JP6591747B2 - 圧電デバイスの製造方法 - Google Patents
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Description
電性接着剤の位置を認識するためのカメラ部とレーザ光を照射するための照射部とレーザ光の反射光を受光するための受光部とを備えたレーザ部とを有する認識手段と、レーザ部の照射光と反射光との波長の違いから電極パッド及び導電性接着剤の厚みを測定する測定手段と、を備えた塗布装置にパッケージを配置し、パッケージの上面に設けられた電極パッドに第一ノズルにより導電性接着剤を塗布する導電性接着剤塗布工程と、導電性接着剤を認識手段により撮影することで、導電性接着剤と電極パッドとの素材の違いを画像により確認して、前記導電性接着剤の位置を認識する位置認識工程と、電極パッドの上面及び導電性接着剤の上面に認識手段のレーザ部よりレーザを照射し、反射光の波長の違いにより測定手段により導電性接着剤の厚みを確認する厚み確認工程と、位置認識工程によって、認識手段で認識された導電性接着剤の位置に合わせて第二ノズルにより溶剤を塗布する溶剤塗布工程と、導電性接着剤上に圧電素子を配置し、硬化することで実装する圧電素子実装工程と、圧電素子を気密するために蓋体を前記パッケージに接合する蓋体接合工程と、を含んでいる。
本実施形態における圧電デバイスは、図1及び図2に示されているように、パッケージ110と、パッケージ110に接合された圧電素子120とを含んでいる。パッケージ110は、基板110aの上面と枠体110bの内側面によって囲まれた凹部空間Kが形成されている。このような圧電デバイスは、電子機器等で使用する基準信号を出力するのに用いられる。
例えば、Fe−Ni合金(42アロイ)やFe−Ni−Co合金(コバール)などからなる。このような蓋体130は、凹部空間Kを、窒素ガス雰囲気中や真空雰囲気中などで気密封止される。具体的には、蓋体130は、窒素雰囲気中や真空雰囲気中で、パッケージ110の枠体110b上に載置され、枠体110bの上面に設けられた封止用導体パターン113の表面と蓋体130の接合部材131とが溶融されるように所定電流を印加してシーム溶接を行うことにより、枠体110bに接合される。
塗布装置は、図3に示すように、パッケージ配列治具PJを移動させ所定の位置で停止させる搬送手段HSと、導電性接着剤140を塗布するための第一ノズルNZ1と、溶剤150を塗布するための第二ノズルNZ2とを有する塗布手段TSと、電極パッド111又は導電性接着剤140の位置を認識するためのカメラ部CAとレーザ光を照射部(図示せず)とレーザ光の反射光を受光するための受光部(図示せず)とを備えたレーザ部LBとを有する認識手段NSと、カメラ部CAから得た画像データによって、電極パッド111又は導電性接着剤140の位置ずれを補正するために塗布手段TSを制御する制御手段SSと、レーザ部LBの照射光と反射光との波長の違いから電極パッド111及び導電性接着剤140の厚みを測定する測定手段MSと、を備えている。
導電性接着剤塗布工程は、図4(a)に示すように、基板110aの上面に設けられた電極パッド111に導電性接着剤140を塗布する工程である。パッケージ110の凹部空間K内の電極パッド111の位置を後述する認識手段NSのカメラ部CAにより撮影し、画像データを第一記憶部ME1に記憶する。電極パッド111は、塗布装置の認識手段NSによって撮影すると、パッケージ110と電極パッド111とは、同一の素材により設けられていないため、電極パッド111の位置を判別することができる。この電極パッド111の位置に合わせて塗布手段THの第一ノズルNZ1を移動させ、導電性接着剤140を塗布する。また、第一ノズルNZ1は、圧力をかけることによって導電性接着剤140を噴出させ、導電性接着剤140を塗布することができる。
位置認識工程は、図4(b)に示すように、導電性接着剤140を認識手段NSにより撮影することで、導電性接着剤140と電極パッド111との素材の違いを画像により確認して、導電性接着剤140の位置を認識する工程である。電極パッド111に塗布された導電性接着剤140の位置を認識手段NSのカメラ部CAにより撮影し、その画像データを第一記憶部ME1に記憶する。導電性接着剤140は、塗布装置の認識手段NSによって撮影すると、導電性接着剤140と電極パッド111とは、同一の素材により設けられていないため、導電性接着剤140の位置を判別することができる。このように撮影することで、画像より、導電性接着剤140の塗布径を測定する。また、パッケージ110の一辺の長さが1.0〜4.0mmの場合には、導電性接着剤140の塗布径は、例えば150〜400μmとなっている。
厚み確認工程は、図4(c)に示すように、電極パッド111の上面及び導電性接着剤140の上面にレーザを照射し、反射光の波長の違いにより導電性接着剤140の厚みを確認する工程である。塗布装置のレーザ部LBのレーザ照射部は、レーザを電極パッド111に向けて照射し、受光部は、その電極パッド111に当たって反射したレーザを受光し、波長を認識する。その際の波長が第二記憶部ME2に記憶される。次に、塗布手段TSにより導電性接着剤140に塗布した後に、導電性接着剤140にレーザを照射し受光した際の波長を第二記憶部ME2に記憶される。第二記憶部ME2に記憶されたパッケージ110の電極パッド111に照射し受光した際の波長と導電性接着剤140にレーザを照射し受光した際の波長の差により、測定手段MSによって、導電性接着剤140の上下方向の厚みを確認する。
溶剤塗布工程は、図4(d)に示すように、導電性接着剤140に溶剤150を塗布する工程である。位置認識工程によって、認識された導電性接着剤140の位置に合わせて塗布手段TSの第二ノズルNZ2を移動させ、溶剤150を塗布する。また、第二ノズルNZ2は、圧力をかけることによって溶剤150を噴出させ、溶剤150を塗布することができる。溶剤150は、シリコーン樹脂等のバインダーを含む導電性接着剤140に塗布するため、グリコール誘導体、ピロリドン誘導体及びスルホキシド誘導体の少なくとも一つからなっている。具体的にはエチレングリコール、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシドなどが挙げられる。
圧電素子実装工程は、図5(a)及び図5(b)に示すように、導電性接着剤140上に圧電素子120を配置し、導電性接着剤を硬化することで実装する圧電素子実装工程である。圧電素子実装工程は、圧電素子120の引き出し電極123とパッケージ110の電極パッド111上に塗布された導電性接着剤140とを相対するようにして、圧電素子120を導電性接着剤140上に載置する。次に、大気雰囲気中または窒素雰囲気中の硬化アニール炉の内部空間にパッケージ110を収容した状態で、導電性接着剤140を加熱硬化させ、電極パッド111と圧電素子120とを導通固着する。
蓋体接合工程は、図5(c)に示すように、圧電素子120を気密封止するように基板110aに蓋体130を接合する工程である。蓋体130は、窒素ガス雰囲気中や真空雰囲気中で、パッケージ110の枠体110bの封止用導体パターン113上に載置される。封止用導体パターン113と蓋体130とを接合部材131を介して接合されるように、シーム溶接機(図示せず)のローラ電極を蓋体130に接触させ、ローラ電極に電源を供給しながら、蓋体130の外側縁部に沿って動かすことで、枠体110bの封止用導体パターン113上に接合される。
110a・・・基板
110b・・・枠部
111・・・電極パッド
112・・・外部端子
120・・・圧電素子
121・・・圧電素板
122・・・励振用電極
123・・・引き出し電極
130・・・蓋体
131・・・接合部材
140・・・導電性接着剤
150・・・溶剤
NZ1・・・第一ノズル
NZ2・・・第二ノズル
CA・・・カメラ部
TS・・・塗布手段
NS・・・認識手段
K・・・凹部空間
Claims (2)
- 導電性接着剤を塗布するための第一ノズルと溶剤を塗布するための第二ノズルとを有する塗布手段と、電極パッド又は導電性接着剤の位置を認識するためのカメラ部とレーザ光を照射するための照射部とレーザ光の反射光を受光するための受光部とを備えたレーザ部とを有する認識手段と、レーザ部の照射光と反射光との波長の違いから電極パッド及び導電性接着剤の厚みを測定する測定手段と、を備えた塗布装置にパッケージを配置し、前記パッケージの上面に設けられた電極パッドに第一ノズルにより導電性接着剤を塗布する導電性接着剤塗布工程と、
前記導電性接着剤を前記認識手段により撮影することで、前記導電性接着剤と前記電極パッドとの素材の違いを画像により確認して、前記導電性接着剤の位置を認識する位置認識工程と、
前記電極パッドの上面及び前記導電性接着剤の上面に前記認識手段のレーザ部よりレーザを照射し、反射光の波長の違いにより前記測定手段により前記導電性接着剤の厚みを確認する厚み確認工程と、
前記位置認識工程によって、前記認識手段で認識された前記導電性接着剤の位置に合わせて第二ノズルにより溶剤を塗布する溶剤塗布工程と、
前記導電性接着剤上に圧電素子を配置し、硬化することで実装する圧電素子実装工程と、
前記圧電素子を気密するために蓋体を前記パッケージに接合する蓋体接合工程と、
を含むことを特徴とする圧電デバイスの製造方法。 - 請求項1記載の圧電デバイスの製造方法であって、
前記溶剤が、グリコール誘導体、ピロリドン誘導体およびスルホキシド誘導体の少なくとも一つからなることを特徴とする圧電デバイスの製造方法。
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