JP6589652B2 - ケース及びパーティクル測定方法 - Google Patents
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Description
例えば、この小型のパーティクル測定器の着脱を、ねじ止めで行うような構成では、却ってパーティクルが発生し易くなるおそれがあり、採用し難い。
一方、この小型のパーティクル測定器の装着は、製品である精密部品を収容したケースを、実際に搬送させた場合と同様の振動を受ける状態で、ケースと分離せずに、確実にケースに備え付けられていることが望ましい。
まず、本発明のケースについて説明する。
図1は、本発明のケースの一例について示す図である。ここで、図1(a)は、収容物50を収容し、蓋部20と底部30を合わせて密閉した状態のケース10の断面図を示し、図1(b)は、図1(a)に示すケース10の蓋部20と底部30を分離した状態を示す。なお、図1(b)においては、収容物50が搭載されていない状態を示している。
蓋部20は、天板部21と、天板部21の周縁から下方(図中のZ方向と逆の方向)に延びるように設けられた周壁部22を有しており、天板部21と周壁部22から構成される空間に収容物50が納められる。
底部30は、底部本体31と、底部本体31の上に設けられた収容物保持部32を有し、収容物保持部32によって、収容物50の周縁の一部が下側及び側面側から保持される。
収容物50としては、異物の付着を嫌う製品及び部品を挙げることができ、特に、フォトマスク、マスクブランクス、インプリント用テンプレート、ガラス基板、ウェハ等の精密部品を、好適に挙げることができる。
同様に、底部30の平面形態も、収容物50の形態にもよるが、例えば、収容物50がフォトマスクやマスクブランクス、またはその製造中間品である場合は、通常、略四角形である。
例えば、不活性ガスをケース10内に充填することで、収容物50の化学的な経時変化を抑制できるからである。
一方、地震対策用にテレビやPC(パーソナルコンピュータ)の底に装着される粘着シートが奏する効果と同様に、ケース10が受ける振動に対してパーティクル測定器42は、粘着シート41により確実にケース10(より詳しくは、底部本体31の上面)に備え付けられることになる。
すなわち、本発明においては、ケース10に複雑な構成を付加することなく、パーティクル測定器42を容易に着脱することができる。
この粘着シート41は、地震対策用の粘着シートのようなシートであり、その粘着剤としては、例えば、シリコーン系粘着剤、ゴム系粘着剤、アクリル系粘着剤、ビニルアルキルエーテル系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ポリエステル系粘着剤、ポリアミド系粘着剤、ウレタン系粘着剤、スチレン− ジエンブロック共重合体系粘着剤、などの粘着剤を1種又は2種以上組み合わせて用いることができる。また、粘着性成分のほかに、ポリイソシアネート、アルキルエーテル化メラミン化合物などの架橋剤や、ロジン誘導体樹脂、ポリテルペン樹脂、石油樹脂、油溶性フェノール樹脂などの粘着付与剤等の添加剤を、適宜含んでいてもよい。
本発明においては、粘着シート41として、シリコーンを含むシートを好適に用いることができる。シリコーンを含むシートは、パーティクルを嫌うフォトマスク、マスクブランクス、インプリント用テンプレート、ガラス基板、ウェハ等の精密部品を扱う各種治具において用いられており、実績があるからである。
このような大きさであれば、パーティクル測定器42が収容物50に接触してしまうことを防止しつつ、ケース10内に収容物50を収容して密閉した状態で、ケース10内のパーティクルを測定することができるからである。
同様に、粘着シート41も、その平面形態は、複数個の収容物保持部32で囲まれる領域に配置できるものであれば、特に限定されず、多角形、円形、楕円や、その他曲線で構成される外形を含む形態であってもよい。
その理由は、もし、粘着シート41の平面サイズ(面積)がパーティクル測定器42の平面サイズ(面積)よりも大きい場合、両者を重ねた際には、平面視上、パーティクル測定器42の外形から粘着シート41がはみ出てしまい、この粘着シート41のはみ出た領域に付着していたパーティクルが、ケースが受ける振動等によって、ケース内に放出されてしまうおそれがあるからである。
それゆえ、本発明においては、粘着シート41を介してパーティクル測定器42を配置するに際し、平面視上、パーティクル測定器42の外形から粘着シート41がはみ出ないように配置することが好ましい。
次に、本発明に係るパーティクル測定方法について説明する。
そして、本発明に係るパーティクル測定方法においては、平面視上、複数個の収容物保持部32で囲まれる領域に、粘着シート41を介してパーティクル測定器42を配置し、その後、蓋部20と底部30を合わせてケース10を密閉し、パーティクル測定器42により、密閉したケース10内のパーティクルを測定する。
より詳しくは、ケース10内にパーティクル測定器42を配置した後に、収容物保持部32に収容物50を保持させ、その後、蓋部20と底部30を合わせて密閉し、パーティクル測定器42により、密閉したケース10内のパーティクルを測定してもよい。
このような測定方法を用いれば、実際の使用状態と同じ状態で、密閉したケース10内のパーティクルを評価できる。
このような大きさであれば、パーティクル測定器42が収容物50に接触してしまうことを防止しつつ、ケース10内に収容物50を収容して密閉した状態で、ケース10内のパーティクルを測定することができるからである。
一方、ケース10が受ける振動に対してパーティクル測定器42は、粘着シート41により確実にケース10(より詳しくは、底部本体31の上面)に備え付けられることになる。
すなわち、本発明においては、ケース10に複雑な構成を付加することなく、パーティクル測定器42を容易に着脱することができる。
粘着シート41は、例えば、シリコーンを含むシートを好適に用いることができる。
例えば、図4に示すように、振動装置100は、ケース10を保持するケース保持機構110と、ケース保持機構110が装着された振動機構120を備えており、本実施形態においては、振動機構120による振動を、密閉したケース10に与えた状態で、ケース10内のパーティクルを測定する。
例えば、上記のような振動を所定の時間与え、測定されるパーティクルが所定の数値以下であるケースのみを使用することで、製品である収容物にパーティクルが付着してしまうことを、より効果的に防止できる。
20 蓋部
30 底部
21 天板部
22 周壁部
23 開口部
31 底部本体
32 収容物保持部
41 粘着シート
42 パーティクル測定器
50 収容物
100 振動装置
110 ケース保持機構
111 ケース保持部
112 支柱部
120 振動機構
121 ステージ
122 振動部
123 振動発生部
Claims (13)
- 平板状の収容物を収容する密閉型のケースであって、
天板部と、該天板部の周縁から下方に延びるように設けられた周壁部を有し、該天板部と該周壁部から構成される空間に前記収容物が納められる蓋部と、
前記収容物を保持する底部と、
を有しており、
前記底部の上面には、前記収容物の裏面を保持する収容物保持部が複数個設けられており、
前記複数個の収容物保持部で囲まれる領域に、粘着シートを介してパーティクル測定器が配置されていることを特徴とする、ケース。 - 前記粘着シートと前記パーティクル測定器を合わせた厚みの大きさが、前記複数個の収容物保持部で保持される前記収容物の裏面と前記底部の上面との間の距離よりも小さいことを特徴とする、請求項1に記載のケース。
- 前記収容物が、フォトマスク、マスクブランクス、インプリント用テンプレート、ガラス基板、ウェハのいずれかであることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のケース。
- 前記粘着シートが、シリコーンを含むシートであることを特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のケース。
- 前記パーティクル測定器が、無線によって制御されることを特徴とする、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のケース。
- 前記蓋部及び前記底部には、標準機械的インターフェースSMIF(Standard Mechanical Interface)機構が組み込まれていることを特徴とする、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のケース。
- 平板状の収容物を収容する密閉型のケース内のパーティクル測定方法であって、
前記ケースは、
天板部と、該天板部の周縁から下方に延びるように設けられた周壁部を有し、該天板部と該周壁部から構成される空間に前記収容物が納められる蓋部と、
前記収容物を保持する底部と、
を有しており、
前記底部の上面には、前記収容物の裏面を保持する収容物保持部が複数個設けられており、
平面視上、前記複数個の収容物保持部で囲まれる領域に、粘着シートを介してパーティクル測定器を配置し、
その後、前記蓋部と前記底部を合わせて前記ケースを密閉し、前記パーティクル測定器により、前記密閉したケース内のパーティクルを測定することを特徴とする、パーティクル測定方法。 - 前記密閉したケースを、4.9m/s2以上49m/s2以下の加速度で振動させた状態で、前記密閉したケース内のパーティクルを測定することを特徴とする、請求項7に記載のパーティクル測定方法。
- 前記パーティクル測定器を配置した後に前記収容物保持部に前記収容物を保持させ、その後、前記蓋部と前記底部を合わせて密閉し、前記パーティクル測定器により、前記密閉したケース内のパーティクルを測定することを特徴とする、請求項7または請求項8に記載のパーティクル測定方法。
- 前記粘着シートと前記パーティクル測定器を合わせた厚みの大きさが、前記複数個の収容物保持部で保持される前記収容物の裏面と前記底部の上面との間の距離よりも小さいことを特徴とする、請求項7乃至請求項9のいずれか1項に記載のパーティクル測定方法。
- 前記収容物が、フォトマスク、マスクブランクス、インプリント用テンプレート、ガラス基板、ウェハのいずれかであることを特徴とする、請求項7乃至請求項10のいずれか1項に記載のパーティクル測定方法。
- 前記粘着シートが、シリコーンを含むシートであることを特徴とする、請求項7乃至請求項11のいずれか1項に記載のパーティクル測定方法。
- 前記パーティクル測定器が、無線によって制御されることを特徴とする、請求項7乃至請求項12のいずれか1項に記載のパーティクル測定方法。
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