値として用いられる。
集積回路100では、入力信号HINの立ち上がりから所定時間経過した後、つまり、半導体スイッチング素子500のコレクタエミッタ間電圧Vceが飽和電圧Vsat相当である定常オン動作時に、コンパレータ13に供給される電圧値を第1しきい値Vdsth1から第2しきい値Vdsth2へと切り替える。この動作により、ターンオン動作時のしきい値を高く設定し、定常オン動作時のしきい値を低く設定することができる。その結果、ターンオン動作時に短絡を誤検知することを抑制しつつ、定常オン動作時の速やかな短絡保護を実現できる。
また、定常オン動作時のしきい値を低く設定することで、コレクタエミッタ間電圧Vceが低いうちに早期に不飽和電圧の発生を検知することができる。これにより短絡発生時に速やかに半導体スイッチング素子500を保護できる。その結果、半導体スイッチング素子500にかかる負担を抑制することができる。
実施の形態1の回路動作を具体的なタイムチャートを用いて説明する。図2および図3は、本発明の実施の形態1にかかる半導体デバイス駆動回路100の動作を示すタイムチャートである。
図2は、半導体スイッチング素子500がオン動作中に短絡した場合のタイムチャートを示している。
期間Taでは、入力信号HINがローであり、半導体スイッチング素子500はオフ状態である。期間Taでは、入力信号HINがローであり半導体スイッチング素子500がオンされていないので、コレクタエミッタ間電圧Vceは不飽和電圧である。入力信号HINがローであり、放電用NMOSFET12がオン状態であるので、容量素子400は充電されず、検知電圧Vdesatは上昇しない。
期間Tbは、入力信号HINが立ち上がって半導体スイッチング素子500がターンオンされるとともに、コレクタエミッタ間電圧Vceが飽和電圧Vsatに下がるまでの期間である。期間Tbは、過渡時つまり「ターンオン動作時」に相当している。入力信号HINがハイとなると、論理回路17により放電用NMOSFET12がオフとされ、容量素子400が定電流源11により充電されるので、検知電圧Vdesatは上昇する。このとき、ターンオンの後にコレクタエミッタ間電圧Vceが飽和電圧Vsatに下がるまでの時間は、検知電圧Vdesatが第1しきい値Vdsth1を上回らないように、定電流源11の電流値、容量素子400の容量値、しきい値Vdsth1が設定される。これはつまり、「ブランキング時間」を設定することに相当している。不飽和電圧を検出した場合であっても直ちに短絡発生とするのではなく、ターンオン後のオン状態において不飽和電圧を検出した時間がブランキング時間を越えた場合に、短絡発生を検知することができる。
期間Tcは、入力信号HINがハイでありかつ、コレクタエミッタ間電圧Vceが飽和電圧Vsat相当である期間である。期間Tcは、定常時つまり「定常オン動作時」に相当している。期間Tcでは、定常オン動作が行われている。入力信号HINが立ち上がってから、予め定められた第1遅延時間tth1が経過した時点で、しきい値調整回路600が出力するしきい値が、第1しきい値Vdsth1から第2しきい値Vdsth2に切り替わる。
期間Tdは、定常オン動作中に短絡が発生してから検知電圧Vdesatが第2しきい値Vdsth2に達するまでの期間である。半導体スイッチング素子500が短絡状態となると、過電流によりコレクタエミッタ間電圧Vceが上昇し、それに追従して検知電圧Vdesatも上昇する。
期間Teは、検知電圧Vdesatが第2しきい値Vdsth2に達し、半導体スイッチング素子500が遮断動作をする期間である。検知電圧Vdesatが第2しきい値Vdsth2に達すると、コンパレータ13の出力信号Vcmpoがハイとなる。出力信号Vcmpoがハイとなると、論理回路17により、信号Vpoがローとなり、信号Vnmgがハイとなる。信号Vpoがローとなることで、駆動回路18の出力信号がローに保持される。これにより半導体スイッチング素子500は遮断状態となる。また、信号Vnmgがハイになることに応答して放電用NMOSFET12がオンとなることで、検知電圧Vdesatが低下する。検知電圧Vdesatが第2しきい値Vdsth2を下回ると、信号Vcmpoはローとなる。信号Vcmpoがローとなっても、信号Vpoおよび信号Vnmgは変化せずにそのままの状態に保持される。この保持状態は、予め定めた条件が成立したときに解除されるようにすればよく、一例として信号Resetが集積回路100に入力されることによりリセットされるようにしてもよい。
図3は、半導体スイッチング素子500がターンオンした直後に短絡状態となる場合のタイムチャートを示している。
期間Ta1は、入力信号HINがローであり、半導体スイッチング素子500はオフ状態である。
期間Tb1は、入力信号HINが立ち上がり、検知電圧Vdesatが第1しきい値Vdsth1に達するまでの期間である。検知電圧Vdesatはコレクタエミッタ間電圧Vceの低下に応じて上昇する。
期間Tc1は、検知電圧Vdesatが第1しきい値Vdsth1に達し、半導体スイッチング素子500が遮断動作をする期間である。
以上説明したように、実施の形態1によれば、半導体スイッチング素子500の不飽和電圧検知回路200において、半導体スイッチング素子500が定常オン状態のときに用いられる第2しきい値Vdsth2を、オフ状態およびターンオン動作のときに用いられる第1しきい値Vdsth1よりも、低くすることができる。これにより、ターンオン動作時の誤検知を防止することと、定常オン動作中に短絡を検知する感度の向上とを、両立することができる。定常オン時のしきい値を過度時(ターンオン動作時)のしきい値に比べて低く設定することで、ターンオン動作時の誤検知を抑制しつつ、定常オン動作時の速やかな保護を実現できる。また、定常オン動作時のしきい値を低く設定することで、端子間電圧がより小さいうちに短絡を検知することが可能であり、短絡発生時に速やかに半導体スイッチング素子500を保護でき、半導体スイッチング素子500にかかる負担を軽減することができる。ターンオン動作時と定常オン動作時のしきい値を2つの独立した第1、2電圧源21、22を用いて設定するので、設計が容易である。
また、実施の形態1によれば、ディレイ回路16を設けることで、半導体スイッチング素子500を駆動する信号が立ち上がってから予め定めた所定時間が経過した後に、コンパレータ13に入力されるしきい値を低減することができる。実施の形態1にかかる集積回路100には回路動作がシンプルであるという利点もある。
実施の形態2.
図4は、本発明の実施の形態2にかかる半導体デバイス駆動回路100aの構成を示す回路図である。半導体デバイス駆動回路100aは集積回路の形態で提供されており、以下「集積回路100a」とも称す。
実施の形態2では、実施の形態1とは異なる方法で、不飽和電圧を検知するために用いられる検知電圧Vdesatが生成される。具体的には、図4に示す集積回路100aでは、半導体スイッチング素子500のコレクタエミッタ間電圧Vceを第1抵抗41および第2抵抗42により電流に変換する。変換した電流の差分から電圧信号が生成され、この電圧信号が検知電圧Vdesatとして取り扱われる。実施の形態2にかかる不飽和電圧検知回路201は、このような電流差に基づく検知電圧Vdesatを用いてコレクタエミッタ間電圧Vceの不飽和電圧を検知する。不飽和電圧検知回路201において、検知電圧Vdesatと比較すべきしきい値が調整される。なお、実施の形態1では入力信号の切り替わりから所定時間経過後にしきい値を切り替えたが、実施の形態2ではコレクタエミッタ間電圧Vceが所定の電圧以下になった場合にしきい値を切り替えることが可能である。
集積回路100は、コンパレータ13と、駆動回路218と、論理回路19と、不飽和電圧検知回路201と、しきい値調整回路601と、を有している。
不飽和電圧検知回路201は、第1抵抗41および第2抵抗42からなる抵抗部40を備えている。第1抵抗41は、端子VUの電圧を電流IUに変換する。第2抵抗42は、端子VSの電圧を電流ISに変換する。不飽和電圧検知回路201は、電流差検知回路31にて電流IUと電流ISの差分を検知し、第3抵抗43によりその電流差を検知電圧Vdesatに変換する。検知電圧Vdesatは、端子VUと端子VSとの間の電圧差であり、言い換えると、コレクタエミッタ間電圧に対応する電圧である。後述する図5および図6に示すように、検知電圧Vdesatは、コレクタエミッタ間電圧Vceに追従して変動する。
しきい値調整回路601は、コンパレータ13に入力する参照電圧を調整する回路である。しきい値調整回路601は、コンパレータ13の出力信号Vcmpoによりスイッチ14を切り替えることで、第1電圧源21と第2電圧源22を切り替える。第1電圧源21から第2電圧源22への切り替わりは次のような回路動作である。まず、信号Vcmpoがローに立下ってからディレイ回路32による遅延によって所定時間が経過した後に、スイッチ14に切替信号SWが伝達される。この切替信号SWに応答して、スイッチ14の接続先が第1電圧源21から第2電圧源22に切り替わる。これにより、コンパレータ13に入力される参照電圧が第1しきい値Vdsth1から第2しきい値Vdsth2へ切り替わる。また、第2電圧源22から第1電圧源21への切り替わりは、次のような回路動作である。まず、信号Vcmpoが立ち上がった後、ディレイ回路32による遅延によって所定時間が経過した後に、スイッチ14に切替信号SWが伝達される。切替信号SWに応答して、スイッチ14が第2電圧源22から第1電圧源21に切り替わる。これにより、コンパレータ13に入力される参照電圧が、第2しきい値Vdsth2から第1しきい値Vdth1へ切り替わる。
論理回路19は、入力信号HINとコンパレータ13の出力信号Vcmpoとを受ける。論理回路19は、信号Vpoを出力する回路であり、入力信号HINがハイであり且つ信号Vcmpoがハイのときに、信号Vpoをハイとする。また、論理回路19は、入力信号HINと信号Vcmpoの少なくとも一方がローであるときには、信号Vpoをローとする。信号Vpoをハイとした状態は、所定の信号が入力されるまで保持されることが好ましく、図4では外部から信号Resetが入力されるまでこの状態を保持する。変形例として、実施の形態1で述べたとおり、所定の信号Resetを生成する回路を集積回路100a内に設けてもよい。
また、入力信号HINの立ち上り時には、入力信号HINが立ち上がってから半導体スイッチング素子500が飽和状態となるまでに多少の時間がかかる。その際の誤検知を防止するために、フィルタ時間tf1のフィルタが挿入されている(図5および図6参照)。フィルタ時間tf1のフィルタは、論理回路19内に設けられたフィルタ機能で実現される。入力信号HINがハイであり且つ信号Vcmpoがハイであるという条件が成立した場合であっても、論理回路19は直ちに信号Vpoをハイとせずに、論理回路19はフィルタ時間tf1の期間内は信号Vpoをローに保持する。これにより、入力信号HINの立ち上がり後に半導体スイッチング素子500が飽和状態となるまでにかかる十分な時間が経過するまでは、信号Vcmpoがハイに立ち上がらないようにすることができる。
なお、論理回路19のフィルタ機能は、入力信号HINの立ち上がりつまりターンオン動作時にのみ有効となることが好ましく、その一方で、入力信号HINが既にハイとなって飽和電圧Vsatで安定している定常オン動作時には無効となることが好ましい。この点は、後述する図5のタイムチャートにおける期間Tb2と期間Te2で説明する。
駆動回路218は、入力信号HINと信号Vpoを受ける。駆動回路218は、駆動信号HOを生成する回路である。駆動回路218は、信号Vpoがローのときは入力信号HINに同期してオンオフする駆動信号HOを生成する。これにより、入力信号HINに基づいて半導体スイッチング素子500をスイッチング制御することができる。一方、駆動回路18は、入力信号HINがハイかつ信号Vpoがハイのときは、駆動信号HOをローにしてそのローを保持する。これにより、半導体スイッチング素子500が遮断され、その遮断状態が保持される。この遮断動作によって、短絡保護が実現される。
図5および図6は、本発明の実施の形態2にかかる半導体デバイス駆動回路100aの動作を示すタイムチャートである。実施の形態2の回路動作を具体的なタイムチャートを用いて説明する。なお、重複説明を避けるために、実施の形態1で図2および図3を用いて説明した期間に相当する期間については、同一の符号を付して説明を省略する。
図5は、半導体スイッチング素子500がオン動作中に短絡した場合のタイムチャートを示している。実施の形態1と同様に期間Taからタイムチャートを開始している。
期間Tb2は、入力信号HINの立ち上りから、検知電圧Vdesatが立ち下がって第1しきい値Vdsth1に達するまでの期間である。論理回路19は予め定められたフィルタ時間tf1の間は信号Vpoを立ち上げないので、この期間Tb2では信号Vpoがローに保持されている。フィルタ時間tf1は、検知電圧Vdesatが立ち下がって第1しきい値Vdsth1に達するまでの期間以上の長さに設計される。これにより信号Vcmpoを十分にフィルタすることができ、ターンオン動作時の誤検知を防止することができる。
期間Tc2にて、検知電圧Vdesatが第1しきい値Vdsth1を下回り、コンパレータ13の出力信号Vcmpoが立ち下がる。コンパレータ13の出力信号Vcmpoが立ち下がってから予め定められた第2遅延時間tth2が経過した後に、しきい値がVdsth2へと切り替わる。第2遅延時間tth2の長さは、検知電圧Vdesatが第1しきい値Vdsth1を下回ってから第2しきい値Vdsth2を下回るのに十分な時間長に設定される。
なお、期間Tc2の起算点は、検知電圧Vdesatが第1しきい値Vdsth1を下回った時点であり、コレクタエミッタ間電圧Vceが飽和電圧Vsatに至るよりも前である。期間Tc2との比較のため、図5には図2で説明した「定常オン動作時」である期間Tcも図示している。
その後、実施の形態1と同様に期間Tdが到来する。
期間Te2にて、検知電圧Vdesatが第2しきい値Vdsth2を上回ったことに応じてコンパレータ13の出力信号Vcmpoが立ち上がる。出力信号Vcmpoの立ち上がりに応答して論理回路19が信号Vpoをハイとすると、駆動回路218の出力信号がローに保持され、半導体スイッチング素子500は遮断状態となる。この状態は信号Resetが入力されるまで保持される。また、信号Vcmpoが立ち上がってから予め定められた第3遅延時間tth3が経過した後にしきい値がVdsth1へと切り替わる。第3遅延時間tth3の長さは、検知電圧Vdesatが第2しきい値Vdsth2を上回ってから第1しきい値Vdsth1を上回るのに十分な時間長に設定される。
なお、前述したように、論理回路19のフィルタ機能は、入力信号HINの立ち上がりつまりターンオン動作時にのみ機能することが好ましく、その一方で、入力信号HINが既にハイとなって飽和電圧Vsatで安定している定常オン動作時には機能しないことが好ましい。実施の形態2ではこのような好ましい形態が実現されており、図5に示すように、期間Tb2ではフィルタ時間Tf1が有効となっているけれども、期間Tdではフィルタリングが行われずに信号Vcmpoの立ち上がりに同期して信号Vpoが直ちに立ち上げられている。期間Tb2ではフィルタ時間Tf1を用いることで、ターンオン動作時の誤検知を防止できる。また、期間Tdではフィルタ機能を無効とすることで、定常オン動作中に短絡を検知する感度を高めることができる。
図6は、半導体スイッチング素子500がターンオンした直後に短絡状態となる場合のタイムチャートを示している。期間Ta1、Tc1については実施の形態1の図3と同様なので説明を省略する。
期間Tb3にて、信号Vcmpoがハイである状態がフィルタ時間tf1以上続くと、信号Vpoが立ち上がり半導体スイッチング素子500が遮断動作をする。
以上説明した実施の形態2によれば、実施の形態1と同様に、しきい値調整回路601がしきい値の切替を行うことで、ターンオン動作時の誤検知を防止することと、定常オン動作中に短絡を検知する感度の向上とを、両立することができる。
また、実施の形態2によれば、半導体スイッチング素子500のコレクタエミッタ間電圧が予め定めた所定電圧以下となり、予め定めた所定時間が経過した後に、コンパレータ13に供給するしきい値を低減することができる。これにより、短絡動作時にターンオンした場合にはしきい値の切り替えを実施しないようにすることができる(図6参照)。その結果、不要な回路動作を削減できる。
10 不飽和検知端子、11 定電流源、12 放電用NMOSFET、13 コンパレータ、14 スイッチ、15 しきい値源、16、32 ディレイ回路、17、19 論理回路、18、218 駆動回路、21 第1電圧源、22 第2電圧源、31 電流差検知回路、40 抵抗部、41 第1抵抗、42 第2抵抗、43 第3抵抗、100、100a 半導体デバイス駆動回路(集積回路)、200、201 不飽和電圧検知回路、300 ダイオード、400 容量素子、500 半導体スイッチング素子、600、601 しきい値調整回路

Claims (3)

  1. 第1電極と、第2電極と、前記第1電極および第2電極の間の導通を制御する制御電極とを備える半導体スイッチング素子における前記第1電極と前記第2電極との間の電圧を検知する検知回路と、
    しきい値を出力するしきい値調整回路と、
    前記しきい値と前記検知回路で検知された検知電圧とを比較する比較回路と、
    入力信号に基づいて前記半導体スイッチング素子の駆動信号を生成すると共に、前記検知電圧が前記しきい値よりも低い値から増加して前記しきい値に達した場合に前記駆動信号を遮断に維持する駆動回路と、
    を備え、
    前記しきい値調整回路は、第1電圧と前記第1電圧よりも低い第2電圧との間で前記しきい値を切替可能であり、前記半導体スイッチング素子がオフ状態である場合に前記第1電圧を前記しきい値として出力し、前記半導体スイッチング素子がオンされて前記第1電極と前記第2電極との間の電圧が飽和電圧である場合に前記第2電圧を前記しきい値として出力する半導体デバイス駆動回路。
  2. 前記しきい値調整回路は、前記検知電圧が前記しきい値よりも高い状態から低下して前記しきい値に達した時点から予め定めた時間が経過したときに前記第1電圧から前記第2電圧へと前記しきい値を切り替える請求項に記載の半導体デバイス駆動回路。
  3. 前記しきい値調整回路は、前記検知電圧が前記しきい値よりも低い値から増加して前記しきい値に達した時点から予め定めた時間が経過したときに前記第2電圧から前記第1電圧へと前記しきい値を切り替える請求項1または2に記載の半導体デバイス駆動回路。
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