JP6592811B2 - 止水装置 - Google Patents
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Description
前記防水装置は、複数枚の防水板T…を構成するが、その防水板T…は、平時において排水溝1の溝蓋として配列使用されるものであることから、溝蓋としての負荷に耐えるに充分な強度をもつ金属製の板や枠体などで造ることが必要があり、そのことから緊急時にこれら防水板T…を閉鎖状態にセットしたりその閉鎖から元の蓋使用状態に戻す場合に重くて作業を迅速に進めることができない。また、緊急時に防水板T…を外して閉鎖状態にセットしたあとは排水溝1は開放状態になるため、その後洪水になった場合、視えない排水溝1に通りかかった人がはまって危険なものである。
出入口3には開口床面5が形成されるとともに、その外側には外部床面6が形成されている。内外の床面5,6は水平な同一面になっているが、外部床面6の方は、外向きに少し下がり傾斜状をなすように形成される場合もある。
この外ケース8は、その左側の面に出入り用の水密式スリット9を有し、そのスリット9よりの手前側の面部と前側の面部とがL字状のケース蓋10になっているとともに、そのL字ケース蓋10は図1のようにヒンジ11を介して開閉自在とされている。
この巻取軸15の外ケース8内の底板上に対応する高さには、底受板16が設けられ、その底受板16に受けられるようにして巻取軸15周りには止水シート18が巻き付けられている。
前記樹脂シートとしては、ポリエチレン系熱可塑性ポリオレフィンシート、熱可塑性ポリエーテル系ポリウレタンシートやポリプロピレン系熱可塑性ポリオレフィンシートなどの極薄シートが物理的・化学的特性に優れたものとして好適であるがそれに限定されない。
端受材21にはメスネジ22が設けられる一方端止め材20には蝶ボルト23が装着されていることにより端受材21に端止め材20を重ね合わせるようにして蝶ボルト23を止め付けることで止水シート18の先端が固定されるようになっている。
また、止水シート18の下縁部には、図6に示すように、細幅状をなす下部舌片37を設けて手前向きに展開自在にしておいてその上に図3のような押さえ帯板38…を載せ付けるとともに止着具39…を押さえ帯板38の通孔および下部舌片37の通孔37a…を通じて外部床面6上のメスネジである埋込アンカー40…(図1)にねじ込むことで下部舌片37が下面に密着して容易には浮き上がらず浸水が確実に阻止されるようにしてある。この下部舌片37と止水シート18の本体部分との間はオスメスの面ファスナーa、b(図6参照)でもって密着して巻取り可能にすることができる。
止水シート18は、図4に示すように、高く伸ばされた左右の端受材21,21間に渡された吊持ワイヤ42に吊持具43…を掛けて支持するようにすることで垂れ下がらず保持されたものとし、止水機能を確実に果たすようにしてもよい。
また、図6に示すように、挟持板30の方は幅がwで図1ないし図4に示すものと同じであるが、その後方の固定受板28は、それより幅が広いWで出入口3側に伸びた板とすることがある。挟持板30の右端30aと固定受板28の右端28aとを下部舌片37の端部との位置関係を図6に示してあるが、下部舌片37が右端30aと28aとの間にあるようにしてある。出入口3の右側の固定受板28と挟持板30とでなる挟持手段27についても同様にすることができる。このようにしておくと、右端30aと下部舌片37の左端との間に相当する止水シート18の一部分にかかる水圧を固定受板28の右端の部分がピッタリと受け止めることからその部分の下端から水が入り込むことが防止される。
図7は止水シート18と端止め材20が開閉される上で軽快かつ円滑に移動操作できるようにしたもので、端止め材20の下部端面には、ブラケット50が取り付けられ、このブラケット50を介して下部ナット51が溶接される一方ロックと解除と回転調節の可能なレバー付き上部ナット52が設けられ、これらに転動ローラー53付きの昇降ねじ軸54がねじ付けられている。止水シート18を引き出すときはレバーにより上部ナット52を弛めてローラー53を止水シート18の下端よりも低く突き出すようにしておいてローラー53を図示の向きにしてレバーにより上部ナット52を締付固定することにより矢印のように端止め材20を引っ張ればローラー53の転動機能により極めて軽快かつ容易に止水シート18を引き出したり戻したりすることができるようになる。止水シート18を引き出したり戻したあとは止水シート18が外部床面6上にくるようにローラー53を元の低い状態に調節し直しておけば、引き出したときに止水シート18の下を洪水が通らないようになる。
101は工場の一方(向かって右側)の側壁、102は他方(左側)の側壁であり、それらの間には約3m幅の出入口103が形成されており、その出入口103の奥側には電動式のシャッター(開閉手段)104が設けられている。側壁101,102の幅は40cm程度である。
この右外ケース108の内部には、右内ケース116が設けられている。右内ケース116は、円筒ドラム型で天板と底板とを一体に備えるとともに側壁101のコーナーに面する個所には一対の丸パイプによりスリット117が形成されている。この右内ケース116は、右外ケース108内において固定されており、その底板の上面が外部床面106と同じ高さとされている。
135は左外ケースで、側壁102の外コーナー近くに凹設した左凹所136に底板が位置するようにして固定設置されている。この左外ケース135は固定側と開閉自在な前側の左ケース蓋137とでなり、左ケース蓋137は図示しない止着具により開閉自在とされている。141は前記端止め材127を止め付け得る左止め板である。143は外ブロック床面106に横一列に配備したメスネジである埋込アンカーである。
そして、止水シート171を洪水187の圧力から後倒れしないように護るため、背部に複数本の支柱188を立設してその前面の背受材189…で受け止めるようにするとともに、背受材189と前アンカー190との間を引張チェーン191で引き固定することでさらに後倒れを防止するようにしてある。
図27および図28はミサイル攻撃を受けた場合の対策例で、215は既設の窓枠、216は窓ガラス、217は窓枠215の上枠部に取り付けられたレールで、レール217には吊り具を介して左右に開閉自在なカーテン218が設けられている。カーテン218は、アラミド繊維(あるいは炭素繊維)による縦横方向への編成シートを主たる層材として有し、それを1枚あるいは複数枚組成するとともに、その主たる層材の前面あるいは後面の一方か若しくは前後両面に遮水機能を有する樹脂シート(あるいはフィルム)を一体積層してなるものである。編成シートにゴム質材あるいは樹脂質材を一体成形してもよい。
図30には水害防護方法も示されている。即ち、一般戸建て家屋232の1階部分には基礎233が設けられ、その周部にはメッシュ板などによる床下換気口234…が設けられているが、その換気口234…を含む家屋1階下周り全周にはアラミド繊維などの強化繊維シートaとその表裏の防水シートb、bとの積層シートが取り巻かれて適宜押さえバー235…を止着具236…で押さえ止めすることで固定化してある。
緊急の場合、捕捉シート287を張設しておけば、図のようにデモ隊や暴走車283…を捕捉し得る。
尚、前記強化繊維シートは道路側方に一般に設けられるガードレール(図示書略)に添って設けられることもある。
Claims (1)
- 一方と他方の左右一対の側壁間に形成された出入口に開閉自在に設けられて閉時に止水をするように構成された止水装置であって、一方の側壁である基部には、床面から立ち上がり状をなす外ケースが該側壁に対して密着状をなしかつ外向きに突設され、この外ケース内には、縦軸状の巻取軸がケース上の巻取りレバーにより回転自在にかつ回転ロックも可能な状態で設けられるとともに、前記巻取軸の周りには、アラミド繊維や炭素繊維などの強化繊維を主たる層として止水可能に作製された止水シートが前記巻取りレバーで繰出し状態から巻取自在に装備され、この止水シートは、繰出し側の先端に縦長板状の端止め材を備えるとともに下端部には該シート側前面に面ファスナーを介して折り畳まれて保持された状態から剥がされて展開して前記出入口の開口床面より外側の外部床面上に密着可能とされる下部舌片を備え、前記他方の側壁には、前記端止め材がシート繰出し後に止め付けられる端受材が縦向きに設けられ、前記一方の側壁の外ケースより出入口側の位置と前記他方の側壁の端受材よりも出入口側の位置には、止水シートの基部手前部分と先端手前部分とをそれぞれ挟持可能な挟持手段が設けられ、これら挟持手段は、各側壁に縦向きに添って固定された固定受板とその固定受板の前側に下端のヒンジを介して開閉自在に止め付けられた挟持板とでなっていることを特徴とする止水装置。
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