JP2017079553A - 電動機用ステータ - Google Patents
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Abstract
【課題】製造コストの増加や電動機の信頼性低下を抑制しつつ、絶縁部材の位置ズレを良好に抑制することができる電動機用ステータの提供。
【解決手段】電動機用ステータ1は、端部同士が接続される複数のカセットコイル10と、それぞれ外周側から軸心側に向かうに従って細幅に形成された複数のティース部22を有するステータコア2と、ステータコア2とカセットコイル10との間に配置される複数のインシュレータ30とを含み、各インシュレータ30は、互いに隣り合う2つのティース部22の間に位置するステータコア2の内周面2sを覆う背部31と、それぞれ当該2つのティース部22の対応する一方の側面22sを覆うように背部31の両端部から延出された2つの側部32a,32bとを有し、互いに隣り合う2つのティース部22に嵌め込まれた2つのカセットコイル10とステータコア2とによって保持される。
【選択図】図1
【解決手段】電動機用ステータ1は、端部同士が接続される複数のカセットコイル10と、それぞれ外周側から軸心側に向かうに従って細幅に形成された複数のティース部22を有するステータコア2と、ステータコア2とカセットコイル10との間に配置される複数のインシュレータ30とを含み、各インシュレータ30は、互いに隣り合う2つのティース部22の間に位置するステータコア2の内周面2sを覆う背部31と、それぞれ当該2つのティース部22の対応する一方の側面22sを覆うように背部31の両端部から延出された2つの側部32a,32bとを有し、互いに隣り合う2つのティース部22に嵌め込まれた2つのカセットコイル10とステータコア2とによって保持される。
【選択図】図1
Description
本開示は、複数の集中巻きコイルと、複数のティース部を有する環状のステータコアと、ステータコアと集中巻きコイルとの間に配置された複数の絶縁部材とを含む電動機用ステータに関する。
従来、この種の電動機用ステータとして、ステータティースの周方向一方側の側面を覆う第一部材と、当該ステータティースの周方向他方側の側面を覆う第二部材とを含む樹脂製の絶縁部材を含むものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この電動機用ステータでは、ステータコアに対して絶縁部材と集中巻きコイルとを組み付ける際、ステータティースの一部を第一および第二部材の間に嵌入し、第一部材と第二部材とを周方向に接近させる。更に、絶縁部材の周囲に集中巻きコイルを装着し、絶縁部材と集中巻きコイルとを一体として径方向に移動させてステータティースの周囲に配置する。これにより、絶縁部材、すなわち第一および第二部材は、ステータコアと集中巻きコイルとによって保持される。
上述のような電動機用ステータを含む電動機では、外部からの荷重(振動)により集中巻きコイルに対してステータコアの外周側から軸心に向かう方向の力が作用することがある。このような場合、集中巻きコイルに引き摺られることで絶縁部材の位置ズレを生じてしまい、場合によってはティース部から脱落してしまうおそれもある。このため、絶縁部材の位置ズレを抑制するために、ステータコアと絶縁部材との間に接着剤を浸透させたり、絶縁部材に設けられた突起や爪部をステータコアの溝等に嵌め込んだりして、絶縁部材をステータコアに固定することも考えられる。しかしながら、これらの手法を採用した場合、電動機用ステータの製造工程が増加してしまう。また、絶縁部材に突起を設けた場合、ステータコアの組み付けに際して突起が摩耗するおそれがあり、絶縁部材に爪を設けた場合、爪が折損してロータに干渉し、電動機の信頼性を損なってしまうおそれもある。
そこで、本開示の発明は、製造コストの増加や電動機の信頼性低下を抑制しつつ、絶縁部材の位置ズレを良好に抑制することができる電動機用ステータの提供を主目的とする。
本開示の電動機用ステータは、端部同士が電気的に接続される複数の集中巻きコイルと、それぞれ外周側から軸心に向けて突出するように周方向に間隔をおいて形成された複数のティース部を有する環状のステータコアと、前記ステータコアと前記集中巻きコイルとの間に配置される複数の絶縁部材とを備える電動機用ステータにおいて、前記複数のティース部は、それぞれ前記外周側の基端から前記軸心側の先端に向かうに従って細幅、若しくは前記基端から前記先端まで等幅に形成され、前記絶縁部材は、互いに隣り合う2つの前記ティース部の間に位置する前記ステータコアの内周面を覆う背部と、それぞれ前記2つの前記ティース部の対応する一方の側面を覆うように前記背部の前記周方向における両端部から延出された2つの側部とを有し、互いに隣り合う2つの前記ティース部に嵌め込まれた2つの前記集中巻きコイルと前記ステータコアとによって前記絶縁部材が保持されることを特徴とする。
この電動機用ステータのステータコアは、それぞれ外周側から軸心に向けて突出するように周方向に間隔をおいて並ぶと共に、外周側の基端から軸心側の先端に向かうに従って細幅、若しくは基端から先端まで等幅に形成された複数のティース部を有する。また、各絶縁部材は、背部と、当該背部の両端部から延出された2つの側部とを有し、背部がステータコアの内周面を覆うと共に2つの側部が互いに隣り合う2つのティース部の対応する一方の側面を覆うように、当該2つのティース部の間に配置される。そして、各絶縁部材は、互いに隣り合う2つのティース部に嵌め込まれた2つの集中巻きコイルとステータコアとによって保持される。ここで、外部からの荷重(振動)により互いに隣り合う2つの集中巻きコイルの一方に対してステータコアの軸心に向かう方向の力が作用した場合、それに接続された他方の集中巻きコイルには、ステータコアに対する組み付け角度(2つのティース部の延在方向)の相違に起因して、ステータコアの軸心から外周側に向かう方向の力が作用する。従って、対応する2つの集中巻きコイルの一方がステータコアの軸心に向けて移動しようとしても、各絶縁部材は、他方の集中巻きコイルとステータコアとによって強固に保持されることになる。これにより、この電動機用ステータでは、接着剤を用いたり、絶縁部材とステータコアとを嵌め合わせたりして絶縁部材をステータコアに固定する必要がなくなる。この結果、電動機用ステータの製造コストの増加や電動機の信頼性低下を抑制しつつ、絶縁部材の位置ズレを良好に抑制することが可能となる。
次に、図面を参照しながら本開示の発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本開示の一実施形態に係る電動機用ステータ1の要部を示す断面図であり、図2は、電動機用ステータ1の要部を示す分解斜視図である。これらの図面に示す電動機用ステータ1は、図示しないロータと共に、例えば電気自動車やハイブリッド自動車の走行駆動源あるいは発電機として用いられる3相交流電動機を構成するものである。電動機用ステータ1は、図示するように、ステータコア2と、複数のカセットコイル(集中巻きコイル)10と、それぞれ対応するカセットコイル10とステータコア2との間に配置される複数のインシュレータ(絶縁部材)30とを含む。
ステータコア2は、互いに積層されると共に積層方向に連結される複数の環状板21により構成される。本実施形態において、各環状板21は、例えばプレス加工により概ね円環状に形成された電磁鋼板である。各環状板21の内周部には、それぞれ環状板21の中心孔で開口すると共に当該中心孔の径方向に延びる複数の有端スリット(切り欠き)が周方向に間隔をおいて形成されている。また、各環状板21には、互いに重なり合った環状板21同士を積層方向に連結するための複数のカシメ部(図示省略)が周方向に間隔をおいて配設されている。
複数の環状板21は、複数の有端スリットが積層方向(ステータコア2の軸方向)において連通するように重ね合わされ、対応するカシメ部同士を嵌め合わせることにより積層方向に連結される。これにより、ステータコア2には、図1に示すように、各環状板21の隣り合う有端スリットの間の突出部により、それぞれ外周側(環状のヨーク部)から軸心(ステータコア2の中心)に向けて径方向に延びると共に周方向に間隔をおいて並ぶように複数のティース部22が形成される。更に、ステータコア2には、各環状板21の有端スリットにより、互いに隣り合うティース部22の間に位置するように複数のスロット23が形成される。また、本実施形態において、各ティース部22(環状板21の突出部)は、外周側の基端から軸心側の先端に向かうに従って細幅に形成され、カセットコイル10の抜けを防止するための鍔部を有していない。なお、ステータコア2は、例えば強磁性粉体を加圧成形すると共に焼結させることより一体に形成されてもよい。また、各ティース部22は、外周側の基端から軸心側の先端まで等幅に形成されてもよい。
各カセットコイル10は、ステータコア2への装着に先立って、例えば長方形状(正方形状を含む)の断面を有する1本の平角線11をティース部22の外周面に沿うように巻回軸に沿って複数段(例えば10段程度)だけ巻回すると共に、巻回軸の周りに複数回(本実施形態では、2回)若しくは1回だけ巻回することにより構成される。本実施形態において、平角線11は、短辺側の側面が巻回軸と平行をなすと共に、巻回軸を介して互いに対向するカセットコイル10の長手方向(ステータコア2の軸方向)に沿って延びる部分が巻回軸の一端から他端に向かうに従って互いに接近するように巻回される。これにより、カセットコイル10は略四角錐台状の外形を呈する。また、各カセットコイル10の一端からは、長尺のバスバー部(渡り線)が延出されており、その他端からは短尺の端子部が延出されている(何れも図示省略)。
ステータコア2と各カセットコイル10との間に配置されるインシュレータ30は、例えば樹脂を射出成形することにより形成される。図2に示すように、各インシュレータ30は、ステータコア2の互いに隣り合う2つのティース部22の間に位置するステータコア2(ヨーク部)の内周面2s(図2参照)を覆う背部31と、当該2つのティース部22の対応する一方の側面を覆うようにステータコア2の周方向における背部31の両端部から延出された2つの側部32a,32bとを有する。
側部32aのステータコア2の軸方向における一方の縁部(図2における上縁部)からは、ティース部22の当該軸方向における一端面(図2における上端面)を部分的に覆うように張出部33aが外方に延出されている。また、張出部33aの遊端部からは、側部32aとは反対側(図2における上方)かつステータコア2の軸方向に突出するように突出部34aが延出されている。更に、側部32aのステータコア2の軸方向における他方の縁部(図2における下縁部)からは、ティース部22の当該軸方向における他端面(図2における下端面)を部分的に覆うように張出部35aが外方に延出されている。また、張出部35aの遊端部からは、側部32aとは反対側(図2における下方)かつステータコア2の軸方向に延在するように突出部36aが延出されている。張出部33aの内面と張出部35aの内面との間隔は、ティース部22(ステータコア2)の厚みよりも僅かに大きく定められる。また、突出部34a,36aの高さ(突出長さ)は、ティース部22(ステータコア2)の厚みと、カセットコイル10の空芯部の長手方向における長さとに応じて定められる。
同様に、側部32bのステータコア2の軸方向における一方の縁部(図2における上縁部)からは、ティース部22の当該軸方向における一端面(図2における上端面)を部分的に覆うように張出部33bが外方に延出されている。また、張出部33bの遊端部からは、側部32bとは反対側(図2における上方)かつステータコア2の軸方向に突出するように突出部34bが延出されている。更に、側部32bのステータコア2の軸方向における他方の縁部(図2における下縁部)からは、ティース部22の当該軸方向における他端面(図2における下端面)を部分的に覆うように張出部35bが外方に延出されている。また、張出部35bの遊端部からは、側部32bとは反対側(図2における下方)かつステータコア2の軸方向に延在するように突出部36bが延出されている。張出部33bの内面と張出部35bの内面との間隔も、ティース部22(ステータコア2)の厚みよりも僅かに大きく定められる。また、突出部34b,36bの高さ(突出長さ)も、ティース部22(ステータコア2)の厚みと、カセットコイル10の空芯部の長手方向における長さとに応じて定められる。
電動機用ステータ1の組み立てに際して、複数のインシュレータ30は、図2および図3に示すように、それぞれ対応するスロット23内にステータコア2の軸心側から外周側に向けて径方向に嵌め込まれる。すなわち、各インシュレータ30は、背部31がステータコア2(ヨーク部)の内周面2sを覆うと共に2つの側部32a,32bが互いに隣り合う2つのティース部22の対応する一方の側面22sを覆うように、ステータコア2の軸心から外周側(ヨーク部側)に向けて当該2つのティース部22の間に嵌め込まれる。
図3に示すように、インシュレータ30が対応する2つのティース部22の間に嵌め込まれると、張出部33aおよび33bは、それぞれ対応するティース部22の軸方向における一端面をスロット23側から覆い、張出部35aおよび35bは、それぞれ対応するティース部22の軸方向における他端面をスロット23側から覆う。また、ステータコア2の周方向に間隔をおいて隣り合う2つのインシュレータ30の突出部34aおよび34bは、当該2つのインシュレータ30間のティース部22の一端面上で当該周方向に間隔をおいて対向する。更に、ステータコア2の周方向に間隔をおいて隣り合う2つのインシュレータ30の突出部36aおよび36bは、当該2つのインシュレータ30間のティース部22の他端面上で当該周方向に間隔をおいて対向する。
次いで、複数のカセットコイル10が対応するティース部22に対して軸心側から外周側に向けて径方向に嵌め込まれる。すなわち、各カセットコイル10は、2つのインシュレータ30の側部32a,32bおよび張出部33a,33b,35a,35bにより覆われた1つのティース部22が当該カセットコイル10の空芯部を貫通するようにステータコア2に嵌め込まれる。インシュレータ30およびカセットコイル10が対応するティース部22に装着されると、当該カセットコイル10は、対応する2つのインシュレータ30の側部32a,32bによりステータコア2の周方向に支持されると共に、当該2つのインシュレータ30の突出部34a,34b,36a,36bによりステータコア2の軸方向に支持される。これにより、カセットコイル10とティース部22(ステータコア2)とが電気的に絶縁される。
本実施形態において、複数のカセットコイル10は、U相コイル、V相コイルおよびW相コイルに大別されており、各カセットコイル10のバスバー部の端部は、対応する他のカセットコイル10の端子部に溶接等により電気的に接続される。更に、互いに隣り合う何れか2つのカセットコイル10は、他のカセットコイル10とは同一若しくは異なる形状のバスバー部を有しており、当該2つのカセットコイル10のバスバー部と、当該2つのカセットコイル10の一方の端子部とを電気的に接続することにより中性点が構成される。
カセットコイル10の接続工程の完了後、ステータコア2、複数のインシュレータ30および複数のカセットコイル10の組立体に対してワニスといった樹脂の含浸処理が施され、ワニス等が固化した段階で電動機用ステータ1が完成する。ステータコア2、複数のインシュレータ30、および複数のカセットコイル10は、主に各インシュレータ30が対応する2つのカセットコイルに樹脂を介して固定されることで一体化される。そして、各インシュレータ30は、互いに隣り合う2つのティース部22に嵌め込まれた2つのカセットコイル10とステータコア2とによって保持されることになる。
上述のように構成される電動機用ステータ1を含む電動機を搭載した車両の走行中や、当該電動機の作動中、電動機用ステータ1には、車両側(外部)からの振動等による荷重が作用することがある。このような外部からの荷重により、互いに隣り合う2つのカセットコイル10の一方に対してステータコア2の軸心に向かう方向の力が作用した場合、それに接続された他方のカセットコイル10には、ステータコア2に対する組み付け角度(2つのティース部22の延在方向)の相違に起因して、ステータコア2の軸心から外周側に向かう方向の力が作用する。従って、各インシュレータ30は、対応する2つのカセットコイル10の一方がステータコア2の軸心に向けて移動しようとしても、他方のカセットコイル10とステータコア2とによって強固に保持されることになる。これにより、電動機用ステータ1では、インシュレータ30をステータコア2に積極的に固定するために、接着剤を用いたり、インシュレータ30とステータコア2とを嵌め合わせたりする必要がなくなる。この結果、電動機用ステータ1の製造コストの増加や電動機の信頼性低下を抑制しつつ、インシュレータ30の位置ズレを良好に抑制することが可能となる。
以上説明したように、電動機用ステータ1のステータコア2は、それぞれ外周側の基端から軸心側の先端に向かうに従って細幅(若しくは基端から先端まで等幅)に形成された複数のティース部22を有する。また、各インシュレータ30は、互いに隣り合う2つのティース部22の間に位置するステータコア2の内周面2sを覆う背部31と、それぞれ2つのティース部22の対応する一方の側面22sを覆うように背部31の両端部から延出された2つの側部32a,32bとを有する。そして、各インシュレータ30は、互いに隣り合う2つのティース部22に嵌め込まれた2つのカセットコイル10とステータコア2とによって保持される。これにより、電動機用ステータ1の製造コストの増加や電動機の信頼性低下を抑制しつつ、各インシュレータ30の位置ズレを良好に抑制することが可能となる。
なお、上記実施形態において、各インシュレータ30は、2つのティース部22の間のスロット23に対してステータコア2の径方向に嵌め込まれるが、インシュレータ30の嵌め込み方向は、これに限られるものではない。すなわち、例えばインシュレータ30の少なくとも一方の端部から張出部および突出部を省略することで、当該インシュレータ30を2つのティース部22の間のスロット23に対してステータコア2の軸方向に嵌め込むことが可能となる。この場合、ステータコア2の軸方向における側部32a,32bの長さをステータコア2(ティース部22)の厚みよりも大きくすることで、当該側部32a,32bの端部によってカセットコイル10をステータコア2の軸方向に支持することができる。また、インシュレータ30を2つの半部、すなわち、張出部33a,33bおよび突出部34a,34bを含む第1半部と、張出部35a,35bおよび突出部36a,36bを含む第2半部とに分割しても、当該第1および第2半部を2つのティース部22の間にステータコア2の軸方向に嵌め込むことが可能となる。
そして、本開示の発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本開示の外延の範囲内において様々な変更をなし得ることはいうまでもない。更に、上記実施形態は、あくまで発明の概要の欄に記載された発明の具体的な一形態に過ぎず、発明の概要の欄に記載された発明の要素を限定するものではない。
本開示の発明は、電動機用ステータの製造分野等において利用可能である。
1 電動機用ステータ、2 ステータコア、2s 内周面、10 カセットコイル、11 平角線、21 環状板、22 ティース部、22s 側面、23 スロット、30 インシュレータ、31 背部、32a,32b 側部、33a,33b,35a,35b 張出部、34a,34b,36a,36b 突出部。
Claims (1)
- 端部同士が電気的に接続される複数の集中巻きコイルと、それぞれ外周側から軸心に向けて突出するように周方向に間隔をおいて形成された複数のティース部を有する環状のステータコアと、前記ステータコアと前記集中巻きコイルとの間に配置される複数の絶縁部材とを備える電動機用ステータにおいて、
前記複数のティース部は、それぞれ前記外周側の基端から前記軸心側の先端に向かうに従って細幅、若しくは前記基端から前記先端まで等幅に形成され、
前記絶縁部材は、互いに隣り合う2つの前記ティース部の間に位置する前記ステータコアの内周面を覆う背部と、それぞれ前記2つの前記ティース部の対応する一方の側面を覆うように前記背部の前記周方向における両端部から延出された2つの側部とを有し、
互いに隣り合う2つの前記ティース部に嵌め込まれた2つの前記集中巻きコイルと前記ステータコアとによって前記絶縁部材が保持されることを特徴とする電動機用ステータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015206918A JP2017079553A (ja) | 2015-10-21 | 2015-10-21 | 電動機用ステータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015206918A JP2017079553A (ja) | 2015-10-21 | 2015-10-21 | 電動機用ステータ |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP2017079553A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110875642A (zh) * | 2018-09-04 | 2020-03-10 | 美蓓亚三美株式会社 | 电机的定子结构及电机 |
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2015
- 2015-10-21 JP JP2015206918A patent/JP2017079553A/ja active Pending
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