JP6591190B2 - 有機光電素子及びこれを有するイメージセンサ - Google Patents

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Description

本発明は、有機光電素子及びこれを有するイメージセンサに関し、特に、各画素の間のクロストークを低減することができる有機光電素子及びそれを含むイメージセンサに関する。
光電素子は、光と電気信号を変換させる素子であり、光ダイオード及び光トランジスタなどを含み、イメージセンサ、太陽電池、有機発光素子などに適用可能である。
光ダイオードを含むイメージセンサは、日増しに解像度が高くなっており、これによって画素の大きさが小さくなっている。
現在、主に使用するシリコン光ダイオードの場合、画素の大きさが小さくなるにつれ、吸収面積が減少するため、感度の低下が発生するという問題がある。
そのために、シリコンを代替可能な有機物質が研究されている。
有機物質は、吸光係数が大きく、分子構造に応じて特定波長領域の光を選択的に吸収可能なため、光ダイオードとカラーフィルタを同時に代替することができて、感度の改善及び高集積に非常に有利である。
本発明は上記従来の光電素子における問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、薄膜状態での吸光特性を改善して波長選択性を高め、各画素の間のクロストークを低減することができる有機光電素子を提供することにある。
又、本発明の他の目的は、上記有機光電素子を含むイメージセンサを提供することにある。
上記目的を達成するためになされた本発明による有機光電素子は、互いに対向する第1電極及び第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に位置する活性層とを有し、前記活性層は、下記の化学式1で表される第1化合物を含むことを特徴とする。
Figure 0006591190
(化学式1において、R〜R12は、それぞれ独立して水素又は1価の有機基であり、R〜R12は、それぞれ独立して存在しているか隣接した2個が融合して環を形成し、L〜Lは、それぞれ独立して単結合又は2価の有機基であり、R13〜R15は、それぞれ独立して置換もしくは非置換のC1〜C30のアルキル基、置換もしくは非置換のC6〜C30のアリール基、置換もしくは非置換のC3〜C30のヘテロ環基、置換もしくは非置換のC1〜C30のアルコキシ基、置換もしくは非置換のアミン基、置換もしくは非置換のC6〜C30のアリールアミン基、置換もしくは非置換のシリル基、又はこれらの組み合わせである。)
前記化学式1のR〜R12は、それぞれ独立して水素、置換もしくは非置換のC1〜C30の脂肪族炭化水素基、置換もしくは非置換のC6〜C30の芳香族炭化水素基、置換もしくは非置換のC1〜C30の脂肪族ヘテロ環基、置換もしくは非置換のC2〜C30の芳香族ヘテロ環基、置換もしくは非置換のC1〜C30のアルコキシ基、置換もしくは非置換のC1〜C30のアリールオキシ基、チオ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、シアノ基、シアノ含有基、ハロゲン基、ハロゲン含有基、置換もしくは非置換のスルホニル基、置換もしくは非置換のアミノスルホニル基、置換もしくは非置換のアリールスルホニル基、又はこれらの組み合わせであることが好ましく、前記化学式1のL〜Lは、それぞれ独立して単結合、置換もしくは非置換のC1〜C30のアルキレン基、置換もしくは非置換のC6〜C30のアリーレン基、2価の置換もしくは非置換のC3〜C30のヘテロ環基、又はこれらの組み合わせであることが好ましい。
前記第1化合物は、緑色波長領域の光を選択的に吸収することが好ましい。
前記第1化合物は、約500nm〜600nmの間で最大吸収波長(λmax)を有することが好ましい。
前記活性層は、可視光線領域の光を吸収する第2化合物をさらに含むことが好ましい。
前記第2化合物は、フラーレン又はフラーレン誘導体を含むことが好ましい。
前記第2化合物は、チオフェン又はチオフェン誘導体を含むことが好ましい。
前記活性層は、80nm以下の半値幅(full width at half maximum、FWHM)を有する吸光曲線を示すことが好ましい。
前記第1電極と前記第2電極は、それぞれ透明電極であることが好ましい。
上記目的を達成するためになされた本発明によるイメージセンサは、イメージセンサであって、上記有機光電素子を有することを特徴とする。
青色波長領域の光を感知する複数の第1光感知素子と、赤色波長領域の光を感知する複数の第2光感知素子とが集積されている半導体基板をさらに有し、前記有機光電素子は、前記半導体基板の上部に配置され、緑色波長領域の光を選択的に吸収することが好ましい。
前記第1光感知素子と前記第2光感知素子は、前記半導体基板に垂直方向に積層されていることが好ましい。
前記半導体基板と前記有機光電素子との間に配置され、青色波長領域の光を選択的に吸収する青色フィルタと、赤色波長領域の光を選択的に吸収する赤色フィルタとを含むカラーフィルタ層をさらに有することが好ましい。
前記イメージセンサは、前記有機光電素子である、緑色波長領域の光を選択的に吸収する緑色光電素子と、青色波長領域の光を選択的に吸収する青色光電素子と、赤色波長領域の光を選択的に吸収する赤色光電素子とが積層された構造であることが好ましい。
本発明に係る有機光電素子及びイメージセンサによれば、有機光電素子の薄膜状態での吸光特性を改善して波長選択性を高め、各画素間のクロストークを低減することができるという効果がある。
本発明の一実施形態に係る有機光電素子を概略的に示す断面図である。 本発明の他の実施形態に係る有機光電素子を概略的に示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る有機CMOSイメージセンサを概略的に示す斜視図である。 図3の有機CMOSイメージセンサの部分断面図である。 本発明の他の実施形態に係る有機CMOSイメージセンサを概略的に示す断面図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る有機CMOSイメージセンサを概略的に示す斜視図である。 合成例1で得られた化学式1aで表される化合物のNMRデータである。 合成例2で得られた化学式1bで表される化合物のNMRデータである。 合成例1と比較合成例1で得られた化合物の溶液状態の吸光特性を示すグラフである。 合成例1と比較合成例1で得られた化合物の薄膜状態の吸光特性を示すグラフである。 実施例1と比較例1による有機光電素子の波長に応じた外部量子効率(EQE)を示すグラフである。
次に、本発明に係る有機光電素子及びイメージセンサを実施するための形態の具体例を図面を参照しながら説明する。
本明細書において、別途の定義がない限り、「置換された」とは、化合物中の水素原子が、ハロゲン基(F、Br、Cl、又はI)、ヒドロキシ基、アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、アミノ基、アジド基、アミジノ基、ヒドラジノ基、ヒドラゾノ基、カルボニル基、カルバミル基、チオール基、エステル基、カルボキシル基又はその塩、スルホン酸基又はその塩、リン酸又はその塩、C1〜C20のアルキル基、C2〜C20のアルケニル基、C2〜C20のアルキニル基、C6〜C30のアリール基、C7〜C30のアリールアルキル基、C1〜C20のアルコキシ基、C1〜C20のヘテロアルキル基、C3〜C20のヘテロアリールアルキル基、C3〜C30のシクロアルキル基、C3〜C15のシクロアルケニル基、C6〜C15のシクロアルキニル基、C2〜C20のヘテロシクロアルキル基、及びこれらの組み合わせから選択された置換基で置換されたことを意味する。
また、本明細書において、別途の定義がない限り、「ヘテロ」とは、N、O、S、及びPから選択されたヘテロ原子を1〜3個含有したものを意味する。
図面において、複数の層及び領域を明確に表現するために厚さを拡大して示した。明細書全体にわたって類似の部分については同一の図面符号を付した。層、膜、領域、板などの部分が他の部分の「上」にあるとする時、これは他の部分の「直上」にある場合のみならず、その中間にさらに他の部分がある場合も含む。逆に、ある部分が他の部分の「直上」にあるとする時には、中間に他の部分がないことを意味する。
図面において、本実施形態を明確に説明するために説明上不必要な部分は省略し、明細書全体にわたって同一または類似の構成要素については同一の図面符号を用いた。
以下、本発明の一実施形態に係る有機光電素子用化合物を説明する。
本発明の一実施形態に係る有機光電素子用化合物は、下記の化学式1で表される。
Figure 0006591190
(化学式1において、R〜R12は、それぞれ独立して水素又は1価の有機基であり、R〜R12は、それぞれ独立して存在しているか隣接した2個が融合して環を形成し、L〜Lは、それぞれ独立して単結合又は2価の有機基であり、R13〜R15は、それぞれ独立して置換もしくは非置換のC1〜C30のアルキル基、置換もしくは非置換のC6〜C30のアリール基、置換もしくは非置換のC3〜C30のヘテロ環基、置換もしくは非置換のC1〜C30のアルコキシ基、置換もしくは非置換のアミン基、置換もしくは非置換のC6〜C30のアリールアミン基、置換もしくは非置換のシリル基、又はこれらの組み合わせである。)
一例として、化学式1のR〜R12は、それぞれ独立して水素、置換もしくは非置換のC1〜C30の脂肪族炭化水素基、置換もしくは非置換のC6〜C30の芳香族炭化水素基、置換もしくは非置換のC1〜C30の脂肪族ヘテロ環基、置換もしくは非置換のC2〜C30の芳香族ヘテロ環基、置換もしくは非置換のC1〜C30のアルコキシ基、置換もしくは非置換のC1〜C30のアリールオキシ基、チオ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、シアノ基、シアノ含有基、ハロゲン原子、ハロゲン含有基、置換もしくは非置換のスルホニル基、置換もしくは非置換のアミノスルホニル基、置換もしくは非置換のアリールスルホニル基、又はこれらの組み合わせであることが好ましいが、これらに限定されるものではない。
一例として、化学式1のL〜Lは、それぞれ独立して単結合、置換もしくは非置換のC1〜C30のアルキレン基、置換もしくは非置換のC6〜C30のアリーレン基、2価の置換もしくは非置換のC3〜C30のヘテロ環基、又はこれらの組み合わせであってもよいが、これらに限定されるものではない。
化学式1で表される化合物は、緑色波長領域の光を選択的に吸収することが好ましく、例えば、約500nm〜600nmの間で最大吸収波長(λmax)を有するのが好ましい。
以下、図面を参照して、上記化合物を含む一実施形態に係る有機光電素子を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る有機光電素子を概略的に示す断面図である。
図1を参照すると、本発明の一実施形態に係る有機光電素子100は、互いに対向する第1電極10及び第2電極20と、第1電極10及び第2電極20の間に位置する活性層30とを含む。
第1電極10及び第2電極20のうちのいずれか1つはアノード(anode)であり、他の1つはカソード(cathode)である。
第1電極10及び第2電極20のうちの少なくとも1つは、透光電極であり得、透光電極は、例えば、酸化インジウムスズ(indium tin oxide、ITO)又は酸化インジウム亜鉛(indium zinc oxide、IZO)のような透明導電体、又は薄い厚さの単一層又は複数層の金属薄膜からなることが好ましい。
第1電極10及び第2電極20のうちの1つが不透光電極の場合、例えば、アルミニウム(Al)のような不透明導電体からなることが好ましい。
一例として、第1電極10と第2電極20は、すべて透光電極であることが好ましい。
活性層30は、p型半導体化合物とn型半導体化合物とが含まれてpn接合(pn junction)を形成する層で、外部から光を受けてエキシトン(exciton)を生成した後、生成されたエキシトンを正孔と電子に分離する層である。
活性層30は、下記の化学式1で表される第1化合物を含む。
Figure 0006591190
(化学式1において、R〜R12は、それぞれ独立して水素又は1価の有機基であり、R〜R12は、それぞれ独立して存在しているか隣接した2個が融合して環を形成し、L〜Lは、それぞれ独立して単結合又は2価の有機基であり、R13〜R15は、それぞれ独立して置換もしくは非置換のC1〜C30のアルキル基、置換もしくは非置換のC6〜C30のアリール基、置換もしくは非置換のC3〜C30のヘテロ環基、置換もしくは非置換のC1〜C30のアルコキシ基、置換もしくは非置換のアミン基、置換もしくは非置換のC6〜C30のアリールアミン基、置換もしくは非置換のシリル基、又はこれらの組み合わせである。)
一例として、化学式1のR〜R12は、それぞれ独立して水素、置換もしくは非置換のC1〜C30の脂肪族炭化水素基、置換もしくは非置換のC6〜C30の芳香族炭化水素基、置換もしくは非置換のC1〜C30の脂肪族ヘテロ環基、置換もしくは非置換のC2〜C30の芳香族ヘテロ環基、置換もしくは非置換のC1〜C30のアルコキシ基、置換もしくは非置換のC1〜C30のアリールオキシ基、チオ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、シアノ基、シアノ含有基、ハロゲン原子、ハロゲン含有基、置換もしくは非置換のスルホニル基、置換もしくは非置換のアミノスルホニル基、置換もしくは非置換のアリールスルホニル基、又はこれらの組み合わせであることが好ましいが、これらに限定されるものではない。
一例として、前記化学式1のL〜Lは、それぞれ独立して単結合、置換もしくは非置換のC1〜C30のアルキレン基、置換もしくは非置換のC6〜C30のアリーレン基、2価の置換もしくは非置換のC3〜C30のヘテロ環基、又はこれらの組み合わせであり得るが、これらに限定されるものではない。
第1化合物は、緑色波長領域の光を選択的に吸収する。第1化合物は、約500nm〜600nmの間で最大吸収波長(λmax)を有し、約2.0〜2.5eVのエネルギーバンドギャップを有する。
第1化合物は、ホウ素(B)、窒素(N)、及び炭素(C)の結合からなる平面上の骨格と、平面上の骨格に対して垂直方向に延びたB−O−Si結合を有する軸置換基とを有する。
この構造によって、第1化合物は、分子間の凝集(aggregation)を低減及び/又は防止することができ、薄膜状態での膜質を改善することができる。
これによって、溶液での第1化合物の吸光特性と、薄膜での第1化合物の吸光特性とが大きく変化するのを防止し、薄膜状態で第1化合物の吸光特性が劣化するのを防止することができる。
一例として、活性層30は、約80nm以下の半値幅(full width at half maximum、FWHM)を有する吸光曲線を示すことが好ましく、例えば、約30nm〜80nmの半値幅を有する吸光曲線を示すことが好ましく、例えば、約30nm〜65nmの半値幅を有することが好ましい。
ここで、半値幅は、最大吸光地点の半分(half)に対応する波長の幅(width)で、本明細書において、特別な言及がない限り、紫外−可視光分光光度計(UV−Vis spectroscopy)で測定される吸光度(absorbance)を基準として定義される。半値幅が小さければ、狭い波長領域の光を選択的に吸収して波長選択性が高いことを意味する。上記範囲の半値幅を有することで、緑色波長領域に対する選択性を高めることができる。
化学式1において、R〜R15及びL〜Lは、上述した基から多様に組み合わされてもよく、例えば、下記の表1に挙げられた通りであることが好ましいが、これに限定されるものではない。
Figure 0006591190
第1化合物は、p型半導体化合物又はn型半導体化合物として含まれ得るが、第1化合物がp型半導体化合物として含まれる場合、n型半導体化合物の第2化合物をさらに含むことが好ましく、第1化合物がn型半導体化合物として含まれる場合、p型半導体化合物の第2化合物をさらに含むことが好ましい。
第2化合物は、例えば、約380nm〜780nmの可視光線領域のうちの一部又は全部を吸収可能な物質であることが好ましい。
一例として、第2化合物は、C60のようなフラーレン又はフラーレン誘導体であることが好ましい。
一例として、第2化合物は、チオフェン又はチオフェン誘導体であることが好ましい。
チオフェン誘導体は、例えば、下記の化学式2又は化学式3で表され得るが、これに限定されるものではない。
Figure 0006591190
Figure 0006591190
化学式2又は3において、T、T及びTは、置換もしくは非置換のチオフェン部を有する芳香族環であり、T、T及びTは、それぞれ独立して存在しているか融合していてもよいし、X〜Xは、それぞれ独立して水素、置換もしくは非置換のC1〜C30のアルキル基、置換もしくは非置換のC6〜C30のアリール基、置換もしくは非置換のC3〜C30のヘテロ環基、シアノ基、又はこれらの組み合わせであり、
EWG及びEWGは、それぞれ独立して電子吸引基(electron withdrawing group)であることが好ましい。
一例として、化学式2又は3において、X〜Xのうちの少なくとも1つは、電子吸引基であることが好ましい。
一例として、化学式2又は3において、X〜Xのうちの少なくとも1つは、シアノ基であることが好ましい。
一例として、化学式2又は3において、T、T及びTは、下記のグループ1に挙げられた基から選択されることが好ましい。
Figure 0006591190
グループ1において、R16〜R31は、それぞれ独立して水素、置換もしくは非置換のC1〜C30のアルキル基、置換もしくは非置換のC6〜C30のアリール基、置換もしくは非置換のC3〜C30のヘテロアリール基、又はこれらの組み合わせである。
一例として、チオフェン誘導体は、下記の化学式2a〜2c、3a又は3bで表される化合物のうちの1つであることが好ましい。
Figure 0006591190
Figure 0006591190
32〜R35は、それぞれ独立して水素、置換もしくは非置換のC1〜C30のアルキル基、置換もしくは非置換のC6〜C30のアリール基、置換もしくは非置換のC3〜C30のヘテロアリール基、またはこれらの組み合わせであり、
EWG及びEWGは、それぞれ独立して電子吸引基であることが好ましい。電子吸引基は、一例として、シアノ基、シアノ含有基であることが好ましい。
活性層30は、単一層でも良く、複数層でも良い。
活性層30は、例えば、真性層(intrinsic layer、I層)、p型層/I層、I層/n型層、p型層/I層/n型層、p型層/n型層などの多様な組み合わせであり得る。
真性層(I層)は、p型半導体化合物とn型半導体化合物とが約1:100〜約100:1の厚さ比で混合されて含まれ得る。
上記範囲内で約1:50〜50:1の厚さ比で含まれるのが好ましく、上記範囲内で約1:10〜10:1の厚さ比で含まれるのが好ましく、上記範囲内で約1:1の厚さ比で含まれるのが好ましい。
p型半導体とn型半導体とが上記範囲内の組成比を有することで、効果的なエキシトンの生成、及びpn接合の形成に有利である。
p型層は、p型半導体化合物を含み、n型層は、n型半導体化合物を含む。
活性層30は、約1nm〜500nmの厚さを有することが好ましい。
上記範囲内で約5nm〜300nmの厚さを有することが好ましい。
上記範囲内の厚さを有することで、光を効果的に吸収し、正孔と電子を効果的に分離及び伝達することで、光電変換効率を効果的に改善することができる。
有機光電素子100は、第1電極10及び/又は第2電極20側から光が入射して活性層30が所定の波長領域の光を吸収すると、内部でエキシトンが生成される。
エキシトンは、活性層30で正孔と電子に分離され、分離された正孔は第1電極10及び第2電極20のうちの1つのアノード側に移動し、分離された電子は第1電極10及び第2電極20のうちの他の1つのカソード側に移動して、有機光電素子に電流が流れるようになる。
以下、本発明の他の実施形態に係る有機光電素子を説明する。
図2は、本発明の他の実施形態に係る有機光電素子を概略的に示す断面図である。
図2を参照すると、本実施形態に係る有機光電素子200は、上述した実施形態と同様に、互いに対向する第1電極10及び第2電極20と、第1電極10及び第2電極20の間に位置する活性層30とを含む。
しかし、本実施形態に係る有機光電素子200は、上述した実施形態とは異なり、第1電極10と活性層30との間、及び第2電極20と活性層30との間に、それぞれ電荷補助層40、45をさらに含む。
電荷補助層40、45は、活性層30で分離された正孔と電子の移動を容易にして効率を高めることができる。
電荷補助層40、45は、正孔の注入を容易にする正孔注入層(hole injecting layer、HIL)、正孔の輸送を容易にする正孔輸送層(hole transporting layer、HTL)、電子の移動を阻止する電子阻止層(electron blocking layer、EBL)、電子の注入を容易にする電子注入層(electron injecting layer、EIL)、電子の輸送を容易にする電子輸送層(electron transporting layer、ETL)、及び正孔の移動を阻止する正孔阻止層(hole blocking layer、HBL)から選択される少なくとも1つを含むことができる。
電荷補助層40、45は、例えば、有機物、無機物、又は有機無機物を含んでもよい。
有機物は、正孔又は電子特性を有する有機化合物であり、無機物は、例えば、モリブデン酸化物、タングステン酸化物、ニッケル酸化物のような金属酸化物であり得る。
正孔輸送層(HTL)は、例えば、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)ポリスチレンスルホネート(poly(3,4−ethylenedioxythiophene)polystyrenesulfonate、PEDOT:PSSとも記す)、ポリアリールアミン、ポリ(N−ビニルカルバゾール)(poly(N−vinylcarbazole)、ポリアニリン(polyaniline)、ポリピロール(polypyrrole)、N,N,N’,N’−テトラキス(4−メトキシフェニル)−ベンジジン(N,N,N’,N’−tetrakis(4−methoxyphenyl)−benzidine、TPDとも記す)、4−ビス[N−(1−ナフチル)−N−フェニル−アミノ]ビフェニル(4−bis[N−(1−naphthyl)−N−phenyl−amino]biphenyl、α−NPDとも記す)、m−MTDATA、4,4’,4”−トリス(N−カルバゾリル)−トリフェニルアミン(4,4’,4”−tris(N−carbazolyl)−triphenylamine、TCTAとも記す)、及びこれらの組み合わせから選択される1つを含むのが好ましいが、これらに限定されるものではない。
電子阻止層(EBL)は、例えば、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)ポリスチレンスルホネート(poly(3,4−ethylenedioxythiophene)polystyrenesulfonate、PEDOT:PSSとも記す)、ポリアリールアミン、ポリ(N−ビニルカルバゾール)(poly(N−vinylcarbazole)、ポリアニリン(polyaniline)、ポリピロール(polypyrrole)、N,N,N’,N’−テトラキス(4−メトキシフェニル)−ベンジジン(N,N,N’,N’−tetrakis(4−methoxyphenyl)−benzidine、TPDとも記す)、4−ビス[N−(1−ナフチル)−N−フェニル−アミノ]ビフェニル(4−bis[N−(1−naphthyl)−N−phenyl−amino]biphenyl、α−NPDとも記す)、m−MTDATA、4,4’,4”−トリス(N−カルバゾリル)−トリフェニルアミン(4,4’,4”−tris(N−carbazolyl)−triphenylamine、TCTAとも記す)、及びこれらの組み合わせから選択される1つを含むのが好ましいが、これらに限定されるものではない。
電子輸送層(ETL)は、例えば、1,4,5,8−ナフタレン−テトラカルボキシリックジアンハイドライド(1,4,5,8−naphthalene−tetracarboxylic dianhydride、NTCDAとも記す)、バソクプロイン(bathocuproine、BCPとも記す)、LiF、Alq3(tris(8−hydroxyquinolinato)aluminium)、Gaq3(tris(8−hydroxyquinoline)−gallium complex)、Inq3(tris−(8−hydroxyquinoline) metal complex)、Znq2(bis(8−hydroxyquinoline) zinc)、Zn(BTZ)2(Bis[2−(2−benzothiazoly)phenolato]zinc(II))、BeBq2(bis(10−hydroxybenzo [h] quinolinato)−beryllium)、及びこれらの組み合わせから選択される1つを含むのが好ましいが、これらに限定されるものではない。
正孔阻止層(HBL)は、例えば、1,4,5,8−ナフタレン−テトラカルボキシリックジアンハイドライド(1,4,5,8−naphthalene−tetracarboxylic dianhydride、NTCDAとも記す)、バソクプロイン(BCP)、LiF、Alq3、Gaq3、Inq3、Znq2、Zn(BTZ)2、BeBq2、及びこれらの組み合わせから選択される1つを含むのが好ましいが、これらに限定されるものではない。
電荷補助層40、45のうちのいずれか1つは省略可能である。
有機光電素子は、太陽電池、イメージセンサ、光検出器、光センサ、及び有機発光ダイオードなどに適用可能であるが、これらに限定されるものではない。
以下、有機光電素子を適用したイメージセンサの一例について、図面を参照して説明する。
ここでは、イメージセンサの一例として、有機CMOSイメージセンサについて説明する。
図3は、本発明の一実施形態に係る有機CMOSイメージセンサを概略的に示す斜視図であり、図4は、図3の有機CMOSイメージセンサの部分断面図である。
図3及び図4を参照すると、本発明の一実施形態に係る有機CMOSイメージセンサ300は、光感知素子(50B、50R)、転送トランジスタ(図示せず)、及び電荷保存所55が集積されている半導体基板110と、下部絶縁層60と、カラーフィルタ層70と、上部絶縁層80と、有機光電素子100とを含む。
半導体基板110は、シリコン基板であり得、光感知素子(50B、50R)、転送トランジスタ(図示せず)、及び電荷保存所55が集積されている。
光感知素子(50B、50R)は、光ダイオードであり得る。
光感知素子(50B、50R)、転送トランジスタ、及び/又は電荷保存所55は、各画素ごとに集積されるのが好ましく、一例として、図4に示すように、光感知素子(50B、50R)は、青色画素及び赤色画素に含まれ、電荷保存所55は、緑色画素に含まれる。
光感知素子(50B、50R)は、光をセンシングし、センシングされた情報は転送トランジスタによって伝達可能で、電荷保存所55は、後述の有機光電素子100と電気的に接続されており、電荷保存所55の情報は転送トランジスタによって伝達可能である。
図4においては、青色光感知素子50Bと赤色光感知素子50Rが並んで配列された構造を例として示したが、これに限定されず、青色光感知素子50Bと赤色光感知素子50Rが垂直に積層されていてもよい。
半導体基板110上にはさらに、金属配線(図示せず)及びパッド(図示せず)が形成される。
金属配線及びパッドは、信号の遅延を低減するために、低い比抵抗を有する金属、例えば、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、銀(g)、及びこれらの合金からなるのが好ましいが、これらに限定されるものではない。
また、上記構造に限定されず、金属配線及びパッドが光感知素子(50B、50R)の下部に位置してもよい。
金属配線及びパッドの上には、下部絶縁層60が形成される。
下部絶縁層60は、酸化ケイ素及び/又は窒化ケイ素のような無機絶縁物質、又はSiC、SiCOH、SiCO、及びSiOFのような低誘電率(low K)の物質からなることが好ましい。
下部絶縁層60は、電荷保存所55を露出するトレンチを有する。トレンチは、充填材で満たされ得る。
下部絶縁膜60上には、カラーフィルタ層70が形成される。
カラーフィルタ層70は、青色画素に形成されている青色フィルタ70Bと、赤色画素に形成されている赤色フィルタ70Rとを含む。
本実施形態では、緑色フィルタを具備しない例を説明するが、場合によって緑色フィルタを具備してもよい。
カラーフィルタ層70は、場合によって省略可能であり、一例として、青色光感知素子50Bと赤色光感知素子50Rが垂直に積層されている構造では、青色光感知素子50Bと赤色光感知素子50Rが積層深さに応じて各波長領域の光を選択的に吸収可能なため、カラーフィルタ層70を具備しなくてもよい。
カラーフィルタ層70上には、上部絶縁層80が形成される。
上部絶縁層80は、カラーフィルタ層70による段差を吸収して平坦化する。
上部絶縁層80及び下部絶縁層60は、パッドを露出するコンタクトホール(図示せず)と、緑色画素の電荷保存所55を露出する貫通ホール85とを有する。
上部絶縁層80上には、上述した有機光電素子100が形成される。
有機光電素子100は、上述したように、第1電極10と、活性層30と、第2電極20とを含む。
第1電極10及び第2電極20は、すべて透明電極であるのが好ましく、活性層30は、上述した通りである。
活性層30は、緑色波長領域の光を選択的に吸収可能で、緑色画素のカラーフィルタを代替することができる。
第2電極20側から入射した光は、活性層30で緑色波長領域の光が主に吸収されて光電変換され、残りの波長領域の光は、第1電極10を通過して光感知素子(50B、50R)にセンシングされる。
このように、緑色波長領域の光を選択的に吸収する有機光電素子が積層された構造を有することで、イメージセンサの大きさを小さくして小型化イメージセンサを実現することができる。
また、上述したように、化学式1で表される第1化合物をp型又はn型半導体化合物として含むことで、薄膜状態でも化合物間の凝集が発生するのを防止して、波長に応じた吸光特性を維持することができる。
これによって、緑色波長選択性をそのまま維持することができ、それによって、緑色以外の波長領域の光を不必要に吸収して発生するクロストークを低減し、感度を高めることができる。
図4では、図1の有機光電素子100を含む例を示したが、これに限定されず、図2の有機光電素子200を含む場合にも同様に適用することができる。
図5は、本発明の他の実施形態に係る有機CMOSイメージセンサを概略的に示す断面図である。
本実施形態に係る有機CMOSイメージセンサ300は、上述した実施形態と同様に、光感知素子(50B、50R)、転送トランジスタ(図示せず)、及び電荷保存所55が集積されている半導体基板110と、上部絶縁層80と、有機光電素子100とを含む。
しかし、本実施形態に係る有機CMOSイメージセンサ300は、上述した実施形態とは異なり、青色光感知素子50Bと赤色光感知素子50Rが積層されており、カラーフィルタ層70が省略可能である。
青色光感知素子50Bと赤色光感知素子50Rは、電荷保存所(図示せず)と電気的に接続されており、転送トランジスタによって伝達可能である。
青色光感知素子50Bと赤色光感知素子50Rは、積層深さに応じて各波長領域の光を選択的に吸収することができる。
このように、緑色波長領域の光を選択的に吸収する有機光電素子が積層された構造を有し、赤色光感知素子と青色光感知素子が積層された構造を有することで、イメージセンサの大きさをより小さくして小型化イメージセンサを実現することができる。
また、上述したように、有機光電素子100は、緑色波長選択性を高めることで、緑色以外の波長領域の光を不必要に吸収して発生するクロストークを低減し、感度を高めることができる。
図5では、図1の有機光電素子100を含む例を示したが、これに限定されず、図2の有機光電素子200を含む場合にも同様に適用することができる。
図6は、本発明のさらに他の実施形態に係る有機CMOSイメージセンサを概略的に示す斜視図である。
本実施形態に係る有機CMOSイメージセンサは、緑色波長領域の光を選択的に吸収する緑色光電素子、青色波長領域の光を選択的に吸収する青色光電素子、及び赤色波長領域の光を選択的に吸収する赤色光電素子が積層されている構造である。
図6においては、赤色光電素子、緑色光電素子、及び青色光電素子が順に積層された構造を示したが、これに限定されず、積層順序は多様に変化可能である。
緑色光電素子は、上述した有機光電素子100であり得、青色光電素子は、互いに対向する電極と、それらの間に介在している青色波長領域の光を選択的に吸収する有機物質を含む活性層とを含むことができ、赤色光電素子は、互いに対向する電極と、それらの間に介在している赤色波長領域の光を選択的に吸収する有機物質を含む活性層とを含むことができる。
このように、緑色波長領域の光を選択的に吸収する有機光電素子、赤色波長領域の光を選択的に吸収する有機光電素子、及び青色波長領域の光を選択的に吸収する有機光電素子が積層された構造を有することで、イメージセンサの大きさをより小さくして小型化イメージセンサを実現すると同時に、感度を高め、クロストークを低減することができる。
図6では、図1の有機光電素子100を含む例を示したが、これに限定されず、図2の有機光電素子200を含む場合にも同様に適用することができる。
イメージセンサは、多様な電子装置に適用可能であり、例えば、モバイル電話、デジタルカメラなどに適用可能であるが、これに限定されるものではない。
以下、実施例を通して、上述した本発明の実施形態をより詳細に説明する。
ただし、下記の実施例は単に説明の目的のためのものであって、本発明の範囲を制限するものではない。
《合成例》
〔合成例1〕
Figure 0006591190
ボロンサブフタロシアニンクロライド(Aldrich社)20.0g、トリフェニルシラノール(東京化成社)32.0g、及びトリフルオロメタンスルホン酸銀(東京化成社)14.8gを、乾燥トルエン150mlで15時間加熱還流する。
これに塩化メチレン200mlを加えてろ過した後、ろ過した溶液を減圧濃縮させ、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、上記化学式1aで表される化合物13.5gを得る。
化学式1aで表される化合物は、昇華精製によりさらに精製させて、後述の有機光電素子に適用する。
化学式1aで表される化合物のNMRデータ(BRUKER、500MHz)は、図7の通りである。
図7は、合成例1で得られた、化学式1aで表される化合物のNMRデータである。
〔合成例2〕
Figure 0006591190
トリフェニルシラノールの代わりに、カリウムトリメチルシロキシド(Aldrich社)23.8gを用い、反応温度を50℃にしたこと以外は、合成例1と同様の方法で合成して、上記化学式1bで表される化合物4.6gを得る。
化学式1bで表される化合物は、昇華精製によりさらに精製させて、後述の有機光電素子に適用する。
化学式1bで表される化合物のNMRデータ(BRUKER、500MHz)は、図8の通りである。
図8は、合成例2で得られた、化学式1bで表される化合物のNMRデータである。
〔比較合成例1〕
下記の化学式Aで表される化合物(昇華精製品、Lumtec社製)を用意する。
Figure 0006591190
〔比較合成例2〕
Angewandte Chemie、International Edition Volume50 Issue15 Pages3506〜3509に記載の方法により、下記の化学式Bで表される化合物を用意する。
Figure 0006591190
《評価I》
〔評価1:吸光特性〕
合成例1、2と比較合成例1、2で得られた化合物の波長に応じた吸光特性を評価する。
吸光特性は、溶液状態と薄膜状態で行う。
溶液状態の吸光特性は、合成例1、2と比較合成例1、2で得られた化合物を、それぞれトルエンに1.0×10−5mol/Lで溶かして用意した後、評価する。
薄膜状態の吸光特性は、合成例1、2と比較合成例1、2で得られた化合物を、高真空(<10−7Torr)下、0.5〜1.0Å/sの速度で熱蒸着(thermal evaporation)して70nmの厚さの薄膜として用意した後、上記薄膜を、Cary 5000 UV spectroscopy(Varian社製)を用いて紫外線−可視光線(UV−Vis)を照射して評価する。
その結果は、図9、図10と表2の通りである。
図9は、合成例1と比較合成例1で得られた化合物の溶液状態の吸光特性を示すグラフであり、図10は、合成例1と比較合成例1で得られた化合物の薄膜状態の吸光特性を示すグラフである。
Figure 0006591190
図9と表2を参照すると、溶液状態で、合成例1、2で得られた化合物と比較合成例1、2で得られた化合物はほぼ近似する吸光特性を示すことを確認することができる。
これに対し、図10と表2を参照すると、薄膜状態で、合成例1、2で得られた化合物は、比較合成例1、2で得られた化合物と比較して、半値幅(FWHM)が顕著に狭くなったことが分かり、これから、緑色波長選択性が高くなったことを確認することができる。
具体的には、比較合成例1、2で得られた化合物は、長波長側に吸光曲線が広くなって約600nm〜650nmの赤色波長領域の光まで吸収し、それぞれ約81nm及び83nmの半値幅(FWHM)を有するのに対し、合成例1で得られた化合物は、緑色波長領域の吸光特性を維持しながら、約46nmの比較的に狭い半値幅(FWHM)を有することを確認することができ、合成例2で得られた化合物は、緑色波長領域の吸光特性を維持しながら、約63nmの比較的に狭い半値幅(FWHM)を有することを確認することができる。
これから、合成例1、2で得られた化合物は、比較合成例1、2で得られた化合物と比較して、薄膜状態で緑色波長選択性が高いことを確認することができる。
《有機光電素子の製作》
〔実施例1〕
ガラス基板上にITOをスパッタリングで積層して約100nmの厚さのアノードを形成し、その上に、電荷補助層としてモリブデン酸化物(MoOx、0<x≦3)薄膜を10nmの厚さに積層する。
次に、モリブデン酸化物薄膜上に、合成例1による化合物(p型半導体化合物)とC60(n型半導体化合物)とを1:1の厚さ比で共蒸着して85nmの厚さの活性層を形成する。
次に、活性層上にITOをスパッタリングで積層して80nmの厚さのカソードを形成して、有機光電素子を製作する。
〔実施例2〕
合成例1による化合物の代わりに、合成例2による化合物を用いたことを除いては、実施例1と同様の方法で有機光電素子を製作する。
〔比較例1〕
合成例1による化合物の代わりに、比較合成例1による化合物を用いたことを除いては、実施例1と同様の方法で有機光電素子を製作する。
《評価II》
実施例1、2と比較例1による有機光電素子の波長に応じた外部量子効率(EQE)を評価する。
外部量子効率は、IPCE measurement system(McScience社、韓国)設備を用いて測定する。
まず、Si光ダイオード(Hamamatsu社、日本)を用いて設備を補正(calibration)した後、実施例1、2及び比較例1による有機光電素子を設備に装着し、波長範囲約350〜750nmの領域で外部量子効率を測定する。
その結果は、以下の表3の通りである。表3は、−3Vの電圧を印加した時の、最大吸光波長における外部量子効率(EQE)である。
Figure 0006591190
表3を参照すると、実施例1、2による有機光電素子は、比較例1による有機光電素子と比較して、外部量子効率が改善されたことを確認することができる。
《評価III》
評価IIで測定された実施例1と比較例1による有機光電素子の外部量子効率を正規化(normalization)する。
次に、波長に応じた正規化された外部量子効率のグラフにおいて、最大外部量子効率のグラフにおける最大外部量子効率地点の半分(half)に対応する波長の幅、つまり、外部量子効率に対する半値幅を評価する。
その結果は、図11と表4の通りである。
Figure 0006591190
図11は、実施例1と比較例1による有機光電素子の波長に応じた外部量子効率(EQE)を示すグラフである。
図11と表4を参照すると、実施例1による有機光電素子は、比較例1による有機光電素子と比較して、約500nm〜600nmの波長領域でより狭い半値幅を有する外部量子効率(EQE)を示すことを確認することができる。
これから、実施例1による有機光電素子は、比較例1による有機光電素子と比較して、正規化された外部量子効率において緑色波長領域に対する波長選択性が高いことを確認することができる。
《評価IV》
実施例1と比較例1、2による有機光電素子を適用したイメージセンサのクロストークを評価する。
クロストークの評価は、次のように行う。
合成例1で得られた化合物とC60、及び比較合成例1、2で得られた化合物とC60とを1:1の割合でそれぞれ成膜し、Spectroscopic Ellipsometryを用いてn及びk値を求める。
上記n、k値、シリコン光ダイオード及び有機光電素子の光電変換効率を利用して、図4に示した構造の赤色素子、緑色素子、及び青色素子の分光感度をFDTD(Finite Difference Time Domain)で求める。
この時、波長領域をそれぞれ、440〜480nm(青色)、520〜560nm(緑色)、590〜630nm(赤色)の3つの領域に分割して、それぞれの領域に異なる色の光変換素子がどの程度光学的に干渉するかを評価する。
つまり、440〜480nmにおいては、青色素子領域の感度曲線積分値を100とし、赤色素子及び緑色素子の感度曲線の440〜480nmにおける相対積分値を求めた。
この値が、440〜480nmにおける赤色素子及び緑色素子の青色領域に対するクロストーク値である。
520〜560nm及び590〜630nmに対しても同様に計算してクロストーク値を得る。
最後に、上記6つの数値の平均値を求めて全体クロストーク値を得る。
その結果は、以下の表5の通りである。
Figure 0006591190
表5において、各画素におけるクロストーク値は、赤色画素(R)、緑色画素(G)、及び青色画素(B)に、590〜630nmの波長領域の光、520〜560nmの波長領域の光、及び440〜480nmの波長領域の光が100%流入したと仮定する時、各画素において波長領域の光以外に不必要に流入した光の割合を記載したものであり、平均クロストークは、赤色画素(R)に赤色波長領域の光以外に不必要に流入した光の割合、緑色画素(G)に緑色波長領域の光以外に不必要に流入した光の割合、及び青色画素(B)に青色波長領域の光以外に不必要に流入した光の割合の平均値で定義することができる。
表5を参照すると、実施例1による有機光電素子は、比較例1、2による有機光電素子と比較して、平均クロストークが顕著に減少したことを確認することができる。
尚、本発明は、上述の実施形態に限られるものではない。本発明の技術的範囲から逸脱しない範囲内で多様に変更実施することが可能である。
10 第1電極
20 第2電極
30 活性層
40、45 電荷補助層
50B、50R (青色、赤色)光感知素子
55 電荷保存所
60 下部絶縁層
70 カラーフィルタ層
70B、70R (青色、赤色)フィルタ
80 上部絶縁層
85 貫通ホール
100、200 有機光電素子
110 半導体基板
300 有機CMOSイメージセンサ

Claims (14)

  1. 互いに対向する第1電極及び第2電極と、
    前記第1電極と前記第2電極との間に位置する活性層とを有し、
    前記活性層は、下記の化学式1で表される第1化合物を含むことを特徴とする有機光電素子。
    Figure 0006591190
    (化学式1において、R〜R12は、それぞれ独立して水素又は1価の有機基であり、R〜R12は、それぞれ独立して存在しているか隣接した2個が融合して環を形成し、L〜Lは、それぞれ独立して単結合又は2価の有機基であり、R13〜R15は、それぞれ独立して置換もしくは非置換のC1〜C30のアルキル基、置換もしくは非置換のC6〜C30のアリール基、置換もしくは非置換のC3〜C30のヘテロ環基、置換もしくは非置換のC1〜C30のアルコキシ基、置換もしくは非置換のアミン基、置換もしくは非置換のC6〜C30のアリールアミン基、置換もしくは非置換のシリル基、又はこれらの組み合わせである。)
  2. 前記化学式1のR〜R12は、それぞれ独立して水素、置換もしくは非置換のC1〜C30の脂肪族炭化水素基、置換もしくは非置換のC6〜C30の芳香族炭化水素基、置換もしくは非置換のC1〜C30の脂肪族ヘテロ環基、置換もしくは非置換のC2〜C30の芳香族ヘテロ環基、置換もしくは非置換のC1〜C30のアルコキシ基、置換もしくは非置換のC1〜C30のアリールオキシ基、チオ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、シアノ基、シアノ含有基、ハロゲン基、ハロゲン含有基、置換もしくは非置換のスルホニル基、置換もしくは非置換のアミノスルホニル基、置換もしくは非置換のアリールスルホニル基、又はこれらの組み合わせであり、
    前記化学式1のL〜Lは、それぞれ独立して単結合、置換もしくは非置換のC1〜C30のアルキレン基、置換もしくは非置換のC6〜C30のアリーレン基、2価の置換もしくは非置換のC3〜C30のヘテロ環基、又はこれらの組み合わせであることを特徴とする請求項1に記載の有機光電素子。
  3. 前記第1化合物は、緑色波長領域の光を選択的に吸収することを特徴とする請求項1に記載の有機光電素子。
  4. 前記第1化合物は、500nm〜600nmの間で最大吸収波長(λmax)を有することを特徴とする請求項1に記載の有機光電素子。
  5. 前記活性層は、可視光線領域の光を吸収する第2化合物をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の有機光電素子。
  6. 前記第2化合物は、フラーレン又はフラーレン誘導体を含むことを特徴とする請求項5に記載の有機光電素子。
  7. 前記第2化合物は、チオフェン又はチオフェン誘導体を含むことを特徴とする請求項5に記載の有機光電素子。
  8. 前記第1化合物は、化合物単体の薄膜の測定で、80nm以下の半値幅(full width at half maximum、FWHM)を有する吸光曲線を示すことを特徴とする請求項1に記載の有機光電素子。
  9. 前記第1電極と前記第2電極は、それぞれ透明電極であることを特徴とする請求項1に記載の有機光電素子。
  10. イメージセンサであって、
    請求項1乃至9のいずれか一項に記載の有機光電素子を有することを特徴とするイメージセンサ。
  11. 青色波長領域の光を感知する複数の第1光感知素子と、赤色波長領域の光を感知する複数の第2光感知素子とが集積されている半導体基板をさらに有し、
    前記有機光電素子は、前記半導体基板の上部に配置され、緑色波長領域の光を選択的に吸収することを特徴とする請求項10に記載のイメージセンサ。
  12. 前記第1光感知素子と前記第2光感知素子は、前記半導体基板に垂直方向に積層されていることを特徴とする請求項11に記載のイメージセンサ。
  13. 前記半導体基板と前記有機光電素子との間に配置され、青色波長領域の光を選択的に吸収する青色フィルタと、赤色波長領域の光を選択的に吸収する赤色フィルタとを含むカラーフィルタ層をさらに有することを特徴とする請求項11に記載のイメージセンサ。
  14. 前記イメージセンサは、前記有機光電素子である、緑色波長領域の光を選択的に吸収する緑色光電素子と、青色波長領域の光を選択的に吸収する青色光電素子と、赤色波長領域の光を選択的に吸収する赤色光電素子とが積層された構造であることを特徴とする請求項10に記載のイメージセンサ。
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