JP6578617B2 - ターボチャージャー - Google Patents

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Description

この発明は、ターボチャージャーに関する。
ターボチャージャーにおいては、タービンホイールの径方向外側からタービンホイールに流れ込むノズル流路の開口面積を変化とすることで、タービンホイールに供給するガスの流量を可変とした、可変容量型のターボチャージャーが知られている。
特許文献1には、ノズル流路に、周方向に間隔をあけて複数の板状のベーンが設けられた構成の可変容量型のターボチャージャーが開示されている。この構成においては、それぞれのベーンが回動可能に支持され、ベーンの角度を変更することで、周方向で互いに隣り合うベーン同士の間に形成されるノズル流路の開口面積を可変としている。
特開2013−137017号公報
ところで、径方向外側のノズル流路からタービンホイールに送り込まれた排気ガスは、ブレードの後縁近傍では、タービンホイールのディスクと、ブレードの径方向外側に設けられたシュラウドとの間のガス流路を流れる。このとき、タービンホイールの回転によって排気ガスに遠心力が作用するため、ブレードの後縁近傍においては、排気ガスはガス流路の径方向外側に偏る。その結果、ガス流路の径方向において、排気ガスの流速分布が不均一となる。すると、ブレードの後縁から送り出された排気ガスは、その下流側で、流速の高い部分と流速の低い部分とで流れが混合するようにして流速分布の平均化を図る結果、排気ガスに乱れが生じる。これにより、タービン効率が低下してしまう。
この発明は、タービンホイールのブレード後縁近傍におけるガスの流れの流速分布の均一化を図り、タービン効率を高めることのできるターボチャージャーを提供することを目的とする。
この発明に係る第一態様によれば、ターボチャージャーは、軸線に沿って延びる回転軸と、前記回転軸の第一端部側に設けられ、周方向に間隔をあけて複数のブレードが形成されたタービンホイールと、前記タービンホイールを収容するタービンハウジングと、前記タービンハウジングに形成され、前記タービンホイールの径方向外側で周方向に連続し、前記タービンホイールを回転駆動させるガスが流れるスクロール流路と、前記スクロール流路から径方向内側に前記ガスを導き、前記タービンホイールに前記ガスを供給するノズル流路と、前記ノズル流路における前記ガスの導入量を調整するベーンと、を備え、前記ベーンは、前記ガスの流れの少なくとも一部が前記タービンホイールの前記ブレードの後縁側で径方向内側を流れるように導くガイド部を備えている。
このような構成によれば、スクロール流路を流れてきたガスは、ノズル流路を通して径方向内側のタービンホイールに導かれる。タービンホイールは、径方向外側のノズル流路から導入されるガスがブレードに衝突することで中心軸回りに回転する。タービンホイールの回転によって遠心力が作用するため、ガスは、タービンホイールの後縁に近づくにつれて径方向外側に偏ろうとする。しかし、ベーンに形成されたガイド部によって、タービンホイールに送り込まれるガスの流れの少なくとも一部が、タービンホイールのブレードの後縁側で径方向内側を流れるように導かれている。そのため、ガスは径方向外側に偏りにくくなる。その結果、ガスの流れは、ブレードの後縁の下流で径方向全体に分散し、ブレードの後縁の下流で流速の不均衡が生じにくく、損失を抑えることができる。
この発明に係る第二態様によれば、ターボチャージャーは、第一態様において、前記ガイド部が、前記ベーンにおいて前記ガスの流れが衝突する側の正圧面に形成され、前記ガスの流れ方向下流側の後縁部に隆起する凸部からなるようにしてもよい。
これにより、ベーンに沿って流れるガスは、ベーンの後縁部に形成された凸部によって、凸部の幅方向両側に分かれるように案内される。これによって、ベーンを経たガスの流れの一部は、タービンホイールにおける径方向内側に導かれる。
この発明に係る第三態様によれば、ターボチャージャーは、第二態様において、前記ガイド部が、前記正圧面の前記流れ方向上流側の前縁部に形成され、前記正圧面と反対側の面側に窪んだ凹部を備えるようにしてもよい。
これにより、ベーンに衝突したガスは、ベーンの前縁部に形成された凹部によって、幅方向中央部に向かって寄せられるように導かれる。そのため、ベーンの前縁部から後縁部に向かうガスの流れは、凹部によって幅方向中央部に寄せられた後、凸部によって幅方向両側に広がって分岐するように流れる。その結果、凸部によって、ガスの流れをより効率的に制御することができる。
上述したターボチャージャーによれば、タービンホイールのブレード後縁近傍におけるガスの流れの流速分布の均一化を図り、タービン効率を高めることが可能となる。
この発明の実施形態に係るターボチャージャーの全体構成を示す断面図である。 上記ターボチャージャーを構成するタービンホイールの周辺の構成を示す断面図である。 上記タービンホイール、その径方向外側に設けられたノズル流路、及びスクロール流路を示す断面図である。 上記ノズル流路に設けられたベーンの形状を示す斜視図である。 上記ベーンの側面図である。 ノズル流路に設けられたベーンを経て、タービンホイールに流れ込む排気ガスの流れの様子を示す模式図である。 比較のため、ガイド部を備えないベーンを経て、タービンホイールに流れ込む排気ガスの流れの様子を示す模式図である。
図1は、この発明の実施形態に係るターボチャージャーの全体構成を示す断面図である。
図1に示すように、この実施形態のターボチャージャー10は、ターボチャージャー本体11と、コンプレッサ17と、タービン30と、を備えている。このターボチャージャー10は、例えば、回転軸14が水平方向に延在するような姿勢で自動車等にエンジンの補機として搭載される。
ターボチャージャー本体11は、回転軸14と、軸受15A,15Bと、軸受ハウジング16と、を備えている。
軸受ハウジング16は、ブラケット(図示せず)、コンプレッサ17、タービン30等を介して車体等に支持される。軸受ハウジング16は、その一端側に開口部16aを有し、その他端側に開口部16bを有している。
軸受15A,15Bは、軸受ハウジング16の内部に設けられている。軸受15A,15Bは、回転軸14を中心軸C回りに回転自在に支持する。
回転軸14の第一端部14a、第二端部14bは、開口部16a、16bを通して軸受ハウジング16の外部に突出している。
コンプレッサ17は、軸受ハウジング16の他端側に設けられている。コンプレッサ17は、コンプレッサホイール13と、コンプレッサハウジング18と、を備えている。
コンプレッサホイール13は、軸受ハウジング16の外部で、回転軸14の第二端部14bに設けられている。コンプレッサホイール13は、回転軸14と一体に中心軸C回りに回転する。
コンプレッサハウジング18は、軸受ハウジング16の他端側に連結されている。コンプレッサハウジング18は、コンプレッサホイール13を内部に収容している。
タービン30は、軸受ハウジング16の一端側に設けられている。タービン30は、タービンハウジング31と、タービンホイール12と、を備えている。
図2は、ターボチャージャーを構成するタービンホイールの周辺の構成を示す断面図である。図3は、タービンホイール、その径方向外側に設けられたノズル流路、及びスクロール流路を示す断面図である。
図2、図3に示すように、タービンハウジング31は、軸受ハウジング16の一端側に連結されている。タービンハウジング31は、タービンホイール12を内部に収容している。
タービンハウジング31は、ガス導入部32(図3参照)と、スクロール流路34と、ノズル流路35と、排気部36と、を備えている。
図3に示すように、ガス導入部32は、エンジン(図示無し)から排出される排気ガスをスクロール流路34に送り込む。
スクロール流路34は、ガス導入部32に連続して、タービンホイール12の径方向外側で周方向に連続して形成されている。スクロール流路34は、タービンホイール12を回転駆動させる排気ガスが周方向に流れる流路を形成する。
図2、図3に示すように、ノズル流路35は、タービンハウジング31において軸受ハウジング16に対向する側に形成されている。このノズル流路35は、周方向全周にわたって、スクロール流路34とタービンホイール12とを径方向に連通するよう形成されている。
図2に示すように、排気部36は、タービンホイール12から排出される排気ガスが流れる。排気部36は、タービンホイール12の外周部から、回転軸14の中心軸C方向に沿ってターボチャージャー本体11から離間する方向に連続して形成されている。
タービンホイール12は、軸受ハウジング16の外部で、回転軸14の第一端部14aに一体に設けられている。タービンホイール12は、回転軸14と一体に中心軸C回りに回転する。
図2、図3に示すように、タービンホイール12は、ディスク22と、ブレード23と、を備える。
ディスク22は、中心軸C方向に一定長を有し、回転軸14の第一端部14aに固定されている。ディスク22は、径方向外側に延びる円盤状をなし、中心軸C方向の一方側に、ディスク面22fを有している。ディスク面22fは、径方向外側に向かうにしたがって、中心軸C方向一方側の排気部36(図2参照)側から中心軸C方向の他方側の軸受ハウジング16側に漸次向かう湾曲面により形成されている。
ブレード23は、ディスク面22fに、中心軸C回りの周方向に間隔をあけて複数が設けられている。ブレード23は、径方向外側を向き、ノズル流路35に面する前縁23fと、中心軸C方向一方側を向き、排気部36に面する後縁23rと、を有する。ブレード23は、径方向外側の外縁23sが、径方向外側に位置するノズルプレート52に近接するよう形成されている。
このようなタービン30において、ガス導入部32から流れ込んだ排気ガスは、スクロール流路34に沿ってタービンホイール12の外周側を周方向に流れる。このように周方向に流れる排気ガスは、ノズル流路35を通って径方向内側に流れ、タービンホイール12のブレード23に当たることで、タービンホイール12が回転駆動される。タービンホイール12を経た排気ガスは、タービンホイール12の内周側から排気部36内に排出される。
タービンホイール12において、径方向外側のノズル流路35から径方向内側に向かって流入する排気ガスは、ディスク22のディスク面22fとノズルプレート52との間であって、周方向で互いに隣り合うブレード23の間のインペラ流路25を通る。ブレード23の前縁23fから径方向内側に向かって流れ込んだ排気ガスは、ディスク面22fの湾曲によって流れの向きを変え、ブレード23の後縁23rから中心軸C方向に沿って排出される。
ノズル流路35には、このノズル流路35を通してスクロール流路34からタービンホイール12に供給する排気ガスの量を調整する可変ベーン機構50が設けられている。
可変ベーン機構50は、ノズルマウント51と、ノズルプレート52と、ベーン53と、駆動部55と、を備えている。
ノズルマウント51は、ノズル流路35の軸受ハウジング16側に設けられ、中心軸Cに直交する面内に位置する円環プレート状に形成されている。
図2に示すように、ノズルプレート52は、ノズル流路35においてノズルマウント51と反対側に、ノズルマウント51と間隔を空けて設けられている。これらノズルマウント51とノズルプレート52との間が、ノズル流路35とされている。
ノズルマウント51の径方向内側には、回転軸14の第一端部14aの外周部の隙間を塞ぐバックプレート41が設けられている。
図2、図3に示すように、ベーン53は、例えば、翼形等の板状で、ノズルマウント51とノズルプレート52との間に設けられている。ベーン53は、周方向に連続するノズル流路35において、周方向に間隔を空けて複数が設けられている。各ベーン53は、ノズルマウント51を中心軸C方向に貫通するシャフト54によって、シャフト54の中心軸回りに回転自在に支持されている。
図2に示すように、駆動部55は、ノズルマウント51から軸受ハウジング16側に突出したシャフト54を回転させることによって、ベーン53の角度を調整する。駆動部55は、ノズルマウント51に対し、軸受ハウジング16側に設けられている。駆動部55は、ドライブリング56と、リンクアーム57と、を備えている。
ドライブリング56は、円環状で、シャフト54よりも径方向外周側に設けられている。ドライブリング56は、アクチュエータ(図示無し)等によって、その周方向に旋回可能に設けられている。
リンクアーム57は、各シャフト54のそれぞれに連結されている。各リンクアーム57は、一端がシャフト54に連結され、他端がドライブリング56に回動自在に連結されている。ドライブリング56が回転すると、リンクアーム57がシャフト54を中心として回動し、これによって、周方向に複数設けられたベーン53の角度がシャフト54の中心軸回りに変わる。
ベーン53の角度が変わると、周方向で互いに隣り合うベーン53,53の隙間が増減し、これによってノズル流路35を通ってタービンホイール12に送り込まれる排気ガスの量(導入量)が増減される。
図4は、上記ターボチャージャーのノズル流路に設けられたベーンの形状を示す斜視図である。図5は、上記ベーンの側面図である。
図3、図4、図5に示すように、各ベーン53は、翼断面形状を有し、スクロール流路34から流れ込む排気ガスの流れFが衝突する正圧面53pと、その反対側の負圧面53sとを有している。
図4、図5に示すように、ベーン53の正圧面53pには、ガイド部60が形成されている。ガイド部60は、ベーン53を経て径方向内側のタービンホイール12に送り込まれた排気ガスの流れFの少なくとも一部を、ブレード23の後縁23r近傍において径方向内側に導き、排気ガスの流れFが径方向外側に偏るのを抑える。ガイド部60は、ベーン53の正圧面53pにおいて、流れFの流れ方向上流側の前縁53f側に形成された凹曲面(凹部)61と、流れFの流れ方向下流側の後縁53r側に形成された凸曲面(凸部)62と、を有する。
凹曲面61は、正圧面53pの前縁53f側において、幅方向の両端部53aに対し、幅方向中間部53bが、負圧面53s側に窪むよう形成されている。また、凹曲面61は、前縁53f側から後縁53r側に向かって、幅方向中間部53bの窪み寸法が漸次小さくなるよう形成されている。
正圧面53pは、前縁53fと後縁53rとを結ぶ方向の中間部53cにおいて、幅方向の両端部53aを結ぶ幅方向において平面状に形成されている。
凸曲面62は、正圧面53pの後縁53r側において、幅方向の両端部53a、53aに対し、幅方向中間部53dが、負圧面53s側から離間する方向に隆起するよう形成されている。また、凸曲面62は、中間部53c側から後縁53r側に向かって、幅方向中間部53dの隆起寸法が漸次大きくなるよう形成されている。
図6は、ノズル流路に設けられたベーンを経てタービンホイールに流れ込む排気ガスの流れの様子を示す模式図である。
図4、図6に示すように、径方向外側のスクロール流路34(図2,図3参照)から流れ込んだ排気ガスは、ベーン53の正圧面53pに衝突し、前縁53fから後縁53rに向かって正圧面53pに沿って流れる。
前縁53f側の凹曲面61においては、排気ガスの流れFは、凹曲面61の湾曲によって正圧面53pの幅方向の中央部に寄る方向に案内される。
凹曲面61を経た排気ガスの流れFは、平面状の中間部53cを経て、凸曲面62に至る。凸曲面62では、幅方向中間部53dが、後縁53rに向かうにしたがってその隆起寸法が大きくなるので、排気ガスの流れFは、幅方向の両端部53aに分かれるように案内される。
ベーン53の後縁53rから径方向内側に送り出された排気ガスは、タービンホイール12に供給される。タービンホイール12においては、径方向外側の前縁23fから導入される排気ガスがブレード23の正圧面23pに衝突することで、タービンホイール12が中心軸C(図1、図2参照)回りに回転する。タービンホイール12の回転によって、前縁23fから後縁23rに向かって流れる排気ガスには遠心力が作用するため、排気ガスは、後縁23rに近づくにつれて径方向外側に偏ろうとする。しかし、ベーン53の凸曲面62によって、排気ガスの一部は、タービンホイール12の径方向内側(ディスク22の表面22f側)に案内されているため、この排気ガスは径方向外側に偏りにくい。これにより、ブレード23の後縁23rの下流で、排気ガスの流れFは、径方向全体に分散する。
上述した実施形態のターボチャージャー10によれば、ノズル流路35におけるガスの導入量を調整するベーン53が、タービンホイール12におけるガスの流れFを径方向内側に導くガイド部60を備えている。この構成により、スクロール流路34を流れてきたガスは、ノズル流路35を通して径方向内側のタービンホイール12に導かれる。ノズル流路35に設けられたベーン53にガスが衝突すると、ガスの流れFの少なくとも一部は、ガイド部60によってタービンホイール12における径方向内側に導かれる。これによって、ガスの流れFは径方向外側に偏りにくくなる。そのため、ガスの流れFは、ブレード23の後縁23rの下流で径方向全体に分散し、ブレードの後縁の下流で流速の不均衡が生じにくく、損失を抑えることができる。
その結果、タービンホイール12のブレード23の後縁23rの近傍におけるガスの流れの流速分布の均一化を図り、タービン効率を高めることが可能となる。
さらに、ガイド部60は、ベーン53の正圧面53pにおいて流れF方向下流側の後縁53r側に隆起して形成された凸曲面62からなる。これにより、ベーン53に沿って流れるガスは、凸曲面62によって、幅方向両側に分かれるように案内される。これによって、ベーン53を経たガスの流れFの一部を、タービンホイール12における径方向内側に確実に導くことができる。
さらに、ガイド部60は、ベーン53の正圧面53pの流れF方向上流側の前縁53fに凹曲面61を備えている。これにより、ベーン53に衝突したガスは、凹曲面61によって、幅方向中央部に向かって寄せられるように導かれる。そのため、凹曲面61からベーン53の後縁53r側に向かうガスの流れFは、幅方向中央部に寄せられた後、凸曲面62によって幅方向両側に広がって分岐するように流れる。したがって、凸曲面62によって、ガスの流れFをより効率的に制御することができる。
ここで、ターボチャージャー10は、ベーン53によってノズル流路35の流路断面積を変化させることでガス導入量を調整できる可変容量型である。可変容量型のターボチャージャー10では、互いに隣り合うベーン53の隙間が狭められてガスの導入量が小さい小流量領域では、ノズル流路35が狭いために排気ガスの流速が上がり、強い旋回成分を持ってブレード23に流れ込む。すると、例えば図7に示すように、ベーン53’にガイド部60を備えない場合は、タービンホイール12の遠心力によって、排気ガスの流れF’が径方向外側に偏りやすい。
これに対し、上記したように、ベーン53にガイド部60として形成した凹曲面61及び凸曲面62により、排気ガスの流れFが径方向外側に偏るのを抑えることができる。すると、ブレード23の後縁23rの下流で、流速の不均衡が生じにくく、損失を抑えることができる。
したがって、小流量領域において、ターボチャージャー10の効率を高めることができ、ひいてはターボチャージャー10で圧縮したガスを送り込むエンジンの性能を高めることが可能となる。
さらに、ベーン53の凸曲面62によって、ガスの流れFの一部は、タービンホイール12の径方向外側に案内される。タービンホイール12の径方向外側においては、ブレード23の先端とノズルプレート52との間に存在する隙間において、ガスの漏れが生じる。これに対し、ガスの流れの一部をタービンホイール12の径方向外側に導くことで、ガスによるシール効果を得ることができる。これによっても、タービン効率を高めることが可能となる。
(その他の実施形態)
この発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲において、設計変更可能である。
例えば、凹曲面61や凸曲面62の断面形状は、上記実施形態で示したものに限定されない。ガスの流れを制御できるのであれば、上記に示した以外の形状により、凹部、凸部を形成してもよい。
また、ターボチャージャー10のターボチャージャー本体11、コンプレッサ17、タービン30等の各部の構成については、上記に例示したものに限らず、他の構成に変更してもよい。
この発明は、ターボチャージャーに適用できる。この発明によれば、ガスの導入量を調整するベーンに、ガスの流れをタービンホイールで径方向内側に導くガイド部を形成することで、タービンホイールのブレード後縁近傍におけるガスの流れの流速分布の均一化を図り、タービン効率を高めることができる。
10 ターボチャージャー
11 ターボチャージャー本体
12 タービンホイール
13 コンプレッサホイール
14 回転軸
14a 第一端部
14b 第二端部
15A,15B 軸受
16 軸受ハウジング
16a、16b 開口部
17 コンプレッサ
18 コンプレッサハウジング
22 ディスク
22f ディスク面
23 ブレード
23f 前縁
23p 正圧面
23r 後縁
23s 外縁
25 インペラ流路
30 タービン
31 タービンハウジング
32 ガス導入部
34 スクロール流路
35 ノズル流路
36 排気部
41 バックプレート
50 可変ベーン機構
51 ノズルマウント
52 ノズルプレート
53 ベーン
53a 両端部
53b 幅方向中間部
53c 中間部
53d 幅方向中間部
53f 前縁
53p 正圧面
53r 後縁
53s 負圧面
54 シャフト
55 駆動部
56 ドライブリング
57 リンクアーム
60 ガイド部
61 凹曲面(凹部)
62 凸曲面(凸部)
C 中心軸(軸線)
F ガスの流れ

Claims (3)

  1. 軸線に沿って延びる回転軸と、
    前記回転軸の第一端部側に設けられ、周方向に間隔をあけて複数のブレードが形成されたタービンホイールと、
    前記タービンホイールを収容するタービンハウジングと、
    前記タービンハウジングに形成され、前記タービンホイールの径方向外側で周方向に連続し、前記タービンホイールを回転駆動させるガスが流れるスクロール流路と、
    前記スクロール流路から径方向内側に前記ガスを導き、前記タービンホイールに前記ガスを供給するノズル流路と、
    前記ノズル流路における前記ガスの導入量を調整するベーンと、を備え、
    前記ベーンは、前記ガスの流れの少なくとも一部が前記タービンホイールの前記ブレードの後縁側で径方向内側を流れるように導くガイド部を備えているターボチャージャー。
  2. 前記ガイド部は、前記ベーンにおいて前記ガスの流れが衝突する側の正圧面に形成され、前記ガスの流れ方向下流側の後縁部に隆起する凸部からなる請求項1に記載のターボチャージャー。
  3. 前記ガイド部は、前記正圧面の前記流れ方向上流側の前縁部に形成され、前記正圧面と反対側の面側に窪んだ凹部を備える、請求項2に記載のターボチャージャー。
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