JP6642258B2 - 過給機 - Google Patents
過給機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6642258B2 JP6642258B2 JP2016095186A JP2016095186A JP6642258B2 JP 6642258 B2 JP6642258 B2 JP 6642258B2 JP 2016095186 A JP2016095186 A JP 2016095186A JP 2016095186 A JP2016095186 A JP 2016095186A JP 6642258 B2 JP6642258 B2 JP 6642258B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- impeller
- compressor
- air
- inlet
- concave portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Supercharger (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
この場合、コンプレッサインペラを通過する空気は凹部および凸部を円滑に通過することができる。
この場合、コンプレッサインペラの入口側翼部における空気層の剥離をより抑制することができる。
A=π・(D1s/2−D1h/2)2 ・・・(式1)
0<Q/CL<3・・・(式2)
At=π・{(D1s/2−Q)−D1h/2}2 ・・・(式3)
従って、流路断面積Atは、長翼31の前縁36付近の流路断面積Aよりも減少している。
Ga=ρ・C・A ・・・(式4)
空気流量Gaは流路断面積Aと空気の絶対速度Cに比例することが知られている。一対の長翼31の間を通過する空気流についてみると、一方の長翼31の入口側翼部41の翼面は、他方の長翼31の空気入口部15側の翼面と比べると低圧となる。空気流量Gaが一定であって空気の絶対速度Cが小さくなると、迎角αが大きくなり、入口側翼部41において空気層の剥離が発生し易くなる。
(1)コンプレッサインペラ12の入口側翼部41の凹部43およびシュラウド壁39の凸部44に設けることにより、凹部43および凸部44における流路断面積Atは空気入口部15における流路断面積Aと比較して小さくなる。コンプレッサインペラ12を通過する空気の流量は変化しないが、流路断面積の減少により凹部43および凸部44を通過する空気の速度が増大して、入口側翼部41における空気層の剥離が抑制される。その結果、ターボチャージャ10の高速時のコンプレッサの能力を低下させることなく、低速時における空気層の長翼31からの剥離を抑制することができる。
次に、変更例1〜3に係るターボチャージャについて説明する。図6(a)に示す変更例1に係るターボチャージャでは、断面が円弧状の凹部51であるが、凹部51の曲率が前縁33から遠ざかるにつれて曲率が小さくなるように設定されている。また、凸部52は凹部51に倣って径方向内側へ向けて突出している。凸部52の曲率は空気入口部15から遠ざかるにつれて曲率が小さくなっている。従って、凹部51および凸部52の前縁33に近い側に対応する流路を通過する空気の速度が増大する。なお、凹部51の曲率が前縁33から遠ざかるにつれて曲率が大きくなるように設定してもよい。
○ 上記の実施形態(変更例を含む)では、互いに隣り合う長翼の間にインペラスロート部が存在するとしたが、この限りではない。例えば、長翼より僅かに短い短翼を設け、長翼と短翼との間にインペラスロート部が存在する場合でも、本発明は適用可能である。
○ 上記の実施形態(変更例を含む)では、インペラスロート部より空気入口部側へ延在する入口側翼部の一部に凹部を形成するとしたがこの限りではない。例えば、入口側翼部にわたって凹部を形成してもよく、凹部の軸方向の長さは各種の条件に応じて変更可能である。
○ 上記の実施形態(変更例を含む)では、空気入口部におけるコンプレッサインペラとシュラウド壁との入口クリアランスCLに対する凹部の凹み量Qとの比(Q/CL)は、好ましい条件として0より大きく3より小さいとしたが、この限りではない。入口クリアランスCLに対する凹部の凹み量Qとの比(Q/CL)は、コンプレッサインペラの諸条件によっては3以上であってもよい。
11 コンプレッサハウジング
12 コンプレッサインペラ
15 空気入口部
16 空気出口部
19 回転軸
30 ハブ部
31 長翼
32 短翼
33 前縁
35 外周縁
39 シュラウド壁
41 入口側翼部
42 出口側翼部
43、51、53、55 凹部
44、52、54、56 凸部
A、At 流路断面積
CL 入口クリアランス
Q 凹み量
R 突出量
T インペラスロート部
W 空気の流入相対速度
U インペラの周速
C 空気の絶対速度
α 迎角
β 翼角
Claims (3)
- 空気入口部と空気出口部を備えたコンプレッサハウジングと、
前記コンプレッサハウジング内にて回転可能なコンプレッサインペラと、
前記コンプレッサハウジングに設けられ、前記コンプレッサインペラと対向するシュラウド壁と、を備え、
前記コンプレッサインペラは、
ハブ部と、
前記ハブ部の周方向に設けられ、前記空気入口部から前記空気出口部へ向けて延在する複数の第1インペラ翼と、を備え、
前記ハブ部の周方向に互いに隣り合う一対の前記第1インペラ翼の前記コンプレッサインペラの回転方向前方に位置する一方の第1インペラ翼は、
前記コンプレッサインペラの回転方向後方に位置する他方の第1インペラ翼と前記シュラウド壁とでインペラスロート部を区画するとともに、
前記インペラスロート部から前記空気入口部側へ延在する入口側翼部と、
前記インペラスロート部から前記空気出口側に延在する出口側翼部と、を有し、
前記入口側翼部は、前記第1インペラ翼の前記シュラウド壁と対向する外周縁から前記コンプレッサインペラの径方向内側に凹む凹部を有し、
前記シュラウド壁は、前記第1インペラ翼の前記凹部と対向する位置に、前記凹部に対応する断面形状の環状の凸部を有し、前記凸部は前記空気入口部よりも空気流路断面積を減少することを特徴とする過給機。 - 前記凹部は円弧状の凹部であり、前記凸部は円弧状の前記凹部に倣って断面円弧状に突出する凸部であることを特徴とする請求項1記載の過給機。
- 前記空気入口部における前記コンプレッサインペラと前記シュラウド壁との入口クリアランスに対する前記凹部の凹み量との比は、0より大きく3より小さいことを特徴とする請求項1又は2記載の過給機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016095186A JP6642258B2 (ja) | 2016-05-11 | 2016-05-11 | 過給機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016095186A JP6642258B2 (ja) | 2016-05-11 | 2016-05-11 | 過給機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017203410A JP2017203410A (ja) | 2017-11-16 |
JP6642258B2 true JP6642258B2 (ja) | 2020-02-05 |
Family
ID=60322064
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016095186A Active JP6642258B2 (ja) | 2016-05-11 | 2016-05-11 | 過給機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6642258B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111005770B (zh) * | 2019-12-24 | 2022-06-21 | 哈尔滨工程大学 | 一种带分流叶片的向心涡轮 |
-
2016
- 2016-05-11 JP JP2016095186A patent/JP6642258B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017203410A (ja) | 2017-11-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2994647B1 (en) | Centrifugal compressor with inlet duct having swirl generators | |
JP2008075536A (ja) | 遠心圧縮機 | |
JP2008075536A5 (ja) | ||
JP6598388B2 (ja) | 遠心圧縮機、及びこれを備える過給機 | |
JP3927886B2 (ja) | 軸流圧縮機 | |
JP6234600B2 (ja) | タービン | |
WO2018147128A1 (ja) | 遠心圧縮機、ターボチャージャ | |
WO2011007466A1 (ja) | インペラおよび回転機械 | |
JP2009197613A (ja) | 遠心圧縮機及びディフューザベーンユニット | |
JP2017203427A (ja) | ターボチャージャ | |
WO2019172422A1 (ja) | ディフューザベーン及び遠心圧縮機 | |
US11125236B2 (en) | Centrifugal compressor | |
JP6617837B2 (ja) | 可変ノズルユニットおよび過給機 | |
JP6633761B2 (ja) | タービン及びターボチャージャ | |
JP6642258B2 (ja) | 過給機 | |
JP6651404B2 (ja) | ターボ機械 | |
JP7336026B2 (ja) | タービン及びこのタービンを備えるターボチャージャ | |
JP6924844B2 (ja) | コンプレッサインペラ、コンプレッサ及びターボチャージャ | |
CN112177949A (zh) | 多级离心压缩机 | |
WO2023187913A1 (ja) | 斜流タービン及びターボチャージャ | |
JP7165804B2 (ja) | ノズルベーン | |
JP7351903B2 (ja) | 遠心圧縮機及びターボチャージャ | |
JP7413514B2 (ja) | スクロールケーシングおよび遠心圧縮機 | |
JP6988215B2 (ja) | 遠心圧縮機インペラ及び遠心圧縮機 | |
JP2019015229A (ja) | 遠心圧縮機インペラ及び遠心圧縮機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180802 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190530 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190604 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190719 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20191203 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20191216 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6642258 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |