JP6588045B2 - バルブユニット - Google Patents
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Description
図1(a)に示すように、DNA分析装置10は、窪み11を複数有するDNAチップ12を備えている。図1(b)に示すように、各窪み11には、試薬13が分注されている。また、DNAチップ12の内部には、各窪み11にそれぞれ連通する内部通路14が形成されている。各内部通路14の途中には、試料が充填されている。DNA分析装置10は、DNAチップ12の内部で試薬13と試料とを混合して、試薬13と試料との反応を検出したり測定したりする。
図3に示すように、電磁弁17が第1切換状態になると、空気供給源から供給配管を介して供給ポート21に供給された空気が、出力ポート22及び連通通路40を介して窪み11へ出力される。これにより、窪み11に分注されている試薬13が内部通路14内に充填されている試料へ圧送され、試薬13と試料とが混合される。また、第1通路41を流れる空気の一部は、第1通路41の途中で分岐通路44に流れ込み、分岐通路44を介してバッファタンク50に充填される。
(1)出力ポート22から連通通路40を介して窪み11へ空気が出力される際に、連通通路40を流れる空気の一部が分岐通路44に流れ込み、分岐通路44を介してバッファタンク50に充填される。このため、バッファタンク50に充填される時間分だけ出力ポート22及び連通通路40の圧力の上昇が遅延され、出力ポート22及び連通通路40の圧力が急激に上昇してしまうことが抑制される。これにより、出力ポート22及び連通通路40を介して窪み11に空気が勢い良く出力されてしまうことが回避され、窪み11に分注されている試薬13の飛び散りが生じ難くなる。また、試薬13の飛び散りの発生を抑制するために、例えば、連通通路40の途中にオリフィスを設ける必要が無いため、オリフィスを設けた場合にオリフィスに異物が詰まって、窪み11へ空気を安定的に出力することができなくなってしまうといったことが無い。よって、窪み11へ空気を安定的に出力しつつも、窪み11から試薬13が飛び散ってしまうことを抑制することができる。
・ 実施形態のバルブユニット16では、複数の電磁弁17のうちのいくつかの電磁弁17に限定して、それらの電磁弁17に対応するように継手43a及び第3通路43が各金属ベース18に設けられていたが、例えば、全ての電磁弁17に対応して各金属ベース18に継手43a及び第3通路43が設けられていてもよい。すなわち、本実施形態のバルブユニット16においては、ユーザによって決められた電磁弁17に対応して、継手43a及び第3通路43を金属ベース18に設けることができる。
・ 実施形態において、複数のバッファタンク50は、保持部材52により保持されていなくてもよく、それぞれが独立して取付面に取り付けられていてもよい。
・ 実施形態において、電磁弁17の数は特に限定されるものではない。
Claims (3)
- 試薬が分注される窪みを有するとともに内部に前記試薬と混合する試料が充填されているDNAチップを備えたDNA分析装置に用いられ、前記窪みへ空気を出力して、前記窪みに分注されている前記試薬を前記試料へ圧送するバルブユニットであって、
供給ポート、出力ポート、及び排出ポートが形成されたボディを有する電磁弁と、
前記出力ポートと前記窪みとを連通する連通通路と、を備え、
前記電磁弁は、前記供給ポートと前記出力ポートとが連通する第1切換状態と、前記出力ポートと前記排出ポートとが連通する第2切換状態と、に切換可能になっており、
前記電磁弁が前記第1切換状態になると、前記供給ポートに供給された空気が前記出力ポート及び前記連通通路を介して前記窪みへ出力されるとともに、前記電磁弁が前記第2切換状態になると、前記連通通路から前記出力ポート及び前記排出ポートを介して前記空気が大気へ排出されて前記窪みへの前記空気の出力が行われなくなり、
前記連通通路の途中から分岐される分岐通路と、
前記分岐通路に接続されるバッファタンクと、を備えたことを特徴とするバルブユニット。 - 前記連通通路の一部を形成し、一端が前記出力ポートに連通するとともに途中で前記分岐通路に連通する第1通路を有する金属製の第1ベースと、
前記連通通路の一部を形成し、一端が前記第1通路に連通するとともに他端が前記窪みに連通する第2通路を有する樹脂製の第2ベースと、
前記第1ベースと共に前記第2ベースを挟む位置に配置される金属板と、を備え、
前記第1ベースには雌ねじ孔が形成され、
前記第2ベースには螺子挿通孔が形成され、
前記金属板には螺子座孔が形成され、
前記第1ベースと前記第2ベースとは、前記螺子座孔及び前記螺子挿通孔を通過するとともに前記雌ねじ孔にねじ込まれた螺子の頭部が前記螺子座孔に当接して、前記螺子の締め付け力によって前記第2ベースが前記第1ベースと前記金属板とによって挟み込まれた状態で互いに取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のバルブユニット。 - 前記バッファタンクを複数備え、
前記複数のバッファタンクを保持する保持部材を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のバルブユニット。
Priority Applications (1)
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JP2017022162A JP6588045B2 (ja) | 2017-02-09 | 2017-02-09 | バルブユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017022162A JP6588045B2 (ja) | 2017-02-09 | 2017-02-09 | バルブユニット |
Publications (2)
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JP2018128375A JP2018128375A (ja) | 2018-08-16 |
JP6588045B2 true JP6588045B2 (ja) | 2019-10-09 |
Family
ID=63172628
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017022162A Active JP6588045B2 (ja) | 2017-02-09 | 2017-02-09 | バルブユニット |
Country Status (1)
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2017
- 2017-02-09 JP JP2017022162A patent/JP6588045B2/ja active Active
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