JP6593364B2 - 光学デバイス - Google Patents

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Description

本発明は、障害物によって遮られる死角の像の視認補助を行う光学デバイスに関する。
特許文献1には、視認者側に設けられ入射した光の一部を反射し一部を透過する半透過ミラーと、半透過ミラーと対向し、半透過ミラーからの光を半透過ミラーに向けて反射するミラーとからなる一対のミラーと、サイドガラス側に設けられ像を表す光を一対のミラーに入射する入射部と、を備えてなる光学デバイスの技術が開示されている。
特開2016-49930号公報
しかしながら、特許文献1の段落0023に記載されているように、特許文献1の技術では、障害物の背面側に位置する所定領域については像を映すことができず、視認できない範囲である死角を減らすという観点では改善の余地があった。そして、特許文献1の技術では、見える画像の位置が実際の位置とは異なる、ずれた位置に映されるという問題がある。また、光学デバイスは、例えば車両内に配置されるので、乗員の邪魔にならないように、よりコンパクトな構成とすることが望まれる。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、死角をより少なくしかつ障害物がない場合と同じ位置に死角の像を映すことができるコンパクトな光学デバイスを提供することである。
上記課題を解決する本発明の光学デバイスは、障害物によって視線が遮られる死角の像を映す光学デバイスであって、前記障害物に対して前記視線の死角側に配置されて前記死角側から入射される入射光を前記視線に交差する方向で且つ前記障害物から離れる方向に反射する死角側外向きミラーと、該死角側外向きミラーに対向して配置され、前記死角側外向きミラーによって反射された光を前記視線の視点側に向かって反射する死角側内向きミラーと、前記障害物に対して前記視線の視点側に配置されて前記死角側内向きミラーによって反射された光を前記視線に交差する方向で且つ前記障害物に接近する方向に反射する視点側内向きミラーと、該視点側内向きミラーに対向して配置され、前記視点側内向きミラーによって反射された光を前記視線に沿って前記視線の視点側に向かって反射する視点側外向きミラーと、を備え、前記死角側内向きミラー及び前記視点側内向きミラーは、それぞれ複数に分割された反射面を有しており、該複数の反射面が互いに平行で且つ前記死角側または前記視点側から見た場合に一部が重なり合う位置に配列されていることを特徴とする。
本発明の光学デバイスは、死角側から入射される入射光を死角側外向きミラーによって視線に交差する方向で且つ障害物から離れる方向に反射し、死角側外向きミラーによって反射された光を死角側内向きミラーによって視線の視点側に向かって反射し、死角側内向きミラーによって反射された光を視点側内向きミラーによって視線に交差する方向で且つ障害物に接近する方向に反射し、視点側内向きミラーによって反射された光を視点側外向きミラーによって視線に沿って視線の視点側に向かって反射する。そして、死角側内向きミラー及び視点側内向きミラーは、それぞれ複数に分割された反射面を有し、複数の反射面が互いに平行で且つ死角側または視点側から見た場合に一部が重なり合う位置に配列されている。
したがって、死角側から入射した光を視点に向かって出射し、視点から見た場合に障害物の位置に死角の像を映すことができる。したがって、障害物で視線が遮られることがなく障害物を透明化でき、死角の像の視認を補助できる。そして、死角側内向きミラー及び視点側内向きミラーをそれぞれ一枚の平坦な反射面で構成した物と比較して、デバイス全体の大きさを小さくすることができる。
本発明の光学デバイスでは、死角側外向きミラーの反射面は、視線に直交する方向で且つ障害物から離れる方向に対して視線の視点側に向かって第一の角度で傾斜し、死角側内向きミラーが有する複数の反射面は、視線に直交する方向で且つ障害物に接近する方向に対して視線の死角側に向かって前記第一の角度で傾斜し、視点側内向きミラーが有する複数の反射面は、視線に直交する方向で且つ障害物に接近する方向に対して視線の視点側に向かって第一の角度で傾斜し、視点側外向きミラーの反射面は、視線に直交する方向で且つ障害物から離れる方向に対して視線の死角側に向かって第一の角度で傾斜し、死角側内向きミラーは、複数の反射面の配列方向が視線に直交する方向で且つ障害物から離れる方向に対して視線の視点側に向かって第一の角度よりも大きい第二の角度で傾斜し、視点側内向きミラーは、複数の反射面の配列方向が視線に直交する方向で且つ障害物から離れる方向に対して視線の死角側に向かって第二の角度で傾斜している構成が好ましい。
本発明によれば、死角側外向きミラーの反射面と、死角側内向きミラーが有する複数の反射面と、視点側内向きミラーが有する複数の反射面と、視点側外向きミラーの反射面のそれぞれの傾斜する角度を、第一の角度とし、死角側内向きミラーが有する複数の反射面の配列方向の角度と、視点側内向きミラーが有する複数の反射面の配列方向の角度を、第二の角度としたので、死角側から入射した光を視点に向かって出射し、視点から見た場合に障害物の位置に死角の像を映すことができる機能を保持しつつ、デバイス全体の大きさを小さくすることができる。
本発明の光学デバイスにおいて、第一の角度は45°であり、第二の角度は、45°よりも大きく90°よりも小さい角度であることが好ましい。本発明によれば、死角側内向きミラー及び視点側内向きミラーをそれぞれ一枚の平坦な反射面で構成した物と比較して、死角側内向きミラー及び視点側内向きミラーが障害物から離れる距離を短くすることができ、デバイス全体の大きさを小さくすることができる。
本発明によれば、死角をより少なくしかつ障害物がない場合と同じ位置に死角の像を映すことができ、死角の像の視認を補助でき、かつ、死角側内向きミラー及び視点側内向きミラーをそれぞれ1枚の反射面で構成する場合と比較して、デバイスの大きさをより小さくすることができる。
本実施の形態における光学デバイスの概要を示す平面図。 本実施の形態における光学デバイスの構成を説明するための平面図。 本実施の形態における光学デバイスの大きさを説明する平面図。 本実施の形態の前提となる参考例の構成とその大きさを説明する平面図。 複数の反射面の配置構成を説明する平面図。 本実施の形態の光学デバイスにより映される不可視領域のイメージ図。 複数のミラー片の配列方向の角度に応じた不可視領域変化率及びデバイスの体積変化率の関係を示すグラフ。 複数のミラー片の個数に対する不可視領域のライン数とライン幅の比率の関係を示すグラフ。
以下に、本発明の一実施の形態に係る光学デバイスについて、図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態における光学デバイス4の概要を示す平面図、図2は、光学デバイス4の構成を説明するための平面図である。
光学デバイス4は、例えば自動車に取り付けられる。自動車の場合、運転者は、フロントガラスとサイドガラスを通して車外の風景を直接視認することができる。しかし、フロントピラー3が配置される領域では、フロントピラー3が障害物となって視線が遮られ、運転者が直接視認することができない領域である死角が生じる。光学デバイス4は、フロントピラー3の透明化を行い、フロントピラー3がない場合と同じ位置に死角の像を映し、死角に存在する物体2の運転者による視認を補助する構成を有する。ここでいう透明化とは、実際にあるものをあたかもそこに存在しないように見せることをいい、障害物で背景が隠れることがなく、背景が見える状態を指す。
各部材の機能の理解を容易にするために、運転者の視点1からフロントピラー3を見た方向(視線)に沿う軸をY軸とし、フロントピラー3が延びる方向に沿う軸をZ軸とし、Y軸とZ軸に直交する軸をX軸として、以下では説明を行う。また、X軸、Y軸、Z軸を示す矢印が向く方向を各軸の正方向とし、矢印が向く方向と反対の方向を各軸の負方向とする。このようにした場合、Y軸正方向は、フロントピラー3から視点1に向かう方向を示し、Z軸正方向はフロントピラー3に沿って自動車の車体フロア側から車体ルーフに向かう方向を示す。
光学デバイス4は、死角側外向きミラー30R、30Lと、死角側内向きミラー40R、40Lと、視点側内向きミラー20R、20Lと、視点側外向きミラー10R、10Lを有する。
死角側外向きミラー30R、30Lは、フロントピラー3に対して視線の死角側(車外側)に配置されて死角側から入射されるY軸正方向の入射光を視線に交差する方向で且つフロントピラー3から離れる方向であるX軸正方向とX軸負方向に反射する。死角側内向きミラー40R、40Lは、死角側外向きミラー30R、30Lに対向して配置され、死角側外向きミラー30R、30Lによって反射されたX軸正方向とX軸負方向の光をそれぞれ視点1に向かうY軸正方向に反射する。
視点側内向きミラー20R、20Lは、フロントピラー3に対して視線の視点1側(車内側)に配置されて死角側内向きミラー40R、40Lによって反射されたY軸正方向の光を視線に交差する方向で且つフロントピラー3に接近する方向であるX軸負方向とX軸正方向に反射する。視点側外向きミラー10R、10Lは、視点側内向きミラー20R、20Lに対向して配置され、視点側内向きミラー20R、20Lによって反射されたX軸負方向とX軸正方向の光をそれぞれ視線の視点1側に向かうY軸正方向に反射する。
死角側外向きミラー30R、30L、及び、視点側外向きミラー10R、10Lは、外向きミラー部を構成する。
死角側外向きミラー30R、30Lは、死角側においてX軸正方向とX軸負方向に分かれて配置されており、それぞれZ軸に沿って延在している。死角側外向きミラー30R、30Lは、光を反射する一枚の平坦な反射面をそれぞれ有している。死角側外向きミラー30R、30Lの各反射面は、死角側に向くように配置されており、視線に直交する方向で且つフロントピラー3から離れるX軸正方向及びX軸負方向に対して視線の視点側に向かって第一の角度θ1で傾斜している。より具体的には、死角側外向きミラー30Rは、X軸正方向に対してY軸正方向に45°の角度(=θ1)を有する向きに配置され、死角側外向きミラー30Lは、X軸負方向に対してY軸正方向に45°の角度(=θ1)を有する向きに配置されている。
視点側外向きミラー10R、10Lは、視点1側においてX軸正方向とX軸負方向に分かれて配置されており、それぞれZ軸に沿って延在している。視点側外向きミラー10R、10Lは、光を反射する一枚の平坦な反射面をそれぞれ有している。視点側外向きミラー10R、10Lの各反射面は、視点1側に向くように配置されており、視線に直交する方向で且つフロントピラー3から離れるX軸正方向及びX軸負方向に対して視線の死角側に向かって第一の角度θ1で傾斜している。より具体的には、視点側外向きミラー10Rは、X軸正方向に対してY軸負方向に45°の角度(=θ1)を有する向きに配置され、視点側外向きミラー10Lは、X軸負方向に対してY軸負方向に45°の角度(=θ1)を有する向きに配置されている。
死角側内向きミラー40R、40Lと、視点側内向きミラー20R、20Lは、内向きミラー部を構成する。
死角側内向きミラー40R、40Lは、死角側においてX軸正方向とX軸負方向に分かれて配置されており、それぞれZ軸に沿って延在している。視点側内向きミラー20R、20Lは、視点1側においてX軸正方向とX軸負方向に分かれて配置されており、それぞれZ軸に沿って延在している。
死角側内向きミラー40R、40L、及び、視点側内向きミラー20R、20Lは、個々に反射面51を有する複数のミラー片50を、所定の角度で配列させることによって構成されている。複数のミラー片50は、本実施の形態では、全て同じ大きさを有している。ミラー片50は、図2に拡大図を示すように、断面が直角二等辺三角形でZ軸方向に延びる立体形状を有しており、直角二等辺三角形の長辺に相当する面が、光を反射する反射面51になっている。すなわち、死角側内向きミラー40R、40L、及び、視点側内向きミラー20R、20Lは、それぞれ複数に分割された反射面51を有している。
死角側内向きミラー40R、40Lが有する複数のミラー片50は、各反射面51が視線に直交する方向で且つフロントピラー3に接近するX軸負方向またはX軸正方向に対して視線の死角側に向かって第一の角度θ1で傾斜している。そして、死角側内向きミラー40R、40Lは、複数のミラー片50の配列方向d4が、視線に直交する方向で且つフロントピラー3から離れるX軸正方向またはX軸負方向に対して視線の視点側に向かって第一の角度θ1よりも大きい第二の角度θ2で傾斜している。
本実施の形態では、死角側内向きミラー40Rを構成する複数のミラー片50は、各反射面51がX軸負方向に対してY軸負方向に45°の角度(=θ1)を有する向きに配置され、さらに、各ミラー片50の配列方向d4がX軸正方向に対してY軸正方向に45°より大きく90°より小さな角度(=θ2)を有するように配列されている。同様に、死角側内向きミラー40Lを構成する複数のミラー片50は、各反射面51がX軸正方向に対してY軸負方向に45°の角度(=θ1)を有する向きに配置され、さらに、各ミラー片50の配列方向d4がX軸負方向に対してY軸正方向に45°より大きく90°より小さな角度(θ2)を有するように配列されている。
死角側内向きミラー40R、40Lが有する複数のミラー片50は、各反射面51が互いに平行で且つ視点1側から見た場合に、隣り合うミラー片50と反射面51の一部が重なり合う位置に配列されている。
視点側内向きミラー20R、20Lが有する複数のミラー片50は、各反射面51が視線に直交する方向で且つフロントピラー3に接近するX軸負方向及びX軸正方向に対して視線の視点1側に向かって第一の角度θ1で傾斜している。そして、視点側内向きミラー20R、20Lは、複数のミラー片50の配列方向d2が、視線に直交する方向で且つフロントピラー3から離れるX軸正方向またはX軸負方向に対して視線の死角側に向かって第一の角度θ1よりも大きい第二の角度θ2で傾斜している。
本実施の形態では、視点側内向きミラー20Rを構成する複数のミラー片50は、各反射面51がX軸負方向に対してY軸正方向に45°の角度(=θ1)を有する向きに配置され、さらに、各ミラー片50の配列方向d2がX軸正方向に対してY軸負方向に45°よりも大きく90°よりも小さな角度(=θ2)を有するように配列されている。同様に、視点側内向きミラー20Lを構成する複数のミラー片50は、各反射面51がX軸正方向に対してY軸正方向に45°の角度(=θ1)を有する向きに配置され、さらに、各ミラー片50の配列方向d2がX軸負方向に対してY軸負方向に45°よりも大きく90°よりも小さな角度(=θ2)を有するように配列されている。
なお、上記した各角度θ2は、いずれも互いに同じ値であり、45°<θ2<90°の範囲において任意で設定可能とする。
視点側内向きミラー20R、20Lが有する複数のミラー片50は、各反射面51が互いに平行で且つ死角側から見た場合に、隣り合うミラー片50と反射面51の一部が重なり合う位置に配置されている。
上記構成により、光学デバイス4は、死角側から入射される光Eを、死角側外向きミラー30R、30LによってX軸正方向またはX軸負方向に反射し、死角側内向きミラー40R、40LによってY軸正方向に反射する。そして、視点側内向きミラー20R、20LによってX軸負方向またはX軸正方向に反射し、視点側外向きミラー10R、10LによってY軸正方向に反射する。したがって、死角側から入射される光Eを視点1に向かって出射し、視点1から見た場合にフロントピラー3の位置に死角の像を映すことができる。したがって、フロントピラー3で視線が遮られることがなく、フロントピラー3を透明化でき、運転者にフロントピラー3の向こう側を見せることができ、運転者による死角の像の視認を補助できる。
本実施の形態では、死角側外向きミラー30R、30Lの反射面と、死角側内向きミラー40R、40Lが有する複数の反射面51と、視点側内向きミラー20R、20Lが有する複数の反射面51と、視点側外向きミラー10R、10Lの反射面のそれぞれの傾斜する角度を、全て同じ第一の角度θ1とした。そして、死角側内向きミラー40R、40Lが有する複数の反射面51の配列方向d4の角度と、視点側内向きミラー20R、20Lが有する複数の反射面51の配列方向d2の角度を、全て同じ第二の角度θ2とした。したがって、死角側から入射された光を、位置をずらすことなく視点に向かって出射することができ、視点から見た場合にフロントピラー3の位置に死角の像を映すことができ、障害物を確実に透明化できる。
図3は、本実施の形態における光学デバイスの大きさを説明する平面図、図4は、本実施の形態の前提となる参考例の構成とその大きさを説明する平面図である。なお、図4に示す参考例の光学デバイス5は、本実施の形態の光学デバイス4と同様の構成については同様の符号を付することで詳細な説明は省略する。
図3に示す本実施の形態における光学デバイス4は、死角側内向きミラー40R、40L、及び、視点側内向きミラー20R、20Lを複数のミラー片50により構成し、配列方向d4、d2の角度を、45°よりも大きな角度θ2とした。したがって、死角側外向きミラー30R、30L、及び、視点側外向きミラー10R、10Lによって構成される外向きミラー部のX軸方向の一方端部から他方端部までの大きさをLaとし、死角側内向きミラー40R、40L、及び、視点側内向きミラー20R、20Lによって構成される内向きミラー部のX軸方向の一方端部から他方端部までの大きさをLbとした場合に、内向きミラー部のX軸方向の大きさLbは、外向きミラー部のX軸方向の大きさLaの2倍よりも小さくなる(Lb<2La)。
一方、図4に示す参考例の光学デバイス5は、死角側内向きミラー41R、41L、及び、視点側内向きミラー21R、21Lが、死角側外向きミラー30R、30L、及び、視点側外向きミラー10R、10Lと同じようにそれぞれ一枚の平坦な反射面を有する。そして、死角側内向きミラー41R、41Lは、死角側外向きミラー30R、30Lに対向して配置されており、X軸正方向に対してY軸正方向に45°の角度、または、Y軸負方向に45°の角度をなすように配置されている。そして、視点側内向きミラー21R、21Lは、視点側外向きミラー10R、10Lに対向して配置されており、X軸負方向に対してY軸正方向に45°の角度、または、Y軸負方向に45°の角度をなすように配置されている。
参考例の光学デバイス5は、死角側から入射される光Eを、死角側外向きミラー30R、30LによってX軸正方向またはX軸負方向に反射し、死角側内向きミラー41R、41LによってY軸正方向に反射する。そして、視点側内向きミラー21R、21LによってX軸負方向またはX軸正方向に反射し、視点側外向きミラー10R、10LによってY軸正方向に反射する。したがって、光Eを視点1に向かって出射し、フロントピラー3の位置に死角の像を映すことができる。したがって、フロントピラー3で視線が遮られることがなく、フロントピラー3を透明化できる。
参考例の光学デバイス5の場合、死角側内向きミラー41R、41L、及び、視点側内向きミラー21R、21Lによって構成される内向きミラー部のX軸方向の大きさLbは、死角側外向きミラー30R、30L、及び、視点側外向きミラー10R、10Lによって構成される外向きミラー部のX軸方向の大きさLaの2倍となる(Lb=2La)。
参考例の光学デバイス5は、死角側内向きミラー41R、41L、及び、視点側内向きミラー21R、21Lがそれぞれ一枚の平坦な反射面を有した構造のため、光を反射させてフロントピラー3の透明化を実現するためには、内向きミラー部の各反射面をX軸方向に対して45°の角度で設置する必要がある。したがって、透明化したい障害物(本実施の形態ではフロントピラー3)のサイズに対して、デバイス全体のX軸方向の大きさは2倍になる。そして、透明化したい障害物のサイズが大きくなると、それに応じて光学デバイス5の大きさも大きくなってしまう。
これに対し、本実施の形態の光学デバイス4では、内向きミラー部を構成する死角側内向きミラー41R、41L、及び、視点側内向きミラー21R、21Lを、それぞれ複数のミラー片50により構成して、X軸に対する配列方向d4、d2の角度を、45°よりも大きな角度θ2(45°<θ2<90°)とした。したがって、内向きミラー部の大きさLbを、外向きミラー部の大きさLaの2倍の大きさよりも小さく(Lb<2La)することができる。
したがって、光学デバイス4は、参考例の光学デバイス5と比較して、死角側内向きミラー40R、40L、及び、視点側内向きミラー20R、20Lがフロントピラー3からX軸方向に離れる距離を短くすることができ、デバイス全体の大きさをより小さくコンパクト化できる。したがって、特に自動車の車室内など、空間が限られている場所においては、よりコンパクトな本実施の形態の光学デバイス4を用いることで、乗員の邪魔にならないようにすることができ、利便性が高い。
図5は、複数の反射面の配置構成を説明する平面図、図6は、本実施の形態の光学デバイスにより映される不可視領域のイメージ図である。
上述のように、内向きミラー部を構成する死角側内向きミラー40R、40L、及び、視点側内向きミラー20R、20Lは、それぞれ複数に分割された反射面51を有しており、これら複数の反射面51が互いに平行で且つ死角側または視点側から見た場合に一部が重なり合う位置に配置されている。例えば、図5(a)、(b)に部分拡大図を示すように、死角側内向きミラー40Rは、ミラー片50の反射面51がX軸正方向に対してY軸正方向に45°の角度をなし、互いに隣り合うミラー片50と一部が重なり合う位置に配置されている。したがって、Y軸負方向に見た場合に、ミラー片50の重なる箇所51bが隠れ、ミラー片50の一部分51aのみが露出することとなる。
したがって、図5(a)に示すように、複数のミラー片50の重なる箇所51bで反射した光Eは、視点1側のミラー片50によって経路が遮られ、視点1まで届かない。そして、図5(b)に示すように、ミラー片50の露出した一部分51aで反射した光Eは、視点1まで届く。このように、本実施の形態では、複数のミラー片50を互いに一部が重なり合うように配列して内向きミラー部を構成しているので、視点1から見た場合に、死角の像内に縞々のライン状の見えない領域である不可視領域61(図6参照)が発生する。すなわち、複数のミラー片50が重なる箇所51bについては不可視領域61として表れ、図6にイメージを示すように、死角の像内において部分的にシャッターが下りたような形で物体2が見える。したがって、参考例の光学デバイス5のように、フロントピラー3を完全に透明化することはできず、死角に存在する物体2の全体を完璧に映すことはできない。
しかしながら、本実施の形態の光学デバイス4は、複数のミラー片50の配列方向d4、d2の角度θ2や、複数のミラー片50の個数を変化させることにより、視認される不可視領域61の面積や本数を変化させることができる。したがって、角度θ2やミラー片50の個数を適切な値に調整することによって、死角に存在する物体2を細切れながらも映すことができ、運転者に物体2の存在を容易に認識させることができる。
図7は、複数のミラー片50の配列方向の角度と不可視領域の大きさ及びデバイスの体積との関係を示すグラフである。
光学デバイス4は、複数のミラー片50の配列方向d4、d2の角度θ2によって不可視領域61の大きさとデバイスの体積が決まる。不可視領域の大きさ比率は、角度θ2=90°のときの不可視領域の大きさを100%としたときの、45°<θ2<90°における不可視領域の大きさを、比率で表したものである。例えば、角度θ2を90°から減少させると、それに応じて不可視領域の大きさ比率は減少し、θ2=45°では不可視領域は存在せず、不可視領域の大きさ比率は0%となる。
また、デバイスの体積比率は、角度θ2=45°のときのデバイスの体積を100%としたときの、45°<θ2<90°におけるデバイスの体積を、比率で表したものである。例えば、角度θ2を45°から増加させると、それに応じてデバイスの体積は減少して小型化され、θ2=90°では60%以下となる。
図8は、ミラー片50の個数と不可視領域61のライン本数及びライン1本あたりの不可視領域の大きさとの関係を示すグラフである。
図8におけるライン1本あたりの不可視領域の大きさ比率は、θ2=50°でミラー片50の個数が2個のときの不可視領域の大きさを50%としたときの、2個から20個までにおける不可視領域の大きさを、比率で表したものである。
例えば、ミラー片50のサイズを小さくして個数を増やすと、ライン1本あたりの不可視領域の大きさであるライン幅は細くなり、かつライン本数も増える。このように、不可視領域61のライン幅は、ミラー片50の数によって調整することが可能である。角度θ2が変わらない限り、不可視領域全体の面積は変わらない。ミラーの数、サイズは任意に設定可能である。
上記した本実施の形態における光学デバイス4によれば、視点1から見た場合にフロントピラー3の位置に死角の像を映してフロントピラーを透明化する機能を保持しつつ、デバイス全体の大きさを小さくすることができる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。例えば、上述の実施の形態では、光学デバイス4を自動車に取り付けた場合について説明したが、取り付ける対象は自動車に限定されず、他の物であってもよい。
また、上述の実施の形態では、複数のミラー片50は全て同じ大きさを有している場合について説明したが、場所に応じて大きさを変更してもよい。例えば、死角の像の中央部分は、不可視領域61のライン幅が狭くかつライン数が多く、死角の像の両端部分は、不可視領域61のライン幅が太くかつライン数が少なくなるように、ミラー片50の大きさを変更してもよい。
1 視点
2 物体
3 フロントピラー
4 光学デバイス(本実施の形態)
5 光学デバイス(参考例)
10R、10L 視点側外向きミラー
20R、20L 視点側内向きミラー
30R、30L 死角側外向きミラー
40R、40L 死角側内向きミラー
50 ミラー片
51 反射面

Claims (3)

  1. 障害物によって視線が遮られる死角の像を映す光学デバイスであって、
    前記障害物に対して前記視線の死角側に配置されて前記死角側から入射される入射光を前記視線に交差する方向で且つ前記障害物から離れる方向に反射する死角側外向きミラーと、
    該死角側外向きミラーに対向して配置され、前記死角側外向きミラーによって反射された光を前記視線の視点側に向かって反射する死角側内向きミラーと、
    前記障害物に対して前記視線の視点側に配置されて前記死角側内向きミラーによって反射された光を前記視線に交差する方向で且つ前記障害物に接近する方向に反射する視点側内向きミラーと、
    該視点側内向きミラーに対向して配置され、前記視点側内向きミラーによって反射された光を前記視線に沿って前記視線の視点側に向かって反射する視点側外向きミラーと、
    を備え、
    前記死角側内向きミラー及び前記視点側内向きミラーは、それぞれ複数に分割された反射面を有しており、該複数の反射面が互いに平行で且つ前記死角側または前記視点側から見た場合に一部が重なり合う位置に配列されていることを特徴とする光学デバイス。
  2. 前記死角側外向きミラーの反射面は、前記視線に直交する方向で且つ前記障害物から離れる方向に対して前記視線の視点側に向かって第一の角度で傾斜し、
    前記死角側内向きミラーが有する前記複数の反射面は、前記視線に直交する方向で且つ前記障害物に接近する方向に対して前記視線の死角側に向かって前記第一の角度で傾斜し、
    前記視点側内向きミラーが有する前記複数の反射面は、前記視線に直交する方向で且つ前記障害物に接近する方向に対して前記視線の視点側に向かって前記第一の角度で傾斜し、
    前記視点側外向きミラーの反射面は、前記視線に直交する方向で且つ前記障害物から離れる方向に対して前記視線の死角側に向かって前記第一の角度で傾斜し、
    前記死角側内向きミラーは、前記複数の反射面の配列方向が前記視線に直交する方向で且つ前記障害物から離れる方向に対して前記視線の視点側に向かって前記第一の角度よりも大きい第二の角度で傾斜し、
    前記視点側内向きミラーは、前記複数の反射面の配列方向が前記視線に直交する方向で且つ前記障害物から離れる方向に対して前記視線の死角側に向かって前記第二の角度で傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の光学デバイス。
  3. 前記第一の角度は45°であり、前記第二の角度は、45°よりも大きく90°よりも小さい角度であることを特徴とする請求項2に記載の光学デバイス。
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