JP6591467B2 - 車両のジャッキアップ時の安全確保装置 - Google Patents

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Description

本発明は車両をジャッキアップして、該車両の底に作業者が潜り込んで作業する際の安全を確保する装置に関するものである。
車両を点検する場合、また故障した車両を修理する際に、該車両をジャッキアップし、車両底に潜り込んで点検作業や修理作業することが多い。ジャッキにも色々な型式が存在しているが、一般には油圧シリンダーを備えていて、シリンダーからプランジャーが突出することで車両を持ち上げることが出来る。プランジャーが突出することで車両が押し上げられ、適当な高さになったならば該プランジャーは停止して車両は所定の高さに保持される。
油圧式ジャッキであれば切換え弁を有していて、該切換え弁が切り換ってプランジャーを突出しているシリンダー内の作動油が抜けない限りプランジャーは降下しないようになっている。しかし、何らかの予期せぬトラブルにて切換え弁が動いて該プランジャーが降下するならば、車両の底に潜り込んでいる作業者は降下する車両にて押し潰される。
また、車両は突出したプランジャーの先端(上端)に載っているが、該プランジャーが所定の支え部位から外れるようなことになれば、該車両が瞬時に落下してしまい、作業者は下敷きになり、時には命を落とすといった大事故を引き起こす。
勿論、車両などの重量物を押し上げるジャッキには安全機構は備わっているが、ジャッキに備わる安全機構より、ジャッキとは別装置を兼用する方がより安全である。
本発明では車両を持ち上げるジャッキの型式は特に限定しないが、床面に配置して作動するものであることから、小型ジャッキが使われる。例えば、特開2017−1798号に係る「持ち運び可能な小型ジャッキ」を用いることが出来る。
この小型ジャッキは、本体の前方部にはプランジャーを備えた油圧シリンダーを有し、そして本体の後方部には車輪を取付け、また本体の後方にはハンドルを取付けると共に該ハンドルは上下方向に揺動可能としている。ハンドルが本体の前方へ向いてほぼ水平位置、上方へ起立した位置、及び後方へ向いた位置でロックされ、そしてロックを解錠する為のベダルを本体に取付けている。
特開2017−1798号に係る「持ち運び可能な小型ジャッキ」
このように、ジャッキアップして車両底を点検並びに修理する際には、上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこの問題点であり、ジャッキが突如故障した場合、またプランジャーが外れた場合など、車両の底に潜りこんでいる作業者が下敷きにならないように、ジャッキアップ時の安全を確保する装置を提供する。
本発明の安全確保装置は、車両をジャッキアップした状態で車両底に進入して(潜って)作業する作業者を保護する装置であり、ジャッキアップした車両が突如落下しても、該車両によって押し潰されることがないように構成している。
そこで、該安全確保装置は車両を押し上げるジャッキとは切り離された別の装置として構成している。
安全確保装置は移動することが出来るようにキャリー式台車として構成し、本体にはブロックを載せる為の載置部材を有し、本体両側には車輪を取付けている。そして、該本体からはハンドルが延びていて、該ハンドルを握って台車を操作することが出来る。
ここで、上記ブロックの材質は限定しないが、一般に重量が軽くて扱い易い木材が使用され、又は樹脂製のブロックやアルミ製のブロックとすることも可能である。
台車を移動する際にはハンドルを押し下げて車輪を支点として揺動するならば、ブロックを載せた載置部材は床面から持ち上げられ、車両底の所定位置に移動して配置される。ハンドルを手放すならば、載置部材の底は床面に全面が接し、車輪に負荷がかからない構造としている。
載置部材の形態はブロックが嵌るように一般に箱型であるが、必ずしも箱型に限定はしない。ブロックが位置決めされて載せることが出来るような構造であれば十分である。
本発明の安全確保装置は台車型式である為に、ブロックを車両底の所定の位置に簡単に配置することが出来る。車両は床面に配置したジャッキで押し上げられ、作業者は車両底に潜り込んで該車両の点検や修理を行うことが出来る。その際、安全確保装置としてのブロックが車両の底に配置されている為に、仮にジャッキのトラブル又は予期せぬ事故で車両が降下しても、該車両はブロックにて支えられ、作業者が潰されることはない。
そして、該ブロックは載置部材に取り外し可能な状態で取付けられている為に、作業し易いようにジャッキにて押し上げられた車両底に形成される空間に適した高さのブロックを選択して配置できる。
このように、安全確保装置としてのブロックが車両の底に存在することで、車両の落下を気にすることなく、作業者は安心して仕事をすることが出来る。
本発明の安全確保装置を示す平面図。 本発明の安全各法装置を示す正面図。 本発明の安全確保装置を示す外観図。 本発明の安全確保装置の使用例を示す具体例。
図1、図2、図3は本発明に係る安全確保装置を示す実施例であり、図1は平面図、図2は正面図、図3は外観図をそれぞれ表している。同図の1は箱型をした載置部材、2は車輪、3はハンドル、4はブロックをそれぞれ表している。このように、安全確保装置は台車型式と成っていて、ハンドル3を操作して適当な場所に移動することが出来る。
上記載置部材1は上方を開口したボックスであり、その後方面5には本体を構成するアーム6,6に上記車輪2,2が軸支され、ハンドル3にて載置部材1を持ち上げることで移動することが出来る。
ハンドル3は図2に示しているように、垂直起立しているハンドル3a、傾斜した場合のハンドル3b、ほぼ水平なハンドル3cの状態にその傾きは調整される。すなわち、上記両アーム6,6の間に挟まれた揺動部材7が軸を中心として回転出来るように取付けられ、この揺動部材7にハンドル3は取付けられている。
ハンドル3は揺動部材7の回転にて揺動し、その傾きを図2に示すように自由に変えることが出来、所定の位置でロックされる。そして、上記後方面5には傾き調整板8が取付けられ、傾き調整板8は円弧を形成した外周を有し、この円弧外周には複数の凹溝を設けている。
ハンドル3には切換えレバー9を取付け、該切換えレバー9から連結棒10がハンドル3に沿って延び、連結棒10の先端に設けたピンは揺動部材7の穴を貫通すると共に傾き調整板8の円弧外周に設けた凹溝に係合している。
両アーム6,6に回転可能に軸支されている揺動部材7は連結棒10の先端ピン11が傾き調整板8の凹溝に係合するならば、揺動部材7はロックされ、ハンドル3の傾きは固定される。ハンドル3の傾きを変える場合には、切換えレバー9を操作してピン11の先端を凹溝から外して行うことが出来る。連結棒10にはコイルバネが取付けられて、ピン11は常に凹溝に係合するバネ力が付勢されている。
載置部材1は底面12を有し、四方に側板を起立した直方体をした箱型であり、この箱型載置部材1にブロック4が嵌っている。ブロック4は載置部材1にガタ付くことなく嵌る直方体であるが、その高さ寸法は載置部材1の側板高さより大きく、該ブロック4の上部は載置部材1から大きく食み出している。
ここで、該ブロック4の材質は一般に木材が使用されるが、樹脂材にて構成することも出来、又はアルミ製としてもよい。
本発明の安全確保装置はジャッキアップした車両の底に配置して使うことが出来、ジャッキにて押し上げられた車両が何らかの予期せぬ事故で降下した際に、該ブロック4にて該車両を支えることが出来るようにしている。
ところで、ジャッキアップされた車両の底に配置するブロック4は、車両底面との間に必要以上の大きな空間(隙間)を残さないように、適当な高さのブロック4が使用される。
そのために、該ブロック4はその高さを変えることが出来るように、すなわち交換可能としている。そこで、載置部材1の底面12の両側には切欠き部13,13を設け、同じく両側板14,14にも切欠き部15,15を形成している。そして、上記切欠き部13と切欠き部15は連続していて、箱型載置部材1に嵌っているブロック4が取り外し易いように成っている。
図4は本発明の安全確保装置を使用している場合の具体例を示している。同図の16はジャッキ、4はブロックで、ジャッキ16,16は車両の車輪17,17を取付けている車軸部18,18を押上げる為に、プランジャー19,19が伸びている。従って、2個のジャッキ16,16によって車両は押し上げられ、車輪17,17は床面から浮上している。
車両の底を点検又は修理する場合、作業者は底に潜って作業することになるが、ジャッキ16の故障によってプランジャー19が縮んだ場合、又はプランジャー19が車軸部18から外れるならば車両は降下する。そして、車両の底に潜っている作業者は押し潰されて、時には命を失うことになる。
本発明の安全確保装置はジャッキアップした車両底に入れられ、ブロック4は両車軸部18,18の間にあるデフ20の下側に配置される。
その為に、何らかの事故にて車両が降下しても、ブロック4にて支えられ、作業者が押し潰されることはなく、安心して作業を行うことが出来る。
すなわち、木材などで構成したブロック4であり、車両が載ってその重量に耐えられずに破壊しない限り、車両を支えることが出来、最も簡単で安全な装置である。
1 載置部材
2 車輪
3 ハンドル
4 ブロック
5 後方面
6 アーム
7 揺動部材
8 傾き調整板
9 切換えレバー
10 連結棒
11 ピン
12 底面
13 切欠き部
14 側板
15 切欠き部
16 ジャッキ
17 車輪
18 車軸部
19 プランジャー
20 デフ
























Claims (3)

  1. ジャッキアップした車両の底に潜って、該車両の点検や修理などを行う作業者の安全を確保する為の装置において、車両が何らかの事故によって降下した場合に支えられることが出来るブロックを位置決めして載せる載置部材と、載置部材の後方に取付けられて上下方向に揺動するハンドルと、ハンドルを操作して載置部材が移動する為の車輪を設け、上記載置部材に載せたブロックを車両底に配置して降下した車両を支えるように機能することを特徴とするジャッキアップした車両の安全確保装置。
  2. 上記載置部材を底面の四方に側板を起立した箱型載置部材とした請求項1記載のジャッキアップした車両の安全確保装置。
  3. 上記ハンドルに切換えレバーを取付け、切換えレバーから連結棒をハンドルに沿って延ばした構造とし、載置部材の後方面に取付けた傾き調整板の外周に形成した凹溝に上記連結棒先端のピンを係合してハンドルの傾きを調整可能とした請求項1、又は請求項2記載のジャッキアップした車両の安全確保装置。










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