JP2017079563A - 回転電機用ステータ - Google Patents

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哲志 水谷
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Abstract

【課題】セグメントコイルを構成するセグメント導体の脚部を曲げる際に曲がり部の径方向位置ずれを抑制できる回転電機用ステータを提供する。
【解決手段】回転電機用ステータは、ステータコア12と、複数のセグメントコイル30からなるステータコイル20と、ステータカフサ40とを備える。複数のセグメントコイル30は、ステータコア12の軸方向一端のスロット開口部から突出した脚部が曲げられた状態で互いに接続されている複数のセグメント導体によって構成される。ステータカフサ40は、複数のステータティース14上で延びる複数のカフサティース43を有する。カフサティース43の表面には、セグメント導体の脚部における曲がり部38の径方向側面に当接する突起46aが設けられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、回転電機用ステータに関し、特に、セグメントコイルが巻装された回転電機用ステータに関する。
従来、下記特許文献1には、複数のセグメント導体を接続して構成されるセグメントコイルが巻装される回転電機のステータにおいて、ステータコアのティースの軸方向一端面に樹脂製の絶縁部材を配置し、スロットから軸方向外側に延出したセグメント導体の脚部を曲げる際にその曲がり部が積層鋼板からなるステータコアのスロット開口部の角部ではなく上記絶縁部材に当接するようにして、セグメント導体の絶縁皮膜が破損しないようにすることが記載されている。
特開2007−312549号公報
上記特許文献1においてステータコアのティース上に配置される絶縁部材の軸方向外側の表面は、径方向に平らに形成されている。そのため、スロットに軸方向一方から挿通されて軸方向他方から突出したセグメント導体の脚部を曲げる際、その脚部に捩じり力が作用することによって曲がり部が上記絶縁部材上で径方向に滑ってずれることがある。その場合、セグメント導体の曲がり部が径方向に隣り合う他のセグメント導体と接近または接触して所望の隙間が確保されず、ワニスが含浸されない箇所が生じることがある。
本発明の目的は、セグメントコイルを構成するセグメント導体の脚部を曲げる際に曲がり部の径方向位置ずれを抑制できる回転電機用ステータを提供することである。
本発明に係る回転電機用ステータは、円環状のヨーク、前記ヨークの内周面の周方向複数位置から径方向に突出する複数のステータティース、及び、隣り合う前記ステータティースの間に形成された複数のスロットを有するステータコアと、前記ステータコアの軸方向一端面に配置されたステータカフサと、前記複数のステータティースに巻回された複数のセグメントコイルを含むステータコイルと、を備え、前記複数のセグメントコイルは、前記ステータコアの軸方向一端のスロット開口部から突出した脚部が曲げられた状態で互いに接続されている複数のセグメント導体によって構成され、前記ステータカフサは、前記ヨーク上に配置される外側環状部と、前記ティースの内径側端部上に配置される内側環状部と、前記外側環状部と前記内側環状部とに連結されて前記複数のステータティース上で延びる複数のカフサティースとを有し、前記カフサティースの表面には、前記セグメント導体の脚部における曲がり部の径方向側面に当接する突起が設けられているものである。
本発明に係る回転電機用ステータによれば、セグメント導体の脚部における曲がり部の径方向側面に当接する突起がカフサティースの表面に設けられているため、上記脚部を曲げる(特に捩じり曲げる)際に曲がり部がカフサティース上で径方向にずれるのを抑制できる。これにより、径方向に隣り合う曲がり部間の隙間を維持でき、例えばワニスを曲がり部間の隙間に確実に浸透させて固定することができる。
一実施形態である回転電機用ステータの斜視図である。 セグメント導体の斜視図である。 (a)は本実施形態で用いられるステータカフサの周方向の一部斜視図であり、(b)は比較例のステータカフサの周方向の一部斜視図である。 ステータの軸方向一端の部分断面図である。 図4中の矢印A方向から見たステータの部分側面図である。 図4におけるB−B断面図である。
以下に、本発明に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。この説明において、具体的な形状、材料、数値、方向等は、本発明の理解を容易にするための例示であって、用途、目的、仕様等にあわせて適宜変更することができる。また、以下において複数の実施形態や変形例などが含まれる場合、それらの特徴部分を適宜に組み合わせて用いることは当初から想定されている。
以下に説明する回転電機用ステータは、回転軸に固定されたロータと組み合わせて回転電機を構成する。回転電機は、モータまたは発電機、またはモータ及び発電機の両方の機能を有するモータジェネレータとして用いられる。
図1は、本実施形態の回転電機ステータ10を示す斜視図である。図2は、セグメント導体31の斜視図である。以下において回転電機用ステータ10を単にステータ10という。
ステータ10は、ステータコア12と、ステータカフサ40と、3相の連結コイル体であるU相連結コイル体20u、V相連結コイル体20v、及びW相連結コイル体20wとを備える。3相の連結コイル体20u,20v,20wは、全体で3相コイル集合体としてのステータコイル20を構成する。
ステータコア12は、円板状の磁性材である電磁鋼板を複数枚、軸方向に積層することにより形成される。ステータコア12は、円環状のヨーク13と、ヨーク13の内周面の周方向複数位置から径方向に突出する複数のステータティース14とを有する。ステータコア12は、隣り合うステータティース14の間に形成された複数のスロット15を有する。ステータコア12は、樹脂バインダを含む磁性材である磁性粉末を加圧成形することにより形成されてもよい。ここで、「軸方向」とはステータ10の中心軸Oに沿った方向をいい、「周方向」とはステータ10の中心軸Oを中心とする円周方向をいい、「径方向」とは中心軸Oに対して直交する放射方向をいう。
ステータカフサ40は、ステータコア12の軸方向一端面(図1の上端面)に配置される。図1では、ステータカフサ40を周方向の一部のみを示している。図1では、ステータ10を、実際の使用状態とは90度異なる向きとして、中心軸Oが上下方向に向いた状態で示している。ステータカフサ40は、後述するセグメントコイル30を構成するセグメント導体31の曲げ成形作業の補助のために用いられる。ステータカフサ40については、後に詳述する。
ステータコイルを構成するU相連結コイル体20u、V相連結コイル体20v、及びW相連結コイル体20wは、それぞれ、図2に示すセグメント導体31によって形成されている。セグメント導体31は、略U字状をなし、互いに平行な2つの脚部32と、各脚部32の一端を山形に連結する連結部33とを有する。セグメント導体31は、断面矩形の平角状である導体素線34の周囲が絶縁皮膜35で被覆されている。ただし、セグメント導体31の各脚部32の先端部は、2つのセグメント導体31同士を溶接して電気的に接続させるために絶縁皮膜35が剥がれて導体素線34が露出している。
セグメント導体31は、ステータコア12の軸方向一方側(図1の下側)から、複数個が径方向に並んだ状態で2つのスロット15に挿入される。ここで、本実施形態のステータ10では、セグメント導体31の2本の脚部32が挿入される2つのスロット15は、周方向に隣り合う2つのスロット15ではなく、周方向に所定数のスロット15を隔てた2つのスロット15である。
ステータコア12のスロット15内に径方向に並んだ状態で挿入および配置されたセグメント導体31の各脚部32の先端側部分は、ステータコア12の軸方向他方側のスロット開口部から突出した状態になる。そして、図1及び図5に示すように、各脚部32の突出した先端側部分は、互いに近づく方向に、軸方向に対し傾斜するように曲げ形成される。また、セグメント導体31の曲げ形成された脚部32の先端部は、軸方向に沿って延びるようにさらに曲げ形成される。そして、複数のセグメント導体31において、径方向に隣り合う同じ相のセグメント導体31の軸方向に延びる先端部が、TIG溶接などの溶接で接合されて接続される。これによって、複数のセグメント導体31は、ステータコア12の軸方向一端よりも外側に突出する部分が曲げられて互いに接続される。セグメント導体31を曲げ形成する場合、後述のステータカフサ40が用いられる。
上記のようにしてセグメント導体31を曲げ形成および溶接することによって複数のステータティース14にまたがって巻回されたセグメントコイル30が形成される。そして、U相用のセグメントコイル同士が図示しないバスバーによって接続されて環状のU相連結コイル体20uが構成される。V相連結コイル体20v及びW相連結コイル体20wについても同様に、複数のセグメント導体をコイル状に接続してなるセグメントコイル30を図示しないバスバーによってそれぞれ環状に接続して構成される。
V相連結コイル体20vは、U相連結コイル体20uに対して周方向に2つのスロット分だけずれた位置に巻装される。また、W相連結コイル体20wは、V相連結コイル体20vに対して周方向にさらに2のスロット分だけずれた位置に巻装される。図1に示すように、本実施形態では、周方向に隣り合う2つのスロット15に同相のセグメントコイル30が配置されている例が示されている。
U相連結コイル体20u、V相連結コイル体20v及びW相連結コイル体20wの各一端部は互いに電気的に接続されて、中性点を構成する。他方、U相連結コイル体20u、V相連結コイル体20v及びW相連結コイル体20wの各他端部は、図1に示すように、軸方向他方側のコイルエンド36から径方向外側に突出して設けられたU相引き出し線部23u、V相引き出し線部23v及びW相引き出し線部23wにそれぞれ図示しないバスバーを介して電気的に接続されている。これらの各相の引き出し線部23u,23v,23wを介してステータコイル20に電力の授受が行われる。
このような複数相の連結コイル体20u,20v,20wが互いに電気的に接続されて、ステータコイル20が構成される。ステータコイル20は、ステータコア12の軸方向両端から環状をなして突出する2つのコイルエンド36,37を備える。ステータコイル20は、後述するようにステータコア12にワニスで固定される。
次に、図3から図6を参照して、ステータカフサ40について説明する。図3(a)は本実施形態で用いられるステータカフサ40の周方向の一部斜視図であり、図3(b)は比較例のステータカフサの周方向の一部斜視図である。図4は、ステータ10の軸方向一端の部分断面図である。また、図5は、図4中の矢印A方向から見たステータ10の部分側面図である。さらに、図6は、図4におけるB−B断面図である。
図3(a)に示すように、本実施形態のステータ10で用いられるステータカフサ40は、外側環状部41と、内側環状部42と、複数のカフサティース43とを備える。ステータカフサ40は、例えば、絶縁性材料によって形成されるのが好ましく、ポリフェニレンサルファイド(PPS)などの樹脂によって一体成形することができる。また、ステータカフサ40は、ステータコア12の軸方向一方側だけ、すなわち、ステータコイル20を構成するセグメント導体31の脚部32が互いに接合される側だけに設けられている。
外側環状部41は、図1に示すように、円環状に形成され、ステータコア12のヨーク13上に配置される。内側環状部42は、外側環状部41と比べて小径の円環状に形成され、ステータコア12の軸方向端面において各ステータティース14の内径側端部上に配置されている。この場合、内側環状部42は、ステータティース14の先端部から内径側にはみ出さない程度の内径寸法に形成されるのが好ましい。これは、ステータ10の内側に図示しないロータを配置する際に、ステータカフサ40がロータに干渉しないようにする等のためである。
複数のカフサティース43は、外側環状部41と内側環状部42とに連結されて、ステータコア12のステータティース14上で径方向に延びている。各カフサティース43は、略直方体状に形成されているが、外径側から内径側にいくにしたがって若干先細りとなる形状に形成されている。これにより、各カフサティース43の間には、略長方形状の孔44が形成されている。この孔44は、ステータコア12のスロット15が軸方向に開口した開口部と略一致する大きさ及び形状に形成されている。これにより、軸方向一方側からスロット15内に挿入されたセグメント導体31の脚部32がステータカフサ40の各孔44から軸方向外側へ突出して延伸することが可能になっている。
各カフサティース43には、ステータコイル20の製造時に、セグメントコイル30を構成するセグメント導体31の脚部32が接触して曲げられる。複数のカフサティース43は、ステータコア12の軸方向一端よりも外側に突出して曲げられる脚部32の曲げ方向内側に配置される。このようなステータカフサ40によって、セグメント導体31の曲げ形成時に曲がり部38の位置が規制され、2つのコイルエンド36,37の一方のコイルエンド36の軸方向高さが所望値に精度よく規制される。
また、矩形状をなすカフサティース43の断面において軸方向外側で且つ周方向両側に位置する角部43a,43bは、略円弧状の湾曲した表面をなすように形成されている。このようにカフサティース43が円弧状の角部43a,43bを有することで、セグメント導体31の脚部32が曲げられるときにカフサティース43に当接しても脚部32の絶縁皮膜35が損傷するのを抑制することができる。
カフサティース43の図示しない下面、すなわちステータコア12に対向する表面は、ステータコア12の軸方向一端面を構成するステータティース14上に接触して配置されている。これに対し、カフサティース43の上面、すなわちステータコア12とは反対側の表面には、複数の突起46a,46bが形成されている。本実施形態では、周方向一方側に4つの突起46aが形成され、周方向他方側に3つの突起46bが形成されている例が示される。
各突起46a,46bは、スロット15の開口部から軸方向外側に突出したセグメント導体31の脚部32を曲げ形成する際にその曲がり部の径方向内側の側面に当接することによって径方向への位置ずれを規制する機能を有する。なお、比較例として図3(b)に示すステータカフサ40Aでは、カフサティース43の軸方向外側の表面が径方向に平らに形成されており、上記のような突起46a,46bは設けられていない。このような比較例のステータカフサ40Aでは、セグメント導体31の脚部32を曲げるときにカフサティース43上で曲がり部38が径方向に滑って移動可能であるため、曲がり部38の径方向位置が安定しない。
図3(a)に示すように、カフサティース43において周方向一方側の角部43aに沿って形成されている突起46aは、径方向に所定の間隔を空けて並んだ状態に配置されている。これに対し、カフサティース43において周方向他方側の角部43bに沿って形成されている突起46bは、突起46aとは径方向がずれた位置で所定の間隔を空けて並んだ状態に配置されている。このように突起46a,46bの径方向位置をずらしているのでは、突起46aが臨んでいる孔44から延出するセグメント導体31の脚部32の曲げ方向と、突起46bが臨んでいる孔44から延出するセグメント導体31の脚部32の曲げ方向が、周方向に対して傾斜して互いに異なっていることに対応させたものである。また、突起46a,46bの径方向側面は、ステータカフサ40の内周寄りでは周方向に沿って形成され、外周寄りでは周方向に対して外周側に傾斜して形成されている。このように外周寄りの突起46a,46bの径方向側面を傾斜させていることで、セグメント導体31の脚部32を径方向外側に捩じって曲げる方向に沿った径方向側面になっている。突起46aと突起46bの各径方向側面は、カフサティース43の周方向中心位置に向かって径方向外側位置となるようにそれぞれ傾斜している。
ここで、突起46a,46b間に形成される径方向の間隔は、セグメント導体31の脚部32の厚みに略対応した寸法に設定さている。これにより、図4に示すように、曲げ形成されるセグメント導体31の脚部32の曲がり部38が各突起46a間に嵌まり込んで状態になっており、曲がり部38の径方向側面が突起46a,46bに当接するようになっている。そのため、セグメント導体31の脚部32に曲げ加工が施される際に、曲がり部38の径方向への移動が規制される。したがって、脚部32の曲がり部がカフサティース43上で径方向にずれるのを抑制できる。その結果、図6に示すように、径方向に隣り合う曲がり部間の隙間を維持でき、例えばワニスを曲がり部間の隙間に確実に浸透させることができる。
特に、図4及び図6を参照すると、径方向外側に位置するセグメント導体31の脚部32は、単に周方向に曲げられるのではなく、捩じり曲げられると共に径方向外側へ膨出するように曲げ形成される。そのため、この曲げ形成の際に脚部32の曲がり部38には径方向内側へ移動しようとする力が作用する。しかし、本実施形態ではカフサティース43の突起46a,46bが脚部32の径方向内側の側面に当接することによって曲がり部38が径方向内側に移動するのを規制する。したがって、カフサティース43に形成された突起46a,46bは、上記のように捩じり曲げられる径方向外側の曲がり部38の位置ずれを規制するのに特に効果的である。
上記のようにして各セグメント導体31の脚部32が曲げ形成された後、脚部32の先端同士が溶接によって接続されて、ステータコイル20が形成されることは上述した通りである。その後、ステータコイル20はステータコア12にワニスによって固定される。ステータコア12に対するステータコイル20の固定において、ステータコア12は、軸方向を上下方向に一致させ、2つのコイルエンド36,37の一方のコイルエンド36を上側に配置する。そしてこの状態で、上方からワニスを流し落とす。このとき、ステータカフサ40の周方向複数位置の上方からワニスを流し落とすのが好ましい。
このようなワニスを流し落とすことによって、ステータコイル20の軸方向一方側にワニスが含浸される。その後、ステータコア12の上下を反転させて、他方のコイルエンドを上側に配置した状態で上方からワニスを同様に流し落とす。これによって、ステータコイル20の軸方向他方側にワニスが含浸される。
このようにしてワニスを含浸させる際、コイルエンド36を構成するセグメント導体31の脚部32の曲がり部38間には、カフサティース43に形成した突起46a,46bによって適当な隙間が形成された状態に維持される。したがって、ワニスが曲がり部38間にも確実に浸透して、曲がり部38をステータカフサ40に固定することができる。
その後、ワニスを含浸させたステータ10は、図示しない保温装置でステータコイル20を保温することによりワニスを硬化させる。これによって、ステータコア12に、ステータコイル20とステータカフサ40とがワニスによって固定されて、ステータ10が形成される。
上述したように、本実施形態のステータ10によれば、セグメント導体31の脚部32における曲がり部38の径方向側面に当接する突起46a,46bがカフサティース43の表面に設けられているため、上記脚部32を曲げる際に曲がり部38がカフサティース43上で径方向にずれるのを抑制できる。これにより、径方向に隣り合う曲がり部38間の隙間を維持でき、例えばワニスを曲がり部間の隙間に確実に浸透させることができる。
なお、本発明は上述した実施形態及びその変形例に限定されるものではなく、本願の特許請求の範囲に記載された事項及びその均等な範囲において種々の改良や変更が可能である。
例えば、上記においてはステータカフサ40のカフサティース43の表面に突起46a,46bを形成すると説明したが、これに限定されるものではなく、カフサティース43の表面に曲がり部が嵌まり込む凹部または溝を形成してもよい。この場合、凹部または溝の間に位置する部分が、本発明における「突起」に相当する。
10 回転電機ステータ、12 ステータコア、13 ヨーク、14 ステータティース、15 スロット、20 ステータコイル、20u U相連結コイル体、20v V相連結コイル体、20w W相連結コイル体、23u,23v,23w 引き出し線部、30 セグメントコイル、31 セグメント導体、32 脚部、33 連結部、34 導体素線、35 絶縁皮膜、36,37 コイルエンド、38 曲がり部、40,40A ステータカフサ、41 外側環状部、42 内側環状部、43 カフサティース、43a,43b 角部、44 孔、46a,46b 突起、O 中心軸。

Claims (1)

  1. 円環状のヨーク、前記ヨークの内周面の周方向複数位置から径方向に突出する複数のステータティース、及び、隣り合う前記ステータティースの間に形成された複数のスロットを有するステータコアと、
    前記ステータコアの軸方向一端面に配置されたステータカフサと、
    前記複数のステータティースに巻回された複数のセグメントコイルを含むステータコイルと、を備え、
    前記複数のセグメントコイルは、前記ステータコアの軸方向一端のスロット開口部から突出した脚部が曲げられた状態で互いに接続されている複数のセグメント導体によって構成され、
    前記ステータカフサは、前記ヨーク上に配置される外側環状部と、前記ティースの内径側端部上に配置される内側環状部と、前記外側環状部と前記内側環状部とに連結されて前記複数のステータティース上で延びる複数のカフサティースとを有し、前記カフサティースの表面には、前記セグメント導体の脚部における曲がり部の径方向側面に当接する突起が設けられている、
    回転電機用ステータ。
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