JP6579818B2 - 撮像装置、その制御方法、および制御プログラム - Google Patents

撮像装置、その制御方法、および制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置、その制御方法、および制御プログラムに関し、特に、フラッシュバンド補正を行うことのできる撮像装置に関する。
一般に、ローリングシャッターによって読み出し動作を行う撮像素子を備える撮像装置においては、フラッシュの閃光によって1フレームの画像に帯状の明るさの段差(所謂フラッシュバンド)が生じる。このフラッシュバンドを補正するため、フラッシュバンドが検出されたフレームの代わりに、その前のフレームの画像を用いることが行われている。さらには、複数のフレームを加算平均して、フラッシュバンドを低減した画像を生成することが行われている(特許文献1参照)。
特開2011−66567号公報
ところが、フラッシュバンドが生じたフレームの代わりに、直前のフラッシュバンドが発生していないフレームを用いると、同一のフレームが連続してしまうことになる。この結果、映像の連続性が保たれなくなってしまう。そして、フラッシュバンドが連続して発生した場合には、連続して同一のフレームが出力されることになる。この結果、ユーザにとっては違和感のある映像となってしまう。
さらに、前述のように、フラッシュバンドが発生した際に、複数のフレームの画像を加算平均して、フラッシュバンドを補正することが行われている。この場合、複数のフレームにおいてフラッシュバンドの発生領域が重なる部分があると、帯状の明るさの段差(フラッシュバンド)が残存してしまう。そして、フラッシュバンドの発生領域が極めて小さい場合においても、輝度段差が残存する。この結果、フラッシュバンドを適切に補正することができない。
また、加算平均を用いてフラッシュバンドを補正する場合に、フラッシュバンドが連続して発生すると、フラッシュバンドの補正が困難となることがある。
加えて、複数のフレームを加算平均してフラッシュバンドを補正しようとすると、不可避的に複数のフレームメモリが必要となって、回路規模が大きくなってしまう。
従って、本発明の目的は、回路規模が増大することなく、複数のフレームに連続的に帯状の明るさの段差が発生しても精度よく補正して違和感のない映像を得ることのできる撮像装置、その制御方法、および制御プログラムを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による撮像装置は、撮像によって連続する複数のフレームを有する映像を出力する撮像装置であって、前記複数のフレームにおいて帯状の明るさの段差が発生したラインを検出する検出手段と、前記フレームを現在フレームとして出力する際に、前記現在フレームにおいて前記検出手段で前記帯状の明るさの段差が発生したラインが検出されると、前記現在フレームの直前の直前フレームで検出された帯状の明るさの段差が発生したラインと前記現在フレームで検出された帯状の明るさの段差が発生したラインとの合計ライン数が前記現在フレームの全ライン数以上である場合、前記現在フレームの帯状の明るさの段差が発生したラインと前記直前フレームの帯状の明るさの段差が発生したラインとを合成して合成画像を生成する際、前記現在フレームおよび前記直前フレームにおいて同一のラインで前記帯状の明るさの段差が検出されていると、前記帯状の明るさの段差が検出された同一のラインのうち前記帯状の明るさの段差の境界から遠いラインを前記合成画像の生成に用い、当該合成画像を前記現在フレームとして出力する補正手段と、有することを特徴とする。
本発明による制御方法は、撮像によって連続する複数のフレームを有する映像を出力する撮像装置の制御方法であって、前記複数のフレームにおいて帯状の明るさの段差が発生したラインを検出する検出ステップと、前記フレームを現在フレームとして出力する際に、前記現在フレームにおいて前記検出ステップで前記帯状の明るさの段差が発生したラインが検出されると、前記現在フレームの直前の直前フレームで検出された帯状の明るさの段差が発生したラインと前記現在フレームで検出された帯状の明るさの段差が発生したラインとの合計ライン数が前記現在フレームの全ライン数以上である場合、前記現在フレームの帯状の明るさの段差が発生したラインと前記直前フレームの帯状の明るさの段差が発生したラインとを合成して合成画像を生成する際、前記現在フレームおよび前記直前フレームにおいて同一のラインで前記帯状の明るさの段差が検出されていると、前記帯状の明るさの段差が検出された同一のラインのうち前記帯状の明るさの段差の境界から遠いラインを前記合成画像の生成に用い、当該合成画像を前記現在フレームとして出力する補正ステップと、を有することを特徴とする。
本発明による制御プログラムは、撮像によって連続する複数のフレームを有する映像を出力する撮像装置で用いられる制御プログラムであって、前記撮像装置が備えるコンピュータに、前記複数のフレームにおいて帯状の明るさの段差が発生したラインを検出する検出ステップと、前記フレームを現在フレームとして出力する際に、前記現在フレームにおいて前記検出ステップで前記帯状の明るさの段差が発生したラインが検出されると、前記現在フレームの直前の直前フレームで検出された帯状の明るさの段差が発生したラインと前記現在フレームで検出された帯状の明るさの段差が発生したラインとの合計ライン数が前記現在フレームの全ライン数以上である場合、前記現在フレームの帯状の明るさの段差が発生したラインと前記直前フレームの帯状の明るさの段差が発生したラインとを合成して合成画像を生成する際、前記現在フレームおよび前記直前フレームにおいて同一のラインで前記帯状の明るさの段差が検出されていると、前記帯状の明るさの段差が検出された同一のラインのうち前記帯状の明るさの段差の境界から遠いラインを前記合成画像の生成に用い、当該合成画像を前記現在フレームとして出力する補正ステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、回路規模が増大することなく、複数のフレームに連続的に帯状の明るさの段差が発生しても精度よく補正して違和感のない映像を得ることができる。
本発明の第1の実施形態による撮像装置の一例についてその構成を示すブロック図である。 図1に示すカメラで行われるフラッシュバンド補正処理を説明するためのフローチャートである。 図2に示すステップS102の処理で全ライン数以上であると判定された場合の例を示す図である。 図2に示すステップS103で行われる合成処理を説明するための図である。 図2に示すステップS102の処理で全ライン数未満であると判定された場合の例を示す図である。 図2に示すステップS104で行われる合成処理を説明するための図である。 図1に示すカメラで行われるフラッシュバンド補正処理の第1の例を説明するための図である。 図1に示すカメラで行われるフラッシュバンド補正処理の第2の例を説明するための図である。 図1に示すカメラで行われるフラッシュバンド補正処理の第3の例を説明するための図である。 図1に示すカメラで行われるフラッシュバンド補正処理の第4の例を説明するための図である。 図1に示すカメラで行われるフラッシュバンド補正処理の第5の例を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態によるカメラで行われるフラッシュバンド補正処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態によるカメラで行われる合成画像の生成の一例を説明するための図であり、(a)は図12に示すステップS204の処理を説明するための図、(b)は図12に示すステップS205の処理を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態によるカメラで行われる合成画像の生成の他の例を説明するための図であり、(a)は図12に示すステップS207の処理を説明するための図、(b)は図12に示すステップS208の処理を説明するための図である。
以下に、本発明の実施の形態による撮像装置の一例について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態による撮像装置の一例についてその構成を示すブロック図である。
図示の撮像装置は、例えば、デジタルビデオカメラ(以下単にビデオカメラと呼ぶ)であり、撮影光学系(以下レンズと呼ぶ)101を有している。レンズ101には、変倍の際に光軸に沿って移動する変倍レンズ(ズームレンズ)と、焦点調節(合焦)の際に光軸に沿って移動するフォーカスレンズとが備えられている。さらに、レンズ101には、入射光量を調節する絞りおよび減光(ND)フィルタが備えられている。
レンズ101によって被写体像(光学像)が撮像素子102に結像する。撮像素子102は光学像に応じた電気信号(アナログ信号)を出力する。なお、撮像素子102ではローリングシャッター方式によって露光が行われる。
撮像素子102の出力であるアナログ信号は、映像信号処理部103に与えられる。映像信号処理部103はA/D変換によってアナログ信号をデジタル信号に変換した後、当該デジタル信号を所定のフォーマットの映像信号に変換する。
CPUを用いた全体制御演算部104はビデオカメラ全体を制御する。全体制御演算部104は映像信号処理部103の出力である映像信号に基づいて適切な露出量を算出する。そして、全体制御演算部104は、当該露出量に応じて絞りおよびNDフィルタを制御する。さらに、全体制御演算部104は撮像素子102におけるシャッタースピードおよび映像信号処理部103で用いられるゲイン値を制御する。
なお、上記のシャッタースピードとは電子シャッターにおける露光時間をいう。全体制御演算部104は、撮像素子102における電荷の蓄積開始タイミングおよび読み出しタイミングを制御することによってシャッタースピードを制御する。
メモリ部105には、全体制御演算部104による演算結果および映像信号処理部103の出力である映像信号が一時的に記憶される。記録媒体106として、例えば、DVD、ハードディスク、又は不揮発性メモリなどが用いられる。記録媒体制御I/F部107は記録媒体106に映像信号が画像データとして記録するとともに、記録媒体106に記録された画像データを読み出す。
外部I/F部108には、モニタ、レコーダ、別のビデオカメラ、又はプレーヤなどの外部機器が接続される。そして、外部I/F部108は、撮像の結果得られた映像信号を外部機器に出力するとともに、外部機器から映像信号を取り込む。さらには、外部I/F部108には、外部機器としてコンピュータが接続される。コンピュータが接続された際には、ビデオカメラは外部I/F部108を介してコンピュータと通信を行って、インターネットなどを介して必要なデータを取得することができる。
フラッシュバンド検出部109は、メモリ部105に記録された映像信号において連続する2フレームを比較して帯状の明るさの段差(フラッシュバンド)が発生したラインを検出する。フラッシュバンドを検出する際には、連続する2フレームの各々においてライン方向の平均輝度値を算出する。そして、連続する2フレーム間において平均輝度値の差を輝度差として求めて、当該輝度差が所定の閾値Thを超えたラインの数が予め定められた数(例えば10ライン)連続するとフラッシュバンドが発生したとする。なお、フラッシュバンドを検出する方法は上記の方法に限定されない。そして、フラッシュバンド検出部109は、フラッシュバンドが検出したフレームおよびそのラインを示すフラッシュバンド情報をメモリ部105に記録する。
フラッシュバンド補正部110は、後述するようにして、フラッシュバンド情報に応じて、フラッシュバンドが検出されたフレームと当該フレーム直前のフレームとを合成してフラッシュバンド補正を行う。
図2は、図1に示すカメラで行われるフラッシュバンド補正処理を説明するためのフローチャートである。
フラッシュバンド補正処理を開始すると、全体制御演算部104は、フラッシュバンド検出部109によってフレームにフラッシュバンドが検出されたか否かを判定する(ステップS101)。フラッシュバンドが検出されると(ステップS101において、YES)、全体制御演算部104は、現在のフレームおよびその直前のフレームの2フレームにおいてフラッシュバンドが検出されたライン数が現在フレーム(1フレーム)の全ライン数以上であるか否かを判定する(ステップS102)。
フラッシュバンドが検出されたライン数(合計ライン数)が1フレームの全ライン数以上であると(ステップS102において、YES)、全体制御演算部104はフラッシュバンドが検出されたラインを用いて、フラッシュバンド補正部110によって2フレームを合成して合成画像を生成する(ステップS103)。
なお、合成画像を生成する際に、現在フレームおよび直前フレームにおいて同一のラインでフラッシュバンドが検出されているとする。この場合には、全体制御演算部104はフラッシュバンドが検出された同一のラインのうちフラッシュバンドの境界(開始ライン又は終了ライン)から離れた(つまり、遠い)ラインを合成画像の生成に用いる。その後、全体制御演算部104はフラッシュバンド補正処理を終了する。
一方、フラッシュバンドが検出されたライン数が1フレームの全ライン数未満であると(ステップS102において、NO)、全体制御演算部104はフラッシュバンドが検出されていないラインを用いて、フラッシュバンド補正部110によって2フレームを合成して合成画像を生成する(ステップS104)。
なお、合成画像を生成する際に、現在フレームおよび直前フレームにおいて同一のラインで前記フラッシュバンドが検出されていないとする。この場合には、全体制御演算部104はフラッシュバンドが検出されていない同一のラインのうちフラッシュバンドの境界から離れた(つまり、遠い)ラインを合成画像の生成に用いる。その後、全体制御演算部104はフラッシュバンド補正処理を終了する。
フラッシュバンドが検出されないと(ステップS101において、NO)、全体制御演算部104は、フラッシュバンド補正部110によるフラッシュバンド補正を行うことなく、現在のフレームを出力する(ステップS105)。そして、全体制御演算部104はフラッシュバンド補正処理を終了する。
図3は、図2に示すステップS102の処理で全ライン数以上であると判定された場合の例を示す図である。
図3においては、現在のフレーム(現在フレームという)およびその直前のフレーム(直前フレームという)で検出されたフラッシュバンドのライン数が1フレームの全ライン数以上である場合の例が示されている。撮像素子102からは垂直同期信号に応じてフレーム毎に画像が読み出される。
直前フレームにおいて、1ライン目から(n−1)ライン目まではフラッシュ発光の影響を受けておらず、通常の明るさ(つまり、自然光)で露光されている。nライン目からkライン目(最終ライン)においては、フラッシュ発光の影響を受けてフラッシュバンドが発生している。
現在フレームにおいては、1ライン目から(m−1)ライン目(ここでは、n<m)まではフラッシュ発光の影響を受けて、フラッシュバンドが発生している。そして、mライン目からkライン目では、フラッシュ発光の影響を受けておらず、通常の明るさで露光されている。この結果、直前フレームと現在フレームとにおいて、フラッシュバンドの発生ライン数は、(k+m−n)ラインとなる。
図3に示す例では、n<mであるので、フラッシュバンドの発生ライン数(k+m−n)は、全ライン数k以上となる。よって、図2で説明したフローチャートにおいては、全体制御演算部104は、ステップS103においてフラッシュバンドが検出されたラインを用いて、フラッシュバンド補正部110によって合成画像を生成する。
図4は、図2に示すステップS103で行われる合成処理を説明するための図である。
前述のように、全体制御演算部104は、現フレームおよび直前フレームにおいてフラッシュバンドの発生ライン数が全ライン数以上であると、当該フラッシュバンドが発生したラインを用いてフラッシュバンド補正部110によって合成画像を生成する。合成画像を生成する際には、例えば、全体制御演算部104は、1ライン目から(n+m)/2−1ライン目においては、図3に示す現在フレームを用い、(n+m)/2ライン目からkライン目(最終ライン)において直前フレームを用いる。つまり、全体制御演算部104は、現在フレームの1ライン目から(n+m)/2−1ライン目と直前フレームの(n+m)/2ライン目からkライン目を用いて、フラッシュバンド補正部110によって1フレームの合成画像を生成する。
これによって、1フレームの合成画像においては、画像の全面に均一にフラッシュが発光された明るい画像を生成することができる。
図5は、図2に示すステップS102の処理で全ライン数未満であると判定された場合の例を示す図である。
図5においては、現在フレームおよび直前フレームで検出されたフラッシュバンドのライン数が1フレームの全ライン数未満である場合の例が示されている。
直前フレームにおいて、1ライン目から(n−1)ライン目まではフラッシュ発光の影響を受けておらず、通常の明るさ(つまり、自然光)で露光されている。そして、nライン目からkライン目(最終ライン)においては、フラッシュ発光の影響を受けてフラッシュバンドが発生している。
現在フレームにおいては、1ライン目から(m−1)ライン目(ここでは、n>m)まではフラッシュ発光の影響を受けて、フラッシュバンドが発生している。そして、mライン目からkライン目では、フラッシュ発光の影響を受けておらず、通常の明るさで露光されている。この結果、直前フレームと現在フレームとにおいて、フラッシュバンドの発生ライン数は、(k+m−n)ラインとなる。
図5に示す例では、n>mであるので、フラッシュバンドの発生ライン数(k+m−n)は、全ライン数k未満となる。よって、図2で説明したフローチャートにおいては、全体制御演算部104は、ステップS104においてフラッシュバンドが検出されないラインを用いて、フラッシュバンド補正部110によって合成画像を生成する。
図6は、図2に示すステップS104で行われる合成処理を説明するための図である。
前述のように、全体制御演算部104は、現フレームおよび直前フレームにおいてフラッシュバンドの発生ライン数が全ライン数未満であると、フラッシュバンドの発生がないラインを用いて、フラッシュバンド補正部110によって合成画像を生成する。合成画像を生成する際には、例えば、全体制御演算部104は、1ライン目から(n+m)/2−1ライン目においては、図5に示す直前フレームを用い、(n+m)/2ライン目からkライン目(最終ライン)においては現在フレームを用いる。つまり、全体制御演算部104は、直前フレームの1ライン目から(n+m)/2−1ライン目と現在フレームの(n+m)/2ライン目からkライン目を用いて、フラッシュバンド補正部110によって1フレームの合成画像を生成する。
これによって、1フレームの合成画像においては、画像の全面においてフラッシュの発光がない通常の明るさの画像を生成することができる。
図7は、図1に示すカメラで行われるフラッシュバンド補正処理の第1の例を説明するための図である。
図示の例では、1フレーム目、4フレーム目、および5フレーム目では、フラッシュバンドが発生しておらず、2フレーム目および3フレーム目にフラッシュバンドが発生している。そして、2フレーム目の途中から3フレーム目の途中のラインまで輝度レベルが高くなっている。
1フレーム目においては、フラッシュバンドが検出されないので、全体制御演算部104は、フラッシュバンド補正部110による補正を行うことなく、1フレーム目の画像を出力する。2フレーム目においてはフラッシュバンドが検出されているので、全体制御演算部104は現在フレームおよび直前フレームを用いて、フラッシュバンド補正部110によって合成画像を生成する。
ここでは、2フレーム目の画像が現在フレームであり、1フレーム目の画像が直前フレームである。図示のように、2フレーム目および1フレーム目の画像におけるフラッシュバンドの発生ライン数は1フレームの全ライン数未満である。よって、全体制御演算部104はフラッシュバンドが発生していないラインを用いて、フラッシュバンド補正部110によって合成画像を生成する。
3フレーム目においては、フラッシュバンドが検出されているので、全体制御演算部104は現在フレームおよび直前フレームを用いて合成画像を生成する。ここでは、3フレーム目の画像が現在フレームであり、2フレーム目の画像が直前フレームである。図示のように、2フレーム目および1フレーム目の画像におけるフラッシュバンドの発生ライン数は1フレームの全ライン数以上である。よって、全体制御演算部104はフラッシュバンドが発生しているラインを用いて、フラッシュバンド補正部110によって合成画像を生成する。
なお、4フレーム目および5フレーム目では、フラッシュバンドが検出されないので、全体制御演算部104は、フラッシュバンド補正部110による補正を行うことなく、4フレーム目および5フレーム目の画像を出力する。
このように、図7に示す例では、1フレーム目、2フレーム目、4フレーム目、および5フレーム目の画像はフラッシュ発光の影響を受けていない画像となる。一方、3フレーム目の画像はフラッシュ発光によって輝度レベルが高くなった画像となる。
図8は、図1に示すカメラで行われるフラッシュバンド補正処理の第2の例を説明するための図である。
図示の例では、1フレーム目、4フレーム目、および5フレーム目では、フラッシュバンドが発生しておらず、2フレーム目および3フレーム目にフラッシュバンドが発生している。そして、2フレーム目の途中から3フレーム目の途中のラインまで輝度レベルが高くなっている。
1フレーム目においては、フラッシュバンドが検出されないので、全体制御演算部104は、フラッシュバンド補正部110による補正を行うことなく、1フレーム目の画像を出力する。2フレーム目においてはフラッシュバンドが検出されているので、全体制御演算部104は2フレーム目の画像および1フレーム目の画像を用いて、フラッシュバンド補正部110によって合成画像を生成する。
図示のように、2フレーム目および1フレーム目の画像におけるフラッシュバンドの発生ライン数は1フレームの全ライン数未満である。よって、全体制御演算部104はフラッシュバンドが発生していないラインを用いて、フラッシュバンド補正部110によって合成画像を生成する。
3フレーム目においては、フラッシュバンドが検出されているので、全体制御演算部104は3フレーム目の画像および2フレーム目の画像を用いて合成画像を生成する。図示のように、3フレーム目および2フレーム目の画像におけるフラッシュバンドの発生ライン数は1フレームの全ライン数未満である。よって、全体制御演算部104はフラッシュバンドが発生していないラインを用いて、フラッシュバンド補正部110によって合成画像を生成する。
なお、4フレーム目および5フレーム目では、フラッシュバンドが検出されないので、全体制御演算部104は、フラッシュバンド補正部110による補正を行うことなく、4フレーム目および5フレーム目の画像を出力する。
このように、図8に示す例では、1フレーム目〜5フレーム目の画像はフラッシュ発光の影響を受けていない画像となる。
図9は、図1に示すカメラで行われるフラッシュバンド補正処理の第3の例を説明するための図である。
図示の例では、1フレーム目および6フレーム目では、フラッシュバンドが発生しておらず、2フレーム目、3フレーム目、4フレーム目、および5フレーム目にフラッシュバンドが発生している。そして、2フレーム目の途中から3フレーム目の途中のラインまで輝度レベルが高くなり、さらに、4フレーム目の途中から5フレーム目の途中のラインまで輝度レベルが高くなっている。
1フレーム目においては、フラッシュバンドが検出されないので、全体制御演算部104は、フラッシュバンド補正部110による補正を行うことなく、1フレーム目の画像を出力する。2フレーム目においてフラッシュバンドが検出されているので、全体制御演算部104は2フレーム目の画像および1フレーム目の画像を用いて、フラッシュバンド補正部110によって合成画像を生成する。
図示のように、2フレーム目および1フレーム目の画像におけるフラッシュバンドの発生ライン数は1フレームの全ライン数未満である。よって、全体制御演算部104はフラッシュバンドが発生していないラインを用いて、フラッシュバンド補正部110によって合成画像を生成する。
3フレーム目においてフラッシュバンドが検出されているので、全体制御演算部104は3フレーム目の画像および2フレーム目の画像を用いて合成画像を生成する。図示のように、3フレーム目および2フレーム目の画像におけるフラッシュバンドの発生ライン数は1フレームの全ライン数以上である。よって、全体制御演算部104はフラッシュバンドが発生しているラインを用いて、フラッシュバンド補正部110によって合成画像を生成する。
4フレーム目においてフラッシュバンドが検出されているので、全体制御演算部104は4フレーム目の画像および3フレーム目の画像を用いて合成画像を生成する。図示のように、4フレーム目および3フレーム目の画像におけるフラッシュバンドの発生ライン数は1フレームの全ライン数未満である。よって、全体制御演算部104はフラッシュバンドが発生していないラインを用いて、フラッシュバンド補正部110によって合成画像を生成する。
5フレーム目においてフラッシュバンドが検出されているので、全体制御演算部104は5フレーム目の画像および4フレーム目の画像を用いて合成画像を生成する。図示のように、5フレーム目および4フレーム目の画像におけるフラッシュバンドの発生ライン数は1フレームの全ライン数以上である。よって、全体制御演算部104はフラッシュバンドが発生しているラインを用いて、フラッシュバンド補正部110によって合成画像を生成する。
なお、6フレーム目では、フラッシュバンドが検出されないので、全体制御演算部104は、フラッシュバンド補正部110による補正を行うことなく、6フレーム目の画像を出力する。
このように、図9に示す例では、1フレーム目、2フレーム目、4フレーム目、および6フレーム目の画像はフラッシュ発光の影響を受けていない画像となる。一方、3フレーム目および5フレーム目の画像はフラッシュ発光によって輝度レベルが高くなった画像となる。
図10は、図1に示すカメラで行われるフラッシュバンド補正処理の第4の例を説明するための図である。
図示の例では、1フレーム目および6フレーム目では、フラッシュバンドが発生しておらず、2フレーム目、3フレーム目、4フレーム目、および5フレーム目にフラッシュバンドが発生している。そして、2フレーム目の途中から3フレーム目の途中のラインまで輝度レベルが高くなり、さらに、4フレーム目の途中から5フレーム目の途中のラインまで輝度レベルが高くなっている。
1フレーム目においては、フラッシュバンドが検出されないので、全体制御演算部104は、フラッシュバンド補正部110による補正を行うことなく、1フレーム目の画像を出力する。2フレーム目においてフラッシュバンドが検出されているので、全体制御演算部104は2フレーム目の画像および1フレーム目の画像を用いて、フラッシュバンド補正部110によって合成画像を生成する。
図示のように、2フレーム目および1フレーム目の画像におけるフラッシュバンドの発生ライン数は1フレームの全ライン数未満である。よって、全体制御演算部104はフラッシュバンドが発生していないラインを用いて、フラッシュバンド補正部110によって合成画像を生成する。
3フレーム目においてフラッシュバンドが検出されているので、全体制御演算部104は3フレーム目の画像および2フレーム目の画像を用いて合成画像を生成する。図示のように、3フレーム目および2フレーム目の画像におけるフラッシュバンドの発生ライン数は1フレームの全ライン数以上である。よって、全体制御演算部104はフラッシュバンドが発生しているラインを用いて、フラッシュバンド補正部110によって合成画像を生成する。
4フレーム目においてフラッシュバンドが検出されているので、全体制御演算部104は4フレーム目の画像および3フレーム目の画像を用いて合成画像を生成する。図示のように、4フレーム目および3フレーム目の画像におけるフラッシュバンドの発生ライン数は1フレームの全ライン数以上である。よって、全体制御演算部104はフラッシュバンドが発生しているラインを用いて、フラッシュバンド補正部110によって合成画像を生成する。
5フレーム目においてフラッシュバンドが検出されているので、全体制御演算部104は5フレーム目の画像および4フレーム目の画像を用いて合成画像を生成する。図示のように、5フレーム目および4フレーム目の画像におけるフラッシュバンドの発生ライン数は1フレームの全ライン数以上である。よって、全体制御演算部104はフラッシュバンドが発生しているラインを用いて、フラッシュバンド補正部110によって合成画像を生成する。
なお、6フレーム目では、フラッシュバンドが検出されないので、全体制御演算部104は、フラッシュバンド補正部110による補正を行うことなく、6フレーム目の画像を出力する。
このように、図10に示す例では、1フレーム目、2フレーム目、および6フレーム目の画像はフラッシュ発光の影響を受けていない画像となる。一方、3フレーム目、4フレーム目、および5フレーム目の画像はフラッシュ発光によって輝度レベルが高くなった画像となる。
図11は、図1に示すカメラで行われるフラッシュバンド補正処理の第5の例を説明するための図である。
図示の例では、1フレーム目および5フレーム目では、フラッシュバンドが発生しておらず、2フレーム目、3フレーム目、および4フレーム目にフラッシュバンドが発生している。そして、2フレーム目の途中から3フレーム目の途中(第1の位置)のラインまで輝度レベルが高くなり、さらに、3フレーム目の途中(第2の位置)から4フレーム目の途中のラインまで輝度レベルが高くなっている。
1フレーム目においては、フラッシュバンドが検出されないので、全体制御演算部104は、フラッシュバンド補正部110による補正を行うことなく、1フレーム目の画像を出力する。2フレーム目においてフラッシュバンドが検出されているので、全体制御演算部104は2フレーム目の画像および1フレーム目の画像を用いて、フラッシュバンド補正部110によって合成画像を生成する。
図示のように、2フレーム目および1フレーム目の画像におけるフラッシュバンドの発生ライン数は1フレームの全ライン数未満である。よって、全体制御演算部104はフラッシュバンドが発生していないラインを用いて、フラッシュバンド補正部110によって合成画像を生成する。
3フレーム目においてフラッシュバンドが検出されているので、全体制御演算部104は3フレーム目の画像および2フレーム目の画像を用いて合成画像を生成する。図示のように、3フレーム目および2フレーム目の画像におけるフラッシュバンドの発生ライン数は1フレームの全ライン数以上である。よって、全体制御演算部104はフラッシュバンドが発生しているラインを用いて、フラッシュバンド補正部110によって合成画像を生成する。
4フレーム目においてフラッシュバンドが検出されているので、全体制御演算部104は4フレーム目の画像および3フレーム目の画像を用いて合成画像を生成する。図示のように、4フレーム目および3フレーム目の画像におけるフラッシュバンドの発生ライン数は1フレームの全ライン数以上である。よって、全体制御演算部104はフラッシュバンドが発生しているラインを用いて、フラッシュバンド補正部110によって合成画像を生成する。
なお、5フレーム目では、フラッシュバンドが検出されないので、全体制御演算部104は、フラッシュバンド補正部110による補正を行うことなく、5フレーム目の画像を出力する。
このように、図11に示す例では、1フレーム目、2フレーム目、および5フレーム目の画像はフラッシュ発光の影響を受けていない画像となる。一方、3フレーム目および4フレーム目の画像はフラッシュ発光によって輝度レベルが高くなった画像となる。
このように、本発明の第1の実施形態では、現在フレームおよび直前フレームの少なくとも一方のラインにフラッシュバンドが発生した際に、フラッシュバンドを適切に補正することができる。言い換えると、第1の実施形態では、フラッシュの発光時間が長くフラッシュバンドの発生ライン数が多くなっても適切にフラッシュバンドを補正することができる。さらに、シャッタースピードが短くフラッシュバンドの発生ライン数が少ない場合においても適切にフラッシュバンドを補正することができる。加えて、第1の実施形態では、フラッシュが連続して発光された場合においても、フラッシュバンドを適切に補正することができる。
そして、第1の実施形態では、現在フレームおよび直前フレームの2フレームを用いて補正を行うようにしたので、補正に用いられるメモリ容量は2フレーム分でよい。よって、回路規模が増大することはない。
さらに、現在フレームおよび直前フレームにおいて、フラッシュバンドが検出されるか又は検出されない同一のラインが存在する場合には、フラッシュバンドの発生開始ラインおよび終了ライン(つまり、境界)から遠いラインを合成画像に用いる。これによって、フラッシュによる輝度変化があるラインを確実に除外して、適正な補正を行うことができる。
[第2の実施形態]
続いて、本発明の第2の実施形態によるカメラの一例について説明する。なお、第2の実施形態によるカメラの構成は図1に示すカメラと同様である。
図12は、本発明の第2の実施形態によるカメラで行われるフラッシュバンド補正処理を説明するためのフローチャートである。なお、図12において、図2に示すフローチャートのステップと同一のステップについては同一の参照符号を付して説明を省略する。
ステップS102において、フラッシュバンドが検出されたライン数が1フレームの全ライン数以上であると、全体制御演算部104は現在フレームよりも直前フレームの方がフラッシュバンドが検出されたライン数が多いか否かを判定する(ステップS203)。
直前フレームの方が検出されたライン数が多いと(ステップS203において、YES)、全体制御演算部104は、フラッシュバンドが検出されたラインを用いて、フラッシュバンド補正部110によって合成画像を生成する(ステップS204)。この際、現在および直前フレームの2フレームともに同一のラインにおいてフラッシュバンドが検出されていると、全体制御演算部104は直前フレームのラインを優先して用いる。その後、全体制御演算部104は、フラッシュバンド補正処理を終了する。
直前フレームの方が検出されたライン数が多くないと(ステップS203において、NO)、全体制御演算部104は、フラッシュバンドが検出されたラインを用いて、フラッシュバンド補正部110によって合成画像を生成する(ステップS205)。この際、現在および直前フレームの2フレームともに同一のラインにおいてフラッシュバンドが検出されていると、全体制御演算部104は現在フレームのラインを優先して用いる。その後、全体制御演算部104は、フラッシュバンド補正処理を終了する。
ステップS102において、フラッシュバンドが検出されたライン数が1フレームの全ライン数未満であると、全体制御演算部104は現在フレームよりも直前フレームの方がフラッシュバンドが検出されていないライン数が多いか否かを判定する(ステップS206)。
直前フレームの方が検出されていないライン数が多いと(ステップS206において、YES)、全体制御演算部104は、フラッシュバンドが検出されていないラインを用いて、フラッシュバンド補正部110によって合成画像を生成する(ステップS207)。この際、現在および直前フレームの2フレームともに同一のラインにおいてフラッシュバンドが検出されていないと、全体制御演算部104は直前フレームのラインを優先して用いる。その後、全体制御演算部104は、フラッシュバンド補正処理を終了する。
直前フレームの方が検出されていないライン数が多くないと(ステップS206において、NO)、全体制御演算部104は、フラッシュバンドが検出されていないラインを用いて、フラッシュバンド補正部110によって合成画像を生成する(ステップS208)。この際、現在および直前フレームの2フレームともに同一のラインにおいてフラッシュバンドが検出されていないと、全体制御演算部104は現在フレームのラインを優先して用いる。その後、全体制御演算部104は、フラッシュバンド補正処理を終了する。
図13は、本発明の第2の実施形態によるカメラで行われる合成画像の生成の一例を説明するための図である。そして、図13(a)は図12に示すステップS204の処理を説明するための図であり、図13(b)は図12に示すステップS205の処理を説明するための図である。なお、図13においては、図3で説明したnライン、mライン、およびkラインが用いられている。
図13には、現在フレームよりも直前フレームの方がフラッシュバンドが検出されたライン数が多いか否かの判定結果に応じた処理が示されている。直前フレームの方がフラッシュバンドが検出されたライン数が多いと図13(a)に示した様になる。すなわち、画像合成の際、1ライン目から(n−1)ライン目までは現在フレームのラインが用いられ、nライン目からkライン目(最終ライン)までは直前フレームのラインが用いられる。
一方、現在フレームにおいてフラッシュバンドが検出されたライン数が直前フレームでフラッシュバンドが検出されたライン数以上であると図13(b)に示した様になる。すなわち、画像合成の際、1ライン目から(m−1)ライン目までは現在フレームのラインが用いられ、mライン目からkライン目(最終ライン)までは直前フレームのラインが用いられる。
このようにして、画像合成を行うと、1フレームの合成画像においては、画像の全面に均一にフラッシュが発光された明るい画像を生成することができる。そして、図13(a)においては、直前フレームのラインを多く用いて画像合成を行っているので、フラッシュ発光から時間のずれが生じていないラインの面積を広くすることができる。さらに、図13(b)においても、現在フレームのラインを多く用いて画像合成を行っているので、フラッシュ発光から時間のずれが生じていないラインの面積を広くすることができる。
図14は、本発明の第2の実施形態によるカメラで行われる合成画像の生成の他の例を説明するための図である。そして、図14(a)は図12に示すステップS207の処理を説明するための図であり、図14(b)は図12に示すステップS208の処理を説明するための図である。なお、図14においては、図5で説明したnライン、mライン、およびkラインが用いられている。
図14には、現在フレームよりも直前フレームの方がフラッシュバンドが検出されていないライン数が多いか否かの判定結果に応じた処理が示されている。直前フレームの方がフラッシュバンドが検出されていないライン数が多いと図14(a)に示した様になる。すなわち、画像合成の際、1ライン目から(n−1)ライン目までは直前フレームのラインが用いられ、nライン目からkライン目(最終ライン)までは現在フレームのラインが用いられる。
一方、現在フレームにおいてフラッシュバンドが検出されていないライン数が直前フレームでフラッシュバンドが検出されていないライン数以上であると図14(b)に示した様になる。すなわち、画像合成の際、1ライン目から(m−1)ライン目までは直前フレームのラインが用いられ、mライン目からkライン目(最終ライン)までは現在フレームのラインが用いられる。
このようにして、画像合成を行うと、1フレームの合成画像においては、画像の全面に均一にフラッシュの影響を受けない画像を生成することができる。そして、図14(a)においては、直前フレームのラインを多く用いて画像合成を行っているので、フラッシュ発光の影響がない時間からのずれが生じていないラインの面積を広くすることができる。さらに、図14(b)においても、現在フレームのラインを多く用いて画像合成を行っているので、フラッシュ発光の影響がない時間からのずれが生じていないラインの面積を広くすることができる。
このように、本発明の第2の実施形態においても、現在フレームおよび直前フレームの少なくとも一方のラインにフラッシュバンドが発生した際に、フラッシュバンドを適切に補正することができる。そして、現在フレームおよび直前フレームの2フレームを用いて補正を行うようにしたので、補正に用いられるメモリ容量は2フレーム分でよい。よって、回路規模が増大することはない。
さらに、第2の実施形態では、画像合成の際に現在フレームおよび直前フレームのいずれか一方のフレームのラインを多く用いて合成を行う。そのため、フラッシュ発光の有無からの時間のずれが生じていないラインの面積を広くして、違和感のない合成画像を得ることができる。
上述の説明から明らかなように、図1に示す例においては、映像信号処理部103、フラッシュバンド検出部109、および全体制御演算部104が検出手段として機能する。また、映像信号処理部103、フラッシュバンド補正部110、および全体制御演算部104が補正手段として機能する。
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
また、上記の実施の形態の機能を制御方法として、この制御方法を撮像装置に実行させるようにすればよい。また、上述の実施の形態の機能を有するプログラムを制御プログラムとして、当該制御プログラムを撮像装置が備えるコンピュータに実行させるようにしてもよい。なお、制御プログラムは、例えば、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録される。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101 レンズ
102 撮像素子
103 映像信号処理部
104 全体制御演算部
105 メモリ部
106 記録媒体
107 記録媒体制御I/F部
108 外部I/F部
109 フラッシュバンド検出部
110 フラッシュバンド補正部

Claims (7)

  1. 撮像によって連続する複数のフレームを有する映像を出力する撮像装置であって、
    前記複数のフレームにおいて帯状の明るさの段差が発生したラインを検出する検出手段と、
    前記フレームを現在フレームとして出力する際に、前記現在フレームにおいて前記検出手段で前記帯状の明るさの段差が発生したラインが検出されると、前記現在フレームの直前の直前フレームで検出された帯状の明るさの段差が発生したラインと前記現在フレームで検出された帯状の明るさの段差が発生したラインとの合計ライン数が前記現在フレームの全ライン数以上である場合、前記現在フレームの帯状の明るさの段差が発生したラインと前記直前フレームの帯状の明るさの段差が発生したラインとを合成して合成画像を生成する際、前記現在フレームおよび前記直前フレームにおいて同一のラインで前記帯状の明るさの段差が検出されていると、前記帯状の明るさの段差が検出された同一のラインのうち前記帯状の明るさの段差の境界から遠いラインを前記合成画像の生成に用い、当該合成画像を前記現在フレームとして出力する補正手段と、
    有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記補正手段は、前記フレームを現在フレームとして出力する際に、前記現在フレームにおいて前記検出手段で前記帯状の明るさの段差が発生したラインが検出されると、前記現在フレームの直前の直前フレームで検出された帯状の明るさの段差が発生したラインと前記現在フレームで検出された帯状の明るさの段差が発生したラインとの合計ライン数が前記現在フレームの全ライン数未満である場合、前記現在フレームの帯状の明るさの段差が発生しないラインと前記直前フレームの帯状の明るさの段差が発生しないラインとを合成して合成画像を得て、当該合成画像を前記現在フレームとして出力することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記補正手段は、前記合計ライン数が前記全ライン数未満の場合に前記合成画像を生成する際に、前記現在フレームおよび前記直前フレームにおいて同一のラインで前記帯状の明るさの段差が検出されていないと、前記帯状の明るさの段差が検出されていない同一のラインのうち前記帯状の明るさの段差の境界から遠いラインを前記合成画像の生成に用いることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記補正手段は、前記合計ライン数が前記全ライン数以上の場合に前記合成画像を生成する際に、前記現在フレームおよび前記直前フレームにおいて同一のラインで前記帯状の明るさの段差が検出されていると、前記帯状の明るさの段差が検出された同一のラインのうち、前記現在フレームおよび前記直前フレームにおいて前記帯状の明るさの段差が検出されたライン数が多いフレームのラインを前記合成画像の生成に用いることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  5. 前記補正手段は、前記合計ライン数が前記全ライン数未満の場合に前記合成画像を生成する際に、前記現在フレームおよび前記直前フレームにおいて同一のラインで前記帯状の明るさの段差が検出されていないと、前記帯状の明るさの段差が検出されない同一のラインのうち、前記現在フレームおよび前記直前フレームにおいて前記帯状の明るさの段差が検出されないライン数が多いフレームのラインを前記合成画像の生成に用いることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  6. 撮像によって連続する複数のフレームを有する映像を出力する撮像装置の制御方法であって、
    前記複数のフレームにおいて帯状の明るさの段差が発生したラインを検出する検出ステップと、
    前記フレームを現在フレームとして出力する際に、前記現在フレームにおいて前記検出ステップで前記帯状の明るさの段差が発生したラインが検出されると、前記現在フレームの直前の直前フレームで検出された帯状の明るさの段差が発生したラインと前記現在フレームで検出された帯状の明るさの段差が発生したラインとの合計ライン数が前記現在フレームの全ライン数以上である場合、前記現在フレームの帯状の明るさの段差が発生したラインと前記直前フレームの帯状の明るさの段差が発生したラインとを合成して合成画像を生成する際、前記現在フレームおよび前記直前フレームにおいて同一のラインで前記帯状の明るさの段差が検出されていると、前記帯状の明るさの段差が検出された同一のラインのうち前記帯状の明るさの段差の境界から遠いラインを前記合成画像の生成に用い、当該合成画像を前記現在フレームとして出力する補正ステップと、
    を有することを特徴とする制御方法。
  7. 撮像によって連続する複数のフレームを有する映像を出力する撮像装置で用いられる制御プログラムであって、
    前記撮像装置が備えるコンピュータに、
    前記複数のフレームにおいて帯状の明るさの段差が発生したラインを検出する検出ステップと、
    前記フレームを現在フレームとして出力する際に、前記現在フレームにおいて前記検出ステップで前記帯状の明るさの段差が発生したラインが検出されると、前記現在フレームの直前の直前フレームで検出された帯状の明るさの段差が発生したラインと前記現在フレームで検出された帯状の明るさの段差が発生したラインとの合計ライン数が前記現在フレームの全ライン数以上である場合、前記現在フレームの帯状の明るさの段差が発生したラインと前記直前フレームの帯状の明るさの段差が発生したラインとを合成して合成画像を生成する際、前記現在フレームおよび前記直前フレームにおいて同一のラインで前記帯状の明るさの段差が検出されていると、前記帯状の明るさの段差が検出された同一のラインのうち前記帯状の明るさの段差の境界から遠いラインを前記合成画像の生成に用い、当該合成画像を前記現在フレームとして出力する補正ステップと、
    を実行させることを特徴とする制御プログラム。
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