JP6933111B2 - 車両のインナーミラー - Google Patents

車両のインナーミラー Download PDF

Info

Publication number
JP6933111B2
JP6933111B2 JP2017229380A JP2017229380A JP6933111B2 JP 6933111 B2 JP6933111 B2 JP 6933111B2 JP 2017229380 A JP2017229380 A JP 2017229380A JP 2017229380 A JP2017229380 A JP 2017229380A JP 6933111 B2 JP6933111 B2 JP 6933111B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mirror
vehicle
image
display
half mirror
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017229380A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019098828A (ja
Inventor
琢己 古知屋
琢己 古知屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2017229380A priority Critical patent/JP6933111B2/ja
Publication of JP2019098828A publication Critical patent/JP2019098828A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6933111B2 publication Critical patent/JP6933111B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は車両後方を視認するための車両のインナーミラーに関する。
車両後方の映像を表示するディスプレイを内蔵し、ハーフミラーの反射像によって車両後方の状態を光学的に運転者が視認でき、かつハーフミラーを透過させたディスプレイの映像を運転者が視認できるように構成された車両のインナーミラーが知られている(特許文献1)。このインナーミラーは、ディスプレイのバックライトのピーク角をディスプレイ正面方向に対して下向きとすることで視認画像の輝度低下を抑制して高い視認性を確保する。その他、本発明に関連する先行技術文献として特許文献2及び3が存在する。
特開2017−30425号公報 特開2016−224185号公報 特開2016−20121号公報
特許文献1のインナーミラーは、運転者の目線によってディスプレイの映像と車両後方の反射像とが重なって運転者による車両後方の視認性が悪化するおそれがある。
そこで、本発明は、ディスプレイの映像と車両後方の反射像とが重なることを回避できる車両のインナーミラーを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る車両のインナーミラーは、車両後方の視認を可能とする車両のインナーミラーであって、車室に設けられるミラーハウジングと、前記ミラーハウジング内に設けられ前記車両後方の映像を表示可能なディスプレイと、前記ディスプレイからの入射光を透過可能であり、かつ前記車両後方からの入射光を反射可能な反射面を有するとともに、前記反射面が前記車両後方に向けられた第1の位置と、前記インナーミラーを斜め下方から見上げたときに前記ミラーハウジングの内面における天井面の像が前記反射面を介して視界に入るようにして前記反射面が前記ミラーハウジングの内面に向けられた第2の位置との間で変位可能な状態で前記ミラーハウジング内に設けられたハーフミラーと、前記第1の位置と前記第2の位置との間で前記ハーフミラーを駆動する駆動部と、前記ディスプレイに前記映像が非表示とされる場合は前記ハーフミラーが前記第1の位置に、前記ディスプレイに前記映像が表示される場合は前記ハーフミラーが前記第2の位置に、それぞれ変位するように前記駆動部を制御する制御手段と、を備えるものである。
本発明の一形態に係るインナーミラーが設けられた車両を示した図。 図1のインナーミラーを車両後方から見た状態の正面図。 光学ミラーモード時の図2のIII-III線に関する断面図。 電子ミラーモード時の図2のIII-III線に関する断面図であって入射光及び反射光等の状態を示した図。 本発明の一形態に係る制御ルーチンの一例を示したフローチャート。
図1に示すように、車両1は4輪乗用自動車として構成されている。なお、図1及び他の図において、矢印Frは車両前方、矢印Rrは車両後方、矢印Rは車両右側、矢印Lは車両左側、矢印Uは車両上方、矢印Dは車両下方をそれぞれ示している。車両1の運転者が車両後方を確認するため、車両1の車体2には左右一対のアウターミラー3が設けられるとともに、車室4にはインナーミラー5が設けられている。インナーミラー5はいわゆる電子ミラーとして構成されている。インナーミラー5は、車体2の後部に設けられ車両後方を撮影するリアカメラ6の映像を表示する機能を有し、当該映像を表示しない場合に車両後方を光学的に確認する通常のインナーミラーとしての機能をも有する。
図2及び図3に示したように、インナーミラー5は、ミラー本体10と、ミラー本体10を支持するミラー支持部11とを備えている。ミラー本体10はミラーハウジング13を有しており、ミラーハウジング13内にはリアカメラ6が撮影した車両後方の画像を表示するディスプレイ14と、光学的ミラーとして機能するミラー装置15とが設けられている。ミラー支持部11は、車両1のウインドシールドの内面側に固定される固定部16と、固定部16とミラーハウジング13とを接続するジョイント部17とを有する。ジョイント部17は固定部16に対してミラーハウジング13の向きを自在に変更可能なボールジョイントとして構成されている。
ディスプレイ14は、不図示のバックライトを内蔵した液晶ディスプレイとして構成されており、映像表示面14aを車両後方に向けた状態でミラーハウジング13内に設けられている。ミラー装置15は、ガラスやアクリル等の透光性素材で構成された透光部材20と、透光部材20の背面側に位置するようにしてミラーハウジング13内に設けられたハーフミラー21とを有する。透光部材20は、車両後方に向かって開口するミラーハウジング13の開口部13aを塞ぐように設けられている。ハーフミラー21は、車両後方からの入射光を反射するとともに、その反対方向からの入射光を透過させる機能を有する。ハーフミラー21は、図3の紙面と直交する方向に延びる回転軸22aを持つヒンジ部22を介してミラーハウジング13に取り付けられている。
ハーフミラー21は、車両後方からの入射光を反射可能であり、かつディスプレイ14からの入射光を透過可能な反射面25を有する。ハーフミラー21は、ヒンジ部22を介してミラーハウジング13に取り付けられることにより、反射面25が車両後方に向けられた第1の位置(図3の実線)と、反射面25がミラーハウジング13の内面に向くように傾けられた第2の位置(図3の想像線)との間で変位可能である。また、ハーフミラー21を第1の位置と第2の位置との間で駆動するため、ヒンジ部22には駆動部の一例としてアクチュエータ27が設けられている。
インナーミラー5は、ディスプレイ14に車両後方の映像を表示させる電子ミラーモードと、当該画像をディスプレイ14に非表示として光学的に車両後方を確認できる光学ミラーモードとを切り替えることができる。その切り替えを実現するため車両1の各部を制御するコンピュータとして構成された電子制御装置(ECU)30が制御手段の一例として設けられている。ECU30にはリアカメラ6が撮影した映像のデータが入力される。ECU30は、入力された映像データに対応する映像が表示されるようにディスプレイ14を制御する。また、ECU30はディスプレイ14の制御と連動させ、光学ミラーモードの場合はハーフミラー21が第1の位置(図3の実線)となるように、電子ミラーモードの場合はハーフミラー21が第2の位置(図3の想像線)となるようにアクチュエータ27を制御する。
ハーフミラー21が第1の位置にある場合、車両後方からの入射光はハーフミラー21の反射面25にて反射し、通常の光学的インナーミラーと同じように運転者が後方を確認できる。一方、ハーフミラー21が第2の位置にある場合、図4に示したように、ディスプレイ14からの入射光はハーフミラー21を透過し、かつ車両後方からの入射光は車両斜め上方に反射して運転者の視界から外れる。そのため、車両後方の反射像とディスプレイ14の映像とが重ならない。また、ハーフミラー21が第2の位置にある場合は、反射面25がミラーハウジング13の内面の一例である天井面13bに向くように傾いているため、運転者には天井面13bの領域Aの像が視界に入る。運転者の視界に入る像がミラーハウジング13の天井面13bの像なので、ディスプレイ14の映像の邪魔になりにくい。例えば、天井面13bの表面を例えば平滑にして一様な黒色や白色にしておけばなおよい。また、本形態とは異なり電子ミラーモード時にハーフミラーを車室内上部に向ける形態の場合は車室4の天井のテクスチァなどの車種毎に異なる像が運転者の視界に入り、車種によってディスプレイ14の映像が見にくくなることがある。しかし、本形態のインナーミラー5は、搭載する車種によってディスプレイ14の映像の見え方が変わることを回避できる。
ECU30が実施する制御ルーチンの一例を説明する。図5の制御ルーチンのプログラムはECU30に保持されており、適時に読み出されて所定間隔で繰り返し実行される。ECU30は図5の制御ルーチンを実行することにより制御手段の一例として機能する。
ステップS1において、ECU30は電子ミラーモードか否かを判定する。なお、電子ミラーモードは、例えば車両1に搭載されたモードスイッチ31(図3)が運転者に操作されることによって設定される。電子ミラーモードの場合はステップS2に進み、ECU30はハーフミラー21が第2の位置となるようにアクチュエータ27を制御する。一方、電子ミラーモードでない場合つまり光学ミラーモードの場合はステップS3に進み、ECU30はハーフミラー21が第1の位置となるようにアクチュエータ27を制御する。
(本形態の効果)
本形態のインナーミラーによれば、電子ミラーモード時にはハーフミラー21が第2の位置となって反射面25がミラーハウジング13の天井面13bに向くように傾けられるため、ディスプレイ14の映像と車両後方の反射像とが重なることを回避できる。しかも電子ミラーモード時に運転者の視界に入る像がディスプレイ14の映像の他にミラーハウジング13の天井面13bの像なのでディスプレイ14の映像の邪魔になりにくく、搭載する車種によってディスプレイ14の映像の見え方が変わることを回避できる。
(変形例)
上記形態は、ハーフミラー21の下端に設けられたヒンジ部22を中心としてハーフミラー21を車両斜め上方に傾けて反射面25をミラーハウジング13の内面に向けるものであるが一例である。例えば、ヒンジ部22をハーフミラー21の上端に設け、車両斜め下方に傾けることにより反射面25をミラーハウジング13の内面に向ける形態に変更することもできる。また、ハーフミラー21の反射面25を車両斜め上方又は車両斜め下方ではなく車両上方又は車両下方に向ける形態に変更することもできる。
上述した実施の形態及び変形例のそれぞれから導き出される本発明の態様を以下に記載する。
本発明の一態様に係る車両のインナーミラーは、車両後方の視認を可能とする車両(1)のインナーミラー(5)であって、車室(4)に設けられるミラーハウジング(13)と、前記ミラーハウジング内に設けられ前記車両後方の映像を表示可能なディスプレイ(14)と、前記ディスプレイからの入射光を透過可能であり、かつ前記車両後方からの入射光を反射可能な反射面(25)を有するとともに、前記反射面が前記車両後方に向けられた第1の位置(図3の実線)と前記反射面が前記ミラーハウジングの内面に向けられた第2の位置(図3の想像線)との間で変位可能な状態で前記ミラーハウジング内に設けられたハーフミラー(21)と、前記第1の位置と前記第2の位置との間で前記ハーフミラーを駆動する駆動部(27)と、前記ディスプレイに前記映像が非表示とされる場合は前記ハーフミラーが前記第1の位置に、前記ディスプレイに前記映像が表示される場合は前記ハーフミラーが前記第2の位置に、それぞれ変位するように前記駆動部を制御する制御手段(30)と、を備えるものである。なお、上記形態に係る参照符号を括弧書きにて付記したが上記形態に限定する趣旨ではない。また、上記各形態及び変形例においては、アクチュエータ27が駆動部の一例に相当し、ECU30が制御手段の一例に相当する。
この態様のインナーミラーによれば、ハーフミラーが第2の位置となって反射面がミラーハウジングの内面に向くため、ディスプレイの映像と車両後方の反射像とが重なることを回避できる。しかも運転者の視界に入る像がディスプレイの映像の他にミラーハウジングの内面の像なのでディスプレイの映像の邪魔になりにくく、車種の変更によってディスプレイの映像の見え方が変わることを回避できる。
1 車両
2 車体
4 車室
5 インナーミラー
13 ミラーハウジング
14 ディスプレイ
21 ハーフミラー
27 アクチュエータ(駆動部)
30 ECU(制御手段)

Claims (1)

  1. 車両後方の視認を可能とする車両のインナーミラーであって、
    車室に設けられるミラーハウジングと、
    前記ミラーハウジング内に設けられ前記車両後方の映像を表示可能なディスプレイと、
    前記ディスプレイからの入射光を透過可能であり、かつ前記車両後方からの入射光を反射可能な反射面を有するとともに、前記反射面が前記車両後方に向けられた第1の位置と、前記インナーミラーを斜め下方から見上げたときに前記ミラーハウジングの内面における天井面の像が前記反射面を介して視界に入るようにして前記反射面が前記ミラーハウジングの内面に向けられた第2の位置との間で変位可能な状態で前記ミラーハウジング内に設けられたハーフミラーと、
    前記第1の位置と前記第2の位置との間で前記ハーフミラーを駆動する駆動部と、
    前記ディスプレイに前記映像が非表示とされる場合は前記ハーフミラーが前記第1の位置に、前記ディスプレイに前記映像が表示される場合は前記ハーフミラーが前記第2の位置に、それぞれ変位するように前記駆動部を制御する制御手段と、
    を備える車両のインナーミラー。
JP2017229380A 2017-11-29 2017-11-29 車両のインナーミラー Active JP6933111B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017229380A JP6933111B2 (ja) 2017-11-29 2017-11-29 車両のインナーミラー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017229380A JP6933111B2 (ja) 2017-11-29 2017-11-29 車両のインナーミラー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019098828A JP2019098828A (ja) 2019-06-24
JP6933111B2 true JP6933111B2 (ja) 2021-09-08

Family

ID=66975461

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017229380A Active JP6933111B2 (ja) 2017-11-29 2017-11-29 車両のインナーミラー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6933111B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
MY167442A (en) * 2011-12-09 2018-08-28 Nissan Motor Video display mirror and video display mirror system
JP6425570B2 (ja) * 2015-02-02 2018-11-21 日東電工株式会社 映像表示装置付のミラーを備える車両
EP3056387B1 (en) * 2015-02-13 2018-04-25 Fico Mirrors S.A. Rear-view mirror assemblies and systems for motor vehicles, and installation method
WO2016137893A1 (en) * 2015-02-27 2016-09-01 Gentex Corporation Full display mirror with worm gear driven toggle mechanism
JP2017165211A (ja) * 2016-03-15 2017-09-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 電子ミラー

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019098828A (ja) 2019-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6131766B2 (ja) 車両用ヘッドアップディスプレイ装置
US7623294B2 (en) Head-up display apparatus
US10859826B2 (en) Head-up display device
JPH0497193A (ja) 車両用表示装置
JP2014069703A (ja) 車両用表示装置
JP2009196473A (ja) 車両用ヘッドアップディスプレイ装置
JP6551930B2 (ja) 電子ミラー装置、表示制御プログラムおよび表示制御方法
JP4588384B2 (ja) ディスプレイ装置
JP6136884B2 (ja) 車両用表示装置
TW201925855A (zh) 具備用顯示之光學成像裝置
JP7456968B2 (ja) 車載表示装置
JP6933111B2 (ja) 車両のインナーミラー
JP7224845B2 (ja) 電子ミラー
JP3351474B2 (ja) 車両用表示装置
WO2012176548A1 (ja) 車両用表示装置
CN111295615A (zh) 图像显示系统
JP2505390Y2 (ja) 車両用表示装置
JP2010274803A (ja) 車両用表示装置
CN108216042A (zh) 用于机动车辆的后视镜
JP2015045690A (ja) ヘッドアップディスプレイ及び投影装置
JP2015020669A (ja) 死角補助装置
JP3788809B2 (ja) 車両用表示装置
JP2022044136A (ja) 表示制御装置、ヘッドアップディスプレイ装置、及びヘッドアップディスプレイ装置の表示制御方法
JP5817792B2 (ja) 車両用の投射型表示装置
JP6698120B2 (ja) 光学投影システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200526

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210317

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210330

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210506

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210720

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210802

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6933111

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151