JP6581458B2 - 温調システム及び建物 - Google Patents

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Description

本発明は、建物の温調システム、及びこの温調システムを備えた建物に関するものである。
従来から、建物内の屋内空間を、吹出型空調装置と、熱放射パネルとで暖房や冷房により温調する温調システムは知られ、実施に供されている(例えば特許文献1等を参照)。
特開2014−95490号公報
しかしながら、上記した特許文献1のような従来の温調システムでは、床面側から天井面側にかけての高さが大きく、厚さも大きい熱放射パネルが用いられるため、熱放射パネルが屋内空間内の人が移動したり、家具等を置いたりするための有効スペースをかなり占有してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、熱放射パネルが屋内空間内の有効スペースを占有することがない温調システム、及びこの温調システムを備えた建物を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の温調システムは、建物の屋内空間内に、吹出型空調装置と、熱放射パネルとを備えており、前記吹出型空調装置は、前記屋内空間の天井又は壁の上部に設置されており、前記熱放射パネルは、前記屋内空間の天井又は壁の上部に設置されており、前記吹出型空調装置と前記熱放射パネルとは、前記吹出型空調装置から吹き出される温調空気が、前記熱放射パネルの熱放射を行うための表面にあたる配置関係とされていることを特徴とする。
ここで、前記吹出型空調装置は、前記天井内に埋め込まれる天井埋込型のものであるとよい。
また、前記吹出型空調装置及び前記熱放射パネルは、ヒートポンプ式のものであるとよい。
さらに、前記吹出型空調装置及び前記熱放射パネルは、共通のヒートポンプ装置に接続されているとよい。
また、前記吹出型空調装置は、前記熱放射パネルの運転立ち上がり時の所定時間のみ温調空気を吹き出すように制御されるとよい。
本発明の建物は、上記した本発明の温調システムを備えていることを特徴とする。
このような本発明の温調システムは、建物の屋内空間内に、吹出型空調装置と、熱放射パネルとを備えており、吹出型空調装置は、屋内空間の天井又は壁の上部に設置されており、熱放射パネルは、屋内空間の天井又は壁の上部に設置されており、吹出型空調装置と熱放射パネルとは、吹出型空調装置から吹き出される温調空気が、熱放射パネルの熱放射を行うための表面にあたる配置関係とされた構成とされている。
上記した構成なので、熱放射パネルは、屋内空間の天井又は壁の上部に設置されているため、熱放射パネルが屋内空間内の有効スペースを占有することがない。
そのうえ、吹出型空調装置から吹き出される温調空気が、熱放射パネルの熱放射を行うための表面にあたるため、熱放射パネルからの放熱が促進されて放熱量が大きくなり、屋内空間の温調の立ち上がり時間を短縮することができる。
ここで、吹出型空調装置は、天井内に埋め込まれる天井埋込型のものである場合は、吹出型空調装置が屋内空間に露出しないので、意匠的外観が良い。
また、吹出型空調装置及び熱放射パネルは、ヒートポンプ式のものである場合は、ヒートポンプを用いるので、省エネルギー性能に優れたものとすることができる。
さらに、吹出型空調装置及び熱放射パネルは、共通のヒートポンプ装置に接続されている場合は、共通のヒートポンプ装置を用いるので、制御構造を簡易なものとすることができる。
また、吹出型空調装置は、熱放射パネルの運転立ち上がり時の所定時間のみ温調空気を吹き出すように制御される場合は、熱放射パネルの運転立ち上がり時の所定時間のみ温調空気を吹き出すので、気流感による不快感がほとんど無くて済む。
このような本発明の建物は、上記した本発明の温調システムを備えた構成とされている。
上記した構成なので、上記した本発明の温調システムの効果を奏する建物とすることができる。
実施例の温調システムを備えた建物の概略構成を示す説明図である。 実施例の温調システムにおいて、熱放射パネルが運転立ち上がり時の状態を示す説明図である。 実施例の温調システムにおいて、熱放射パネルの運転立ち上がり後の状態を示す説明図である。 他の実施例の温調システムを備えた建物の概略構成を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面に示す実施例に基づいて説明する。
先ず、実施例の構成について説明する。
図1は、実施例の温調システムを備えた建物1の概略構成を示している。
この建物1は、基礎底盤コンクリート1bと、その側縁に立設された基礎側壁コンクリート1cと、さらにその上に立設された外壁部1dと、その外壁部1dの上端開口を塞ぐ天井部1eとから主に構成されている。
そして、この天井部1eと外壁部1dとに囲まれる空間は、床としての床部1aによって床下空間2と居室などの屋内空間としての床上空間3とが区切られている。
ここで、屋内空間としての床上空間3内の天井の略中央には、天井埋込型の吹出型空調装置としてのエアコンディショナー4が設置されている。
また、床上空間3内の左右の壁の上部には、熱放射パネル5がそれぞれ設置されている。
なお、これら熱放射パネル5,5の表面は、特に床上空間3の中央部がより重点的に温調されるように床上空間3の中心部に向けて傾斜させている。
また、吹出型空調装置としてのエアコンディショナー4及び熱放射パネル5は、ヒートポンプ式のものであり、建物1の屋外に設置した共通のヒートポンプ装置6に、熱媒循環管41,51をそれぞれ介して接続されている。
なお、熱媒循環管41,51は、実際には、往路管と復路管とがあるが、見易いようにそれぞれ1本の管のみで示した。
また、熱媒循環管41内の熱媒には、代替フロンが用いられ、熱媒循環管51内の熱媒には、水が用いられている。
さらに、図示は省略したが、エアコンディショナー4には、温調空気(暖気又は冷気)が横方向に吹き出すように吹出口が設けられている。
そして、コントローラ7を操作して運転を開始させると、図2に示したように、熱放射パネル5,5の運転立ち上がり時の所定時間(例えば10分間)のみ温調空気(暖気又は冷気)を吹き出し、熱放射パネル5,5の表面にあたるように、図示省略の制御部により制御される。
その後、図3に示したように、屋内空間としての床上空間3は、熱放射パネル5,5から放射される熱(温熱又は冷熱)のみにより温調(暖房又は冷房)される。
なお、この実施例の温調システムは、吹出型空調装置としてのエアコンディショナー4の気流感を好む人のニーズにもこたえるように、エアコンディショナー4のみにより温調する運転モードと、エアコンディショナー4による温調と熱放射パネル5,5による温調とを複合した運転モードも備えている。
これらの運転モードは、コントローラ7を操作することにより切り替えることができる。
次に、実施例の作用効果について説明する。
このような実施例の温調システムは、建物1の屋内空間としての床上空間3内に、吹出型空調装置としてのエアコンディショナー4と、熱放射パネル5,5とを備えており、エアコンディショナー4は、床上空間3の天井に設置されており、熱放射パネル5,5は、床上空間3の壁の上部に設置されており、エアコンディショナー4と熱放射パネル5,5とは、エアコンディショナー4から吹き出される温調空気が、熱放射パネル5,5の熱放射を行うための表面にあたる配置関係とされた構成とされている。
上記した構成なので、熱放射パネル5,5は、屋内空間としての床上空間3の壁の上部に設置されているため、熱放射パネル5,5が床上空間3内の有効スペースを占有することがない。
そのうえ、吹出型空調装置としてのエアコンディショナー4から吹き出される温調空気が、熱放射パネル5,5の熱放射を行うための表面にあたるため、熱放射パネル5,5からの放熱が促進されて放熱量が大きくなり、屋内空間としての床上空間3の温調の立ち上がり時間を短縮することができる。
ここで、吹出型空調装置としてのエアコンディショナー4は、天井内に埋め込まれる天井埋込型のものである。
このため、吹出型空調装置としてのエアコンディショナー4が屋内空間としての床上空間3にほとんど露出しないので、意匠的外観が良い。
また、吹出型空調装置としてのエアコンディショナー4及び熱放射パネル5,5は、ヒートポンプ式のものである。
このため、ヒートポンプを用いるので、省エネルギー性能に優れたものとすることができる。
さらに、吹出型空調装置としてのエアコンディショナー4及び熱放射パネル5,5は、共通のヒートポンプ装置6に接続されている。
このため、共通のヒートポンプ装置6を用いるので、制御構造を簡易なものとすることができる。
また、吹出型空調装置としてのエアコンディショナー4は、熱放射パネル5,5の運転立ち上がり時の所定時間のみ温調空気を吹き出すように制御される。
このため、熱放射パネル5,5の運転立ち上がり時の所定時間のみ温調空気を吹き出すので、気流感による不快感がほとんど無くて済む。
このような実施例の建物1は、上記した実施例の温調システムを備えた構成とされている。
上記した構成なので、上記した実施例の温調システムの作用効果を奏する建物とすることができる。
以上、図面を参照して、本発明を実施するための形態を実施例に基づいて詳述してきたが、具体的な構成は、この実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、上記した実施例では、吹出型空調装置としてのエアコンディショナー4を天井に埋め込んで設置し実施したが、これに限定されず、天井に吊って設置し実施してもよいし、壁の上部に設置し実施してもよい。
すなわち、吹出型空調装置としてのエアコンディショナー4と熱放射パネル5,5とが、エアコンディショナー4から吹き出される温調空気が、熱放射パネル5,5の熱放射を行うための表面にあたる配置関係とされていればよい。
また、上記した実施例では、熱放射パネル5,5を壁の上部に設置して実施したが、これに限定されず、天井に設置して実施してもよい。
さらに、上記した実施例では、説明が簡単となるように、熱放射パネル5を、左右の壁の上部に1枚ずつ設置して実施したが、これに限定されず、実際には、必要な枚数を設置して実施される。
また、上記した実施例では、比較的広い屋内空間としての床上空間3に実施する場合を示したが、より狭い床上空間3では、図4に示したように、片側のみに熱放射パネル5を設置して実施してもよい。
1 建物
1a 床部
1b 基礎底盤コンクリート
1c 基礎側壁コンクリート
1d 外壁部
1e 天井部
2 床下空間
3 床上空間(屋内空間)
4 エアコンディショナー(吹出型空調装置)
41 熱媒循環管
5 熱放射パネル
51 熱媒循環管
6 ヒートポンプ装置
7 コントローラ

Claims (6)

  1. 建物の屋内空間内に、吹出型空調装置と、熱放射パネルとを備えており、
    前記吹出型空調装置は、前記屋内空間の天井に設置されており、
    前記熱放射パネルは、前記屋内空間の壁の上部に設置されており、
    前記吹出型空調装置と前記熱放射パネルとは、前記吹出型空調装置から吹き出される温調空気が、前記熱放射パネルの熱放射を行うための表面にあたる配置関係とされ
    前記熱放射パネルは、前記表面が前記屋内空間の中心部に向けて傾斜されていることを特徴とする温調システム。
  2. 前記吹出型空調装置は、前記天井内に埋め込まれる天井埋込型のものであることを特徴とする請求項1に記載の温調システム。
  3. 前記吹出型空調装置及び前記熱放射パネルは、ヒートポンプ式のものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の温調システム。
  4. 前記吹出型空調装置及び前記熱放射パネルは、共通のヒートポンプ装置に接続されていることを特徴とする請求項3に記載の温調システム。
  5. 前記吹出型空調装置は、前記熱放射パネルの運転立ち上がり時の所定時間のみ温調空気を吹き出すように制御されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の温調システム。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の温調システムを備えていることを特徴とする建物。
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