JP2019167773A - 組立フェンス - Google Patents

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Abstract

【課題】ある程度の個体差や経年伸縮に関わらず,容易に平積みができてその状態で崩落もしにくい組立フェンスを提供すること。【解決手段】本発明の組立フェンス2は,多角形の平板状であり,辺同士を突き合わせて組み立てることで壁状をなすことができるとともに,面同士を向き合わせて平積みに積み重ねることができるものであって,積み重ね時に他の組立フェンスと接触する重ね合わせ部23を有し,重ね合わせ部23には,重ね合わせ相手である他の組立フェンスの位置に対して向けられた曲面形状部が形成されているものである。【選択図】図1

Description

本発明は,辺同士を突き合わせて組み立てることで壁状をなすことができる組立フェンスに関する。さらに詳細には,組み立てない場合には面同士を向き合わせて平積みすることができるようにされている組立フェンスに関するものである。
従来から,複数のピースを施工現場で組み立ててフェンスを構築する組立フェンスが用いられている。このような組立フェンスによるフェンスは,構築された状態で恒久的に使用されるとは限らない。一旦構築されたフェンスを解体して,後に再度フェンスの構築に供されることもある。そのため,多数の組立フェンスを,組み立てない個体の状態で保管しておく必要がある。さらにその状態で施工現場へ運搬する必要も生じる。
このような保管時・運搬時の便宜を考慮した組立フェンスの例として,特許文献1に記載されているガードフェンスを挙げることができる。同文献の図2には,ガードフェンスが平積みされている様子が描かれている。同文献のガードフェンスには,そのフレーム部(1)に角形の凸部(5a)および凹部(5b)が形成されている。同文献の図2の平積み状態では,ガードフェンス同士で凸部(5a)と凹部(5b)とが嵌り合っている。これにより,平積み状態が容易には崩れないようになっている。このためこの平積み状態のガードフェンスを,崩落の心配なく運搬することもできる。
実開平5−57011号公報
しかしながら,前記した従来の技術には次のような問題点があった。実際にガードフェンスを平積みしようとすると,上記の凸部(5a)と凹部(5b)とがうまく嵌らない場合があることである。むろん,同一の仕様のガードフェンスを平積みする場合の話である。そのようなことが起こる原因は,個々のガードフェンスの個体差および経年伸縮である。特に,新旧のガードフェンスを混載で使用する場合には,平積みがうまくできない場合が多かった。新しいものと古いものとは別々に平積みすることも考えられるが,管理が煩雑になるという問題があった。
本発明は,前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,ある程度の個体差や経年伸縮に関わらず,容易に平積みができてその状態で崩落もしにくい組立フェンスを提供することにある。
本発明の一態様における組立フェンスは,多角形の平板状であり,辺同士を突き合わせて組み立てることで壁状をなすことができるとともに,面同士を向き合わせて平積みに積み重ねることができる組立フェンスであって,積み重ね時に他の組立フェンスと接触する重ね合わせ部を有し,重ね合わせ部には,重ね合わせ相手である他の組立フェンスの位置に対して向けられた曲面形状部が形成されているものである。
上記態様における組立フェンスでは,組み立てて壁状をなさしめた状態での使用に供しないときには,平積みに積み重ねることができる。この積み重ね状態にした積み重ね体においては,上下の組立フェンス間で,重ね合わせ部の曲面形状部同士が接することとなる。このため,組立フェンス間にある程度の個体差や経年伸縮があっても,容易に積み重ねができる。したがって,積み重ね体の状態での保管,運搬がしやすい。
上記態様の組立フェンスではさらに,重ね合わせ部の表裏両面に曲面形状部が形成されており,一方の面の曲面形状部が凸曲面であるとともに他方の面の曲面形状部が凹曲面であり,凸曲面の曲率よりも凹曲面の曲率の方が緩やかであることが望ましい。このように凸曲面と凹曲面との間に曲率の関係があると,上下の重ね合わせ部同士で水平面内方向に少し位置ずれがあっても,安定性が高い。このため,積み重ね体の崩落が起こりにくい。
上記態様の組立フェンスではまた,全体形状における一辺とその対辺とにそれぞれ重ね合わせ部を有していることがより好ましい。このようになっていれば,組立フェンスを平積みするに際して,水平面内で180°回転させても同じ形状となる。したがって,積み重ね体にするに当たって,個々の組立フェンスの向きを揃える必要がない。このため積み重ねの作業が楽である。
上記態様の組立フェンスではさらに,一辺上の重ね合わせ部と対辺上の重ね合わせ部とで,曲面形状部がそれぞれ独立にアーチ形状をなしていることが望ましい。このようになっていれば,上下の組立フェンス間に多少の寸法差があっても,その寸法差による重ね合わせ部同士の位置ずれを両者に均等に割り振った状態が安定位置となる。このため,積み重ね体の安定性が極めて高い。
一辺とその対辺とにそれぞれ重ね合わせ部を有する態様の組立フェンスではまた,一辺上の重ね合わせ部にて凸曲面が形成されている面に対して対辺上の重ね合わせ部では凹曲面が形成されていることが望ましい。このようになっていれば,積み重ね体にするに当たって,個々の組立フェンスの表裏を揃える必要がない。このため積み重ねの作業が楽である。
一辺とその対辺とにそれぞれ重ね合わせ部を有する各態様の組立フェンスではあるいは,全体形状における一辺およびその対辺に,組み立て時に他の組立フェンスまたは土台との協働で支柱を保持する支柱保持穴が形成されており,重ね合わせ部の一面側の凸曲面と他面側の凹曲面との間の位置が,支柱保持穴の空洞部となっていることが望ましい。このようになっている組立フェンスでは,組立時や積み重ね時のための機能に関する部分が,端部の縁辺部に集中している。その分,デザイン処理に制約のない部分を広く取ることができる。
本構成によれば,ある程度の個体差や経年伸縮に関わらず,容易に平積みができてその状態で崩落もしにくい組立フェンスが提供されている。
第1の形態に係る組立フェンスを示す俯瞰斜視図である。 図1の組立フェンスの仰観斜視図である。 図1の組立フェンスの積み重ね体を示す斜視図である。 図1中の重ね合わせ部の部分の拡大斜視図である。 図2中の重ね合わせ部の部分の拡大斜視図である。 図1の組立フェンスの重ね合わせ部の部分を示す正面図である。 第1の形態の重ね合わせ部同士を重ね合わせた状態を示す断面図(その1)である。 第1の形態の重ね合わせ状態の詳細を説明する断面図(その1)である。 第1の形態の重ね合わせ状態の詳細を説明する断面図(その2)である。 第1の形態の重ね合わせ状態の詳細を説明する断面図(その3)である。 変形例に係る重ね合わせ状態の詳細を説明する断面図(その1)である。 変形例に係る重ね合わせ状態の詳細を説明する断面図(その2)である。 変形例に係る重ね合わせ状態の詳細を説明する断面図(その3)である。 第1の形態の重ね合わせ部同士を重ね合わせた状態を示す断面図(その2)である。 第1の形態の重ね合わせ部同士を重ね合わせた状態を示す断面斜視図である。 第2の形態に係る組立フェンスを示す俯瞰斜視図である。 図16の組立フェンスの仰観斜視図である。 図16中の重ね合わせ部の部分の拡大斜視図である。 図17中の重ね合わせ部の部分の拡大斜視図である。 図16の組立フェンスの重ね合わせ部の部分を示す正面図である。 第2の形態の重ね合わせ部同士を重ね合わせた状態を示す断面図(その1)である。 第2の形態の重ね合わせ部同士を重ね合わせた状態を示す断面図(その2)である。 図16の組立フェンスの積み重ね体を示す斜視図である。 第2の形態の重ね合わせ部同士を重ね合わせた状態を示す断面斜視図(その1)である。 第2の形態の重ね合わせ部同士を重ね合わせた状態を示す断面斜視図(その2)である。 第2の形態の重ね合わせ部同士を重ね合わせた状態を示す断面斜視図(その3)である。 第3の形態に係る組立フェンスを示す俯瞰斜視図である。 図27の組立フェンスの仰観斜視図である。 図27中の重ね合わせ部の部分の拡大斜視図である。 図28中の重ね合わせ部の部分の拡大斜視図である。 図27の組立フェンスの積み重ね体を示す斜視図である。 図31中の重ね合わせ部の部分の拡大斜視図である。
[第1の形態]
以下,本発明を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。第1の形態は,図1および図2に示す組立フェンス2およびその後述する変形例として,本発明を具体化したものである。図1および図2の組立フェンス2は,同一のものを多数組み合わせることで,特許文献1の図1に示されるような具合にフェンスを構築するためのものである。本明細書では,組み立てた全体を「フェンス」と呼び,その個々のピースを「組立フェンス」と呼ぶこととしている。
図1は組立フェンス2を上から見降ろした図であり図2は下から見上げた図である。よって,図1に現れている面を組立フェンス2の表面(おもてめん)とすれば図2は裏面である。図1および図2に示される組立フェンス2は,全体としてほぼ正方形の平板状のものであり,四辺にフレーム部21が配置されている。フレーム部21により,組立フェンス2の全体としての強度が付与されている。四方をフレーム部21により囲まれている内部の部分が意匠部22である。意匠部22は,図では無地のものとして描いているが,装飾的なデザインを適宜施すことができる部分である。
組立フェンス2における図中のX方向およびY方向のうちのX方向のフレーム部21の両端には,重ね合わせ部23が設けられている。重ね合わせ部23は,1つの組立フェンス2に計4箇所あり,複数の組立フェンス2を平積みに積み重ねた積み重ね体7(図3参照)において,組立フェンス2同士が互いに接触する箇所である。すなわち重ね合わせ部23は,組立フェンス2同士の重ね合わせを行うための部位である。
図1および図2中の領域Fの部分を拡大して,図4および図5に示す。どちらの図にも1つの重ね合わせ部23が現れている。図4は図1の一部でありすなわち表面側を示しており,図5は図2の一部でありすなわち裏面側を示している。重ね合わせ部23は,図中のX方向と平行な縦リブ24,25と,Y方向と平行な縦リブ26,27とにより,ほぼ直方体状をなしている。縦リブ24〜27はいずれも,組立フェンス2を平置きした状態(図3の積み重ね体7を含む)にて水平でなく縦方向となる部位である。このうち縦リブ24,25は,重ね合わせ部23が設けられているフレーム部21と平行であり,縦リブ26,27は垂直である。ただし重ね合わせ部23では,平置き状態での天地方向の天井面および底面となる位置は開放状態となっている。したがって上から(図4)でも下から(図5)でも,重ね合わせ部23の内部が見える。
重ね合わせ部23の内部には,円筒部28が形成されている。円筒部28の内部は中空であり,縦リブ26にその開口部29が形成されている。円筒部28の内部空間およびその開口部29は,組立フェンス2を組み立ててフェンスとするための支柱を挿し込むための支持穴である。この支持穴は,組立フェンス2全体としては,その一辺およびその対辺に設けられている。フェンスの組立のための支柱としては,特許文献1の図1および図2中の「3」を参照されたい。本形態の場合には,支柱は組立フェンス2から独立した部材であり,組立時に支持穴(開口部29,円筒部28)に挿し込まれることとなる。これにより支柱は,上下の組立フェンス2の協働により,または組立フェンス2とその下の土台(特許文献1の図1中に符番なしで描かれている円形のもの,可搬でも据え付けでもよい)との協働により保持される。こうして,上下の組立フェンス2同士を接続し,または組立フェンス2とその下の土台とを接続するのである。
図4および図5の重ね合わせ部23にはさらに,複数の中間縦リブ30が形成されている。中間縦リブ30は,縦リブ26,27の間に,これらと平行に設けられている。ただし縦リブ26,27は,円筒部28の内部にまで及んで形成されてはいない。本形態の組立フェンス2の特徴点は,中間縦リブ30の上辺および下辺の形状にある。そこでこれらにつき,図6により説明する。重ね合わせ部23を正面から見る図6では,開口部29の中に,円筒部28の底部の形状が見えている。しかしこの底部の形状は本形態としての特徴点ではないので,その説明は省略する。
本形態における重ね合わせ部23では図6に示されるように,中間縦リブ30の上辺31,下辺32がいずれも,直線ではなく曲線状となっている。中間縦リブ30と縦リブ26とでは上辺の形状が同じであるため,図6中で縦リブ26の上辺として見える箇所がそのまま中間縦リブ30の上辺31の形状を示している。一方下辺に関しては,縦リブ26の下辺33は直線状であるが,中間縦リブ30の下辺32はそれより下に張り出した位置にある。このため図6中で,縦リブ26の下辺33とは別に中間縦リブ30の下辺32が見えている。
図6に示されるように中間縦リブ30の上辺31,下辺32はいずれも,図中で上向きに凸状の曲線をなしている。したがって中間縦リブ30の形状としては,上辺31が凸曲線状であり下辺32が凹曲線状である。また,図6に現れてはいないが,縦リブ27の上辺および下辺も,中間縦リブ30の上辺31および下辺32とそれぞれ同じ形状である。また,図3等から分かるように,組立フェンス2における重ね合わせ部23は,Y方向の両端のそれぞれにある。上記の上辺31の凸曲線状および下辺32の凹曲線状は,両端の重ね合わせ部23にてそれぞれアーチ状をなしている。
なお,図4および図5から分かるように中間縦リブ30は有限の厚さを有している。このため,上記で中間縦リブ30の上辺31,下辺32は曲線状であると書いたが厳密には曲面である。さらに,中間縦リブ30は複数枚あるので,複数の同じ形状の上辺31(縦リブ26,27の上辺を含む),下辺32(縦リブ27の下辺を含む)でそれぞれ,重ね合わせ部23の天井面,底面に張られる凸曲面,凹曲面をイメージすることができる。
また,重ね合わせ部23で最も低い位置は,上記より,中間縦リブ30の下辺32における図6中の左右両端の位置34,35である。この位置は前述の縦リブ24,25の下辺に相当する(図4,図5)。組立フェンス2を平坦な床面上に平置きしたときの接地箇所はこの位置である。
また,図4に示されるように,重ね合わせ部23における上面側には,凸部36が設けられている。凸部36は図6にも現れている。凸部36が設けられている位置は,重ね合わせ部23の中でも開口部29から見て最も奥側寄りの位置である。前述の円筒部28は,凸部36の下方の位置にまでは達していない。図5の裏面図で見ると,凸部36の裏面に相当する位置は開口部37となっており,その内部には円筒部28はない。
これより,図3に示した積み重ね体7の状態では,最上段を除く各段の組立フェンス2の凸部36が,そのすぐ上に隣接する組立フェンス2の開口部37に入り込んだ形となっている。ただし凸部36のサイズは,開口部37に対してかなり余裕があるサイズとされている。このため,開口部37への凸部36の嵌り込みにより上段の組立フェンス2が位置決めされてしまうというほどのことではない。また,組立フェンス2を裏返しに平置きした場合の接地箇所は凸部36の頂部である。
ここで,中間縦リブ30の上辺31および下辺32における凸曲面と凹曲面との関係を説明する。上辺31の凸曲面と下辺32の凹曲面とでは,実は曲率が異なっている。より詳細には,上辺31の凸曲面よりも下辺32の凹曲面の方が緩やかな曲面となっている。そのため図7の断面図に示すように,2つの組立フェンス2の重ね合わせ部23同士を重ね合わせた状態では,下段の組立フェンス2の凸曲面(上辺31)と,上段の組立フェンス2の凹曲面(下辺32)とは,ピタリ一致するのではなく,両者間に隙間ができる。その隙間の間隔は一律ではなく,図7中の左右方向の両端寄りほど大きい。そして,左右方向中央の箇所では隙間がない。すなわち凸曲面の頂部と凹曲面の底部とは接している。
本形態では凸曲面と凹曲面との曲率が上記のような関係にあるため,図7に示す積み重ね状態の安定性がよい。このことを図8〜図13により説明する。図8に,下の重ね合わせ部23の真上に上の重ね合わせ部23が位置して重なっている状況の断面図を示す。ただし図8では,凸曲面(上辺31)や凹曲面(下辺32)の曲率を実際より強調して描いている。図8の状況では,凸曲面(上辺31)と凹曲面(下辺32)との中心同士が接触している。
図8の状況に対して,下の重ね合わせ部23を固定したまま上の重ね合わせ部23を少し右にずらした状況を図9に示す。図9の状態では,凸曲面(上辺31)と凹曲面(下辺32)との接点P1は,中心よりも逆に少し左にずれた位置にある。図9の状態での上の重ね合わせ部23は,図8中の上の重ね合わせ部23に対してわずかに上昇している。その上昇幅は,次のように表される。
上昇幅 = (接点P1と中心点P3との高低差)−(接点P1と中心点P2との高低差) P2:凸曲面(上辺31)の中心位置
P3:凹曲面(下辺32)の中心位置
つまり,図9に示されるように左右方向の位置ずれがわずかである場合,上の重ね合わせ部23の上昇幅もごくわずかである,ということである。凸曲面と凹曲面との曲率差の分,上の重ね合わせ部23の上昇が減殺されるからである。
図9の状況よりさらにずれを大きくした状況を図10に示す。図10の状態では,凹曲面(下辺32)の端点P4が,凸曲面(上辺31)と凹曲面(下辺32)との接点となっている。このような状況では,上の重ね合わせ部23の上昇幅は,ほぼ,凸曲面(上辺31)の形状により支配される。つまり,上記の曲率差による減殺があまり効かない。このため図10の状態では,図9に示した状況と比較して,上昇幅はかなり大きくなる。
図8〜図10で説明したことを,組立フェンス2の全体で考える。図3に示した積み重ね体7において,重ね合わせ部23同士が上下に重なっている状況は,Y方向の両端に存在する。
ここで,個体差もしくは経年伸縮により上下の組立フェンス2のY方向の寸法が少し違っている状況を考える。この場合に左右両方の重ね合わせ箇所のうちの一方を図8のように正しく重ね合わせたとする。するともう一方の重ね合わせ箇所では必然的に,上の重ね合わせ部23と下の重ね合わせ部23とが左右にずれることになる。上下の組立フェンス2の寸法差が大きめであれば,図10(もしくはその左右反転)のように大きめのずれとなる。この場合,組立フェンス2の全体でほぼ対称となるように左右の重ね合わせ箇所にずれを均等に振り分ければ,左右両方が図9の状態(およびその左右反転)となる。
そして,上の組立フェンス2の重心位置を考えると,片方が図10の状態のままである場合よりも,左右両方を図9の状態にした方が低いことになる。前述のように,図9の状態での上昇幅がごくわずかであるのに対し,図10の状態での上昇幅はかなり大きいからである。したがって,上下の組立フェンス2である程度寸法差があっても,積み重ね体7においては自然にほぼ左右対称の配置となろうとする。このため,積み重ね体7の安定性が極めて高い。また,この安定性には,前述の,凸曲面(上辺31)および凹曲面(下辺32)が左右両端の重ね合わせ部23にてそれぞれアーチ状をなしているということも貢献している。組立フェンス2同士を少々ずらして積み重ねても,上記のような寸法差が生じていない限り,上段の組立フェンス2が大きく傾くことはないからである。
ここで変形例として,凸曲面と凹曲面との曲率の強弱関係が逆になっている場合を挙げることができる。この場合における,前述の図8に相当する状況を考えると,図11のようになる。すなわち図11では,上下の重ね合わせ部123において,凸曲面(上辺131)の方が凹曲面(下辺132)よりも緩やかな曲面となっている。この場合には図11に示されるように,両重ね合わせ部123の接点が2箇所となる。
この場合における,前述の図9,図10に相当する状況を図12,図13に示す。すなわちこの変形例の場合には,上下の重ね合わせ部123に位置ずれがあると,ずれの大小に関わらず,上の凹曲面(下辺132)の端部が接点となる。そして,図11の状態を基準としたときの上の重ね合わせ部123の上昇幅は,凸曲面(上辺131)の形状だけで決まる訳である。曲率差による減殺はない。そして,図12のようにずれ量が小さい場合でもある程度の上昇幅がある。さらに,図13のようにずれ量が大きくなっても上昇幅は,図12の場合と比べてあまり増大しない。
この場合における組立フェンス全体での状況を考える。上下の組立フェンスに寸法差がある場合における上の組立フェンスの重心位置は,ずれの左右間での割り振りにより次のようになる。まず,一方の重ね合わせ箇所を図11のように正しく重ね合わせ,もう一方を図13(もしくはその左右反転)のように大きくずれた状態としたとする。この場合の上の組立フェンスの重心位置はむろん,寸法差がなく左右両方とも図11のようになった場合と比較して,かなり高い位置となる。しかしながら,ずれを均等に割り振って左右両方とも図12(およびその左右反転)のようにずれが小さい状況としたとしても,それでもある程度高い重心位置となる。これは上記の上昇幅の関係による。このためこの変形例においては,積み重ね体において自然にほぼ左右対称の配置となろうとする傾向は弱い。
ただしこのことは,図11〜図13に示した変形例が全く使えないということを意味するのではない。この変形例であっても,上下の重ね合わせ部間で凸曲面同士(あるいは凹曲面同士)が向き合うようなものと比較すればはるかに安定性がよい。また,凸曲面と凹曲面とで曲率が同じであるようなものも,図11〜図13の変形例と同等に考えてよい。さらに,図8〜図13で説明したことは,上下の組立フェンスをいずれも裏返しにして積み重ねた場合でも同様である。図8〜図13をすべて上下反転して考えればよい。
本形態の説明に戻る。図14に示すのは,図7と同様に重ね合わせ部23同士を重ね合わせた状態の,図4中のX方向と垂直な切断面での断面図である。ただし断面の切断位置が,図7と図14とで異なっている。図7が中間縦リブ30のある箇所での断面図であるのに対し,図14は中間縦リブ30のない箇所での断面図である。なお図14には,各重ね合わせ部23において凸曲面(上辺31)と凹曲面(下辺32)との間の位置が円筒部28の空洞部となっている状況が現れている。図15に示すのはY方向と垂直な切断面での断面図である。図15には,図3に示した積み重ね体7の状態における当該箇所の断面斜視図を示している。図15には,上の組立フェンス2の開口部37に下の組立フェンス2の凸部36が入り込んでいる様子が現れている。
なお,本形態の組立フェンス2は,図1に示される姿勢に対し,水平面内で180°回転させても同じ形状となるものである。したがって図3のように積み重ねる場合には,表向きか裏返しかを統一する必要はあるものの,水平面内での180°回転に関しては任意である。このことは,図11〜図13に示した変形例の場合でも同様である。
[第2の形態]
図16および図17に,第2の形態に係る組立フェンス4を示す。本形態の組立フェンス4における,前述の第1の形態の組立フェンス2との相違点は,重ね合わせ部の詳細にある。組立フェンス2と共通する点については説明を省略する。本形態の組立フェンス4では,2種類の重ね合わせ部43,重ね合わせ部53を,それぞれ対角位置に配置している。2種類の重ね合わせ部43,重ね合わせ部53と書いたが,これらは実は同じ形のものを上下逆さにした関係にある。したがって,図16(俯瞰図)中の重ね合わせ部43と図17(仰観図)中の重ね合わせ部53とは同じ形である。当然,図16中の重ね合わせ部53と図17中の重ね合わせ部43とも同じ形である。
図16および図17中の領域Gの部分を拡大して,図18および図19に示す。どちらの図にも1つの重ね合わせ部43が現れている。重ね合わせ部43の構成は,縦リブ44,45,46,47,円筒部48,開口部49,中間縦リブ50に関しては基本的に第1の形態の場合と同様である。縦リブ46,47,および中間縦リブ50の上辺51による凸曲面,下辺52による凹曲面についても第1の形態の場合と同様である。この凸曲面(上辺51)および凹曲面(下辺52)については,図20〜図22に現れている。一方,もう1種類の重ね合わせ部53では,図20〜図22を上下逆さにした形状となっている。なお,図20における上部側に現れている「52」は,図16におけるX方向の奥側(右上)の重ね合わせ部53(手前側のものとは上下逆さ)における下辺である。
したがって本形態の組立フェンス4では,図16中に示されるように,凸曲面(上辺51)を上に向けている重ね合わせ部43と,凹曲面(下辺52)を上に向けている重ね合わせ部53とが,それぞれ対角位置に配置されている。図17の仰観図で見れば当然,重ね合わせ部43では凹曲面(下辺52)が,重ね合わせ部53では凸曲面(上辺51)が,見えている。よって,組立フェンス4を図23のように積み重ね体8にすると,矢印Aで示す対角位置の2箇所では,図21,図22に示されるように,重ね合わせ部43同士が重ね合わせられており,凸曲面や凹曲面の向きは,上向きに凸状となる向きである。一方,矢印Bで示す残りの2箇所では,重ね合わせ部53同士が重ね合わせられている。ここでの断面の状況は,図21,図22を上下逆さにしたものである。
本形態の場合でも第1の形態の場合と同様に,組立フェンス4は,水平面内で180°回転させても同じ形状となるものである。したがって本形態の組立フェンス4も,積み重ね体8にするに際して水平面内での180°回転に関しては任意である。むろん本形態でも積み重ね体8は,位置ずれに対する高い安定性を有する。
そして本形態の組立フェンス4は,第1の形態の組立フェンス2よりもさらに,積み重ねの自由度が高い。組立フェンス4は,水平面内での回転ばかりでなく,図16中のX軸まわりに180°回転させても同じ形状となるからである。なぜなら,このように組立フェンス4を回転させると,Y方向の左端手前側の重ね合わせ部53が右端手前側に来て,元の重ね合わせ部43と同じ向きとなるからである。むろん,右端手前側の重ね合わせ部43は左端手前側に来て,元の重ね合わせ部53と同じ向きとなる。奥側も同じようなことになる。Y軸まわりに180°回転させても同じことが起きる。つまり本形態の組立フェンス4は,表向きか裏返しかを気にせず積み重ねが可能なのである。したがって本形態の組立フェンス4では,積み重ね体8に際して,X方向とY方向との区別のみ注意すれば十分である。
本形態の組立フェンス4における重ね合わせ部43,重ね合わせ部53では,第1の形態における凸部36および開口部37に相当する部位は,第1の形態の場合とは異なる形状となっている。すなわち,凸部36に相当する部位は,本形態では図18中の凸部56である。開口部37に相当する部位は,本形態では図19中の凹部57である。凸部56,凹部57とも,板面(X−Y平面)内でのサイズは,第1の形態における凸部36,開口部37より小さい。また,組立フェンス4における最端部に寄せて配置されている。また,重ね合わせ部43および重ね合わせ部53における開口部49から見て最も奥側寄りに配置されているという訳ではない。凹部57は,三方を補助リブ58に囲まれている。
凸部56は,図20にも現れている。補助リブ58は,図20および図21にも現れている。なお,図20における上部側に現れている「58」は,図16におけるX方向の奥側(右上)の重ね合わせ部53における補助リブである。また,図22における下部側に現れている「56」は,奥側の重ね合わせ部53における凸部である。図20における上部側の状況より,凸部56と補助リブ58とで高さが等しいことが分かる。凸部56の頂部および補助リブ58の頂部は,組立フェンス4を平坦な床面上に平置きしたときの接地箇所である。
図24〜図26に,図23の積み重ね体8における重ね合わせ部43もしくは重ね合わせ部53の箇所の断面斜視図を示す。図24は,前述の第1の形態にて図15として示した図と同一の箇所での切断面および同一の視線方向による図である。図25は,図24と平行であるがやや端部寄りの切断位置での切断面による図である。図25には,上の組立フェンス4の凹部57に下の組立フェンス4の凸部56が入り込んでいる様子が現れている。また,凸部56のX方向における位置は円筒部48が存在している範囲内の位置であるが,それでも下の組立フェンス4の凸部56と上の組立フェンス4の円筒部48とが干渉していない。これは,凸部56が端部寄りに寄せて形成されており,円筒部48の軸心から外れた位置にあるからである。図26は,Y方向と平行な縦断面で切断した状況を示す図である。切断位置は,凸部56のある箇所である。図26にも,下の組立フェンス4の凸部56と上の組立フェンス4の円筒部48とが干渉していない状況が現れている。
[第3の形態]
図27および図28に,第3の形態に係る組立フェンス6を示す。本形態の組立フェンス6は,前述の第2の形態を基本として,凸曲面および凹曲面による積み重ね体の安定化の作用が,Y方向のみならずX方向にも働くようにしたものである。よって本形態の組立フェンス6では,X方向の両フレーム部61に重ね合わせ部63,重ね合わせ部73が形成されているのみならず,Y方向の両フレーム部61にも重ね合わせ部83,重ね合わせ部93が形成されている。本形態における重ね合わせ部63,重ね合わせ部73は,第2の形態における重ね合わせ部43,重ね合わせ部53とほぼ同様のものである。
図27(俯瞰図)および図28(仰観図)中の領域Hの部分を拡大して,図29および図30に示す。どちらの図にも1つの重ね合わせ部63およびその隣の重ね合わせ部93が現れている。重ね合わせ部63の,第2の形態における重ね合わせ部43との相違点は,縦リブ64がそのまま重ね合わせ部93の縦リブ66に繋がっている点である。
そして重ね合わせ部93には,重ね合わせ部63の凸曲面71および凹曲面72を上下逆向きにした凸曲面81および凹曲面82が形成されている。また,重ね合わせ部93にも凸部96および凹部97が形成されているが,その上下の向きは重ね合わせ部63の凸部76および凹部77とは逆向きになっている。なお,重ね合わせ部93には,円筒部68が形成されておらず,したがって開口部69に相当する開口もない。このように組立フェンス6では,コーナー部を外側から俯瞰(図27,図29)すると,右側に凸曲面71が形成され左側に凹曲面82が形成されている。仰観(図28,図30)すると左右と凹凸との関係が逆になる。このことは四隅のどのコーナーでも同じである。
これより本形態の場合でも第2の形態の場合と同様に,組立フェンス6は,表向きか裏返しかを気にせず積み重ねが可能なものである。さらに本形態では,積み重ねに際しての組立フェンス6の水平面内での回転について,前述の第1の形態および第2の形態の場合よりもさらに自由度が高い。組立フェンス6は,重ね合わせ部の凸曲面および凹曲面の配置に関して,水平面内で90°回転させても同じ形状となるからである。90°回転(もしくは270°回転)の場合には円筒部68や開口部69の方向が揃わないこととなるが,そのことは積み重ねには別段支障はない。
本形態の場合の積み重ね体9の斜視図および部分拡大斜視図を,図31および図32に示す。この積み重ね体9では,図31における矢印Cの4箇所では,前述の凸曲面が上向きとなっている。一方,矢印Dの4箇所では,凸曲面が下向きとなっている。これにより積み重ね体9では,X方向とY方向とのいずれの方向についても,位置ずれに対する安定性が高い。なお,本形態の積み重ね体9における最下段の組立フェンス6における接地箇所は,凸部76(およびそれと同形の箇所)が4箇所,補助リブ79(およびそれと同形の箇所)が4箇所,の計8箇所である。
第2の形態における組立フェンス4および第3の形態におけるに組立フェンス6おいても,第1の形態の場合と同様に,凸曲面(上辺51)および凹曲面(下辺52)の曲率に関して,図11〜図13で説明した変形例を適用することができる。凸曲面と凹曲面とで曲率が同じであるようにすることも可能である。
以上詳細に説明したように本実施の形態によれば,組立フェンス2,4,6のフレーム部に重ね合わせ部23,43,53,63,73,83,93を設けており,複数枚の組立フェンスを平積みして積み重ね体7〜9とすることができる。そして重ね合わせ部には,上下面に凸曲面と凹曲面とが設けられており,積み重ねに際して上下の組立フェンス間で凸曲面が凹曲面に入り込むようになっている。これにより,組立フェンス間に多少の寸法差があっても積み重ね体の崩落が起こりにくいようになっている。特に,凸曲面の曲率を凹曲面の曲率より急峻とすることで,さらに積み重ね体の安定性を改善することができる。
また本形態では,上記の重ね合わせ部を,フレーム部に設けている。フレーム部は前述の円筒部28,48,68が設けられる場所でもある。このように組立フェンスの機能(平積み時,組立時)に関する形状をフレーム部に集中させることで,意匠部22を広く取ることができるのである。このため,デザイン性の高い組立フェンスとすることができる。なお,フレーム部の部分には全く意匠を施すことができないという訳ではない。意匠部22に比べればある程度の制約はあるが,フレーム部も意匠の一部として使用することはできる。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,組立フェンスの材質については特に言及しなかったが,合成樹脂,金属,木材など何でもよい。ただし最も適用しやすいのは合成樹脂である。
また,第1の形態で,Y方向の両端の重ね合わせ部にて,凸曲面および凹曲面を,左右で別々にアーチ状をなすこととしたが,このようなものに限らない。左端の重ね合わせ部と右端の重ね合わせ部とで凸曲面同士および凹曲面同士が繋がって1つの仮想的なアーチ形状を構成するようになっていてもよい。このようなものは本形態のものより積み重ね体の安定性では劣るが,上下の組立フェンス間で凸曲面対凸曲面が,あるいは凹曲面対凹曲面が向き合うようなものに比べればはるかに良好な安定性が得られる。
また,第3の形態で,X方向の安定性のための凸曲面および凹曲面と,Y方向安定性のための凸曲面および凹曲面とを,別々に設けたが,両者を1つの重ね合わせ部に集中して設けてもよい。凸曲面および凹曲面自体も,3次元曲面を構成するようにして両方向に対して安定性を奏するようにしてもよい。また,組立フェンスの全体形状はほぼ正方形としたが,これに限らず長方形でもよい。ただし長方形だと,第3の場合でも積み重ねに際しての水平面内回転の自由度は180°ごとに限定される。また,長方形であることも必須ではなく,他の多角形状でもよい。
2,4,6 組立フェンス
21,61 フレーム部
23,43,53,63,73,83,93,123 重ね合わせ部
28,48,68 円筒部(支柱保持穴)
29,49,69 開口部(支柱保持穴)
30,50 中間縦リブ
31,51,131 上辺
32,52,132 下辺
71 凸曲面(上辺)
72 凹曲面(下辺)
81 凸曲面(下辺)
82 凹曲面(上辺)

Claims (6)

  1. 多角形の平板状であり,辺同士を突き合わせて組み立てることで壁状をなすことができるとともに,面同士を向き合わせて平積みに積み重ねることができる組立フェンスであって,
    積み重ね時に他の組立フェンスと接触する重ね合わせ部を有し,
    前記重ね合わせ部には,重ね合わせ相手である他の組立フェンスの位置に対して向けられた曲面形状部が形成されていることを特徴とする組立フェンス。
  2. 請求項1に記載の組立フェンスであって,
    前記重ね合わせ部の表裏両面に前記曲面形状部が形成されており,
    一方の面の前記曲面形状部が凸曲面であるとともに他方の面の前記曲面形状部が凹曲面であり,
    前記凸曲面の曲率よりも前記凹曲面の曲率の方が緩やかであることを特徴とする組立フェンス。
  3. 請求項2に記載の組立フェンスであって,
    全体形状における一辺とその対辺とにそれぞれ前記重ね合わせ部を有していることを特徴とする組立フェンス。
  4. 請求項3に記載の組立フェンスであって,
    前記一辺上の前記重ね合わせ部と前記対辺上の前記重ね合わせ部とで,前記曲面形状部がそれぞれ独立にアーチ形状をなしていることを特徴とする組立フェンス。
  5. 請求項3に記載の組立フェンスであって,
    前記一辺上の前記重ね合わせ部にて前記凸曲面が形成されている面に対して前記対辺上の前記重ね合わせ部では前記凹曲面が形成されていることを特徴とする組立フェンス。
  6. 請求項3から請求項5までのいずれか1つに記載の組立フェンスであって,
    全体形状における一辺およびその対辺に,組み立て時に他の組立フェンスまたは土台との協働で支柱を保持する支柱保持穴が形成されており,
    前記重ね合わせ部の一面側の前記凸曲面と他面側の前記凹曲面との間の位置が,前記支柱保持穴の空洞部となっていることを特徴とする組立フェンス。
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