JP5846067B2 - モータ - Google Patents

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本発明は、モータに関する。
従来、この種のモータとしては、固定子コアのティース部にコイルが装着され、留め具の固定爪がティース部の頂部側からティース部の側面(コイルエンド面)とコイルとの間に挿入されて固定子コアの側面の留め穴に嵌ることによって、コイルがティース部の頂部側から留め具によって押さえられて固定されるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−51087号公報
こうしたモータでは、ロータとステータ(留め具)との間に冷却油が溜まると、その冷却油が引き摺り損失となることから、ロータとステータとの間に冷却油ができるだけ溜まらない構成とするのが好ましい。
本発明のモータは、引き摺り損失を低減できる構成を提案することを主目的とする。
本発明のモータは、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のモータは、
ステータコアの内径側に形成されたティースに固定用部材によってコイルが内径側から固定されたステータと、前記ステータの内径側に配置されるロータと、を備えるモータであって、
前記固定用部材は、周方向の各位置で内径側の面と前記ロータの外周面との間隔が異なるよう形成されてなる、
モータ。
この本発明のモータでは、ステータコアの内径側に形成されたティースに固定用部材によってコイルが内径側から固定されたステータと、ステータの内径側に配置されるロータと、を備えるものにおいて、固定用部材は、周方向の各位置で内径側の面とロータの外周面との間隔が異なるよう形成される。これにより、冷却油がロータが取りつけられた回転軸の内部の軸方向の流路からロータの内部の径方向の流路を介してロータの外周側に放出される場合、ステータの周方向における、ロータの外周面と固定用部材の内径側の面との間隔が大きい位置で軸方向に冷却油を排出することができるから、ロータの外周面と固定用部材の内径側の面との間に冷却油が溜まるのを抑制することができ、引き摺り損失を低減することができる。
こうした本発明のモータにおいて、前記固定用部材は、軸方向に見たときに内径側に向けて細くなるテーパ状に形成されてなる、ものとすることもできる。
本発明の一実施例としてのモータ20の構成の構成の概略を示す構成図である。 ステータ40の一部を拡大した拡大図である。 固定用部材50の構成の概略を示す構成図である。 比較例のモータ20Bの構成の概略を示す構成図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのモータ20の構成の構成の概略を示す構成図であり、図2は、ステータ40の一部を拡大した拡大図であり、図3は、固定用部材50の構成の概略を示す構成図である。実施例のモータ20は、図1に示すように、回転軸22に取り付けられたロータ30と、ロータ30の外周側に配置されたステータ40とを備える。
回転軸22は、中空の円筒状に形成されており、内部に冷却液体としての冷却油が流れる内部流路24が形成されると共に、内部流路24と外周側とを連通する連通路26が形成されている。
ロータ30は、無方向性電磁鋼板を打ち抜いて形成した複数のロータ部材が積層されて形成されるロータコア32と、ロータコア32の複数のスロットにそれぞれ嵌挿される永久磁石(図示せず)とを備える。このロータ30は、内周側と外周側とを径方向に連通する連通路34が形成されており、この連通路34が回転軸22の連通路26と対応するよう(連通路26,32によって内部流路24とロータ30の外周側とが連通するよう)回転軸22に取り付けられている。
ステータ40は、図1および図2に示すように、無方向性電磁鋼板を打ち抜いて形成した複数のステータ部材が積層されて形成されるステータコア42と、ステータコア42の内径側に形成されたティース44にセット(巻回)されるコイル46と、コイル46をティース44に固定するための固定用部材50とを備える。固定用部材50は、図2および図3に示すように、コイル46がセット(装着)されるセット用部材52と、セット用部材52にセットされたコイル46が外れないようにするための留め部材56とを備える。セット用部材52は、ティース44に整合する形状に形成された本体部53と、留め部材56を取り付けるための取付用孔54と、を備える。このセット用部材52は、ティース44の先端側(内径側)からティース44に嵌め込んで爪(図示せず)がステータコア42の軸方向の側面などに形成された孔(図示せず)に嵌ることなどによってステータコア42に固定できるようになっている。留め部材56は、セット用部材52を介してステータコア42に取り付けられたときに回転軸22の方向で見たときに内径側に向けて細くなるテーパ状(軸方向の断面が三角形状)に形成された本体部57と、セット用部材52の取付用孔54に嵌り込み可能な突出部58と、を備える。この留め部材56は、突出部58をセット用部材52の取付用孔54に嵌め込む(更に接着部材などを用いるものとしてもよい)ことによってセット用部材52に固定できるようになっている。
ここで、固定用部材50を用いてコイル46をステータコア42に固定する工程について説明する。この工程では、まず、セット用部材52をステータコア42のティース44に嵌め込んでステータコア42に固定し、その状態で、コイル46をセット用部材52にセットし、更に、留め部材56の突出部58をセット用部材52の取付用孔54に嵌め込んで固定する。こうしてコイル46をステータコア42に固定すると、留め部材56によってコイル46が内径側に外れるのを抑止することができる。なお、コイル46同士は、接続部材によって接続されることによって電気回路を形成する。
こうして構成された実施例のモータ20では、回転軸22(ロータ30)が回転すると、遠心力により、内部流路24の冷却油が回転軸22の連通路26,ロータ30の連通路34を介してロータ30の外周側(ステータ40側)に放出される。これにより、ロータ30やステータ40を冷却することができる。ここで、図4の変形例のモータ20Bに示すように、ステータ40Bの固定用部材50B(留め部材56B)の内径側の面が略平面(周方向の各位置でロータ30の外周面と留め部材56の内径側の面との距離が略均等)に形成されている場合、ロータ30の外周面と留め部材56Bの内径側の面との間の隙間に冷却油が溜まりやすく、この冷却油による引き摺り損失が大きくなってしまうという課題があった。これに対して、実施例では、留め部材56の内径側をテーパ状に形成するものとした。これにより、ロータ30の外周側から放出された冷却油が留め部材56のテーパに沿って周方向に流れる(図1中、矢印参照)ことになり、その部分では比較的隙間が大きいため、冷却油を軸方向に排出することができる。この結果、ロータ30の外周面と留め部材56の内径側の面との間に冷却油が溜まるのを抑制することができ、引き摺り損失を低減することができる。
以上説明した実施例のモータ20によれば、ステータコア42の内径側に形成されたティース44にコイル46を内径側から固定するための固定用部材50の留め部材56を、軸方向に見たときに内径側に向けて細くなるテーパ状に形成するから、冷却油がロータ30の外周面と留め部材56の内径側の面との間に溜まるのを抑制することができ、引き摺り損失を低減することができる。
実施例のモータ20では、固定用部材50を用いてコイル46をステータコア42に固定する工程では、セット用部材52をステータコア42のティース44に嵌め込んでステータコア42に固定し、その状態で、コイル46をセット用部材52にセットし、更に、留め部材56の突出部58をセット用部材52の取付用孔54に嵌め込んで固定するものとしたが、コイル46をセット用部材52にセットすると共に留め部材56の突出部58をセット用部材52の取付用孔54に嵌め込んで固定した後に、これをステータコア42のティース44に嵌め込んでステータコア42に固定するものとしてもよい。
実施例のモータ20では、固定用部材50の留め部材56は、軸方向に見たときに内径側に向けて細くなるテーパ状に形成されるものとしたが、軸方向に見たときに内径側の面が波状や凹凸状に形成されるなど、ステータ40の周方向の各位置で留め部材56の内径側の面とロータ30の外周面との間隔が異なるよう形成されるものであればよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、ステータコア42が「ステータコア」に相当し、ティース44が「ティース」に相当し、固定用部材50が「固定用部材」に相当し、コイル46が「コイル」に相当し、ロータ30が「ロータ」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、モータの製造産業などに利用可能である。
20,20B モータ、22 回転軸、24 内部流路、26 連通路、30 ロータ、32 ロータコア、34 連通路、40 ステータ、40B ステータ、42 ステータコア、44 ティース、46 コイル、50 固定用部材、50B 固定用部材、52 セット用部材、53 本体部、54 取付用孔、56,56B 留め部材、57 本体部、58 突出部。

Claims (2)

  1. ステータコアの内径側に形成されたティースに固定用部材によってコイルが内径側から固定されたステータと、前記ステータの内径側に配置されると共に回転軸に取り付けられるロータと、を備えるモータであって、
    前記回転軸は、冷却油が流れる内部流路と、該内部流路と外周側とを連通する第1連通路と、を有し、
    前記ロータは、内周側と外周側とを連通する第2連通路を有し、該第2連通路が前記第1連通路と整合するように前記回転軸に取り付けられており、
    前記固定用部材は、周方向の各位置で内径側の面と前記ロータの外周面との間隔が異なるよう形成されてなる、
    モータ。
  2. 請求項1記載のモータであって、
    前記固定用部材は、軸方向に見たときに内径側に向けて細くなるテーパ状に形成されてなる、
    モータ。
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