JP2016113858A - 止水装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】浸水しようとする水嵩が高くても、出入口の扉の有無や開閉状態に無関係に、また扉にダメージを与えることなく容易に設置して止水できる廉価版の止水装置を提供する。【解決手段】建物の出入口に設置する止水装置であって、軽くて引張強度にも優れたアラミド繊維、炭素繊維、ガラス繊維、ポリエチレン繊維、ポリアリレート繊維のいずれか一つ以上を用いて編んだ網目状のシートの両面に遮水性のあるプラスチックフィルムをサンドイッチ接合させた構造の止水用シートと、この止水用シートを両側から挟んで固定する屋外側の枠と格子状の屋内側の枠の二つの枠とを一体化した枠体と、この枠体の両横の端部が前記出入口の両横の外側の壁部に設けた枠体取付機構に取り付けられることを特徴とした止水装置とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、建物の外部から建物内部への浸水を防止する止水装置に関するものである。
近年、異常気象による自然災害が増え、なかでも集中豪雨による土砂災害や河川の氾濫などの水害が多く発生している。人口の密集している海抜ゼロメートルに近い地帯などではこれらの影響を受け易い。また都市部では地下街や地下駐車場などのある地下へ通ずる出入口を有する高層建築物が増えており、これらの出入口からの浸水の影響は深刻である。こうした現状に鑑みて、建物の出入口に設置し建物外部から建物内部への浸水を防止する止水装置のニーズも高まっている。
従来の止水装置には、止水板を用いたものや止水シートを用いたものなどがある。前者は止水用の板を建物出入口に設置して止水するものであり、後者は建物出入口の扉を閉じその外側に止水シートを設置して閉じた扉の隙間などから建物内部への浸水を防止するものである。
特開2014-47473 特開2014-177804
止水装置の各部は止水高に比例した水圧を受けることとなるため、従来の止水板の場合には、水圧に負けないようにするために止水高を大きくする場合には止水板を厚くするなど重くせざるを得ず、持ち運びや取付け・取外しなどの作業がやり難くなることとなるため、止水高を高くしにくい、すなわち止水板では大規模水害への対応が難しい、という問題点がある。
従来の止水シートの場合、出入口の開口部は閉鎖した状態で使用することとなり、扉が止水機能を担い、止水シートが漏水防止機能を担うこととなる。出入口が開放された状態では、水圧に応じて止水シートが屋内側に大きく膨らんで止水機能を果たせなくなるばかりか止水シート破損につながる可能性が生じる。
逆に出入口が閉鎖された状態では、水圧は出入口の扉そのものが受けることとなるが、一般的に扉は水圧に耐えるように作られてないため水嵩が増すと破損してしまう危険性がある。
本発明は、このような従来の止水装置が有していた問題点を解決するものであり、水嵩が大きくても比較的容易に止水できる、止水対象場所の出入口が扉の開閉状態に無関係に止水できる、水嵩が増しても出入口にある既存の扉などにダメージが生じない、ことを目的とするものである。
上記目的を達成するために本発明は、従来の止水板および止水シートの長所を生かし短所をカバーしうる廉価版の止水装置を提供することを目的としている。
本発明の止水装置は、網目方向ごとの引張強度が20kN/mm2以上と強くかつ重さがスチールの1/5〜1/10程度の軽い化学繊維で編んだ網目状のシートの両面を塩化ビニールフィルムなどの遮水性のあるプラスチック素材で接合したサンドイッチ構造の止水用シートを用いているため、従来の止水板のような重さはなく止水高を高くしても持運びや設置が比較的に容易で大水害にも対応することができる。
本発明の止水装置は、前記二つの枠の前記止水用シートに接する部分には密封弾性体が設けられ、屋内側への漏水を防止するとともに前記止水用シートの前記枠体の中でのずれも防止される。
本発明の止水装置は、前記枠体の枠の前記床面に接する下辺に密封弾性体が設けられ、それが前期床面との間で圧せられるように前記枠体が設置されることによって、前記枠体と前記床面との隙間からの漏水が防止される。
本発明の止水装置は、前記出入口の外側の壁部に設けた、漏水防止性能を有する枠体固定機構によって前記枠体が建物に固定されているようになっている。
本発明の止水装置は、止水対象の出入口の幅に合せて複数の枠体を連接させることができるようになっており、幅の広い出入口であっても止水することができる。
本発明の止水装置は、枠体あるいは枠体セグメントと、固定部分である建物の枠体固定機構あるいは枠体セグメント連接固定機構との両方にマグネットシートを設け、このマグネットシート同士が直接磁力によって接着することによって両者が固定されると同時に、その両者の接合部からの漏水が防止される。
上述したように本発明の止水装置は、止水高を高くしても持運びや設置が比較的に容易で、止水対象の出入口の扉の有無やその開閉状態に関係なく止水することができ、かつ事前の施工が必要最小限で済む、廉価な止水装置にすることができる。
また、本発明の止水装置は、出入口の幅が広い場所にも設置することができる。
は本止水装置の一実施例の外観を示す図である。 は本止水装置の一実施例の横から見た断面図である。 は本止水装置の一実施例として、予め建物の出入口の両外側に設置した枠体を取り付けるための部分を示す図である。 は本止水装置の一実施例であり、複数の枠体セグメントを並べた場合の隣接する枠体同士を取り付ける場合に、建物出入口の床面に設けた取り付け手段を示す図面である。
以下に本発明に係る、建物出入口の開口部に設置した本止水装置の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明は、この実施形態に限定されるものではない。
本止水装置は、主要部である枠体17とそれを取り付けるために建物出入口の両外側に設ける枠体固定機構4,5とより構成される。
枠体17は主に、止水用シート12とそれを挟んで固定する屋外側の枠9および格子状の屋内側の枠8とで構成される。
止水用シート12は軽く引張強度の優れたアラミド繊維などの繊維強化プラスチックをメッシュ状に編んだシートに遮水性のある塩化ビニルなどのプラスチックフィルムを両面から接合したもので、水圧にも強い耐水性のあるシートである。
この止水用シート12はその両面の上下左右の四辺の縁の近くを、建物外側に面する側では屋外側の枠に接着された密封弾性体10に圧せられ、建物内側に面する側では屋内側の枠に接着された密封弾性体11に圧せられて、屋内側の枠8と屋外側の枠11とに挿まれ固定されるように出来ている。それぞれの密封弾性体10、11は止水用シート12の外周に近いところを途切れることなくグルッと一周して圧接されるようにそれぞれの枠8、9に接着剤で接着されている。
枠体17の上辺の左右端に近い所および両横辺の下端に近い所に、枠体17を構成する屋内側の枠8と屋外側の枠9とを跨いで、さらにその間の止水用シートとを圧接、密着させるために、それぞれ左上用、右上用、左下用、右下用の枠体締付金具14a,14b,14c,14dが取り付けられる構造となっている。この枠体締付金具14a,14b,14c,14dは枠体の使用の際にも保管の際にも取外すことはしない。
枠体17を構成する屋内側の枠8の屋内側に面する両側には、この枠体17を建物の出入口の両外側に設けた枠体取付機構4,5に取り付けるため、接着剤を用いて左右の端部取付用ゴムシート6b,7bを介して端部取付用マグネットシート6a,7aが設けられている。
建物の出入口の両外側に設置した枠体取付機構4,5は積層構造になっており、建物の壁面から外側に向かって壁用コーキング剤4a,5a、壁用ゴムシート4b,5b、壁用マグネットシート4c,5cの順に接着され構成されている。壁用コーキング剤4a,5aは壁の凹凸を無くし平らな表面をなし、その表面にある程度の厚みを持った壁用ゴムシート4b,5bが接着され、さらにその表面に壁用マグネットシート4c,5cが接着されている。
この枠体取付機構4,5は床面に接するように施工されており、ここからの漏水は基本的には生じないようになっている。
枠体17の屋内側の枠8および屋外側の枠9のそれぞれの下辺には、床面との間からの漏水を防止するための密封弾性体13a,13bが接着されており、枠体17の取り付けの際に、まず枠体取付機構4,5の上端にある枠体取付位置決めガイド18の下側に端部取付用マグネット6a,7aの上端が当たるように、壁用マグネットシート4c,5cと枠体の取付用マグネットシート6a,7aとがピッタリ合わさるように設置するためのガイドである。これにより枠8,9の下辺に接着されている密封弾性体13a,13bが床面に圧せられ、枠体17の下側の床面からの屋内側への漏水が防止される。
建物の出入口の幅が広い場合は、枠体17を複数設け相互に連接することができる。この場合、個々の枠体17は枠体セグメント17となり、その取り付け場所である枠体セグメント連接取付機構16への取付方法は、枠体取付機構4,5への取り付け方法と全く同様である。
1 建物出入口左横の外側の壁部
2 建物出入口右横の外側の壁部
1a 左の壁部
2a 右の壁部
3 床面
4 左の枠体取付機構
4a 左の壁用コーキング剤
4b 左の壁用ゴムシート
4c 左の壁用マグネットシート
5 右の枠体取付機構
5a 右の壁用コーキング剤
5b 右の壁用ゴムシート
5c 右の壁用マグネットシート
6a 枠体の左端部取付用マグネットシート
6b 枠体の左端部取付用ゴムシート
7a 枠体の右端部取付用マグネットシート
7b 枠体の右端部取付用ゴムシート
8 屋内側の枠
8a 屋内側の枠体の格子部分
9 屋外側の枠
10 屋内側の枠の密封弾性体
11 屋外側の枠の密封弾性体
12 止水用シート
12a 塩化ビニールシートその1
12b 化学繊維シート
12c 塩化ビニールシートその2
13a 屋内側の枠の下辺の密封弾性体
13b 屋外側の枠の下辺の密封弾性体
14a 左上用枠体締付金具
14b 右上用枠体締付金具
14c 左下用枠体締付金具
14d 右下用枠体締付金具
15a 枠体セグメント連接取付機構の支え板
15b 枠体セグメント連接取付機構のゴムシート
15c 枠体セグメント連接取付機構のマグネットシート
16 枠体セグメント連接取付機構
17 枠体または枠体セグメント
18 枠体取付位置決めガイド

Claims (3)

  1. 建物の出入口に設置する止水装置であって、軽くて引張強度にも優れたアラミド繊維、炭素繊維、ガラス繊維、ポリエチレン繊維、ポリアリレート繊維のいずれか一つ以上を用いて編んだ網目状のシートの両面に遮水性のあるプラスチックフィルムをサンドイッチ接合させた構造の止水用シートと、この止水用シートを両側から挟んで固定する屋外側の枠と格子状の屋内側の枠の二つの枠とを一体化した枠体と、この枠体の両横の端部が前記出入口の両横の外側の壁部に設けた枠体取付機構に取り付けられることを特徴とした止水装置
  2. 前記枠体が複数の枠体セグメントから構成され、任意の隣接するこの枠体セグメントの横の端部同士が前記出入口の床面に固定される枠体セグメント連接取付機構に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の止水装置
  3. 前記枠体を前記枠体取付機構に取り付ける手段、または任意の隣接する前記枠体セグメントの横の端部同士を前記枠体セグメント連接取付機構に取り付ける手段として、マグネットを用いたことを特徴とする請求項1又は2に記載の止水装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019105147A (ja) * 2017-12-14 2019-06-27 有限会社フジカ 止水装置
JP2021139225A (ja) * 2020-03-09 2021-09-16 株式会社Esum 着脱自在な止水板
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