JP2017203427A - ターボチャージャ - Google Patents

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Abstract

【課題】コンプレッサに生じる気流音を抑制することが可能なターボチャージャの提供にある。【解決手段】空気入口部とディフューザを備えたハウジングと、ハウジング内にて回転可能なコンプレッサインペラ17と、を備え、コンプレッサインペラ17は、ハブ25と、ハブ25の周方向に配設され、空気入口部から空気出口部へ向けて延在する複数のインペラ翼と、を備えたターボチャージャにおいて、ハブ25における空気出口部側の外周縁部27は、ハブ25の周方向にV字型の切り欠き40が連続して配設されてなる鋸歯状部を備えた。【選択図】 図2

Description

この発明は、コンプレッサインペラを備えたターボチャージャに関する。
ターボチャージャに関係する従来技術としては、例えば、特許文献1に開示された圧縮機のインペラが知られている。特許文献1に開示された圧縮機のインペラは、ハブと、このハブの表面上に放射状に配置された複数枚のブレードとを備える。インペラは回転軸線に沿ってブレード前縁側から流れ込んだ流体が、流れの方向を変えて半径方向外側に向かってブレードの後縁側から流出していくことにより、回転軸線まわりに回転する。インペラは、ブレードの後縁部が位置するハブの周縁部で、回転方向前側に位置するブレードと、このブレードの回転方向後側に隣接配置されたブレードとの間に、板厚方向に貫通し、回転方向前側に位置するブレードの翼根近傍で、回転方向前側に位置するブレードの翼根に沿って切欠きが設けられている。特許文献1に開示された圧縮機のインペラは、ハブの周縁部は、インペラの周方向において切欠きと切欠きとの間を繋ぐ円弧状の周縁を有している。
特開2009−133267号公報
ところで、ターボチャージャに設けられたコンプレッサでは、コンプレッサインペラの外周にディフューザが設けられている。コンプレッサにおいて空気の出口となるコンプレッサインペラの外周縁部では空気流の速度が最大となり、コンプレッサインペラの外周縁部から流出する高速の空気流はディフューザで減速されて圧力に変換される。従って、インペラの外周縁部からディフューザに至るまでに空気流の速度勾配は一気に大きくなり、空気流における急激な速度勾配は渦を発生しやすくする。渦の発生はコンプレッサにおいて気流音を生じるという問題がある。因みに、この気流音は空気の流量に関わらず発生する。
なお、特許文献1に開示された圧縮機のインペラでは、ハブの周縁部は、インペラの周方向において切欠きと切欠きとの間を繋ぐ円弧状の周縁を有しており、この円弧状の周縁の存在により気流音を抑制することは困難である。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、コンプレッサに生じる気流音を抑制することが可能なターボチャージャの提供にある。
上記の課題を解決するために、本発明は、空気入口部とディフューザを備えたハウジングと、前記ハウジング内にて回転可能なコンプレッサインペラと、を備え、前記コンプレッサインペラは、ハブと、前記ハブの周方向に配設され、前記空気入口部側から前記ディフューザ側へ向けて延在する複数のインペラ翼と、を備えたターボチャージャにおいて、前記ハブにおける前記ディフューザ側の外周縁部は、前記ハブの周方向にV字型の切り欠きが連続して配設されてなる鋸歯状部を備えることを特徴とする。
本発明では、ハブにおけるディフューザ側の外周縁部は、ハブの周方向にV字型の切り欠きが連続して配設されてなる鋸歯状部を備える。このため、コンプレッサインペラを通過する空気のうち、V字型の切り欠きを通じてディフューザへ至る空気は、コンプレッサインペラからV字型の切り欠き間を通ってディフューザへ至る空気と比べて、空気の速度勾配が緩和される。従って、ディフューザの入口付近では、速度勾配の異なる空気流が混在する。その結果、コンプレッサインペラからディフューザへ至る空気流の急激な速度勾配が緩和され、空気流の急激な速度勾配により生じていた気流音を抑制することができる。
また、上記のターボチャージャにおいて、前記V字型の切り欠きは、当該V字型の切り欠きを形成する2辺の内、前記コンプレッサインペラの回転方向の後方側となる辺を、前方側となる辺より長く形成した構成としてもよい。
この場合、V字型の切り欠きを形成する2辺の内、コンプレッサインペラの回転方向の後方側となる辺を、前方側となる辺より長く形成したV字型の切り欠きとすることにより、空気の流れに対応するV字型の切り欠きとすることが可能である。
また、上記のターボチャージャにおいて、前記V字型の切り欠きは円弧状の底部を有する構成としてもよい。
この場合、円弧状の底部はV字型の切り欠きの底部を通る空気の流れを乱しにくくし、V字型の切り欠きを通過する空気流の円滑な流れを実現することができる。
本発明によれば、コンプレッサに生じる気流音を抑制することが可能なターボチャージャを提供することができる。
第1の実施形態に係るターボチャージャの概要を示す縦断面図である。 第1の実施形態に係るターボチャージャのコンプレッサインペラの斜視図である。 第1の実施形態に係るターボチャージャのコンプレッサインペラの要部の拡大図である。 第2の実施形態に係るターボチャージャのコンプレッサインペラの要部の拡大図である。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態に係るターボチャージャについて図面を参照して説明する。本実施形態では、本実施形態のターボチャージャは車載用のターボチャージャである。なお、説明の便宜上、図1に示すターボチャージャの左方を前方とし、右方を後方とする。
図1に示すターボチャージャは、中央部に位置する軸受ハウジング11と、軸受ハウジング11の前部に備えられたコンプレッサ12と、軸受ハウジング11の後部に備えられたタービン13と、を有する。軸受ハウジング11内には、回転軸14を回転自在に支持するラジアル軸受15が備えられているほか、回転軸14のスラスト方向の荷重を受けるスラスト軸受(図示せず)が備えられている。回転軸14の軸心Pは前後方向となっており、回転軸14の前部は、コンプレッサ12に達しており、回転軸14の後部はタービン13付近に達している。
軸受ハウジング11の前端部には、コンプレッサハウジング16が接合されている。ハウジング内には、回転可能なコンプレッサインペラ17が設けられている。コンプレッサインペラ17は回転軸14に固定されている。
コンプレッサハウジング16の前部には、空気の入口となる空気入口部18が形成されている。空気入口部18は、エンジンの吸気通路(図示せず)に接続されている。コンプレッサハウジング16におけるコンプレッサインペラ17の外径部の外側には、環状のディフューザ19が形成されている。ディフューザ19は、軸受ハウジング11とコンプレッサハウジング16との間に形成されている。ディフューザ19は、空気入口部18から吸入され、コンプレッサインペラ17により圧縮された空気の圧力を増大させる流路である。コンプレッサハウジング16には、渦巻状のスクロール室20が形成されている。スクロール室20はディフューザ19と連通している。スクロール室20には、空気の出口となる吐出口(図示せず)が設けられており、この吐出口はエンジンの吸気マニホールド(図示せず)に接続されている。
軸受ハウジング11の後方には、タービン13が設けられている。軸受ハウジング11の後部は、タービンハウジング21と接合されている。タービンハウジング21は軸受ハウジング11およびコンプレッサハウジング16とともにターボチャージャのハウジングを構成する。タービンハウジング21内には、タービンインペラ22が設けられている。タービンインペラ22は、回転軸14の後部に固定されている。
タービンハウジング21には、排気ガスの入口となるガス取入口(図示せず)が形成されている。このガス取入口は、エンジンの排気マニホールド(図示せず)に接続されている。タービンハウジング21の内部には、タービンスクロール室23がタービンインペラ22を囲むように渦巻状に形成されている。タービンスクロール室23は、ガス取入口と連通している。タービンハウジング21には、排気ガスを排出するガス排出口24が形成されている。ガス排出口24は、排気ガスの出口であり、タービンスクロール室23と連通し、排気管(図示せず)に接続されている。タービン13は、エンジンの排気通路に介装される。
図2に示すように、コンプレッサインペラ17は略円錐台状のハブ25を備えている。ハブ25の外周径は、軸心P方向において空気入口部18側から軸受ハウジング11へ向かう所定の位置までは一定であり、所定の位置から軸受ハウジング11へ近づくにつれて大きくなっている。従って、ハブ25において空気入口部18側と対向する端部26はハブ25において最小外周径となる部位であり、ディフューザ19側となる外周縁部27はハブ25において最大外周径となる部位である。
ハブ25のハブ表面28には、周方向に設けた複数のインペラ翼を備えている。本実施形態のインペラ翼は、ハブ表面28における空気入口部18側からディフューザ19の入口側まで延在する複数の長翼31と、長翼31よりも延在長さが短い複数の短翼32とを備えている。長翼31と短翼32とはハブ25と一体形成されており、ハブ表面28の周方向において交互に配置されている。長翼31および短翼32は三次元的に湾曲した板状に形成されている。
長翼31は、空気入口部18に対向する前縁(リーディングエッジ)33とディフューザ19に対向する後縁(トレーディングエッジ)34を有する。長翼31は、前縁33と後縁34とを結び、湾曲線として描かれる外周縁(インペラシュラウドライン)35を有している。外周縁35の前縁33側はほぼ直線であり、後縁34へ向けて円弧を描くように後縁34に達している。長翼31の後縁34は径方向においてハブ25の外周縁部27に位置する。
短翼32は、空気入口部18に対向する前縁(リーディングエッジ)36とディフューザ19に対向する後縁(トレーディングエッジ)37を有する。短翼32は、前縁36と後縁37とを結び、湾曲線として描かれる外周縁(インペラシュラウドライン)38を有している。短翼32の前縁36は、回転軸14の軸心P方向において長翼31の前縁33よりも空気入口部18から離れて位置する。短翼32の後縁37は径方向においてハブ25の外周縁部27に位置する。従って、短翼32の外周縁38の長さは長翼31の外周縁35の長さより短い。外周縁38は前縁36から円弧を描くように後縁37に達している。
本実施形態のコンプレッサインペラ17には、コンプレッサ12において生じる気流音を抑制するための工夫が凝らされている。ハブ25のディフューザ19側の外周縁部27は、ハブ25の周方向に複数のV字型の切り欠き40が連続して配設されてなる鋸歯状部を備えている。図3に示すように、V字型の切り欠き40は、ハブ25に形成された一対の切欠面41(41A、41B)と、底部側の円弧面42と、開口側の一対の円弧面43(43A、43B)により形成されている。一対の切欠面41(41A、41B)はV字型の切り欠き40を形成する2辺を有する。
一対の切欠面41A、41Bの間は鋭角を成しており、V字型の切り欠き40の開口側から底部へ向かうにつれて、一対の切欠面41A、41Bの間の間隔は狭くなる。円弧面42は、V字型の切り欠き40の底部側にて一対の切欠面41A、41Bを接続する円弧状の面であり、V字型の切り欠き40の底部を形成する。一対の円弧面43A、43Bのうち、一方の円弧面43Aは一方のV字型の切り欠き40の開口側にて一方の切欠面41Aと接続される円弧状の面である。一対の円弧面43A、43Bのうち、他方の円弧面43Bは他方の切欠面41Bと接続される円弧状の面である。一方の円弧面43AはV字型の切り欠き40の一方にて隣り合うV字型の切り欠き40の他方の円弧面43Bと接続され、他方の円弧面43BはV字型の切り欠き40の他方にて隣り合うV字型の切り欠き40の一方の円弧面43Aと接続されている。従って、連続して配設されるV字型の切り欠き40とV字型の切り欠き40の間には略三角形の突起部45が形成されている。複数のV字型の切り欠き40は互いに同じ形状、寸法に設定されている。
一対の円弧面43A、43Bを第1仮想直線L1にて結び、第1仮想直線の中間点Mから底部の最も深い最深点Nへ向けて第2仮想直線L2を結ぶ。第2仮想直線L2はV字型の切り欠き40の深さ方向を示す。第2仮想直線L2は、回転軸14の軸心Pへ向かっている。従って、本実施形態では、V字型の切り欠き40の深さ方向はハブ25の径方向である。本実施形態では、複数のV字型の切り欠き40が周方向に連続して配設されるから、外周縁部27は鋸歯状の鋸歯状部を備える。
V字型の切り欠き40はエンドミル等によって切削加工することが可能である。本実施形態ではV字型の切り欠き40と長翼31の後縁34および短翼32の後縁37がハブ25の径方向において一致しないようにV字型の切り欠き40が配設されている。なお、V字型の切り欠き40の深さや数は、コンプレッサ12の諸条件に応じて設定される。
次に、本実施形態のターボチャージャの作用について説明する。ターボチャージャが一定の回転数で回転されるとき、コンプレッサインペラ17には空気が取り込まれる。コンプレッサインペラ17に取り込まれた空気の流速は、コンプレッサインペラ17を通過する際に増速される。増速された空気はコンプレッサインペラ17からディフューザ19へ送り出されて圧縮される。
コンプレッサインペラ17の外周縁部27では空気流の速度が最大となり、コンプレッサインペラ17の外周縁部27から流出する高速の空気流はディフューザ19で減速されて圧力に変換される。本実施形態では、空気がコンプレッサインペラ17におけるディフューザ19側の外周縁部27を通過する際に、V字型の切り欠き40を通じてディフューザ19へ至る空気は、V字型の切り欠き40を通らずにディフューザ19へ至る空気と比べて、空気の速度勾配が緩和される。従って、コンプレッサインペラ17における外周縁部27では、速度勾配の異なる空気流が混在する。速度勾配の異なる空気流が混在することにより、外周縁部27からディフューザ19に至るまでに、空気流における渦や不連続な流れの発生が抑制される。その結果、コンプレッサインペラ17からディフューザ19へ至る空気流の急激な速度勾配が緩和され、空気流の急激な速度勾配により生じていた気流音が抑制される。
本実施形態のターボチャージャは以下の作用効果を奏する。
(1)ハブ25のディフューザ19側の外周縁部27は、ハブ25の周方向に複数のV字型の切り欠き40が連続して配設されてなる鋸歯状部を備えている。このため、コンプレッサインペラ17を通過する空気のうち、V字型の切り欠き40を通じてディフューザ19へ至る空気は、コンプレッサインペラ17からV字型の切り欠き40間を通ってディフューザ19へ至る空気と比べて、空気の速度勾配が緩和される。従って、ディフューザ19の入口付近では、速度勾配の異なる空気流が混在する。その結果、コンプレッサインペラ17からディフューザ19へ至る空気流の急激な速度勾配が緩和され、空気流の急激な速度勾配により生じていた気流音を抑制することができる。
(2)V字型の切り欠き40が円弧面42による円弧状の底部を有するため、円弧状の底部はV字型の切り欠き40の底部を通る空気の流れを乱しにくくし、V字型の切り欠き40を通過する空気流の円滑な流れを実現することができる。また、V字型の切り欠き40の開口側には円弧面43が形成されており、V字型の切り欠き40の開口側における空気の流れが円滑となる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係るターボチャージャについて説明する。本実施形態のターボチャージャは、V字型の切り欠きの構成が先の実施形態と異なる。本実施形態では、第1の実施形態と同じ構成については、第1の実施形態の説明を援用し、符号を共通して用いる。
図4に示すように、ハブ25の外周縁部27には、略三角形の複数のV字型の切り欠き50が、外周縁部27の周方向に配設されている。本実施形態のV字型の切り欠き50は、ハブ25に形成された一対の切欠面51(51A、51B)と、底部側の円弧面52と、開口側の一対の円弧面53(53A、53B)により形成されている。一対の切欠面51(51A、51B)はV字型の切り欠き50を形成する2辺を有する。
一対の切欠面51A、51Bの間は鋭角を成しており、V字型の切り欠き50の開口側から底部へ向かうにつれて、一対の切欠面51A、51Bの間の間隔は狭くなる。本実施形態では、V字型の切り欠き50を形成する2辺の内、コンプレッサインペラ17の回転方向の後方側となる辺を、前方側となる辺より長く形成されるように、前方側である一方の切欠面51Aが後方側である他方の切欠面51Bより長く設定されている。円弧面52は、V字型の切り欠き50の底部側にて一対の切欠面51A、51Bを接続する円弧状の面であり、V字型の切り欠き50の底部を形成する。一対の円弧面53A、53Bのうち、一方の円弧面53Aは一方のV字型の切り欠き50の開口側にて一方の切欠面51Aと接続される円弧状の面である。一対の円弧面53A、53Bのうち、他方の円弧面53Bは他方の切欠面51Bと接続される円弧状の面である。一方の円弧面53AはV字型の切り欠き50の一方にて隣り合うV字型の切り欠き50の他方の円弧面53Bと接続され、他方の円弧面53BはV字型の切り欠き50の他方にて隣り合うV字型の切り欠き50の一方の円弧面53Aと接続されている。従って、連続して配設されるV字型の切り欠き50とV字型の切り欠き50の間には略三角形の突起部55が形成されている。複数のV字型の切り欠き50は互いに同じ形状、寸法に設定されている。
一対の円弧面53A、53Bの間を第3仮想直線L3にて結び、第3仮想直線の中間点Mから底部の最も深い最深点Nに向けて第4仮想直線L4を結ぶ。第4仮想直線L4はV字型の切り欠き50の深さ方向と一致する。第4仮想直線L4は、回転軸14の軸心Pから外れる方向へ向かっている。従って、V字型の切り欠き50の深さ方向は、ハブ25の径方向に対して傾斜する方向である。本実施形態では、複数のV字型の切り欠き50が周方向に連続して配設されるから、外周縁部27は鋸歯状の鋸歯状部を備える。
本実施形態では、コンプレッサインペラ17を流れる空気流に対応させてV字型の切り欠き50を形成する2辺の内、コンプレッサインペラ17の回転方向の後方側となる辺を、前方側となる辺より長く形成したことにより、より効果的な気流音の抑制が可能となる。
なお、上記の実施形態は、本発明の一実施形態を示すものであり、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、下記のように発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能である。
○ 上記の実施形態では、2種類の翼(長翼と短翼)を備えたコンプレッサインペラについて例示したが、この限りではない。例えば、短翼を備えず長翼のみを備えるコンプレッサインペラを有するターボチャージャであってもよい。
○ 上記の実施形態では、V字型の切り欠きは円弧状の底部を有するとしたがこの限りではない。V字型の切り欠きの底部は円弧状以外の形状であってもよく、V字型の切り欠きが円弧状以外の形状の場合でも、コンプレッサに生じる気流音を抑制することが可能である。
○ 上記の実施形態では、V字型の切り欠きの形状・サイズを同じとしたが、この限りではない。V字型の切り欠きの形状・サイズは、コンプレッサインペラの回転バランスを維持できる範囲であれば、形状およびサイズの異なるV字型の切り欠きを設けるようにしてもよい。
12 コンプレッサ
13 タービン
16 コンプレッサハウジング
17 コンプレッサインペラ
18 空気入口部
19 ディフューザ
20 スクロール室
21 タービンハウジング
25 ハブ
27 外周縁部
28 ハブ表面
31 長翼
32 短翼
40、50 V字型の切り欠き
41A、41B、51A、51B 切欠面
42、52 円弧面
43A、43B、53A、53B 円弧面
45、55 突起部

Claims (3)

  1. 空気入口部とディフューザを備えたハウジングと、
    前記ハウジング内にて回転可能なコンプレッサインペラと、を備え、
    前記コンプレッサインペラは、ハブと、前記ハブの周方向に配設され、前記空気入口部側から前記ディフューザ側へ向けて延在する複数のインペラ翼と、を備えたターボチャージャにおいて、
    前記ハブにおける前記ディフューザ側の外周縁部は、前記ハブの周方向にV字型の切り欠きが連続して配設されてなる鋸歯状部を備えることを特徴とするターボチャージャ。
  2. 前記V字型の切り欠きは、当該V字型の切り欠きを形成する2辺の内、前記コンプレッサインペラの回転方向の後方側となる辺を、前方側となる辺より長く形成したことを特徴とする請求項1記載のターボチャージャ。
  3. 前記V字型の切り欠きは円弧状の底部を有することを特徴とする請求項1又は2記載のターボチャージャ。
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