JP6591023B2 - 画像形成装置及び供給装置 - Google Patents
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Description
図1は、本実施例における画像形成装置35の断面図である。本実施例における装置35は、記録材に画像を形成する本体装置30と記録材を供給する供給装置31〜33を有する。本実施例で用いた装置30は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色の画像を重ね合わせてフルカラーの画像を形成するために、4色の画像形成部を備えている。なお、各色の画像形成部は夫々同様の構成となっているため、以下では符号のY、M、C、Kという表記は省略して説明する。
図2を用いて、装置30のシステム構成を説明するための制御ブロック図について説明する。ホストコンピュータ660と接続されたコントローラ650は、ビデオインターフェイス640を介して画像形成エンジン620に画像形成の命令を行う。エンジン620に含まれるCPU600は画像形成の命令に従って画像形成部630を制御する。CPU600はROM601に格納された制御プログラムに基づいて動作し、RAM602を作業領域に用いる。画像形成部630には、カートリッジ22、露光器10、定着器13、一次転写ローラ4、二次転写ローラ9が含まれる。カートリッジ22は帯電ローラ7、現像ローラ8を含んでいる。また、CPU600は装置30に設けられたモータ20、供給装置31〜33に設けられたモータ21〜23を制御する。そして、CPU600はセンサ6、91〜93が記録材を検知したタイミングをRAM602に記憶する。また、ユーザは装置30に設けられた入力手段としてのオペレーションパネル670から、カセット70〜73に収容されているそれぞれの記録材70〜73のサイズを入力することができる。コントローラ650はインターフェイス640を介して、記録材70〜73のサイズをCPU600に通知し、CPU600はそのサイズに基づいて記録材70〜73の搬送方向における長さを設定する。CPU600はさらにその情報をRAM602に記憶する。
次に、記録材を供給するタイミングについて説明する。本実施例においては複数のセンサ6、91〜93の中から1つのセンサを選択し、そのセンサの検知結果に応じて各カセットから記録材を供給する。センサの選択方法について、図3のフローチャートを使用して説明する。なお、このフローチャートに基づく制御は、図2で説明したCPU600等がROM601に記憶されているプログラムに基づき実行する。
次に、図4を用いて本実施例における記録材の供給タイミングの決定方法について説明する。なお、図4では例として、カセット63から記録材73を連続して供給する時の動作について説明する。
2枚目の記録材P2の供給タイミング=センサ93が1枚目の記録材P1の先端を検知したタイミング+{(供給間隔A−センサ93までの距離Copt3)/ 搬送速度}…(式1)
ここで、搬送速度[mm/sec]とは搬送路100上を搬送される記録材の速度である。従って、1枚目の記録材P1の先端がセンサ93によって検知されてから、所定の時間が経過後に2枚目の記録材P2は供給される。
2枚目の記録材P2の供給タイミング=センサ91が1枚目の記録材P1の先端を検知したタイミング+(供給間隔A−センサ91までの距離Copt1)/搬送速度}…(式2)
従って、1枚目の記録材P1の先端がセンサ91によって検知されてから、所定の時間が経過後に2枚目の記録材P2は供給される。
また、上記の実施例とは異なる制御方法として、搬送方向において最上流に位置する特定のセンサが1枚目の記録材P1の後端を検知したタイミングを基準として、2枚目の記録材P2を供給するタイミングを決定する方法も考えられる。ここで最上流に位置する特定のセンサとは、例えばカセット63から記録材73を供給する場合においてはセンサ93である。センサ93が1枚目の記録材73の後端を検知したタイミングを基準として、2枚目の記録材73を供給するタイミングを決定する方法であっても、従来の方法よりも搬送によるばらつきを抑えられる可能性がある。ここで従来の方法とは、センサ93が1枚目の記録材73の先端を検知したタイミングを基準として、2枚目の記録材73を供給するタイミングを決定する方法である。しかし、1枚目の記録材73の後端と2枚目の記録材73の先端の間隔を短くすればするほど、最上流のセンサ93をカセット63に近い位置に配置する必要がある。しかし、カセット63の近くにはローラ57aや57bが配置されているため、極端にカセット63に近い位置にはセンサ93を配置することができない。本発明はこのようなメカ的な制限によらず、スリップ等の供給や搬送によるばらつきの影響を低減し、記録材の間隔を短く、且つ、一定に制御することが可能である。
図5は、本実施例における画像形成装置34の断面図である。記録材70は記録材を収容する収容手段としての収容カセット60から供給手段としての供給ローラ50により搬送路100上に供給される。収容カセット60は記録材70の先端を規制する内壁を有し、この内壁で記録材70の先端を規制した状態で記録材70を収容する。記録材70は、ローラ50によって供給された後、搬送手段としての搬送ローラ54a、レジ前搬送ローラ対44、レジローラ対40によって二次転写部に向けて搬送される。分離手段としての分離ローラ54bはローラ54aに対向し、ローラ54aの回転に従って記録材70を下流側に搬送する方向に回転する。ローラ54bにはトルクリミッタが接続されており、一定以上の負荷がかかるとローラ54bの回転を停止する。これにより、摩擦等の影響によって記録材70が重なって供給された場合に、ローラ54aとローラ54bによって形成されるニップ部において複数枚の記録材70を1枚ずつに分離することができる。ローラ対44の先には、記録材70の先端及び後端を検知するレジ前センサ80が設けられている。ローラ50、ローラ54a、ローラ対44、ローラ対40は、駆動手段であるモータ24の駆動力が伝達され回転することで記録材70を供給、搬送する。なお、本実施例において、記録材70は一定の速度で供給、搬送されるようにモータ24の回転速度が制御されている。また、装置34のシステム構成は実施例1と同様であり、図2に示す通りである。
次に、記録材を供給するタイミングについて説明する。本実施例においては複数のセンサ6、80の中から1つのセンサを選択し、そのセンサの検知結果に応じてカセット60から記録材を供給する。センサの選択方法について、図6のフローチャートを使用して説明する。なお、このフローチャートに基づく制御は、図2で説明したCPU600等がROM601に記憶されているプログラムに基づき実行する。
上記の実施例においては、カセットからの搬送路100上の距離が記録材の搬送方向における長さ以下であるセンサの中で、搬送方向において最も下流側に位置するセンサを基準のセンサとして選択していた。しかし、基準のセンサはカセットからの搬送路100上の距離が記録材の間隔を含めた供給間隔以下であるセンサの中から選択してもよい。この選択方法について図7のフローチャートに示す。図7のフローチャートは図3のフローチャートに対して長さの比較の処理が異なっている。なお、図7のフローチャートに基づく制御は、図2で説明したCPU600等がROM601に記憶されているプログラムに基づき実行する。図7のフローチャートに従って基準となるセンサを選択した後、先行する記録材P1の先端が基準となるセンサによって検知されたタイミングに応じて、2枚目の記録材P2の供給タイミングを決定する。これにより、上記の実施例よりもさらに下流側のセンサを基準のセンサとして選択することができる。従って、1枚目の記録材P1の先端が検知されてから2枚目の記録材P2を供給するまでの時間をさらに短くすることができる。その結果、記録材の間隔を短く、且つ、一定に制御することが可能となる。
35 画像形成装置
50、51、52、53 供給ローラ
60、61、62、63 収容カセット
91、92、93 搬送センサ
Claims (11)
- 記録材を収容する収容手段と、
前記収容手段に収容された第1の記録材を搬送路へ供給した後、前記収容手段に収容された第2の記録材を前記搬送路へ供給する供給手段と、
前記供給手段によって供給された記録材を前記搬送路における第1の位置で検知する第1の検知手段と、
前記供給手段によって供給された記録材を前記第1の位置よりも記録材の搬送方向において下流側の第2の位置で検知する第2の検知手段と、を有する画像形成装置において、
前記収容手段に収容された記録材の前記搬送方向における長さが第1の長さである場合、前記第1の検知手段が前記第1の記録材を検知したタイミングに基づいて、前記供給手段により前記第2の記録材を供給させ、前記収容手段に収容された記録材の前記搬送方向における長さが前記第1の長さよりも長い第2の長さである場合、前記第2の検知手段が前記第1の記録材を検知したタイミングに基づいて、前記供給手段により前記第2の記録材を供給させる制御手段を有することを特徴とする供給装置。 - 前記収容手段に収容された記録材の前記搬送方向における長さに関する情報を入力するための入力手段を有し、
前記制御手段は、前記入力手段によって入力された前記長さに関する情報に基づいて、前記収容手段に収容された記録材の前記搬送方向における長さを設定することを特徴とする請求項1に記載の供給装置。 - 前記収容手段に収容された記録材の後端を規制する規制手段を有し、
前記制御手段は、前記規制手段の位置に基づいて、前記収容手段に収容された記録材の前記搬送方向における長さを設定することを特徴とする請求項1に記載の供給装置。 - 前記制御手段は、前記第1の検知手段又は前記第2の検知手段が前記供給手段によって供給された記録材の先端を検知してから前記記録材の後端を検知するまでの時間と記録材の搬送速度に基づいて、前記収容手段に収容された記録材の前記搬送方向における長さを設定することを特徴とする請求項1に記載の供給装置。
- 前記第1の検知手段が前記第1の記録材を検知したタイミングとは、前記第1の検知手段が前記第1の記録材の先端を検知したタイミングであり、前記第2の検知手段が前記第2の記録材を検知したタイミングとは、前記第2の検知手段が前記第2の記録材の先端を検知したタイミングであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の供給装置。
- 前記収容手段は、記録材の先端を規制位置に規制した状態で前記記録材を収容し、
前記第1の長さは、前記規制位置から前記第1の位置までの搬送路における距離以上であって、前記規制位置から前記第2の位置までの搬送路における距離よりも短く、前記第2の長さは、前記規制位置から前記第2の位置までの搬送路における距離以上であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の供給装置。 - 前記制御手段は、前記収容手段に収容された記録材の長さが前記第1の長さである場合、前記第1の検知手段が前記第1の記録材の先端を検知したタイミングから、前記第1の記録材の搬送方向における長さから、前記規制位置から前記第1の位置までの距離を引いた値を、記録材の搬送速度で割ることによって算出された時間が経過したタイミングで、前記供給手段により前記第2の記録材を供給させ、
前記収容手段に収容された記録材の長さが前記第2の長さである場合、前記第2の検知手段が前記第1の記録材の先端を検知したタイミングから、前記第1の記録材の搬送方向における長さから、前記規制位置から前記第2の位置までの距離を引いた値を、記録材の搬送速度で割ることによって算出された時間が経過したタイミングで、前記供給手段により前記第2の記録材を供給させることを特徴とする請求項6に記載の供給装置。 - 前記収容手段は、記録材の先端を規制位置に規制した状態で前記記録材を収容し、
前記供給手段は、前記第1の記録材を前記搬送路へ供給してから、前記第1の記録材の後端と前記第2の記録材の先端の間に間隔を空けて前記第2の記録材を前記搬送路へ供給し、
前記第1の長さに前記間隔を加算した値は、前記規制位置から前記第1の位置までの搬送路における距離以上であって、前記規制位置から前記第2の位置までの搬送路における距離よりも短く、前記第2の長さに前記間隔を加算した値は、前記規制位置から前記第2の位置までの搬送路における距離以上であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の供給装置。 - 前記制御手段は、前記収容手段に収容された記録材の長さが前記第1の長さである場合、前記前記第1の検知手段が前記第1の記録材の先端を検知したタイミングから、前記第1の記録材の搬送方向における長さと前記間隔を加算した値から、前記規制位置から前記第1の位置までの距離を引いた値を、記録材の搬送速度で割ることによって算出された時間が経過したタイミングで、前記供給手段により前記第2の記録材を供給させ、
前記収容手段に収容された記録材の長さが前記第2の長さである場合、前記第2の検知手段が前記第1の記録材の先端を検知したタイミングから、前記第1の記録材の搬送方向における長さと前記間隔を加算した値から、前記規制位置から前記第2の位置までの距離を引いた値を、記録材の搬送速度で割ることによって算出された時間が経過したタイミングで、前記供給手段により前記第2の記録材を供給させることを特徴とする請求項8に記載の供給装置。 - 前記供給手段によって供給された記録材を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段とニップを形成し、前記供給手段によって重なって供給された複数の記録材を前記ニップで分離する分離手段と、
前記第1の長さは、前記ニップの位置から前記第1の位置までの搬送路における距離以上であって、前記ニップの位置から前記第2の位置までの搬送路における距離よりも短く、前記第2の長さは、前記ニップの位置から前記第2の位置までの搬送路における距離以上であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の供給装置。 - 前記供給手段によって供給された記録材を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段とニップを形成し、前記供給手段によって重なって供給された複数の記録材を前記ニップで分離する分離手段と、
前記供給手段は、前記第1の記録材を前記搬送路へ供給してから、前記第1の記録材の後端と前記第2の記録材の先端の間に間隔を空けて前記第2の記録材を前記搬送路へ供給し、
前記第1の長さに前記間隔を加算した値は、前記ニップの位置から前記第1の位置までの搬送路における距離以上であって、前記ニップの位置から前記第2の位置までの搬送路における距離よりも短く、前記第2の長さに前記間隔を加算した値は、前記ニップの位置から前記第2の位置までの搬送路における距離以上であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の供給装置。
Applications Claiming Priority (2)
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