JP6589591B2 - 電力変換装置及びその組立方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無停電電源装置のように半導体素子で構成された電力変換器、電源の開閉および保護を行うブレーカ、電路の選択切換えを行うコンタクタ、電圧の変換を行うトランスなどの各種電気機器を1つの箱体内に収容した電力変換装置及びその組立方法に関する。
一般に、この種の電力変換装置は、各種電気機器を、前面の開閉扉を有する箱体内に収容し、各種電気機器を収容した箱体をチャンネルベース上に設置してなる。ここで、各種電気機器を収容した箱体をチャンネルベース上に設置するに際しては、当該箱体をチャンネルベース上に載置する。そして、前面扉を開き、この状態で、箱体内の前面側の作業スペースから箱体の床板に形成されたボルト通し孔に固定ボルトを挿通するとともにチャンネルベースに形成された雌ねじ孔に当該固定ボルトを締付固定する。これにより、箱体をチャンネルベース上に固定するのが一般的である。
ここで、箱体をチャンネルベース上に強固に固定するために、固定ボルトを箱体の前側のみならず後側部分にまで設置することがある。この場合、箱体内の前側の作業スペースに制限があることから、箱体の後側部分に固定ボルトを締付固定する作業の作業性が悪く、作業時間の増加を招く問題がある。
各種機器を収容した箱体の前側からのチャンネルベースへの固定作業性を良好にした従来例として、例えば、特許文献1及び特許文献2に示すものが知られている。
特許文献1に示すガス絶縁スイッチギヤは、支持台(チャンネルベース)の上面に気密構造の箱体が固定されたガス絶縁スイッチギヤにおいて、箱体の下部に気中絶縁部を前後方向に形成し、この気中絶縁部に、複数の軸受とこの軸受を前後に貫通する操作軸を設け、この操作軸の前端に操作ハンドルを設けるとともに、操作軸の後端にこの操作軸の回転により先端が支持台に係合するフック部を設けたものである。
そして、各種機器を収容した箱体は、前方から操作される操作軸の回転で揺動するフック部の先端により、前側部分及び後側部分が支持台に固定されるようになっている。
また、特許文献2に示すガス絶縁スイッチギヤは、支持台(チャンネルベース)の上面に気密構造の箱体が固定されたガス絶縁スイッチにおいて、前面側から支持固定部材により支持台に箱体を支持固定し、且つ支持固定部材を箱体に固定するものである。
つまり、各種機器を収容した箱体を支持台に固定する際には、先ず、箱体の床板に角穴をあけ、この角穴に支持台上の突起部を通すように支持台上に箱体を載置する。次いで、角穴を通った突起部に支持固定部材を前面側から貫通させ、この支持固定部材をシャフト固定用ボスで締付をし、支持固定部材を支持台に固定する。最後に、箱体の床板の通し穴と支持台の盤固定用ボスによりボルトで箱体の床板を支持台に固定する。これにより、箱体が支持台に固定されるのである。
特開平6−141422号公報 特開平6−197418号公報
しかしながら、この従来の特許文献1及び特許文献2に示すガス絶縁スイッチギヤにあっては、以下の問題点があった。
即ち、特許文献1に示すガス絶縁スイッチギヤの場合、回転機構を設けるため、箱体を支持台に固定する機構が複雑となる。また、回転軸を構成する操作軸の変形や緩みによってフック部の押え力が低減し、箱体の後側部分の固定が不十分になるおそれがある。
また、特許文献2に示すガス絶縁スイッチギヤの場合、支持台上に突起部を設けるため、箱体を支持台上に設置する際に、箱体を支持台上でスライドさせることができない。このため、固定作業を行う現場でクレーンやチェーンブロックなどが使えない場合、箱体を支持台上に設置することが困難である。
従って、本発明はこれら従来の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、簡単な固定構造で箱体の前後方向略中央から後側部分にかけて前側からの固定作業でチャンネルベース上に固定できる電力変換装置であって、固定作業において箱体をチャンネルベース上でスライド移動させることができるとともに、箱体の前後方向略中央から後側部分にかけて強固に固定することができる電力変換装置及びその組立方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る電力変換装置は、後板、頂板、底板、左右一対の側板及び前面扉を有し、内部に電気機器を収容した箱体と、上板及び複数の側板を有し、前記上板の上面に前記箱体が設置されるチャンネルベースと、前記箱体を前記チャンネルベースに固定する固定用部材とを備え、前記箱体の前記底板の前後方向中心よりも後側の位置に挟持部挿入用第1孔を設けるとともに、前記底板の前記挟持部挿入用第1孔よりも前側の位置にボルト挿通用第1孔を設け、前記チャンネルベースの前記上板の前後方向中心よりも後側の位置であって、前記箱体を前記上板の上面上に設置する際に前記底板の前記挟持部挿入用第1孔と対応する位置となる位置に挟持部挿入用第2孔を設けるとともに、前記上板の、前記箱体を前記上板の上面上に設置する際に前記底板に設けられた前記ボルト挿通用第1孔と対応する位置となる位置に第1ねじ孔を設け、前記固定用部材は、前記挟持部挿入用第1孔及び前記挟持部挿入用第2孔に挿入された状態から後方にスライドすることにより前記箱体の前記底板と前記チャンネルベースの前記上板とを挟み込む挟持部と、該挟持部よりも前側の位置であって、前記挟持部が前記底板及び前記上板を挟んだ時に前記ボルト挿通用第1孔及び前記第1ねじ孔と対応する位置となる位置に設けられたボルト挿通用第2孔とを備え、第1固定用ボルトを前記ボルト挿通用第2孔及び前記ボルト挿通用第1孔を挿通して前記第1ねじ孔に螺合することにより前記底板を前記上板に固定することを要旨とする。
また、本発明の別の態様に係る電力変換装置の組立方法は、後板、頂板、底板、左右一対の側板及び前面扉を有し、内部に電気機器を収容した箱体と、上板及び複数の側板を有し、前記上板の上面に前記箱体が設置されるチャンネルベースと、前記箱体を前記チャンネルベースに固定する固定用部材とを備えた電力変換装置の組立方法であって、前記箱体を、該箱体の底板の前後方向中心よりも後側の位置に形成された挟持部挿入用第1孔が前記チャンネルベースの上板の前後方向中心よりも後側に形成された挟持部挿入用第2孔と対応し、前記箱体の底板の前記挟持部挿入用第1孔よりも前側の位置に形成されたボルト挿通用第1孔が前記チャンネルベースの上板の前記挟持部挿入用第2孔よりも前側の位置に形成された第1ねじ孔と対応するように、前記チャンネルベースの前記上板の上面に載置する工程と、前記箱体の前記前面扉を開く工程と、前記固定用部材を前記箱体の前側から前記箱体内に挿入し、前記固定用部材に設けられた挟持部を前記挟持部挿入用第1孔及び前記挟持部挿入用第2孔に挿入するとともにその状態から後方にスライドすることにより前記箱体の前記底板と前記チャンネルベースの前記上板とを挟み込むとともに、前記固定用部材の前記挟持部よりも前側の位置に設けられたボルト挿通用第2孔を前記ボルト挿通用第1孔及び前記第1ねじ孔と対応する位置に位置させる工程と、第1固定用ボルトを前記ボルト挿通用第2孔及び前記ボルト挿通用第1孔を挿通して前記第1ねじ孔に螺合することにより前記底板を前記上板に固定する工程とを含むことを要旨とする。
本発明に係る電力変換装置及びその組立方法によれば、簡単な固定構造で箱体の前後方向略中央から後側部分にかけて前側からの固定作業でチャンネルベース上に固定できる電力変換装置であって、固定作業において箱体をチャンネルベース上でスライド移動させることができるとともに、箱体の前後方向略中央から後側部分にかけて強固に固定することができる電力変換装置及びその組立方法を提供できる。
本発明の一実施形態に係る電力変換装置の正面図である。 図1に示す電力変換装置の右側面図である。 図2における3−3線に沿って切断して見た底板の平面図である。 チャンネルベースの斜視図である。 図4のチャンネルベースを示し、(A)は図4における5A−5A線に沿う断面図、(B)は図4における5B−5B線に沿う断面図、(C)は図4における5C−5C線に沿う断面図である。 固定用部材の斜視図である。 固定用部材によって箱体をチャンネルベース上に固定する作業を説明するもので、(A)は固定用部材を箱体の前側から箱体内に挿入した状態の図、(B)は固定用部材によって箱体の底板をチャンネルベースの上板に固定した状態の図である。 参考例に係る電力変換装置の箱体をチャンネルベースに設置する方法を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
本発明の一実施形態に係る電力変換装置は図1及び図2に示されており、電力変換装置1は、内部に電気機器(後に述べるブレーカ23、コンタクタ24、回路基板25で構成される制御装置、トランス26等)が収容される箱体10と、この箱体10が上面に設置されるチャンネルベース30と、箱体10をチャンネルベース30に固定する一対の固定用部材40とを備えている。
ここで、箱体10は、図1及び図2に示すように、矢印ABで示す前後方向、前後方向に直交する矢印CDで示す左右方向、及び前後方向及び左右方向に直交する矢印EFで示す上下方向に延びる略直方体形状に構成される。ここで、矢印Aは前方向、矢印Bは後方向、矢印Cは左方向、矢印Dは右方向、矢印Eは上方向、及び矢印Fは下方向を示し、以下、本明細書において方向はこれを基準として説明する。
箱体10は、図1乃至図3に示すように、後板11、頂板12、底板13、左右一対の側板14及び前面扉15を有する。前面扉15は、開閉自在に側板14に取り付けられる。箱体10の内部には、隔壁により区画形成した前室21と後室22とが設けられ、前室21には、ブレーカ23、コンタクタ24、電力変換装置の回路基板25で構成される制御装置等が収容される。また、後室22には、トランス26等が収容される。
ここで、箱体10の底板13には、図3に示すように、前後方向中心CLよりも後側であって左右両端部近傍の位置に一対の挟持部挿入用第1孔13aが形成されている。各挟持部挿入用第1孔13aは、前後方向に細長い矩形状に底板13を上下方向に貫通するように形成される。また、この底板13には、図3に示すように、各挟持部挿入用第1孔13aよりも前側の位置、具体的には前後方向中心CLよりもやや前側の位置であって左右両端部近傍の位置に二対のボルト挿通用第1孔13bが形成されている。更に、底板13の前端近傍の左右両端部近傍の位置には、一対のボルト挿通用第3孔13cが形成されている。
また、チャンネルベース30は、金属部材で構成され、図4及び図5(A),(B),(C)に示すように、前後方向及び左右方向に延びる略矩形状に形成された平板状の上板31、上板31の前縁から下方に延びる前側板32、上板31の後縁から下方に延びる後側板33、上板31の左右両側縁から下方に延びる左側板34a及び右側板34bを備えている。また、上板31の前側には矩形状の第1開口35が形成されるとともに、上板31の後側には矩形状の第2開口36が形成されている。そして、第1開口35の前縁、後縁及び左右両側縁のそれぞれには、下方に延びる第1開口用側板35aが設けられ、第2開口36の前縁、後縁及び左右両側縁のそれぞれには、下方に延びる第2開口用側板36aが設けられている。チャンネルベース30の上板31の上面に箱体10が設置される。
そして、チャンネルベース30の上板31の前後方向中心CLよりも後側の位置であって、箱体10を上板31の上面上に設置する際に底板13の挟持部挿入用第1孔13aと対応する位置となる位置に一対の挟持部挿入用第2孔30aが形成されている。各挟持部挿入用第2孔30aは、前後方向に細長い矩形状に上板31を上下方向に貫通するように形成される。また、この上板31には、箱体10を上板31の上面上に設置する際に底板13に設けられた二対のボルト挿通用第1孔13bと対応する位置となる位置に二対の第1ねじ孔30bが設けられている。更に、上板31の前端近傍であって、箱体10を上板31の上面上に設置する際に底板13に設けられた一対のボルト挿通用第3孔13cと対応する位置となる位置に一対の第2ねじ孔30cが設けられている。各第1ねじ孔30b及び各第2ねじ孔30cには雌ねじが形成されている。
更に、各固定用部材40は、図6に示すように、前後方向に細長く延びる角棒状に形成された金属金具である。そして、各固定用部材40は、後端に、挟持部挿入用第1孔13a及び挟持部挿入用第2孔30aに挿入された状態から後方にスライドすることにより箱体10の底板13とチャンネルベース30の上板31とを挟み込む挟持部41が設けられている。挟持部41は、固定用部材40の角棒状部の後端から後方に延びる角棒状の第1挟持部41aと、固定用部材40の角棒状部の後端から斜め下方に延びた後、後方に延びる棒状の第2挟持部41bとを備えている。第1挟持部41aの下面と第2挟持部41bの上面との間には、底板13の板厚と上板31の板厚とを合わせた大きさとほぼ同等の間隔を有する隙間41cが形成され、図7(B)に示すように、第1挟持部41aの下面と第2挟持部41bの上面とにより、底板13及び上板31を挟持するようになっている。
また、各固定用部材40は、図6及び図7(B)に示すように、挟持部41よりも前側の位置であって、挟持部41が底板13及び上板31を挟んだ時にボルト挿通用第1孔13b及び第1ねじ孔30bと対応する位置となる位置に設けられた2つのボルト挿通用第2孔42を備えている。
そして、4つの第1固定用ボルト50をボルト挿通用第2孔42及びボルト挿通用第1孔13bを挿通して第1ねじ孔30bに螺合することにより、一対の固定用部材40によって底板13の前後方向略中央から後側部分にかけて上板31に固定する。また、2つの第2固定用ボルト51をボルト挿通用第3孔13cを挿通して第2ねじ孔30cに螺合することにより、底板13の前側部分を上板31に固定するようになっている。
次に、電力変換装置1の組立方法について、図7(A),(B)を参照して説明する。
先ず、ブレーカ23、コンタクタ24、回路基板25で構成される制御装置、トランス26等の電気機器を収容した箱体10を、図7(A)に示すように、箱体10の底板13に形成された各挟持部挿入用第1孔13aがチャンネルベース30の上板31に形成された各挟持部挿入用第2孔30aと対応し、箱体10の底板13に形成された各ボルト挿通用第1孔13bがチャンネルベース30の上板31に形成された各第1ねじ孔30bと対応し、箱体10の底板13に形成された各ボルト挿通用第3孔13cがチャンネルベース30の上板31に形成された各第2ねじ孔30cと対応するように、チャンネルベース30の上板31の上面に載置する(箱板載置工程)。
この際に、チャンネルベース30の上板31上には突起部などの構造物が存在しないため、箱体10をチャンネルベース30の上板31上で前後方向、水平方向にスライドさせることができる。このため、固定作業を行う現場でクレーンやチェーンブロックなどが使えない場合であっても、箱体10をチャンネルベース30の上板31上に容易に載置することができる。
次いで、箱体10の前面扉15を開く(前面扉開き工程)。
そして、一対の固定用部材40のうち一方の固定用部材40を、図7(A)に示すように、その挟持部41を先頭にして、箱体10の前側から箱体10内に挿入し、図7(A),(B)に示すように、挟持部41を右側の挟持部挿入用第1孔13a及び挟持部挿入用第2孔30aに挿入するとともにその状態から後方にスライドする。これにより、箱体10の底板13の右側後方部分とチャンネルベース30の上板31の右側後方部分とを挟持部41で挟み込む(底板挟持工程)。また、このとき、固定用部材40の各ボルト挿通用第2孔42を右側のボルト挿通用第1孔13b及び第1ねじ孔30bと対応する位置に位置させる。
なお、一対の固定用部材40のうち他方の固定用部材40も、挟持部41を先頭にして、箱体10の前側から箱体10内に挿入し、挟持部41を左側の挟持部挿入用第1孔13a及び挟持部挿入用第2孔30aに挿入するとともにその状態から後方にスライドする。これにより、箱体10の底板13の左側後方部分とチャンネルベース30の上板31の左側後方部分とを挟持部41で挟み込む。また、このとき、固定用部材40のボルト挿通用第2孔42を左側のボルト挿通用第1孔13b及び第1ねじ孔30bと対応する位置に位置させる。
最後に、4つの第1固定用ボルト50をボルト挿通用第2孔42及びボルト挿通用第1孔13bを挿通して第1ねじ孔30bに螺合することにより、一対の固定用部材40によって底板13の前後方向略中央から後側部分を上板31に固定する。また、2つの第2固定用ボルト51をボルト挿通用第3孔13cを挿通して第2ねじ孔30cに螺合することにより、底板13の前側部分を上板31に固定する(底板固定工程)。
以上の作業により、箱体10はチャンネルベース30の上板31上に設置される。
このように、本実施形態に係る電力変換装置1及びその組立方法によれば、箱体10の底板13の前後方向中心CLよりも後側の位置に挟持部挿入用第1孔13aを設けるとともに、底板13の挟持部挿入用第1孔13aよりも前側の位置にボルト挿通用第1孔13bを設ける。また、チャンネルベース30の上板31の前後方向中心CLよりも後側の位置であって、底板13の挟持部挿入用第1孔13aと対応する位置に挟持部挿入用第2孔30aを設けるとともに、上板31の、箱体10を上板31の上面上に設置する際に底板13に設けられたボルト挿通用第1孔13bと対応する位置となる位置に第1ねじ孔30bを設ける。また、固定用部材40は、挟持部挿入用第1孔13a及び挟持部挿入用第2孔30aに挿入された状態から後方にスライドすることにより箱体10の底板13とチャンネルベース30の上板31とを挟み込む挟持部41と、挟持部41よりも前側の位置であって、挟持部41が底板13及び上板31を挟んだ時にボルト挿通用第1孔13b及び第1ねじ孔30bと対応する位置となる位置に設けられたボルト挿通用第2孔42とを備える。そして、第1固定用ボルト50をボルト挿通用第2孔42及びボルト挿通用第1孔13bを挿通して第1ねじ孔30bに螺合することにより底板13を上板31に固定する。
このため、簡単な固定構造で箱体10の前後方向略中央から後側部分にかけて前側からの固定作業でチャンネルベース30上に固定できる。つまり、箱体10の前後方向略中央から後側部分をチャンネルベース30上に固定するに際し、回転機構を用いない。
また、箱体10をチャンネルベース30上に設置する際に、チャンネルベース30の上板31上には突起部などの構造物が存在しないため、箱体10をチャンネルベース30の上板31上で前後方向、水平方向にスライドさせることができる。このため、固定作業を行う現場でクレーンやチェーンブロックなどが使えない場合であっても、箱体10をチャンネルベース30の上板31上に容易に設置することができる。
更に、固定用部材40の挟持部41を、挟持部挿入用第1孔13a及び挟持部挿入用第2孔30aに挿入した状態から後方にスライドすることにより箱体10の底板13とチャンネルベース30の上板31とを挟み込み、第1固定用ボルト50をボルト挿通用第2孔42及びボルト挿通用第1孔13bを挿通して第1ねじ孔30bに螺合することにより、底板13の前後方向略中央から後側部分にかけて上板31に固定する。このため、固定用部材40の変形や緩みによって挟持力が低減するおそれが少なく、箱体の前後方向略中央から後側部分の固定を強固に行うことができる。
また、底板13の前端近傍にボルト挿通用第3孔13cを設け、上板31の前端近傍であって、箱体10を上板31の上面上に設置する際にボルト挿通用第3孔13cと対応する位置となる位置に第2ねじ孔30cを設けている。そして、第2固定用ボルト51をボルト挿通用第3孔13cを挿通して第2ねじ孔30cに螺合することにより底板13を上板31に固定する。これにより、底板13の前側部分をチャンネルベース30の上板31に固定することができる。
ここで、本実施形態に係る電力変換装置及びその組立方法の利点を、図8に示す参考例に係る電力変換装置の箱体をチャンネルベースに設置する方法と比較して説明する。
図8に示す電力変換装置101は、内部に電気機器が収容される箱体110と、この箱体110が上面に設置されるチャンネルベース130とを備えている。
箱体110は、後板(図示せず)、頂板112、底板113、左右一対の側板114及び前面扉115を有する。前面扉15は、開閉自在に側板114に取り付けられる。そして、箱体110の底板113の前後方向略中央部及び前端部近傍に、二対のボルト挿通孔113aが形成されている。
また、チャンネルベース130は、金属部材で構成され、前後方向及び左右方向に延びる略矩形状に形成された平板状の上板131を備え、上板131の前後方向略中央部及び前端部近傍に二対の雌ねじ孔132が形成されている。
そして、電力変換装置101の箱体110をチャンネルベース130の上板131上に設置するには、先ず、電気機器を収容した箱体110を、箱体110の底板113に形成されたボルト挿通孔113aがチャンネルベース130の上板131に形成された雌ねじ孔132と対応するように、チャンネルベース30の上板31の上面に載置する。
次いで、箱体110の前面扉115を開く。
その後、4つの固定用ボルト140をボルト挿通孔113aを挿通して雌ねじ孔132に螺合することにより、底板113をチャンネルベース130の上板131に固定する。これにより、箱体110はチャンネルベース130の上板131上に設置される。
この電力変換装置101においては、固定用ボルト140によって箱体110の底板113を、前後方向中心から前側部分においてチャンネルベース130の上板131に固定している。
しかし、箱体110の底板113をチャンネルベース130の上板131上に強固に固定するために、固定用ボルト140を箱体110の前後方向中心から前側部分のみならず後側部分にまで設置することがある。
この場合、箱体110内の前側の作業スペースに制限があることから、箱体の後側部分に固定用ボルト140を締付固定する作業の作業性が悪く、固定作業に要する作業時間の増加を招く問題がある。
これに対して、本実施形態に係る電力変換装置及びその組立方法の場合、固定用部材40を用いて、固定用部材40を箱体10の前側から箱体内に挿入し、固定用部材40に設けられた挟持部41を挟持部挿入用第1孔13a及び挟持部挿入用第2孔30aに挿入するとともにその状態から後方にスライドすることにより箱体10の底板13とチャンネルベース30の上板31とを挟み、更に、第1固定用ボルト50をボルト挿通用第2孔42及びボルト挿通用第1孔13bを挿通して第1ねじ孔30bに螺合することにより底板13を上板31に固定する。このため、箱体10内の前側の作業スペースに制限があっても、箱体10の後側部分を上板31に容易に固定することができ、固定作業に要する作業時間の短縮化を図ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されずに種々の変更、改良を行うことができる。
例えば、底板13にボルト挿通用第3孔13cを設け、上板31に第2ねじ孔30cを設ける必要は必ずしもない。
1 電力変換装置
10 箱体
11 後板
12 頂板
13 底板
13a 挟持部挿入用第1孔
13b ボルト挿通用第1孔
13c ボルト挿用第3孔
14 側板
15 前面扉
23 ブレーカ
24 コンタクタ
25 回路基板
26 トランス
30 チャンネルベース
30a 挟持部挿入用第2孔
30b 第1ねじ孔
30c 第2ねじ孔
31 上板
32 前側板(側板)
33 後側板(側板)
34a 左側板(側板)
34b 右側板(側板)
35 第1開口
35a 第1開口用側板(側板)
36 第2開口
36a 第2開口用側板(側板)
40 固定用部材
41 挟持部
42 ボルト挿通用第2孔
50 第1固定用ボルト
51 第2固定用ボルト

Claims (4)

  1. 後板、頂板、底板、左右一対の側板及び前面扉を有し、内部に電気機器を収容した箱体と、上板及び複数の側板を有し、前記上板の上面に前記箱体が設置されるチャンネルベースと、前記箱体を前記チャンネルベースに固定する固定用部材とを備え、
    前記箱体の前記底板の前後方向中心よりも後側の位置に挟持部挿入用第1孔を設けるとともに、前記底板の前記挟持部挿入用第1孔よりも前側の位置にボルト挿通用第1孔を設け、
    前記チャンネルベースの前記上板の前後方向中心よりも後側の位置であって、前記箱体を前記上板の上面上に設置する際に前記底板の前記挟持部挿入用第1孔と対応する位置となる位置に挟持部挿入用第2孔を設けるとともに、前記上板の、前記箱体を前記上板の上面上に設置する際に前記底板に設けられた前記ボルト挿通用第1孔と対応する位置となる位置に第1ねじ孔を設け、
    前記固定用部材は、前記挟持部挿入用第1孔及び前記挟持部挿入用第2孔に挿入された状態から後方にスライドすることにより前記箱体の前記底板と前記チャンネルベースの前記上板とを挟み込む挟持部と、該挟持部よりも前側の位置であって、前記挟持部が前記底板及び前記上板を挟んだ時に前記ボルト挿通用第1孔及び前記第1ねじ孔と対応する位置となる位置に設けられたボルト挿通用第2孔とを備え、
    第1固定用ボルトを前記ボルト挿通用第2孔及び前記ボルト挿通用第1孔を挿通して前記第1ねじ孔に螺合することにより前記底板を前記上板に固定することを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記底板の前端近傍にボルト挿通用第3孔を設け、前記上板の前端近傍であって、前記箱体を前記上板の上面上に設置する際に前記ボルト挿通用第3孔と対応する位置となる位置に第2ねじ孔を設け、第2固定用ボルトを前記ボルト挿通用第3孔を挿通して前記第2ねじ孔に螺合することにより前記底板を前記上板に固定することを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 後板、頂板、底板、左右一対の側板及び前面扉を有し、内部に電気機器を収容した箱体と、上板及び複数の側板を有し、前記上板の上面に前記箱体が設置されるチャンネルベースと、前記箱体を前記チャンネルベースに固定する固定用部材とを備えた電力変換装置の組立方法であって、
    前記箱体を、該箱体の底板の前後方向中心よりも後側の位置に形成された挟持部挿入用第1孔が前記チャンネルベースの上板の前後方向中心よりも後側に形成された挟持部挿入用第2孔と対応し、前記箱体の底板の前記挟持部挿入用第1孔よりも前側の位置に形成されたボルト挿通用第1孔が前記チャンネルベースの上板の前記挟持部挿入用第2孔よりも前側の位置に形成された第1ねじ孔と対応するように、前記チャンネルベースの前記上板の上面に載置する工程と、
    前記箱体の前記前面扉を開く工程と、
    前記固定用部材を前記箱体の前側から前記箱体内に挿入し、前記固定用部材に設けられた挟持部を前記挟持部挿入用第1孔及び前記挟持部挿入用第2孔に挿入するとともにその状態から後方にスライドすることにより前記箱体の前記底板と前記チャンネルベースの前記上板とを挟み込むとともに、前記固定用部材の前記挟持部よりも前側の位置に設けられたボルト挿通用第2孔を前記ボルト挿通用第1孔及び前記第1ねじ孔と対応する位置に位置させる工程と、
    第1固定用ボルトを前記ボルト挿通用第2孔及び前記ボルト挿通用第1孔を挿通して前記第1ねじ孔に螺合することにより前記底板を前記上板に固定する工程とを含むことを特徴とする電力変換装置の組立方法。
  4. 前記箱体を前記チャンネルベースの前記上板の上面に載置する工程において、前記底板の前端近傍に設けられたボルト挿通用第3孔を、前記上板の前端近傍に設けられた第2ねじ孔と対応させ、
    前記底板を前記上板に固定する工程において、第2固定用ボルトを前記ボルト挿通用第3孔を挿通して前記第2ねじ孔に螺合することにより前記底板を前記上板に固定することを特徴とする請求項3に記載の電力変換装置の組立方法。
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