JP6582444B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ノズルからインクを吐出してシートに画像を記録するインクジェット記録装置に関する。
従来より、記録部に設けられたノズルからインクを吐出してシートに画像を記録するインクジェット記録装置が知られている。インクジェット記録装置において、装置内部に形成された搬送路を搬送されているシートは、当該シートを支持しているプラテンから浮き上がってしまうことがある。シートの浮き上がりが記録部と対向する位置において発生すると、シートと記録部との間隔が変化してしまい、シートに記録される画像の画質に影響を及ぼしてしまうおそれがある。
このような問題を解決するために、特許文献1には、シートが、搬送方向と直交する幅方向に波打ちした状態でプラテン上を搬送されるように、幅方向において複数の凹凸部が交互に形成されたインクジェット記録装置が開示されている。具体的には、プラテンに幅方向においてそれぞれが間隔を空けて配置された複数のリブが設けられており、幅方向において複数のリブの間に、シートと当接する複数の当接部が配置されている。
特開2000−71532号公報
インクジェット記録装置では、シートにインクが付着することでシートが膨潤するおそれがある。シートは、膨潤すると幅方向に長くなる。そのため、記録部によって画像を記録される1枚のシートにおいて、画像記録済(インク付着済)の部分の幅方向の長さは、画像記録前(インク未付着)の部分の幅方向の長さよりも長くなる。
すると、特許文献1に記載されたインクジェット記録装置では、1枚のシートにおいて、画像記録済の部分の波形状と画像記録前の部分の波形状とに相違が生じる。具体的には、1枚のシートにおいて、画像記録済の部分の波の振幅が画像記録前の部分の波の振幅よりも大きくなる。その結果、シートと記録部との間隔にばらつきが生じてしまい、シートに記録される画像の画質に影響を及ぼしてしまうおそれがある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、画像記録時におけるシートの姿勢を安定させることができるインクジェット記録装置を提供することにある。
(1) 本発明に係るインクジェット記録装置は、搬送向きに搬送されるシートを支持するプラテンと、上記プラテンと対向して設けられており、ノズルからインクを吐出して上記プラテンに支持されたシートに画像を記録する記録ヘッドと、上記プラテンに設けられており、上記搬送向きと直交する幅方向に間隔を空けて配置された複数の支持リブと、上記ノズルよりも上記搬送向きの上流側において、上記幅方向において隣り合う上記支持リブの間に位置しており、上記プラテンに支持されたシートと当接し、複数の上記支持リブと協同して当該シートに上記幅方向に沿った波形状を付与する第1当接部と、を備える。複数の上記支持リブのそれぞれは、上記ノズルよりも上記搬送向きの上流側に設けられた第1リブ部と、上記搬送向きにおける上記ノズルの範囲内に設けられた第2リブ部と、上記ノズルよりも上記搬送向きの下流側に設けられた第3リブ部とを備える。隣り合う上記支持リブの上記幅方向における間隔は、上記搬送向きの下流側である程に大きい。
上記構成によれば、隣り合う支持リブの幅方向における間隔は、搬送向きの下流側である程に大きい。そのため、1枚のシートにおいて、搬送向きの下流側で支持リブに支持されて波形状を付与された部分の波長は、搬送向きの上流側で支持リブに支持されて波形状を付与された部分の波長よりも長くなる。
ここで、シートは、ノズルに対して搬送向きの下流側である程、インクが付着されて膨潤され、幅方向に長くなっている可能性が高い。
つまり、上記構成では、シートにおいて膨潤により幅方向に長くなっている部分は、波長が長くなるように波形状を付与され、シートにおいて膨潤しておらず幅方向に長くなっていない部分は、波長が短くなるように波形状を付与される。その結果、波形状を付与されたシートの姿勢を安定させることができる。
(2) 隣り合う上記支持リブの上記搬送向きの上流端における上記幅方向の間隔に対する上記搬送向きの所定位置における上記幅方向の間隔の割合は、全ての隣り合う上記支持リブにおいて同一である。
上記構成によれば、1枚のシートにおいて、搬送向きの上流側の部分の波形状の波長と搬送向きの下流側の部分の波形状の波長とを異ならせたとしても、搬送向きの上流側で形成した波形状を、搬送向きの下流側でも維持することができる。これにより、波形状を付与されたシートの姿勢を安定させることができる。
(3) 例えば、複数の上記支持リブのそれぞれは、上記第1リブ部の上記搬送向きの下流端と上記第2リブ部の上記搬送向きの上流端とが繋がり、且つ上記第2リブ部の上記搬送向きの下流端と上記第3リブ部の上記搬送向きの上流端とが繋がることによって、上記ノズルよりも搬送向きの上流側から下流側まで延びており、複数の上記支持リブのそれぞれは、上記搬送向きに対して上記幅方向に傾斜していてもよい。
(4) 本発明に係るインクジェット記録装置は、上記ノズルよりも上記搬送向きの下流側に配置されており、上記幅方向において隣り合う上記第3リブ部の間に位置しており、シートに当接することによって複数の上記第3リブ部と協同して当該シートに上記幅方向に沿った波形状を付与する第2当接部を更に備える。
上記構成によれば、ノズルよりも搬送向きの下流側において、第3リブ部と第2当接部とによってシートに波形状が付与される。一方、ノズルよりも搬送向きの上流側において、第1リブ部と第1当接部とによってシートに波形状が付与される。つまり、ノズルよりも搬送向きの上流側と下流側との双方において、シートに波形状が付与される。これにより、ノズルよりも搬送向きの上流側と下流側との間に位置するノズルの範囲においても、シートを安定して波形状とすることができる。
(5) 本発明に係るインクジェット記録装置は、搬送向きに搬送されるシートを支持するプラテンと、上記プラテンと対向して設けられており、ノズルからインクを吐出して上記プラテンに支持されたシートに画像を記録する記録ヘッドと、上記ノズルよりも上記搬送向きの上流側に設けられており、シートに上記搬送向きと直交する幅方向に沿った波形状を付与する第1波形状付与機構と、上記ノズルよりも上記搬送向きの下流側に設けられており、シートに上記幅方向に沿った波形状を付与する第2波形状付与機構と、を備える。上記第2波形状付与機構によってシートに付与される波形状の波長は、上記第1波形状付与機構によってシートに付与される波形状の波長よりも長い。
上記構成によれば、シートにおいて膨潤により幅方向に長くなっている部分は、第2波形状付与機構によって波長が長くなるように波形状を付与され、シートにおいて膨潤しておらず幅方向に長くなっていない部分は、第1波形状付与機構によって波長が短くなるように波形状を付与される。その結果、波形状を付与されたシートの姿勢を安定させることができる。
本発明によれば、画像記録時におけるシートの姿勢を安定させることができる。
図1は、本発明の実施形態の一例である複合機10の斜視図である。 図2は、プリンタ部11の内部構造を模式的に示す縦断面図である。 図3は、当接部材81及びガイドレール56周辺を示す斜視図である。 図4は、当接部材81とプラテン42と記録用紙12とを模式的に示す断面図である。 図5は、排出ローラ対44とプラテン42と記録用紙12とを模式的に示す断面図である。 図6は、当接部材81と排出ローラ対44とプラテン42とを模式的に示す平面図である。 図7は、変形例におけるプラテン42とガイドレール56と当接部材81とを模式的に示す斜視図である。 図8は、変形例における当接部材81と排出ローラ対44とプラテン42とを模式的に示す平面図である。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。以下の説明においては、複合機10が使用可能に設置された状態(図1の状態)を基準として上下方向7が定義され、開口13が設けられている側を手前側(正面)として前後方向8が定義され、複合機10を手前側(正面)から見て左右方向9が定義される。
[複合機10の全体構造]
図1に示されるように、本発明のインクジェット記録装置の一例である複合機10は、薄型の直方体に概ね形成されている。複合機10の下部にプリンタ部11が設けられている。複合機10は、ファクシミリ機能及びプリント機能などの各種の機能を有している。複合機10は、プリント機能として、インクジェット方式で記録用紙12(図2参照)の片面に画像を記録する機能を有している。なお、複合機10は、記録用紙12の両面に画像を記録するものであってもよい。
[給送トレイ20]
図1に示されるように、プリンタ部11の正面には、開口13が形成されている。給送トレイ20が、前後方向8に移動することによって、開口13を介してプリンタ部11に挿入及び脱抜可能である。給送トレイ20は、上側が開放された箱形状の部材である。図2に示されるように、給送トレイ20の底板22には、記録用紙12が重ねられた状態で支持される。給送トレイ20の前側且つ上側には、排出トレイ21が支持されている。排出トレイ21は、給送トレイ20と一体に前後方向8に移動する。排出トレイ21の上面には、後述する記録部24によって画像を記録された記録用紙12が排出される。
給送トレイ20の底板22には、左右方向9に移動可能な一対のサイドガイド(不図示)が支持されている。各サイドガイドの側面は、それぞれ底板22に支持された記録用紙12の左右両端と当接する。一対のサイドガイドのうちの一方が左右方向9の一方に移動すると、他方が連動して左右方向9の他方へ移動する。以上より、本実施形態では、給送トレイ20に支持され、後述する搬送路65を搬送され、記録部24によって画像を記録される記録用紙12は、搬送路65において左右方向9の中央が基準位置となるように位置決めされる。つまり、給送トレイ20は、記録用紙12を、搬送路65における左右方向9の中央であって予め設定された基準位置に対応する位置に位置決めした状態で支持可能である。
[給送部16]
図2に示されるように、給送部16は、プリンタ部11に挿入された状態の給送トレイ20の上方であって記録部24の下方に配置されている。給送部16は、給送ローラ25、給送アーム26、駆動伝達機構27、及び軸28を備えている。給送ローラ25は、給送アーム26の先端部で回転可能に支持されている。給送アーム26は、基端部に設けられた軸28を中心として、矢印29の方向に回動する。これにより、給送ローラ25は、給送トレイ20または当該給送トレイ20に支持された記録用紙12に対して、当接及び離間が可能である。
給送ローラ25は、複数のギヤが噛合されてなる駆動伝達機構27によって、給送モータ(不図示)の駆動力が伝達されて回転する。これにより、給送トレイ20の底板22に支持された記録用紙12のうち、給送ローラ25と当接している最も上側の記録用紙12が、搬送路65へ給送される。また、駆動伝達機構27は、複数のギヤが噛合されている形態に限らず、例えば軸28と給送ローラ25の軸とに架け渡されたベルトであってもよい。
[搬送路65]
図2に示されるように、給送トレイ20の後端部から搬送路65が延出されている。搬送路65は、湾曲部33と直線部34とを備える。湾曲部33は、後側を湾曲外側とし前側を湾曲内側として湾曲しつつ延びている。直線部34は、前後方向8に延びている。
湾曲部33は、所定間隔を隔てて互いに対向する外側ガイド部材18と内側ガイド部材19とによって形成されている。外側ガイド部材18は、湾曲部33の湾曲外側を形成している。内側ガイド部材19は、湾曲部33の湾曲内側を形成している。各ガイド部材18、19は、図2における紙面と直交する方向である左右方向9に延設されている。直線部34は、記録部24が配置されている位置では所定間隔を隔てて互いに対向する記録部24とプラテン42とによって形成されている。
給送トレイ20に支持された記録用紙12は、給送ローラ25によって湾曲部33を下方から上方へUターンするように搬送されて、後述する搬送ローラ対59に到達する。搬送ローラ対59に挟持された記録用紙12は、直線部34を記録部24へ向けて前後方向8に搬送される。記録部24の直下に到達した記録用紙12は、記録部24により画像を記録される。画像が記録された記録用紙12は、直線部34を前後方向8に搬送されて排出トレイ21に排出される。以上より、記録用紙12は、図2に一点鎖線の矢印で示される搬送向き15に沿って搬送される。
[記録部24]
図2に示されるように、記録部24は、直線部34の上側に配置されている。直線部34の下側且つ記録部24と対向する位置には、プラテン42が配置されている。
プラテン42は、前後方向8及び左右方向9の長さが上下方向7の長さよりも長い平板形状の部材である。図6に示されるように、プラテン42は、その上面に、後述する複数のリブ76(本発明の支持リブの一例)を備えている。プラテン42は、当該リブ76の上端によって搬送路65の直線部34を搬送向き15に搬送される記録用紙12を支持する。なお、プラテン42は、記録用紙12を支持可能であるならば、平板形状でなくてもよい。
図2に示されるように、記録部24は、キャリッジ40と記録ヘッド38とを備えている。キャリッジ40は、前後方向8に間隔を空けて配置された2つのガイドレール56、57によって左右方向9へ往復移動可能に支持されている。ガイドレール56は、記録ヘッド38よりも搬送向き15の上流側に配置されている。ガイドレール57は、記録ヘッド38よりも搬送向き15の下流側に配置されている。ガイドレール56、57は、左右方向9において搬送路65の直線部34の両外側に配置された一対のサイドフレーム(不図示)によって支持されている。なお、キャリッジ40は、キャリッジ駆動モータ(不図示)から駆動力を付与されることにより移動する。
記録ヘッド38は、キャリッジ40に搭載されている。記録ヘッド38には、インクカートリッジ(不図示)からインクが供給される。記録ヘッド38の下面には、複数のノズル39が形成されている。キャリッジ40が左右方向9に移動しているときに、記録ヘッド38は、ノズル39からインク滴をプラテン42に向けて吐出する。これにより、直線部34を搬送向き15に搬送されてプラテン42に支持された記録用紙12に画像が記録される。
[搬送ローラ対59及び排出ローラ対44]
図2に示されるように、直線部34における記録ヘッド38よりも搬送向き15の上流側、つまりノズル39よりも搬送向き15の上流側には、搬送ローラ対59が配置されている。直線部34における記録ヘッド38よりも搬送向き15の下流側、つまりノズル39よりも搬送向き15の下流側には、排出ローラ対44が配置されている。
搬送ローラ対59は、搬送ローラ60と、搬送ローラ60の下方に搬送ローラ60と対向して配置されたピンチローラ61とを備えている。搬送ローラ60は、左右方向9に延びた中空且つ円柱状の部材である。搬送ローラ60は、一対のサイドフレームによって、回転可能に支持されている。ピンチローラ61は、左右方向9に間隔を空けて複数設けられている。ピンチローラ61は、コイルばねなどの弾性部材(不図示)によって搬送ローラ60に押圧されている。搬送ローラ対59は、記録用紙12を挟持可能である。
排出ローラ対44は、排出ローラ62と、排出ローラ62の上方に排出ローラ62と対向して配置された拍車63(本発明の第2当接部の一例)とを備えている。図6に示されるように、排出ローラ62は、左右方向9に延びた軸64と、左右方向9に間隔を空けて軸64を覆うように取り付けられたローラ部58とを備えている。排出ローラ62は、一対のサイドフレームによって、回転可能に支持されている。拍車63は、左右方向9に間隔を空けて複数設けられている。各拍車63は、排出ローラ62のローラ部58と対向する位置に設けられている。拍車63は、コイルばねなどの弾性部材(不図示)によって排出ローラ62のローラ部58に押圧されている。排出ローラ対44は、記録用紙12を挟持可能である。
搬送ローラ60及び排出ローラ62は、搬送モータから駆動力を付与されて回転する。搬送ローラ対59に記録用紙12が挟持されている状態で搬送ローラ60が回転すると、当該記録用紙12は、搬送ローラ対59によって搬送向き15に搬送され、プラテン42上に搬送される。排出ローラ対44に記録用紙12が挟持されている状態で排出ローラ62が回転すると、当該記録用紙12は、排出ローラ対44によって搬送向き15に搬送され、排出トレイ21上に搬送される。
[当接部材81]
図2及び図3に示されるように、記録ヘッド38に形成されたノズル39よりも搬送向き15の上流側には、複数の当接部材81が配置されている。当接部材81は、合成樹脂(例えばポリアセタール(POM))により成形されている。なお、当接部材81は、複数の部材が嵌合などによって組み合わせられたものであってもよい。
図3に示されるように、複数の当接部材81は、左右方向9(本発明の幅方向の一例)に間隔を空けて配置されている。本実施形態において、当接部材81の数は7個であるが、7個以外の数であってもよい。なお、各当接部材81は、独立していてもよいし、互いに連結されていてもよい。もちろん、7個の当接部材81のうちの一部同士のみが、互いに連結されており、当該一部以外が、独立していてもよい。
各当接部材81は、ガイドレール56に取り付けられている。詳細には、各当接部材81に設けられており先端部が屈曲された凸部95が、ガイドレール56に形成された開口97に挿入されることによって、ガイドレール56に係合される。これにより、各当接部材81は、ガイドレール56に取り付けられる。
各当接部材81は、凸部95が設けられた部分から下方且つ前方に湾曲している。これにより、各当接部材81は、前後方向8において、搬送向き15におけるノズル39の上流側近傍まで延設されている。また、各当接部材81は、上下方向7において、プラテン42に向かって延設されている。各当接部材81の搬送向き15の下流側先端の当接部81A(本発明の第1当接部の一例)は、プラテン42に支持された記録用紙12の上面と当接可能である。
[リブ76]
図6に示されるように、プラテン42は、その上面に、上方に突出されたリブ76を備えている。リブ76は、左右方向9に間隔を空けて複数設けられている。各リブ76は、概ね前後方向8に延設されている。各リブ76は、記録用紙12を支持する。
各リブ76は、ノズル39よりも搬送向き15の上流側に設けられた第1リブ部77と、搬送向き15におけるノズル39の範囲内に設けられた第2リブ部78と、ノズル39よりも搬送向き15の下流側に設けられた第3リブ部79とを備えている。
図6には、ノズル範囲39Aが破線で示されている。ノズル範囲39Aは、キャリッジ40が左右方向9に移動する際にノズル39が位置することができる範囲である。第1リブ部77は、リブ76のうち、ノズル範囲39Aよりも搬送向き15の上流側の部分である。第2リブ部78は、リブ76のうち、ノズル範囲39A内の部分である。第3リブ部79は、リブ76のうち、ノズル範囲39Aよりも搬送向き15の下流側の部分である。
第1リブ部77の前端(搬送向き15の下流端)と第2リブ部78の後端(搬送向き15の上流端)とは、互いに繋がっている。第2リブ部78の前端(搬送向き15の下流端)と第3リブ部79の後端(搬送向き15の上流端)とは、互いに繋がっている。これにより、リブ76は、ノズル39よりも搬送向き15の上流側から下流側に亘って延設されている。
第1リブ部77は、左右方向9において、隣り合う当接部81Aの間に配置されている。換言すると、当接部81Aは、左右方向9において、隣り合う第1リブ部77の間に配置されている。本実施形態では、第1リブ部77及び当接部81Aは、左右方向9において1つずつ交互に配置されている。また、各リブ76の上端は、当接部81Aにおける記録用紙12との当接位置(例えば、当接部81Aの下端)よりも上方あるいは当該当接位置と同じ高さに位置する。これにより、図4に示されるように、各リブ76に支持され且つ各当接部81Aに当接された記録用紙12は、左右方向9に連続する波形状にされる。つまり、第1リブ部77は、記録用紙12を支持することによって複数の当接部81Aと協同して記録用紙12に左右方向9に沿った波形状を付与する。すなわち、第1リブ部77及び当接部81Aは、本発明の第1波形状付与機構の一例である。
第3リブ部79は、左右方向9において、隣り合う拍車63の間に配置されている。換言すると、拍車63は、左右方向9において、隣り合う第3リブ部79の間に配置されている。本実施形態では、第3リブ部79及び拍車63は、左右方向9において1つずつ交互に配置されている。また、各リブ76の上端は、拍車63における記録用紙12との当接位置(例えば、拍車63及び排出ローラ62による記録用紙12のニップ位置)よりも上方あるいは当該当接位置と同じ高さに位置する。これにより、図5に示されるように、各リブ76に支持され且つ各拍車63に当接された記録用紙12は、左右方向9に連続する波形状にされる。つまり、拍車63は、記録用紙12と当接することによって第3リブ部79と協同して記録用紙12に左右方向9に沿った波形状を付与する。すなわち、第3リブ部79及び拍車63は、本発明の第2波形付与機構の一例である。
また、記録用紙12は、上述したように、ノズル39よりも搬送向き15の上流側及び下流側の双方において左右方向9に沿った波形状を付与されることによって、ノズル範囲39Aにおいても左右方向9に沿った波形状となる。
以上より、リブ76は、ノズル39よりも搬送向き15の上流側から下流側に亘って、記録用紙12に対して左右方向9に沿った波形状を付与する。
図6に示されるように、各リブ76は、搬送向き15に対して傾斜している。プラテン42の左右方向9における中央位置CTよりも右方に配置されたリブ76は、搬送向き15の下流側が上流側よりも右方となるように、搬送向き15に対して左右方向9に傾斜している。中央位置CTよりも左方に配置されたリブ76は、搬送向き15の下流側が上流側よりも左方となるように、搬送向き15に対して左右方向9に傾斜している。
複数のリブ76のうち、左右方向9において中央位置CTからの距離が遠いリブ76(例えば図6におけるリブ76A)は、中央位置CTからの距離が近いリブ76(例えば図6におけるリブ76C)よりも、搬送向き15に対する傾斜角度が大きい。これにより、隣り合う2つのリブ76間の左右方向9における距離は、搬送向き15の下流側である程に大きい。このため、第3リブ部79及び拍車63によって記録用紙12に付与される波形状の波長λ1(図5参照)は、第1リブ部77及び当接部81Aによって記録用紙12に付与される波形状の波長λ2(図4参照)よりも長くなる。
隣り合うリブ76の搬送向き15の上流端における左右方向9の間隔に対する搬送向き15の所定位置における左右方向9の間隔の割合は、全ての隣り合うリブ76において同一である。
例えば、図6に示されるように、本実施形態において、隣り合うリブ76A、76Bの搬送向き15の上流端における左右方向9の間隔は、間隔Aである。また、隣り合うリブ76D、76Eの搬送向き15の上流端における左右方向9の間隔も、間隔Aである。また、隣り合うリブ76B、76Cの搬送向き15の上流端における左右方向9の間隔は、間隔Aとは異なる間隔Bである。また、隣り合うリブ76E、76Fの搬送向き15の上流端における左右方向9の間隔も、間隔Bである。また、隣り合うリブ76C、76Fの搬送向き15の上流端における左右方向9の間隔は、間隔A、Bとは異なる間隔Cである。
上記の場合、隣り合うリブ76A、76B及びリブ76D、76Eの搬送向き15の下流端における左右方向9の間隔は、いずれも間隔Aのα倍である。但し、α>1である。また、隣り合うリブ76B、76C及びリブ76E、76Fの搬送向き15の下流端における左右方向9の間隔は、いずれも間隔Bのα倍である。また、隣り合うリブ76C、76Fの搬送向き15の下流端における左右方向9の間隔は、間隔Cのα倍である。
[実施形態の効果]
本実施形態によれば、隣り合うリブ76の左右方向9における間隔は、搬送向き15の下流側である程に大きい。そのため、1枚の記録用紙12において、搬送向き15の下流側でリブ76に支持されて波形状を付与された部分の波長は、搬送向き15の上流側でリブ76に支持されて波形状を付与された部分の波長よりも長くなる。
ここで、記録用紙12は、ノズル39に対して搬送向き15の下流側である程、インクが付着されて膨潤され、左右方向9に長くなっている可能性が高い。
つまり、本実施形態では、記録用紙12において膨潤により左右方向9に長くなっている部分は、第3リブ部79及び拍車63によって波長が長くなるように波形状を付与される。一方、記録用紙12において膨潤しておらず左右方向9に長くなっていない部分は、第1リブ部77及び当接部81Aによって波長が短くなるように波形状を付与される。その結果、波形状を付与された記録用紙12の姿勢を安定させることができる。
また、本実施形態によれば、隣り合うリブ76の搬送向き15の上流端における左右方向9の間隔に対する搬送向き15の所定位置における左右方向9の間隔の割合は、全ての隣り合うリブ76において同一である。そのため、1枚の記録用紙12において、搬送向き15の上流側の部分の波形状の波長と搬送向き15の下流側の部分の波形状の波長とを異ならせたとしても、搬送向き15の上流側で形成した波形状を、搬送向き15の下流側でも維持することができる。これにより、波形状を付与された記録用紙12の姿勢を安定させることができる。
また、本実施形態によれば、ノズル39よりも搬送向き15の下流側において、第3リブ部79と拍車63とによって記録用紙12に波形状が付与される。一方、ノズル39よりも搬送向き15の上流側において、第1リブ部77と当接部81Aとによって記録用紙12に波形状が付与される。つまり、ノズル39よりも搬送向き15の上流側と下流側との双方において、記録用紙12に波形状が付与される。これにより、ノズル39よりも搬送向き15の上流側と下流側との間に位置するノズル39の範囲においても、記録用紙12を安定して波形状とすることができる。
[変形例]
上記の実施形態では、各リブ76は、ノズル39よりも搬送向き15の上流側から下流側に亘って繋がった1本のリブであったが、各リブ76は、複数のリブで構成されていてもよい。
例えば、図7に示されるように、各リブ76は、搬送向き15に間隔を空けて配置された複数のリブ部80で構成されていてもよい。図7では、各リブ部80は、側面視において三角形状であるが、三角以外の形状でもよい。
なお、図7に示される構成の場合、第1リブ部77は、各リブ76を構成する複数のリブ部80のうち、ノズル39よりも搬送向き15の上流側に設けられたリブ部80で構成されている。第2リブ部78は、各リブ76を構成する複数のリブ部80のうち、ノズル39の範囲内に設けられたリブ部80で構成されている。第3リブ部79は、各リブ76を構成する複数のリブ部80のうち、ノズル39よりも搬送向き15の下流側に設けられたリブ部80で構成されている。
また、上記の実施形態では、給送トレイ20は、記録用紙12を搬送路65における左右方向9の中央を基準位置として支持したが、基準位置は搬送路65における左右方向9の中央に限らない。例えば、給送トレイ20は、記録用紙12を搬送路65における右端または左端を基準位置として支持してもよい。
この場合、図8に示されるように、複数のリブ76のうち、基準位置(図8では搬送路65における右端)に最も近いリブ76Aが、搬送向き15に沿って(つまり前後方向8に沿って)延設されている一方、その他のリブ76B〜76Fが、搬送向き15の下流側が上流側よりも左方となるように、搬送向き15に対して左右方向9に傾斜している。また、リブ76B〜76Fの搬送向き15に対する傾斜角度は、左右方向9においてリブ76Aから遠いリブである程に大きい。これにより、隣り合う2つのリブ76間の左右方向9における距離を、搬送向き15の下流側である程に大きくすることができる。
また、上記の実施形態では、第1リブ部77は、当接部81Aよりも搬送向き15の下流側から隣り合う当接部81Aの間まで延設されていた。しかし、第1リブ部77は、隣り合う当接部81Aの間まで延設されていなくてもよい。つまり、第1リブ部77の搬送向き15の上流端が、当接部81Aよりも搬送向き15の下流側に位置していてもよい。
また、上記の実施形態では、第3リブ部79は、拍車63よりも搬送向き15の上流側から隣り合う拍車63の間まで延設されていた。しかし、第3リブ部79は、隣り合う拍車63の間まで延設されていなくてもよい。つまり、第3リブ部79の搬送向き15の下流端が、拍車63よりも搬送向き15の上流側に位置していてもよい。
9・・・左右方向(幅方向)
10・・・複合機(インクジェット記録装置)
12・・・記録用紙
15・・・搬送向き
38・・・記録ヘッド
39・・・ノズル
42・・・プラテン
76・・・リブ(支持リブ)
77・・・第1リブ部
78・・・第2リブ部
79・・・第3リブ部
81A・・・当接部(第1当接部)

Claims (5)

  1. 搬送向きに搬送されるシートを支持するプラテンと、
    上記プラテンと対向して設けられており、ノズルからインクを吐出して上記プラテンに支持されたシートに画像を記録する記録ヘッドと、
    上記プラテンに設けられており、上記搬送向きと直交する幅方向に間隔を空けて配置された複数の支持リブと、
    上記ノズルよりも上記搬送向きの上流側において、上記幅方向において隣り合う上記支持リブの間に位置しており、上記プラテンに支持されたシートと当接し、複数の上記支持リブと協同して当該シートに上記幅方向に沿った波形状を付与する第1当接部と、を備え、
    複数の上記支持リブのそれぞれは、上記ノズルよりも上記搬送向きの上流側に設けられた第1リブ部と、上記搬送向きにおける上記ノズルの範囲内に設けられた第2リブ部と、上記ノズルよりも上記搬送向きの下流側に設けられた第3リブ部とを備え、
    隣り合う上記支持リブの上記幅方向における間隔は、上記搬送向きの下流側である程に大きいインクジェット記録装置。
  2. 隣り合う上記支持リブの上記搬送向きの上流端における上記幅方向の間隔に対する、上記上流端よりも上記搬送向きへ離れた所定位置における上記幅方向の間隔の割合は、全ての隣り合う上記支持リブにおいて同一である請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 複数の上記支持リブのそれぞれは、上記第1リブ部の上記搬送向きの下流端と上記第2リブ部の上記搬送向きの上流端とが繋がり、且つ上記第2リブ部の上記搬送向きの下流端と上記第3リブ部の上記搬送向きの上流端とが繋がることによって、上記ノズルよりも搬送向きの上流側から下流側まで延びており、
    複数の上記支持リブのそれぞれは、上記搬送向きに対して上記幅方向に傾斜している請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 上記ノズルよりも上記搬送向きの下流側に配置されており、上記幅方向において隣り合う上記第3リブ部の間に位置しており、シートに当接することによって複数の上記第3リブ部と協同して当該シートに上記幅方向に沿った波形状を付与する第2当接部を更に備える請求項1から3のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  5. 搬送向きに搬送されるシートを支持するプラテンと、
    上記プラテンと対向して設けられており、ノズルからインクを吐出して上記プラテンに支持されたシートに画像を記録する記録ヘッドと、
    上記ノズルよりも上記搬送向きの上流側に設けられており、シートに上記搬送向きと直交する幅方向に沿った波形状を付与する第1波形状付与機構と、
    上記ノズルよりも上記搬送向きの下流側に設けられており、シートに上記幅方向に沿った波形状を付与する第2波形状付与機構と、を備え、
    上記第2波形状付与機構によってシートに付与される波形状の波長は、上記第1波形状付与機構によってシートに付与される波形状の波長よりも長いインクジェット記録装置。
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