JP6579148B2 - 車両の後部車体構造 - Google Patents

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この発明は、車両後部に荷室の後部壁面を構成するリヤエンドパネルの後面に取り付けられ、上下方向に延びるガレージジャッキブラケットを備えた車両の後部車体構造に関する。
一般に、荷室の後部壁面を構成するリヤエンドパネルの後面には、ジャッキからの押上げを受け止めて車両後部をジャッキアップさせるためのガレージジャッキブラケットが設けられている。
従来、上述のガレージジャッキブラケットとしては、例えば、特許文献1に開示されたものがある。
特許文献1のジャッキブラケット(ガレージジャッキブラケット)は、上側部材と下側部材との上下2分割構造が採用されており、これら上下両部材がリヤエンドパネルの後面に接合されるとともに、上側部材の下部と下側部材の上部とが前後方向(厚み方向)に重ね合わせて一体に接合されたものである。
そして特許文献1のジャッキブラケットは、上側部材と下側部材との上下方向の接合部の長さ(重ね合わせ具合)に応じてリヤエンドパネルの後面からの下方への延出長さを可変可能としている。
ところで、一般に車両後部をジャッキアップさせる際には、車両と路面との間に、作業者が入り込んで車両床下に対して各種作業や点検が行えるスペースを確保したり、リジットラックなどと称される介在部材を介在させることができる所望の高さまでジャッキアップする必要がある。
その際に、ガレージジャッキブラケットをリヤエンドパネルの後面から下方への延出長さが長くなる程、ジャッキの押上げ部を出来るだけ低位置から受け止めることができ、ジャッキの上昇ストロークが不足することなく車体後部が所望の高さに上がりきるまでジャッキアップできる点で好ましい。
しかし、特許文献1のジャッキブラケットをはじめとして、ガレージジャッキブラケットをリヤエンドパネルの後面からの下方への延出長さを長く形成した構成においては、車両後部のジャッキアップ時に、車体が前低後高状に傾くに伴ってガレージジャッキブラケットの下端部は、その軸方向(上下方向)に対して傾いた方向にジャッキによって押し上げられることになる。
そうすると、ガレージジャッキブラケットの下方への延出長さが長くなればなる程、車両後部のジャッキアップ時にガレージジャッキブラケットには大きな曲げ応力が作用することになるため、ジャッキによる押上げ時における曲げ剛性の点や、デザイン面の点で不利になる。
また、特許文献1のジャッキブラケットは、板金を曲げ加工して下端部を含めて断面形状が略W字形状に形成されているにも関わらず、このような線状の下端部が、ジャッキアップ時にはジャッキの押し上げ部に直接当接し、該線状の下端部によって押し上げ部からの押し上げを受け止める構成を採用している。
しかしこの構成においては、車両後部のジャッキアップ時にジャッキの押し上げ部からの押し上げによって、ジャッキブラケットの下端部が押し込まれることが懸念されるため、検討の余地があった。
特開2014−221607号公報
本発明はこのような課題に鑑みてなされたもので、ジャッキアップ時にジャッキから入力される押上げ荷重によってガレージジャッキブラケットの変形を抑制することができる車両の後部車体構造の提供を目的とする。
この発明は、車両後部に荷室の後部壁面を構成するリヤエンドパネルと、前記リヤエンドパネルの後面に取り付けられ、上下方向に延びるガレージジャッキブラケットを備えた車両の後部車体構造であって、前記ガレージジャッキブラケットは、車幅方向の中央かつ前側位置において車幅方向に延びる前壁部と、該前壁部に対して、車幅方向の両側に備えるとともに後方へ膨張する左右一対の膨出部とが、少なくともブラケット下端部を含めて上下方向に沿って形成され、前記ガレージジャッキブラケットの下部には、該下部の前面に接合する縦壁部と、該縦壁部の下端から後方へ延びて前記ガレージジャッキブラケットの下方に配置されるアタッチメントを取り付けるアタッチメント取付面部とで形成されるアタッチメントブラケットを備え、前記アタッチメント取付面部の上面は前記ブラケット下端部に接合され、前記アタッチメント取付面部における、前記ブラケット下端部の接合箇所に対して前後各側には、アタッチメント取付部が形成され、これら前後一対のアタッチメント取付部の前後方向の中心位置を、アタッチメント前後方向取付中心位置に設定し、前記アタッチメント前後方向取付中心位置が、前記ブラケット下端部の前端部と後端部との前後方向の間に配置されたものである。
上記構成によれば、ガレージジャッキブラケットの下面(ブラケット下端部)にアタッチメントブラケット(アタッチメント取付面部の上面)が取り付けられるため、アタッチメント取付面部の面剛性が向上し、アタッチメント取付面部の変形を抑制することができる。また、ガレージジャッキブラケットの前面にアタッチメントブラケットの縦壁部が取り付けられているため、車両側面視において縦壁部と膨出部との間に閉断面を形成することができるため、アタッチメントブラケットによってガレージジャッキブラケットの上下方向の曲げ変形を抑制することができる
さらに上記構成によれば、前記ブラケット下端部は、アタッチメント前後方向取付中心位置に対して前後長を確保して(すなわち前後両側への延出部分を有して)形成されるため、アタッチメントから入力される荷重を、前記アタッチメント取付面部を介して前記ブラケット下端部によって効果的に受け止めることができる。
この発明の態様として、前記ガレージジャッキブラケットには、前記膨出部の車幅方向の外端から車幅方向外側へ延びるフランジ部を備え、前記ガレージジャッキブラケットの上下方向の少なくとも前記ブラケット下端部において、前記フランジ部は、前記アタッチメント前後方向取付中心位置よりも前方に配置されたものである。
上記構成によれば、少なくともブラケット下端部において、前壁部だけでなく左右一対のフランジ部についても前記アタッチメント前後方向取付中心位置よりも前方に配置することができる。これにより、車体のジャッキアップ時に、ガレージジャッキアップブラケットを前傾(上前状に傾斜)させる曲げ荷重が加わるようなアタッチメントブラケットからの押し上げに対しても(アタッチメント取付面部を介して)ブラケット下端部によってしっかりと受け止めることができる。
この発明の態様として、前記縦壁部は、前記ガレージジャッキブラケットの本体側に対して下方程前方へ離間して延びる傾斜状に形成するとともに、前記ガレージジャッキブラケットの本体側に接合可能に該縦壁部の上端部から上方に延出する接合フランジ部を備え、前記アタッチメント取付面部は、前記縦壁部の下端から後方へ延びるものである。
上記構成によれば、膨出部だけでなく、前壁部も含めて縦壁部との間に車両側面視で閉断面を形成することができるため、上下方向に延びる前記ガレージジャッキブラケットの前記アタッチメントからの押し上げに伴う曲げ変形の抑制効果をより高めることができる。
さらに、前記アタッチメント取付面部は、上述したようにアタッチメントの押し上げに対する支持荷重を向上させるためにアタッチメント前後方向取付中心位置を、ブラケット下端部の前端よりも後方に配置した場合においても、ブラケット下端部において前壁部が縦壁部に干渉することがなく前記アタッチメントブラケットと前記ガレージジャッキブラケットとのレイアウト性を高めることができる。
また、この発明は、車両後部に荷室の後部壁面を構成するリヤエンドパネルと、前記リヤエンドパネルの後面に取り付けられ、上下方向に延びるガレージジャッキブラケットを備えた車両の後部車体構造であって、前記ガレージジャッキブラケットは、車幅方向の中央かつ前側位置において車幅方向に延びる前壁部と、該前壁部に対して、車幅方向の両側に備えるとともに後方へ膨張する左右一対の膨出部とが、少なくともブラケット下端部を含めて上下方向に沿って形成され、前記ガレージジャッキブラケットの下部には、該下部の前面に接合する縦壁部と、該縦壁部の下端から後方へ延びて前記ガレージジャッキブラケットの下方に配置されるアタッチメントを取り付けるアタッチメント取付面部とで形成されるアタッチメントブラケットを備え、前記アタッチメント取付面部の上面は前記ブラケット下端部に接合され、前記縦壁部は、前記ガレージジャッキブラケットの本体側に対して下方程前方へ離間して延びる傾斜状に形成するとともに、前記ガレージジャッキブラケットの本体側に接合可能に該縦壁部の上端部から上方に延出する接合フランジ部を備え、前記アタッチメント取付面部は、前記縦壁部の下端から後方へ延び、前記ガレージジャッキブラケットには、前記膨出部の車幅方向の外端から車幅方向外側へ延びるフランジ部を備え、前記ガレージジャッキブラケットの本体側は、その上下方向における少なくとも前記接合フランジ部との対向部において、前記前壁部が前記左右一対のフランジ部に対して車両側面視で(すなわち前後方向において)略同じ位置或いは後方に位置するように形成され、前記ブラケット下端部において、前記前壁部が前記左右一対のフランジ部よりも前方に位置するように形成されたものである。
上記構成によれば、ガレージジャッキブラケットの本体側とアタッチメントブラケットの接合フランジ部との対向部において該接合フランジ部と左右一対のフランジ部とを確実に接合可能としつつ、ブラケット下端部において、前記前壁部を左右一対のフランジ部よりも前方に位置するように形成したため、該ブラケット下端部によってアタッチメントからの押し上げ荷重をしっかりと受け止めることができる。
この発明によれば、ジャッキアップ時にジャッキから入力される押上げ荷重によってガレージジャッキブラケットの変形を抑制することができる。
本実施形態の車両の後部車体構造を車両後方から見た斜視図。 図1のA−A線矢視断面図。 ガレージジャッキブラケットを車両後方から見た斜視図。 ガレージジャッキブラケットを車両前方から見た斜視図。 ガレージジャッキブラケットの正面図。 図4のB−B線矢視断面図および図5のC−C線矢視断面図。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。
図1は本実施形態の車両の後部車体構造を車両後方側から見た状態で示す斜視図、図2は図1のA−A線矢視断面図、図3は図1の要部拡大図であって、ガレージジャッキブラケットを車両後方かつ左斜め上方から見た斜視図、図4はガレージジャッキブラケットを車両前方かつ左斜め上方から見た斜視図、図5はアタッチメントブラケットを仮想線で示したガレージジャッキブラケットを車両前方から見た正面図、図6(a)は図4のB−B線矢視断面図、図6(b)は図5のC−C線矢視断面図を示す。また図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Lは車両左方を示し、矢印Rは車両右方を示し、矢印Uは車両上方を示すものとする。
図1〜図3に示すように、車両の後部には荷室100(図2参照)の後部壁面を構成するリヤエンドパネル2を設けている。
このリヤエンドパネル2は、図2に示すように、上下方向に延びる下側縦壁部2aと、この下側縦壁部2aの上端から後方かつ上方へ延出された下側延出部2bと、この下側延出部2bの後端から上方向に延びる上側縦壁部2cと、この上側縦壁部2cの上端から後方かつ上方へ延出された上側延出部2dと、上側延出部2dの後端から上方に立上がる上壁部2eと、この上壁部2eの上端に前低後高形状に屈曲形成されたフランジ部2fと、を一体形成したものである。
上述のリヤエンドパネル2の上部荷室側にはリヤエンドメンバ3を接合固定して、該リヤエンドメンバ3とリヤエンドパネル2との間には、車幅方向に延びるリヤエンド閉断面4を形成している(図2参照)。
上述のリヤエンドパネル2とリヤエンドメンバ3との間、つまり上記リヤエンド閉断面4には、車幅方向中央部において、図2に示すように、ストライカーレインフォースメント5(以下、「ストライカーレイン5」と省略する)が配設されている。
図2に示すように、ストライカーレイン5は、リヤエンドパネル2のフランジ部2fに接合固定される前下後上形状の上側フランジ部5aと、この上側フランジ部5aから車両前方かつ下方に延びる上壁部5bと、この上壁部5bの前端から下方に延びる下壁部5cと、この下壁部5cに連続し、かつ後方にオフセットして下方に延びると共に、リヤエンドパネル2の上側縦壁部2cの前面(荷室100側面)に接合固定される下側フランジ部5dと、を一体形成したものである。
同図に示すように、上述のリヤエンドメンバ3は、ストライカーレイン5の上側フランジ部5aに接合固定される前下後上形状の上側フランジ部3aと、この上側フランジ部3aから上壁部5bの前面に重合するように車両前方側に延びる上壁部3bと、この上壁部3bの前下端から下方に延びる下壁部3cと、この下壁部3cに連続し、かつ後方にオフセットして下方に延びると共に、ストライカーレイン5の下側フランジ部5dに接合固定される下側フランジ部3dと、を一体形成したものである。
そして図1、図2に示すように、上述のリヤエンドパネル2のフランジ部2fと、ストライカーレイン5の上側フランジ部5aと、リヤエンドメンバ3の上側フランジ部3aとの接合端部によって、後部荷室開口6の下縁辺6aが構成されている。
なお図示省略するが、ストライカーレイン5の上壁部5bには、トランクリッドやハッチバックドア等の後部ドア(図示略)に設けられた不図示のラッチに係合されるストライカーが、リヤエンドメンバ3の上壁部3bを挟み込むようにして例えば、ボルト等によって固定される。
また、図2中の符号7は、車両後部に形成された荷室100の底面を形成するフロアパネルとしてのリヤフロアパンであり、その後端部がリヤエンドパネル2の下側縦壁部2aの下端部に車室100側(前方側)から接合されている。このリヤフロアパン7の平面視中央部には、下方に向けて凹設したスペアタイヤパン7aが形成されている。
図1中の符号29は、リヤフロアパン7の下部左右両サイドにおいて車両前後方向に延びて閉断面を有する左右一対のリヤサイドフレームであり、図1中の符号8は、左右一対のリヤサイドフレー29,29の後端部に取り付けられたセットプレートであり、このセットプレート4の後面には車両後方へ突出する衝突エネルギ吸収部材としてのクラッシュカン(図示略)が設けられる。図1中の符号28は、クリップを用いてリヤバンパフェース(図示略)の下部を締結する側面視L状のブラケットであり、リヤエンドパネル2の下側縦壁部2aに固定されている。
上述したリヤエンドパネル2の後面の車幅方向略中央位置には、ガレージジャッキブラケット1が取り付けられている。
ガレージジャッキブラケット1は、主に、ジャッキ(図示略)による押上げを、アタッチメント9(図1、図2参照)を介して受け止めて車両後部をジャッキアップさせるためのものであり、図1〜図4に示すように、上下方向に延びるジャッキブラケット本体部材10と、ジャッキブラケット本体部材10の下部に一体に取り付けられたアタッチメントブラケット20とで構成されている。
ジャッキブラケット本体部材10は、上下方向において上端がリヤエンドパネル2の上側延出部2dに位置し、該上側延出部2dからリヤエンドパネル2(下側延出部2a)の後面の下端部よりも下方に延出するように上下方向に延びており、一枚物の板金部材の曲げ加工によって、図3、図6(a)、(b)に示すように、上下方向の略全体に渡って上下方向の直交断面が略M字状(略W字状)に形成されている。
詳しくは図3〜図6(a)、(b)に示すように、ジャッキブラケット本体部材10は、車両前側かつ車幅方向中央において車幅方向に延びる前壁部12と、この前壁部12の車幅方向外端から車幅方向外側へ傾斜しながら後方へ延びる左右一対の内壁部13,13と、該内壁部13,13の後端から車幅方向外側へ車幅方向に延びる左右一対の後壁部14,14と、該後壁部14の車幅方向外端から車幅方向外側へ傾斜しながら前方へ延びる左右一対の外壁部15,15と、外壁部15,15の前端から車幅方向外側へ延びる左右一対のフランジ部16,16とで一体形成されている。
図3〜図5、図6(a)、(b)に示すように、ジャッキブラケット本体部材10は、左右各側において、内壁部13と後壁部14と外壁部15とによって、前壁部12およびフランジ部16に対して後方へ膨出する膨出部17,17が形成されている。前壁部12および左右一対の膨出部17,17によってフランジ部16よりも車幅方向の中央に位置する中央部18が形成されている(同図参照)。そしてジャッキブラケット本体部材10は、その上下方向の全長に渡って前壁部12と、左右一対の膨出部17,17とで上下方向(長手方向)の直交断面が、上述したように左右一対の膨出部17,17が前方へ開口する略M字状(略W字状)に形成されている。
フランジ部16は、図2〜図5に示すように、リヤエンドパネル2の下側縦壁部2aの後面に沿って上下方向に延びるとともに下側縦壁部2aの下端から下方への延出部分に相当するフランジ本体部161と、フランジ本体部161の上端から後方かつ上方へ延出し、リヤエンドパネル2の下側延出部2bに対応するようにフランジ本体部161に対して後方へ段状に形成されたフランジ段状部162と、フランジ段状部162の上端からリヤエンドパネル2の上側縦壁部2cの後面に沿って上方へ延びるフランジ上部163と、フランジ上部163の上端から上方程後方へリヤエンドパネル2の上側延出部2dの後面に沿って湾曲する湾曲状フランジ上端部164が形成されている。
中央部18(すなわち前壁部12および左右一対の膨出部17,17)は、図2〜図5に示すように、上下方向において、主にリヤエンドパネル2の下側縦壁部2aの下部および該下側縦壁部2aの下端から下方への延出部分に相当する中央本体部181と、リヤエンドパネル2の下側縦壁部2aに対応する位置において該中央本体部181の上端から上方かつ後方へ僅かに屈曲して延びる中央屈曲部182と、中央屈曲部182の上端から上方かつ後方へ傾斜して延びる中央前傾部183とで一体に形成されている。
なお中央前傾部183は、その下部前面が下側延出部2bの上端(上側縦壁部2cの下端)に当接するように(図2中のS1参照)上後下前状に傾斜して延びている。
また図2、図3、図5、図6(b)に示すように、前壁部12の下部には、
ジャッキブラケット本体部材10の下端部19(以下、「ブラケット下端部19」と称する)に至るまで下方程前方へ徐々に位置するように膨出する前方膨出部121が設けられている。この前方膨出部121は、上後下前状に傾斜して形成されている。
ここで、図6(a)に示すように、前壁部12は、その上下方向の少なくとも前方膨出部121の直上部分、換言するとアタッチメント9の後述する接合フランジ部22との対向部が、左右一対のフランジ部16,16に対して車幅方向に沿って略面一或いは若干後側位置に形成されている。当例では、前壁部12の後述する接合フランジ部22との対向部が、左右一対のフランジ部16,16よりも若干後側位置に形成されている(図6(a)参照)。
これに対して図6(b)に示すように、前壁部12の下部に前方膨出部121に形成することに伴ってブラケット下端部19においては、前壁部12が左右一対のフランジ部16,16よりも前側位置に形成されている。
上述したジャッキブラケット本体部材10は、図1〜図3に示すように、リヤエンドパネル2の後面に複数箇所(当例では7箇所)をスポット溶接することによって接合固定されている。なお、ここでの溶接は上記のとおりスポット溶接としたがアーク溶接等他の溶接方法を採用してもよい。
具体的には、図3中に「×」にて示すように、前壁部12の上下方向における中央前傾部183に相当する位置と、それに対向するリヤエンドパネル2の下側延出部2bの上縁位置とを接合した中央接合部S1が設けられている(図2、図3参照)。さらに、ジャッキブラケット本体部材10の両サイドにおいて、フランジ上部163の下側位置と、それに対向するリヤエンドパネル2の上側縦壁部2cとを接合したサイド上側接合部S2,S2が設けられ、同じくジャッキブラケット本体部材10の両サイドにおいて、フランジ本体部161の上側位置と、それに対向するリヤエンドパネル2の下側縦壁部2aとを接合したサイド中間接合部S3,S3が設けられ、同じくジャッキブラケット本体部材10の左右各側において、フランジ本体部161の下側位置と、それに対向するリヤエンドパネル2の下側縦壁部2aとを接合したサイド下側接合部S4,S4が設けられている。
なお、このようにジャッキブラケット本体部材10は、湾曲状フランジ上端部164は段状の上側延出部2dに、フランジ段状部162は段状の下側延出部2bにそれぞれ下側から突き当てるようにリヤエンドパネル2の後面に配置した状態で接合されている。
図1〜図4に示すように、アタッチメントブラケット20は、一枚物の板金部材の曲げ加工によって、上下方向に延びる縦壁部21と、該縦壁部21の下端から後方へ略水平に延びてアタッチメント9を取り付けるアタッチメント取付面部23とで車両側面視L字状に一体形成されている。
縦壁部21は、ジャッキブラケット本体部材10の下部前方に配置されており、車両側面視で下方程前方へジャッキブラケット本体部材10に対して前方へ離間するように上後下前状に傾斜して延びている(図2参照)。これにより車両側面視で、縦壁部21とアタッチメント取付面部23とジャッキブラケット本体部材10の下部前面とによって囲まれた閉断面24が構成される。
また、縦壁部21の上端部には、ジャッキブラケット本体部材10の前面に接合可能に上方に延出する接合フランジ部22を備えている。
この接合フランジ部22は、前壁部12の上下方向における、前方膨出部121よりも上側(当例では前方膨出部121の上端の直上部分)に位置する(図2参照)。
この位置で接合フランジ部22は左右一対のフランジ部16,16に溶接(当例ではアーク溶接)によって接合されている。この位置で接合することで、図6(a)に示すように、接合フランジ部22が、前壁部12(特に前方膨出部121)に干渉することなくその後面が左右一対のフランジ部16,16の各前面に重合した状態で接合することができる(図6(a)参照)。
また、アタッチメント取付面部23は、上述したように縦壁部21の下端から後方へ延出しているが、図2、図3、図6(b)に示すように、ジャッキブラケット本体部材10よりも後方へ突出するとともに、平面視で該後方への突出部分が略半円弧状に形成された板状に形成されている。
そして、アタッチメント取付面部23は、上下方向に延びるジャッキブラケット本体部材10を下側から支持するように、該アタッチメント取付面部23の上面にブラケット下端部19の全体が当接するとともに溶接(当例ではアーク溶接)によって一体に接合されている。
また図1、図2に示すように、アタッチメント取付面部23は、ジャッキブラケット本体部材10の下方に配置されるアタッチメント9が取り付可能に形成されている。
ここで、アタッチメント9は、図2に示すように、上下方向に延びるパイプ状に形成されたアタッチメント本体部91と、該アタッチメント本体部91の上端に一体に接合された上壁部92とを備えている。この上壁部92は、アタッチメント取付面部23の下面に面接触状態で突き当て可能に車両側面視で平坦状に形成されている。
アタッチメント9の上壁部92には、アタッチメント取付面部23に係合する一対のアタッチメント係合爪93,93が設けられている。具体的には、これら一対のアタッチメント係合爪93,93は、平面視で上壁部92における中心部に対して前後各側に同一ピッチを隔てて配設されるとともに互いに離反するように前後各側(径外方向)へ突出形成されている(図2参照)。
一方、図2、図3、図6(b)に示すように、アタッチメント取付面部23の前後各側には、アタッチメント9の上壁部92の上面をアタッチメント取付面部23の下面に突き当てた状態において、一対のアタッチメント係合爪93,93のそれぞれを係合可能なアタッチメント係合孔25,25が貫通形成されている。
これらアタッチメント係合孔25,25は、アタッチメント取付面部23の下面に上壁部92を突き当てた状態でアタッチメント9を軸回りに回転したとき、一対のアタッチメント係合爪93,93の回動を許容するように円弧状に形成されている。
具体的には、これらアタッチメント係合孔25,25は、アタッチメント取付面部23の前後各側において、平面視で同径かつ同心円上に沿った円弧状に形成されており、その周方向の一端側(当例では平面視で時計回り方向の端部側)に、周方向の他の部位と比較して大きく貫通形成した挿脱部25aを有する平面視で平面視矢印形状に形成されている。この挿脱部25aによってアタッチメント係合爪93をアタッチメント係合孔25に対して挿脱(着脱)可能としている。
すなわち、アタッチメント係合爪93をアタッチメント係合孔25に係合させる際には、アタッチメント係合爪93を、挿脱部25aを通じて下側からアタッチメント係合孔25に挿通し、さらにアタッチメント9をその軸回り(当例では平面視で反時計回り)に回動することでアタッチメント取付面部23の前後各位置において互いに係合することができる。
なお、図示省略するが、アタッチメント9のアタッチメント本体部91の下端部はジャッキの押し上げ部に当接しており、該押し上げ部からの押上げを受け止め可能としている。
以上により、アタッチメント9は、アタッチメント取付面部23とジャッキの押し上げ部との間に介在し、ジャッキの押し上げをガレージジャッキブラケット1に伝達することができる。
その際、上述したように、アタッチメント取付面部23の上面とブラケット下端部19とを溶接するとともに、アタッチメント係合爪93をアタッチメント係合孔25に係合させることで、アタッチメント9の押し上げによってジャッキブラケット本体部材10に曲げ荷重が加わっても互いに分離することがなく、アタッチメントブラケット20介してジャッキブラケット本体部材10とアタッチメント9とが一体に直線状に連結されている。
なお、アタッチメント9の不使用時には、アタッチメント係合爪93とアタッチメント係合孔25との係合を解除し、アタッチメント9をアタッチメントブラケット20から取り外して例えば、ジャッキとともにトランクルーム等に収容することができる。
ここで図6(b)に示すように、アタッチメント取付面部23における、前後一対のアタッチメント係合孔25,25の前後方向の中心位置を、アタッチメント前後方向取付中心位置Pcに設定する。
ブラケット下端部19は、その前端に位置する前壁部12(特に前方膨出部121)と後端部に位置する後壁部14との前後方向の間にアタッチメント前後方向取付中心位置Pcが位置するように配置されている。
すなわち、アタッチメント前後方向取付中心位置Pcを通過するように車幅方向に直線状に延びるラインL(以下、「前後方向中心ラインL」と称する)は、前後方向に幅を有するブラケット下端部19に対して車幅方向に横切る(交差する)ように設定されている。換言すると、ブラケット下端部19は前後方向中心ラインLを前後方向に跨ぐように配置されている。
具体的には、図6(b)に示すように、ガレージジャッキブラケット1の上下方向の少なくともブラケット下端部19において、前端に位置する前壁部12(前方膨出部121)がアタッチメント前後方向取付中心位置Pcよりも前側に位置し、後端に位置する後壁部14がアタッチメント前後方向取付中心位置Pcよりも後方に位置している。
さらに当例では、前後方向中心ラインLは、ブラケット下端部19の前壁部12と後壁部14との前後方向の略中間に位置している。換言すると、当例では、前壁部12と後壁部14とは、前後方向中心ラインLに対して前後各側へ同一ピッチ(離れ幅)だけ隔てて配置されている。
これにより、ブラケット下端部19の前壁部12だけでなく左右一対のフランジ部16,16についても前後方向中心ラインLよりも前側に位置し、前後方向中心ラインLは、ブラケット下端部19の内壁部13,13および外壁部15,15を横切るように延びている。
本実施の形態に係る車両の後部車体構造は、車両後部に荷室100の後部壁面を構成するリヤエンドパネル2と、リヤエンドパネル2の後面に取り付けられ、上下方向に延びるガレージジャッキブラケット1を備えた車両の後部車体構造であって、ガレージジャッキブラケット1は、車幅方向の中央かつ前側位置において車幅方向に延びる前壁部12と、該前壁部12に対して、車幅方向の両側に備えるとともに後方へ膨張する左右一対の膨出部17,17とが、少なくともブラケット下端部19を含めて上下方向に沿って形成され、ジャッキブラケット本体部材10の下部には、該下部の前面に接合する縦壁部21と、該縦壁部21の下端から後方へ延びてジャッキブラケット本体部材10の下方に配置されるアタッチメント9(図1、図2参照)を取り付けるアタッチメント取付面部23とで形成されるアタッチメントブラケット20を備え、アタッチメント取付面部23の上面はブラケット下端部19に接合されたものである(図1〜図6(a)、(b)参照)。
上記構成によれば、ジャッキアップ時にジャッキから入力される押上げ荷重によってガレージジャッキブラケット1の変形(例えば、ジャッキブラケット本体部材10の曲げ変形や、アタッチメント9からの押上げ荷重を受け止める部分、すなわちアタッチメント取付面部23やブラケット下端部19の変形)を抑制することができる。
具体的には、ガレージジャッキブラケット1の下面(ブラケット下端部19)にアタッチメントブラケット20(アタッチメント取付面部23の上面)が取り付けられるため、アタッチメント取付面部23は、アタッチメント9からの押上げ荷重を面全体で受け止めることができるため、ブラケット下端部19よりも面剛性を高めて押し上げ荷重に対する変形を抑制することができる。また、ジャッキブラケット本体部材10の前面にアタッチメントブラケット20の縦壁部21が取り付けられているため、アタッチメントブラケット20によってジャッキブラケット本体部材10の上下方向に対する曲げ変形も抑制することができる。
そして、そもそもジャッキブラケット本体部材10にアタッチメント9を、アタッチメントブラケット20を介して連結する構成を採用することで、ジャッキブラケット本体部材10の下方への延出長さを抑制することができる。これにより、ジャッキアップ時にジャッキブラケット本体部材10に作用する曲げ荷重を効果的に抑制することができるとともにデザイン面も改善することができる。
この発明の態様として、アタッチメント取付面部23における、ブラケット下端部19の接合箇所に対して前後各側には、アタッチメント取付部としてのアタッチメント係合孔25が形成され、これら前後一対のアタッチメント係合孔25の前後方向の中心位置を、アタッチメント前後方向取付中心位置Pcに設定し、アタッチメント前後方向取付中心位置Pcが、ブラケット下端部19の前端に位置する前壁部12と後端に位置する後壁部14との前後方向の間に配置されたものである(図6(b)参照)。
上記構成によれば、ブラケット下端部19は、アタッチメント前後方向取付中心位置Pcに対して前後長(前後ピッチ)を確保して(すなわち前後各側への膨出部分を有して)形成されるため、アタッチメント9から入力される荷重を、アタッチメント取付面部23を介してブラケット下端部19によって効果的に受け止めることができる。
詳しくは、車体後部のジャッキアップによって、車体後部は前低後高状(いわゆる尻上がり)の姿勢(つまり、ジャッキブラケット本体部材10の軸方向が上下方向に対して前上後下状に傾斜する姿勢)となるため、アタッチメント9によってガレージジャッキブラケット1を押し上げるに従ってジャッキブラケット本体部材10に加わる曲げ応力が大きくなるが、その場合においてもアタッチメント取付面部23やブラケット下端部19が変形することなく、押し上げ荷重をジャッキブラケット本体部材10へしっかりと伝えることができる。
またこの発明の態様として、ガレージジャッキブラケット1におけるジャッキブラケット本体部材10には、膨出部17の車幅方向の外端から車幅方向外側へ延びるフランジ部16を備え、ジャッキブラケット本体部材10の上下方向の少なくともブラケット下端部19において、フランジ部16は、アタッチメント前後方向取付中心位置Pcよりも前方に配置されたものである(図6(b)参照)。
上述したように、車体後部のジャッキアップによって、車体後部は前低後高状(いわゆる尻上がり)の姿勢(つまり、ジャッキブラケット本体部材10の軸方向が上下方向に対して前上後下状に傾斜する姿勢)となる。
その際、ブラケット下端部19は、アタッチメント9からのアタッチメント取付面部23を介した押し上げによってアタッチメント前後方向取付中心位置Pcに対して前方部分が後方部分よりも、より大きな押し上げ荷重が加わることになる。
しかしその場合においても、上述したように、少なくともブラケット下端部19において、その前壁部12だけでなく左右一対のフランジ部16,16についても、アタッチメント前後方向取付中心位置Pcよりも前方に配置することにより(図6(b)参照)、アタッチメント9からの押し上げ荷重を、前壁部12と左右一対のフランジ部16,16との協働で効果的に受け止めることができる。
したがって、車両が後高前低状の姿勢となるような車両後部のジャッキアップ時において、ガレージジャッキブラケット1に曲げ荷重が作用するようなアタッチメント9からの押し上げ荷重をブラケット下端部19においてもしっかりと受け止めることができる。
またこの発明の態様として、縦壁部21は、ジャッキブラケット本体部材10に対して下方程前方へ離間して延びる傾斜状に形成するとともに、ジャッキブラケット本体部材10に接合可能に該縦壁部21の上端部から上方に延出する接合フランジ部22を備え(図2〜図6(a)参照)、アタッチメント取付面部23は、縦壁部21の下端から後方へ延びるものである(図1〜図4、図6(b)参照)。
上記構成によれば、アタッチメント取付面部23は、上述したようにアタッチメント9の押し上げに対する支持荷重を向上させるためにアタッチメント前後方向取付中心位置Pcを、ブラケット下端部19の前端に位置する前壁部12よりも後方に配置させているが(すなわち前壁部12の下部に前方膨出部121を設けているが)、縦壁部21を傾斜状に形成することにより、該縦壁部21がブラケット下端部19の前壁部12(前方膨出部121)に干渉することがなくアタッチメントブラケット20とジャッキブラケット本体部材10とのレイアウト性を高めることができる。
さらに縦壁部21を傾斜状に形成することにより、膨出部17だけでなく、前壁部12も含めて縦壁部21との間に閉断面24を形成することができるため(図2〜図4、図6(b))、上下方向に延びるジャッキブラケット本体部材10のアタッチメント9からの押し上げに伴う曲げ変形の抑制効果をより高めることができる。
またこの発明の態様として、ジャッキブラケット本体部材10には、その左右両側において膨出部17の車幅方向の外端から車幅方向外側へ延びるフランジ部16を備え、ジャッキブラケット本体部材10は、その上下方向における少なくとも接合フランジ部22との対向部において、前壁部12が左右一対のフランジ部16,16に対して車両側面視で後方に位置するように形成され(図6(a)参照)、前壁部12の上記対向部より下方に前方膨出部121を形成することによって、ブラケット下端部19において、前壁部12が左右一対のフランジ部16,16よりも前方に位置するように形成されたものである(図2、図3、図6(b)参照)。
上記構成によれば、ジャッキブラケット本体部材10とアタッチメントブラケット20の接合フランジ部22との対向部において該接合フランジ部22と左右一対のフランジ部16,16とを確実に接合可能としたにも関わらず、ブラケット下端部19においては、前壁部12を左右一対のフランジ部16,16よりも前方に位置するように形成したため、該ブラケット下端部19によってアタッチメントからの押し上げ荷重をしっかりと受け止めることができる。
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではなく様々な実施形態で形成することができる。
1…ガレージジャッキブラケット
2…リヤエンドパネル
9…アタッチメント
10…ジャッキブラケット本体部材(ガレージジャッキブラケットの本体側)
12…前壁部
16…フランジ部
17…膨出部
19…ブラケット下端部
20…アタッチメントブラケット
21…縦壁部
22…接合フランジ部
23…アタッチメント取付面部
25…アタッチメント係合孔(アタッチメント取付部)
100…荷室
Pc…アタッチメント前後方向取付中心位置

Claims (4)

  1. 車両後部に荷室の後部壁面を構成するリヤエンドパネルと、
    前記リヤエンドパネルの後面に取り付けられ、上下方向に延びるガレージジャッキブラケットを備えた車両の後部車体構造であって、
    前記ガレージジャッキブラケットは、
    車幅方向の中央かつ前側位置において車幅方向に延びる前壁部と、該前壁部に対して、車幅方向の両側に備えるとともに後方へ膨張する左右一対の膨出部とが、少なくともブラケット下端部を含めて上下方向に沿って形成され、
    前記ガレージジャッキブラケットの下部には、
    該下部の前面に接合する縦壁部と、該縦壁部の下端から後方へ延びて前記ガレージジャッキブラケットの下方に配置されるアタッチメントを取り付けるアタッチメント取付面部とで形成されるアタッチメントブラケットを備え、
    前記アタッチメント取付面部の上面は前記ブラケット下端部に接合され
    前記アタッチメント取付面部における、前記ブラケット下端部の接合箇所に対して前後各側には、アタッチメント取付部が形成され、
    これら前後一対のアタッチメント取付部の前後方向の中心位置を、アタッチメント前後方向取付中心位置に設定し、
    前記アタッチメント前後方向取付中心位置が、前記ブラケット下端部の前端部と後端部との前後方向の間に配置された
    車両の後部車体構造。
  2. 前記ガレージジャッキブラケットには、前記膨出部の車幅方向の外端から車幅方向外側へ延びるフランジ部を備え、
    前記ガレージジャッキブラケットの上下方向の少なくとも前記ブラケット下端部において、前記フランジ部は、前記アタッチメント前後方向取付中心位置よりも前方に配置された
    請求項に記載の車両の後部車体構造。
  3. 前記縦壁部は、前記ガレージジャッキブラケットの本体側に対して下方程前方へ離間して延びる傾斜状に形成するとともに、前記ガレージジャッキブラケットの本体側に接合可能に該縦壁部の上端部から上方に延出する接合フランジ部を備え、
    前記アタッチメント取付面部は、前記縦壁部の下端から後方へ延びる
    請求項1又は2に記載の車両の後部車体構造。
  4. 車両後部に荷室の後部壁面を構成するリヤエンドパネルと、
    前記リヤエンドパネルの後面に取り付けられ、上下方向に延びるガレージジャッキブラケットを備えた車両の後部車体構造であって、
    前記ガレージジャッキブラケットは、
    車幅方向の中央かつ前側位置において車幅方向に延びる前壁部と、該前壁部に対して、車幅方向の両側に備えるとともに後方へ膨張する左右一対の膨出部とが、少なくともブラケット下端部を含めて上下方向に沿って形成され、
    前記ガレージジャッキブラケットの下部には、
    該下部の前面に接合する縦壁部と、該縦壁部の下端から後方へ延びて前記ガレージジャッキブラケットの下方に配置されるアタッチメントを取り付けるアタッチメント取付面部とで形成されるアタッチメントブラケットを備え、
    前記アタッチメント取付面部の上面は前記ブラケット下端部に接合され、
    前記縦壁部は、前記ガレージジャッキブラケットの本体側に対して下方程前方へ離間して延びる傾斜状に形成するとともに、前記ガレージジャッキブラケットの本体側に接合可能に該縦壁部の上端部から上方に延出する接合フランジ部を備え、
    前記アタッチメント取付面部は、前記縦壁部の下端から後方へ延び、
    前記ガレージジャッキブラケットには、前記膨出部の車幅方向の外端から車幅方向外側へ延びるフランジ部を備え、
    前記ガレージジャッキブラケットの本体側は、その上下方向における少なくとも前記接合フランジ部との対向部において、前記前壁部が前記左右一対のフランジ部に対して車両側面視で略同じ位置或いは後方に位置するように形成され、
    前記ブラケット下端部において、前記前壁部が前記左右一対のフランジ部よりも前方に位置するように形成された
    両の後部車体構造。
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