JP6589571B2 - 回転電機のステータ - Google Patents

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本発明は、回転電機のステータに関し、特に、ティースにインシュレータが装着される回転電機のステータに関する。
回転電機のステータのティースにはコイルが巻装されている。ティースとコイルとの間には、両者間を絶縁するために絶縁性樹脂からなるインシュレータが設けられている。このインシュレータには、枠形状であり、ティースの内周先端側からティースに嵌め込んで取り付ける形式や、軸方向に2分割された構成であり、ティースの軸方向両端側からティースを挟み込んで取り付ける形式(例えば、特許文献1参照)等がある。
特開2015−136241号公報
回転電機の駆動時、ティース内部には磁束が流通するので、この磁束の流通を阻害しないように、ティースに十分な断面積を確保する必要がある。一方、特許文献1に記載された構成では、ティースに取り付けたインシュレータがティースの径方向に移動することを防止するために、ティースの軸方向の両側面に軸方向に延びる溝を形成するとともに、インシュレータに当該溝に係合する爪をそれぞれ形成して爪と溝とを係合している。
このため、溝を設ける位置によっては、ティース断面積が小さくなる場合があり、ティース内部での磁束の流通が阻害される可能性がある。
そこで、本発明では、ティース内部の磁束の流通に影響を与えることなく、インシュレータをティースに取り付けることを目的とする。
本発明の回転電機のステータは、円筒状のヨークの内周面から径方向内側へ突出する先端に向かって先細台形形状である複数のティースを有するステータコアと、前記ステータコアの軸方向に分割されて、前記ティースを前記軸方向の両端からそれぞれ覆うインシュレータと、を備えた回転電機のステータであって、前記ティースは、ステータ周方向の両側面に前記軸方向に沿ってそれぞれ延在する溝を有し、前記ティース内部の前記溝間のステータ周方向における間隔が前記ティースの先端幅以上であり、前記インシュレータは、前記ティースのステータ周方向の両側面に対応する部分にそれぞれ設けられ、前記溝に係合する突起を有し、前記インシュレータにおいて前記ティースの側面に対向する一対の側壁部が略平行な状態となっていて、その一対の側壁部の内面も略平行に延在しており、前記インシュレータの当該一対の側壁部の内面と、前記ティースの側面との周方向の距離が、前記径方向の内方側に行くにしたがって大きくなり、前記インシュレータが、接着剤により前記ティースに固定されている、ことを特徴とする。
本発明によれば、ティース内部の磁束の流通に影響を与えることなく、インシュレータをティースに取り付けることができる。
ステータのティース及びインシュレータの分解斜視図である。 ティースの平面図である。 図1のC−C断面図である。 ティース内部の磁束流通状態を示す模式図であり、(1)は本実施形態における磁束流通状態を示す図であり、(2)は比較のための磁束流通状態を示す図である。
本実施形態の回転電機のステータ1は、例えば、ハイブリッド車両に搭載されるモータジェネレータに使用される。図1に示すように、ステータ1のステータコア10は、多数の電磁鋼板を積層して構成されている。ステータコア10は、ステータ周方向に沿って延びる環状のヨーク11と、ヨーク11の内周面11aよりステータ径方向内側へ突出する複数のティース12とを備えている。
ティース12は、ステータ径方向内側の先端が先細の等脚台形形状に形成されている。複数のティース12はステータ周方向に互いに等間隔で配置されている。ステータ周方向に隣接するティース12の間にスロット13が形成され、複数のスロット13がステータ周方向に互いに等間隔で配置されている。各ティース12及び各スロット13は、ステータ軸方向に沿って延びている。
図1、2に示すように、ティース12のステータ周方向の側面12a,12aのヨーク11から突出している根元部分、すなわち、ティース12の側面12a,12aとヨーク11の内周面11aとの角部近傍には、ステータ軸方向に平行に延びる一対の溝12b,12bがそれぞれ形成されている。溝12b,12bの断面形状は略U字形状である。溝12b、12bは、ティース12のステータ軸方向と同じ長さを有している。すなわち、溝12b、12bは、ステータ軸方向においてティース12の一方端面から他方端面に亘って形成されている。
図2に示すように、ティース12のヨーク11への根元幅、すなわち、ティース12内部の溝12b,12b間のステータ周方向における間隔Bは、ティース12の先端幅A以上に設定されている。つまり、先端幅A≦間隔Bの関係を満たすように設定されている。この設定による作用については後述する。
ティース12には図示しないコイルが巻装される。このため、ティース12にはコイルと絶縁するために絶縁性樹脂からなるインシュレータ20が取り付けられている。インシュレータ20は、ステータ軸方向に2分割されており、第1のインシュレータ21と第2のインシュレータ22とを備えている。第1のインシュレータ21及び第2のインシュレータ22は、ティース12のステータ軸方向の両端から、ティース12を挟み込むようにしてティース12に取り付けられる。第1のインシュレータ21及び第2のインシュレータ22は、接着剤によりティース12に固定される。なお、接着剤を用いずに係合爪等によってティース12に固定してもよい。
第1のインシュレータ21と第2のインシュレータ22とは同形状であるので、以下、第1のインシュレータ21について説明し、第2のインシュレータ22には対応する符号を付してその説明を省略する。図1に示すように、第1のインシュレータ21のステータ軸方向の長さは、ティース12のステータ軸方向の長さの半分以下である。
第1のインシュレータ21は、ティース12に嵌装されるコ字形状の嵌装部21aと、嵌装部21aの径方向外側の端面からステータ周方向及びステータ軸方向に延在するフランジ部21bと、ティース12の溝12b,12bにそれぞれ係合する突起21cとを備えている。嵌装部21aは、ティース12のステータ軸方向の一端面及び側面12a,12aを覆う。フランジ部21bは、ティース12の根元部のヨーク11の内周面11aを覆う。
図3に示すように、突起21c,21cは、嵌装部21aとフランジ部21bとが接続する角部から、ステータ周方向に向かって互いに対向するように突出している。突起21cは、その断面形状が溝12bの形状に応じた逆U字形状であり、溝12bに係合するために、溝12bの大きさより僅かに小さく設定されている。また、突起21cは、ステータ軸方向において嵌装部21aの全長に亘って形成される突条である。
次に、第1及び第2のインシュレータ21,22のティース12への取付について説明する。第1及び第2のインシュレータ21,22を、ティース12のステータ軸方向の両端からティース12を覆うようにそれぞれ嵌め込む。この嵌め込みの際に、第1のインシュレータ21の突起21cをティース12の溝12bに係合して、突起21cが溝12b内をスライドするように、第1のインシュレータ21をティース12のステータ軸方向の一方側から取り付ける。このとき図示しない接着剤を使用して、第1のインシュレータ21をティース12に固定する。また、第2のインシュレータ22も、同様にティース12のステータ軸方向の他方側から取り付けて、図示しない接着剤を使用して固定する。
第1及び第2のインシュレータ21,22は、各突起21c,22cがティース12の溝12b,12bにそれぞれ係合しているので、ステータ径方向への移動が規制されて、第1及び第2のインシュレータ21,22のティース12の先端部からの脱落を防止することができる。
次に、ティース12内部を流通する磁束について説明する。ティース12内部を流通する磁束は、ティース12の先端から入り込み、ティース12の根元を通ってヨーク11に流通する。このため、ティース12内部を流通する磁束の量は、ティース12の先端の断面積及びティース12の根元の断面積によって決定される。これら断面積は、ティース12の先端のステータ周方向幅及びティース12の根元のステータ周方向幅に基づいて設定される。すなわち、ティース12の先端のステータ周方向幅が大きい程ティース12内部に磁束が流入し、ティース12の根元のステータ周方向幅が大きい程ヨーク11に磁束が流れ込む。
図4に、5本の磁束がティース12の先端から流入すると仮定した場合の磁束流通状態を示す。図4(1)に、本実施形態におけるティース12の先端幅Aと間隔Bとが先端幅A≦間隔Bの関係である場合のティース12内部を流通する磁束を示し、図4(2)に、本実施形態の比較例として、ティース12の先端幅Aと間隔Bとが先端幅A>間隔Bの関係である場合のティース12内部を流通する磁束を示す。なお、図中実線は有効磁束を示し、破線は無効磁束を示す。
図4(1)の場合では、先端幅A≦間隔Bの関係であるので、ティース12に流入した5本の磁束Gはティース12の根元を流通して5本ともヨーク11に流れ込む。この結果、5本全ての磁束Gはモータジェネレータのトルクに寄与することができる。すなわち、ティース12の先端から流入した磁束量とヨーク11に流れ込む磁束量(ティース12の根元を流通する磁束量)とは略同じである。
一方、図4(2)の場合では、先端幅A>間隔Bの関係であるので、流入した5本の磁束のうち、2本の磁束Gは溝12cに阻まれて、ティース12の根元を流通することができない。この結果、5本のうち3本の磁束Gがモータジェネレータのトルクに寄与する。すなわち、ティース12の先端から流入した磁束量に対して、ヨーク11に流れ込む磁束量(ティース12の根元を流通する磁束量)は低減する。このため、先端幅A>間隔Bの関係では、ティース12の先端から流入する全ての磁束Gをトルクに寄与させることが困難である。
以上説明したように、本実施形態によれば、ティース12の先端幅Aと間隔Bとを先端幅A≦間隔Bの関係に設定することによって、ティース12内部の磁束Gの流通に影響を与えることなく、すなわち、ティース12の先端から流入した磁束量を低減することなく、ヨーク11に流入させることができる。
また、第1及び第2のインシュレータ21,22をステータ軸方向の両端からティース12の溝12b,12bに嵌め込むことにより、ティース12に取り付けることができる。このため、ティース12の先端から嵌め込むインシュレータと異なり、例えば、ティース12の先端の電磁鋼板の積層が剥がれていても、第1及び第2のインシュレータ21,22を容易に取り付けることができる。
また、第1及び第2のインシュレータ21,22の突起21c、22cとティース12の溝12b,12bとの係合によって、ステータ径方向への移動が規制されて、第1及び第2のインシュレータ21,22のティース12の先端部からの脱落を防止することもできる。なお、上述の実施形態では、突起21c,22cを突条としていたが、不連続の突起や一つの突起としてもよい。
1 ステータ、10 ステータコア、11 ヨーク、11a 内周面、12 ティース、12a 側面、12b,12c 溝、13 スロット、20 インシュレータ、21 第1のインシュレータ、22 第2のインシュレータ、21a,22a 嵌装部、21b,22b フランジ部、21c,22c 突起、A 先端幅、B 間隔。

Claims (1)

  1. 円筒状のヨークの内周面から径方向内側へ突出する先端に向かって先細台形形状である複数のティースを有するステータコアと、前記ステータコアの軸方向に分割されて、前記ティースを前記軸方向の両端からそれぞれ覆うインシュレータと、を備えた回転電機のステータであって、
    前記ティースは、ステータ周方向の両側面に前記軸方向に沿ってそれぞれ延在する溝を有し、前記ティース内部の前記溝間のステータ周方向における間隔が前記ティースの先端幅以上であり、
    前記インシュレータは、前記ティースのステータ周方向の両側面に対応する部分にそれぞれ設けられ、前記溝に係合する突起を有し、
    前記インシュレータにおいて前記ティースの側面に対向する一対の側壁部が略平行な状態となっていて、その一対の側壁部の内面も略平行に延在しており、
    前記インシュレータの当該一対の側壁部の内面と、前記ティースの側面との周方向の距離が、前記径方向の内方側に行くにしたがって大きくなり、
    前記インシュレータが、接着剤により前記ティースに固定されている、
    ことを特徴とする回転電機のステータ。
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