以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態による注文管理システム1の全体構成を示す図である。注文管理システム1は、飲食店の店舗に設置され、客の注文を管理するシステムである。同図に示すように、注文管理システム1は、複数のハンディターミナル200と、注文管理制御装置300と、プリンタ400と、バッテリ充電器500とを備えて構成される。なお、本図においては、ハンディターミナル200を2台示しているが、ハンディターミナル200の数は2台以上であってもよい。また、同図においては、プリンタ400を1台のみ示しているが、複数台が備えられていてもよい。
注文管理制御装置300とハンディターミナル200またはプリンタ400とは、無線LAN(Local Area Network)により無線通信する。
ハンディターミナル200は、注文を入力する注文入力装置であり、店舗における従業員に携帯され、入力される注文に基づく注文データを注文管理制御装置300に送信する。注文データには、注文されたメニュー(料理)とその数量と注文された日時とが含まれる。ハンディターミナル200は、バッテリ600で駆動する。バッテリ600は、ハンディターミナル200に電力を供給する。また、バッテリ600は、電力容量(バッテリ残容量)がなくなると、バッテリ充電器500で充電され、電力を蓄える。
注文管理制御装置300は、注文管理システム1を統括して制御する制御装置である。注文管理制御装置300は、ハンディターミナル200から客の注文に関する注文データを受信し、受信した注文データを記憶管理する。また、注文管理制御装置300は、各ハンディターミナル200から受信した注文データに基づいて伝票を出力するための伝票データを生成する。そして、注文管理制御装置300は、生成した伝票データをプリンタ400に送信して伝票を出力させる。プリンタ400は、注文管理制御装置300から伝票データを受信し、受信した伝票データに基づいて伝票を印字して出力するプリンタ装置である。バッテリ充電器500は、ハンディターミナル200のバッテリ600に電力を充電する。
次に、ハンディターミナル200について説明する。図2は、本実施形態におけるハンディターミナル200の構成を示すブロック図である。図示するように、ハンディターミナル200は、CPU(Central Processing Unit)201(バッテリ情報生成部)と、LCD(Liquid Crystal Display)表示202と、キー203(入力部)と、メモリ204と、タイマ205と、無線モジュール206(送信部)と、バッテリ制御回路207(バッテリ制御部)と、副電池208とを備える。
CPU201は、ハンディターミナル200全体を制御する。また、CPU201は、無線モジュール206が注文管理制御装置300に注文入力してから注文データを送信するまでの処理をした回数(注文回数)と、バッテリ制御回路207が測定したバッテリ600の出力電圧とに基づいて、バッテリ600の残容量(バッテリ残容量)を算出する。また、CPU201は、算出したバッテリ600の残容量に基づいて、無線モジュール206が注文データを送信可能な回数(バッテリ残容量で注文入力できる回数)を算出する。そして、CPU201は、バッテリ600の残容量と注文データを送信可能な回数とを含むバッテリ情報を生成し、生成したバッテリ情報を注文データに付加して無線モジュール206から注文管理制御装置300に送信する。
また、CPU201は、無線モジュール206及びLCD表示202への電源を制御する。例えば、CPU201は、無線通信を行うときにのみ、無線モジュール206に電力を供給する(電源をONにする)。
CPU201は、キー203が入力を受け付けるキー操作またはバッテリ600の交換で発生する割り込み信号でサスペンド状態から復帰し、メモリ204およびタイマ205を省電力モードから動作モードに変更する。CPU201は、キー操作が行われるとサスペンド状態から復帰し、LCD表示202をONにしたあと、キー203への入力およびLCD表示202の表示を含む注文入力処理を行う。注文入力処理は、客からの注文の入力を受け付け、受け付けた注文に関する注文データを注文管理制御装置300に送信する処理である。CPU201は、キー203への入力およびプログラム手順に従い、無線モジュール206をONして注文管理制御装置300と無線通信を行う。CPU201は、無線通信が終了すると、無線モジュール206およびLCD表示202をOFFし、メモリ204およびタイマ205を省電力モードに変更し、CPU201自身もサスペンド状態に移行する。
LCD表示202は、注文を入力するための注文入力画面等、情報を表示する。キー203は、ボタンやタッチパネル等であり、注文等の入力を受け付ける。メモリ204は、プログラムや注文データ等、種々の情報を記憶する。例えば、メモリ204は、後述するバッテリ残容量−バッテリ出力電圧の相関データを記憶する。タイマ205は、時間を計測する。無線モジュール206は、注文管理制御装置300と無線通信する。
バッテリ制御回路207は、バッテリ600からハンディターミナル200の各部に電力を供給する。また、バッテリ制御回路207は、副電池208からCPU201、メモリ204及びタイマ205に電力を供給する。また、バッテリ制御回路207は、バッテリ600の交換を検出し、CPU201に通知する。バッテリ制御回路207は、バッテリ600の交換でバッテリ600が取り外されると、副電池208からCPU201、メモリ204、タイマ205へ電力が供給される。また、バッテリ制御回路207は、バッテリ600から副電池208へ、或は、副電池208からバッテリ600への電源切り替え機能を有する。また、バッテリ制御回路207は、バッテリ600の出力電圧を測定するバッテリ電圧測定機能を有する。副電池208は、バッテリ600の交換時に、CPU201、メモリ204、タイマ205及びバッテリ制御回路207に電力を供給する。
図3は、本実施形態におけるハンディターミナル200が記憶するバッテリ残容量−バッテリ出力電圧の相関データを示す概略図である。本図に示すように、バッテリ残容量−バッテリ出力電圧の相関データは、バッテリ残容量とバッテリ出力電圧との各項目を有する。バッテリ残容量は、バッテリ600の残容量(単位は%(パーセント))である。また、バッテリ出力電圧は、バッテリ600の出力電圧(単位はV(ボルト))である。
バッテリ残容量‐バッテリ出力電圧の相関データは、複数のバッテリ600の放電負荷特性を調査するために実施した実験データから得た、バッテリ残容量とバッテリ出力電圧とを平均値化したものである。図示する例では、バッテリ残容量80%に対応するバッテリ出力電圧は4.0Vである。また、バッテリ残容量60%に対応するバッテリ出力電圧は3.8Vである。また、バッテリ残容量40%に対応するバッテリ出力電圧は3.7Vである。また、バッテリ残容量20%に対応するバッテリ出力電圧は3.5Vである。
図4は、本実施形態におけるハンディターミナル200が消費する電流値を示す図である。本図に示すように、ハンディターミナル200に流れる電流は、CPU201がサスペンド状態で流れるサスペンド電流と、CPU201が稼働状態でLCD表示202がONのときに流れるHT表示電流と、CPU201が稼働状態で、LCD表示202がONで、無線モジュール206がONのときに流れる無線通信電流とがある。本図に示す例では、サスペンド電流は2mA(ミリアンペア)である。また、HT表示電流は、230mAである。また、無線通信電流は、480mAである。
次に、本実施形態におけるハンディターミナル200がバッテリ600の残容量を算出するバッテリ残容量算出方法について説明する。図5は、本実施形態におけるバッテリ600の放電負荷特性を示す図である。バッテリ出力電圧は、バッテリ600からハンディターミナル200への負荷電流によって変動する。本図に示すグラフの横軸は放電容量(単位はmAh(ミリアンペア時))であり、縦軸はバッテリ出力電圧(単位はV(ボルト))である。また、一点破線は、HT表示電流を供給しているHT表示電流供給時の放電負荷特性を示す。また、二点破線は、無線通信電流を供給している無線通信電流供給時の放電負荷特性を示す。また、実線は、バッテリ600の放電負荷特性を示し、一点破線と二点破線との平均値である。
バッテリ制御回路207は、バッテリ出力電圧を測定する際、HT表示電流供給時のバッテリ出力電圧と、無線通信電流供給時のバッテリ出力電圧との平均値をバッテリ出力電圧とする。
図5(A)は、劣化していないバッテリ600の放電負荷特性を示す。また、図5(B)は、充放電を繰り返し劣化したバッテリ600の放電負荷特性を示す。図示するように、劣化したバッテリ600では、放電容量が小さくなる。また、劣化したバッテリ600のバッテリ出力電圧は、バッテリ600からハンディターミナル200への負荷電流によってその変動が大きくなる。
例えば、劣化したバッテリ600では、バッテリ出力電圧が3.5Vのとき、バッテリ残容量−バッテリ出力電力の相関データにより変換したバッテリ残容量は20%である。一方、図5(B)に示す放電特性から得られる放電容量はおよそ700mAであり、全放電容量1100mAから残りの放電容量を算出すると、(1100−700)/1100で算出でき、36%である。
劣化したバッテリ600では、無線通信電流供給時の電圧降下が大きい。そのため、劣化したバッテリ600では、放電容量が残っていても電圧降下で無線通信ができなくなり、無線通信回数から見たバッテリ残容量は、バッテリ残容量−バッテリ出力電力の相関データで変換したバッテリ残容量の方が誤差が少ない。よって、本発明では、ハンディターミナル200は、HT表示電流供給時のバッテリ出力電圧と、無線通信電流供給時のバッテリ出力電圧との平均値でバッテリ出力電圧を求め、バッテリ残容量−バッテリ出力電力の相関データに従い補正を加えて、バッテリ残容量を算出する。
図6は、本実施形態におけるハンディターミナル200が生成するバッテリ情報のデータ構造及びデータ例を示す図である。CPU201は、注文入力処理毎に、バッテリ情報を生成し、生成したバッテリ情報をメモリ204に書き込む。
図示するように、バッテリ情報は、バッテリ出力電圧と、HT表示電流供給時のバッテリ出力電圧と、無線通信電流供給時のバッテリ出力電圧と、バッテリの状態と、バッテリ残容量80%以上の注文回数と、バッテリ残容量80%未満60%以上までの注文回数と、バッテリ残容量60%未満40%以上までの注文回数と、バッテリ残容量40%未満20%以上までの注文回数と、1回あたりのバッテリ残容量の変化率と、電池交換後の注文回数と、バッテリ残容量と、バッテリ残容量で注文入力できる回数との各項目を有する。
バッテリ出力電圧は、HT表示電流供給時のバッテリ出力電圧3.85Vと無線通信電流供給時のバッテリ出力電圧3.73Vとの平均値3.79Vである。HT表示電流供給時のバッテリ出力電圧は、HT表示電流が供給されているときにバッテリ制御回路207が測定したバッテリ出力電圧である。また、無線通信電流供給時のバッテリ出力電圧は、無線通信電流が供給されているときにバッテリ制御回路207が測定したバッテリ出力電圧である。
バッテリの状態は、図3に示したバッテリ残容量−バッテリ出力電力の相関データに基づいた値であり、バッテリ出力電圧3.79Vに対応する値はバッテリ残容量40%以上である。以下の回数はバッテリ交換後のバッテリ残量と各残量ごとの注文回数を説明するための一例で、バッテリ残容量80%以上の注文回数は、バッテリ残容量が80%以上のときに実行した注文入力処理の回数20回である。バッテリ残容量80%未満60%以上までの注文回数は、バッテリ残容量が80%未満60%以上のときに実行した注文入力処理の回数25回である。バッテリ残容量60%未満40%以上までの注文回数は、バッテリ残容量が60%未満40%以上のときに実行した注文入力処理の回数2回である。図6でバッテリ電圧は3.79Vでありバッテリ残量が40%以上あるので、バッテリ残容量40%未満20%以上までの注文回数は、バッテリ残容量が40%未満20%以上のときに実行した注文入力処理の回数0回である。
電池交換後の注文回数は、バッテリ600が交換されてから実行した注文入力処理の回数であり、バッテリ残容量80%以上の注文回数と、バッテリ残容量80%未満60%以上までの注文回数と、バッテリ残容量60%未満40%以上までの注文回数と、バッテリ残容量40%未満20%以上までの注文回数と、の合計値47回である。
1回あたりのバッテリ残容量の変化率は、バッテリの状態40%以上より1つ前の状態バッテリ残容量80%未満60%以上におけるバッテリ600の残容量の変化率である。なお、1つ前の状態での変化率は、現在の状態の変化率と近い変化率であることが予想されるため、本実施形態では、1つ前の状態での変化率を採用している。CPU201は、測定したバッテリ出力電圧が、バッテリ残容量−バッテリ出力電圧の相関データに示されたバッテリ出力電圧に変化する間(例えば、電池交換→4.0V、4.0V→3.8V、3.8V→3.7V)に処理した注文入力回数から1回あたりのバッテリ残容量の変化率を算出する。例えば、バッテリ残容量80%未満60%以上において、残容量が20%変化する間の注文回数は25回である。そのため、CPU201は、1回あたりのバッテリ残容量の変化率を20%/注文回数25回=0.8%で算出する。
バッテリ残容量は、60%−(バッテリ残容量の変化率0.8%×バッテリ残容量60%未満40%以上の注文回数2回)=58.4%である。バッテリ残容量で注文入力できる回数は、バッテリ残容量で注文入力処理をできる回数である。CPU201は、バッテリ残量58.4%と注文入力処理が可能な下限値20%との差から、注文入力処理に使用できるバッテリ残容量38.4%を算出する。その後、CPU201は、1注文当たりのバッテリ残容量の変化率0.8%からバッテリ残量で注文入力できる回数を38.4/0.8=48回と算出する。
また、CPU201は、バッテリ600の交換直後は、予めプログラムに定義された計算式を用いて、バッテリ制御回路207が測定したバッテリ出力電圧から、バッテリ残容量及びバッテリ残容量で注文入力できる回数を算出する。そして、CPU201は、算出したバッテリ残容量及びバッテリ残容量で注文入力できる回数を、メモリ204が記憶するバッテリ情報の該当項目に書き込んで保存する。続いて、CPU201は、(バッテリ残容量−注文入力できる下限の残容量20%)/バッテリ残容量で注文入力できる回数により、1回あたりのバッテリ残容量の変化率を算出する。そして、CPU201は、算出した1回あたりのバッテリ残容量の変化率をメモリ204が記憶するバッテリ情報の該当項目に書き込んで保存する。
図7は、本実施形態におけるハンディターミナル200が計測するバッテリ交換後の累積経過時間を示す。CPU201は、バッテリ600が交換されると、バッテリ交換後の累積経過時間を0クリアする。その後、CPU201は、タイマ205により経過時間を計測し、計測した経過時間をメモリ204が記憶するバッテリ交換後の累積経過時間に書き込む。
図8は、本実施形態によるハンディターミナル200が実行する電池交換処理の処理手順を示したフローチャートである。本図に示す処理は、ハンディターミナル200のバッテリ600が交換されたときに実行される。CPU201は、バッテリ制御回路207からバッテリ交換の割り込み信号が入力されると、本図に示す処理を実行する。
(ステップS101)バッテリ制御回路207は、LCD表示がOFFの状態におけるサスペンド電流のバッテリ出力電圧を測定する。測定したバッテリ出力電圧はHT表示電流供給時のバッテリ出力電圧より高いが、バッテリ600の交換を判定するための測定であるため、負荷変動に伴う誤差は許容する。その後、ステップS102の処理に進む。
(ステップS102)CPU201は、バッテリ制御回路207が測定したバッテリ出力電圧が4.0V以上であるか否かを判定する。バッテリ出力電圧が4.0V以上であるとCPU201が判定した場合には、バッテリ600が交換されたと判定し、ステップS103の処理に進む。また、バッテリ出力電圧が4.0V未満であるとCPU201が判定した場合には、バッテリ600が交換されていないと判定し、処理を終了する。
(ステップS103)CPU201は、メモリ204が記憶するバッテリ情報におけるバッテリ残容量80%以上の注文回数と、バッテリ残容量80%未満60%以上までの注文回数と、バッテリ残容量60%未満40%以上までの注文回数と、バッテリ残容量40%未満20%以上までの注文回数と、電池交換後の注文回数とを0クリアする。その後、ステップS104の処理に進む。
(ステップS104)CPU201は、メモリ204に記憶しているバッテリ交換後の累積経過時間を0クリアする。その後、処理を終了する。
図9及び図10は、本実施形態によるハンディターミナル200が実行する注文入力処理の処理手順を示したフローチャートである。CPU201は、サスペンド状態のときに、キー203が入力を受け付け、稼働状態になると、本図に示す処理を実行する。
(ステップS201)CPU201は、サスペンド移行前のタイマ値と稼働直後のタイマ値との差からサスペンド時間を算出する。タイマ値は、タイマ205が計測する時間である。そして、CPU201は、算出したサスペンド時間を、メモリ204が記憶しているバッテリ交換後の累積経過時間に加算する。その後、ステップS202の処理に進む。
(ステップS202)CPU201は、メモリ204が記憶しているバッテリ情報の電池交換後の注文回数が0であるか否かを判定する。電池交換後の注文回数が0であるとCPU201が判定した場合には、バッテリ600の交換直後であると判定し、ステップS203の処理に進む。また、電池交換後の注文回数が0でないとCPU201が判定した場合には、ステップS207の処理に進む。
(ステップS203)CPU201は、バッテリ出力電圧を測定し、測定したバッテリ出力電圧をメモリ204が記憶するバッテリ情報に書き込んで保存する。具体的には、CPU201は、バッテリ制御回路207にHT表示電流供給時のバッテリ出力電圧及び無線通信電流供給時のバッテリ出力電圧の測定をさせる。その後、バッテリ制御回路207が測定したHT表示電流供給時のバッテリ出力電圧と無線通信電流供給時のバッテリ出力電圧との平均値を算出し、算出した平均値をバッテリ出力電圧としてメモリ204が記憶するバッテリ情報に書き込んで保存する。その後、ステップS204の処理に進む。
(ステップS204)CPU201は、バッテリ状態を判定する。具体的には、CPU201は、バッテリ残容量−バッテリ出力電圧の相関データに基づいて、バッテリ出力電圧をバッテリ残容量に変換する。例えば、バッテリ出力電圧が4.0V以上である場合にはバッテリ状態80%以上である。また、バッテリ出力電圧が4.0V未満3.8V以上である場合にはバッテリ状態60%以上である。また、バッテリ出力電圧が3.8V未満3.7V以上である場合にはバッテリ状態40%以上である。また、バッテリ出力電圧が3.7V未満である場合にはバッテリ状態20%以上である。そして、CPU201は、判定したバッテリ状態をメモリ204が記憶するバッテリ情報に書き込んで保存する。その後、ステップS205の処理に進む。
(ステップS205)CPU201は、プログラムで定義された計算式を用いて、バッテリ出力電圧からバッテリ残容量を算出する。また、CPU201は、プログラムで定義された計算式を用いて、バッテリ出力電圧からバッテリ残容量で注文入力できる回数を算出する。
(ステップS206)CPU201は、1回あたりのバッテリ残容量の変化率を算出する。具体的には、CPU201は、(バッテリ残容量−注文入力処理できる下限の残容量(例えば20%))/バッテリ残量で注文入力できる回数で、1回あたりのバッテリ残容量の変化率を算出する。その後、CPU201は、算出した1回あたりのバッテリ残容量の変化率をメモリ204が記憶するバッテリ情報に書き込んで保存する。その後、ステップS207の処理に進む。
(ステップS207)CPU201は、バッテリ出力電圧を測定し、測定したバッテリ出力電圧をメモリ204が記憶するバッテリ情報に書き込んで保存する。その後、ステップS208の処理に進む。
(ステップS208)CPU201は、測定したバッテリ出力電圧が4.0V以上から4.0V未満に変化したか否かを判定する。バッテリ出力電圧が4.0V以上から4.0V未満に変化したとCPU201が判定した場合にはステップS209の処理に進む。また、バッテリ出力電圧が4.0V以上から4.0V未満に変化していないとCPU201が判定した場合には、ステップS210の処理に進む。
(ステップS209)CPU201は、バッテリの状態を60%以上とし、バッテリ残容量を80%とする。その後、ステップS218の処理に進む。
(ステップS210)CPU201は、測定したバッテリ出力電圧が3.8V以上から3.8V未満に変化したか否かを判定する。バッテリ出力電圧が3.8V以上から3.8V未満に変化したとCPU201が判定した場合にはステップS211の処理に進む。また、バッテリ出力電圧が3.8V以上から3.8V未満に変化していないとCPU201が判定した場合には、ステップS212の処理に進む。
(ステップS211)CPU201は、バッテリの状態を40%以上とし、バッテリ残容量を60%とする。また、CPU201は、20%/バッテリ残容量80%未満60%以上までの注文回数で、1回あたりのバッテリ残容量の変化率を算出する。その後、ステップS218の処理に進む。
(ステップS212)CPU201は、測定したバッテリ出力電圧が3.7V以上から3.7V未満に変化したか否かを判定する。バッテリ出力電圧が3.7V以上から3.7V未満に変化したとCPU201が判定した場合にはステップS213の処理に進む。また、バッテリ出力電圧が3.7V以上から3.7V未満に変化していないとCPU201が判定した場合には、ステップS214の処理に進む。
(ステップS213)CPU201は、バッテリの状態を20%以上とし、バッテリ残容量を40%とする。また、CPU201は、20%/バッテリ残容量60%未満40%以上までの注文回数で、1回あたりのバッテリ残容量の変化率を算出する。その後、ステップS218の処理に進む。
(ステップS214)CPU201は、測定したバッテリ出力電圧が3.5V以上から3.5V未満に変化したか否かを判定する。バッテリ出力電圧が3.5V以上から3.5V未満に変化したとCPU201が判定した場合にはステップS215の処理に進む。また、バッテリ出力電圧が3.5V以上から3.5V未満に変化していないとCPU201が判定した場合には、ステップS217の処理に進む。
(ステップS215)CPU201は、バッテリ交換表示「バッテリの電源が少なくなりました。バッテリを交換して下さい」をLCD表示202に表示する。その後、ステップS216の処理に進む。
(ステップS216)CPU201は、バッテリ交換待ちの状態になる。その後、ステップS201の処理に戻る。
(ステップS217)CPU201は、バッテリ残容量−1回当たりのバッテリ残容量の変化率で、バッテリ残容量を算出する。その後、ステップS218の処理に進む。
(ステップS218)CPU201は、電池交換後の注文回数に1加算する。その後、ステップS219の処理に進む。
(ステップS219)CPU201は、(バッテリ残容量−注文入力できる下限の残容量)/1回あたりのバッテリ残容量の変化率で、バッテリ残量で注文入力できる回数を算出する。その後、ステップS220の処理に進む。
(ステップS220)CPU201は、通常の注文入力処理を実行する。その後、ステップS221の処理に進む。
(ステップS221)CPU201は、バッテリ状態に応じた注文回数に1を加算する。具体的には、CPU201は、バッテリの状態が80%以上のとき、バッテリ残容量80%以上の注文回数に1加算する。また、CPU201は、バッテリの状態が60%以上のとき、バッテリ残容量80%未満60%以上までの注文回数に1加算する。また、CPU201は、バッテリの状態が40%以上のとき、バッテリ残容量60%未満40%以上までの注文回数に1加算する。また、CPU201は、バッテリの状態が20%以上のとき、バッテリ残容量40%未満20%以上までの注文回数に1加算する。その後、ステップS222の処理に進む。
(ステップS222)CPU201は、バッテリ出力電圧と、バッテリの状態と、バッテリ残容量範囲(≧80%,80〜60%,60〜40%,40〜20%)の注文回数と、1回あたりのバッテリ残容量の変化率と、電池交換後の注文回数と、バッテリ残容量と、バッテリ残容量で注文入力できる回数とをメモリ204が記憶するバッテリ情報に書き込んで保存する。その後、処理を終了する。
次に、注文管理制御装置300について説明する。図11は、本実施形態における注文管理制御装置300の構成を示すブロック図である。図示するように、注文管理制御装置300は、CPU301(判定部、出力部)と、LCD表示302と、キー303と、メモリ304と、無線モジュール305(受信部)と、有線LAN306とを備える。
CPU301は、注文管理制御装置300全体を制御する。また、CPU301は、ハンディターミナル200から注文データを受信し、受信した注文データに基づく伝票データをプリンタ400に送信して伝票を出力させる注文処理を行う。また、CPU301は、ハンディターミナル200から受信した注文データを管理する注文データ管理を行う。
また、CPU301は、各ハンディターミナル200から受信した注文データに付加されたバッテリ情報に基づいて、充電が必要なハンディターミナル200を判定する。また、CPU301は、判定した結果を出力する。例えば、CPU301は、ハンディターミナル200またはプリンタ400に、判定した結果を出力させる。また、CPU301は、各ハンディターミナル200のバッテリに関する情報の一覧を出力する。
LCD表示302は、注文管理制御装置300の稼働状況等、情報を表示する。キー303は、キーボードやマウス等であり、注文管理制御装置300への操作入力を受け付ける。メモリ304は、注文処理を実行するための注文処理プログラムや、注文処理をするための注文処理データや、注文管理システム1を制御するデータ等、種々の情報を記憶する。また、メモリ304は、各ハンディターミナル200のバッテリ600の状態を示すハンディターミナル状態テーブルを記憶する。無線モジュール305は、ハンディターミナル200やプリンタ400と無線通信する。有線LAN306は、POS(Point Of Sale)端末(不図示)と有線LANにより通信する。
図12は、本実施形態における注文管理制御装置300が記憶するハンディターミナル状態テーブルである。図示するように、ハンディターミナル状態テーブルは、ハンディターミナル番号と、バッテリ残容量と、バッテリ残容量で注文入力できる回数と、バッテリ交換後の累積経過時間との各項目を有する。ハンディターミナル状態テーブルは、ハンディターミナル番号ごとに、バッテリ残容量と、バッテリ残容量で注文入力できる回数と、バッテリ交換後の累積経過時間とを保管している。ハンディターミナル番号は、各ハンディターミナル200を識別する番号である。また、バッテリ残容量は、対応するハンディターミナル200のバッテリ残容量である。また、バッテリ残容量で注文入力できる回数は、対応するハンディターミナル200のバッテリ残容量で注文入力できる回数である。また、バッテリ交換後の累積経過時間は、対応するハンディターミナル200のバッテリ交換後の累積経過時間である。
CPU301は、ハンディターミナル番号と、バッテリ残容量と、バッテリ残容量で注文入力できる回数と、バッテリ交換後の累積経過時間とを含むバッテリ情報を各ハンディターミナル200から受信し、受信したバッテリ情報をメモリ304が記憶するハンディターミナル状態テーブルに書き込む。このように、注文管理制御装置300は、各ハンディターミナル200のバッテリ600の状態を集中管理している。よって、注文管理制御装置300で、注文管理システム1全体のハンディターミナル200のバッテリ残容量を把握することができる。
次に、本実施形態による注文管理システム1において、各ハンディターミナル200に装填されたバッテリ600の状態を従業員に通知する方法について説明する。
図13は、本実施形態におけるハンディターミナル200が注文管理制御装置300に送信する注文データのデータ構造を示す概略図である。図示するように、ハンディターミナル200は、注文データに、ハンディターミナル番号と、バッテリ残容量と、バッテリ残容量で注文入力できる回数と、バッテリ交換後の累積経過時間とを付加して注文管理制御装置300に送信する。
注文管理制御装置300は、各ハンディターミナル200から注文データを受信すると、受信した注文データに付加されたハンディターミナル番号と、バッテリ残容量と、バッテリ残容量で注文入力できる回数と、バッテリ交換後の累積経過時間とを、ハンディターミナル状態テーブルに書き込んで更新する。
また、ハンディターミナル200は、キー203が受け付けた操作入力に応じて、各ハンディターミナル200に装填されたバッテリ600の状態の表示を要求するステータス表示要求を注文管理制御装置300に送信する。注文管理制御装置300は、ハンディターミナル200からステータス表示要求を受信すると、ハンディターミナル状態テーブルに基づいて表示データを生成する。表示データは、各ハンディターミナル200のバッテリに関する情報(ハンディターミナル番号と、バッテリ残容量と、バッテリ残容量で注文入力できる回数と、バッテリ交換後の累積経過時間と、充電情報)を含む。充電情報は、充電が必要であるか否かを示す情報である。注文管理制御装置300は、バッテリ残容量で注文入力できる回数が所定の閾値より小さい場合に、充電が必要であると判定する。そして、注文管理制御装置300は、生成した表示データを要求元のハンディターミナル200に送信する。ハンディターミナル200は、注文管理制御装置300から表示データを受信すると、受信した表示データを表示する。例えば、ハンディターミナル200は、表示データに含まれる各ハンディターミナル200のバッテリに関する情報の一覧を表示する。
また、ハンディターミナル200またはプリンタ400は、操作入力に応じて、各ハンディターミナル200に装填されたバッテリ600の状態の印字を要求するステータス印字要求を注文管理制御装置300に送信する。注文管理制御装置300は、ステータス印字要求を受信すると、ハンディターミナル状態テーブルに基づいて印字データを生成する。印字データは、各ハンディターミナル200のハンディターミナル番号と、バッテリ残容量と、バッテリ残容量で注文入力できる回数と、バッテリ交換後の累積経過時間と、充電情報とを含む。そして、注文管理制御装置300は、生成した印字データをプリンタ400に送信する。プリンタ400は、注文管理制御装置300から印字データを受信すると、受信した印字データに基づいて伝票を出力する。例えば、プリンタ400は、印字データに含まれる各ハンディターミナル200のバッテリに関する情報の一覧を印字する。
図14は、本実施形態におけるプリンタ400が出力する伝票の一例を示すイメージ図である。図示するように、伝票には、各ハンディターミナル200に装填されたバッテリ600の情報であることを示す「ハンディターミナルバッテリ情報」、現在の日時「2016/01/10 10:25」、及び、各ハンディターミナル200のHT Noと、電池残量と、注文可能予測数と、交換後の時間と、充電情報とが印字されている。HT Noは、ハンディターミナル番号である。電池残量は、バッテリ残容量である。注文可能予測数は、バッテリ残容量で注文入力できる回数である。交換後の時間は、バッテリ交換後の累積経過時間である。充電情報は、充電が必要であるか否かを示す。充電情報に「充電」が表示されている場合に、充電が必要であることを示す。
図示する例では、HT No「HT03」の電池残量は28%であり、注文可能予測数は12回であり、交換後の時間は26.3時間であり、充電情報は「充電」である。また、HT No「HT01」の電池残量は「31%」であり、注文可能予測数は「15回」であり、交換後の時間は「28.2時間」であり、充電情報は「充電」である。また、HT No「HT05」の電池残量は「95%」であり、注文可能予測数は「135回」であり、交換後の時間は「0.5時間」である。また、HT No「HT04」の電池残量は「98%」であり、注文可能予測数は「139回」であり、交換後の時間は「1.8時間」である。
図示するように、HT03及びHT01の充電情報が充電を促す「充電」であるため、従業員は、次にHT03及びHT01を充電する必要があることを知ることができる。また、従業員は、交換後の時間が大きいハンディターミナル200を使用することで、特定のバッテリ600が頻繁に使用されることを防ぐことができる。例えば、HT05とHT04が充電後共に未使用であれば、交換後の時間が長いHT04を先に使用する方が、バッテリの劣化を均等にすることができる。
また、注文管理制御装置300は、バッテリ600の充電回数を平準化するために、ステータス印字要求に対し、バッテリ交換後の累積経過時間の長いハンディターミナル200から使用順位付した印字データをプリンタ400に送信する機能を有する。プリンタ400は、注文管理制御装置300から印字データを受信すると、受信した印字データに基づいて、ハンディターミナル200の使用順位を伝票に印字する。これにより、従業員は、ハンディターミナル200の使用順位を知ることができる。よって、先にバッテリ600を交換したハンディターミナル200を優先的に使用することで、バッテリ600の充電回数の平準化を図ることができる。
また、注文管理制御装置300は、個々のハンディターミナル200のバッテリ残容量が残っていたとしても、注文管理システム1内の全てのハンディターミナル200におけるバッテリ残容量で注文入力できる回数の合計が、予め設定した閾値以下になると判定した場合には、バッテリ残容量で注文入力できる回数が最も少ないハンディターミナル200から順に、バッテリ600の充電を促すメッセージを送信する機能を有する。ハンディターミナル200は、当該メッセージを受信すると、バッテリ600の充電を促すメッセージを表示する。
また、注文管理制御装置300は、ハンディターミナル200のバッテリ残量が残っていたとしても、営業時間から推定した注文予測回数より、バッテリ残容量で注文できる注文回数が少なくなったときには、バッテリ600の充電を促すメッセージを該当するハンディターミナル200に送信する機能を有する。
例えば、注文管理制御装置300は、タイマ機能(時計機能)を有している。そして、注文管理制御装置300は、予め設定されている閉店時刻と現在の時刻とから閉店時刻までの本日の注文管理システム1の運用時間を算出する。そして、注文管理制御装置300は、過去の実績から運用時間で発生する注文予測回数を推定する。続いて、注文管理制御装置300は、各ハンディターミナル200のバッテリ残容量で注文入力できる回数が、注文予測回数より小さい場合には、該当するハンディターミナル200に注意情報表示データを送信する。ハンディターミナル200は、注文管理制御装置300から注意情報表示データを受信すると、注意情報表示画面を表示する。
図15は、本実施形態におけるハンディターミナル200が表示する注意情報表示画面の一例を示すイメージ図である。図示するように、注意情報表示画面には、バッテリ600に関する情報であることを示す「バッテリ情報」と、ハンディターミナル番号「HT01」と、電池残量「31%」と、注文可能予測数「15回」と、充電を促すメッセージ「営業時間内に充電が必要になります。お客様の少ない時間帯に充電して下さい。」とが表示される。電池残量は、バッテリ残容量である。注文可能予測数は、バッテリ残容量で注文入力できる回数である。
このように、バッテリ残容量で注文入力できる回数が注文予測回数より小さいハンディターミナル200に注意情報表示画面を表示して充電を促すことにより、注文入力処理の途中でバッテリ残容量がなくなることを防ぐことができる。
上述したとおり、本実施形態では、ハンディターミナル200は、注文の入力を受け付けるキー203と、キー203が入力を受け付けた注文に関する注文データを無線通信により注文管理制御装置300に送信する無線モジュール206と、バッテリ600の出力電圧を測定するバッテリ制御回路207と、無線モジュール206が注文データを送信した回数(注文回数)と、バッテリ制御回路207が測定したバッテリ600の出力電圧とに基づいて、バッテリ600の残容量(バッテリ残容量)を算出し、算出したバッテリ残容量を含むバッテリ情報を生成するCPU201と、を備える。これにより、ハンディターミナル200は、バッテリ600の劣化の度合いに応じた、バッテリ600の残容量を算出することができる。
また、CPU201は、算出したバッテリ600の残容量に基づいて、無線モジュール206が注文データを送信可能な回数(バッテリ残容量で注文入力できる回数)を算出し、算出したバッテリ残容量で注文入力できる回数を含むバッテリ情報を生成する。これにより、バッテリ残容量とバッテリ残容量で注文入力できる回数とに基づいて、バッテリの劣化を推測することができる。よって、バッテリ600を充電するタイミングを知ることができ、注文入力処理の途中でバッテリの残容量がなくなることを防止することができる。また、必要のない充電が回避できバッテリ600の使用期間を延ばすことができる。すなわち、必要のない充電によるバッテリ600の劣化を防止することができる。更に、バッテリ充電器500の台数を最小化することができる。
また、注文管理制御装置300は、各ハンディターミナル200から、バッテリ情報が付加された注文データを受信する無線モジュール305と、無線モジュール305が受信した注文データに付加されたバッテリ情報に基づいて、充電が必要なハンディターミナル200を判定して出力するCPU301と、を備える。また、CPU301は、ハンディターミナル200のバッテリに関する情報の一覧を出力する。これにより、注文管理制御装置300で、注文管理システム1全体のハンディターミナル200のバッテリ残容量を把握することができる。また、従業員は、注文管理制御装置300が出力する情報に基づいて、各ハンディターミナル200のバッテリ600の状態を知ることができる。
また、注文管理制御装置300は、注文管理システム1にある各ハンディターミナル200のバッテリ交換後の累積経過時間をハンディターミナル200またはプリンタ400に出力する。これにより、従業員は、各ハンディターミナル200のバッテリ交換後の累積経過時間を知ることができる。よって、先に電池交換したハンディターミナル200を優先的に使用することで、特定のバッテリ600のみが頻繁に使用されることを防ぎ、バッテリ600の充電回数の平準化を図ることができる。
なお、上述した実施形態におけるハンディターミナル200または注文管理制御装置300が備える各部の機能全体あるいはその一部は、これらの機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶部のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、バッテリ残容量‐バッテリ出力電圧の相関データは、上述したデータ例に限られず、バッテリ600の種類に応じてその値を変更してもよい。