JP6582593B2 - 熱転写システムおよびその制御方法 - Google Patents

熱転写システムおよびその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6582593B2
JP6582593B2 JP2015122929A JP2015122929A JP6582593B2 JP 6582593 B2 JP6582593 B2 JP 6582593B2 JP 2015122929 A JP2015122929 A JP 2015122929A JP 2015122929 A JP2015122929 A JP 2015122929A JP 6582593 B2 JP6582593 B2 JP 6582593B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer
ink ribbon
ink
unit
thermal head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015122929A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017007151A (ja
Inventor
村 善 幸 中
村 善 幸 中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2015122929A priority Critical patent/JP6582593B2/ja
Publication of JP2017007151A publication Critical patent/JP2017007151A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6582593B2 publication Critical patent/JP6582593B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)
  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Description

本発明は、インク層を有するインクリボンを用いて被転写体にインクを転写する熱転写システムおよびその制御方法に関する。
インクリボンを用いて、カードなどの被転写体に顔画像などの像を印字する転写システムが、広く普及している。インクリボンは、帯状に延びるリボン(支持層)と、リボン上に形成され、染料等を含んだインク層と、を有している。インクリボンを用いた印字においては、サーマルヘッドによりインクリボンを加熱することにより、印字されるべき所望の像に対応したパターンで、インクが被転写体に転写される。
この場合、インク転写済のインクリボンには、被転写体への転写によりインクが抜けた転写領域が、印字された像に対応して一定の転写ピッチで存在している。このインクリボンの転写領域は支持層が伸びた状態となっており、このように伸びた支持層によりインクリボンに長手方向に延びるしわが発生することがある。インクリボンに長手方向に延びるしわが発生すると、次回サーマルヘッドによりインクリボンを加熱して転写する際、このしわによりサーマルヘッドからインクリボンに対して十分な熱および圧力が伝わらず、転写不良を起こしてしまう。
このような問題を解決するためインクリボンの転写ピッチを長くとって転写することも考えられるが、この場合はインクリボンのロスが増えてしまう。
特開2011−255564号公報
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、インクリボンのインクを被転写体に精度良く転写することができる熱転写システムおよびその制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、インク層を有するインクリボンを用いて被転写体に一定の転写ピッチでインクを転写する熱転写システムにおいて、前記インクリボンを送り出す送出部と、前記送出部の下流側に配置され、サーマルヘッドを有するとともに前記インクリボンのインク層のインクを前記被転写体に対して転写する転写装置と、前記サーマルヘッドの下流側に配置され、インク転写済の前記インクリボンを巻き取る巻取部と、前記被転写体を前記サーマルヘッドまで供給する被転写体供給部と、前記送出部、前記転写装置、前記巻取部および前記被転写体供給部を制御する制御部とを備え、前記制御部は前記インクリボンを前記巻取部により巻き取った後、前記被転写体供給部を駆動させて前記被転写体を前記サーマルヘッド直下の所定位置まで供給し、前記巻取部を逆回転させて前記インクリボンの張力を除去してインクリボンのしわを除去し、前記サーマルヘッドを作動させることを特徴とする熱転写システムである。
本発明は、前記制御部は前記被転写体を前記サーマルヘッド直下の所定位置まで供給した後、前記巻取部を逆回転させることを特徴とする熱転写システムである。
本発明は、前記制御部は前記被転写体を前記サーマルヘッド直下の所定位置まで供給する間に、前記巻取部を逆回転させることを特徴とする熱転写システムである。
本発明は、インク層を有するインクリボンを用いて制御部により被転写体に一定の転写ピッチでインクを転写する熱転写システムの制御方法において、前記インクリボンを送出部から送出す工程と、前記送出部の下流側に配置され、サーマルヘッドを有する転写装置によって前記インクリボンのインク層のインクを前記被転写体に対して転写する工程と被転写体供給部により前記被転写体を前記サーマルヘッドまで供給する工程とを備え、前記制御部は前記インクリボンを前記巻取部により巻き取った後、前記被転写体供給部を駆動させて、前記被転写体を前記サーマルヘッド直下の所定位置まで供給し、前記巻取部を逆回転させて前記インクリボンの張力を除去してインクリボンのしわを除去し、前記サーマルヘッドを作動させることを特徴とする熱転写システムの制御方法である。
本発明は、前記制御部は前記被転写体を前記サーマルヘッド直下の所定位置まで供給した後、前記巻取部を逆回転させることを特徴とする熱転写システムの制御方法である。
本発明は、前記制御部は前記被転写体を前記サーマルヘッド直下の所定位置まで供給する間に、前記巻取部を逆回転させることを特徴とする熱転写システムの制御方法である。
本発明によれば、インクリボンを巻取部により巻取り、被転写体をサーマルヘッド直下の所定位置まで供給した後、巻取部を逆回転させてインクリボンのしわを除去する。
図1は、本発明の実施の形態における熱転写システムを示す図。 図2は、インク転写済のインクリボンを示す図。 図3は、印字部を有する被転写体を示す図。 図4は、熱転写システムの制御方法を示すフローチャート。 図5は、熱転写システムの制御方法の変更例を示すフローチャート。
<実施の形態>
以下、図1乃至図4を参照して、本発明の実施の形態について説明する。はじめに図1を参照して、熱転写システム10の全体構造について説明する。
図1に示すように、支持層11とインク層12とを有するインクリボン13を用いて、例えばICカード等からなる被転写体14に所望パターンでインク12aを転写する熱転写システム10は、矢印Rで示す方向にインクリボン13を送り出す送出部16と、送出部16の下流側に配置されサーマルヘッド18を含む転写装置17と、転写装置17の下流側に配置され、矢印Rで示す方向にインク転写済のインクリボン13を巻き取る巻取部21と、を備えている。図1に示すように、インクリボン13は、複数のガイドローラ15に沿って転写装置17側へ搬送される。
また、転写装置17のサーマルヘッド18の下流側には、ガイドローラ30が設けられている。さらにガードローラ30と巻取部21との間にはインクリボン13に張力を付与するテンションローラ25が設けられている。
図1に示すように、転写装置17は、上述したサーマルヘッド18と、サーマルヘッド18との間で被転写体14を支持するプラテンローラ19と、を有している。図1に示すように、サーマルヘッド18は、インクリボン13の支持層11側に設けられている。そしてこのサーマルヘッド18により、インクリボン13のインク層12のインク12aが例えば顔画像に対応する所定のパターンで加熱され、これによって、インクリボン13のインク層12のインク12aが被転写体14に対して所定のパターンで転写される。このようにして被転写体14上に顔画像(印字部)14aが所定のパターンで形成される(図3参照)。なお、被転写体14は供給ローラ(被転写体供給部)20によって、サーマルヘッド18まで矢印方向へ供給され、あるいは矢印と反対側へ戻されるようになっている。
次に図2により、インクリボン13について述べる。図2に示すインクリボン13は、例えば交互に配置されたC領域13aと、P領域13bとを有する。このうち、C領域13aはシアンを印画する領域である。P領域13bは、被転写体14上に前工程で印画されたイエロ、マゼンタに加えて、本実施の形態における熱転写システム10により印画されたシアンを用いて顔画像14aを形成した後、この顔画像14a上をサーマルヘッド18により全面加熱してオーバーコート層を形成する領域である。
図2に示すように、インクリボン13のP領域13bを用いて顔画像14a上をサーマルヘッド18により全面加熱した場合、サーマルヘッド18からの熱及び圧力によりインクリボン13、とりわけ隣接するC領域13aには長手方向に延びるしわ35が発生する。
そこで本実施の形態によれば、後述のような熱転写システムの制御を行なうことにより、インクリボン13に発生するしわ35を除去するようになっている。
ところで図1に示すように、押圧ローラ30と巻取部21との間に設けられたテンションローラ25は、水平方向に移動可能となって、インクリボン13に対して張力を付与したり、張力を緩めるよう機能する。
また、上述した送出部16、巻取部21、サーマルヘッド17、プラテンローラ19、テンションローラ25、供給ローラ20等の駆動部分は、制御部40により駆動制御される。さらに、送出部16、巻取部21、ガイドローラ15、テンションローラ25およびガイドローラ30は、いずれもカセットボックス10A内に収納される。
このためカセットボックス10Aを熱転写システム10全体から側方へ引抜くだけで、カセットボックス10A内に収納された送出部16、巻取部21、ガイドローラ15、テンションローラ25およびガイドローラ30を一体として取外すことができる。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。ここでは、熱転写システム10の転写装置17によりインクリボン13を用いて、例えばICカード等からなる被転写体14に顔画像が印字される熱転写システムの制御方法について説明する。また、被転写体14には、前工程で予めイエロおよびマゼンタが印画されており、本実施の形態において、イエロおよびマゼンタに加えてC領域13aを用いてシアンを印画することにより、顔画像14aを形成することができる。また、イエロ、マゼンタおよびシアンを印画して形成された顔画像14aは、P領域13bを用いて全面加熱され、オーバーコート層が形成される。
具体的には、図4に示すように、まずサーマルヘッド18が上昇する(S1)。次に供給ローラ20により被転写体14が1ピッチだけ図1に示す矢印L方向へ前進し、サーマルヘッド18の真下まで供給される。同時に巻取部21が逆方向に逆回転する(S2)。
この場合、後述するように予めインクリボン13のP領域13bを用いて顔画像14aがサーマルヘッド18により全面加熱され、その後巻取部21によりインクリボン13が巻き取られてインクリボン13のC領域13aが被転写体14の所定位置に対応するよう頭出しされている。この際、インクリボン13には、P領域13bを用いた全面加熱作用により、長手方向に延びるしわ35が発生し、さらにインクリボン13を巻取部21により巻取ることにより、インクリボン13に張力が生じてこのしわ35が拡張される。
本実施の形態によれば、上述のように供給ローラ20により被転写体14をサーマルヘッド18の真下まで供給すると同時に、巻取部21を逆回転させるため、巻取部21により巻き取られたインクリボン13の張力を除去することができ、このことにより、インクリボン13に生じるしわ35を効果的に除去することができる。
また供給ローラ20により被転写体14をサーマルヘッド18の真下まで供給すると同時に巻取部21を逆回転させるため、被転写体14をサーマルヘッド18の真下まで供給した後、巻取部21を逆回転させる場合と比較して作業時間の短縮を図ることができる。
その後、供給ローラ20により被転写体14が駆動されてサーマルヘッド18の真下の定位置、すなわちサーマルヘッド18とプラテンロール19との間の定位置まで達する(S3)。
その後、サーマルヘッド18が降下してサーマルヘッド18がインクリボン13を顔画像14aに対応する所望パターンで加熱しながら被転写体14に対して押し付ける(S5)。これによって、インクリボン13のうち、C領域13aに対応するインク層12のインク12aが所定のパターンで被転写体14上に転写される(S6)。被転写体14には前工程で予めイエロおよびマゼンタが印画されているため、これら印画されたイエロおよびマゼンタに加えてC領域13aのシアンを被転写体14に転写することにより、被転写体14に顔画像14aを印字することができる。
次に巻取部21により、転写装置17を経た後のインクリボン13が巻き取られる(S7)。この間、テンションローラ25はテンション位置にある(S8)。
次にサーマルヘッド18が上昇し(S9)、供給ローラ20により被転写体14が1ピッチだけ図1の矢印L方向と逆の方向へ戻される(S10−1)。
次に巻取部21によりインクリボン13が巻取られ、インクリボン13のP領域13bが被転写体14の所定位置に対応するよう位置決めされる(頭出しされる)(S10−2)。このようにインクリボン13が巻取部21により巻き取られる際、送出部16は内蔵されたブレーキ機構によりインクリボン13に対して張力を付与する。
その後、供給ローラ20により被転写体14が再び1ピッチだけ、図1の矢印L方向へ供給され、被転写体14はサーマルヘッド18の真下の定位置、すなわちサーマルヘッド18とプラテンローラ19との間の定位置まで達する(S11)。
次にインクリボン18が降下して(S12)、インクリボン13のP領域13bを用いて被転写体14の顔画像14aが全面加熱される(S13)。このように顔画像14aをP領域13bを用いて全面加熱することにより、イエロ、マゼンタおよびシアンを被転写体14に印画して形成された顔画像14a上にオーバーコート層を形成して、顔画像14aを被転写体14に固着することができる。
次に巻取部21によりインクリボン13が巻き取られる(S14)。この間、インクリボン13には、送出部16のブレーキ機構によりインクリボン13に対して張力が付与される。この際、テンションローラ25はテンション位置にある(S15)。
次にサーマルヘッド18が上昇し(S16)、被転写体14は供給ローラ20により図1の矢印L方向へ搬送されて外方へ排出される(S17−1)。次に巻取部21によりインクリボン13が巻き取られ、インクリボン13には送出部16のブレーキ機構により張力が付与される。このようにしてインクリボン13のC領域13aが所定位置に位置決めされる(頭出しされる)(S17−2)。
次に被転写体14を完全に外方へ排出し(S18)、サーマルヘッド18が一担降下した後(S19)、再度上昇し(S1)、その後上述した作用を繰り返す。
以上のように本実施の形態によれば、P領域13bを用いた全面加熱作用によりインクリボン13に長手方向に延びるしわ35が生じることも考えられるが、その後インクリボン13を巻取部21により巻取った後、巻取部21を逆回転させてこのインクリボン13に加わる張力を除去することにより、インクリボン13に生じたしわ35を効果的に除去するかまたは減少することができる。そしてしわ35を除去したインクリボン13のC領域13aを用いて、被転写体14にシアンを印画することができる。このためしわ35のないC領域13aに対してサーマルヘッド18により圧力および熱を加えることができ、被転写体14に対して精度良く転写作用を実行することができる。
<変形例>
次に本発明の変形例について、図5により説明する。
図5に示す変形例は熱転写システムの制御方法が異なるのみであり、他の構成は図1乃至図4に示す実施の形態と略同一である。
図5に示す変形例において、図1乃至図4に示す実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
具体的には、図5に示すように、まずサーマルヘッド18が上昇する(S1)。
次に供給ローラ20により被転写体14が1ピッチだけ図1に示す矢印L方向へ前進し、サーマルヘッド18の真下より供給される(S2)。
次に供給ローラ20により被転写体14がサーマルヘッド18とプラテンローラ19との間の定位置まで供給される(S3)。次に巻取部21が逆方向に逆回転する(S4)。
この場合、後述するように予めインクリボン13のP領域13bを用いて顔画像14aがサーマルヘッド18により全面加熱され、その後巻取部21によりインクリボン13が巻き取られてインクリボン13のC領域13aが被転写体14の所定位置に対応するよう頭出しされている。この際、インクリボン13には、P領域13bを用いた全面加熱作用により、長手方向に延びるしわ35が発生し、さらにインクリボン13を巻取部21により巻取る。この間、インクリボン13には送出部16のブレーキ機構により張力が付与される。そしてインクリボン13に張力が生じてこのしわ35が拡張される。
本実施の形態によれば、上述のように供給ローラ20により被転写体14をサーマルヘッド18の真下まで供給し、その後巻取部21を逆回転させるため、巻取部21により巻き取られたインクリボン13の張力を除去することができ、このことにより、インクリボン13に生じるしわ35を効果的に除去することができる。
その後、サーマルヘッド18が降下してサーマルヘッド18がインクリボン13を顔画像14aに対応する所望パターンで加熱しながら被転写体14に対して押し付ける(S5)。これによって、インクリボン13のうち、C領域13aに対応するインク層12のインク12aが所定のパターンで被転写体14上に転写される(S6)。被転写体14には前工程で予めイエロおよびマゼンタが印画されているため、これらが印画されたイエロおよびマゼンタに加えてC領域13aのシアンを被転写体14に転写することにより、被転写体14に顔画像14aを印字することができる。
次に巻取部21により、転写装置17を経た後のインクリボン13が巻き取られる(S7)。この間、テンションローラ25はテンション位置にある(S8)。
次にサーマルヘッド17が上昇し(S9)、供給ローラ20により被転写体14が1ピッチだけ図1の矢印L方向と逆の方向へ戻される(S10−1)。
次に巻取部21によりインクリボン13が巻き取られ、インクリボン13のP領域13bが被転写体14の所定位置に対応するよう位置決めされる(頭出しされる)(S10−2)。このようにインクリボン13が巻取部21により巻き取られる際、送出部16は内蔵されたブレーキ機構によりインクリボン13に対して張力を付与する。
その後供給ローラ20により被転写体14が再び1ピッチだけ、図1の矢印L方向へ供給され、被転写体14はサーマルヘッド18の真下の定位置、すなわちサーマルヘッド18とプラテンローラ19との間の定位置まで達する(S11)。
次にインクリボン13が降下して(S12)、インクリボン13のP領域13bを用いて、被転写体14の顔画像14aが全面加熱される(S13)。このように加熱することにより、イエロ、マゼンタおよびシアンを被転写体14に印画して形成された顔画像14a上にオーバーコート層を形成して、顔画像14aを被転写体14に堅固に固着することができる。
次に巻取部21によりインクリボン13が巻き取られる(S14)。この間、インクリボン13には、送出部16のブレーキ機構によりインクリボン13に対して張力が付与される。この際、テンションローラ21はテンション位置にある(S15)。
次にサーマルヘッド18が上昇し(S16)、被転写体14は供給ローラ20により図1の矢印L方向へ搬送されて外方へ排出される(S17−1)。次に巻取部21によりインクリボン13が巻き取られ、インクリボン13には送出部16のブレーキ機構により張力が付与される。このようにしてインクリボン13のC領域13aが所定位置に位置決めされる(頭出しされる)(S17−2)。
次に被転写体14を完全に外方へ排出し(S18)、サーマルヘッド18が一担降下した後(S19)、再度上昇し(S1)、その後上述した作用を繰り返す。
以上のように本実施の形態によれば、P領域13bを用いた全面加熱作用によりインクリボン13に長手方向に延びるしわ35が生じることも考えられるが、その後インクリボン13を巻取部21により巻取った後、巻取部21を逆回転させてこのインクリボン13に加わる張力を除去することにより、インクリボン13に生じたしわ35を効果的に除去するか、または減少することができる。そしてしわ35を除去したインクリボン13のC領域13aを用いて、被転写体14にシアンを印画することができる。このためしわ35のないC領域13aに対してサーマルヘッド18により圧力および熱を加えることができ、被転写体14に対して精度良く転写作用を実行することができる。
10 熱転写システム
10A カセットボックス
11 支持層
12 インク層
12a インク
13 インクリボン
13a C領域
13b P領域
14 被転写体
14a 顔画像
15 ガイドローラ
16 送出部
17 転写装置
18 サーマルヘッド
19 プラテンローラ
20 供給ローラ
21 巻取部
30 ガイドローラ
40 制御部

Claims (6)

  1. インク層を有するインクリボンを用いて被転写体に一定の転写ピッチでインクを転写する熱転写システムにおいて、
    前記インクリボンを送り出す送出部と、
    前記送出部の下流側に配置され、サーマルヘッドを有するとともに前記インクリボンのインク層のインクを前記被転写体に対して転写する転写装置と、
    前記サーマルヘッドの下流側に配置され、インク転写済の前記インクリボンを巻き取る巻取部と、
    前記被転写体を前記サーマルヘッドまで供給する被転写体供給部と、
    前記送出部、前記転写装置、前記巻取部および前記被転写体供給部を制御する制御部とを備え、
    前記インクリボンは、長手方向に交互に配置された印画領域とオーバーコート層形成領域を有し、
    前記制御部は、前記オーバーコート層形成領域が転写された後に、前記インクリボンに対して前記転写装置と前記巻取部との間に設けられたテンションローラにより張力をかけながら前記インクリボンを前記巻取部により巻き取り、その後、前記被転写体供給部を駆動させて前記被転写体を前記サーマルヘッド直下の所定位置まで供給し、前記巻取部を逆回転させて前記インクリボンの張力を除去して前記インクリボンの転写される前の前記印画領域に生じるしわを除去し、前記サーマルヘッドを作動させることを特徴とする熱転写システム。
  2. 前記制御部は前記被転写体を前記サーマルヘッド直下の所定位置まで供給した後、前記巻取部を逆回転させることを特徴とする請求項1記載の熱転写システム。
  3. 前記制御部は前記被転写体を前記サーマルヘッド直下の所定位置まで供給する間に、前記巻取部を逆回転させることを特徴とする請求項1記載の熱転写システム。
  4. インク層を有するインクリボンを用いて制御部により被転写体に一定の転写ピッチでインクを転写する熱転写システムの制御方法において、
    長手方向に交互に配置された印画領域とオーバーコート層形成領域を有する前記インクリボンを送出部から送出す工程と、
    前記送出部の下流側に配置され、サーマルヘッドを有する転写装置によって前記インクリボンのインク層のインクを前記被転写体に対して転写する工程と、
    被転写体供給部により前記被転写体を前記サーマルヘッドまで供給する工程と,
    インク転写後の前記インクリボンを巻取部により巻き取る工程とを備え、
    前記制御部は、前記オーバーコート層形成領域が転写された後に、前記インクリボンに対して前記転写装置と前記巻取部との間に設けられたテンションローラにより張力をかけながら前記インクリボンを前記巻取部により巻き取り、その後、前記被転写体供給部を駆動させて、前記被転写体を前記サーマルヘッド直下の所定位置まで供給し、前記巻取部を逆回転させて前記インクリボンの張力を除去して前記インクリボンの転写される前の前記印画領域に生じるしわを除去し、前記サーマルヘッドを作動させることを特徴とする熱転写システムの制御方法。
  5. 前記制御部は前記被転写体を前記サーマルヘッド直下の所定位置まで供給した後、前記巻取部を逆回転させることを特徴とする請求項4記載の熱転写システムの制御方法。
  6. 前記制御部は前記被転写体を前記サーマルヘッド直下の所定位置まで供給する間に、前記巻取部を逆回転させることを特徴とする請求項4記載の熱転写システムの制御方法。
JP2015122929A 2015-06-18 2015-06-18 熱転写システムおよびその制御方法 Active JP6582593B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015122929A JP6582593B2 (ja) 2015-06-18 2015-06-18 熱転写システムおよびその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015122929A JP6582593B2 (ja) 2015-06-18 2015-06-18 熱転写システムおよびその制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017007151A JP2017007151A (ja) 2017-01-12
JP6582593B2 true JP6582593B2 (ja) 2019-10-02

Family

ID=57762337

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015122929A Active JP6582593B2 (ja) 2015-06-18 2015-06-18 熱転写システムおよびその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6582593B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06143718A (ja) * 1992-11-10 1994-05-24 Minolta Camera Co Ltd 熱転写カラープリンタ
JP3086640B2 (ja) * 1994-10-03 2000-09-11 シャープ株式会社 熱転写プリンタ装置
US6840689B2 (en) * 1999-05-27 2005-01-11 Printronix, Inc. Thermal printer with improved transport, drive, and remote controls
JP2011037042A (ja) * 2009-08-07 2011-02-24 Sinfonia Technology Co Ltd 印刷機構、サーマルプリンタ
JP2012171115A (ja) * 2011-02-18 2012-09-10 Sinfonia Technology Co Ltd サーマルプリンタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017007151A (ja) 2017-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007090798A (ja) プリンタ、およびプリント制御方法
JP2018126925A (ja) プリンタ及びプリンタ制御プログラム
US10377128B2 (en) Method for controlling a web in a printing apparatus
JP2016147379A (ja) 記録装置
JP6582593B2 (ja) 熱転写システムおよびその制御方法
US11117399B2 (en) Substrate de-skew in printing systems
JP2007196575A (ja) プリンタ、およびプリント制御方法
JP5984746B2 (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP6372595B2 (ja) 印刷装置
JP6229934B2 (ja) 熱転写システム、熱転写方法、巻取装置、および、巻取方法
JP2011037042A (ja) 印刷機構、サーマルプリンタ
US9429882B2 (en) Image forming apparatus and image forming method
JP6827307B2 (ja) プリンタ
US11352213B2 (en) Printing system
US8905510B2 (en) Printer
JP4697428B2 (ja) プリント装置、およびインクシートの巻戻し制御方法
JP5782696B2 (ja) プリンタ
JP2013107326A (ja) サーマルカラープリンタ
JP4650143B2 (ja) カラープリンタ
JP2009234085A (ja) プリンタ
JP2009292011A5 (ja)
JP6615038B2 (ja) 熱転写プリンタおよびその制御方法
JP2016120705A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP2016147380A (ja) 記録装置
JP6645170B2 (ja) 熱転写システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180426

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190325

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190806

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190819

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6582593

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150