JP6580947B2 - 地盤改良工法及び地盤改良装置 - Google Patents
地盤改良工法及び地盤改良装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6580947B2 JP6580947B2 JP2015216862A JP2015216862A JP6580947B2 JP 6580947 B2 JP6580947 B2 JP 6580947B2 JP 2015216862 A JP2015216862 A JP 2015216862A JP 2015216862 A JP2015216862 A JP 2015216862A JP 6580947 B2 JP6580947 B2 JP 6580947B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- injection
- rod
- reaction force
- notch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02D—FOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
- E02D3/00—Improving or preserving soil or rock, e.g. preserving permafrost soil
- E02D3/12—Consolidating by placing solidifying or pore-filling substances in the soil
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Agronomy & Crop Science (AREA)
- Environmental & Geological Engineering (AREA)
- Soil Sciences (AREA)
- General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Mining & Mineral Resources (AREA)
- Paleontology (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
Description
かかる問題は、噴射圧の増大に伴い特に大きな問題となる。
第1のケーシングを地表から目標深さまで挿入して先行削孔する工程と、
該先行削孔後、該先行削孔内に、長手方向の一定範囲にわたって一面を切り欠いた切欠部を有する第2のケーシングを改良予定範囲より深く挿入する工程と、
先端部に噴射ノズルを備えた噴射ロッドを前記第2のケーシング内に挿入する工程と、を備え、
前記噴射ノズルを前記切欠部に対向する位置に配置するとともに、前記噴射ロッドを旋回させることにより該噴射ロッドの旋回と一体的に前記第2のケーシングを旋回させ、
前記切欠部を通して前記噴射ノズルから噴射材を外方に噴射させつつ前記噴射ロッドを引き上げることにより周囲の地盤を改良する一方、前記第2のケーシングを定位置で旋回させながら留め置くようにしたことを特徴とする。
長手方向の一定範囲にわたって一面を切り欠いた切欠部を有し、改良予定範囲よりも地中深く挿入されるケーシングと、
該ケーシング内に挿入されるとともに、先端部に設けられた噴射ノズルが前記切欠部に対向する位置に配置される噴射ロッドと、を備え、
前記噴射ロッドを旋回させることにより該噴射ロッドの旋回と一体的に前記ケーシングが旋回するように構成されており、
前記切欠部を通して前記噴射ノズルから噴射材を外方に噴射させつつ前記噴射ロッドを引き上げることにより周囲の地盤を改良する一方、前記ケーシングは定位置で旋回させながら留め置くように構成されていることを特徴とする。
図1(A)に示すように、地上にボーリングマシンMを設置し、掘削ケーシング(第1のケーシング)1により目標深さまで先行削孔を行う。具体的には、掘削ケーシングの上部に設けられたスイベル11の入口11aから水又はベントナイト泥水を供給し、メタルクラウン12を装着した掘削ケーシング1の下端部から前記水又はベントナイト泥水を吐出させ、掘削ケーシング1を旋回させながら下降させてメタルクラウン12で削孔することにより掘削ケーシング1を地中の所定の深さまで挿入する。その際、本実施形態では、改良予定範囲よりも深い位置まで予め削孔するようにしている。
次に、図1(B)に示すように、上記のようにして形成された先行削孔H内に、噴射反力を受け止めるためのケーシング2(第2のケーシング。以下、「反力ケーシング」という)を挿入する。反力ケーシング2の具体的な構成は以下のとおりである。
以上のようにして、反力ケーシング2を先行削孔H内に挿入した後、ボーリングマシンMに固定し、反力ケーシング2の建て込みが完了する。
反力ケーシング2を建て込んだ後、該反力ケーシング2内に噴射ロッド5を挿入する。本実施形態では、噴射ロッド5は二重管ロッドからなり、図2(B)並びに図3(A)及び(B)に示すように、その上端部には硬化材入口51a及び圧縮空気入口51bを有するスイベル51が設けられており、下端部には硬化材噴射ノズル52a及び圧縮空気噴射ノズル52bが設けられている。硬化材噴射ノズル52a及び圧縮空気噴射ノズル52bは、それぞれスイベル51の硬化材入口51a及び圧縮空気入口51bと連通している。本実施形態では、硬化材噴射ノズル52aの周囲を囲繞するように圧縮空気噴射ノズル52bの開口部が形成されている(図2(A)及び図7参照)。
上記のように反力ケーシング2及び噴射ロッド5を配置した状態でテスト噴射を開始する(図2(B)参照)。噴射テストに異常がなければ、本格的に造成(地盤改良)を開始する。
地盤改良の具体的な工程は以下のとおりである。まず、スイベル51の硬化材入口51aから硬化材を、圧縮空気入口51bから圧縮空気をそれぞれ供給し、噴射ロッド5の下端部の硬化材噴射ノズル52aから硬化材を、圧縮空気噴射ノズル52bから圧縮空気を、それぞれ切欠部21を通して外方に噴射させる。それとともに、ボーリングマシンMにより噴射ロッド5を回転させつつ引き上げる(図3(A)及び(B)参照)。これにより、周囲の地盤を改良する。切削の結果生じた排泥は、反力ケーシング2と削孔(先行削孔)Hとの間の隙間を通って地表に排出され、図示しない排泥タンクに回収される。なお、噴射ロッド5の引き上げは、連続的又は断続的に行うことができる。断続的に噴射ロッド5を引き上げる場合は、1ステップの引き上げ量(1回の引き上げ量)として2.5〜5.0cmを例示することができる。かかる断続的動作を繰り返すことにより、当初予定した範囲の地盤を改良していくことになる。
地盤改良が終了したら、噴射ロッド5及び反力ケーシング2を引き抜く。具体的な作業手順は以下のとおりである。まず、噴射ロッド5を引き抜く。次いで、軸受4の内面と反力ケーシング2との間に嵌合されていた固定部材25を取り外して、反力ケーシング2を上下方向に移動自在な状態にした後、反力ケーシング2を引き抜く。噴射ロッド5及び反力ケーシング2を引き抜いた後に生じた穴は、図4に示すように、排泥等により埋め合わせる。
以上により、一連の地盤改良作業が終了する。
図10は、変形例1に係る反力ケーシング6の縦断面図を示している。なお、前記実施形態と同一又は対応する部材には同一の符号を付して説明を省略する。
この変形例1に係る反力ケーシング6は、まず、本体部分が複数の単位部材61を連結することにより構成されている。そして、本体部分の上側ないし基端側(ボーリングマシンM側)に基端支持部62を備えるとともに、その下側ないし先端側に先端支持部24を備えている。固定部材25は基端支持部62の上端に取り付けられる。
図11は、変形例2に係る反力ケーシング7の縦断面図を示している。なお、前記実施形態と同一又は対応する部材には同一の符号を付して説明を省略する。
この変形例2に係る反力ケーシング7は、本体部分が複数の単位部材71を連結してなる点は上記変形例1と同様であるが、各単位部材71において、切欠部21が、長手方向の上端から下端にわたって一連に形成されていない点、及び、基端支持部72が固定部材25と一体に形成されている点で相違する。以下では、前者について、さらに具体的に説明する。
2 反力ケーシング(第2のケーシング)
21 切欠部
21a・21b・21c 切欠部
22a (反力ケーシング内面ないし長尺状部材の)平坦部
5 噴射ロッド
52a 硬化剤噴射ノズル
52b 圧縮空気噴射ノズル
53 (噴射ロッド外面の)平坦部
6 変形例1に係る反力ケーシング(第2のケーシング)
7 変形例2に係る反力ケーシング(第2のケーシング)
M ボーリングマシン
H 先行削孔
Claims (4)
- 第1のケーシングを地表から目標深さまで挿入して先行削孔する工程と、
該先行削孔後、該先行削孔内に、長手方向の一定範囲にわたって一面を切り欠いた切欠部を有する第2のケーシングを改良予定範囲より深く挿入する工程と、
先端部に噴射ノズルを備えた噴射ロッドを前記第2のケーシング内に挿入する工程と、を備え、
前記噴射ノズルを前記切欠部に対向する位置に配置するとともに、前記噴射ロッドを旋回させることにより該噴射ロッドの旋回と一体的に前記第2のケーシングを旋回させ、
前記切欠部を通して前記噴射ノズルから噴射材を外方に噴射させつつ前記噴射ロッドを引き上げることにより周囲の地盤を改良する一方、前記第2のケーシングを定位置で旋回させながら留め置くようにしたことを特徴とする地盤改良工法。 - 請求項1に記載の地盤改良工法において、
前記噴射ロッドの外面には平坦部が形成されているとともに前記第2のケーシングの内面には前記平坦部に対応する平坦部が形成されており、両平坦部が合致する位置にくるように前記噴射ロッドを前記第2のケーシング内に挿入配置することにより前記第2のケーシングが前記噴射ロッドの旋回と一体的に旋回するようになっていることを特徴とする地盤改良工法。 - 長手方向の一定範囲にわたって一面を切り欠いた切欠部を有し、改良予定範囲よりも地中深く挿入されるケーシングと、
該ケーシング内に挿入されるとともに、先端部に設けられた噴射ノズルが前記切欠部に対向する位置に配置される噴射ロッドと、を備え、
前記噴射ロッドを旋回させることにより該噴射ロッドの旋回と一体的に前記ケーシングが旋回するように構成されており、
前記切欠部を通して前記噴射ノズルから噴射材を外方に噴射させつつ前記噴射ロッドを引き上げることにより周囲の地盤を改良する一方、前記ケーシングは定位置で旋回させながら留め置くように構成されていることを特徴とする地盤改良装置。 - 請求項3に記載の地盤改良装置において、
前記噴射ロッドの外面には平坦部が形成されているとともに前記ケーシングの内面には前記平坦部に対応する平坦部が形成されており、両平坦部が合致する位置にくるように前記噴射ロッドを前記ケーシング内に挿入配置することにより前記ケーシングが前記噴射ロッドの旋回と一体的に旋回するようになっていることを特徴とする地盤改良装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015216862A JP6580947B2 (ja) | 2015-11-04 | 2015-11-04 | 地盤改良工法及び地盤改良装置 |
CN201610045340.5A CN106638557A (zh) | 2015-11-04 | 2016-01-22 | 地基改良施工方法以及地基改良装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015216862A JP6580947B2 (ja) | 2015-11-04 | 2015-11-04 | 地盤改良工法及び地盤改良装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017089136A JP2017089136A (ja) | 2017-05-25 |
JP6580947B2 true JP6580947B2 (ja) | 2019-09-25 |
Family
ID=58767237
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015216862A Active JP6580947B2 (ja) | 2015-11-04 | 2015-11-04 | 地盤改良工法及び地盤改良装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6580947B2 (ja) |
CN (1) | CN106638557A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019183601A (ja) * | 2018-04-17 | 2019-10-24 | 浩子 松本 | 壁状改良体造成方法 |
CN109183773B (zh) * | 2018-10-29 | 2021-08-27 | 开普天(上海)岩土科技有限公司 | 地基土质改良施工方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2729749B2 (ja) * | 1993-06-22 | 1998-03-18 | 志朗 中嶋 | 全方位地盤改良体造成工法及びその装置 |
JP2934435B1 (ja) * | 1998-07-17 | 1999-08-16 | 新晃通商株式会社 | 粉体噴射攪拌工法における地盤中の側方変位低減方法及びその方法で使用する通気性パイプ |
CN102155187A (zh) * | 2011-03-22 | 2011-08-17 | 上海宏睿油气田径向井技术服务有限公司 | 一种水力喷射径向钻孔治理煤层底板岩溶水的方法 |
MX2013013915A (es) * | 2011-05-31 | 2014-03-27 | Welltec As | Herramienta de penetracion de formaciones. |
-
2015
- 2015-11-04 JP JP2015216862A patent/JP6580947B2/ja active Active
-
2016
- 2016-01-22 CN CN201610045340.5A patent/CN106638557A/zh active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017089136A (ja) | 2017-05-25 |
CN106638557A (zh) | 2017-05-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
DE102008003968B3 (de) | Bohranlage | |
KR101447080B1 (ko) | 비틀림 손상 방지 및 좌굴 방지 구조의 헬리컬 파일 및 그 시공방법 | |
US20010009204A1 (en) | Rotary displacement piling equipment | |
JP6580947B2 (ja) | 地盤改良工法及び地盤改良装置 | |
EP2562348A1 (de) | Unterwasser-Bohranordnung und Verfahren zum Erstellen einer Bohrung | |
US9422780B1 (en) | Drill members for mine roofs | |
JP5443349B2 (ja) | ビット組立体 | |
US20060180352A1 (en) | Method and device for the drilling of holes in ground or rocky material | |
JP2007107372A (ja) | 部分二重管方式のロックボルト構築方法 | |
JP4603652B2 (ja) | 地山の固結方法 | |
JP2006283484A (ja) | 水抜き管配設工法 | |
JP2007070952A (ja) | ロックボルト施工法及びアタッチメント | |
JP2008190287A (ja) | 掘削工具および掘削工法 | |
CN106401625B (zh) | 一种可实现交叉锚固的可钻进锚杆装置及施工方法 | |
JP2002038477A (ja) | 斜面の安定方法 | |
JP2007138552A (ja) | 杭の撤去装置及び杭の撤去方法 | |
CN206205916U (zh) | 一种可实现交叉锚固的可钻进锚杆装置 | |
JP2011021401A (ja) | 自穿式アンカー体およびそれを用いた土砂地盤補強工法 | |
JP6389681B2 (ja) | トンネル掘削工事における切羽前方の地盤改良方法 | |
US20150322786A1 (en) | Expandable Bolt With Thrust Element | |
JP2005105776A (ja) | 中掘工法に於ける拡大掘削ビット | |
JP4463142B2 (ja) | 地盤改良工法およびこれに使用する注入管 | |
JP4078265B2 (ja) | 穿孔機および引張材挿入工法 | |
CN207891884U (zh) | 打拔桩设备 | |
JP3185621U (ja) | 支柱用基礎管埋設装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181018 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190730 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190806 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190829 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6580947 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |