JP6589367B2 - バッフル - Google Patents

バッフル

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本発明は、例えば、空気入りタイヤのプライ材料を製造するのに用いられるバッフルに関する。
従来、空気入りタイヤのカーカスプライ、ベルトプライ及びバンドプライ等を形成するためのプライ材料を製造するプライ材料製造装置が知られている。プライ材料製造装置は、複数本のコードを平行に並列させたコード並列体を未加硫のゴムでトッピングすることにより長尺帯状のプライ材料を形成する装置である。プライ材料製造装置は、トッピングゴムを押し出すゴム押出機を備えており、その先端部には、押出しヘッドが取り付けられている。
押出しヘッドには、複数本のコードを平行に並列させるバッフルが取り付けられている。例えば、下記特許文献1は、複数のコードが平行に挿入可能な複数のコード挿入孔を有するコード配列部を備えたバッフルを提案している。
特開2010−143022号公報
上記特許文献1のバッフルは、互いに組み合わされる上部バッフルと下部バッフルとを含んでいる。上部バッフルは、コード挿入孔の上側部分を構成する上側コード挿入半孔が形成され、下部バッフルは、コード挿入孔の下側部分を構成する下側コード挿入半孔が形成されている。
しかしながら、上部バッフルと下部バッフルとの組み合わせ時のガタ等による位置ずれにより、上側コード挿入半孔と下側コード挿入半孔とが組み合わされて形成されるコード挿入孔の精度が悪くなることがあった。コード挿入孔は、コードを精度よく整列させるため、コードと略同径をなしている。このため、コード挿入孔の精度が悪くなると、そこに挿入されるコードに切れが発生し、生産性が悪化するという問題があった。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、上部バッフルと下部バッフルとの組み合わせ時の位置ずれを防ぐ第1凹凸嵌合構造を有していることを基本として、コード挿入孔の精度を高め、そこに挿入されるコードの切れを抑制し得るバッフルを提供することを主たる目的としている。
本発明は、複数のコードが平行に挿入可能な複数のコード挿入孔を有するコード配列部を備えたバッフルであって、上部バッフルと、下部バッフルとを含み、前記上部バッフルは、前記コード挿入孔の上側部分を構成する上側コード挿入半孔が形成された上部基体部を有し、前記下部バッフルは、前記コード挿入孔の下側部分を構成する下側コード挿入半孔が形成された下部基体部を有しており、前記上部バッフルと前記下部バッフルとは、前記上側コード挿入半孔と前記下側コード挿入半孔とが互いに連続するように組み合わされて前記コード挿入孔を形成するとともに、この組み合わせ時に、前記上部基体部と前記下部基体部との間の位置ずれを防ぐ第1凹凸嵌合構造を有していることを特徴とする。
本発明に係るバッフルにおいて、前記第1凹凸嵌合構造は、前記コード配列部の、コード挿入方向と直交する向きの両外側に設けられているのが望ましい。
本発明に係るバッフルにおいて、前記第1凹凸嵌合構造は、前記上部基体部及び前記下部基体部のコード挿入方向と直交する向きの両側面に面して設けられているのが望ましい。
本発明に係るバッフルにおいて、前記第1凹凸嵌合構造は、前記上部基体部及び前記下部基体部の一方に形成された第1凸部と、前記上部基体部及び前記下部基体部の他方に形成された第1凹部とを含むのが望ましい。
本発明に係るバッフルにおいて、前記上部バッフルと前記下部バッフルとは、前記組み合わせ時に、前記コード配列部のコード挿入方向の上流側に前記コードを非接触で挿入させる遊挿部が形成され、前記第1凹部及び前記第1凸部は、それぞれ、コード挿入方向に対して、前記遊挿部の両外側から前記コード配列部の両外側までのびる細長形状であるのが望ましい。
本発明に係るバッフルにおいて、前記上部バッフルには、前記上部基体部のコード挿入方向の上流側に上部横枠部が設けられ、前記下部バッフルには、前記下部基体部のコード挿入方向の上流側に下部横枠部が設けられ、前記上部バッフルと前記下部バッフルとは、前記組み合わせ時に、前記上部横枠部と前記下部横枠部との間の位置ずれを防ぐ第2凹凸嵌合構造を有しているのが望ましい。
本発明に係るバッフルにおいて、前記第2凹凸嵌合構造は、前記上部横枠部及び前記下部横枠部のコード挿入方向と直交する向きの両側面に面して設けられているのが望ましい。
本発明に係るバッフルにおいて、前記第2凹凸嵌合構造は、前記上部横枠部及び前記下部横枠部の一方に形成された第2嵌合凸部と、前記上部横枠部及び前記下部横枠部の他方に形成された第2嵌合凹部とを含むのが望ましい。
本発明に係るバッフルにおいて、前記上部横枠部及び前記下部横枠部には、前記上部バッフルと前記下部バッフルとを固定するための固定孔が設けられているのが望ましい。
本発明のバッフルは、上部バッフルと、下部バッフルとを含み、上部バッフルは、コード挿入孔の上側部分を構成する上側コード挿入半孔が形成された上部基体部を有し、下部バッフルは、コード挿入孔の下側部分を構成する下側コード挿入半孔が形成された下部基体部を有している。このようなバッフルは、バッフルを一体で製造する場合に比べて、製造が容易であり、メンテナンス性もよい。
本発明の上部バッフルと下部バッフルとは、上側コード挿入半孔と下側コード挿入半孔とが互いに連続するように組み合わされてコード挿入孔を形成するとともに、組み合わせ時に、上部基体部と下部基体部との間の位置ずれを防ぐ第1凹凸嵌合構造を有している。このような第1凹凸嵌合構造は、上部基体部に形成された上側コード挿入半孔と下部基体部に形成された下側コード挿入半孔との位置ずれを防ぎ、コード挿入孔の精度を向上させ得る。このため、バッフルは、複数のコードを精度良く整列することができ、コード挿入孔に挿入されるコードの切れを抑制し得る。
以上のように、本発明のバッフルは、上部バッフルと下部バッフルとの組み合わせ時に位置ずれを防ぎ、コード挿入孔の精度を高め、例えば、そこに挿入されるコードの切れを抑制することができる。
本発明のバッフルが取り付けられたプライ材料製造装置の一実施形態を概念的に示す斜視図である。 押出しヘッドの断面図である。 バッフルの斜視図である。 上部バッフルの斜視図である。 下部バッフルの斜視図である。 図3のA−A線の断面図である。 図6のB−B線の断面図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本実施形態のバッフル7が取り付けられたプライ材料製造装置1を概念的に示す斜視図である。図1に示されるように、プライ材料製造装置1は、複数本のコードCを平行に並列させたコード並列体CAを、未加硫のゴムGでトッピングすることにより長尺帯状のプライ材料Pを形成する装置であって、トッピングゴムGを押し出すゴム押出機2を備えている。
本実施形態のコード並列体CAの各コードCは、リールスタンド3から供給されている。リールスタンド3は、例えば、コードCを巻取った複数のリール4を回転自在に保持するスタンド部3Aと、各リール4から巻き戻されるコードCを平行に引き揃えてコード並列体CAを形成するコード引き揃え部3Bとを備えている。コード引き揃え部3Bは、コード位置決め用の複数の周方向溝を並設した案内ローラ3B1を含んでいるのが望ましい。
ゴム押出機2は、例えば、ゴム投入口を設けたシリンダ2A内に、スクリュー軸(図示省略)を収納した構造をなしている。ゴム押出機2は、前記スクリュー軸の回転駆動により、投入されるトッピングゴムGを、可塑化しながらシリンダ2A前端の押出口2A1(図2に示す)から押し出している。
ゴム押出機2の先端部には、押出しヘッド5が取り付けられている。押出しヘッド5は、シリンダ2Aの前端に固定されるヘッド本体6を含んでいる。ヘッド本体6には、リールスタンド3からのコード並列体CAの各コードCが挿入されるバッフル7と、ゴム押出機2からのトッピングゴムGが案内されるプリフォーマ8と、コード並列体CAとトッピングゴムGとが通るダイプレート9とが取り付けられている。
図2には、押出しヘッド5の断面図が示されている。図2に示されるように、バッフル7は、先細状に傾斜する上下のテーパ面10a,10bを有している。プリフォーマ8は、バッフル7の上下のテーパ面10a,10bと対抗する上下のテーパ面8a,8bを有している。上のテーパ面8a,10a間、及び、下のテーパ面8b,10b間には、それぞれ、押出口2A1に連通し、ゴム押出機2からのトッピングゴムGを成形口11に案内する上下の案内流路12a,12bが形成されている。
プリフォーマ8の前端には、ダイプレート9が取り付く。ダイプレート9は、矩形板状をなし、その中央には、プライ材料Pの断面形状を決定する成形口11を形成している。従って、本実施形態のプライ材料製造装置1では、成形口11に、トッピングゴムGとコード並列体CAとをコード長さ方向に通すことにより、成形口11によって定まる断面形状のプライ材料Pを得るトッピング・押出し成形工程を行い得る。
図3には、バッフル7の斜視図が示されている。図3に示されるように、バッフル7は、コード挿入方向の下流側の基体部10と、コード挿入方向の上流側の横枠部13とを備えている。基体部10は、例えば、全体として、先細状に傾斜する上下のテーパ面10a,10bを有する断面略三角形状である。横枠部13は、例えば、上下の平行面13a,13bを有する断面略長方形状である。
図2及び図3に示されるように、バッフル7は、コード並列体CAの複数のコードCが平行に挿入可能な複数のコード挿入孔14を有するコード配列部14Aを備えている。コード挿入孔14は、コードCと略同径をなし、コードCを所定の間隔で精度良く整列させるとともに、コード挿入孔14からのトッピングゴムGの流出を防止する。バッフル7は、コード配列部14Aのコード挿入方向の上流側に、コードCを非接触で挿入させる遊挿部15が形成されている。
図3に示されるように、バッフル7は、上部バッフル7Aと下部バッフル7Bとを含み、上部バッフル7Aと下部バッフル7Bとが組み合わされて構成されている。このようなバッフル7は、一体で製造されたものに比べて、製造が容易であり、メンテナンス性もよい。
図4には、上部バッフル7Aの斜視図が示されている。図4は、図3の上部バッフル7Aが上下を反転して示されている。図4に示されるように、上部バッフル7Aは、基体部10の上側部分を構成する上部基体部10Aと、横枠部13の上側部分を構成する上部横枠部13Aとを有している。上部横枠部13Aは、上部基体部10Aのコード挿入方向の上流側に設けられている。
上部基体部10Aには、コード挿入孔14の上側部分を構成する複数の上側コード挿入半孔14aと、遊挿部15の上側部分を構成する上側遊挿凹部15aとが形成されている。上側遊挿凹部15aは、コード挿入方向の上流側が、上部横枠部13Aの上流端13A1まで延びている。
本実施形態の上部基体部10Aには、例えば、1対の第1凹部16aが設けられている。第1凹部16aは、例えば、断面が略長方形状であり、この長方形状の1辺が上部基体部10Aのコード挿入方向と直交する向きの両側面10cに面して設けられている。このような第1凹部16aは、その加工が容易である。
第1凹部16aは、コード挿入方向に対して、上側遊挿凹部15aの両外側からコード配列部14Aを構成する上側コード挿入半孔14aの両外側までのびる細長形状であるのが望ましい。第1凹部16aは、更に、コード挿入方向に対して、上流側の端部が上部横枠部13Aの下流端13A2であり、下流側の端部が上側コード挿入半孔14aの両外側に位置しているのがより望ましい。
本実施形態の上部横枠部13Aには、1対の第2凹部17aが設けられている。第2凹部17aは、例えば、断面が略長方形状であり、この長方形状の1辺が上部横枠部13Aのコード挿入方向と直交する向きの両側面13cに面して設けられている。第2凹部17aは、コード挿入方向に対して、上部横枠部13Aの上流端13A1から下流端13A2まで連続してのびる細長形状であるのが望ましい。このような第2凹部17aは、その加工が容易である。
上部横枠部13Aには、1対の上部固定孔18Aが設けられるのが望ましい。上部固定孔18Aは、例えば、第2凹部17aの近傍に設けられている。
図5には、下部バッフル7Bの斜視図が示されている。図5に示されるように、下部バッフル7Bは、基体部10の下側部分を構成する下部基体部10Bと、横枠部13の下側部分を構成する下部横枠部13Bとを有している。下部横枠部13Bは、下部基体部10Bのコード挿入方向の上流側に設けられている。
下部基体部10Bには、コード挿入孔14の下側部分を構成する複数の下側コード挿入半孔14bと、遊挿部15の下側部分を構成する下側遊挿凹部15bとが形成されている。下側遊挿凹部15bは、コード挿入方向の上流側が、下部横枠部13Bの上流端13B1まで延びている。
本実施形態の下部基体部10Bには、1対の第1凸部16bが設けられている。第1凸部16bは、例えば、断面が略長方形状であり、この長方形状の1辺が下部基体部10Bのコード挿入方向と直交する向きの両側面10cに面して設けられている。
第1凸部16bは、コード挿入方向に対して、下側遊挿凹部15bの両外側からコード配列部14Aを構成する下側コード挿入半孔14bの両外側までのびる細長形状であるのが望ましい。第1凸部16bは、更に、コード挿入方向に対して、上流側の端部が下部横枠部13Bの下流端13B2であり、下流側の端部が下側コード挿入半孔14bの両外側に位置しているのがより望ましい。
本実施形態の下部横枠部13Bには、1対の第2凸部17bが設けられている。第2凸部17bは、例えば、断面が略長方形状であり、この長方形状の1辺が下部横枠部13Bのコード挿入方向と直交する向きの両側面13cに面して設けられている。第2凸部17bは、コード挿入方向に対して、下部横枠部13Bの上流端13B1から下流端13B2まで連続してのびる細長形状であるのが望ましい。このような第2凸部17bは、その加工が容易である。
下部横枠部13Bには、1対の下部固定孔18Bが設けられるのが望ましい。下部固定孔18Bは、例えば、第2凸部17bの近傍に設けられている。
図3に示されるように、上部バッフル7Aと下部バッフル7Bとは、上側コード挿入半孔14aと下側コード挿入半孔14bとが互いに連続するように組み合わされてコード挿入孔14を形成している。上部バッフル7Aと下部バッフル7Bとは、この組み合わせ時に、上部基体部10Aと下部基体部10Bとの間の位置ずれを防ぐ第1凹凸嵌合構造16を有している。本実施形態の第1凹凸嵌合構造16は、上部基体部10Aに形成された第1凹部16aと、下部基体部10Bに形成された第1凸部16bとを含んでいる。
このような第1凹凸嵌合構造16は、上部基体部10Aに形成された上側コード挿入半孔14aと下部基体部10Bに形成された下側コード挿入半孔14bとの位置ずれを防ぎ、コード配列部14Aのコード挿入孔14の精度を向上させ得る。このため、バッフル7は、複数のコードC(図2に示す)を精度良く整列することができ、コード挿入孔14に挿入されるコードCの切れを抑制し得る。
図6には、図3のA−A線の断面図が示されている。図6に示されるように、第1凹凸嵌合構造16は、上部基体部10Aの第1凹部16aと下部基体部10Bの第1凸部16bとが、コード挿入方向に直交する向きの端部で当接している。このような第1凹凸嵌合構造16は、上部バッフル7Aと下部バッフル7Bとのコード挿入方向に直交する向きの相対位置を、精度良く位置決めすることができる。
第1凹凸嵌合構造16は、例えば、コード配列部14Aの、コード挿入方向と直交する向きの両外側に設けられている。このような第1凹凸嵌合構造16は、上部バッフル7Aの上側コード挿入半孔14aと下部バッフル7Bの下側コード挿入半孔14bとを、精度よく位置決めできる。
第1凹凸嵌合構造16は、更に、上部基体部10A及び下部基体部10Bのコード挿入方向と直交する向きの両側面10cに面して設けられているのが望ましい。このような第1凹凸嵌合構造16は、第1凹凸嵌合構造16自体の加工精度を高めても、上部バッフル7Aと下部バッフル7Bとの組み合わせ及び分解作業が、例えば圧入器等の工具を用いずに容易に行なわれ得る。
図7には、図6のB−B線の断面図が示されている。図7に示されるように、第1凹凸嵌合構造16は、コード挿入方向に対して、所定の長さを有している。本実施形態の第1凹凸嵌合構造16は、上部基体部10Aの第1凹部16aと下部基体部10Bの第1凸部16bとが、コード挿入方向の両端部で当接している。このような第1凹凸嵌合構造16は、上部バッフル7Aと下部バッフル7Bとのコード挿入方向の相対位置を、精度良く位置決めすることができる。
図3に示されるように、上部バッフル7Aと下部バッフル7Bとは、前記組み合わせ時に、上部横枠部13Aと下部横枠部13Bとの間の位置ずれを防ぐ第2凹凸嵌合構造17を有している。本実施形態の第2凹凸嵌合構造17は、上部横枠部13Aに形成された第2凹部17aと、下部横枠部13Bに形成された第2凸部17bとを含んでいる。このような第2凹凸嵌合構造17は、第1凹凸嵌合構造16の位置決め機能を補完し、上部バッフル7Aと下部バッフル7Bとの位置決め精度を更に向上させる。
第2凹凸嵌合構造17は、例えば、上部横枠部13A及び下部横枠部13Bのコード挿入方向と直交する向きの両側面13cに面して設けられている。このような第2凹凸嵌合構造17は、第2凹凸嵌合構造17自体の加工精度を高めても、上部バッフル7Aと下部バッフル7Bとの組み合わせ及び分解作業が、例えば圧入器等の工具を用いずに容易に行なわれ得る。
バッフル7は、前記組み合わせ時に、上部バッフル7Aと下部バッフル7Bとを固定するための固定孔18を有しているのが望ましい。本実施形態の固定孔18は、例えば、上部横枠部13Aの上部固定孔18Aと下部横枠部13Bの下部固定孔18B(図5に示す)とを含み、上部横枠部13Aの上の平行面13aから下部横枠部13Bの下の平行面13bまで貫通して設けられているのが望ましい。このような固定孔18は、上部バッフル7Aと下部バッフル7Bとを、簡単に、かつ、確実に固定するのに適している。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施し得る。
例えば、上述の第1凹凸嵌合構造16は、上部基体部10Aに第1凹部16aが、下部基体部10Bに第1凸部16bが、それぞれ設けられているが、上部基体部10Aに第1凸部16bが、下部基体部10Bに第1凹部16aが、それぞれ設けられていてもよい。更に、第1凹凸嵌合構造16は、上部基体部10A及び下部基体部10Bに、それぞれ、コード挿入方向に沿って、凹部と凸部とが並ぶ態様であってもよい。
また、上述の第2凹凸嵌合構造17は、上部基体部10Aに第1凹部16aが、下部基体部10Bに第1凸部16bが、それぞれ設けられているが、上部基体部10Aに第1凸部16bが、下部基体部10Bに第1凹部16aが、それぞれ設けられていてもよい。更に、第1凹凸嵌合構造16は、上部基体部10A及び下部基体部10Bに、それぞれ、コード挿入方向に沿って、凹部と凸部とが並ぶ態様であってもよい。
7 バッフル
7A 上部バッフル
7B 下部バッフル
10 基体部
10A 上部基体部
10B 下部基体部
14 コード挿入孔
14a 上側コード挿入半孔
14b 下側コード挿入半孔
16 第1凹凸嵌合構造
17 第2凹凸嵌合構造

Claims (7)

  1. 複数のコードが平行に挿入可能な複数のコード挿入孔を有するコード配列部を備えたバッフルであって、
    上部バッフルと、下部バッフルとを含み、
    前記上部バッフルは、前記コード挿入孔の上側部分を構成する上側コード挿入半孔が形成された上部基体部を有し、
    前記下部バッフルは、前記コード挿入孔の下側部分を構成する下側コード挿入半孔が形成された下部基体部を有しており、
    前記上部バッフルと前記下部バッフルとは、前記上側コード挿入半孔と前記下側コード挿入半孔とが互いに連続するように組み合わされて前記コード挿入孔を形成するとともに、この組み合わせ時に、前記上部基体部と前記下部基体部との間の位置ずれを防ぐ第1凹凸嵌合構造を有し
    前記第1凹凸嵌合構造は、前記上部基体部及び前記下部基体部の一方に形成された第1凸部と、前記上部基体部及び前記下部基体部の他方に形成された第1凹部とを含み、
    前記上部バッフルと前記下部バッフルとは、前記組み合わせ時に、前記コード配列部のコード挿入方向の上流側に前記コードを非接触で挿入させる遊挿部が形成され、
    前記第1凹部及び前記第1凸部は、それぞれ、コード挿入方向に対して、前記遊挿部の両外側から前記コード配列部の両外側までのびる細長形状であることを特徴とするバッフル。
  2. 複数のコードが平行に挿入可能な複数のコード挿入孔を有するコード配列部を備えたバッフルであって、
    上部バッフルと、下部バッフルとを含み、
    前記上部バッフルは、前記コード挿入孔の上側部分を構成する上側コード挿入半孔が形成された上部基体部を有し、
    前記下部バッフルは、前記コード挿入孔の下側部分を構成する下側コード挿入半孔が形成された下部基体部を有しており、
    前記上部バッフルと前記下部バッフルとは、前記上側コード挿入半孔と前記下側コード挿入半孔とが互いに連続するように組み合わされて前記コード挿入孔を形成するとともに、この組み合わせ時に、前記上部基体部と前記下部基体部との間の位置ずれを防ぐ第1凹凸嵌合構造を有し、
    前記上部バッフルには、前記上部基体部のコード挿入方向の上流側に上部横枠部が設けられ、
    前記下部バッフルには、前記下部基体部のコード挿入方向の上流側に下部横枠部が設けられ、
    前記上部バッフルと前記下部バッフルとは、前記組み合わせ時に、前記上部横枠部と前記下部横枠部との間の位置ずれを防ぐ第2凹凸嵌合構造を有していることを特徴とするバッフル。
  3. 前記第2凹凸嵌合構造は、前記上部横枠部及び前記下部横枠部のコード挿入方向と直交する向きの両側面に面して設けられている請求項に記載のバッフル。
  4. 前記第2凹凸嵌合構造は、前記上部横枠部及び前記下部横枠部の一方に形成された第2嵌合凸部と、前記上部横枠部及び前記下部横枠部の他方に形成された第2嵌合凹部とを含む請求項2又は3に記載のバッフル。
  5. 前記上部横枠部及び前記下部横枠部には、前記上部バッフルと前記下部バッフルとを固定するための固定孔が設けられている請求項2乃至4のいずれかに記載のバッフル。
  6. 前記第1凹凸嵌合構造は、前記コード配列部の、コード挿入方向と直交する向きの両外側に設けられている請求項1乃至5のいずれかに記載のバッフル。
  7. 前記第1凹凸嵌合構造は、前記上部基体部及び前記下部基体部のコード挿入方向と直交する向きの両側面に面して設けられている請求項に記載のバッフル。
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