JP2017212620A - 水晶デバイス及びその製造方法 - Google Patents

水晶デバイス及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017212620A
JP2017212620A JP2016104940A JP2016104940A JP2017212620A JP 2017212620 A JP2017212620 A JP 2017212620A JP 2016104940 A JP2016104940 A JP 2016104940A JP 2016104940 A JP2016104940 A JP 2016104940A JP 2017212620 A JP2017212620 A JP 2017212620A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor pattern
lid
substrate
sealing conductor
crystal element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016104940A
Other languages
English (en)
Inventor
勇二 保田
Yuji Yasuda
勇二 保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2016104940A priority Critical patent/JP2017212620A/ja
Publication of JP2017212620A publication Critical patent/JP2017212620A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/15Details of package parts other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/161Cap
    • H01L2924/1615Shape
    • H01L2924/16195Flat cap [not enclosing an internal cavity]

Landscapes

  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

【課題】 接合部材とパッケージとの接合強度を向上させ、蓋体を接合する際に接合部材より発生したガスがパッケージ内の水晶素子に付着することを抑え、安定した水晶素子の電気特性を得る水晶デバイス及びその製造方法を提供する。【解決手段】 本実施形態における水晶デバイスは、矩形状の基板110aと、基板110aの上面に設けられた矩形状の枠体110bと、基板110aの上面に設けられた電極パッド111に実装された水晶素子120と、枠体110bの上面に設けられた封止用導体パターン117と、封止用導体パターン117に設けられた溝部118と、封止用導体パターン117の上面及び溝部118の内部に接合部材131を介して接合された蓋体130と、を備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、電子機器等に用いられる水晶デバイス及びその製造方法に関する。
水晶デバイスは、水晶素子の圧電効果を利用して、水晶素板の両面が互いにずれるように厚みすべり振動を起こし、特定の周波数を発生させるものである。パッケージの基板上に設けられた電極パッドに導電性接着剤を介して実装された水晶素子と、水晶素子を気密封止するようにしてパッケージに接合部材を介して接合された蓋体と、備えた水晶デバイスが提案されている(例えば、下記特許文献1参照)。
水晶デバイスの製造方法は、導電性接着剤によって、パッケージに水晶素子を実装する水晶素子実装工程と、水晶素子を気密封止するように、蓋体とパッケージとを接合部材を介して接合するための蓋体接合工程と、を含むものが知られている(例えば、参考文献2参照)。
特開2002−111435号公報 特開2007−104264号公報
上述した水晶デバイスは、小型化が進んでおり、蓋体とパッケージとを接合するための接合部材の接触面積が小さくなるため、蓋体が剥がれてしまう虞があった。
また、上述した水晶デバイスの製造方法は、蓋体接合工程の際に、接合部材から発生したガスがパッケージ内の水晶素子に付着し、水晶素子の電気特性が変動してしまう虞があった。
本発明は前記課題に鑑みてなされたものであり、接合部材とパッケージとの接合強度を向上させ、蓋体を接合する際に接合部材より発生したガスがパッケージ内の水晶素子に付着することを抑え、安定した水晶素子の電気特性を得る水晶デバイス及びその製造方法を提供する。
本発明の水晶デバイスは、矩形状の基板と、基板の上面に設けられた矩形状の枠体と、基板の上面に設けられた電極パッドに実装された水晶素子と、枠体の上面に設けられた封止用導体パターンと、封止用導体パターンに設けられた溝部と、封止用導体パターンの上面及び溝部の内部に接合部材を介して接合された蓋体と、を備えたことを特徴とするものである。
本発明の水晶デバイスの製造方法は、基板と、基板の外周縁に沿って設けられた枠体と、枠体の上面に設けられた封止用導体パターンと、封止用導体パターンに設けられた溝部と、を有するパッケージの基板の上面に設けられた電極パッドに導電性接着剤を塗布する導電性接着剤塗布工程と、電極パッドに導電性接着剤を介して水晶素子を実装する水晶素子実装工程と、蓋体の下面に設けられた接合部材と溝部とを平面視して重なるようにして、蓋体をパッケージ上に載置する蓋体載置工程と、接合部材を溶融させることで、蓋体とパッケージとを接合する蓋体接合工程と、を含むことを特徴とするものである。
本発明の水晶デバイスは、基板の上面に設けられた矩形状の枠体と、基板の上面に設けられた電極パッドに実装された水晶素子と、枠体の上面に設けられた封止用導体パターンと、封止用導体パターンに設けられた溝部と、封止用導体パターンの上面及び溝部の内部に接合部材を介して接合された蓋体と、を備えたことを特徴とするものである。このような水晶デバイスは、接合部材と、封止用導体パターン及び溝部との接触面積が大きくなるため、蓋体が封止用導体パターン及び溝部から剥がれてしまうことを抑えることができ、蓋体と封止用導体パターン及び溝部との接合強度を向上させることができる。
本発明の水晶デバイスの製造方法は、基板と、基板の外周縁に沿って設けられた枠体と、枠体の上面に設けられた封止用導体パターンと、封止用導体パターンに設けられた溝部と、を有するパッケージの基板の上面に設けられた電極パッドに導電性接着剤を塗布する導電性接着剤塗布工程と、電極パッドに導電性接着剤を介して水晶素子を実装する水晶素子実装工程と、蓋体の下面に設けられた接合部材と溝部とを平面視して重なるようにして、蓋体をパッケージ上に載置する蓋体載置工程と、接合部材を溶融させることで、蓋体とパッケージとを接合する蓋体接合工程と、を含んでいる。このようにすることで、蓋体を接合する際に接合部材より発生したガスがパッケージ内の水晶素子に付着することを抑え、安定した水晶素子の電気特性を得ることが可能となる。
本発明の実施形態に係る水晶デバイスを示す分解斜視図である。 図1のA−A断面図である。 (a)は、本発明の実施形態に係る水晶デバイスの蓋体を外した状態を示す上面図であり、(b)は、本発明の実施形態に係る水晶デバイスを蓋体及び水晶素子を外した状態を示す上面図である。 (a)は、本発明の実施形態に係る水晶デバイスを構成するパッケージの上面図であり、(b)は、本発明の実施形態に係る水晶デバイスを構成するパッケージの下面図である。 (a)は、本発明の実施形態に係る水晶デバイスの製造方法の水晶素子実装工程を示す断面図であり、(b)は、本発明の実施形態に係る水晶デバイスの製造方法の蓋体載置工程を示す断面図であり、(c)は、本発明の実施形態に係る水晶デバイスの製造方法の蓋体載置工程を示す断面図であり、(d)は、本発明の実施形態に係る水晶デバイスの製造方法の蓋体接合工程を示す断面図である。
(水晶デバイス)
本実施形態における水晶デバイスは、図1及び図2に示されているように、パッケージ110と、パッケージ110の上面に実装された水晶素子120と、パッケージ110の上面に接合された蓋体130とを含んでいる。パッケージ110には、基板110aの上面と枠体110bの内側面によって囲まれた凹部Kが形成されている。このような水晶デバイスは、電子機器等で使用する基準信号を出力するのに用いられる。
基板110aは、矩形状であり、上面で実装された水晶素子120を実装するための実装部材として機能するものである。基板110aの上面には、水晶素子120を接合するための一対の電極パッド111が設けられている。基板110aは、例えばアルミナセラミックス又はガラス−セラミックス等のセラミック材料である絶縁層からなる。基板110aは、絶縁層を一層用いたものであっても、絶縁層を複数層積層したものであってもよい。基板110aの表面及び内部には、上面に設けられた電極パッド111と、基板110aの下面に設けられた外部端子112とを電気的に接続するための配線パターン113及びビア導体114が設けられている。
枠体110bは、基板110aの上面に配置され、基板110aの上面に凹部Kを形成するためのものである。枠体110bは、例えばアルミナセラミックス又はガラス−セラミックス等のセラミック材料からなり、基板110aと一体的に形成されている。
ここでパッケージ110を平面視したときの一辺の寸法が、1.0〜3.0mmであり、パッケージ110の上下方向の寸法が、0.2〜1.5mmである場合を例にして、凹部Kの大きさを説明する。凹部Kの長辺の長さは、0.7〜2.0mmであり、短辺の長さは、0.5〜1.5mmとなっている。また、凹部Kの上下方向の長さは、0.1〜0.5mmとなっている。
また、基板110aの下面の四隅には、外部端子112が設けられている。外部端子112の内の二つの端子は、基板110aの上面に設けられた電極パッド111と電気的に接続されている。また、電極パッド111と電気的に接続されている外部端子112は、基板110aの下面の対角に位置するように設けられている。
電極パッド111は、水晶素子120を実装するためのものである。電極パッド111は、基板110aの上面に一対で設けられており、基板110aの一辺に沿うように隣接して設けられている。電極パッド111は、第一電極パッド111aと第二電極パッド111bとによって構成されている。電極パッド111は、基板110aに設けられた配線パターン113及びビア導体114を介して、基板110aの下面に設けられた外部端子112と電気的に接続されている。
外部端子112は、電気機器等の外部の実装基板上の実装パッド(図示せず)と接合するために用いられている。外部端子112は、基板110aの下面の四隅に設けられている。外部端子112の少なくとも一つは、ビア導体114を介して、封止用導体パターン117と電気的に接続されている。また、外部端子112の少なくとも一つは、電子機器等の実装基板上の基準電位であるグランド電位と接続されている実装パッドと接続されている。これにより、封止用導体パターン117に接合された蓋体130がグランド電位となっている第三外部端子112cに接続される。よって、蓋体130による凹部K内のシールド性が向上する。
配線パターン113は、電極パッド111と、ビア導体114とを電気的に接続するためのものである。配線パターン113の一端は、電極パッド111と電気的に接続されており、配線パターン113の他端は、ビア導体114と電気的に接続されている。配線パターン113は、第一配線パターン113a、第二配線パターン113bによって構成されている。
また、配線パターン113は、平面視して、枠体110bと重なるようにして設けられている。このようにすることによって、水晶デバイスは、配線パターン113と水晶素子120との間で浮遊容量が発生することを抑えるので、水晶素子120にこの浮遊容量が付与されることがないため、発振周波数が変動してしまうことを抑えることができる。また、水晶デバイスに外力が加わり、枠体110bの長辺方向に曲げモーメントが発生しても、基板110aに加えて枠体110bが設けられていることにより、枠体110bが設けられている箇所は、変形しにくくなる。よって、枠体110bと平面視して重なる位置に設けられた配線パターン113は、断線しにくくなり、発振周波数が出力されなくなることを抑制することができる。
また、第一配線パターン113aは、第一電極パッド111a及び第一ビア導体114aと電気的に接続されている。第一配線パターン113aは、第一電極パッド111aから近接された枠体110bの長辺方向に向かって延出されており、第一配線パターン113aの一部が露出されている。第二配線パターン113bは、第二電極パッド111b及び第二ビア導体114bと電気的に接続されている。第二配線パターン113bは、第二電極パッド111bから近接された枠体110bの長辺方向に向かって延出されており、第二配線パターン113bの一部が露出されている。
このように、配線パターン113の一部が、電極パッド111から枠体110bの長辺方向に向かって延出し、凹部Kで露出するようにして設けられていることにより、水晶素子120を実装した際に、導電性接着剤140が仮に電極パッド111上から溢れ出たとしても、導電性接着剤140と濡れ性の良い配線パターン113上に沿って流れ出てくれるため、パッケージ110の中心方向に流れ出ることがなく導電性接着剤140が励振用電極122に付着してしまうことを抑えることができる。
また、露出された配線パターン113の一部が、基板110aの中心点Pを通り基板110aの長辺と平行な直線Lに対して、線対称となるように設けられている。このように露出された第一配線パターン113aと露出された第二配線パターン113bとが、基板110aの中心点Pを通り基板110aの長辺と平行な直線Lに対して、線対称となる位置に設けられていることにより、水晶素子120を実装する際に導電性接着剤140が仮に電極パッド111上から溢れ出たとしても、溢れ出た導電性接着剤140の量が均等になり易く、水晶素子120が傾いてしまうことを抑えることができる。
ビア導体114は、外部端子112と、配線パターン113又は封止用導体パターン117とを電気的に接続するためのものである。また、第三ビア導体114cの両端は、第三外部端子112cと、封止用導体パターン117と接続されている。このようにすることで、第三外部端子112cは、第三ビア導体114cを介して、封止用導体パターン117と電気的に接続されている。
凸部115は、水晶素子120の自由端が基板110aに接触することを抑制するためのものである。凸部115は、一対の電極パッド111の上面に一対で設けられており、水晶素子120の引き出し電極123と対向する位置に設けられている。凸部115は、一方の凸部115aと他方の凸部115bによって構成されている。一方の凸部115aは、図1に示すように、一方の電極パッド111a上に設けられ、他方の凸部115bは、他方の電極パッド111b上に設けられている。凸部115は、電極パッド111と同様に、例えばタングステン、モリブデン、銅、銀又は銀パラジウム等の金属粉末の焼結体等上面に金メッキ、ニッケルメッキを施すことにより設けられている。
また、一対の凸部115は、図3に示されているように、基板110aの一辺と平行となる直線に対して同一直線上に並ぶようにして設けられている。このようにすることによって、水晶素子120の引き出し電極123が、平面視して、一対の凸部115と重なるように電極パッド111に実装することで、水晶素子120が傾くことなく安定した状態で実装することができる。
ここでパッケージ110を平面視したときの一辺の寸法が、1.0〜3.0mmであり、パッケージ110の上下方向の寸法が、0.7〜1.5mmである場合を例にして、電極パッド111及び凸部115の大きさを説明する。基板110aの一辺と平行となる電極パッド111の辺の長さは、250〜400μmとなる。また、基板110aの一辺と交わる辺と平行となる電極パッド111の辺の長さは、250〜400μmとなる。電極パッド111の上下方向の厚みの長さは、10〜60μmとなる。基板110aの一辺と平行となる凸部115の辺の長さは、150〜300μmとなる。また、基板110aの一辺と交わる辺と平行となる凸部115の辺の長さは、50〜100μmとなる。凸部115の上下方向の厚みの長さは、10〜25μmとなる。
また、電極パッド111の算術平均表面粗さは、0.02〜0.10μmであり、基板110a表面の算術平均表面粗さは、0.5〜1.5μmである。よって、導電性接着剤140は、電極パッド111から基板110a上に向かって広がりにくくなる。
封止用導体パターン117は、蓋体130と接合部材131を介して接合する際に、接合部材131の濡れ性をよくする役割を果たしている。封止用導体パターン117は、封止用導体パターン117は、例えばタングステン又はモリブデン等から成る導体パターンの表面にニッケルメッキ及び金メッキを順次、枠体110bの上面を環状に囲む形態で施すことによって、例えば10〜25μmの厚みに形成されている。
溝部118は、封止用導体パターン117に設けられ、封止用導体パターン117に環状に囲む形態で施すことによって、例えば10〜15μmの深さになるように形成されている。このようにすることによって、接合部材131は、封止用導体パターン117の上面及び溝部118の内部に設けられるため、封止用導体パターン117及び溝部118との接触面積が大きくなり、蓋体130が封止用導体パターン117から剥がれてしまうことを抑えることができる。よって、このような水晶デバイスは、蓋体130と封止用導体パターン117及び溝部118との接合強度を向上させることができる。
また、溝部118は、封止用導体パターン117に複数設けるようにしても構わない。このように溝部118が複数設けられていることにより、接合部材131は、封止用導体パターン117及び溝部118との接触面積がさらに大きくなるため、蓋体130が封止用導体パターン117及び溝部118から剥がれてしまうことをさらに抑えることができ、蓋体130と封止用導体パターン117及び溝部118との接合強度をさらに向上させることができる。
導電性接着剤140が、引き出し電極123と電極パッド111とを電気的・機械的に接続されている。導電性接着剤140は、シリコーン樹脂等のバインダーの中に導電フィラーとして導電性粉末が含有されているものであり、導電性粉末としては、アルミニウム、モリブデン、タングステン、白金、パラジウム、銀、チタン、ニッケル又はニッケル鉄のうちのいずれか、或いはこれらの組み合わせを含むものが用いられている。また、バインダーとしては、例えばシリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂又はビスマレイミド樹脂が用いられる。
導電性接着剤140は、水晶素子120の励振用電極122と間をあけて配置されている。水晶デバイスは、導電性接着剤140と励振用電極122とが間を空けて配置されていることにより、導電性接着剤140が励振用電極122に付着することで生じる短絡を低減することができる。
また、導電性接着剤140の粘度が、35〜45Pa・sのものを使用することによって、塗布した際に、導電性接着剤140は、電極パッド111上から基板110a上面に流れ出ることなく、電極パッド111上に留まるので、導電性接着剤140の上下方向の厚みも確保することができる。導電性接着剤140の上下方向の厚みの長さは、10〜25μmである。このように導電性接着剤140の厚みを確保できることによって、水晶素子120の基板110aへの接触を抑制し、落下等により加わった衝撃が水晶素子120に対して導電性接着剤140を中心にして上下方向へ加わったとしても、その衝撃を導電性接着剤140で十分に吸収緩和することができる。
ここで、パッケージ110の作製方法について説明する。基板110a及び枠体110bがアルミナセラミックスから成る場合、まず所定のセラミック材料粉末に適当な有機溶剤等を添加・混合して得た複数のセラミックグリーンシートを準備する。また、セラミックグリーンシートの表面或いはセラミックグリーンシートに打ち抜き等を施して予め穿設しておいた貫通孔内に、従来周知のスクリーン印刷等によって所定の導体ペーストを塗布する。さらに、これらのグリーンシートを積層してプレス成形したものを、高温で焼成する。最後に、導体パターンの所定部位、具体的には、一対の電極パッド111又は外部端子112となる部位にニッケルメッキ又は金メッキ等を施すことにより作製される。また、導体ペーストは、例えばタングステン、モリブデン、銅、銀又は銀パラジウム等の金属粉末の焼結体等から構成されている。
水晶素子120は、図2及び図3(a)に示されているように、導電性接着剤140を介して電極パッド111上に接合されている。水晶素子120は、安定した機械振動と圧電効果により、電子装置等の基準信号を発振する役割を果たしている。
水晶素子120は、図1及び図2に示されているように、水晶素板121の上面及び下面のそれぞれに励振用電極122及び引き出し電極123を被着させた構造を有している。励振用電極122は、水晶素板121の上面及び下面のそれぞれに金属を所定のパターンで被着・形成したものである。励振用電極122は、上面に第一励振用電極122aと、下面に第二励振用電極122bを備えている。引き出し電極123は、励振用電極122から水晶素板121の一辺に向かってそれぞれ延出されている。引き出し電極123は、上面に第一引き出し電極123aと、下面に第二引き出し電極123bとを備えている。第一引き出し電極123aは、第一励振用電極122aから引き出されており、水晶素板121の一辺に向かって延出するように設けられている。第二引き出し電極123bは、第二励振用電極122bから引き出されており、水晶素板121の一辺に向かって延出するように設けられている。つまり、引き出し電極123は、水晶素板121の長辺または短辺に沿った形状で設けられている。また、本実施形態においては、第一電極パッド111a及び第二電極パッド111bと接続されている水晶素子120の一端を基板110aの上面と接続した固定端とし、他端を基板110aの上面と間を空けた自由端とした片持ち支持構造にて水晶素子120が基板110a上に固定されている。
また、水晶デバイスは、水晶素子120の励振用電極122の表面を例えばイオンガンにより削ることにより、水晶素子120の発振周波数の調整を行っている。また、従来の水晶デバイスでは、基板の上面に設けられた配線パターンが水晶素子の励振用電極の近傍でも露出しているため、イオンガンにより励振用電極を削る際に、配線パターンを削ってしまうことがある。また、従来の水晶デバイスは、この配線パターンの削り屑が、水晶素子の励振用電極に付着し、発振周波数が変動してしまう虞がある。しかし、本実施形態の水晶デバイスでは、図4に示すように、配線パターン113が水晶素子120の励振用電極122の近傍では凹部Kに露出しておらず、平面視して、枠体110bと重なる位置に設けられているため、イオンガンにより励振用電極122を削る際に、配線パターン113を削ってしまうことを防ぐことができる。また、このような水晶デバイスは、配線パターン113の削り屑が発生しないため、水晶素子120の励振用電極122に削り屑が付着することがなく、安定して発振周波数を出力することが可能となる。
ここで、水晶素子120の動作について説明する。水晶素子120は、外部からの交番電圧が引き出し電極123から励振用電極122を介して水晶素板121に印加されると、水晶素板121が所定の振動モード及び周波数で励振を起こすようになっている。
水晶素子120の基板110aへの接合方法について説明する。まず、導電性接着剤140は、例えばディスペンサによって、電極パッド111上に拡がるようにして塗布される。水晶素子120は、導電性接着剤140上に搬送される。さらに、水晶素子120は、水晶素子120の固定端側の外周縁にある引き出し電極123が、平面視して、導電性接着剤140の中心付近と重なるようにして導電性接着剤140上に載置される。そして導電性接着剤140は、加熱硬化させることによって、硬化収縮される。
蓋体130は、矩形状であり、真空状態にある凹部K、あるいは窒素ガスなどが充填された凹部Kを気密封止するためのものである。具体的には、蓋体130は、所定雰囲気で、枠体110b上に設けられた接合部材131の上面に載置される。枠体110bの上面に設けられた接合部材131に熱が印加されることで、溶融接合される。また、蓋体130は、例えば、鉄、ニッケル又はコバルトの少なくともいずれかを含む合金からなる。
接合部材131は、パッケージ110の枠体110b上面に設けられた封止用導体パターン117に相対する蓋体130の箇所に設けられている。接合部材131は、例えば、銀ロウ又は金錫によって設けられている。銀ロウの場合は、その厚みは、10〜20μmである。例えば、成分比率は、銀が72〜85%、銅が15〜28%のものが使用されている。金錫の場合は、その厚みは、10〜40μmである。例えば、成分比率が、金が78〜82%、錫が18〜22%のものが使用されている。
接合部材131は、例えば、金錫の場合には、接合部材131の層の厚みは、10〜40μmであり、例えば、成分比率が、金が70〜80%、錫が20〜30%のものを使用しても良い。また、接合部材131は、例えば、銀ロウの場合には、接合部材131の層の厚みは、10〜40μmであり、例えば、成分比率が、銀が70〜80%、銅が20〜30%のものを使用しても良い。
本実施形態における水晶デバイスは、矩形状の基板110aと、基板110aの上面に設けられた矩形状の枠体110bと、基板110aの上面に設けられた電極パッドに実装された水晶素子120と、枠体110b上面に設けられた封止用導体パターン117と、封止用導体パターン117に設けられた溝部118と、封止用導体パターン117の上面及び溝部118の内部に接合部材131を介して接合された蓋体130と、を備えている。このような水晶デバイスは、接合部材131は、封止用導体パターン117及び溝部118との接触面積が大きくなるため、蓋体130が封止用導体パターン117及び溝部118から剥がれてしまうことを抑えることができ、蓋体130と封止用導体パターン117及び溝部118との接合強度を向上させることができる。
また、本実施形態の水晶デバイスは、溝部118が封止用導体パターン117に複数設けられている。このように溝部118が複数設けられていることにより、接合部材131は、封止用導体パターン117及び溝部118との接触面積がさらに大きくなるため、蓋体130が封止用導体パターン117及び溝部118から剥がれてしまうことをさらに抑えることができ、蓋体130と封止用導体パターン117及び溝部118との接合強度をさらに向上させることができる。
また、本実施形態の水晶デバイスは、溝部118が封止用導体パターン117に環状に設けられている。このように溝部118が封止用導体パターン117に環状に設けられていることにより、接合部材131は、封止用導体パターン117及び溝部118との接触面積がさらに大きくなるため、蓋体130が封止用導体パターン117及び溝部118から剥がれてしまうことをさらに抑えることができ、蓋体130と封止用導体パターン117及び溝部118との接合強度をさらに向上させることができる。
(水晶デバイスの製造方法)
次に本発明の実施形態に係る水晶デバイスの製造方法について、図3を用いて説明する。水晶デバイスの製造方法は、基板110aと、基板110aの外周縁に沿って設けられた枠体110bと、枠体110bの上面に設けられた封止用導体パターン117と、封止用導体パターン117に設けられた溝部118と、を有するパッケージ110の基板110aの上面に設けられた電極パッド111に導電性接着剤140を塗布する導電性接着剤塗布工程と、電極パッド111に導電性接着剤140を介して水晶素子120を実装する水晶素子実装工程と、蓋体130の下面に設けられた接合部材131の下面に設けられた窪み部132と、溝部118を平面視して重なるようにして、蓋体130をパッケージ110に載置する蓋体載置工程と、接合部材131を溶融させることで、蓋体130とパッケージ110とを接合する蓋体接合工程と、を含んでいる。
(導電性接着剤塗布工程)
導電性接着剤塗布工程は、基板110aと、基板110aの外周縁に沿って設けられた枠体110bと、枠体110bの上面に設けられた封止用導体パターン117と、封止用導体パターン117に設けられた溝部118と、を有するパッケージ110の基板110aの上面に設けられた電極パッド111に導電性接着剤140を塗布する工程である。
パッケージ110の凹部空間K内の電極パッド111の位置を後述する認識手段のカメラにより撮影し、画像データを記憶部に記憶する。電極パッド111は、塗布装置の認識手段によって撮影すると、パッケージ110と電極パッド111とは、同一の素材により設けられていないため、電極パッド111の位置を判別することができる。この電極パッド111の位置に合わせて塗布手段のノズルを移動させ、導電性接着剤140を塗布する。また、ノズルは、圧力をかけることによって導電性接着剤140を噴出させ、導電性接着剤140を塗布することができる。
導電性接着剤140としては、シリコーン樹脂等のバインダーの中に導電フィラーとして導電性粉末が含有されているものであり、導電性粉末としては、例えばアルミニウム(Al)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、銀(Ag)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)、ニッケル鉄(NiFe)、のうちのいずれかまたはこれらの組み合わせを含むものが用いられている。この導電性粉末の粒径によって、第一ノズルの内径は適宜対応する。
次に、電極パッド111に塗布された導電性接着剤140の位置を認識手段のカメラにより撮影し、その画像データを記憶部に記憶する。導電性接着剤140は、塗布装置の認識手段によって撮影すると、導電性接着剤140と電極パッド111とは、同一の素材により設けられていないため、導電性接着剤140の位置を判別することができる。このように撮影することで、画像より、導電性接着剤140の塗布径を測定する。また、パッケージ110の一辺の長さが1.0〜4.0mmの場合には、導電性接着剤140の塗布径は、例えば150〜400μmとなっている。
(水晶素子実装工程)
水晶素子実装工程は、図5(a)に示すように、電極パッド111に導電性接着剤140を介して水晶素子120を実装する工程である。ます、この導電性接着剤140の位置に合わせて、水晶素子120を吸着したノズル(図示せず)を移動させ、電極パッド111に塗布された導電性接着剤140の外周縁が、水晶素子120の引き出し電極123に位置するようにして、導電性接着剤140上に水晶素子120を載置する。水晶素子120の引き出し電極123とパッケージ110の電極パッド111上に塗布された導電性接着剤140とを相対するようにして、水晶素子120を導電性接着剤140上に載置する。次に、大気雰囲気中または窒素雰囲気中の硬化アニール炉の内部空間にパッケージ110を収容した状態で、導電性接着剤140を加熱硬化させ、電極パッド111と圧電素子120とを導通固着する。
硬化アニール炉(図示せず)は、炉本体と、加熱部と、供給部、制御部によって構成されている。炉本体は、内部空間を有し、パッケージ110を格納する役割を果たす。加熱部は、内部空間を所定の温度に加熱する役割を果たす。加熱部は、例えば、ハロゲンランプ、キセノンランプ等が用いられている。供給部は、内部空間にガスを供給する役割を果たす。ガスは、例えば窒素等が用いられている。制御部は、炉本体の内部空間の温度や酸素濃度、加熱部の昇温速度、供給部のガスの供給量の制御を行うものである。
(蓋体載置工程)
蓋体載置工程は、図5(b)及び図5(c)に示すように、蓋体130の下面に設けられた接合部材131の下面に設けられた窪み部132と、溝部118とを平面視して重なるようにして、蓋体130をパッケージ110上に載置する工程である。
このように、蓋体130の下面に設けられた接合部材131の下面に設けられた窪み部132と、溝部118とを平面視して重なるようにして蓋体130をパッケージ110上に載置することで、後述する蓋体接合工程の際に、接合部材131の下面と封止用導体パターン117の上面とが接触した状態で、窪み部132と溝部118との近傍に隙間が形成されているため、接合部材131を溶融する際に発生したガスが、その隙間より外部に排出されやすくなるため、接合部材131内に留まることを抑えることができる。また、発生したガスが接合部材131内に留まることを抑えるため、固化された接合部材131にボイドが形成されることを抑えることが可能となる。
また、蓋体載置工程の際に、接合部材131が、第一接合部材131a及び第二接合部材131bより構成されており、第二接合部材131bと、第二封止用導体パターン117bとを接触するようにして蓋体130をパッケージ110に載置するようにしても構わない。蓋体130の下面の外周縁に沿って、枠状の第一接合部材131aが設けられ、その第一接合部材131aの下面に第一接合部材131aの一部を露出するようにして、枠状の第二接合部材131bが設けられている。このようにすることで、第一接合部材131aの下面と第一封止用導体パターン117aの上面との間に隙間がさらに大きく形成された状態で、第一接合部材131aが溶融されるため、接合部材131を溶融する際に発生したガスが、その隙間より外部に排出されやすくなるため、接合部材131内に留まることを抑えることができる。このような水晶デバイスでは、発生したガスが接合部材131内に留まることを抑えるため、固化された接合部材131にボイドが形成されることを抑えることが可能となる。
(蓋体接合工程)
蓋体接合工程は、図5(d)に示すように、接合部材131を溶融させることで、蓋体130とパッケージ110とを接合する工程である。蓋体130は、窒素ガス雰囲気中や真空雰囲気中で、パッケージ110の枠体110bの封止用導体パターン117上に載置される。封止用導体パターン117と蓋体130とを接合部材131を介して接合されるように、接合部材131を加熱溶融することにより、接合部材131が封止用導体パターン117に形成された溝部118に沿って流動する。次に、接合部材131が封止用導体パターン117の上面及び溝部118内に入り込んだ状態で接合部材131を冷却することで、蓋体130とパッケージ110とを接合される。その際に、加熱手段としては、キセノンランプやハロゲンランプ等が用いられる。
また、蓋体接合工程では、蓋体130が、接合部材131を介して、封止用導体パターン117及び溝部118と接合されている。このようにすることによって、接合部材131と封止用導体パターン117及び溝部118と接合されることで、接合部材の131の接触面積を大きくするため、蓋体130が剥がれてしまうことを抑えることができ、凹部K内の気密封止性を維持することができるため、水晶デバイスの生産性を向上させることができる。
本発明の水晶デバイスの製造方法によれば、蓋体130の下面に設けられた接合部材131の下面と、封止用導体パターン117の上面とを接触させるようにして、蓋体130をパッケージ110に載置している。このようにすることで、蓋体接合工程の際に、接合部材131に設けられた窪み部132と封止用導体パターン117に設けられた溝部118との間に隙間が形成された状態で、接合部材131が溶融されるため、接合部材131を溶融する際に発生したガスが、その隙間より外部に排出されやすくなるため、接合部材131内に留まることを抑えることができる。また、発生したガスが接合部材131内に留まることを抑えるため、固化された接合部材131にボイドが形成されることを抑えることが可能となる。
また、本発明の水晶デバイスの製造方法によれば、蓋体載置工程の際に、溝部118は、封止用導体パターン117に環状に設けられており、窪み部132は、接合部材131に環状に設けられている。このようにすることで、蓋体接合工程の際に、接合部材131に設けられた窪み部132と封止用導体パターン117に設けられた溝部118との間に隙間が環状に形成された状態で、接合部材131が溶融されるため、接合部材131を溶融する際に発生したガスが、その環状の隙間より外部にさらに排出され易くなるため、接合部材131内に留まることを抑えることができる。また、発生したガスが接合部材131内に留まることを抑えるため、固化された接合部材131にボイドが形成されることを抑えることが可能となる。
尚、本発明は前記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更、改良等が可能である。水晶素子120は、AT用水晶素子を用いた場合を説明したが、基部と、基部の側面より同一の方向に延びる二本の平板形状の振動腕部とを有する音叉型屈曲水晶素子を用いても構わない。水晶素子は、水晶片と、その水晶片の表面に設けられた励振電極と、引き出し用電極と、周波数調整用金属膜とにより構成されている。水晶片は、水晶基部と水晶振動部とからなり、水晶振動部が第一水晶振動部及び第二水晶振動部とから成る。水晶基部は、結晶の軸方向として電気軸がX軸、機械軸がY軸、及び光軸がZ軸となる直交座標系としたとき、X軸回りに−5°〜+5°の範囲内で回転させたZ′軸の方向が厚み方向となる平面視略四角形の平板である。第一水晶振動部及び第二水晶振動部は、水晶基部の一辺からY′軸の方向に平行に延設されている。このような水晶片は、水晶基部と各水晶振動部とが一体となって音叉形状を成しており、フォトリソグラフィー技術と化学エッチング技術により製造される。
また、本実施形態の水晶デバイスは、封止用導体パターン117a上に枠状の溝部117bが設けられている構造にて説明したが、封止用導体パターン上に、矩形状の溝部を複数設けるようにしても構わない。また、このような水晶デバイスは、矩形状の基板と、基板の上面に設けられた矩形状の枠体と、基板の上面に設けられた電極パッドに実装された水晶素子と、枠体の上面に設けられた封止用導体パターンと、封止用導体パターンの上面に設けられた矩形状の溝部と、第二封止用導体パターン及び第二封止用導体パターン上に接合部材を介して接合された蓋体と、を備えている。このような水晶デバイスは、接合部材は、第一封止用導体パターン及び溝部との接触面積がさらに大きくなるため、蓋体が封止用導体パターン及び溝部から剥がれてしまうことを抑えることができ、蓋体と第一封止用導体パターン及び第二封止用導体パターンとの接合強度を向上させることができる。
また、パッケージを使用した水晶デバイスの製造方法では、本実施形態の水晶デバイスと比較して、封止用導体パターンの露出された面積がさらに大きくなるため、蓋体接合工程の際に、接合部材の下面と溝部との間に設けられた隙間から、接合部材を溶融する際に発生したガスが、その隙間より外部にさらに排出されやすくなるため、接合部材内に留まることを抑えることができる。また、発生したガスが接合部材内に留まることを抑えるため、固化された接合部材にボイドが形成されることをさらに抑えることが可能となる。
110・・・パッケージ
110a・・・基板
110b・・・枠体
111・・・電極パッド
112・・・外部端子
113・・・配線パターン
114・・・ビア導体
115・・・凸部
117・・・封止用導体パターン
118・・・溝部
120・・・水晶素子
121・・・水晶素板
122・・・励振用電極
123・・・引き出し電極
130・・・蓋体
131・・・接合部材
132・・・窪み部
K・・・凹部

Claims (5)

  1. 矩形状の基板と、
    前記基板の上面に設けられた矩形状の枠体と、
    前記基板の上面に設けられた電極パッドに実装された水晶素子と、
    前記枠体の上面に設けられた封止用導体パターンと、
    前記封止用導体パターンに設けられた溝部と、
    前記封止用導体パターンの上面及び前記溝部の内部に接合部材を介して接合された蓋体と、を備えた水晶デバイス
  2. 請求項1記載の水晶デバイスであって、
    前記溝部は、前記封止用導体パターンに複数設けられていることを特徴とする水晶デバイス
  3. 請求項1記載の水晶デバイスであって、
    前記溝部は、前記封止用導体パターンに環状に設けられていることを特徴とする水晶デバイス
  4. 基板と、前記基板の外周縁に沿って設けられた枠体と、前記枠体の上面に設けられた封止用導体パターンと、前記封止用導体パターンに設けられた溝部と、を有するパッケージの前記基板の上面に設けられた電極パッドに導電性接着剤を塗布する導電性接着剤塗布工程と、
    前記電極パッドに前記導電性接着剤を介して前記水晶素子を実装する水晶素子実装工程と、
    蓋体の下面に設けられた接合部材の下面に設けられた窪み部と、前記溝部とを平面視して重なるようにして、前記蓋体を前記パッケージ上に載置する蓋体載置工程と、
    前記接合部材を溶融させることで、前記蓋体と前記パッケージとを接合する蓋体接合工程と、を含むことを特徴とする水晶デバイスの製造方法
  5. 請求項4記載の水晶デバイスの製造方法であって、
    蓋体載置工程の際に、
    前記溝部は、前記封止用導体パターンに環状に設けられており、
    前記窪み部は、前記接合部材に環状に設けられていることを特徴とする水晶デバイスの製造方法。
JP2016104940A 2016-05-26 2016-05-26 水晶デバイス及びその製造方法 Pending JP2017212620A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016104940A JP2017212620A (ja) 2016-05-26 2016-05-26 水晶デバイス及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016104940A JP2017212620A (ja) 2016-05-26 2016-05-26 水晶デバイス及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017212620A true JP2017212620A (ja) 2017-11-30

Family

ID=60474931

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016104940A Pending JP2017212620A (ja) 2016-05-26 2016-05-26 水晶デバイス及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017212620A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6502666B2 (ja) 圧電デバイスおよびその製造方法
JP2014192712A (ja) 水晶デバイス
JP2014072607A (ja) 水晶デバイス
JP6309757B2 (ja) 水晶デバイス
JP2017085385A (ja) 水晶デバイス
JP2017212620A (ja) 水晶デバイス及びその製造方法
JP2018006810A (ja) 水晶素子およびその製造方法
JP6574647B2 (ja) 水晶デバイス
JP2015050520A (ja) 水晶デバイス
JP2015050531A (ja) 水晶デバイス
JP2017200033A (ja) 水晶デバイス及びその製造方法
JP2015154371A (ja) 水晶デバイス
JP6687465B2 (ja) 水晶デバイスの製造方法
JP6577205B2 (ja) 圧電デバイスおよびその製造方法
JP2017011594A (ja) 水晶デバイス
JP2016103753A (ja) 水晶デバイス
JP2016184779A (ja) 水晶デバイス
JP2014236301A (ja) 水晶デバイス
JP2016181889A (ja) 水晶デバイス
JP2017183796A (ja) 水晶デバイスの製造方法
JP2015142218A (ja) 水晶デバイス
JP2015070386A (ja) 水晶デバイス
JP2018088563A (ja) 圧電デバイスの製造方法
JP5995352B2 (ja) 水晶デバイス
JP2015186095A (ja) 水晶デバイス

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20170403