JP6582069B2 - 研削パッド装置 - Google Patents

Description

本開示は、一般に、パッドアセンブリに関し、より詳細には、フロア研削パッド装置に関する。

工業用または商業用建築物内の床を研磨および研削するために繊維パッドを使用することが知られている。そのような研磨または研削パッドは、コンクリート、テラゾ(人造石)、および自然石（例えば、大理石）、工学的に特別設計された複合石フロアの使用に最適である。そのようなパッドおよびそれを回転させるために用いられる動力機械の例として、以下の米国特許番号および米国特許公開番号を見出すことができる。すなわち、チャカロフらにより発明され「フレキシブルで交換可能なマルチヘッドフロア研磨ディスクアセンブリ」と題されて2011年12月8日に公開された米国特許公開2011/0300784号公報、2015年11月3日にアオネン（Ahonen）により発行された「フロア研削のための配置」と題された米国特許第9,174,326号公報、2001年5月22日にリバードらにより発行された「マルチ研磨アセンブリおよび方法」と題する米国特許第6,234,886号公報、1997年2月25日にドナテッリらにより発行された「岩石研磨装置および方法」と題する米国特許第5,605,493号公報、および1991年10月8日にコティにより発行された「クリーニングパッド、クリーニングパッド取り付け部材および回転洗浄機用ベース部材の組み合わせ」と題する米国特許第5,054,245号公報などに見出される。これらの特許および特許公開公報の全ては、ここに参照することにより本願明細書に包含されるものである。

それにもかかわらず、改良されたフロア研削性能が望まれている。さらに、これらの従来の構造のいくつかは、使用中において不均一な摩耗を呈して、早期にパッドが破壊され、一貫性のない研磨または研削を引き起こしてしまう。さらに、フロアの不均一性および亀裂は、研削砥石部材と部分的にしか接触しないため、余分な研削時間を要し、いくつかの従来の剛性装置では不均一な研削を引き起こしてしまう。

本発明によれば、ワーク研削パッド装置が提供される。本発明の一態様では、研削パッド装置は、可撓性パッド、可撓性金属補強層またはリング、および複数のフロア研削ディスクを用いる。本発明の他の態様では、金属補強リングは、繊維または発泡材パッドがアクセス可能な中心穴を含む。この態様では、複数のダイヤモンドベースの研磨ディスクまたはドットが取り付けられたばね鋼補強リングを用いる。さらに他の態様では、補強リングに取り付けられた少なくとも１つのフロア接触ディスクは、ダイヤモンド粒子が混合された焼結粉末金属を含む。本発明のさらなる態様では、補強リングまたは層に取り付けるために、ポストまたはその背面側から延び出る機械的ファスナを含む、研磨フロア接触ディスクまたはドットを用いる。研削パッド装置の製造方法も提示される。

本発明のパッドアセンブリは、従来の装置よりも有利である。例えば、本発明のパッド装置の可撓性金属補強層またはリングは、研削性能を向上させることが期待されるディスク相互間の柔軟性による摩耗領域および亀裂に対してより均一なフロア接触を有利にする。さらに、ディスクポストおよび装置の製造方法は、構成要素のより確実な取り付けを有利にする。可撓性金属補強リングは、焼結された粉末金属およびダイヤモンドディスクと組み合わせて、ポリッシングまたはホーニングの場合よりもはるかに過酷で、震動および振動を起こしやすい操作条件である研削作業中の耐久性を高める。本発明のさらなる利点および特徴は、以下の説明、特許請求の範囲および添付の図面から容易に理解される。

図1は、研削パッド装置を示す底面斜視図である。 図２は、研削パッド装置と共に使用される補強リングおよび研磨ディスクを示す底面図である。 図３は、研削パッド装置を示す分解底面斜視図である。 図４は、電動研削盤を備えた研削パッド装置を示す部分分解上面斜視図である。 図５は、部分的に組み立てられた状態の研削パッド装置を示す、図２の線５−５に沿って切断した断面図である。 図６は、完全に組み立てられた状態の研削パッドアセンブリを示す、図１の線６−６に沿って切断した断面図である。 図７は、研磨パッド装置の製造方法を示すフローチャートである。

研削パッド装置21の好ましい実施形態が図１〜６に示されている。パッド装置21は、コンクリート、自然石または人造石フロア23のような複合表面を研削するために使用される。研削パッド装置21は、ポリマー樹脂と混合された天然および/または人工繊維を含む柔軟で変形可能な材料であるベースパッド25を含むものである。しかし、コスト削減のために、ベースパッド25は好ましくはダイヤモンド粒子を用いない。ベースパッド25は、少なくとも７インチ、より好ましくは７〜２７インチ、最も好ましくは１４インチの直径を有するほぼ円形の外周を有し、少なくとも０．２５インチ、より好ましくは０．５〜２．０インチの厚さを有する。もちろん、ベースパッド25は他のサイズにすることも可能である。

補強リングまたは補強層31は、コンタクトセメントタイプの接着剤によってベースパッド25の底面または表面32に固定される。補強リング31は、パッド装置の１つのバージョン用として約９．５インチの内径と約１４インチの外径をもつ中央開口部33を有する一般的な環状である。補強リング31は、ゼロより大きく０．０３０４インチ（１mm）まで、より好ましくは０．０１９７インチ（０．５mm）の厚さを有している。補強リングまたは補強層31は、金属であり、より好ましくは焼入れ焼戻しされたばね鋼材料、１０９５ハイカーボン鋼である。補強リング31は、研削時の回転遠心力に抵抗するためにパッド25の外側部分に対する半径方向剛性および靭性が補強および増強されている。しかしながら、リング31は、パッド装置21にかなりの量の捩れと長手方向の可撓性と弾力性とを有利に付与するため、フロアの不完全性に対してもうまく追従することができ、それによって研削のための均一なディスク間フロア接触が発生する。これは、フロアの摩耗領域またはフロアの亀裂が他の部分ではなく一部のディスクによってのみ遭遇する場合に特に有益である。本発明のフレキシブルリングがなければ、従来のより剛性の高いパッドアセンブリでは、究極の研磨研削操作においてフロア材を十分に除去することができない。

補強リング31の円形状内縁部33は、ベースパッド25の中央表面37を露出させる中央開口部または穴35を画定する。この大径内縁部33は、使用中のリングのねじれた撓みを容易にする。ベースパッド25およびリング31は、好ましくは、同心円状に整列した円形の周面39および41をそれぞれ有する。

補強リング31の底面52には、フロア接触ディスクまたはドット51のような複数の研磨ツールが固定されている。図示の例では、ディスク51は、青銅、銅および鉄の焼結された粉末金属組成物から作られ、これにダイヤモンド粒子が添加されている。ダイヤモンド粒子は、研削のためにかなり粗大なものであり、好ましくは100以下、より好ましくは２４〜５０のグリットサイズを有するものである。各ディスクは、典型的な外周径が２．１２３インチ（５４mm）、補強リング31の下の全高さが０．００７８７インチ（５．０mm）、溝の深さ53が０．０１３１インチ（３．０mm）の略円形の本体54を含む。

各ディスク本体54の背面からパッド装置の回転軸に略平行な長手方向に突出して一体的に形成された円筒形状の任意のポスト55が設けられている。ポスト55は、幅約０．３９４インチ（１０．０mm）、長さ約０．０５９１インチ（１．５mm）である。さらに、ポスト55は、リング31に穿孔された開口57を通って突出している。複数の開口57はリング内で等間隔に離間している。ポスト55の遠位端は、キノコの頭のように外方に拡張するように変形し、それによって開口57よりも横方向に大きい拡大頭部59を形成する。このため、リング31は、ヘッド51と各ディスク51の背面との間に挟まれて圧縮され、ディスク51をリング31に機械的に取り付けて固定する。特定の耐久性要件および研削のためのグリットの粗さに応じて、ディスク51をリング31に取り付けたり固定したりするために、接着剤を追加的にまたは代替的に用いることができる。

補強リングの整列した開口57に挿入するために、複数の平行で離間したポスト55が各ディスク51から突出してもよいことが、代替的に想定される。さらに、１つまたは複数のポスト55が、一般に多角形、平坦な側面、または他の横方向の１つの横方向のより大きな幅（例えば、長方形または楕円形）を有することができることが、代替的に想定される。これらの代替的なポスト構成は、研削中において、取り付けられた補強リング31およびベースパッド25に対するディスク51の回転を阻止する。示された例では、そのような６つのディスク51が、補強リング51の円周まわりに等間隔に固定されている。ポスト55は、中実であってもよいし、あるいは少なくとも部分的に中空であってもよい。異なるサイズ、異なる量、および/または異なる溝53のあるディスクを代替的に用いることができる。さらに、リング開口57は、好ましくは円形であるが、交互に１つ以上の平坦な縁部を有してもよく、またはリング31の内側または外側エッジ33および41のそれぞれに細長いスロットであってもよい。

図４に、電動モータ式床研削盤75のより大きな逆回転ロータ73の回転可能なフランジ付きハブ71に固定された複数の研削パッド装置21の一例を示す。硬質ゴムまたはポリマーディスク77は、ディスク77をハブ71に解放可能に固定するための複数のクリップまたはボルト受け穴を含んでいる。フック・アンド・ループ型のフックの層81（例えばベルクロ（登録商標））は、ディスク77の底部に固定され、繊維ベースパッド25に取り外し可能に固定することができるが、いくつかの構造ではパッド25をハブ71に直接取り付けることができることも想定されている。複数の研削パッド装置は、ロータ73の中心軸まわりに回転可能に固定されている。上述の背景技術の欄に開示したように、代替的な動力機械およびパッドアタッチメントを用いることができる。また、本発明のパッド装置21は、プロパン燃料で駆動させることができる手押し式または乗車式のパワーこて機械（パワー・トローウェル・マシン）に取り付けることができる。

研削パッド装置21は、図７に示すように製造される。まず第１に、バット内でダイヤモンド粒子とともに青銅、銅及び鉄の粉末をブレンドまたは混合する。第２に、前記混合物をプレス機のなかで圧縮し、底部に形成された溝53の溝パターンを有し、その上部に任意のポストを有する円形ディスク形状に形成する。第３に、この混合物をオーブン内で約700℃まで焼結または加熱する。第４に、その外側および内側の円形エッジおよびそのポスト受け入れ開口を有するようにバネ鋼補強リングを打ち抜き、切断し、または穿孔する。第５に、リングおよびディスクの一方または両方の合わせ面に接着剤を塗布する。第６に、ディスクポストがある場合、それらのポストは、対応するリング開口に位置合わせされ、挿入される。第７に、ディスクをリングに押し付け、ポストが存在する場合は、冷間成形または鍛造によりヘッドを形成する。第８に、圧縮条件下でディスクとリングとの間の接着剤を硬化させる。第９に、ベースパッドに対してリング組立品（リングアッセンブリ）を位置合わせする。第10に、リング組立品とベースパッドとの間に接着剤を塗布する。第11に、リング組立品をベースパッドに押し付ける。最後に、リング組立品とベースパッドとの間の接着剤を硬化させる。なお、前の工程は順次に、またはある状況下では同時に実施されることが好ましいが、これらの工程の順序は変更することができる。

種々の実施形態を開示したが、パッドアセンブリの追加の変形もまた想定されるということが理解される。例えば、好ましい寸法および金属材料が上述のように開示されているが、これらの代わりに他の寸法および金属材料を用いてもよいということが認められる。さらに、パッド、補強リングおよびディスクの円形周辺形状が好ましいが、本発明の利点のいくつかは完全には実現されないが、他の弓形またはほぼ多角形の周辺形状を用いてもよい。発泡ゴム、フェルトまたはその他のそのようなフレキシブル材料のような別のベースパッド25を用いることができる。前述の特徴のいずれかが相互に交換され、他の特徴と相互に混在する可能性があることも注目に値する。さらに、補強リングまたは層に異なる形状の内縁を有することも、中心穴をもたないことも可能であるが、捩れ曲がりは用途によっては不十分であり、望ましくない材料コストおよび重量がかかることがある。したがって、従属請求項の任意のおよび/またはすべては、それらに先行する請求項の全てから得てもよく、任意の組み合わせで一緒に組み合わせてもよい。変形例は、本開示からの逸脱であると見なすべきではなく、そのような変更のすべては、本発明の範囲および精神に含まれるものとする。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
［１］パッド装置であって、（a）上面、フロアに面する底面、および周面を含む回転可能な可撓性パッドと、（b）前記パッドの底面に取り付けられ、可撓性の金属材料を含む補強層と、（c）前記補強層のフロアに面するフロア対向面に取り付けられた研磨研削ディスクと、を有するパッド装置。
［２］前記ディスクの各々は、その裏側から突出する少なくとも１つの機械的締結具を含む［１］に記載の装置。
［３］前記締結具はポストを含み、前記ポストの各々は前記補強層内の関連した開口を通って延び出し、前記ポストの各々の遠位端は関連した前記ディスクを前記補強層に機械的に取り付けるために前記補強層の上側で横方向に拡張している［２］に記載の装置。
［４］前記補強層は、円形の内縁と外縁を有する環状のリングであり、前記パッドの中央部分は前記リングの内縁によって画定された穴を通して露出される［１］に記載の装置。
［５］前記可撓性金属材料がばね鋼である［１］に記載の装置。
［６］前記パッドは繊維を含むが、ダイヤモンド粒子を含まないこと、および、前記金属補強層は、前記ディスクの１つが前記ディスクのうちの他のものに対して長手方向に動くことができるように半径方向の剛性と捩りの可撓性とを提供する［１］に記載の装置。
［７］前記ディスクは、粒度が100以下のダイヤモンド粒子を含む［１］に記載の装置。
［８］前記ディスクは、ダイヤモンド粒子および焼結された粉末金属を含む［１］に記載の装置。
［９］前記パッドは、発泡体を含むが、ダイヤモンド粒子を含まない［１］に記載の装置。
［１０］コンクリート、岩石または人造石のフロアを研削するために前記パッドの複数の回転を同時に行うように適合された電気または燃料で駆動する動力機械と、不均一なフロアの状態に出合った場合であっても、前記ディスクの全てが前記フロアに接触することができるように撓んで屈曲することを可能にする補強層と、をさらに備え、前記可撓性金属補強層が１mm以下の厚さを有する［１］に記載の装置。
［１１］前記パッドの周面は円形であり、前記補強層の周面は、実質的に円形であり、少なくとも７インチであるパッドの直径と実質的に同じ直径を有し、全ての前記ディスクの周面は、直径が１．５〜２．５インチの実質的に円形である［１］に記載の装置。
［１２］パッド装置であって、（a）上面、フロア対向底面および周辺面を含む可撓性パッドと、（b）前記パッドの底面に取り付けられ、複数の開口を含む補強層と、（c）各々がその裏側から突出した少なくとも１つのポストを含む研削ディスクと、を具備し、前記ポストの各々は前記補強層内の関連する１つの前記開口を通って延び出すパッド装置。
［１３］前記ディスクはダイヤモンド粒子を含む［１２］に記載の装置。
［１４］前記ディスクは焼結された粉末金属をさらに含む［１３］に記載の装置。
［１５］前記ディスクは、コンクリート、岩石または人造石のフロアを研削するように構成されている［１４］に記載の装置。
［１６］前記ポストの各々の遠位端は、関連する前記ディスクを前記補強層に機械的に取り付けるために、前記補強層の上側で横方向に拡張している［１２］に記載の装置。
［１７］前記ディスクの各々は、フロアに面する表面上の中実中心から外向きに放射状に延びる溝を含む本体を有し、前記ポストは前記本体と一体化された単一部品である［１６］に記載の装置。
［１８］前記ポストの各々の横方向の幅は、前記ポストの各々の突出した縦方向の長さの少なくとも２倍である［１２］に記載の装置。
［１９］前記補強層は円形の内縁と外縁を有する環状のリングであり、前記パッドの中央部分は前記リングの内縁によって画定された穴を通して露出され、かつ、前記補強層は可撓性金属材料である［１２］に記載の装置。
［２０］パッド装置であって、（a）可撓性パッドと、（b）前記パッドに取り付けられ、ばね鋼を含む補強リングと、（c）前記リングに取り付けられ、焼結された粉末状金属およびダイヤモンド粒子を含む研磨研削ディスクと、（d）前記パッドを回転させてコンクリート、岩石または人造石のフロアを研削するように構成された電動機械と、を具備し、
（e）前記リングは、不均一なフロアの状態に出合った場合であっても、前記ディスクの全部が前記フロアに接触することを可能にするように捩れて曲がるように構成されているパッド装置。
［２１］前記ディスクの各々の裏側から突出する少なくとも１つのポストをさらに有する［２０］に記載の装置。
［２２］前記ポストの各々は、関連する前記ディスクと一体的に接続され、前記ディスクを前記リングに固定するのを助ける［２１］に記載の装置。
［２３］前記ダイヤモンド粒子は、前記ディスクの焼結粉末金属と混合される［２０］に記載の装置。
［２４］前記ディスクの各々は、そのフロア研削面に溝を含み、円形の周辺部を有し、少なくとも６つの前記ディスクが前記リングに取り付けられている［２０］に記載の装置。
［２５］前記リングは、前記パッドの円形周辺と同心の円形周辺を有し、前記パッドの一部が露出する中央穴を有する［２０］に記載の装置。
［２６］前記パッドは、繊維を含むが、ダイヤモンド粒子を含まない［２０］に記載の装置。
［２７］パッド装置を製造するための方法であって、（a）繊維または発泡体ベースのパッドにばね鋼の補強材を取り付け、（b）複数のフロア研磨ディスクを前記補強材に取り付ける、パッド装置の製造方法。
［２８］前記取付工程（b）の少なくとも一部として、前記ディスクを前記補強材に機械的に固定することをさらに含む［２７］に記載の方法。
［２９］前記取付工程（b）の少なくとも一部として、前記ディスクを前記補強材に接着剤で固定することをさらに含む［２７］に記載の方法。
［３０］前記取付工程（a）の少なくとも一部として、前記補強材を前記パッドに接着剤で固定することをさらに含む［２７］に記載の方法。
［３１］前記取付工程（b）は、ポストが延び出すディスク本体の裏側と前記ポストの遠位端との間で前記補強材の一部を挟むために前記ポストの遠位端を変形させることを含む［２７］に記載の方法。
［３２］前記ディスクは、焼結された粉末金属およびダイヤモンド粒子を含み、前記補強材上に等間隔に配置された少なくとも６つの前記ディスクがある［２７］に記載の方法。
［３３］前記補強材は、中央開口部をもつ環状のリング形状を有し、前記ディスクは、粒度が100以下のダイヤモンド粒子を含むフロア研削ディスクである［２７］に記載の方法。
［３４］前記補強材に複数の開口を形成する工程をさらに含み、前記開口の各々は前記ディスクと位置合わせされる［２７］に記載の方法。
［３５］前記パッドを回転させてコンクリート、岩石または人造石のフロアを研削する電気駆動または燃料駆動する動力機械に前記パッドを取り付けること、および不均一なフロアの状態に出合った場合であっても、前記ディスクのすべてが前記フロアに対して接触することが可能になるように前記リングが撓んで曲がることをさらに含む［２７］に記載の方法。

21…研削パッド装置、23…フロア、25…ベースパッド、
31…補強リングまたは補強層、32…底面、33…中央開口（オープニング）、33…円形内縁または大径内縁（インターナルエッジ）、35…中央開口（オープニング）または中央穴（ホール）、37…中央表面、39,41…円形周縁面（円周面）、
51…フロア接触ディスクまたはドット、52…底面、54…概略円形体、55…ポスト、57…リング開口（アパーチャー）、
71…ハブ、73…モータ、75…電動モータ駆動フロア研削機、77…ディスク、81…フック・アンド・ループ型のフックの層。

Claims (21)

1. パッド装置であって、
   （a）上面、フロアに面する底面、および周面を含む回転可能な可撓性パッドと、
   （b）前記パッドの底面に取り付けられ、可撓性の金属材料を含み、前記パッドの底面の一部を露出させる中央開口部を画定する内縁部を有する補強リングと、
   （c）前記補強リングのフロアに面するフロア対向面に取り付けられた研磨研削ツールと、
   を具備し、
   （d）前記可撓性パッドのフロアに面する前記底面が、前記補強リングの中央開口部を通して露出し、
   前記補強リングは、研削時の回転遠心力に抵抗するために前記パッドの外側部分に対する半径方向の剛性を補強する一方で、前記パッド装置に捩れと長手方向の可撓性と弾力性とを付与するため、フロアの不完全性に対して追従することができることを特徴とするパッド装置。
2. 前記ツールの各々は、その裏側から突出する少なくとも１つの機械的ファスナを含み、かつ、前記ファスナと一体の単一部品であるダイヤモンド材料および金属材料を含むことを特徴とする請求項１に記載の装置。
3. 前記ツールの各々は、ポストを含み、かつ、前記補強リング内の対応する開口を通って延び出し、前記ポストの各々の遠位端は対応する前記ツールを前記補強リングに機械的に取り付けるために前記補強リングの上側で横方向に拡張しており、前記ポストは、（ａ）平坦な側面、および（ｂ）１つの横方向において他の横方向よりも大きい幅、のうちの少なくとも１つを含むことを特徴とする請求項１に記載の装置。
4. 前記補強リングは、円形の内縁と外縁を有する環状のリングであることを特徴とする請求項１に記載の装置。
5. 前記可撓性金属材料がばね鋼であることを特徴とする請求項１に記載の装置。
6. 前記パッドは繊維を含むが、ダイヤモンド粒子を含まないこと、および、前記金属補強リングは、前記パッドの回転中に前記ツールの全部がフロアに対して研削接触している間に一方の前記ツールが他方の前記ツールに対して長手方向に動くことができるように半径方向の剛性と捩りの可撓性とを提供することを特徴とする請求項１に記載の装置。
7. 前記ツールは、粒度が100以下のダイヤモンド粒子を含むフロア接触ディスクであることを特徴とする請求項１に記載の装置。
8. 前記ツールは、ダイヤモンド粒子および焼結された粉末金属を含むフロア接触ディスクであることを特徴とする請求項１に記載の装置。
9. 前記パッドは、発泡体を含むが、ダイヤモンド粒子を含まないことを特徴とする請求項１に記載の装置。
10. コンクリート、岩石または人造石のフロアを研削するために前記パッドの複数の回転を同時に行うように適合された電気または燃料で駆動する動力機械をさらに備え、
    前記補強リングは、１mm以下の厚さを有する可撓性金属であり、不均一なフロアの状態に出合った場合であっても、前記ツールの全てが前記フロアに接触することができるように撓んで屈曲することを可能にすることを特徴とする請求項１に記載の装置。
11. 前記パッドの周面は円形であり、
    前記補強リングの周面は、実質的に円形であり、少なくとも７インチであるパッドの直径と実質的に同じ直径を有し、
    全ての前記ツールの周面は、直径が１．５〜２．５インチの実質的に円形であることを特徴とする請求項１に記載の装置。
12. パッド装置であって、
    （a）上面、フロア対向底面および周辺面を含む可撓性パッドと、
    （b）前記パッドの底面に取り付けられ、可撓性の金属材料を含み、前記パッドの底面の一部を露出させる中央開口部を画定する内縁部を有し、複数の開口を含む補強リングと、
    （c）各々がその裏側から中央に突出した単一のポストを含む研削ディスクと、を具備し、
    前記ポストの各々は、前記補強リング内の対応する１つの前記開口を通って延び出し、かつ、少なくとも一部が中空であり、
    前記ポストの遠位端は、対応する前記ディスクを前記補強リングに機械的に取り付けるために、前記補強リングの上側で横方向に拡張しており、前記ポストの各々の少なくとも一部が中空の部分は、拡張したときの遠位端の中央に配置され、
    前記可撓性パッドのフロアに面する前記底面が、前記補強リングの中央開口部を通して露出し、
    前記補強リングは、研削時の回転遠心力に抵抗するために前記パッドの外側部分に対する半径方向の剛性を補強する一方で、前記パッド装置に捩れと長手方向の可撓性と弾力性とを付与するため、フロアの不完全性に対して追従することができることを特徴とするパッド装置。
13. 前記ディスクはダイヤモンド粒子を含むことを特徴とする請求項１２に記載の装置。
14. 前記ディスクは焼結された粉末金属をさらに含むことを特徴とする請求項１３に記載の装置。
15. 前記ディスクは、コンクリート、岩石または人造石のフロアを研削するように構成され、前記ポストは、（ａ）平坦な側面、および（ｂ）１つの横方向において他の横方向よりも大きい幅、のうちの少なくとも１つを含むことを特徴とする請求項１４に記載の装置。
16. 前記ポストの各々の横方向の幅は、前記ポストの各々の突出した縦方向の長さの少なくとも２倍であることを特徴とする請求項１２に記載の装置。
17. 前記補強リングは円形の内縁と外縁を有する環状のリングであり、前記パッドの中央部分は前記補強リングの内縁によって画定された穴を通して露出され、かつ、前記補強リングは可撓性金属材料であることを特徴とする請求項１２に記載の装置。
18. パッド装置であって、
    （a）可撓性で繊維状のパッドと、
    （b）回転可能なハブを含み、前記パッドを回転させてコンクリート、岩石または人造石のフロアを研削するように構成された手押し式または乗車式の動力機械と、
    （c）前記パッドに取り付けられ、ばね鋼を含み、前記パッドの周辺と同心に配置され、前記パッドの底面の一部であって前記ハブではない部分を露出させる中央開口部を画定する内縁部を有する補強リングと、
    （d）前記補強リングに取り付けられ、焼結された粉末状金属およびダイヤモンド粒子を含む研磨研削ツールと、
    （e）前記ハブに前記パッドを可動に締結するファスナと、
    （f）前記補強リングは、不均一なフロアの状態に出合った場合であっても、前記ツールの全部が前記フロアに接触することを可能にするように捩れて曲がるように構成されていることと、
    （g）前記可撓性パッドのフロアに面する前記底面が、前記補強リングの中央開口部を通して露出し、
    前記補強リングは、研削時の回転遠心力に抵抗するために前記パッドの外側部分に対する半径方向の剛性を補強する一方で、前記パッド装置に捩れと長手方向の可撓性と弾力性とを付与するため、フロアの不完全性に対して追従することができることと、
    （h）前記ツールが前記補強リングのフロアに面する表面を部分的に覆うことと、を有することを特徴とするパッド装置。
19. 前記ツールの各々の裏側から突出する少なくとも１つのポストをさらに有することを特徴とする請求項１８に記載の装置。
20. 前記ポストの各々は、対応する前記ツールと一体的に接続され、前記ツールを前記リングに固定するのを助け、前記ツールの各々に対して単一のポストのみがあり、前記ポストの外向き拡張可能ヘッドの中央に中空領域が位置することを特徴とする請求項１９に記載の装置。
21. 前記補強リングは、前記パッドの円形周辺と同心の円形状内縁部を有することを特徴とする請求項１８に記載の装置。

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