JP6588714B2 - マスク - Google Patents
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Description
着用者の顔面の対象部位を覆うマスク本体部と、このマスク本体部を前記着用者の耳に係止するための左右一対の紐状の耳掛け部と、を備えるマスクであって、
前記左右一対の紐状の耳掛け部のうち、少なくとも一方の耳掛け部は、当該耳掛け部の一方の端部が前記マスク本体部の縁部に着脱自在に構成され、
前記耳掛け部のもう一方の端部は前記マスク本体部の縁部に取付け固定されるように構成され、
前記一方の耳掛け部の一方の端部の両面には、止着部材が設けられ、
前記一方の耳掛け部の一方の端部と前記マスク本体部の縁部との係合位置を調整自在に構成されてなり、
前記マスク本体部の縁部は、当該縁部に着脱される前記一方の耳掛け部における前記一方の端部の表裏両面に着脱自在に固定された状態で挟むように二層構造をなしていることを特徴としている。
前記一方の耳掛け部の一方の端部の先端部には、長さ調整の目印となるマークが複数個設けられていることを特徴としている。
前記一方の耳掛け部の一方の端部には、止着部材が設けられ、
前記マスク本体部の一方の端部の内側層には、前記止着部材が係止される被係止部が複数個設けられていることを特徴とする。
図1は、本発明を適用した実施形態1のマスク100を示す斜視図である。また、図2は、マスク100のマスク本体部1に耳掛け部2を止着した状態を示す斜視図である。
なお、以下の説明では、マスク100の鼻側を上側とし、その反対側である口側を下側とする。また、顔面側を後側とし、その反対側を前側とする。さらに、上下方向及び前後方向に略直交する方向を左右方向とする。
なお、内側層1a及び外側層1bを構成する素材は、例えば、公知のものであれば如何なるものであっても良く、詳細な説明は省略する。また、マスク本体部1の製造方法も、公知のものであれば如何なるものであっても良く、詳細な説明は省略する。
すなわち、紐状をなす耳掛け部2の他端部22の先端には、例えば、面ファスナ等の止着部材23が設けられ、マスク本体部1の左右方向の両縁部12の下端部における内側層1aと外側層1bとの間に、当該止着部材23が着脱自在に止着されるようになっている。
ここで、止着部材23は、耳掛け部2の他端部22の先端の両面のうち、少なくとも一方の面(例えば、マスク本体部1の内側層1aや外側層1bに対向する面等)に設けられていれば良い。
つまり、マスク本体部1の左右方向の両縁部12の下端部における耳掛け部2の他端部22が配置される位置(耳掛け部2の他端部22とマスク本体部1の縁部12との係合位置)、すなわち、止着部材23が止着される位置を調整することで、当該耳掛け部2の耳に掛けられる実質的な長さを調整可能となっている。
また、耳掛け部2の一端部(例えば、上端部)21をマスク本体部1の縁部12に取付け固定する方法としては、例えば、熱若しくは超音波による溶着等が挙げられるが、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。
また、耳掛け部2の他端部22に止着部材23を取付け固定する方法としては、例えば、糊、粘着テープ、熱若しくは超音波による溶着等が挙げられるが、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。
これにより、マスク100の見た目の印象を低下させることなく、マスク100の着用感の調整を着用者が自由に行うことができ、着用感をより向上させることができる。
図3は、変形例1のマスク100Aを示す斜視図である。
図3に示すように、変形例1のマスク100Aは、例えば、マスク本体部1の縁部12に止着部材13が設けられ、左右一対の耳掛け部2、2の一方の端部(例えば、他端部22)が着脱自在に止着されるようになっている。具体的には、二層構造をなすマスク本体部1の左右方向の両縁部12の下端部の内側層1aに、例えば、面ファスナ等の止着部材13が設けられている。
一方、耳掛け部2の他端部22の先端には、長さ調整の目印となるマークMが所定数(例えば、3つ)形成されている。
そして、各耳掛け部2の他端部22の着用者所望の位置のマークMが止着部材13に止着されることで、当該耳掛け部2の耳に掛けられる実質的な長さを調整可能となっている。
具体的には、マスク本体部1の縁部12の止着部材13に対して耳掛け部2の他端部22が止着される位置を自由に調整することができる。特に、耳掛け部2の他端部22の先端に形成されたマークMを目印として利用することで、マスク本体部1の縁部12の止着部材13に対して耳掛け部2の他端部22が止着される位置の調整をより簡便に行うことができる。
図4は、変形例2のマスク100Bを示す斜視図である。
図4に示すように、変形例2のマスク100Bは、例えば、左右一対の耳掛け部2、2の一方の端部(例えば、他端部22)に、「J」字状の止着部材(かぎ)24が設けられ、一方、二層構造をなすマスク本体部1の左右方向の両縁部12の下端部の内側層1aに、止着部材24が係止される被係止部(ホック)14が所定数(例えば、3つ)設けられている。
そして、各耳掛け部2の他端部22の止着部材24が、マスク本体部1の着用者所望の何れかの被係止部14に止着されることで、当該耳掛け部2の耳に掛けられる実質的な長さを調整可能となっている。
図5は、本発明を適用した実施形態2のマスク300を示す斜視図である。
なお、下記に説明する以外の点は、上記実施形態1と略同様であり、その詳細な説明は省略する。
マスク本体部1の縁部12は、上記実施形態1と略同様に、内側層1aと外側層1bとを有する積層構造をなしている。具体的には、二層構造をなすマスク本体部1の耳掛け部302側となる左右方向の両縁部12が上下方向に亘って内側層1aと外側層1bとに分離可能となっている。
また、左右一対の耳掛け部302、302の各々は、例えば、着用者の耳に対応する略「ロ」字状の開口部302aを有している。そして、耳掛け部302の開口部302aよりもマスク本体部1側の縁部302bには、例えば、面ファスナ等の止着部材303が当該縁部302bの長手方向に沿って設けられ、マスク本体部1の耳掛け部302側の縁部12における内側層1aと外側層1bとの間に、当該止着部材303が着脱自在に止着されるようになっている。ここで、止着部材303は、耳掛け部302のマスク本体部1側の縁部302bの両面のうち、少なくとも一方の面(例えば、マスク本体部1の内側層1aや外側層1bに対向する面等)に設けられていれば良い。
すなわち、マスク本体部1の耳掛け部302側の両縁部12が内側層1aと外側層1bとに分離し、その間に耳掛け部302の縁部302bの止着部材303が配置されることで、当該耳掛け部302の縁部302bを前後方向に表裏両面から挟むようになっている(図5参照)。
これにより、マスク300の見た目の印象を低下させることなく、マスク300の着用感の調整を着用者が自由に行うことができ、着用感をより向上させることができる。
さらに、例えば、マスク本体部1を交換するだけで新たなマスク300として使用することもできる。
例えば、上記実施形態1、2等にて例示した止着部材13、23、24、303は、一例であってこれに限られるものではなく、例えば、ボタン等に適宜任意に変更可能である。
1 マスク本体部
1a 内層部
1b 外層部
12 縁部
2、302 耳掛け部
22 他端部
302a 開口部
302b 縁部
13、23、24、303 止着部材
Claims (3)
- 着用者の顔面の対象部位を覆うマスク本体部と、このマスク本体部を前記着用者の耳に係止するための左右一対の紐状の耳掛け部と、を備えるマスクであって、
前記左右一対の紐状の耳掛け部のうち、少なくとも一方の耳掛け部は、当該耳掛け部の一方の端部が前記マスク本体部の縁部に着脱自在に構成され、
前記耳掛け部のもう一方の端部は前記マスク本体部の縁部に取付け固定されるように構成され、
前記一方の耳掛け部の一方の端部の両面には、止着部材が設けられ、
前記耳掛け部の一方の端部と前記マスク本体部の縁部との係合位置を調整自在に構成されてなり、
前記マスク本体部の縁部は、当該縁部に着脱される前記一方の耳掛け部における前記一方の端部の表裏両面に着脱自在に固定された状態で挟むように二層構造をなしていることを特徴とするマスク。 - 前記一方の耳掛け部の一方の端部の先端部には、長さ調整の目印となるマークが複数個設けられていることを特徴とする請求項1に記載のマスク。
- 前記一方の耳掛け部の一方の端部は、止着部材が設けられ、
前記マスク本体部の一方の端部の内側層には、前記止着部材が係止される被係止部が複数個設けられていることを特徴とする請求項1に記載のマスク。
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