JP3100085U - シート巻取装置 - Google Patents

シート巻取装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3100085U
JP3100085U JP2003270827U JP2003270827U JP3100085U JP 3100085 U JP3100085 U JP 3100085U JP 2003270827 U JP2003270827 U JP 2003270827U JP 2003270827 U JP2003270827 U JP 2003270827U JP 3100085 U JP3100085 U JP 3100085U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flexible sheet
temporary building
locking
winding
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003270827U
Other languages
English (en)
Inventor
仁村 優治
Original Assignee
株式会社エイディエム
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社エイディエム filed Critical 株式会社エイディエム
Priority to JP2003270827U priority Critical patent/JP3100085U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3100085U publication Critical patent/JP3100085U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Winding Of Webs (AREA)

Abstract

【課題】 仮設建物に張設された可撓性シートの張り具合を簡単に調整することができ、可撓性シートの張力によって元の方向に弛んでしまうのを防止することができるシート巻取装置を提供する。
【解決手段】 可撓性シートSの下端部に連結されて巻き取らせる巻取棒2と、この巻取棒2を回転させるために端部に取り付けられた操作レバー4と、巻取棒2の一端部に固定されると共に外周に沿って複数の湾曲ガイド面5aおよび係止爪5bが形成された爪付き円板5と、巻取棒2を回転自在に支持する回転支持体3と、この回転支持体3を仮設建物10に固定するための固定具8と、爪付き円板5の半径方向に往復動自在に設けられていると共に湾曲ガイド面5aに案内されて係止爪5bと係止する落とし鍵7とを有している。
【選択図】 図1

Description

 本考案は、仮設建物の壁面に張設される可撓性シートを巻き取って展張させるシート巻取装置に関するものである。
 従来より、図7に示すように、仮設建物の壁面部材として可撓性シートが展張されている。このような仮設建物では、等しい幅で長尺状の可撓性シートを複数枚準備し、それぞれ下端部を引っ張って展張させ、その状態を保持させるためにシート下端部を狭持部材によって狭持したり、重りを吊り下げたりすることにより弛まないようにしている。また、例えば、実公平6−15942号公報に記載された考案には、カバーシートを巻き取る巻取器が記載されている。このカバーシート巻取器はハンドルを回すことによって開閉バーにカバーシートを巻き取らせるようになっている(特許文献1)。
実公平6−15942号公報
 しかしながら、前述した特許文献1においては、単に取り外されたカバーシートを巻き取るための装置であり、仮設建物の壁面に張設された可撓性シートの張力を保持させるための装置ではない。従って、装置の構造上、仮設建物に適用する構成となっておらず、展張強度に耐えられるものではない。また、可撓性シートの張り具合を任意に調整できない。このため他の可撓性シートとの張力バランスを調整できないという問題がある。
 特に、従来ではそれ程大型の仮設建物が必要とされていなかったため、可撓性シートもそれ程大量に使用されることはなく、長尺ではなかったため他の可撓性シートとの展張バランスを考慮したり、伸縮率を考慮する程の必要性がなかった。しかし、近年では建物の老朽化が進んでおり、鉄塔の破壊や焼却施設の破壊を行うニーズが生じており、この場合には、大型の仮設建物によって外囲いを施し、高い密閉度の中で作業を行わなければならない。このような大型の仮設建物では、可撓性シートを多数使用し、しかも非常に長尺にわたるシートを使用するため他の可撓性シートとの展張バランスを保つ必要がある。また、展張した可撓性シートを確実に保持して弛まないようにしなければならない。特に、可撓性シートは同じ種類の素材であっても、伸縮の程度や強度にバラツキが存在し、予想以上にシート端が余ってしまうこともある。このためそれぞれの可撓性シートを下端部で引っ張り、余分な弛みをなくす必要がある。
 本考案は、このような問題点を解決するためになされたものであって、仮設建物に張設された可撓性シートの張り具合を簡単に調整することができ、可撓性シートの張力によって元の方向に弛んでしまうのを防止することができるシート巻取装置を提供することを目的としている。
 本考案に係るシート巻取装置の特徴は、仮設建物の壁面に張設される可撓性シートを巻き取って展張させるシート巻取装置であって、前記可撓性シートの下端部に連結されて巻き取らせる巻取棒と、この巻取棒を回転させるために端部に取り付けられた操作レバーと、前記巻取棒の一端部に固定されると共に外周に沿って複数の湾曲ガイド面および係止爪が形成された爪付き円板と、前記巻取棒を回転自在に支持する回転支持体と、この回転支持体を仮設建物に固定するための固定具と、前記爪付き円板の半径方向に往復動自在に設けられていると共に前記湾曲ガイド面に案内されて前記係止爪と係止する落とし鍵とを有している点にある。
 また、本考案において、回転支持板には爪付き円板の半径方向に沿って鍵案内孔が形成されており、この鍵案内孔に落とし鍵が遊嵌されており、この落とし鍵は前記鍵案内孔に沿って上下動して係止爪を係止するようになっていてもよい。
さらに、本考案において、可撓性シートを仮設建物の内側方向に巻き取る場合、落とし鍵は、鉛直線から仮設建物の外側方向に約30°傾斜された半径方向に沿って上下動し、係止爪を係止するようになっていることが好ましい。
また、本考案において、可撓性シートを仮設建物の外側方向に巻き取る場合、落とし鍵は、鉛直線から仮設建物の内側方向に約15°傾斜された半径方向に沿って上下動し、係止爪を係止するようになっていることが望ましい。
 本考案によれば、仮設建物に張設された可撓性シートの展張具合を簡単に調整できて他の可撓性シートとのバランスを取ることができ、また、可撓性シートの張力によって元の方向に弛んでしまうのを防止することができる。
 以下、本考案に係るシート巻取装置の好適な一実施形態について図面を用いて説明する。
 図1乃至図4に示すように、本実施形態のシート巻取装置1は、仮設建物10に張設された可撓性シートSの下端部に連結されてこの可撓性シートSを巻き取る巻取棒2を有しており、この巻取棒2が板状の回転支持体3に軸受等を介して回転自在に支持されている。巻取棒2には可撓性シートSを連結する図示しないスリット等が形成されている。また、この巻取棒2の一端部には回転操作を行うための操作レバー4が固定されている。また、この操作レバー4が固定されている側の巻取棒2の端部には、その外周に沿って複数の湾曲ガイド面5aおよび係止爪5bが交互に形成された爪付き円板5が固定されている。
 また、回転支持体3には、爪付き円板5の半径方向に沿って鍵案内孔6が形成されており、この鍵案内孔6に落とし鍵7が遊嵌され、前記鍵案内孔6に沿って上下動し、係止爪5bを係止するようになっている。図4に示すように、落とし鍵7は、平面略H形状の板材の各足部分を前記鍵案内孔6に遊嵌させた後に直角に折り曲げて抜け止めされている。この折り曲げた部分が爪付き円板5の湾曲ガイド面5aに摺接して案内され、係止爪5bにまで至ると下方に落ちて係止するようになっている。
鍵案内孔6は、回転支持体3に穿設されているがこの傾斜方向は、可撓性シートSを仮設建物10の内側方向に巻き取る場合と外側方向に巻き取る場合とで異なる。可撓性シートSを仮設建物10の内側方向に巻き取る場合、図3に示すように、鍵案内孔6は、鉛直線から仮設建物10の外側方向に約30°傾斜された半径方向に沿って形成されている。この傾斜角度は落とし鍵7の上下動の反応性を考慮して設定されている。
 一方、可撓性シートSを仮設建物10の外側方向に巻き取る場合、図5に示すように、スペースの関係や上下動の反応性を考慮して、鍵案内孔6は鉛直線から仮設建物10の内側方向に約15°傾斜された半径方向に沿って形成されている。
 また、回転支持板には、仮設建物10の柱管等に固定するためのクランプ等から構成される固定具8が取り付けられており、任意の場所に固定することができる。
 つぎに、前述した構成を備えた本実施形態のシート巻取装置1の作用について説明する。本実施形態のシート巻取装置1は、例えば図6で示すように、仮設建物10の壁面に展張する可撓性シートSを巻き取る場合、まず、その可撓性シートS間に配されている建枠の縦地に固定具8によって固定する。そして、可撓性シートSを巻取棒2に連結し、操作レバー4を回転操作すると回転支持体3に対して前記巻取棒2が回転する。このとき、爪付き円板5の湾曲ガイド面5aに沿って落とし鍵7が上方向への作用力を受け、鍵案内孔6に沿って上方に移動し、係止爪5bの位置まで案内されると下方へ移動し、係止爪5bを係止する。このように落とし鍵7はいくつかの湾曲ガイド面5aと係止爪5bとを乗り越えて、可撓性シートSが十分に展張された位置において最終的に係止爪5bと係合し、可撓性シートSが弛むのを防止する。そして、可撓性シートSを取り外す場合には、落とし鍵7を鍵案内孔6に沿って上方へ持ち上げて、操作レバー4を開放方向に回転させて可撓性シートSを弛める。
 以上のように本実施形態によれば、仮設建物10に張設された可撓性シートSの展張具合を簡単に調整できて他の可撓性シートSとのバランスを取ることができ、可撓性シートSの張力によって元の方向に弛んでしまうのを防止することができる。
 なお、本考案に係るシート巻取装置1た実施形態に限定されるものではなく、適宜変更することができる。例えば、操作レバー4から巻取棒2を回転させためにギア等で構成される伝達機構を設けて軽い力で回転させられるようにしてもよい。
本考案に係るシート巻取装置の一実施形態を示す斜視図である。 本実施形態を図1と異なる角度から示す斜視図である。 本実施形態における爪付き円板側の端部から見た側面図であり、可撓性シートを内側に巻き取る場合を示している。 本実施形態における落とし鍵の(a)折り曲げ前の正面図、(b)折り曲げ後の側面図である。 本実施形態における爪付き円板側の端部から見た側面図であり、可撓性シートを外側に巻き取る場合を示している。 本実施形態を仮設建物に適用した状態を示す模式図である。 従来の仮設建物に使用される可撓性シートを示す模式図である。
符号の説明
 1 シート巻取装置
 2 巻取棒
 3 回転支持体
 4 操作レバー
 5 爪付き円板
 5a 湾曲ガイド面
 5b 係止爪
 6 鍵案内孔
 7 落とし鍵
 8 固定具
 10 仮設建物
 S 可撓性シート

Claims (4)

  1.  仮設建物の壁面に張設される可撓性シートを巻き取って展張させるシート巻取装置であって、前記可撓性シートの下端部に連結されて巻き取らせる巻取棒と、この巻取棒を回転させるために端部に取り付けられた操作レバーと、前記巻取棒の一端部に固定されると共に外周に沿って複数の湾曲ガイド面および係止爪が形成された爪付き円板と、前記巻取棒を回転自在に支持する回転支持体と、この回転支持体を仮設建物に固定するための固定具と、前記爪付き円板の半径方向に往復動自在に設けられていると共に前記湾曲ガイド面に案内されて前記係止爪と係止する落とし鍵とを有していることを特徴とするシート巻取装置。
  2.  請求項1において、前記回転支持板には爪付き円板の半径方向に沿って鍵案内孔が形成されており、この鍵案内孔に落とし鍵が遊嵌されており、この落とし鍵は前記鍵案内孔に沿って上下動して係止爪を係止するようになっていることを特徴とするシート巻取装置。
  3.  請求項1または請求項2において、可撓性シートを仮設建物の内側方向に巻き取る場合、落とし鍵は、鉛直線から仮設建物の外側方向に約30°傾斜された半径方向に沿って上下動し、係止爪を係止するようになっていることを特徴とするシート巻取装置。
  4.  請求項1または請求項2において、可撓性シートを仮設建物の外側方向に巻き取る場合、落とし鍵は、鉛直線から仮設建物の内側方向に約15°傾斜された半径方向に沿って上下動し、係止爪を係止するようになっていることを特徴とするシート巻取装置。
JP2003270827U 2003-08-27 2003-08-27 シート巻取装置 Expired - Lifetime JP3100085U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003270827U JP3100085U (ja) 2003-08-27 2003-08-27 シート巻取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003270827U JP3100085U (ja) 2003-08-27 2003-08-27 シート巻取装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3100085U true JP3100085U (ja) 2004-04-30

Family

ID=43253746

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003270827U Expired - Lifetime JP3100085U (ja) 2003-08-27 2003-08-27 シート巻取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3100085U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019105147A (ja) * 2017-12-14 2019-06-27 有限会社フジカ 止水装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019105147A (ja) * 2017-12-14 2019-06-27 有限会社フジカ 止水装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI468579B (zh) 用於建築物開口的可回縮式覆蓋物與用於延伸及回縮一建築物覆蓋物的控制系統
JP4642894B2 (ja) 作業足場
JP5422093B2 (ja) ロールブラインド
JP2009114848A (ja) 引張り装置及び該引張り装置が設けられた日よけ幕アセンブリ
US20190017318A1 (en) System and Method for Transport and Installation of a Screen Assembly
JP3100085U (ja) シート巻取装置
CN102926645B (zh) 片材卷帘门
KR102059298B1 (ko) 건설현장용 차양장치
JP3455156B2 (ja) 横型ブラインドのボトムレール下限位置調整装置
JP2015202130A (ja) ローマンシェードの昇降コード用係止具
EP0397935B1 (en) Suspended membrane structure
US20030015229A1 (en) Ratchet based control device of large-sized parasol
JPH0679234U (ja) シート巻き取り装置
WO2010131320A1 (ja) スライド式シャッタの補強構造
US4480652A (en) Spring covering device
JP4181136B2 (ja) 床補強構造の施工方法
JP4901690B2 (ja) 作業用補助具
JP2006200326A (ja) ブラインドの操作装置
JP2006291462A5 (ja)
JP2004332214A (ja) テント展縮装置
US6502889B2 (en) Body cover device for car
JP2006291462A (ja) 土留支持ジャッキの取外方法及び取外器具
KR100374404B1 (ko) 슬로터 스크린
JP2000170463A (ja) 開閉装置の開閉体取付方法
US10828758B1 (en) Torsion spring winding tool

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091210

Year of fee payment: 6

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091210

Year of fee payment: 6