JP6583084B2 - ロックアップクラッチの制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンと変速機との間に設けられたトルクコンバータの差動状態を制御可能なロックアップクラッチに適用される制御装置に関する。
ロックアップクラッチ制御においては、実差回転(エンジン回転数とトルクコンバータのタービン回転数との回転数差)が目標差回転となるように制御(差回転制御)することが行われている。このようなロックアップクラッチ制御において、実差回転と目標差回転との差分をゼロ状態に制御する場合、実差回転を目標差回転に向けて所定スイープ率で変化させ、目標差回転に到達した後にゼロスリップ状態にしている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2013/073646号公報
ところで、上記したロックアップクラッチ制御(差回転制御)にあっては、実差回転と最終的な目標差回転との差分が大きい状態(高差回転の状態)からゼロスリップ状態にする場合、実差回転(目標差回転)を一律のスイープ率で変化させると制御時間が不要に長くなるおそれがある。また、ロックアップクラッチ制御中にアクセル踏み増しなどが生じた場合(高差回転となった場合)に、その高差回転となる前の一律のスイープ率のままで実差回転を変化させていると、クラッチトルクが不足してエンジンの回転数が吹き上がるおそれがある。
本発明はそのような実情を考慮してなされたもので、ロックアップクラッチの差回転を目標差回転に基づいてスイープ制御する際に、実差回転と最終的な目標差回転との差分が大きい場合(高差回転である場合)には、これに対応して目標差回転のスイープ率を適正に設定することが可能なロックアップクラッチの制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、エンジンと変速機との間に設けられたトルクコンバータの差動状態を制御可能なロックアップクラッチに適用される制御装置であって、前記ロックアップクラッチの差回転を目標差回転に基づいてスイープ制御する差回転制御手段を備えている。
その差回転制御手段は、当該差回転制御手段の制御における最終的な目標差回転と現在の実差回転との差分が所定値以上である場合には、前記実差回転と前記最終的な目標差回転との間に第1目標差回転、及び前記第1目標差回転よりも前記最終的な目標差回転に近い第2目標差回転を設定する。そして、前記実差回転から前記第1目標差回転までの間における目標差回転のスイープ率及び前記第2目標差回転から前記最終的な目標差回転までの間における目標差回転のスイープ率を、前記第1目標差回転から前記第2目標差回転までの間における目標差回転のスイープ率よりも小さく設定することを特徴としている。さらに、前記実差回転から前記第1目標差回転までの間における目標差回転のスイープ率は、差回転制御の開始時の差回転が大きいほど小さい値が設定される。
本発明によれば、差回転制御の制御開始から第1目標差回転までの間つまり制御開始直後の目標差回転のスイープ率、及び第2目標差回転から最終的な目標差回転までの間つまり最終的な目標差回転付近の目標差回転のスイープ率を、第1目標差回転から第2目標差回転までの間における目標差回転のスイープ率よりも小さく設定している。
このような構成により、実差回転を最終的な目標差回転に詰める詰め側(最終的な目標差回転が実差回転よりも小さい状態)での差回転制御の場合には、差回転制御の開始直後の油圧変動によるショック(ロックアップクラッチの急係合)を抑制することができるとともに、最終的な目標差回転付近でのエンジン回転数のアンダーシュートを抑制することができる。しかも、第1目標差回転と第2目標差回転との間におけるスイープ率を大きく設定しているので、制御時間を短縮することができる。
また、実差回転を最終的な目標差回転に拡げる側(最終的な目標差回転が実差回転よりも大きい状態)での差回転制御の場合には、差回転制御の開始直後の油圧変動によるトルク抜け(ロックアップクラッチの急解放)を抑制することができるとともに、最終的な目標差回転付近でのエンジン回転数のオーバーシュートを抑制することができる。しかも、第1目標差回転と第2目標差回転との間におけるスイープ率を大きく設定しているので、制御時間を短縮することができる。
以上のように、本発明によれば、実差回転と最終的な目標差回転との差分が大きい場合(高差回転である場合)には、これに対応して目標差回転のスイープ率を適正に設定することができるので、ショックやトルク抜け、及び、エンジン回転数のアンダーシュートやオーバーシュートを抑制することができるとともに、制御時間を短縮することができる。
本発明によれば、ロックアップクラッチの差回転を目標差回転に基づいてスイープ制御する際に、実差回転と最終的な目標差回転との差分が大きい場合(高差回転である場合)には、これに対応して目標差回転のスイープ率を適正に設定することができる。これにより、ショックやトルク抜け、及び、エンジン回転数のアンダーシュートやオーバーシュートを抑制することができるとともに、制御時間を短縮することができる
本発明を適用する多板ロックアップクラッチが搭載された車両の一例を示す概略構成図である。 図1に示す自動変速機における各クラッチ及び各ブレーキのギヤ段ごとの係合状態を示す係合表である。 油圧制御回路の回路構成図である。 図3の油圧制御回路においてロックアップOFF時の動作を示す図である。 図3の油圧制御回路においてロックアップON時の動作を示す図である。 ECU等の制御系の構成を示すブロック図である。 基本的なロックアップクラッチ制御の一例を示すタイミングチャートである。 ロックアップクラッチスリップ制御の一例を示すフローチャートである。 高差回転時制御の一例を示すタイミングチャートである。 高差回転時制御の他の例を示すタイミングチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
まず、本発明を適用する多板ロックアップクラッチが搭載された車両の一例について図1を参照して説明する。
この例の車両300は、FF(フロントエンジン・フロントドライブ)型の車両であって、エンジン1、トルクコンバータ2、多板ロックアップクラッチ3、自動変速機(AT)4、デファレンシャル装置5、駆動輪(前輪)6、従動輪(後輪:図示せず)、油圧制御回路100、及び、ECU(Electronic Control Unit)200などを備えている。
これらエンジン1、トルクコンバータ2、多板ロックアップクラッチ3、自動変速機4、油圧制御回路100、及び、ECU200の各部について以下に説明する。
−エンジン−
エンジン1は、走行用の駆動力源であり、例えば多気筒ガソリンエンジンである。エンジン1の出力軸であるクランクシャフト11はトルクコンバータ2に連結されている。クランクシャフト11の回転数(エンジン回転数Ne)はエンジン回転数センサ201によって検出される。
−トルクコンバータ−
トルクコンバータ2は、入力軸側のポンプインペラ21と、出力軸側のタービンランナ22と、トルク増幅機能を発現するステータ23と、ワンウェイクラッチ24とを備え、ポンプインペラ21とタービンランナ22との間で流体を介して動力伝達を行う。トルクコンバータ2には、当該トルクコンバータ2の入力側と出力側とを直結またはスリップ状態で連結する多板ロックアップクラッチ3が設けられている。トルクコンバータ2のタービンシャフト26の回転数(タービン回転数Nt)はタービン回転数センサ202によって検出される。
図3に示すように、トルクコンバータ2の内部には作動油循環用のコンバータ油室25が形成されている。コンバータ油室25には、作動油を導入するためのT/C入力ポート25a及び作動油を排出するためのT/C出力ポート25bが設けられている。
−多板ロックアップクラッチ−
図3に示すように、多板ロックアップクラッチ3は、クラッチプレート(摩擦係合板)31,32、及び、それらクラッチプレート31とクラッチプレート32とを押圧可能なロックアップピストン33を備えている。クラッチプレート31はトルクコンバータ2のフロントカバー2aに固定されたクラッチハブに軸方向に摺動自在に支持されており、クラッチプレート32はタービンランナ22に接続されたクラッチハブに軸方向に摺動自在に支持されている。ロックアップピストン33は、トルクコンバータ2の内部に軸方向に摺動自在に設けられている。ロックアップピストン33の背面側(フロントカバー2aとは反対側)にロックアップ油室34が形成されている。ロックアップ油室34には、作動油を導入(油圧を導入)したり、作動油を排出したりするためのL/U入力ポート34aが設けられている。
そして、このような構造の多板ロックアップクラッチ3において、ロックアップ油室34に油圧が供給されると、クラッチプレート31とクラッチプレート32とが係合して多板ロックアップクラッチ3が係合状態(完全係合状態またはスリップ状態)になる。一方、ロックアップ油室34に油圧が供給されなくなると、リターンスプリング(図示せず)による弾性力でロックアップピストン33が解放側へ作動して多板ロックアップクラッチ3が解放状態になる。
−自動変速機−
自動変速機4は、有段式の変速機であり、複数の油圧式の摩擦係合要素及び遊星歯車装置を含んでいる。自動変速機4では、複数の摩擦係合要素が選択的に係合されることにより、複数のギヤ段(変速段)を選択的に成立させることが可能である。図1に示すように、自動変速機4の入力軸41はトルクコンバータ2のタービンシャフト26に連結されている。自動変速機4の出力ギヤ42はデファレンシャル装置5等を介して駆動輪6に連結されている。
自動変速機4は、例えば、図2に示すように、油圧式摩擦係合要素として第1クラッチC1〜第4クラッチC4、第1ブレーキB1及び第2ブレーキB2を含んでいる。これら4つのクラッチC1〜C4及び2つのブレーキB1,B2の係合・解放を制御することにより、前進8速のギヤ段(第1速ギヤ段「1st」、第2速「2nd」〜第8速ギヤ段「8th」)、及び、後進のギヤ段(後進ギヤ段「Rev」)が達成される。これらクラッチC1〜クラッチC4、ブレーキB1,ブレーキB2の係合または解放は油圧制御回路100によって制御される。
−油圧制御回路−
次に、油圧制御回路100について図3を参照して説明する。なお、図3にはトルクコンバータ2及び多板ロックアップクラッチ3の油圧回路構成のみを示している。
まず、この例の油圧制御回路100は、図示はしないが、オイルポンプ、プライマリレギュレータバルブ、及び、セカンダリレギュレータバルブなどを備えており、オイルポンプが発生した油圧はプライマリレギュレータバルブにより調圧されてライン圧PLが生成される。そのライン圧PLを元圧としてセカンダリレギュレータバルブによってセカンダリ圧Psecが調圧される。
図3に示す油圧制御回路100は、リニアソレノイドバルブ(SLU)101、ソレノイドバルブ(SL)102、ロックアップリレーバルブ103、及び、サーキュレーションモジュレータバルブ104(以下、Cir-MODバルブ104という)などを備えている。
リニアソレノイドバルブ(SLU)101は、ECU200からの指令(ロックアップクラッチ指示油圧)に応じて、入力ポート101aに供給されているライン圧PLを調圧した制御油圧を出力ポート101bから出力する。
ソレノイドバルブ(SL)102は、ECU200からの指令によりON制御されると信号圧を出力する。Cir-MODバルブ104は、ライン圧PLを調圧した循環モジュレータ圧(以下、Cir-MOD圧という)を出力する。
ロックアップリレーバルブ103は、ソレノイドバルブ(SL)102からの信号圧により作動して油圧の給排経路を切り替える切替バルブである。
ロックアップリレーバルブ103には、信号圧入力ポート103a、L/U圧入力ポート103b、セカンダリ圧入力ポート103c、及び、Cir-MOD圧入力ポート103dが設けられている。また、ロックアップリレーバルブ103には、L/U圧出力ポート103e、T/C圧出力ポート103f、2つの排圧入力ポート103g,103h、冷却ポート103i、及び、排出ポート103jが設けられている。
信号圧入力ポート103aはソレノイドバルブ(SL)102に接続されている。L/U圧入力ポート103bはリニアソレノイドバルブ(SLU)101の出力ポート101bに接続されている。セカンダリ圧入力ポート103cは上記セカンダリレギュレータバルブに接続されている。Cir-MOD圧入力ポート103dはCir-MODバルブ104に接続されている。L/U圧出力ポート103eは多板ロックアップクラッチ3のL/U入力ポート34aに接続されている。T/C圧出力ポート103fはトルクコンバータ2のT/C入力ポート25aに接続されている。排圧入力ポート103g,103hはトルクコンバータ2のT/C出力ポート25bに接続されている。冷却ポート103iはクーラ(図示せず)に接続されている。
そして、ロックアップリレーバルブ103は、ソレノイドバルブ(SL)102からの信号圧が信号圧入力ポート103aに入力されていないときには(ロックアップOFFの状態のときには)、スプリング132の付勢力によりスプール131が図3の上側位置(スプール131が図3中の左側に示す位置)に配置される。これにより、図4に示すように、セカンダリ圧Psecがロックアップリレーバルブ103を介してトルクコンバータ2のT/C入力ポート25a(コンバータ油室25)に供給される。また、トルクコンバータ2のコンバータ油室25を循環した作動油は、T/C出力ポート25bから出力され、ロックアップリレーバルブ103の2つの排圧入力ポート103g,103hにそれぞれ流入する。図中下側の排圧入力ポート103gに流入した作動油は冷却ポート103iからクーラに供給される。また、図中上側の排圧入力ポート103hに流入した作動油は、L/U圧出力ポート103eから多板ロックアップクラッチ3のL/U入力ポート34aに入力される。
一方、ECU200からの指令により、リニアソレノイドバルブ(SLU)101及びソレノイドバルブ(SL)102がともにONとなり、ソレノイドバルブ(SL)102からの信号圧がロックアップリレーバルブ103の信号圧入力ポート103aに入力されると(ロックアップONの状態になると)、スプール131がスプリング132の付勢力に抗して下側に移動して、図3の下側の位置(スプール131が図3中の右側に示す位置)に配置される。これにより、図5に示すように、Cir-MODバルブ104からのCir-MOD圧がロックアップリレーバルブ103を介してトルクコンバータ2のT/C入力ポート25a(コンバータ油室25)に供給される。また、トルクコンバータ2のコンバータ油室25を循環した作動油は、T/C出力ポート25bから出力され、ロックアップリレーバルブ103の図中下側の排圧入力ポート103gに流入して排出ポート103jから排出される。さらに、リニアソレノイドバルブ(SLU)101が出力する制御油圧がロックアップリレーバルブ103を介して多板ロックアップクラッチ3のL/U圧入力ポート103b(ロックアップ油室34)に供給される。
−ECU−
ECU200は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及びバックアップRAMなどを備えている。
ROMには、各種制御プログラムや、それら各種制御プログラムを実行する際に参照されるマップ等が記憶されている。CPUは、ROMに記憶された各種制御プログラムやマップに基づいて演算処理を実行する。また、RAMはCPUでの演算結果や各センサから入力されたデータ等を一時的に記憶するメモリであり、バックアップRAMはエンジン1の停止時などにおいて保存すべきデータ等を記憶する不揮発性のメモリである。
ECU200には、図6に示すように、エンジン回転数センサ201、タービン回転数センサ202、スロットルバルブ(図示せず)のスロットル開度を検出するスロットル開度センサ203、アクセルペダル(図示せず)の踏み込み量であるアクセル開度を検出するアクセル開度センサ204などの各種のセンサが接続されており、これらの各センサ(スイッチ類も含む)からの信号がECU200に入力される。
そして、ECU200は、各種センサの検出結果などに基づいて、スロットル開度、燃料噴射量及び点火時期などを制御することにより、エンジン1の運転状態を制御可能に構成されている。
ECU200は、油圧制御回路100を制御することにより、自動変速機4の変速制御、トルクコンバータ2の油圧制御及び多板ロックアップクラッチ3の係合制御(以下、ロックアップクラッチ制御とも言う)を実行する。
−ロックアップクラッチ制御−
次に、ECU200が実行するロックアップクラッチ制御について説明する。
まず、基本的なロックアップクラッチ制御について説明する。図7に示すように、基本的なロックアップクラッチ制御においては、ロックアップクラッチ油圧を一時的に増大させるファーストフィルを実行し、このファーストフィル後、ロックアップクラッチ油圧を低下させて所定の定圧待機圧に一定時間保持することにより、多板ロックアップクラッチ3のパック詰め(係合状態となる直前の状態にする処理)を行う。そして、定圧待機圧を行った後に基本制御を実行する。基本制御では、多板ロックアップクラッチ3のトルク容量が、必要なトルク容量となるようにロックアップクラッチ油圧をフィードバック制御する。
ロックアップクラッチ制御にあっては、多板ロックアップクラッチ3を完全に係合する完全係合制御や、ロックアップクラッチスリップ制御(差回転制御)が行われている。
ロックアップクラッチスリップ制御においては、エンジン回転数センサ201の出力信号から得られるエンジン回転数Neと、タービン回転数センサ202の出力信号から得られるタービン回転数Ntとの実差回転(Ne−Nt)を算出し、その実差回転が目標差回転となるように制御している。このようなロックアップスリップ制御には、目標差回転をゼロ(目標差回転=0rpm)とするゼロスリップ制御(目標差回転ゼロ制御)も含まれる。また、ロックアップクラッチスリップ制御としては、エンジン1が駆動状態である場合(Ne>Ntである場合)の加速スリップ制御と、エンジン1が被駆動状態である場合(Ne<Ntである場合)の減速スリップ制御とがある。
ところで、ロックアップクラッチスリップ制御において、実差回転と最終的な目標差回転(静的目標差回転)との差分が定常時よりも大きくなる状態(高差回転となる状態)になる場合がある。高差回転の状態になるパターンとしては以下のものが挙げられる。
(1)トルクコンバータ状態(多板ロックアップクラッチ3が完全解放状態)から完全係合制御やロックアップクラッチスリップ制御に移行する際に高差回転となる場合がある。また、定圧待機から基本制御への移行時は基本的に高差回転からのロックアップクラッチ係合となる。
(2)目標差回転が変更されるときに高差回転となる場合がある。例えば、目標差回転がNV(ノイズ・バイブレーション)の領域になるとき(0rpm→150rpm)や、完全係合状態からロックアップクラッチスリップ制御に移行するときに高差回転の状態になる場合がある。
(3)アクセル操作やトルク変化などによって実差回転が目標差回転に追従できなくなったときに高差回転となる。例えば、減速スリップ制御から加速スリップ制御への移行時にアクセルペダルが踏み込まれたときに高差回転となる場合がある。
このような高差回転の状態からゼロスリップ状態にする場合、実差回転(目標差回転)を一律のスイープ率で変化させると制御時間が不要に長くなるおそれがある。また、上記したように、減速スリップ制御から加速スリップ制御への移行時にアクセル踏み増しなどが生じた場合(高差回転となった場合)に、その高差回転となる前の一律のスイープ率のままで実差回転を変化させていると、クラッチトルクが不足してエンジン1の回転数が吹き上がるおそれがある。
このような点を解消するため、本実施形態では、多板ロックアップクラッチ3の実差回転を目標差回転に基づいてスイープ制御するロックアップクラッチスリップ制御において、実差回転と最終的な目標差回転との差分が大きい場合(高差回転である場合)には、これに対応してスイープ率を適正に設定することが可能な制御を実現する。
その制御(ロックアップクラッチスリップ制御)の一例について図8のフローチャートを参照して説明する。図8の制御ルーチンはECU200において所定時間(例えば4msec)ごとに繰り返して実行される。
なお、このロックアップクラッチスリップ制御において、ECU200は、エンジン回転数センサ201及びタービン回転数センサ202の各出力信号からエンジン回転数Ne及びタービン回転数Ntを常時算出して実差回転(Ne−Nt)を常時算出している。
図8の制御ルーチンが開始されると、まずは、ステップST101において、ロックアップクラッチスリップ制御中か否かを判定し、その判定結果が否定判定(NO)である場合はリターンする。ステップST101の判定結果が肯定判定(YES)である場合はステップST102に進む。
ステップST102では、現在の実差回転と最終的な目標差回転(定常時の差回転(静的目標差回転):図9,図10参照)との差分(絶対値)が所定値以上であるか否かを判定し、その判定結果が否定判定(NO)である場合はリターンする。ステップST102の判定結果が肯定判定(YES)である場合(実差回転と最終的な目標差回転との差分が高差回転である場合)はステップST103に進む。
このステップST102の判定に用いる所定値については、実差回転と最終的な目標差回転との差分が定常時よりも大きくて、上記した問題(ロックアップクラッチスリップ制御の制御時間の長時間化やエンジン1の回転数吹き上がりなどの問題)が生じる高差回転を、実験またはシミュレーションによって求め、その結果を基に予め適合した値を設定する。
ステップST103では高差回転時制御を実行する。この高差回転時制御は、制御開始時における高差回転(制御開始時の実差回転と最終的な目標差回転との差分)に応じて目標差回転のスイープ率を可変に設定する制御である。具体的には、高差回転時制御においては、以下のステップST103〜ステップST108を実行する。その各ステップの処理について説明する。
まず、ステップST104において、現在のエンジン回転数Neとタービン回転数Ntとに基づいて、加速スリップ制御(Ne>Nt)または減速スリップ制御(Ne<Nt)のいずれの制御であるのかを判断する。さらに、現在の実差回転と最終的な目標差回転とに基づいて、目標差回転に詰める詰め側(最終的な目標差回転が現在の実差回転よりも小さい状態)の高差回転時制御であるのか、高差回転に拡げる拡げ側(最終的な目標差回転が現在の実差回転よりも大きい状態)の高差回転時制御であるのかを判断する。
ステップST105では、高差回転時制御の制御開始時における目標差回転のスイープ率A(制御開始から第1目標差回転C(図9のCa、図10のCb)までの目標差回転のスイープ率A(Aa,Ab))を算出する。なお、スイープ率A(Aa,Ab)は上記ステップST104の判断結果などに基づいて算出する。この点については後述する。
ステップST106では、上記スイープ率Aでの目標差回転のスイープにより、現在の目標差回転が、第1目標差回転C(Ca,Cb)に達したか否かを判定し、その判定結果が否定判定(NO)である場合はリターンする。ステップST106の判定結果が肯定判定(YES)である場合([目標差回転≦Ca]または[目標差回転≧Cb]になった場合)はステップST107に進む。なお、第1目標差回転C(Ca,Cb)の設定は上記ステップST104の判断結果などに基づいて行う。この点については後述する。
ステップST107では目標差回転のスイープ率B(Ba,Bb)を算出する。スイープ率Bは上記スイープAよりも大きな値(B>A)である。なお、スイープ率B(Ba,Bb)の算出は上記ステップST104の判断結果などに基づいて行う。この点については後述する。
ステップST108では、現在の目標差回転が、最終的な目標差回転付近(第2目標差回転D(Da,Db))に達したか否かを判定し、その判定結果が否定判定(NO)である場合はリターンする。ステップST108の判定結果が肯定判定(YES)である場合([目標差回転≦Da]または[目標差回転≧Db]になった場合)はステップST109に進む。なお、第2目標差回転D(Da,Db)の設定は上記ステップST104の判断結果などに基づいて行う。この点については後述する。
ステップST109では目標差回転終了時制御を実施する。具体的には、現在の目標差回転が最終的な目標差回転(静的目標差回転)に近づくように、目標差回転終了時スイープ率E(Ea,Eb)でスイープする制御を行う。この目標差回転終了時スイープ率Eは上記スイープ率Bよりも小さな値(E<B)である。目標差回転終了時スイープ率E(Ea,Eb)については後述する。
なお、上記ステップST101〜ステップST109がECU200によって実行されることにより、本発明の「差回転制御手段」が実現される。
−高差回転時制御(詰め側)−
次に、最終的な目標差回転(静的目標差回転)が実差回転よりも小さい状態のときの高差回転時制御(詰め側)の具体的な例について、図9のタイミングチャートを参照して説明する。
まず、ロックアップクラッチスリップ制御の実施中において、トルクコンバータ状態から加速スリップ制御への移行や、アクセル踏み増しなどによって、実差回転と最終的な目標差回転との差分(実差回転―最終的な目標差回転)の絶対値が上記所定値以上になった時点(高差回転になった時点)T11で、高差回転時制御が開始される。高差回転時制御が開始されると、目標差回転(可変)をスイープ率Aaでスイープ(低下)させる。この目標差回転のスイープに追従して実差回転がスイープ変化する。
上記制御開始初期のスイープ率Aaについて説明する。まず、高差回転からの係合初期にあっては、多板ロックアップクラッチ3の感度(ショックの感度)が高い状態であるため、スイープ率Aaを大きな値に設定すると、急係合によるショックが発生する。これを避けるために、スイープ率Aaは小さい値(ショックが生じにくいスイープ率)に設定する。
また、スイープ率Aaについては、高差回転時制御の開始時における高差回転の大きさに応じて高差回転が大きいほど小さい値に設定する。具体的には、高差回転が大きい場合(例えば高差回転=800rpm程度である場合)はスイープ率Aaを小さい値に設定し、高差回転が小さい場合(例えば高差回転=400rpm程度である場合)は、スイープ率Aaを少し大きな値に設定する。なお、スイープ率Aaは、例えば、高差回転時制御の制御開始時における高差回転に基づいて、予め実験またはシミュレーションにより設定されたマップ(演算式)により算出するようにすればよい。
さらに、スイープ率Aaについては、加速スリップ制御時と減速スリップ制御時とでは異なる設定とする。具体的には、加速スリップ制御では、定圧待機中(高差回転時)の収束性を考慮して、減速スリップ制御よりもエンジントルクを高く設定しているため、ショック等が許容できることから、加速スリップ制御である場合はスイープ率Aaを少し大きめに設定する。一方、減速スリップ制御時の定圧待機中(高差回転時)はトルクがなく、加速スリップ制御時よりも感度が高くなるため、スイープ率Aaをなるべく小さい値に設定する。
次に、スイープ率Aaでの目標差回転のスイープにより、目標差回転が第1目標差回転Caに到達した時点([目標差回転≦Ca]になった時点)T12で、目標差回転のスイープ率をスイープ率Aaからスイープ率Baに変更する。このスイープ率変更後の目標差回転のスイープに追従して実差回転がスイープ変化する。
ここで、目標差回転のスイープ率を変更する第1目標差回転Caは、低いスイープ率Aaでの目標差回転のスイープにより、上記した係合初期の感度が高い状態を過ぎた状態、つまり、多板ロックアップクラッチ3がある程度係合して目標差回転のスイープ率を大きくしてもショックが発生しない状態になったときの値(目標差回転)とする。この第1目標差回転Caについては、予め実験またはシミュレーションによって適合した値を設定するようにすればよい。
また、変更後のスイープ率Baについては、最終的な目標差回転への収束性を早めるために可能な限り大きなスイープ率を設定する(スイープ率Ba>スイープ率Aa)。
このようなスイープ率Baでの目標差回転のスイープにより、目標差回転が第2目標差回転Daに到達した時点([目標差回転≦Da]になった時点)T13で、目標差回転のスイープ率をスイープ率Baから目標差回転終了時スイープ率Eaに変更する。
ここで、目標差回転のスイープ率を変更する第2目標差回転Daについては、最終的な目標差回転(定常時の目標差回転)付近でのアンダーシュート(エンジン1の回転数アンダーシュート)が発生しないような値を設定する。つまり、急なスイープ率Baのままで定常時に移行するとアンダーシュートが発生するため、これを回避できるような値を設定する。例えば、第2目標差回転Daについては[Da=最終的な目標差回転+20〜50rpm(実験等による適合値)]に設定する。また、同様に、目標差回転終了時スイープ率Eaについてもアンダーシュートしないような低い値(Ea<Ba)を設定する。
そして、そのような目標差回転終了時スイープ率Eaでの目標差回転のスイープ(差回転終了時制御)により、実差回転を最終的な目標差回転(静的目標差回転)に収束することができる。
<効果>
以上のように、この例の高差回転時制御(詰め側)によれば、制御開始直後の目標差回転のスイープ率(制御開始から第1目標差回転Caまでのスイープ率)Aa、及び最終的な目標差回転に近づける際の目標差回転のスイープ率(第2目標差回転Daから最終的な目標差回転までのスイープ率)Eaを小さく設定しているので、高差回転時制御の開始直後の油圧変動によるショック(多板ロックアップクラッチ3の急係合)を抑制することができるとともに、最終的な目標差回転付近でのエンジン1の回転数アンダーシュートを抑制することができる。しかも、第1目標差回転Caと第2目標差回転Daとの間におけるスイープ率Baを大きく設定しているので、制御時間を短縮することができる。
−高差回転時制御(拡げ側)−
次に、最終的な目標差回転が実差回転よりも大きい状態のときの高差回転時制御(拡げ側)の具体的な例について、図10のタイミングチャートを参照して説明する。
まず、ロックアップクラッチスリップ制御の実施中において、実差回転と最終的な目標差回転との差分(実差回転―最終的な目標差回転)の絶対値が上記所定値以上なった時点(高差回転になった時点)T21で、高差回転時制御が開始される。高差回転時制御が開始されると、目標差回転(可変)をスイープ率Abでスイープ(上昇)させる。この目標差回転のスイープに追従して実差回転がスイープ変化する。
上記制御開始初期のスイープ率Abについて説明する。まず、高差回転からの解放初期において、目標差回転のスイープ率を大きくすると、多板ロックアップクラッチ3が急解放してトルク抜けが発生する。そのような急解放よるトルク抜けを避けるために、スイープ率Abは小さい値(トルク抜けが生じにくいスイープ率)に設定する。
また、スイープ率Abについては、高差回転時制御の開始時における高差回転の大きさに応じて高差回転が大きいほど小さい値に設定する。具体的には、高差回転が大きい場合(例えば高差回転=800rpm程度である場合)はスイープ率Abを小さい値に設定し、高差回転が小さい場合(例えば高差回転=400rpm程度である場合)は、スイープ率Abを少し大きな値に設定する。なお、スイープ率Abは、例えば、高差回転時制御の制御開始時における高差回転に基づいて、予め実験・シミュレーションにより設定されたマップ(演算式)により算出するようにすればよい。
さらに、スイープ率Abについては、加速スリップ制御時と減速スリップ制御時とでは異なる設定とする。具体的には、加速スリップ制御である場合はスイープ率Abを少し大きめに設定する。一方、減速スリップ制御時である場合はスイープ率Abをなるべく小さい値に設定する。
次に、スイープ率Abでの目標差回転のスイープにより、目標差回転が第1目標差回転Cbに到達した時点([目標差回転≧Cb]になった時点)T22で、目標差回転のスイープ率をスイープ率Abからスイープ率Bbに変更する。このスイープ率変更後の目標差回転のスイープに追従して実差回転がスイープ変化する。
ここで、目標差回転のスイープ率を変更する第1目標差回転Cbについては、多板ロックアップクラッチ3の急解放を防ぐために、例えば、高差回転時制御の制御開始時における目標差回転に20〜50rpm(実験等による適合値)を加えた値に設定する。
また、変更後のスイープ率Bbについては、最終的な目標差回転への収束性を早めるために可能な限り大きなスイープ率を設定する(スイープ率Bb>スイープ率Ab)。
このようなスイープ率Bbでの目標差回転のスイープにより、目標差回転が第2目標差回転Dbに到達した時点([目標差回転≧Dbになった時点]T23で、目標差回転のスイープ率をスイープ率Bbから目標差回転終了時スイープ率Ebに変更する。
ここで、目標差回転のスイープ率を変更する第2目標差回転Dbについては、最終的な目標差回転(定常時の目標差回転)に近づいて、オーバーシュート(エンジン1の回転数オーバーシュート)しないような値を設定する。つまり、急なスイープ率Bbのままで定常時に移行するとオーバーシュートが発生するため、これを回避できるような値を設定する。例えば、第2目標差回転Dbについては最終的な目標差回転よりも所定回転数(実験等による適合値)だけ小さい値に設定する。また、同様に、目標差回転終了時スイープ率Ebについてもオーバーシュートしないような低い値(Eb<Bb)を設定する。
そして、そのような目標差回転終了時スイープ率Ebでの目標差回転のスイープ(差回転終了時制御)により、実差回転を最終的な目標差回転(静的目標差回転)に収束することができる。
<効果>
以上のように、この例の高差回転時制御(拡げ側)によれば、制御開始直後の目標差回転のスイープ率(制御開始から第1目標差回転Cbまでのスイープ率)Ab、及び最終的な目標差回転に近づける際の目標差回転のスイープ率(第2目標差回転Dbから最終的な目標差回転までのスイープ率)Ebを小さく設定しているので、高差回転時制御の開始直後の油圧変動によるトルク抜け(多板ロックアップクラッチ3の急解放)を抑制することができるとともに、最終的な目標差回転付近でのエンジン1の回転数オーバーシュートを抑制することができる。しかも、第1目標差回転Cbと第2目標差回転Dbとの間におけるスイープ率Bbを大きく設定しているので、制御時間を短縮することができる。
−他の実施形態−
なお、今回開示した実施形態は、すべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、本発明の技術的範囲には、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、以上の実施形態では、多板ロックアップクラッチ3のロックアップ油室34がトルクコンバータ2内に配置されているが、これに限られることなく、多板ロックアップクラッチのロックアップ油室が、トルクコンバータの外部に配置されたものにも、本発明を適用することができる。
以上の実施形態では、クラッチ及びブレーキ等の摩擦係合装置と遊星歯車装置とを用いてギヤ段を設定する有段式(遊星歯車式)の自動変速機(AT)とエンジンとの間に設けられたトルクコンバータの差動状態を制御可能なロックアップクラッチの制御に本発明を適用した例について説明したが、本発明はこれに限られることなく、変速比を無段階に調整する無段変速機(CVT:Continuously Variable Transmission)とエンジンとの間に設けられるトルクコンバータの差動状態を制御可能なロックアップクラッチの制御にも適用できる。
以上の実施形態では、FF(フロントエンジン・フロントドライブ)方式の車両に搭載された多板ロックアップクラッチに本発明の制御装置を適用した例を示したが、本発明はこれに限られることなく、FR(フロントエンジン・リアドライブ)方式の車両や、4輪駆動方式の車両に搭載されたロックアップクラッチの制御装置にも適用できる。
本発明は、エンジンと変速機との間に設けられたトルクコンバータの差動状態を制御可能なロックアップクラッチの制御に有効に利用することができる。
1 エンジン
2 トルクコンバータ
3 多板ロックアップクラッチ
4 自動変速機
100 油圧制御回路
200 ECU
201 エンジン回転数センサ
202 タービン回転数センサ

Claims (1)

  1. エンジンと変速機との間に設けられたトルクコンバータの差動状態を制御可能なロックアップクラッチに適用される制御装置であって、
    前記ロックアップクラッチの差回転を目標差回転に基づいてスイープ制御する差回転制御手段を備え、
    前記差回転制御手段は、当該差回転制御手段の制御における最終的な目標差回転と現在の実差回転との差分が所定値以上である場合には、
    前記実差回転と前記最終的な目標差回転との間に第1目標差回転、及び前記第1目標差回転よりも前記最終的な目標差回転に近い第2目標差回転を設定し、
    前記実差回転から前記第1目標差回転までの間における目標差回転のスイープ率及び前記第2目標差回転から前記最終的な目標差回転までの間における目標差回転のスイープ率を、前記第1目標差回転から前記第2目標差回転までの間における目標差回転のスイープ率よりも小さく設定し、
    前記実差回転から前記第1目標差回転までの間における目標差回転のスイープ率は、差回転制御の開始時の差回転が大きいほど小さい値が設定されることを特徴とするロックアップクラッチの制御装置。
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