JP6590305B2 - スタックテーブル - Google Patents

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Description

本発明は、スタックテーブルの技術に関する。
天板を脚部に対して蝶着し、使用時には天板を水平状態若しくはこれに近い状態(使用状態)とし、収納時には天板を垂直状態若しくはこれに近い状態(収納状態)に変更することで、水平方向に複数重ねて並べることができるテーブルや机等(以下単にスタックテーブルと称する)が知られている。
スタックテーブルには、平行スタックテーブルと称されるもの、サイドスタックテーブルと称されるものがある。所謂平行スタックテーブルは、天板を折畳状態として複数のスタックテーブルを重ねて並べる際、複数のスタックテーブルを奥行き方向に一直線に重ねて並べることができる。所謂サイドスタックテーブルは、天板を折畳状態として複数のスタックテーブルを重ねて並べる際、隣接するスタックテーブルを少なくとも脚の幅分だけテーブルの幅方向にずらしながらスタックテーブルの奥行き方向に重ねて並べることができる。
例えば、特許文献1には、天板を垂直にして平行に重ね合わせて収納することができる平行スタックテーブルが開示されている。
実用新案登録第3056788号公報
大学のゼミや多目的室等では、例えば、目的に応じてスタックテーブルを配置して、余ったスタックテーブルを折畳状態にしてスタックする、或いは折畳状態のスタックテーブルを使用状態にして配置するといった運用がなされている。
このスタックテーブルの使用状態と折畳状態の変更は使用者が行うことになるが、この変更時に天板等に手を添えて動かすことになるため、使用者は天板等で手を挟まないように注意を払いながら使用状態と折畳状態の変更を行わなければならないという問題があった。
本発明は、スタックテーブルを使用状態又は折畳状態へ変更する際に手指を挟むことを防止する技術の提供を課題とする。
本発明は、上述した課題を解決するため、天板が水平状態又は起立状態となるように脚の上部と回動自在に接続されるとともに、当該天板を水平状態又は起立状態に維持するロック機構を覆い、前記回動時に前記脚の上部と対向する外面が、前記回動の軸と直交する面内にて前記回動の軸を中心とした円弧状に形成されているロック機構カバーを設けることとした。
詳細には、本発明は、
使用状態と折畳状態とに変更自在なスタックテーブルであって、
使用状態において水平状態となり、折畳状態において起立状態となる天板と、
前記天板の裏側の両側に設けられ、当該天板を支持する脚と、
前記天板の裏側に固定され、前記天板が水平状態又は起立状態となるように前記脚の上部と回動自在に接続されるとともに、当該天板を水平状態又は起立状態に維持するロック機構と、
前記ロック機構を覆い、前記回動時に前記脚の上部と対向する外面が、前記回動の軸と直交する面内にて前記回動の軸を中心とした円弧状に形成されているロック機構カバーと、を備える。
前記ロック機構は、前記天板を起立状態とした場合に前記天板の裏側と前記脚とを所定距離以上離間させた状態で維持しても良い。
前記スタックテーブルは、前記ロック機構と接続され、当該スタックテーブルを前記使用状態又は前記折畳状態に変更するレバーを備え、
前記レバーは、基端が前記ロック機構と回動自在に接続され、前記基端を中心に先端を前記天板側へ回動させた場合に前記天板の維持を解除し、前記基端を中心に先端を前記天板と反対側へ回動させた場合に前記天板を水平状態又は起立状態に維持させ、前記基端から前記先端にかけて前記天板から離れるように湾曲して形成されても良い。
前記スタックテーブルは、一端が前記ロック機構と回動自在に接続され、他端側に荷物を吊り下げる鉤状部が設けられたフックを更に備え、
前記天板が回動された場合でも前記フックが自重又は前記荷物の重さによって垂下されても良い。
前記スタックテーブルは、前記天板の両側に位置する前記脚の間に渡された幕板と、
前記幕板の外面に設けられ、名前等の表記がなされたシート材を保持するホルダーと、を備えても良い。
前記スタックテーブルは、前記天板に取り付けられ、物品を立てた状態で保持するスタンドを更に備え、
前記スタンドは、
前記物品が載置される載置部と、
前記物品が立て掛けられる背板と、
前記載置部及び背板を前記天板に対して取り付ける取付部と、を有しても良い。
前記スタックテーブルは、前記天板の両側に位置する前記ロック機構カバーの間で、前記天板の裏側に固定された棚を更に備え、
前記天板の裏面と直交する方向において、前記天板から前記棚の外面までの距離が、前記天板から前記ロック機構カバーの外面までの距離の最大値よりも小さくなるように、前記棚が形成されても良い。
前記スタックテーブルは、配線を載置するトレイと、
前記トレイを前記幕板の内側面に固定する固定部と、
を有する配線受けを更に備えても良い。
前記スタックテーブルは、当該スタックテーブルを他のスタックテーブルと連結する連結部材を更に備え、
前記連結部材が、
マグネットと、
前記マグネットを挟持する一対のヨークと、
対をなす前記ヨークのそれぞれの一端を露出させた状態で前記ヨーク及び前記マグネッ
トを収容する本体部と、
前記本体部の前記ヨークを露出させた面を前記天板の端面と面一にして前記本体部を前記天板の裏側に固定する固定部と、を備え、
前記本体部が、前記ヨークを露出させた面から所定距離突出させた位置までの間で移動可能に前記ヨークを保持しても良い。
本発明によれば、スタックテーブルを使用状態又は折畳状態へ変更する際に手指を挟むことを防止する技術を提供することができる。
図1は、実施形態に係る使用状態のスタックテーブルの正面図である。 図2は、実施形態に係る使用状態のスタックテーブルの左側面図である。 図3は、実施形態に係る使用状態のスタックテーブルの背面図である。 図4は、実施形態に係る使用状態のスタックテーブルの右側面図である。 図5は、実施形態に係る使用状態のスタックテーブルの平面図である。 図6は、実施形態に係る使用状態のスタックテーブルの底面図である。 図7は、実施形態に係る使用状態のスタックテーブルを奥側から見た斜視図である。 図8Aは、実施形態に係る折畳状態のスタックテーブルの左側面図である。 図8Bは、実施形態に係る折畳状態のスタックテーブルの右側面図である。 図9Aは、実施形態に係る使用状態のロック機構の左側面図である。 図9Bは、実施形態に係る使用状態においてロック機構のレバーを解除側へ操作した状態を示す図である。 図9Cは、実施形態に係るロック機構のレバーを解除側へ操作し、折畳状態とした図である。 図9Dは、実施形態に係る折畳状態のロック機構の左側面図である。 図10は、実施形態に係る左側ロック機構の分解斜視図である。 図11Aは、実施形態に係る使用状態のロック機構の右側面図である。 図11Bは、実施形態に係る折畳状態のロック機構の右側面図である。 図12は、実施形態に係る右側ロック機構の分解斜視図である。 図13は、実施形態に係る折畳状態のスタックテーブルをスタックした状態を示す図である。 図14は、天板及びロック機構カバーの回動時の軌跡を示す図である。 図15Aは、使用状態及び折畳状態におけるフックの状態を示す図である。 図15Bは、使用状態及び折畳状態におけるフックの状態を示す図である。 図16は、ネームプレートを幕板の背面に装着した状態を示す図である。 図17は、ネームプレートの表示面を示す斜視図である。 図18は、ネームプレートの取付面を示す斜視図である。 図19は、シート材を保持する際の説明図である。 図20は、ネームプレートの横断面図である。 図21Aは、タブレットスタンドを装着したスタックテーブルの背面側を視た場合の斜視図である。 図21Bはタブレットスタンドを装着したスタックテーブルの正面側を視た場合の斜視図である。 図22は、タブレットスタンドにタブレットを載置した例を示す図である。 図24は、変形例3に係る折畳状態のスタックテーブルをスタックした状態を示す図である。 図25は、配線受けを装着したスタックテーブルの正面側を視た場合の斜視図である。 図26は、配線受けを装着したスタックテーブルの背面側を視た場合の斜視図である。 図27は、配線受けの取り付け方法の説明図である。 図28は、連結部材の構成を示す図である。 図29は、天板に取り付けた連結部材を示す図である。 図30は、連結部材により連結した例を示す図である。 図31は、連結部材により連結した例を示す図である。 図32は、正面図である。 図33は、スタックテーブルの左側面図である。 図34は、スタックテーブルの背面図である。 図35は、スタックテーブルの右側面図である。 図36は、スタックテーブルの平面図である。 図37は、スタックテーブルの底面図である。 図38は、スタックテーブルの参考斜視図である。
次に、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、以下で説明する実施形態は本発明を実施するための例示であり、本発明は以下で説明する態様に限定されない。
<実施形態>
<概要>
実施形態に係るスタックテーブル20は、図1〜図7に示すような使用状態と、図8A、図8Bに示すような折畳状態とに変更自在である。また、実施形態に係るスタックテーブル20は、図8A、図8Bに示すように、折畳状態では、水平方向に重ねて並べることができる。スタックテーブル20の側面かつ、天板1の裏側に設けられたレバー29を操作することで、使用状態から折畳状態への変更、又は折畳状態から使用状態への変更が可能である。以下、本明細書では、特に言及する場合を除いて、スタックテーブル20の幕板7側を“奥側”と定義し、反対側を“手前側”と定義し、奥側から手前側への方向と直交し、スタックテーブル20の正面に向かって右側を“右”と定義し、反対側を“左”と定義する。また、スタックテーブル20の天板1側を“上方”と定義し、脚3側を“下方”と定義する。
<構成>
実施形態に係るスタックテーブル20は、天板1、脚3、ロックユニット102、幕板7、キャスター5を備える。
天板1は、長方形であり、幅方向(長手方向)の両側に設けられた脚3によって支持されている。詳細には、天板1は、天板1の裏面に固定されたロックユニット102を介して脚3と接続され、脚3によって支持されている。天板1は、図1〜図7に示すような使用状態では、水平状態となる。水平状態は、天板1が厳密に水平である必要は無く、例えば、天板1上に筆記具等を置くことができる、或いは天板上で作業できるような状態であればよい。したがって、例えば、天板1は、ドラフティングテーブルのように手前側(幕板7の反対側)が奥側よりも低くなるように傾斜していてもよい。また、図8A、図8Bに示す折畳状態において、天板1は、起立状態となる。起立状態は、天板1が厳密に垂直
である必要は無く、水平状態と比較して天板1が起立することで、天板の奥行長さが短くなり、スタックテーブル20を水平方向に重ねて並べることが可能な状態を含む。天板1が垂直になることで天板の奥行長さが最も短くなるが、本実施形態のように天板1は傾いていてもよい。例えば、天板1を垂直にすると、重心の位置が高くなると共に、重心の位置が偏るため、本実施形態では、水平面に対して天板1の角度θ(図8A)を43°としている。起立状態の天板1の角度θが小さくなり過ぎると、スタック時の天板の奥行長さが長くなって、収納性が悪くなる。また、起立状態の天板1の角度θが大きくなり過ぎると、重心位置の偏りが大きくなる。この為、例えば、天板1の角度θを30°〜60°、望ましくは35°〜50°、更に望ましくは40°〜45°とする。
脚3は、天板1を支持する。脚3は、天板1に向かって左側方に設けられた左脚3Lと、右側方に設けられた右脚3Rによって構成されている。この左脚3Lは、上部で互いに接続され、前方の斜め下へ延びる左前脚32Lと、後方の斜め下へ延びる左後脚33Lとによって構成されている。同様に、右脚3Rは、上部で互いに接続され、前方の斜め下へ延びる右前脚32Rと、後方の斜め下へ延びる右後脚33Rとによって構成されている。脚3の下端、即ち、左前脚32L、左後脚33L、右前脚32R、右後脚33Rの下端には、それぞれキャスター5が接続されている。左前脚32L、左後脚33L、右前脚32R、右後脚33Rは、断面が矩形、六角形、八角形、円形、楕円形など、任意の形状で形成されてもよい。また、本実施形態に係る脚3は、一例にすぎず、天板1の両側に設けられた2本の支柱と、各支柱の下端と接続された奥行方向に延びる水平部材によって構成された逆T字型のものや、支柱が分岐して逆Y字型のものなど、他の形状の脚を適宜用いることができる。
ロックユニット102は、左脚3Lを天板1に接続する左側ユニット12Lと、右脚3Rを天板1に接続する右側ユニット12Rによって構成されている。左側ユニット12Lには、ロック機構カバー2Lやレバー29が設けられている。
ロック機構カバー2Lは、図9A〜図9Dに示すロック機構10Lを覆っている合成樹脂製のカバーである。ロック機構カバー2Lは、後部27の外形が、天板1を水平状態又は起立状態に回動する際の回動軸23(図2)と直交する面内、即ち図2に示す側面図内にて前記回動の軸23を中心とした円弧状に形成されている。
ロック機構カバー2L内には、図9A〜図9Dに示すように、ロック機構10Lが設けられている。図9A〜図9Dは、説明のため、カバー2L及び、左脚3L上部のカバー31Lを省略して示した説明図である。ロック機構10Lは、天板1が使用状態又は折畳状態となるように、天板1の裏側に固定された支持枠22が、左脚3Lの上端に設けられた支持板21Lに、主軸23を介して回動自在に接続されている。
図10は、ロック機構10Lの分解斜視図である。図10に示すように、ロック機構10Lには、支持板21L、支持枠22、主軸23、係止腕24、枢軸25が設けられている。
支持枠22は、前後方向に長手で、上板部221と、当該上板部221の両側部分を下方へ平行に下げた側板部222により、下方へ開放した断面略コ字形に形成され、溝229の三方を囲んでいる。
支持板21Lは、左脚3Lの上端に垂直に固設される板状の部材であり、上端付近には、主軸23を通す貫通穴213が形成され、前端部210が、貫通穴213を中心とした扇状に形成されている。この前端部210の上部には前方に向けて開口するように切り欠いた第一係止部211が形成され、当該前端部210の第一係止部211より下方には第
二係止部212が形成されている。支持板21Lの上端前部215は水平に形成され、支持板21Lの上端後部216は、天板1を起立させる際の回動角を規制するため、水平な上端前部215に対して所定の角度を有するように後方斜め下へ向けて傾斜した辺として形成されている。
係止腕24は、支持枠22の側板部222と平行に設けられた側板241と、当該側板241の下端付近に設けられた係止ピン244とから構成され、側板241の上端部付近に枢軸25を通す穴243が設けられている。
支持板21Lの下部の左側面には左前脚32Lの上端部が固定されており、支持板21Lの下部の右側面には左後脚33Lの上端部が固定されている。即ち、左前脚32Lと左後脚33Lとは、上端部が支持板21Lを介して左右に異なる位置で接続されている。
一方、支持枠22は、上板部221を天板1の裏面に接して螺子等(不図示)で固定される。この支持枠22の溝229に支持板21Lの上部が挿入され、主軸23が支持枠22の穴223と支持板21Lの穴213に挿入され、支持枠22が支持板21Lに対して回動可能に接続される。また、支持枠22の溝229に係止腕24の上部が挿入され、枢軸25が支持枠22の穴224と係止腕24の穴243に挿入される。この係止腕24の穴243と枢軸25は、円周の一部に平面部243a,25aを有し、この243a,25aの係合によって回り止めされる。この支持枠22内で係止腕24と接続した枢軸25は、支持枠22外に位置する左側端にレバー29の基部が被せられて固定される。
ロックユニット102の右側ユニット12Rには、図4に示すようにロック機構カバー2Rやフック28が設けられている。
ロック機構カバー2Rは、図11A,図11Bに示すロック機構10Rを覆っている合成樹脂製のカバーである。ロック機構カバー2Rは、後部27の外形が、天板1を水平状態又は起立状態に回動する際の回動軸23(図4)と直交する面内、即ち図4に示す側面図内にて前記回動の軸23を中心とした円弧状に形成されている。
ロック機構カバー2R内には、図11A,図11Bに示すように、ロック機構10Rが設けられている。即ち、ロック機構カバー2Rは、ロック機構10Rを覆っている。
図11A,図11Bは、説明のため、カバー2R及び、右脚3R上部のカバー31Rを省略して示した説明図である。ロック機構10Rは、天板1が使用状態又は折畳状態となるように、天板1の裏側に固定された支持枠22が、右脚3Rの上端に設けられた支持板21Rに、主軸23を介して回動自在に接続されている。
図12は、ロック機構10Rの分解斜視図である。図12に示すように、ロック機構10Rには、支持板21R、支持枠22、主軸23、枢軸25が設けられている。
支持枠22は、前後方向に長手で、上板部221と、当該上板部221の両側部分を下方へ平行に下げた側板部222により、下方へ開放した断面略コ字形に形成され、溝229の三方を囲んでいる。
支持板21Rは、右脚3Rの上端に垂直に固設される板状の部材であり、上端付近には、主軸23を通す貫通穴213が形成され、前端部210が、貫通穴213を中心とした扇状に形成されている。この前端部210の上部には前方に向けて開口するように切り欠いた第一係止部211が形成され、当該前端部210の第一係止部211より下方には第二係止部212が形成されている。支持板21Rの上端前部215は水平に形成され、上
端後部216は、天板1を起立させる際の回動角を規制するため、水平な上端前部215に対して所定の角度を有するように後方斜め下へ向けて傾斜した辺として形成されている。
支持板21Rの下部の右側面には右前脚32Rの上端部が固定されており、支持板21Rの下部の右側面には右後脚33Rの上端部が固定されている。即ち、右前脚32Rと右後脚33Rとは、上端部が支持板21Rを介して左右に異なる位置で接続されている。
一方、支持枠22は、上板部221を天板1の裏面に接して螺子等(不図示)で固定される。この支持枠22の溝229に支持板21Rの上部が挿入され、主軸23が支持枠22の穴223と支持板21Rの穴213に挿入され、支持枠22が支持板21Rに対して回動可能に接続される。また、枢軸25が支持枠22の穴224に挿入され、支持枠22の外に位置する右側端にフック28の上端部28aが被せられて固定される。フック28の下端には荷物を吊り下げる鉤状部28bが形成されている。この枢軸25は、支持枠22の穴224に遊嵌され、フック28が自由に回転できるように保持されている。
幕板7は、両側の端部が、図1に示すように左後脚33L及び右後脚33Rに固定され、左右の脚3L・3Rを接続している。幕板7は、正面側に、はり部材71,72が設けられている。
<動作>
次に、実施形態に係るスタックテーブル20の動作について、使用方法と共に説明する。実施形態に係るスタックテーブル20は、テーブルとして使用する使用状態では、図1〜図7に示すように、天板1を水平状態にして使用する。一方で、スタックテーブル20を収容する場合には、図8A、図8Bに示すように、実施形態に係るスタックテーブル20は、天板1が起立した折畳状態とすることができる。折畳状態では天板1が起立することから、スタックテーブル20は、図13に示すように、天板1が重なるように、スタックテーブル20同士を接近させて並べることができる。なお、本実施形態のスタックテーブル20は、左後脚33L・右後脚33Rが、左前脚32L・右前脚32Rよりも内側に取り付けられているため、後脚33L・33Rと前脚32L・32Rとが干渉することなく、スタックテーブル20同士を接近させて並べることができる。即ち、スタックテーブル20を奥行き方向に一直線上に並べる、所謂平行スタックが可能になっている。
使用状態から折畳状態への変更、折畳状態から使用状態への変更は、スタックテーブル20に向かって左側に設けられたレバー29を操作することで行う。以下、図9A〜図9D,図11A,図11Bに基づいて、使用状態から折畳状態への変更を例に説明する。図9Aに示すように、使用状態では、係止腕24の係止ピン244が支持板21Lの第二係止部212と係合している。係止腕24は、不図示のばねにより、係止ピン244が第二係止部212と係合する方向に付勢されて、係合状態が維持されている。この状態では、天板1を持ち上げる方向に力がかかった場合でも、例えば主軸23を中心として天板1を起立させようとしても、係止ピン244が第二係止部212と係合しているため支持枠22の回動が規制され、水平状態が維持される。また、図9A,図11Aに示すように天板1を水平とした状態では、支持板21L・21Rの上端前部215(図10,図12)に、支持枠22の上板部221下面が当接し、例えば、主軸23を中心として天板1の手前部分を下方へ下げる動きが規制されている。このように係止ピン244が第二係止部212と係合した状態では、天板1が水平に保たれ、使用状態が維持される。
ここで、レバー29の先端が天板1の裏面側に近づくように、レバー29を操作すると、係止腕24を介して係止ピン244が回動し始め、係止ピン244と第二係止部212との係合が徐々に解除される。そして、図9Bに示すように、係止ピン244と第二係止
部212との係合が完全に解除されると、天板1の回動が自在となる。そこで、天板1の手前側を上方に移動させるか、若しくは、天板1の奥側(幕板7側)を下方に移動させることで、天板1は、主軸23を中心に回動し、徐々に起立した状態となる。なお、天板を起立させる方向に回動させると、図9Cに示す所定の角度で、支持枠22の上板部221下面が、支持板21L・21Rの上端後部216(図10,図12)に、当接し、天板1の手前部分を上げる動きが規制される。即ち、支持板21L・21Rの上端後部216と支持枠22の上板部221下面との位置関係によって、天板1を起立させる際の回動角の上限を定めている。
図9Cに示すように、天板1を起立させた状態で、レバー29の操作を止める、即ちレバー29を開放すると、不図示のばねの付勢力により、レバー29の先端が天板1の裏面から離れる方向に回動され、係止腕24の係止ピン244が、支持板21L・21R側へ回動されて、図9Dに示すように、係止ピン244が、支持板21L・21Rの第一係止部211と係合する。
この係止ピン244と支持板21L・21Rの第一係止部211の係合により、支持枠22の回動が規制されるため、天板1の起立状態、即ち、スタックテーブル20の折畳状態が維持されている。折畳状態から使用状態への変更は、使用状態から折畳状態への変更と逆の動作を行えばよい。すなわち、レバー29の先端が天板1の裏面側に近づくように、レバー29を操作して、係止ピン244と第一係止部211の係合を解除することで、折畳状態から使用状態への変更が可能となる。
なお、本実施形態のスタックテーブル20は、一人用のものを示しているため、左右方向の幅が狭く、片側(左側)のロック機構10Lにのみ係止腕24等のラッチ機構を設けている。これに限らず、スタックテーブル20の幅を長くした場合、例えば1200mm程度とした場合には、ロック機構10L・10Rを左右対称に形成し、左側のロック機構10Lと同様に右側のロック機構10Rに支持板21と係合する係止腕24等のラッチ機構を設けても良い。この場合、左右のロック機構10L・10Rにそれぞれ独立してレバー29を設けても良いし、同一の枢軸25を左右のロック機構10L・10Rに渡し、連動して操作するようにしても良い。
<作用効果>
以上説明した実施形態に係るスタックテーブル20は、ロック機構10L・10Rを覆うロック機構カバー2L・2Rの後部27の外形、即ち、回動時に脚3L・3Rの上部と対向する外面が、回動の軸23と直交する面内にて回動の軸23を中心とした円弧状に形成されていることにより、回動時に当該外形が変位せず、手指や衣類等がロック機構カバー2L・2Rと脚3L・3Rとの間に挟まれることを防止できる。
図14は、天板1及びロック機構カバー2Lの回動時の軌跡を示す図である。例えば、図14において、状態4aは、使用状態の天板1及びロック機構カバー2Lを示し、状態4bは、折畳状態の天板1及びロック機構カバー2Lを示す。図14に示すように、ロック機構カバー2Lにおける後部27の外形は、状態4aと状態4bとの間で回動した場合でも、回動の軸23を中心とした円41に沿って動くため、回動の軸23からの距離が変わらず、ロック機構カバー2Lと脚3Lとの間隔が狭まることがないため、手指や衣類等が挟まれることを防止できる。
また、図14に示すように、天板1を起立状態とした場合に天板1の裏側と脚3Lとを所定距離以上離間させた状態で維持し、起立状態の天板1と脚3Lとの間に所定の空間43を確保することで、手指や衣類等が挟まれることを防止できる。同様に、天板1を水平状態とした場合にロック機構カバー2Lと脚3Lとの間に所定の空間42を確保すること
で、手指や衣類等が挟まれることを防止できる。
更に、本実施形態におけるスタックテーブル20のレバー29は、図9Aに示すように、基端から先端にかけて天板1から離れるように湾曲して形成されている。これにより、レバー29は、図9Bに示すように、基端を中心として先端を天板1側へ回動させ、天板1の維持を解除する操作を行った場合でも、レバー29の先端と天板1との間に、所定距離以上の空間が残るため、レバー29の先端と天板1との間で手指が挟まれることを防止できる。
このように本実施形態におけるスタックテーブル20は、ロック機構10L・10Rをロック機構カバー2L・2Rで覆ったため、ロック機構の隙間に手指の入る余地がなく、また、ロック機構カバー2L・2Rや天板1、レバー29の先端で手指を挟むことが防止されるため、使用状態と折畳状態の変更に際して注意を払う箇所が少なくなり、当該変更を容易に行うことができる。従って、スタックテーブル20の収容や、収容されているスタックテーブルの再配置といった運用が容易になる。
図15A,図15Bは、使用状態及び折畳状態におけるフック28の状態を示す図である。フック28は、前述のようにロック機構10Rの支持枠22(図11A)に、軸支され、自由に回転できるように取り付けられている。このため、図15Aに示すように、フック28は、天板の傾きにかかわらず、自重によって常に垂下されている。即ち、下端の鉤状部28bが上向きに湾曲した姿勢が維持される。
これにより例えば、図15Bに示すように、荷物51をかけたまま、使用状態と折畳状態とを変更した場合でも、フック28の向きが変わらないため、荷物51が落下してしまうことが無い。従って、スタックテーブル20を収容する際、荷物51をフックにかけた状態で、スタックテーブル20を折り畳み、移動してスタックした後、荷物をフックからとるといった利用ができる。また、収容されているスタックテーブル20を再配置する際にも同様に、折畳状態で荷物51をフックにかけた状態で、移動し、再配置場所で使用状態に変更することができる。このためユーザは、荷物51を手に持たずにスタックテーブル20の収容や再配置を行うことができ、スタックテーブル20の運用が容易になる。
<変形例1>
会議や双方向型授業、能動的学修などでは、机上にネームプレートを置くことがあるが、スタティックテーブルを折畳状態に変更する場合には机上のネームプレートを回収する必要があり、使用状態に戻した際にネームプレートを置き直すことになり、不便であるという問題があった。
そこで、本例では、ネームプレート6を幕板7の背面に装着し、スタックする場合でも回収する必要を無くして、取扱いを容易にすることを課題とする。
上記実施形態のスタックテーブル20は、適宜オプションを装着することができる。図16は、ネームプレート6を幕板7の背面に装着した状態を示す図、図17は、ネームプレート6の表示面を示す斜視図、図18はネームプレート6の取付面を示す斜視図、図19は、シート材を保持する際の説明図、図20はネームプレート6の横断面図である。
ネームプレート6は、図17〜図20に示すように、枠体61及び背板62を備え、背板62の裏面(取り付け面)に取り付け用の爪63を備えている。この爪63を幕板7の長穴79に挿入し、爪63と背板62の裏面との間に形成された溝63a(図20)に幕板7を挟み込むようにネームプレート6をスライドさせることで、爪63が幕板7の正面にかかり、ネームプレート6が固定される。
そして、図19に示すように、シート材68の一端を枠体61と背板62の隙間63bに挿入して枠体61の内側面61c(図20)に突き当て、当該端部の表面を枠体61の裏面61aに当接させた状態でシート材68を撓ませながら他端を背板62と枠体61の隙間から枠体61の裏面61a側へ差し入れる。これによりシート材68の下端が枠体61の下辺に載置され、両側端が枠体61の裏面61aに押さえられて保持される。
このように本例のネームプレート6は、シート材を保持するホルダーとなっている。本例のネームプレート6は、縦100mm×横148mmのシート材、即ち、はがきサイズのカードを保持できるようにしている。これに限らず、ネームプレート6が、任意のサイズのシート材を保持するように設定できるが、例えば、写真のL版やキャビネサイズ、A5サイズ、名刺サイズ等、定型のシート材を保持できるように設定することが望ましい。これにより専用のシート材を用意することなく、市販の用紙にプリンターで名前等を印刷してカードを作成でき、ネームプレート6で保持するカード(シート材)の作成が容易になる。
ネームプレート6による表記としては、例えば、名前やID、グループ名、エリア名、受験番号等の表記が挙げられる。これにより、双方向型授業や能動的学修等でのグループ分けの支援、或いはオープンスペースにおけるエリアの識別等に利用できる。
本例のネームプレート6は、幕板7に取り付けられるため、机の上にネームプレートを載置する場合と比べ、スタックする場合でも回収する必要が無く、取扱いが容易である。また、ネームプレート6は、使用状態でも折畳状態でも視認でき、スタックテーブル20の収容時や配置時に、このネームプレート6の表記に基づいた収容や配置を行うことができ、スタックテーブル20の運用が容易になる。
<変形例2>
近年、タブレット型のコンピュータ(以下、単にタブレットとも称する)を授業や会議に用いることが多くなっているが、タブレットを机上に置くことで多くのスペースを占有してしまうと、他の作業に使用できるスペースが限られてしまうという問題があった。
そこで、本例では、タブレットスタンドを用いてタブレットを立てた状態に保持してスペースの有効利用を図ることを課題とする。
図21Aは、タブレットスタンド8を装着したスタックテーブル20の背面側を視た場合の斜視図、図21Bはタブレットスタンド8を装着したスタックテーブル20の正面側を視た場合の斜視図、図22は、タブレット52を載置した例を示す図である。
タブレットスタンド8は、タブレット52が立て掛けられる背板81と、背板81の下端を斜め上方へ立ち上げて形成され、タブレット52が載置される載置部82と、載置部82及び背板81を天板1に対して取り付ける取付部83とを備えている。
取付部83は、背板81を天板1に対して所定の角度で支持する支持部821や、天板1の上面に当接して設けられる上板部823、支持部821と上板部823を接続して補強するリブ822、上板部823の後端から垂下した垂下部824、垂下部824下端から上板部823と平行に天板1を挿入可能な間隔を設けて形成された下板部825、下板部825に設けられたネジ穴(不図示)に螺合して下板部825の下から上へ貫通して設けられた固定ネジ826を備えている。
タブレットスタンド8は、図21Aに示すように、天板1の後部を上板部823と下板
部825との間に挿入するように嵌め、固定ネジ826を締めることで固定ネジ826の上端が天板1の裏面に当接し、上板部823と固定ネジ826によって天板1を締め付けることで固定される。このとき固定ネジ826の先端は、天板1の裏面に形成された左右方向に長手の溝15(図6)に挿入されることになる。このため、固定ネジ826の先端と溝15に係止され、後方への抜け止めがなされる。
そして、図22に示すようにタブレット52を載置部82上に載置することで、タブレット52を所定の角度で保持することができる。これによりタブレットの操作をし易くすると共に、天板1上を有効に利用できるようにしている。
また、本例のタブレットスタンド8は、固定ネジ826と溝15との係合により、後方への移動が規制されているため、タブレット52の画面に対してドラッグやタップといった操作を行った際に後方への荷重がかかったとしても、後方へ移動して外れてしまうことが無い。
なお、本例では、タブレット52を立て掛けるスタンドの例を示したが、これに限らず、本や楽譜、文房具等を立てるスタンドであっても良い。
また、取り付けの支持部821と上板部823との接続をヒンジとし、リブ822を挿抜自在に構成することで、タブレットスタンド8を折り畳み可能とし、スタックテーブル20の収納時には、タブレットスタンド8を折り畳んでスタックするようにしても良い。
<変形例3>
スタックテーブル20の使用時に、不要な荷物まで机上に載せたのでは、使用できるスペースが限られてしまうため、不要な荷物を収納できるようにすることが望まれていた。
そこで、本例では、網棚9を天板1の裏面に装着することで収納場所を確保することを課題とする。
図23は、スタックテーブル20に網棚9を装着した例を示す図である。網棚9は、金属の線材91と線材92,93とを直交するように組み合わせて底部を形成し、当該底部の側辺をなす線材93の端部を上方へ立ち上げ、先端をループさせてネジを通す穴を形成し、このネジの穴が上下方向に向くように、各ループ部分を折り曲げてネジ止め部931を形成している。また、底部の四隅に立ち上げた線材93の周囲に線材94が券回され、接続されている。
この網棚9の各ネジ止め部931にネジを通して、天板1の裏面であって、左右のロックユニット12L・12Rの間に固定する。これにより、網棚9に教科書等の荷物を置くことができる。
また、網棚9の下端は、左右のロック機構カバー2L・2Rの下端よりも上に形成されているため、図24に示すように、網棚9を取り付けた状態でも、図13に示した網棚9の無い状態と同様にスタックすることができる。
<変形例4>
机上でパーソナルコンピュータ等の電子機器を用いた際、電源コード等を床面に放置すると、配線が乱雑に絡みあって断線したり、ユーザが配線に足を引っかけたりするといった問題があった。
そこで、本例では、スタックテーブル20に配線受け40を装着することで、この問題
を解消する。
図25は配線受け40を装着したスタックテーブル20の正面側を視た場合の斜視図、図26は、配線受け40を装着したスタックテーブル20の背面側を視た場合の斜視図、図27は、配線受け40の取り付け方法の説明図である。
配線受け40は、図27に示すように、底板部45、後壁46、取付部47、前壁48を備えている。本例の配線受け40は、金属板をプレス加工で折り曲げて形成されている。これに限らず、配線受け40は、合成樹脂によって各部45〜48が一体成形されたものであっても良い。
底板部45は、電源のコードやタップ、ACアダプタ、通信ケーブル等の配線が載置される。本例の底板部45は、上面視長方形である。後壁46は、底板部45の後辺から上方へ立ち上げられることで形成されている。後壁46の上端には、略水平に前方へ伸ばした取付部47が形成され、取付部47の側端付近には、上下方向に貫通した取付穴471が設けられている。また、前壁48は、底板部45の前辺から垂直に立ち上げられており、後壁46と平行に形成されている。前壁48は、底板部45に載置された配線が底板部45から脱落するのを規制する。
本例の配線受け40は、幕板7のはり部材71に固定される。はり部材71は、金属板をプレス加工で折り曲げて形成された中空の部材であり、前板部711と、前板部711の上辺から奥側へ延びる上板部712と、前板部711の下辺から奥側へ延びる下板部713と、上板部712,下板部713の後端から幕板7に沿って形成され、幕板7に接続される接続部714とを備えている。下板部713には、上下方向に貫通した取付穴719が設けられている。
配線受け40は、取付部47の取付穴471と、はり部材71の取付穴719とを合わせるように取付部47を下板部713に当接した状態で、プラスチッククリップ472が取付穴471,719に挿入され、はり部材71に固定される。
このように本例のスタックテーブル20は、配線受け40を有することにより、図25に示すようにパーソナルコンピュータPCの電源コードP1やACアダプタP2を収容できるので、床面上に配線が乱雑に配されることがなく、ユーザが配線に足を引っかけることや、配線が断線するといったことが防止される。
特に本例のスタックテーブル20は、図26に示すようにパーソナルコンピュータPCの電源コードP1を天板1と幕板7との隙間を通して配線受け40に収容することができ、配線をスマートに収容できる。
<変形例5>
複数のスタックテーブル20を連結部材で連結して配置したい場合があるが、床面に凹凸があると、スタックテーブル20が傾く等して連結部材の位置がずれ、連結できないことがあった。
そこで、本例は、多少のずれがあっても連結が可能な連結部材の提供を課題とする。
図28は、連結部材100の構成を示す図、図29は、天板に取り付けた連結部材100を示す図、図30,図31は、連結部材100により連結した例を示す図である。
図28(A),図28(B)に示すように、連結部材100は、マグネット13、ヨー
ク12、本体部11、固定部120を備えている。
なお、図28では、ヨーク12の先端部121が露出している側が前方、その反対側を後方と定義し、前方から後方への方向と直交する方向を“側方”と定義する。また、固定部120の嵌合突部111側を“上方”と定義し、その反対側を “下方”と定義する。
この図28における方向の定義は、連結部材100に係る構成を説明するものであり、他の図における方向の定義とは別のものである。
本体部11は、前面118から中央部分にかけて中空部を有し、この中空部にマグネット13を挟持する一対のヨーク12を収容し、この中空部の後端を後壁14で閉塞している。
ヨーク12は、先端部121の上下方向の長さが、他の部分と比べて短く形成され、段差122が形成されている。本体部11は、前面118にヨーク12の先端部121が遊嵌される開口117を有しており、この開口117を介してヨーク12の先端部121が本体部11の外部に露出されている。ヨーク12は、本体部11によって、図28における前後方向に移動可能に保持されている。即ち、ヨーク12は、先端部121が開口117を介して突出する方向、及び先端部121が本体部11内に戻る方向に移動可能となっている。なお、ヨーク12の後方への移動は、後壁14に突き当たることで規制される。このヨーク12の後端が後壁14に当接した状態では、先端部121の前面が本体部11の前面118と面一となる。また、ヨーク12の前方への移動は、段差122が本体部11の内壁に突き当たることで規制される。更に、ヨーク12は、前後方向に限らず、上下方向に移動可能に保持されても良い。
前面118に露出した一対の先端部121は、一方がS極、他方がN極となっており、全ての連結部材100において同じ極性の配置となっている。例えば、左右に並べて配置した先端部121の左をS極、右をN極とした場合は、連結するスタックテーブル20に取り付ける全ての連結部材100において左をS極、右をN極と配置する。これとは逆に、右をS極、左をN極とした場合には、全ての連結部材100において右をS極、左をN極と配置する。これにより連結部材100の前面(連結面)118を向い合せた場合、磁力によって引き合い連結される。
本体部11の上面には、嵌合突部111が立設され、本体部11の上板部119の後部には、上下方向に貫通した取付穴112が設けられている。これら嵌合突部111、上板部119、取付穴112、取り付け用のネジ(不図示)が固定部120を構成している。
連結部材100を取り付ける際には、天板1裏面の所定位置に設けられた嵌合穴(不図示)に、嵌合突部111を嵌合させ、連結面(前面)118を天板1の縁と揃え、取付穴112を通してネジ(不図示)で固定する。この嵌合突部111と、取付穴112を介したネジの2点で固定されることにより、連結部材100の回り止めがなされる。これにより連結部材100は、図29に示すように天板1の裏面に固定される。図29の例では、ユーザが座る正面以外の三辺に二つずつ連結部材100を取り付けている。なお、これに限らず、任意の数の連結部材100を任意の位置に取り付けても良い。
図30では、四つのスタックテーブル20の背面を合わせて連結した例を示している。また、図31では、中央に空間を設けて四つのスタックテーブル20を連結した例を示している。
本例では、連結部材100のヨーク12を移動可能に保持したため、床の凹凸等によって連結部材100の位置にずれが生じた場合でも、ヨーク12の移動によって、このずれ
を補うため、確実に連結を行うことができる。
<その他>
上記実施形態では、平行スタックテーブルを例に説明したが、上記実施形態及び変形例は、サイドスタックテーブルにも適用可能である。
図32〜図38は、スタックテーブル20の意匠を示す図である。図32は正面図、図33は左側面図、図34は背面図、図35は右側面図、図36は平面図、図37は底面図、図38は参考斜視図である。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明に係るスタックテーブルはこれらに限らず、可能な限りこれらの組合せを含むことができる。
1 天板
2L・2R ロック機構カバー
3 脚
3L 左脚
3R 右脚
5 キャスター
6 ネームプレート
7 幕板
8 タブレットスタンド
9 網棚
10L・10R ロック機構
11 本体部
12 ヨーク
12L 左側ユニット
12R 右側ユニット
102 ロックユニット
13 マグネット
14 後壁
15 溝
20 スタックテーブル
21L・21R 支持板
22 支持枠
23 主軸
24 係止腕
25 枢軸
28 フック
29 レバー
31L・31R カバー
32L 左前脚
32R 右前脚
33L 左後脚
33R 右後脚
100 連結部材

Claims (3)

  1. 使用状態と折畳状態とに変更自在なスタックテーブルであって、
    使用状態において水平状態となり、折畳状態において起立状態となる天板と、
    前記天板の裏側の両側に設けられ、当該天板を支持する脚と、
    前記天板の裏側に固定され、前記天板が水平状態又は起立状態となるように前記脚の上部と回動自在に接続されるとともに、当該天板を水平状態又は起立状態に維持するロック機構と、
    前記ロック機構を覆い、前記回動時に前記脚の上部と対向する外面が、前記回動の軸と直交する面内にて前記回動の軸を中心とした円弧状に形成されているロック機構カバーと、
    一端が前記ロック機構と回動自在に接続され、他端側に荷物を吊り下げる鉤状部が設けられたフックと、を備え、
    前記天板が回動された場合でも前記フックが自重又は前記荷物の重さによって垂下されるスタックテーブル。
  2. 前記ロック機構が、前記天板を起立状態とした場合に前記天板の裏側と前記脚とを所定距離以上離間させた状態で維持する請求項1に記載のスタックテーブル。
  3. 前記ロック機構と接続され、当該スタックテーブルを前記使用状態又は前記折畳状態に変更するレバーを備え、
    前記レバーは、基端が前記ロック機構と回動自在に接続され、前記基端を中心に先端を前記天板側へ回動させた場合に前記天板の維持を解除し、前記基端を中心に先端を前記天板と反対側へ回動させた場合に前記天板を水平状態又は起立状態に維持させ、前記基端から前記先端にかけて前記天板から離れるように湾曲して形成された請求項1又は2に記載のスタックテーブル。
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