JP6583878B2 - 展示台 - Google Patents

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Description

本発明は、展示物を展示するために載せる展示台に関する。
店舗で販売される商品等を展示するための展示台としては、様々な態様の展示台が開示されてきている。例えば、特許文献1に記載の展示台は、2枚の板状体を互いの切り欠き部を介して組み合わせることで脚部を形成し、その上に展示用の天板が配置される構成を有している。それとともに各板状体には、側方に延在する切り欠き部も設けられ、そこには別の展示台の天板が遊嵌されて、展示面の高さが異なる展示物の展示が可能とされる。
また、特許文献2には、展示台の収納や運搬を容易にするために折り畳み可能な展示台が開示されている。具体的には、台を構成する天板に対し、4つの側板を係合凹部又は係合凸部により嵌合させることで、展示台の組み立てを可能とするものである。また、展示台ではなく、家具に関する先行技術を示す特許文献3には、天板の下に設けられる脚部の積層数を調整することで、天板下の収納スペース容量を調整する技術が開示されている。
特開2014−90843号公報 実用新案登録第3167129号公報 登録実用新案第3011784号公報
従来、博物館や美術館等での資料展示に使用される展示台は展示内容ごとに製作されるため、展示台を製作するコストがかかってしまう。また、展示内容に合わせて個別的に展示台が作成されているため、他の展示内容への適用が難しかったり、その保管に要するスペースも比較的大きくなったりし、展示が終了するとその展示台は廃棄されることが多かった。そのため、その展示終了後には多くの廃棄物を生み出すことになり、環境的な面からも改善が求められる状況が続いている。
本発明は、上記した問題点に鑑みてなされたものであり、製作コストを低減し、また使用後の廃棄量を低減するために、繰り返しの使用を可能とする展示台を提供することを目的とする。
本発明において、上記課題を解決するために、展示台の支持脚部を構成する脚部対を2つの板状の部材を組み合わせることで形成するとともに、その脚部対を積み重ねることで、展示台における展示部の高さを調整可能とする、組み立て式の構成を採用した。これにより、展示内容に合わせた展示台を形成することができ、以て展示台の汎用性を高めることで、繰り返しの使用を可能とし廃棄量を抑制できるとともに、保管時には板状の各部材に分解することができ、保管に要するコストを低減することができる。
詳細には、本発明は、展示物が置かれる展示面を有する板状の展示部と、前記展示部を支持する支持脚部と、を備える展示台である。そして、前記支持脚部は、板状に形成される第1脚部と、前記第1脚部と同じ高さを有する板状の脚部であって、該第1脚部と組み合わされて脚部対を形成しその組み合わされた状態において該第1脚部の上方端縁ととも
に所定の支持面を形成する第2脚部と、を有する。更に、前記第1脚部と前記第2脚部のそれぞれは、その高さ方向の一方の端縁に沿って溝部が形成されるとともに該高さ方向の他方の端縁に沿って凸部が形成され、一の前記脚部対の前記第1脚部と前記第2脚部が有する前記溝部又は前記凸部が、他の前記脚部対における前記第1脚部対と前記第2脚部が有する前記凸部又は前記溝部と嵌合することで、該一の脚部対と該他の脚部対が積み重ね可能となるように前記支持脚部は形成される。
本発明に係る展示台は、展示物が置かれる板状の展示部を支持脚部が支持する構成が採られる。ここで、支持脚部は、第1脚部と第2脚部が組み合わされて形成される脚部対が積み重ねられることで形成される。この第1脚部と第2脚部は、ともに板状の部材であり、両者が組み合わされることで、第1脚部の上方端縁と第2脚部の上方端縁で所定の支持面が形成される。この所定の支持面によって、脚部対同士の積み重ね、及び、展示部の支持が行われる。
そして、第1脚部と第2脚部のそれぞれにおいては、その高さ方向の一方の端縁に沿って溝部が形成されるとともに、他方の端縁に沿って凸部が形成される。この溝部と凸部は互いに嵌合可能とする相関形状を有している。その結果、第1脚部と第2脚部によって脚部対が形成されると、その所定の支持面が両脚部の溝部又は凸部によって形成されることになり、一の脚部対の所定の支持面がそこに含まれる各脚部の凸部で形成される場合には、他の脚部対に含まれる各脚部の溝部が嵌合することで、当該他の脚部対が当該一の脚部対によって支持、積み重ねられることになる。逆に、一の脚部対の所定の支持面がそこに含まれる各脚部の溝部で形成される場合には、他の脚部対に含まれる各脚部の凸部が嵌合することで、当該他の脚部対が当該一の脚部対によって支持、積み重ねられることになる。
この脚部対の積み重ねにおいては脚部対間で凸部と溝部の嵌合状態が形成されることになるため、その積み重ね状態は極めて安定したものとなる。そして、脚部対が積み重ねられることで支持脚部が形成されることになり、このことは脚部対の積み重ね数を調整すれば支持脚部の高さを適宜調整できることを意味する。このように本願発明に係る展示台は、その支持脚部が、安定的な積み重ねを可能とする脚部対によって、高さ調整が可能となるように形成されるため、展示内容に好適に合わせた展示を実現でき、展示台としての汎用性は極めて高い。また、支持脚部に含まれる各脚部対を構成する第1脚部、第2脚部、及び展示部は、板状に形成される部材であるため、展示台の保管時には、展示台を各部材にまで分解すれば、保管に要するスペースを小さくでき、保管コストの抑制を図ることができる。
ここで、上記の展示台において、前記展示部は、前記支持脚部において最上方に位置する前記脚部対の前記第1脚部と前記第2脚部が有する前記溝部又は前記凸部と嵌合可能な嵌合部を、前記展示面とは反対側の面に有するように構成されてもよい。展示部が展示面とは反対側の面に嵌合部を有することで、最上方に位置する支持脚対の所定の支持面による展示部の支持が、嵌合部と脚部対側の溝部又は凸部との嵌合を介して実現されるため、安定した展示部の支持が形成されることになる。
また、上述までの展示台において、前記第1脚部は、該第1脚部が有する前記溝部が形成された前記一方の端縁から、その高さ方向に延在する第1脚部側切り欠き部を有し、また、前記第2脚部は、該第2脚部が有する前記凸部が形成された前記他方の端縁から、その高さ方向に延在する切り欠き部であって、前記第1脚部との組み合わせによる前記脚部対を形成するための第2脚部側切り欠き部を有するように、各脚部が形成されてもよい。このように第1脚部側切り欠き部と第2脚部側切り欠き部が、それぞれ第1脚部と第2脚部に形成されることで、第1脚部と第2脚部を両切り欠き部を介して組み合わせた時に、
第1脚部の凸部と第2脚部の凸部が所定の支持面を形成し、又は、第1脚部の溝部と第2脚部の溝部が所定の支持面を形成することになり、上述した脚部対の積み重ね、及び、脚部対による展示部の支持が実現されることになる。
ここで、上記の展示台において、前記第1脚部は、前記第1脚部側切り欠き部が設けられた第1脚部側主板材と、前記第1脚部側主板材と同じ高さを有する、2枚の第1脚部側第1副板材と、前記第1脚部側主板材と同じ高さを有する、2枚の第1脚部側第2副板材と、を有し、前記第2脚部は、前記第2脚部側切り欠き部が設けられ、前記第1脚部側主板材と同じ高さを有する第2脚部側主板材と、前記第2脚部側主板材と同じ高さを有する、2枚の第2脚部側第1副板材と、前記第2脚部側主板材と同じ高さを有する、2枚の第2脚部側第2副板材と、を有してもよい。
そして、前記第1脚部側主板材の一方の面において、一の前記第1脚部側第1副板材と一の前記第1脚部側第2副板材が、該第1脚部側主板材の高さ方向であって前記第1脚部側切り欠き部の開口部が位置しない端縁の方向にともに所定量ずらした位置に配置され、且つ、該第1脚部側主板材の長さ方向において、該一の第1脚部側第1副板材と該一の第1脚部側第2副板材が、該第1脚部側切り欠き部を覆わないように且つ両副板材の間隔が、前記第2脚部側主板材の厚さ及び前記第2脚部側第2副板材の厚さの合計となるように配置される所定の第1脚部側配置状態が形成され、前記第1脚部側主板材の他方の面においても前記所定の第1脚部側配置状態が形成されるように、前記第1脚部側主板材を挟んで、前記一方の面における前記第1脚部側第1副板材の反対側に他の前記第1脚部側第2副板材が配置され、且つ、前記一方の面における前記第1脚部側第2副板材の反対側に他の前記第1脚部側第1副板材が配置される。更に、前記第2脚部側主板材の一方の面において、一の前記第2脚部側第1副板材と一の前記第2脚部側第2副板材が、該第2脚部側主板材の高さ方向であって前記第2脚部側切り欠き部の開口部が位置する端縁の方向にともに前記所定量ずらした位置に配置され、且つ、該第2脚部側主板材の長さ方向において、該一の第2脚部側第1副板材と該一の第2脚部側第2副板材が、該第2脚部側切り欠き部を覆わないように且つ両副板材の間隔が、前記第1脚部側主板材の厚さ及び前記第1脚部側第2副板材の厚さの合計となるように配置される所定の第2脚部側配置状態が形成され、前記第2脚部側主板材の他方の面においても前記所定の第2脚部側配置状態が形成されるように、前記第2脚部側主板材を挟んで、前記一方の面における前記第2脚部側第1副板材の反対側に他の前記第2脚部側第2副板材が配置され、且つ、前記一方の面における前記第2脚部側第2副板材の反対側に他の前記第2脚部側第1副板材が配置される。
また、前記脚部対が形成された状態においては、前記第1脚部側第1副板材と前記第1脚部側第2副板材との間に、前記第2脚部側主板材と前記第2脚部側第2副板材とがそれらの厚さ方向で嵌め込まれ、且つ、前記第2脚部側第1副板材の長さ方向の端面が該第1脚部側第1副板材又は該第1脚部側第2副板材に対向するように配置され、前記第2脚部側第1副板材と前記第2脚部側第2副板材との間に、前記第1脚部側主板材と前記第1脚部側第2副板材とがそれらの厚さ方向で嵌め込まれ、且つ、前記第1脚部側第1副板材の長さ方向の端面が該第2脚部側第1副板材又は該第2脚部側第2副板材に対向するように配置される。
このような構成を採用した場合、第1脚部と第2脚部は、対応するそれぞれの主板材や副板材が上記の通り配置されることで、その脚部全体も板状に形成されることになる。第1脚部においては、第1脚部側主板材に対して、第1脚部側第1副板材と第1脚部側第2副板材が、高さ方向に所定量ずれた位置に配置される。この結果、当該所定のずれに応じて、一方の端縁では、第1脚部側主板材の飛び出しにより上記凸部が形成され、また、他方の端縁では、第1脚部側第1副板材と第1脚部側第2副板材の飛び出しにより相対的に第1脚部側主板材が引っ込んだ状態となり、上記溝部が形成される。この各副板材の所定
量のずれに関しては、切り欠き部の開口位置に対するずれの方向を除き、第2脚部にも同様に適用される。
また、第1脚部における長さ方向においては、第1脚部の各面において、第1脚部側切り欠き部を覆わないように、且つ、第1脚部側第1副板材と第1脚部側第2副板材の間隔が、第2脚部側主板材の厚さ及び第2脚部側第2副板材の厚さの合計となるように、両副板材の相対的な位置関係が決定される。このような副板材間の間隔の形成により、第1脚部と第2脚部を組み合わせて脚部対を形成したときに、上記の通り、第1脚部側第1副板材と第1脚部側第2副板材との間には、第2脚部側の第2脚部側主板材と第2脚部側第2副板材が嵌め込まれ、第2脚部側第1副板材は、その長さ方向の端面が、第1脚部側の何れかの副板材に対向する位置となる。同様に、第2脚部側第1副板材と第2脚部側第2副板材との間には、第1脚部側の第2脚部側主板材と第1脚部側第2副板材が嵌め込まれ、第1脚部側第1副板材は、その長さ方向の端面が、第2脚部側の何れかの副板材に対向する位置となる。
このような第1脚部と第2脚部との組み合わせでは、第1脚部に対して、第2脚部側の副板材の長さ方向の端面の位置をずらして対向させた状態、すなわち段差状の対向状態が形成される。同様に、第2脚部に対しても、第1脚部側の副板材の長さ方向の端面が段差状に対向した状態が形成される。この結果、各切り欠き部を介した第1脚部と第2脚部の組合せにおける、板状の両脚部の回転がたつきを抑制し、安定した脚部対の積み重ね、及び展示部の支持が実現可能となる。
更に、上記展示台で、前記脚部対が形成された状態において、前記第2脚部側第1副板材の長さ方向の端面が前記第1脚部側第1副板材又は前記第1脚部側第2副板材に接触するように配置され、前記第1脚部側第1副板材の長さ方向の端面が前記第2脚部側第1副板材又は前記第2脚部側第2副板材に対向するように配置されてもよい。このように脚部対の形成時に、第2脚部側第1副板材の長さ方向の端面と第1脚部側第1副板材の長さ方向の端面が、対向する副板材と接触することで、板状の両脚部の回転がたつきをより確実に抑制することができる。
また、より具体的な第1脚部と第2脚部の構成については、一例として、前記第1脚部側第1副板材は、第1所定長さを有し、前記第1脚部側第2副板材は、前記第1所定長さより長い第2所定長さを有し、前記第2脚部側第1副板材は、前記第1所定長さを有し、前記第2脚部側第2副板材は、前記第2所定長さを有してもよい。そして、前記第1脚部側主板材の長さ方向の端面のそれぞれは、前記第1脚部側第1副板材の長さ方向の端面であって対向する前記第1脚部側第2副板材とは反対側の端面、及び該第1脚部側第2副板材の長さ方向の端面であって対向する該第1脚部側第1副板材とは反対側の端面と面一となるように配置され、前記第2脚部側主板材の長さ方向の端面のそれぞれは、前記第2脚部側第1副板材の長さ方向の端面であって対向する前記第2脚部側第2副板材とは反対側の端面、及び該第2脚部側第2副板材の長さ方向の端面であって対向する該第2脚部側第1副板材とは反対側の端面と面一となるように配置される。
また、上述までの展示台において、前記第1脚部側主板材の厚さは、前記第1脚部側第1副板材の厚さ、及び前記第1脚部側第2副板材の厚さより大きく、前記第2脚部側主板材の厚さは、前記第2脚部側第1副板材の厚さ、及び前記第2脚部側第2副板材の厚さより大きく設定されてもよい。このように各主板材を各副板材より厚くすることで、第1脚部及び第2脚部の強度を高めることができる。なお、各主板材の厚さを大きくするためには、主板材が一枚の板材で形成される場合はその板材の厚さそのものを大きくし、また、主板材を複数の板材を貼り合わせて形成することで主板材自体の厚さを大きくしてもよい。
更に、上述までの展示台は前記展示部の展示面上に配置される透明な組み立て式展示物カバーを備えていてもよい。このように、展示状態にある展示物を保護するカバーについても組み立て式とすることによって、保管・移送に要するコストをより低減することが可能となる。
また、前記展示物カバーの一例としては、透明な板材により形成され、展示物の周囲の少なくとも一部を囲うように組み立てられる複数の側面部材と、一以上の透明な支柱部材を備え、前記側面部材のそれぞれは、展示物が載置される側の面の幅方向の端部それぞれに、中空部が高さ方向に延在する一以上の筒状体を有しており、一方の端の前記筒状体と他方の端の前記筒状体は、お互いに高さ方向において重なる部分が無いように設けられており、組み立て状態において、一の側面部材の前記筒状体の中空部と当該側面部材に隣接する他の側面部材の前記筒状体の中空部とが、同一の軸上に配置され、該同一の軸上に配置された複数の前記筒状体の中空部に、前記支柱部材が挿通されることにより、前記側面部材同士が結合されるように構成されていてもよい。
ここで、前記展示台カバーは、展示物の周囲を全て前記側面部材で囲うように組み立てられても良いし、展示施設の壁面等を利用して、側面部材が平面視でコの字型や、くの字型になるように組み立てられてもよい。また、側面部材により展示物の全周囲を囲う場合であっても、その囲い方は自由である。例えば、側面部材を8つ用いて平面視で八角形となるように組み立てられても良いし、幅方向に長さの異なる2組の側面部材を用いて平面視で長方形となるように組み立てられても良い。
いずれにしろ、側面部材に形成された筒状体に支柱部材を挿通することによって隣接する側面部材同士を連結する構成とすることで、ネジ等の係止部材を極力少なくして、カバー組み立て時の作業効率を向上させることができる。さらに、同じ形の側面部材が二以上用いられていれば、カバーを解体した後に、当該同じ形の二つの側面部材を、前記筒状体を備える面同士が向き合うように重ね、該状態において両端の前記筒状体にそれぞれ前記支柱部材を挿通することで、平らな形状のカバー収納時ユニットを形成することができ、該ユニットを用いて保管及び移送を行うことで、効率的な展示台の運用が可能となる。
ここで、前記複数の側面部材は、全て同じ形をしていてもよい。側面部材の形を一つに統一することで、カバーを構成する部材の種類を少なくすることができ、製造コスト及び管理に要するコストを削減することができる。また、側面部材の形が全て同じであることから、前記収納時ユニットを確実に形成することができ、その大きさも全て同じとなるため、保管及び移送をより効率的に行うことが可能となる。なお、このことは、カバーを構成する複数の側面部材に異なる形状を有する側面部材が含まれることを排除するものではない。
更に、上記展示台において、前記筒状体は、軸方向に垂直な断面の外周が正方形であってもよい。このように、筒状体の断面が正方形であることによって、組み立て時においては一の側面部材の筒状体と隣接する他の側面部材が面同士で接触し、カバーの回転がたつきを抑制することができる。また、前記の収納時ユニットを形成する際には、該ユニットを前記側面部材のいずれかの面を接地させて収納すると、上側に位置する前記側面部材の重量を、前記筒状体で支持することとなるが、断面が前記のような形状の筒状体であると、他の形状に比べてより多くの面で荷重を支えることができる。ただし、このことは、前記筒状体の断面の形状が他の形状、例えば、三角形や円形とすることを妨げるものではない。
また、上述までの組み立て式展示物カバーを備える展示台において、前記組み立て式展
示物カバーは、展示物の上部を覆う板状の天板部材を備え、該天板部材は、展示物が載置される側の面の各辺に沿って、幅が前記側面部材の厚みと略同一の幅である、所定の厚さの段部を有しており、組み立て状態において、最も上部に位置する前記筒状体の上端が、前記側面部材の上端から、前記天板部材の段部の所定の厚さだけ低い位置に配置され、前記天板部材は、前記段部が前記側面部材の上端面で支持されるように、前記側面部材上に載置されるように構成されていてもよい。
このように天板部材と側面部材により展示物を覆うことで、埃や水滴、観覧者等による展示物への接触などから展示物を保護することができ、一定程度の機密性の確保も可能となることから、湿度の変化等からも展示物を保護することが可能となる。
また、天板部材を上記のような構造とすることで、天板部材の重量を側面部材の全ての上端面で均一に支えることができ、天板部材が段部によって側面部材を内側から支持することになるため、側面部材に外側からの力が加わっても、側面部材が内側へ撓むことを抑止することができるので、強度に優れた展示物カバーを構成することが可能となる。更に、このような構造はカバーの外側に凹凸が生ずることが無く、美感にも優れたカバーとなる。
更に、前記天板部材は、両面を貫通する一以上の孔を有しており、前記組み立て状態において、該孔は前記筒状体に挿通されたそれぞれの前記支柱部材の上部に配置され、該孔を通じて、結合部材により、前記各支柱部材と結合されるように構成されていてもよい。ここで、例えば、前記結合部材を皿ネジとし、前記天板部材に設けられる孔の形状を、該皿ネジを締めた際に天板部材の外側の面と面一となるようにすれば、ネジ頭の出っ張りが生じることもなく、美感を損なうことがない。
製作コストを低減し、また使用後の廃棄量を低減するために、繰り返しの使用を可能とする展示台を提供することができる。
本発明に係る展示台の全体図である。 図1に示す展示台に含まれる天板の構成図である。 図1に示す展示台に含まれる展示板の構成図である。 図1に示す展示台に含まれる支持脚部の第1脚部の構成図である。 図1に示す展示台に含まれる支持脚部の第2脚部の構成図である。 第1脚部と第2脚部とを組み合わせた状態を示す図である。 本発明に係る展示台の組み立ての流れを示す図である。 本発明に係る展示台が採り得る形態を示す図である。 本発明に係る展示台の第2の実施例を示す第1の図である。 本発明に係る展示台の第2の実施例を示す第2の図である。 図9に示す展示台の組み立ての流れを示す図である。 図9に示す展示台における、アクリル板の取付箇所を拡大して示す図である。 本発明に係る展示台の第3の実施例を示す第1の図である。 図13に示す展示台におけるカバー部の組み立て方を示す第1の図である。 図13に示す展示台におけるカバー部の組み立て方を示す第2の図である。 図13に示す展示台におけるカバー部の天板部材の構造を示す図である。 図13に示す展示台におけるカバー部の収納方法を示す第1の図である。 図13に示す展示台におけるカバー部の収納方法を示す第2の図である。 図13に示す展示台におけるカバー部の収納方法を示す第3の図である。
以下、本発明の具体的な実施形態について図面に基づいて説明する。本実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に記載がない限りは発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1は、本発明に係る展示台1の構成を示す斜視図である。展示台1は、天板部3及び展示板部4により形成される展示部と、支持脚部2から構成される。支持脚部2は、後述する一又は複数の脚部対20(図6を参照のこと)が積み重ねられて形成され、その上に天板部3が配置される。すなわち、天板部3は、支持脚部2に直接支持される部材である。そして、天板部3の上に展示板部4が固定され、展示板部4の展示面上に所定の展示物が設置されることで、展示台1による展示が行われることになる。この展示板部4は、展示物やその展示内容に応じて効果的な展示を実現するために、展示板部4の表面材(クロス)を貼り替え可能とされる。なお、本明細書においては、「上下」の方向は、鉛直方向に沿う方向であり、そのうち重力方向を下方向、反重力方向を上方向とする。
以降、展示台1を形成する各部材の詳細について説明する。先ず、図2に基づいて天板部3の構成について説明する。図2の上段(a)には、天板部3を下方から見た状態、すなわち支持脚部2による支持を受ける側から見た状態を示しており、また下段(b)には、天板部3を側方から見た状態を示している。天板部3は、正方形板状の木製の天板3d(例えば、900mm×900mm)を有している。そして、天板3dの下面上には、直方体状の木製の第1部材3aと第2部材3bが4組配置されている。図2(a)に示すように、第1部材3aは、その長さ方向において第2部材3bよりも所定長さ短く形成されている。そして、当該所定長さは、第2部材3bの厚さ分に相当する。
そして、図2(a)に示すように、第1部材3aと第2部材3bとの一組において両部材の端部の位置を揃えて且つ両部材を平行に対向させて両部材の間に溝部3eを形成する。この状態では、第1部材3aと第2部材3bの他の端部においては、上記所定長さを反映して両端部の位置にずれが生じている。そして、第1の組の第1部材3aと第2部材3bに対して、第2の組の第1部材3aと第2部材3bを90度回転させた状態で接触させる。このとき、第1の組の第1部材3aの端面に、第2の組の第2部材3bの側面が接触するように両組が位置決めされる。更に、同じように、第2の組に対して第3の組を90度回転させた状態で接触させ、第3の組に対して第4の組を90度回転させた状態で接触させて、全4組の第1部材3aと第2部材3bを天板3dの下面に配置する。この結果、図2(a)に示すように、第1部材3aと第2部材3bの各組において形成される、4つの溝部3eは、天板3dの対角線上に位置し、且つ4つの溝部3eの合流部3fは、天板3dの中心に位置するように十字状の溝部が、天板3dの下面に形成されることになる。
また、第1部材3aと第2部材3bのそれぞれには、合流部3fに近い端部とは反対側の端部、すなわち、図2(a)に示す状態において、合流部3fに対して遠位側に位置する端部の近くに貫通孔3cが設けられている。貫通孔3cは、溝部3eを挟んで第1部材3aから第2部材3bに至る貫通孔である。この貫通孔3cは、後述するように支持脚部2と天板部3を固定するために用いられる。更に、天板3dには、その下面と上面とを貫通する貫通孔3gが、第1部材3aと第2部材3bの組同士の間の4つの位置にそれぞれ設けられている。この貫通孔3gは、後述するように天板部3と展示板部4を固定するために用いられる。
次に、図3に基づいて展示板部4の構成について説明する。図3の上段(a)には、展示板部4を下方から見た状態を示しており、中段(b)には、展示板部4を側方から見た状態を示しており、下段(c)には展示板部4を上方から見た状態を示している。展示板部4は、正方形板状の木製の展示板4aを有している(例えば、840mm×840mm)。そして、図3(a)に示すように、展示板4aの周囲の4辺に沿うように所定の高さを有する側面部材4cが展示板4aの下面に4つ設けられている。そして、互いに対向する側面部材4cの中央部分を結ぶように、2本の支持部材4bが展示板4aの下面に十字状に設けられている。この支持部材4bの高さは、側面部材4cと同じ所定の高さとなっている。更に、支持部材4b上には、上述した天板部3に設けられた貫通孔3gに対応する位置に、固定用孔4dが4箇所設けられている。
また、展示板4aの上側の面は、展示物を置くための展示面を形成する。そこで、図3(c)に示すように、展示板4aの上には、展示物の展示内容を考慮して決められた装飾のためのクロス4eが貼り付けられている。
次に、図4〜図6に基づいて支持脚部2の構成について説明する。図4は、支持脚部2を形成する脚部対20に含まれる第1脚部5の構成を示す図である。図4の上段(a)は、第1脚部5を上方から見た状態を示し、中段(b)は第1脚部5を正面から見た状態を示し、下段(c)は第1脚部5のA−A断面を示している。また、図5は、当該脚部対20に含まれる第2脚部6の構成を示す図である。図5の上段(a)は、第2脚部6を上方から見た状態を示し、中段(b)は第2脚部6を正面から見た状態を示し、下段(c)は第2脚部6のB−B断面を示している。また、図6は、当該脚部対20の構成を示す図であり、その上段(a)は、脚部対20の斜視図であり、下段(b)は、脚部対20における第1脚部5と第2脚部6の結合部を上方から見た図である。なお、第1脚部5、第2脚部6、及び各脚部を構成する後述の各板材においては、その高さ方向は、支持脚部2を形成したときの上下方向に沿う方向として定義され、その長さ方向は高さ方向に垂直な方向であって支持脚部2が地面等に配置されたときに地面等に平行となる方向として定義される。したがって、例えば、図4(b)、図5(b)において、図中の上下方向が高さ方向となり、図中の左右方向が長さ方向となる。
第1脚部5は、5枚の板状の部材(板材)によって形成されている。具体的には、図4に示すように第1脚部5は、1枚の主板材50と、2枚の第1副板材51と、2枚の第2副板材52を有する。主板材50、第1副板材51、第2副板材52は、それぞれ同じ高さ及び厚さを有する長方形板状の部材である。そして、第2副板材52は、第1副板材51よりも長い。例えば、各板材の高さは150mmであり、各板材の厚さは15mmである。そして、主板材50の長さは900mmであり、第1副板材51の長さは427.5mmであり、第2副板材52の長さは442.5mmである。
ここで、図4(b)に示すように、主板材50には、その左端部から第2副板材52の長さに相当する位置に、主板材50の上方端縁からその高さ下方向に延在する切り欠き部53が設けられている。なお、切り欠き部53は、幅15mm、深さ90mmとして形成される。更に、主板材50には、その左端部及び右端部から所定の距離の位置に、主板材50の厚さ方向に貫通する貫通孔50aが形成されている。また、第1副板材51には、その右端部から同じ所定の距離の位置に、第1副板材51の厚さ方向に貫通する貫通孔51aが形成されており、第2副板材52には、その左端部から同じ所定の距離の位置に、第2副板材52の厚さ方向に貫通する貫通孔52aが形成されている。貫通孔50a、51a、52aの直径は全て同じである。
このような各副板材51、52が主板材50に貼り付けられることで第1脚部5が形成される。具体的には、図4(a)に示すように、主板材50の各面に対して1枚の第1副
板材51と1枚の第2副板材52が配置される。なお、本願明細書において、主板材50に対する各副板材51、52の配置状態を、所定配置状態と称する。したがって、主板材50の各面において、第1副板材51、第2副板材52が所定の配置状態で貼り合わされることで、第1脚部5が形成されることになる。
この所定配置状態では、図4に示すように、主板材50の左端部と第2副板材52の左端部が面一の状態とされ、且つ、主板材50の右端部と第1副板材51の右端部が面一の状態とされる。その上で、第1副板材51及び第2副板材52は、主板材50に対してその高さ下方向に所定量(例えば、30mm)ずらした位置に配置される。この所定配置状態にあるとき、主板材50に設けられた貫通孔50aは各副板材に覆われた状態とはならず、また、各副板材51、52に設けられた貫通孔51a、52aは、主板材50に遮られることなく互いに対向した状態となる(図4(c)を参照)。
また、上記の通り、第2副板材52の長さは主板材50の左端部から切り欠き部53の位置までの距離と同じであるから、所定配置状態では、図4(b)に示すように、切り欠き部53は第2副板材52によって覆われることはない。そして、第1脚部5の長さ方向において、第1副板材51の左端部と第2副板材52の右端部との間には、主板材50の表面が露出する空間54が形成され、当該空間54の幅(長さ方向の端部間距離)は、後述する第2脚部6の主板材60と第2副板材62の厚さの合計(すなわち、30mm)となる。また、この露出空間54により、切り欠き部53は、第1副板材51及び第2副板材52によって覆われずに露出した状態となる。
このような所定配置状態が主板材50の両面に形成されることで、図4(a)に示すように、主板材50を挟んで、一方の面における第1副板材51の反対側には他方の面における第2副板材52が位置し、一方の面における第2副板材52の反対側には他方の面における第1副板材51が位置することになる。また、図4(c)に示すように、中央に挟まれた主板材50が各副板材に対して上方にずれていることで、その飛び出した主板材50の一部により、第1脚部5の上方端縁にその長さ方向に延在する凸部が形成されることになる。一方で、各副板材51、52が主板材50に対して下方にずれることで、その飛び出した各副板材51、52の一部により、第1脚部5の下方端縁にその長さ方向に延在する溝部が形成されることになる。
次に、第2脚部6について説明する。第2脚部6も、5枚の板状の部材(板材)によって形成されている。具体的には、図5に示すように第2脚部6は、1枚の主板材60と、2枚の第1副板材61と、2枚の第2副板材を有する。主板材60、第1副板材61、第2副板材62は、それぞれ同じ高さ及び厚さを有する長方形板状の部材である。そして、第1副板材61及び第2副板材62は、第1脚部5に関する第1副板材51、第2副板材52と、寸法、形状は同一である。
ここで、図5(b)に示すように、主板材60には、その左端部から第2副板材62の長さに相当する位置に、主板材60の下方端縁からその高さ上方向に延在する切り欠き部63が設けられている。なお、切り欠き部63は、幅15mm、深さ90mmとして形成される。更に、主板材60には、その左端部及び右端部から、第1脚部5の場合と同じ所定の距離の位置に、主板材60の厚さ方向に貫通する貫通孔60aが形成されている。また、第1副板材61には、その右端部から同じ所定の距離の位置に、第1副板材61の厚さ方向に貫通する貫通孔61aが形成されており、第2副板材62には、その左端部から同じ所定の距離の位置に、第2副板材62の厚さ方向に貫通する貫通孔62aが形成されている。貫通孔60a、61a、62aの直径は全て同じである。
このような主板材60に対して、主板材60の各面において、副板材61、62が第1
脚部5の場合と同じ所定配置状態を形成するように貼り付けられる。その結果、第2脚部6においても、主板材60に設けられた貫通孔60aは各副板材に覆われた状態とはならず、また、各副板材61、62に設けられた貫通孔61a、62aは、主板材60に遮られることなく互いに対向した状態となる(図5(c)を参照)。また、図5(b)に示すように、主板材60の各面において第1副板材61の左端部と第2副板材62の右端部との間には、第1脚部5の主板材50と第2副板材52の厚さの合計(上記例に従えば、30mm)の間隔を有する空間64が形成され、以て、切り欠き部63は第1副板材61及び第2副板材62によって覆われずに露出した状態となる。
更に、図5(a)に示すように、主板材60を挟んで、一方の面における第1副板材61の反対側には他方の面における第2副板材62が位置し、一方の面における第2副板材62の反対側には他方の面における第1副板材61が位置することになる。また、図5(c)に示すように、中央に挟まれた主板材60が各副板材に対して上方にずれていることで、その飛び出した主板材60の一部により、第2脚部6の上方端縁にその長さ方向に延在する凸部が形成されることになる。一方で、各副板材61、62が主板材60に対して下方にずれることで、その飛び出した各副板材61、62の一部により、第2脚部6の下方端縁にその長さ方向に延在する溝部が形成されることになる。
このように構成される第1脚部5と第2脚部6を、それぞれの切り欠き部53、63を介して結合し、脚部対20が形成された状態が、図6(a)に示されている。この脚部対20においては、第1脚部5の最下面(すなわち、各副板材51、52の下端面)と、第2脚部6の最下面(すなわち、各副板材61、62の下端面)が同じ高さとなり、且つ、第1脚部5の最上面(すなわち、主板材50の上端面)と、第2脚部6の最上面(すなわち、主板材60の上端面)が同じ高さとなる。
ここで、図6(b)に基づいて、第1脚部5と第2脚部6の結合状態について説明する。第1脚部5及び第2脚部6においては、各脚部の各面において対応する各副板材が所定配置状態に配置されている。そのため、第1脚部5と第2脚部6の結合においては、一方の脚部に対して他方の脚部が段差状の接触面を介して結合した状態となっている。具体的には、第1脚部5の第2脚部6に対する結合においては、主板材50と第2副板材52がその厚さ方向で、第1副板材61と第2副板材62との間の空間64に挟まった状態であって、且つ第1副板材51の長さ方向の端面が第2副板材62の面に接触した状態となる。すなわち、主板材50と第2副板材52の第2脚部6側への接触面と、第1副板材51の第2脚部6側への接触面がずれた段差状の結合状態が形成されている。同じように、第2脚部6の第1脚部5に対する結合においては、主板材60と第2副板材62がその厚さ方向で、第1副板材51と第2副板材52との間の空間54に挟まった状態であって、且つ第1副板材61の長さ方向の端面が第2副板材52の面に接触した状態となる。すなわち、主板材60と第2副板材62の第1脚部5側への接触面と、第1副板材61の第1脚部5側への接触面がずれた段差状の結合状態が形成されている。
このように各脚部が相互に段差状の接触面を介して結合されていることで、第1脚部5に対する第2脚部6の回転に対する規制面が増えることになり、また、第2脚部6に対する第1脚部5の回転に対する規制面が増えることになるため、脚部対20における第1脚部5及び第2脚部6の回転がたつきを抑制することが可能となる。したがって、脚部対20により極めて安定した展示物の支持が可能となる。
ここで、脚部対20においては、図6(a)に示すように、その上方端縁には、第1脚部5側の凸部と第2脚部6側の凸部により、十字形状の凸部が形成されることになる。同様に、脚部対20の下方端縁には、第1脚部5側の溝部と第2脚部6側の溝部により、十字形状の溝部が形成されることになる。この脚部対20における十字状の凸部により、脚
部対20による支持面が形成される。そして、本実施例では、一の脚部対20における当該十字状の凸部による支持面は、別の脚部対20を支持するとともに、天板部3を支持することで、展示台1が組み立てられることになる。
そこで、図7に基づいて、展示台1の組立手順を説明する。図7(a)に示す脚部対20に対して、その上に更に脚部対20が積み重ねられる。具体的には、下方の脚部対20の上方端縁の十字状の凸部が、上方の脚部対20の下方端縁の十字状の溝部に嵌まり込む。このとき、下方の脚部対20の主板材50、60に設けられた貫通孔50a、60aが、上方の脚部対20の第1副板材51、61に設けられた貫通孔51a、61a、及び、上方の脚部対20の第2副板材52、62に設けられた貫通孔52a、62aと一直線上に並んだ状態となる。そこで、図7(b)に示すように、この並んだ貫通孔を利用してボルトとナットにより、上下の脚部対同士を固定することができる。そして、図7(c)には、脚部対20を4段積み重ねて形成された支持脚部2を示しており、隣接する脚部対20同士は、上記の固定手法により固定されている。
支持脚部2が形成されると、その支持脚部2の最上方に位置する脚部対20の十字状の凸部が、天板部3の展示板3dの下面に形成された十字状の溝部に嵌まり込むことで、脚部対20の上記支持面による天板部3の支持が行われることになる(図7(d)を参照)。なお、脚部対20に天板部3が嵌め込まれると、第1部材3aと第2部材3bに設けられた貫通孔3cと、脚部対20側の主板材50、60に設けられた貫通孔50a、60aが一直線上に並ぶため、この並んだ貫通孔を利用してボルトとナットにより脚部対20と天板部3とを固定する(図7(e)を参照)。そして、当該天板部3に対しては、天板3dに設けられた貫通孔3gと展示板部4の支持部材4bに設けられた固定用孔4dを利用して、展示板部4が固定され(図7(d)を参照)、展示台1の組立てが完了する(図7(f)を参照)。
このように構成される展示台1は、脚部対20の積み重ね数を調整することで、支持脚部2の高さを展示物の展示内容等に応じて適宜調整することができ、展示台1の汎用性を高めることができる。例えば、図8の(a)〜(e)には、脚部対20の積み上げ数を1〜5個とした場合の展示台1の状態が示されている。また、展示台1を複数隣接して並べることで、展示物の大きさや内容に応じた展示面の面積調整が可能となる。例えば、図8の(f)〜(h)には、展示台1を横に1〜3個並べた状態、及び図8の(i)には、展示台1を縦横2列ずつ並べた状態が示されている。なお、図1からも理解できるように、一の展示台1における展示板部4の展示面面積は、天板部3の天板3dの面積よりも小さい。そのため、展示台1を隣接して並べると、隣接した展示面同士の間に隙間が生まれる。そこで、図8の(g)〜(i)のように複数の展示台1を並べる場合には、展示面間の隙間を埋めるための部材7を配置するのが好ましい。
そして、展示台1を形成する天板部3、展示板部4、及び脚部対20を支持する第1脚部5、第2脚部6は、いずれも板状の部材である。そのため、展示台1を使用しない場合は、これらの板状の部材に至るまで展示台1を分解すれば、その保管に要するスペースを省略でき、保管コストを抑制することが可能となる。そして、必要に応じて適切な展示台1およびその配列を形成することで、やはり展示台1の汎用性が高まることになり、以て展示台1に関する部材の廃棄量を抑制することが可能となる。
<変形例>
上記実施例に示す展示台1では、各部材は木材を原材料として製造されるが、木材に代えて強化段ボールを各部材の原材料として採用することもできる。強化段ボールを利用することで、各部材の製造労力を低減することができる。また、特に、脚部対20を形成する第1脚部5及び第2脚部6は、展示物を支持するために比較的大きな強度が必要とされ
る。そこで、第1脚部5及び第2脚部6に含まれる主板材50、60の厚さを、他の副板材51、52、61、62の厚さよりも厚くしてもよい。また、別法として、主板材50、60を複数枚重ねて一枚の主板材としてもよい。
更に、支持脚部2に含まれる最下方の脚部対20の下に、当該脚部対20の局所的な高さを調整するためのアジャスタを設置してもよい。これにより、展示台1全体の細かな高さや傾きを調整することが可能となる。
本発明に係る展示台1の第2の実施例について、図9〜図12に基づいて説明する。なお、本実施例に係る展示台1は、上記実施例1に係る展示台1と比べて、支持脚部2の構成は同じであり、天板部11および展示板部12の構成が異なる。そこで、共通する支持脚部2の構成の詳細な説明は省略する。
本実施例に係る展示台1の天板部11は、図示はしていないが、支持脚部2の最上方の支持脚対20に対する結合手段として、図2(a)に示す十字型の溝部を正方形板状の天板11bの下面に有している。そして、この天板11bの4辺の周囲を囲むように、所定の高さを有する枠部11aが設けられている。そのため、天板部11は、図9に示すように天板11bの内部盆地状に窪んだ形状を有する。そして、この天板11bの内部に展示板部12が嵌め込まれる。なお、天板部11と展示板部12との間にはある程度の隙間が存在している。また、天板部11と展示板部12との固定手段については、上記の天板部3と展示板4との固定手段と同様であるため、その説明は省略する。
そして、図10に示すように、天板部11に展示板12が取り付けられた状態において、更にカバー部15が展示板部12上に設置される。このカバー部15は、透明なアクリル板で形成され、外部からの接触から展示板12上の展示物を保護しながらその展示を可能とするものである。図11及び図12に、カバー部15の取付状態を示す。カバー部15は、直角に曲がった2面を有する4本の支柱13と、カバー方向の4面に対応する4枚の透明なアクリル板14から形成される。なお、図12は、支柱13とアクリル板14との結合部位を上方から見た状態を示している。
このように支柱13の二面のそれぞれをアクリル板14に接触させ、両者を貫通する貫通孔を利用してねじ止めする。これを、カバー部15の4隅で行うことで、カバー部15は、図10に示すような自立可能な状態となる。そして、天板部11と展示板部12との間の隙間に、カバー部15を形成する各アクリル板14を差し込むことで、図10に示す展示台1が完成される。
本発明に係る展示台1の第3の実施例について、図13〜図19に基づいて説明する。なお、本実施例に係る展示台1は、上記実施例1に係る展示台1に対して組み立て式のカバー部30を付加するものであり、天板部3、展示板部4および支持脚部2に係る構成は上記実施例1に係る展示台1と基本的に同じである。そのため、これらの構成についての詳細な説明は省略する。
図13は本発明に係る展示台1の第3の実施例の全体像を表している。該図に示すように、本実施例に係る展示台1は、展示板部4の周囲及び上部がカバー部30によって覆われており、当該カバー部30は透明なアクリル板であるカバー側面部材31を4つ、透明なアクリル角柱であるカバー支柱部材を4つ、透明なアクリル板であるカバー天板部材1つを組み合わせることによって形成されている。なお、カバー天板部材33は透明なポリカーボネート製の皿ネジ34でカバー支柱部材32にネジ止めされる。このようにカバー
を構成する全ての部材を透明体とすることで、展示物に対する視認性の低下を抑えることができる。そして、カバー部30は側面部材31に設けられた貫通孔(図示せず)を通じて展示板部4にネジ止めされる。
これによって、展示物を埃や水滴、観覧者による接触等から保護することが可能となる。カバー部30を構成する各部材は、以下で述べるような構成によってお互いに結合されており、側面部材31を展示板部4に固定することで、十分な強度を持ったカバー部30を構成することが可能になる。
続けて、カバー部30を構成する各部材の詳細な形状、およびこれらの組み立て方法について説明する。側面部材31は、展示板部4及び展示物(図示せず)のサイズに合わせた寸法(例えば、幅848mm×高さ446mm)に形成されたアクリル板である。
そして、図14は、一の側面部材31と他の側面部材の端部同士が結合された状態を示しており、側面部材31は2つとも同じ形状であることを踏まえると、図14からも、ひとつの側面部材31の一方の端部に31a、31cが設けられ、他方の端部に31b、31dが設けられていることが理解できる。該筒状体は、例えば小さなアクリル板を接着剤で接合して形成した角パイプを側面部材の基礎となるアクリル板に接着して設けても良いし、筒状体を含む側面部材全体として一体的に形成しても良い。
ここで、側面部材31の一方の端の筒状体31a、31cと、他方の端の筒状体31b、31dは、お互いに高さ方向において重なる部分が無いように、かつ組み合わせた際に隙間が生じないように配置されている。
また、最下部に位置する筒状体31dは、その下端が、側面部材31の下端から展示板部4の高さ(例えば30mm)と略同じ高さの位置になるように設けられる。さらに、最上部に位置する筒状体31aは、その上端が、側面部材31の上端から、後述する天板部材33の段部33a厚さ(例えば4mm)と略同じ距離だけ低い位置になるように設けられる。
このような形状の側面部材31は、図15に示すように、隣接する他の側面部材31と、互いの筒状体31a、31cと筒状体31b、31dとが、展示板部4の四隅において角を揃えて同一の軸上に配置されるように、組み合わされる。筒状体31a〜31dは同じ形状であるため、これらの中空部も同一の軸上に配置されることになり、該同一の軸上に配置された筒状体31a〜31dの中空部に、支柱部材32を挿通することにより、側面部材31同士が結合される。
ここで、支柱部材32は正四角柱であり、筒状体31aの上端から筒状体31dの下端までの高さ(例えば412mm)と略同じ高さを有している。また、支柱部材32の上端面には天板部材33をネジ止めするためのネジ穴が形成されている。
そして、図16に示すように、上記の通り結合された側面部材31と支柱部材32に天板部材33が載置され、天板固定皿ネジ34によって、ネジ頭が天板部材33の上面と面一になるように支柱部材32にネジ止めされる。
ここで、上記の天板部材33は各辺の長さが展示板部4の各辺の長さ(例えば854mm)に側面部材31の厚み(例えば6mm)分を加えた長さであり、天板部材33の厚みは、相当の部材強度を維持しつつ、取扱いに不便の生じない厚さ(例えば、8mm)である。さらに、天板部材34は内側の面の四辺全てに沿って、図16中の拡大部分において示すような段部33aが設けられており、該段部33aの幅は、側面部材31の厚みと略
同一(例えば6mm)で、厚みは、側面部材31を内側から支え得る程度の高さ(例えば4mm)に設けられる。
天板部材のこのような構造によって、天板部材33の重量を側面部材31の全ての上端面で均一に支えることができ、側面部材31を天板部材33の段部段部33aが内側から支え得るため、側面部材31に外側からの力が加わっても、側面部材31が内側に撓むことを抑止することができる。
さらに、上記のように筒状体31a〜31dが高さ方向に隙間が生じないように配置されていることにより、筒状体部分においても天板部材33を支持することが可能となる。
以上のようにして組み上がったカバー部30は、側面部材31の下部に設けられた貫通孔31eを通じて、展示板部4にネジ止め固定され、図13に示す展示台1が完成する。
次に、カバー部30を構成する各部材の収納方法について説明する。まず、図17に示すように、2つの側面部材31を内側が向かい合うように重ね合わせる。すると、図18に示すように、一方の側面部材の31a、31cと、他方の側面部材の31b、31dとが、両端のそれぞれで一列に並べられるため、ここに皿ネジ34を浅くねじ込んだ状態の支柱部材32を挿通する。このようにすることで、側面部材31、支柱部材32、天板固定皿ネジ34が、それぞれ2つずつまとまった状態のカバー収納時ユニット36が1つ出
来上がる。
そして、図19において示すように、天板部材33の上にカバー収納時ユニット36を2つ並べて重ね置くことで、一組みの展示物カバー部30を、ほとんど無駄なスペースを使うことなく、コンパクトに保管、移送することができる。また、このようにひとまとまりに管理することで、部品を紛失するリスクも極めて小さくすることが可能となる。
<変形例>
上記実施例3に示す展示台1では、側面部材31の各端部に、軸方向に垂直な断面が正方形となる筒状体が2つずつ設けられていたが、側面部材31に設けられる筒状体の数は、各端部に1つ以上であれば、いくつであってもよい。例えば、側面部材31の高さに応じて各端部に1つずつ、或いは4つずつとすることも可能であるし、一方の端部に1つの筒状体を設け、他方の端部に2つの筒状体を設けるような構成としてもよい。更に、筒状体の形状についても、中空部の軸を合わせ得る限りにおいて、自由に形成できる。例えば円筒形状としてもよいし、三角形の断面形状を有するものとしてもよい。なお、筒状体の中空部の形状についても同様であり、これに合わせて、該筒状体の中空部に挿通される支柱部材32の形状についても、例えば、円柱としても良いし、三角柱としてもよい。
また、上記実施例3では、同じ形状の側面部材31を4つ用いて、展示物の全周囲を囲うカバー部30を形成しているが、側面部材の形状はそれぞれ異なったものを用いてもよい。異なる形状の側面部材を用いることで、カバー部30の形状を、例えば平面視で長方形となるようにすることも、鈍角を有する三角形とすることもできる。更に、カバー部30は、展示物の全周囲を側面部材31で囲う形状に組み立てられなくともよい。例えば、展示施設の壁面や、背景となる図柄が表された他の部材等を利用して、側面部材31が平面視で「コの字型」や、「くの字型」になるように組み立てることも可能である。
以上のように、各部材の形状と配置を様々に工夫することで、コンパクトに収納できるうえ、様々な展示内容に応じたカバー部を有する展示台を提供することが可能となる。
1・・・・展示台
2・・・・支持脚部
3、11・・・・天板部
3a・・・・第1部材
3b・・・・第2部材
3d・・・・天板
3e・・・・溝部
4、12・・・・展示板部
5・・・・第1脚部
6・・・・第2脚部
13・・・・支柱
14・・・・アクリル板
15、30・・・・カバー部
20・・・・脚部対
31・・・・カバー側面部材
32・・・・カバー支柱部材
33・・・・カバー天板部材
34・・・・カバー天板固定皿ネジ
35・・・・カバー側面固定ネジ
36・・・・カバー収納時ユニット
50、60・・・・主板材
51、61・・・・第1副板材
52、62・・・・第2副板材
53、63・・・・切り欠き部

Claims (11)

  1. 展示物が置かれる展示面を有する板状の展示部と、
    前記展示部を支持する支持脚部と、
    を備える展示台であって、
    前記支持脚部は、
    板状に形成される第1脚部と、
    前記第1脚部と同じ高さを有する板状の脚部であって、該第1脚部と組み合わされて脚部対を形成しその組み合わされた状態において該第1脚部の上方端縁とともに所定の支持面を形成する第2脚部と、
    を有し、
    前記第1脚部と前記第2脚部のそれぞれは、その高さ方向の一方の端縁に沿って部が形成されるとともに該高さ方向の他方の端縁に沿って部が形成されており
    一の前記脚部対の前記第1脚部と前記第2脚部が有する前記溝部又は前記凸部が、他の前記脚部対における前記第1脚部と前記第2脚部が有する前記凸部又は前記溝部と嵌合することで、該一の脚部対と該他の脚部対が積み重ね可能となるように前記支持脚部は形成され、
    前記第1脚部は、該第1脚部が有する前記凸部が形成された前記一方の端縁から、その高さ方向に延在する第1脚部側切り欠き部が設けられた第1脚部側主板材と、前記第1脚部側主板材と同じ高さを有する、2枚の第1脚部側第1副板材と、前記第1脚部側主板材と同じ高さを有する、2枚の第1脚部側第2副板材と、を有し、
    前記第2脚部は、該第2脚部が有する前記溝部が形成された前記他方の端縁から、その高さ方向に延在する切り欠き部であって、前記第1脚部との組み合わせによる前記脚部対を形成するための第2脚部側切り欠き部が設けられ、前記第1脚部側主板材と同じ高さを有する第2脚部側主板材と、前記第2脚部側主板材と同じ高さを有する、2枚の第2脚部側第1副板材と、前記第2脚部側主板材と同じ高さを有する、2枚の第2脚部側第2副板材と、を有し、
    前記第1脚部側主板材の一方の面において、一の前記第1脚部側第1副板材と一の前記第1脚部側第2副板材が、該第1脚部側主板材の高さ方向であって前記第1脚部側切り欠き部の開口部が位置しない端縁の方向にともに所定量ずらした位置に配置され、且つ、該第1脚部側主板材の長さ方向において、該一の第1脚部側第1副板材と該一の第1脚部側第2副板材が、該第1脚部側切り欠き部を覆わないように且つ両副板材の間隔が、前記第
    2脚部側主板材の厚さ及び前記第2脚部側第2副板材の厚さの合計となるように配置される所定の第1脚部側配置状態が形成され、
    前記第1脚部側主板材の他方の面においても前記所定の第1脚部側配置状態が形成されるように、前記第1脚部側主板材を挟んで、前記一方の面における前記第1脚部側第1副板材の反対側に他の前記第1脚部側第2副板材が配置され、且つ、前記一方の面における前記第1脚部側第2副板材の反対側に他の前記第1脚部側第1副板材が配置され、
    前記第2脚部側主板材の一方の面において、一の前記第2脚部側第1副板材と一の前記第2脚部側第2副板材が、該第2脚部側主板材の高さ方向であって前記第2脚部側切り欠き部の開口部が位置する端縁の方向にともに前記所定量ずらした位置に配置され、且つ、該第2脚部側主板材の長さ方向において、該一の第2脚部側第1副板材と該一の第2脚部側第2副板材が、該第2脚部側切り欠き部を覆わないように且つ両副板材の間隔が、前記第1脚部側主板材の厚さ及び前記第1脚部側第2副板材の厚さの合計となるように配置される所定の第2脚部側配置状態が形成され、
    前記第2脚部側主板材の他方の面においても前記所定の第2脚部側配置状態が形成されるように、前記第2脚部側主板材を挟んで、前記一方の面における前記第2脚部側第1副板材の反対側に他の前記第2脚部側第2副板材が配置され、且つ、前記一方の面における前記第2脚部側第2副板材の反対側に他の前記第2脚部側第1副板材が配置され、
    前記脚部対が形成された状態において、
    前記第1脚部側第1副板材と前記第1脚部側第2副板材との間に、前記第2脚部側主板材と前記第2脚部側第2副板材とがそれらの厚さ方向で嵌め込まれ、且つ、前記第2脚部側第1副板材の長さ方向の端面が該第1脚部側第2副板材に対向するように配置され、
    前記第2脚部側第1副板材と前記第2脚部側第2副板材との間に、前記第1脚部側主板材と前記第1脚部側第2副板材とがそれらの厚さ方向で嵌め込まれ、且つ、前記第1脚部側第1副板材の長さ方向の端面が該第2脚部側第2副板材に対向するように配置される、
    展示台。
  2. 前記展示部は、前記支持脚部において最上方に位置する前記脚部対の前記第1脚部と前記第2脚部が有する前記溝部又は前記凸部と嵌合可能な嵌合部を、前記展示面とは反対側の面に有する、
    請求項1に記載の展示台。
  3. 前記脚部対が形成された状態において、
    前記第2脚部側第1副板材の長さ方向の端面が前記第1脚部側第2副板材に接触するように配置され、
    前記第1脚部側第1副板材の長さ方向の端面が前記第2脚部側第2副板材に接触するように配置される、
    請求項1又は2に記載の展示台。
  4. 前記第1脚部側第1副板材は、第1所定長さを有し、
    前記第1脚部側第2副板材は、前記第1所定長さより長い第2所定長さを有し、
    前記第2脚部側第1副板材は、前記第1所定長さを有し、
    前記第2脚部側第2副板材は、前記第2所定長さを有し、
    前記第1脚部側主板材の長さ方向の端面のそれぞれは、前記第1脚部側第1副板材の長さ方向の端面であって対向する前記第1脚部側第2副板材とは反対側の端面、及び該第1脚部側第2副板材の長さ方向の端面であって対向する該第1脚部側第1副板材とは反対側の端面と面一となるように配置され、
    前記第2脚部側主板材の長さ方向の端面のそれぞれは、前記第2脚部側第1副板材の長さ方向の端面であって対向する前記第2脚部側第2副板材とは反対側の端面、及び該第2脚部側第2副板材の長さ方向の端面であって対向する該第2脚部側第1副板材とは反対側の端面と面一となるように配置される、
    請求項に記載の展示台。
  5. 前記第1脚部側主板材の厚さは、前記第1脚部側第1副板材の厚さ、及び前記第1脚部側第2副板材の厚さより大きく、
    前記第2脚部側主板材の厚さは、前記第2脚部側第1副板材の厚さ、及び前記第2脚部側第2副板材の厚さより大きい、
    請求項から請求項の何れか1項に記載の展示台。
  6. 前記展示部の展示面上に配置される透明な展示物カバーを備えており、該展示物カバーは組み立て式であることを特徴とする、
    請求項1からの何れか1項に記載の展示台。
  7. 前記展示物カバーは、
    透明な板材により形成され、展示物の周囲の少なくとも一部を囲うように組み立てられる複数の側面部材と、
    一以上の透明な支柱部材を備え、
    前記側面部材のそれぞれは、
    展示物が載置される側の面の幅方向の端部それぞれに、中空部が該側面部材の高さ方向に延在する一以上の筒状体を有しており、
    一方の端の前記筒状体と他方の端の前記筒状体は、お互いに高さ方向において重なる部分が無いように設けられており、
    組み立て状態において、一の側面部材の前記筒状体の中空部と当該側面部材に隣接する他の側面部材の前記筒状体の中空部とが、同一の軸上に配置され、該同一の軸上に配置された複数の前記筒状体の中空部に、前記支柱部材が挿通されることにより、該一の側面部材と該他の側面部材同士が結合されることを特徴とする、
    請求項に記載の展示台。
  8. 前記複数の側面部材は、全て同じ形であることを特徴とする、
    請求項に記載の展示台。
  9. 前記筒状体は、軸方向に垂直な断面の外周が正方形であることを特徴とする
    請求項又はに記載の展示台。
  10. 前記組み立て式展示物カバーは、
    展示物の上部を覆う板状の天板部材を備え、
    該天板部材は、展示物が載置される側の面の各辺に沿って、幅が前記側面部材の厚みと略同一の幅である、所定の高さの段部有しており、
    前記組み立て状態において、
    最も上部に位置する前記筒状体の上端が、前記側面部材の上端から、前記天板部材の段部の所定の高さだけ低い位置に配置され、
    前記天板部材は、前記段部が前記側面部材の上端面で支持されるように、前記側面部材上に載置されることを特徴とする、
    請求項からの何れか1項に記載の展示台。
  11. 前記天板部材は、
    両面を貫通する一以上の孔を有しており、
    前記組み立て状態において、該孔は前記筒状体に挿通されたそれぞれの前記支柱部材の上部に配置され、
    該孔を通じて、結合部材により、前記各支柱部材と結合されることを特徴とする
    請求項10に記載の展示台。
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