JP6578261B2 - 天井構造 - Google Patents

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本発明は、建物の梁と平行するように野縁を吊り下げ、この野縁で天井板を支持した天井構造に関する。
建物の各部屋(各室)の天井は、通常、建物の梁に、天井を上から見た平面視において前記梁と交差するように野縁を吊り下げるとともに、前記野縁に天井板を取り付けて支持することにより構成されている(特許文献1を参照)。
また、前記天井板の上側で、かつ、室内側の人からは見えない前記天井板の裏側には、天井部の断熱性を高めるために、ロックウール等の断熱材(断熱層)が配設されている。しかしながら、従来の天井構造では、野縁の上側に断熱層を設けようとすると、平面視において梁と野縁が交差する領域には、これら梁と野縁との間に断熱材を配設するだけの充分な隙間(空間)がなく、この交差領域の断熱層の厚みが他の領域より不足して、この部位が、室内の熱が天井側(外部)に逃げる「熱橋」として働いてしまう場合があった。
そこで、本発明者らは、建物の梁と、天井板を取り付ける野縁とが、交差(直交)するように配設された天井構造において、この交差領域における断熱層(断熱材)の部分的な欠損によって天井部の断熱性が低下することを防止した天井下地の構造を、既に提案している(特許文献2を参照)。
上記提案によれば、野縁の、平面視において梁と交差する領域に、他の部分よりも下方にへこんだ形状の凹段部を設け、この凹段部によって梁との間に形成される空間(隙間)に、他の部分とは異なる第二の断熱層を設ける、すなわち前記隙間に断熱材を配設することにより、天井部全体の断熱性を高めることができる。
特開2012−241464号公報 特開2016−113831号公報
ところで、図4(a)の概略構成図に示すように、天井板3を支持する野縁2は、建物の梁1と交差(直交)せず、「平行」に配設される場合もある。その場合、各梁1(その幅W0)は、建物の設計基準である「架構体の外周通り」の通り芯C(通常は鉛直方向面、一点鎖線で表示。図4の場合は壁芯を兼ねる。)を基準として、設計上あらかじめ定められたピッチ(以下、設計の基本ピッチを、設計モジュールまたは単に「モジュール」と言う。)またはその整数倍のモジュール(ピッチ)で、それぞれが前記通り芯Cに対して平行になるように配設される。なお、図4(a)では、本例のモジュールPm=150mmに対して設置の可能性のある場所に位置する梁を、符号1’と仮想線:二点鎖線で表示しており、実際に配設されている梁1(ピッチはモジュールPmの6倍の900mm)を、ハッチング付き実線で表示している。
一方、各野縁2(その幅W1)は、通常、建物の外壁Xの内装パネル面である内側面Xsを基準(割付施工開始線)として、ピッチP1(360mm)またはその整数倍のピッチで、それぞれが前記内側面Xsおよび各梁1に対して平行になるように配設される。
そのため、天井内部のいずれかの位置では、たとえば図4(b)の拡大模式図に示すように、梁1とその下側の野縁2の平面視位置が重なって、梁1と天井板3の間の空間(梁下スペースS)内に野縁2が入り込み、この梁下スペースSに、断熱材(図示せず)を挿入して載置できるだけの充分な間隙(隙間)が確保できないという問題があった。このように断熱材を配設できない部位があると、この部位が熱橋として働くため、天井全体の平均熱貫流率が上昇し、熱の流出量が増大してしまう。
本発明の目的は、野縁が建物の梁と平行に配設される場合でも熱橋部が生じず、天井部の断熱性にむらのない天井構造を提供することである。
本発明の天井構造は、天井を構成する天井板と、前記天井板を取り付けて支持する野縁と、前記野縁を上方に位置する梁に接続する連結部材と、前記連結部材を介して、前記野縁を吊下げた状態で支持する梁と、前記野縁と前記梁との間に形成される隙間に挿入される断熱材とそれぞれ複数備え、
前記各梁は、建物の架構体の外周通りの一方の通り芯を基準として、対向する他方の外周通りに向かって、あらかじめ定められた配設ピッチとしてのモジュールまたはその整数倍の位置に、平行に配設され、
前記各野縁は、前記一方の通り芯から室内側にあらかじめ定められた第1の距離だけ移動した野縁割付開始線を基準として、対向する他方の外周通りに向かって、あらかじめ定められた第1のピッチまたはその整数倍のピッチで、前記各梁の下方に距離を空けて、平行に配設され、
前記モジュールの距離をPm、前記第1のピッチの距離をP1、前記梁の平行方向の幅をW0、前記野縁の平行方向の幅をW1、前記第1の距離をL1としたとき、各梁および各野縁は、下記の式(1)および式(2)を同時に満足する位置に配設され、
前記梁と前記野縁とを天井上方から平面視した際、これら梁と野縁の投影面が重複せず、前記梁と前記天井板との間に空間が形成されることを特徴とする。
(1) L1−(W1/2) ≧ (n1×Pm)+(W0/2)
〔ただし、n1は、0および1から始まる正の整数。〕
(2) P1=n2×Pm 〔ただし、n2は、1から始まる正の整数。〕
また、本発明の天井構造は、前記各野縁の上側でかつ梁と梁との間の空間に、第1の断熱材が載置され、前記各梁と前記各天井板との間に形成された空間に、第2の断熱材が載置され、前記天井板の上面全体が断熱材で覆われていることを特徴とする。
さらに、本発明の天井構造は、前記天井板が、前記野縁割付開始線を基準として、前記第1のピッチの整数倍の、第2のピッチで配設されていることを特徴とする。
本発明によれば、梁(ピッチ=モジュールPm)とその下側に配設される野縁(ピッチP1)とが、平面視互いに重ならない位置・位相にそれぞれ配設されるため、結果的に、梁と天井板との間には、前記野縁を始め何もない空間(梁下スペース)が形成される。また、この空間(梁下スペース)には、邪魔になる物がないことから、断熱材等、天井部の断熱性を向上させる部材を簡単に押し込んで充填し、この部位の断熱性を向上させることが可能である。
そして、本発明の天井構造のなかでも、前記各野縁の上側でかつ梁と梁との間の空間に、第1の断熱材が載置され、前記各梁と前記各天井板との間に形成された空間に、第2の断熱材が載置され、前記天井板の上面全体が断熱材で覆われているものは、従来熱の逃げ口(熱橋)となっていた梁下スペースの断熱性を改善することができる。これにより、本発明の天井構造は、天井部全体にわたって断熱材の抜けのない、すなわち全面にわたってむらのない断熱構造を実現することができる。また、天井全体の平均熱貫流率を引き下げ、熱の流出を抑制することができる。
また、前記天井板が、前述の、一方の通り芯から室内側にあらかじめ定められた第1の距離だけ移動した野縁割付開始線を基準として、前記野縁の第1のピッチの整数倍の、第2のピッチで配設されている天井構造は、前述の特別な割付施工線(野縁割付開始線)から割り付けられた野縁に対して、天井板を、施工の容易な配置とすることができる。これにより、天井板の施工作業性が向上し、作業(施工)時間を短縮することが可能になる。
本発明の第1実施形態の天井構造を示す概略構成図である。 本発明の第2実施形態の天井構造を示す概略構成図である。 実施形態の天井構造に断熱材を載置した状態を示す構成図である。 (a)は従来の天井構造を示す概略構成図であり、(b)は(a)の部分拡大図である。
図1は、戸建て住宅等の上部の屋根近傍の天井構成(第1実施形態)を示す概略構成図である。
図1に示すように、本実施形態の天井構造は、天井を構成する複数の天井板3と、その上部に配設される複数の梁1と、梁1と天井板3との間に配設され、天井板3を支持する複数の野縁2と、各野縁2を梁1に接続する連結部材(図示省略)と、断熱材(図1,図2では図示せず)とを備えている。
そして、第1実施形態の天井構造の特徴は、各梁1と各野縁2とを天井上方から平面視した際、これら梁1と野縁2の投影面が重複しないように、各梁1が、建物の架構体の外周通りの一方の通り芯C(一点鎖線)を基準として、あらかじめ定められたモジュール(ピッチ)Pm(この例では150mm)で、平行に配設され、各野縁2が、前述と同じ架構体の外周通りの一方の通り芯Cから、室内側にあらかじめ定められた第1の距離L1だけ移動した野縁割付開始線Na(aは正の整数であり、a番目を表す)を基準として、あらかじめ定められた第1のピッチP1(例では300mm)で、平行に配設されている点である。
なお、この第1実施形態において、第1の距離L1は、野縁割付開始線Naのうち1番目(a=1)のN1が、図示左から1番目(1つ目)のモジュールPmのスパンの中間位置となるように、モジュールPmの1/2(150/2=75mm)に設定されている。
また、天井板3は、建物の外壁Xの内装パネル面である内側面Xsを基準(天井板割付開始線)として、あらかじめ定められた第2のピッチP2(例では900mm)で配設されており、この天井板3と各梁1との間には、それぞれ、断熱材等を挿入可能な隙間(梁下スペースS)が形成されている。
これらの天井構造について詳しく説明すると、梁1は、H形鋼を用いて構成されており、上側の水平フランジ部と、下側の水平フランジ部と、これらの水平フランジ部間を接続する鉛直方向のウエブ部とからなる。梁1は、図面の紙面に垂直な方向(表裏方向)に配設されており、梁の平行方向に沿った水平フランジ部の幅W0が100mm程度、両水平フランジ部を含む鉛直方向高さが200〜250mm程度で、長手方向の長さが通常2700〜3600mm程度の鋼材である。
また、本実施形態の梁1は、図1にも示すように、架構体の外周通りの通り芯C(一点鎖線)に対して、モジュールPm(150mm)の6倍のピッチ900mmで平行に配設されている。図1には、建物の仕様により配設される可能性のある梁の場所(符号1’、二点鎖線)を全て表示しており、これら配設可能性のある場所を含む各梁1,1’のピッチは、設計の基礎モジュールである150mmに一致している。
なお、このモジュールPm=150mmは設計上の基本単位であり、建物の規模や敷地面積、地域要因等を勘案して、モジュールPmを、200mm,250mm,300mm,450mm等として設計する場合もある。さらに、各梁1は平行ではあるものの、隣接する梁間の間隔(距離)は、強度等の建築仕様から導かれるものであり、各梁1間のピッチは、必ずしも等間隔(等距離)であるとは限らない。すなわち、二点鎖線で示した各梁1’のどこでも、配設の可能性がある。
野縁2は、軽量鉄骨またはアルミニウム等の軽量金属からなる、断面四角状(略ロの字状)の中空筒材であり、図示しない位置に設けられた連結部材により、近傍の梁1に接続され、吊下げられた状態で支持されている。野縁2も、梁1と同様、図面の紙面に垂直な方向(表裏方向)に配設されており、平行方向に沿った断面の横幅W1が50mm程度、縦方向の高さが10〜50mm程度で、長手方向の長さが通常1800〜3600mm程度の筒状である。
また、本実施形態の野縁2は、梁に交差(直交)するように配設された前記特許文献1,2に記載の野縁とは異なり、図1に示すように、梁と同じ、架構体の外周通りの通り芯Cを設計の計算原点とし、そこから室内側に、第1の距離(L1=75mm)だけ移動した野縁割付開始線N1を基準として、あらかじめ定められたピッチP1(300mm)で、各梁1に対して平行に配設されている。
なお、このピッチP1は、野縁の平面視位置が梁の平面視位置と重ならないように、
式(2) P1=n2×Pm 〔ただし、n2は、1から始まる正の整数。〕
を満たすようになっている。そのため、300mmの他、モジュールPmの値に対応して、150,450,600mm等の値となる場合がある。
また、野縁割付開始線Naは、前述の設置される可能性のある場所を含む各梁(1,1’)のモジュールPmの、各スパンの中間位置に設定することを企図として設計されたものであり、たとえば図1の場合であれば、モジュールPm(150mm)の左から1つ目のスパンの中間である通り芯Cから75mmの位置(図示N1の位置)、左から2つ目のスパンの中間である通り芯Cから225mmの位置(N2)、3つ目のスパンの中間である通り芯Cから375mmの位置(N3)や、4つ目のスパンの中間である通り芯Cから525mmの位置(N4)等とすることができる。
言い換えれば、野縁割付開始線Naは、通り芯Cを原点として、図示左から順に〔0+(1/2)〕×Pm[75mm N1]、〔1+(1/2)〕×Pm[225mm N2]、〔2+(1/2)〕×Pm[375mm N3]、〔3+(1/2)×Pm[525mm N4]等であり、一般式として〔n3+(1/2)〕×Pm[n3は0および1から始まる正の整数]となる位置に設定することができる。これにより、野縁2が梁1の真下の位置(梁下スペースS)に入り込むことを防ぐことができる。
なお、実際は、野縁2と梁1とは、それぞれ、平行方向に沿った幅W1(野縁、例では50mm)と幅W0(梁のフランジ部、例では100mm)を有するため、これらの平面視における重なりを考慮して、野縁割付開始線Naを決定する必要がある。
すなわち、具体的には、野縁2の配設可能な位置は、前記梁1の幅W0と、野縁2の幅W1と、通り芯Cから1つ目の野縁割付開始線N1までの第1の距離L1を考慮すると、野縁割付開始線Naは、
式(1) L1−(W1/2) ≧ (n1×Pm)+(W0/2)
〔ただし、n1は、0および1から始まる正の整数。〕
を満たす必要があり、この位置から野縁2の割り付けを始めることができる。
図1の場合であれば、先に述べた[〔n3+(1/2)〕×Pm]±(W1/2)の範囲で設定することが可能で、野縁割付開始線N1は、通り芯Cから右に75mm±25mm(通り芯Cから50〜100mm離れた範囲)に設定すればよい。これにより、各梁1と各野縁2との、天井上方から平面視した際の投影位置の重複を、回避することができる。
つぎに、天井板3は、石こうボード等の不燃材料からなる薄板状であり、通常900mm×1800mm角に形成(切断)されている。図1に示す第1実施形態の場合、天井板3は、外壁内側面Xsを基準として、あらかじめ定められた第2のピッチP2(第1のピッチP1の3倍の900mm)で配設されている。
なお、天井板3の場合、ピッチP2(900mm)が、その幅W2となっている。また、天井板3の施工は、900mm短辺に揃えて配設するか、1800mm長辺に揃えて配設するかは任意である。また、後記の第2実施形態のように、天井板の割り付けを、野縁2の配置に合わせて、外壁内側面Xsから離れた(図示右に寄った)位置とすることもできる。
以上の構成により、各梁1と各野縁2とは、天井上方から平面視した際、これら梁1と野縁2の位置が重複しないようになっており、各梁1の真下の位置には、それぞれ、断熱材等を挿入可能な隙間(梁下スペースS)が形成される。そのため、本実施形態の天井構造は、この梁下スペースSに、後記する断熱材等、天井部の断熱性を向上させる部材を簡単に押し込んで充填し、この部位の断熱性を向上させることが可能である。
つぎに、野縁2および天井板3の割付方法を変更した第2実施形態について説明する。
図2は、第2実施形態の天井構成を示す概略構成図であり、図3は、実施形態の天井構造に断熱材を載置した状態を示す概略構成図である。
第2実施形態の天井構造も、戸建て住宅等の上部の屋根近傍の天井構成を例にしたものであり、建物上部の複数の梁1と、複数の天井板3と、天井板3を支持する複数の野縁2と、各野縁2を梁1に接続する連結部材(図示省略)とからなる。
第2実施形態の天井構造が、第1実施形態と異なる点は、野縁割付開始線Naが、図2に示すように、梁1,1’のピッチの中間である通り芯Cから第1の距離L1=375mm離れた位置(図示N3)に設定され、この野縁割付開始線N3に合わせて、天井板3の割付開始線が、外壁内側面Xsから305.5mm離れた(図示右に寄った)、同じ位置に設定されている点である。
なお、前記天井板割付開始線を兼ねる野縁割付開始線N3は、先にも述べたように、梁1,1’のモジュールPm(150mm)の左から3つ目のスパンの中間位置[〔2+(1/2)〕×Pm=375mm]に設定されている。また、外壁Xの壁厚Lxは、この例において69.5mmであるとする。
そして、この第2実施形態では、左端(外壁X側)に配設される、1枚目の天井板3’の幅W3が、前記天井板割付開始線(野縁割付開始線N3)に合わせて、305.5mmになっている。なお、2枚目以降の天井板3の幅W2は、第1実施形態と同様、900mmである。
以上の第2実施形態の構成によれば、梁1と平面視位置が重複しないように野縁割付開始線N3を基準に割り付けされた、ピッチ300mm(Pmの2倍)の各野縁2に対して、2枚目以降の天井板3を、施工および取り付けの容易な配置とすることができる。したがって、これにより、天井板3の施工作業性が向上し、結果として作業(施工)時間を短縮することが可能になる。
つぎに、図3は、第2実施形態の天井構造に、断熱層を施工(載置)した場合を示す一部断面図である。なお、梁1は、その下側の構造を図示するために、450mmピッチで描いている。
図3に示すように、断熱層は、上下二層に形成されており、天井板3側(下側)の第1断熱層11と、上側の第2断熱層12とからなる。また、各断熱層11,12は、ロックウールからなる断熱材4,5,6を用いて構成されている。なお、図では、断熱材4,5,6は、内部にロックウールを充填した袋体として描いている。
このように、梁1とその下側に配設される野縁2とが、平面視互いに重ならない位置・位相にそれぞれ配設された本実施形態の天井構造においては、梁1の下側でかつ天井板3との間に、前記野縁を始め何もない空間(梁下スペースS)が形成されるため、図3のように、この梁下スペースSに断熱材5を挿入・載置して、この部位の断熱性を向上させることができる。
以上の構成により、本実施形態の天井構造は、天井部全体にわたって断熱材の抜けのない、すなわち全面にわたってむらのない断熱構造を実現することができる。また、熱の逃げ口となる熱橋部分がないため、天井全体の平均熱貫流率が低下し、熱の流出を抑制することができる。
1,1’ 梁
2 野縁
3,3’ 天井板
4,5,6 断熱材
11 第1断熱層
12 第2断熱層
C 通り芯
X 外壁
Xa 内側面
Na 野縁割付開始線

Claims (3)

  1. 天井を構成する天井板と、
    前記天井板を取り付けて支持する野縁と、
    前記野縁を上方に位置する梁に接続する連結部材と、
    前記連結部材を介して、前記野縁を吊下げた状態で支持する梁と、
    前記野縁と前記梁との間に形成される隙間に挿入される断熱材と
    それぞれ複数備え、
    前記各梁は、建物の架構体の外周通りの一方の通り芯を基準として、対向する他方の外周通りに向かって、あらかじめ定められた配設ピッチとしてのモジュールまたはその整数倍の位置に、平行に配設され、
    前記各野縁は、前記一方の通り芯から室内側にあらかじめ定められた第1の距離だけ移動した野縁割付開始線を基準として、対向する他方の外周通りに向かって、あらかじめ定められた第1のピッチまたはその整数倍のピッチで、前記各梁の下方に距離を空けて、平行に配設され、
    前記モジュールの距離をPm、前記第1のピッチの距離をP1、前記梁の平行方向の幅をW0、前記野縁の平行方向の幅をW1、前記第1の距離をL1としたとき、各梁および各野縁は、下記の式(1)および式(2)を同時に満足する位置に配設され、
    前記梁と前記野縁とを天井上方から平面視した際、これら梁と野縁の投影面が重複せず、前記梁と前記天井板との間に空間が形成されることを特徴とする天井構造。
    (1) L1−(W1/2) ≧ (n1×Pm)+(W0/2)
    〔ただし、n1は、0および1から始まる正の整数。〕
    (2) P1=n2×Pm 〔ただし、n2は、1から始まる正の整数。〕
  2. 前記各野縁の上側でかつ前記梁と前記梁との間の空間に、第1の断熱材が載置され、
    前記各梁と前記各天井板との間に形成された空間に、第2の断熱材が載置され、
    前記天井板の上面全体が断熱材で覆われていることを特徴とする請求項1に記載の天井構造。
  3. 前記天井板が、前記野縁割付開始線を基準として、前記第1のピッチの整数倍の、第2のピッチで配設されていることを特徴とする請求項1または2に記載の天井構造。
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