JP6577326B2 - 人と協働して物体を運搬するロボットを制御するロボット制御装置、ロボットシステム、およびその方法 - Google Patents

人と協働して物体を運搬するロボットを制御するロボット制御装置、ロボットシステム、およびその方法 Download PDF

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Description

本発明は、人と協働して物体を運搬するロボットを制御するロボット制御装置、ロボットシステム、およびその方法に関する。
人とロボットとが協働して物体を運搬するロボットシステムが知られている(例えば、特許文献1〜3)。
特開2000−176872号公報 特開2000−343470号公報 特許第4445038号公報
一般的に、ロボットによって運搬できる物体の許容重量が、ロボット毎に定められている。本技術分野において、ロボットの許容重量を超過させずに、様々な種類の物体を運搬可能とする技術が求められている。
本発明の一態様において、人と協働して物体を運搬するロボットを制御するロボット制御装置は、物体を持ち上げているときに該物体からロボットに加わる力を取得する力取得部と、力取得部が取得した力の重力方向の力成分と、該力成分に対して予め定められた第1の閾値とを比較する比較部と、力成分が第1の閾値よりも大きいときに、ロボットを停止する停止指令部とを備える。
ロボット制御装置は、力成分が第1の閾値以下であるときに、物体を運搬するためのロボットへの動作指令を生成し、該動作指令を該ロボットへ送信する動作指令部をさらに備えてもよい。
動作指令部は、力成分が、第1の閾値よりも小さい第2の閾値以下であるときは、物体を重力方向とは反対の方向に運搬するための動作指令を生成してもよい。
動作指令部は、力成分が第1の閾値以下、且つ、該第1の閾値よりも小さい第2の閾値以上であるときは、物体を重力方向に運搬するための動作指令を生成してもよい。
停止指令部は、力成分が第1の閾値よりも小さい第2の閾値よりも小さいときに、ロボットを停止してもよい。動作指令部は、力取得部が取得した力の、重力方向と交差する方向の力成分に応じて、物体を交差する方向へ運搬するための動作指令を生成してもよい。
停止指令部は、力取得部が取得した力の水平方向の力成分が、該水平方向の力成分に対して予め設定された閾値よりも大きいときに、ロボットを停止してもよい。
本発明の他の態様において、ロボットシステムは、ロボットと、ロボットを制御するロボット制御装置とを備える。ロボットは、該ロボットが物体を持ち上げているときに該物体から該ロボットに加わる力を検出する力検出部を有する。
本発明のさらに他の態様において、人と協働して物体を運搬するロボットを制御する方法は、ロボットが物体を持ち上げているときに該物体から該ロボットに加わる力を検出することと、検出した力の重力方向の力成分と、該力成分に対して予め定められた閾値とを比較することと、力成分が閾値よりも大きいときに、ロボットを停止することとを備える。
本発明の一実施形態に係るロボットシステムの図である。 図1に示すロボットシステムのブロック図である。 図1に示すロボットシステムの動作フローの一例を示すフローチャートである。 ロボットと作業員とが協働してワークを保持している状態を示す図である。 力取得部が取得した力の重力方向の力成分の時間変化特性の例を表すグラフである。 使用者がワークから手を離した場合の、重力方向の力成分の時間変化特性の例を表すグラフである。 ロボットと作業員とが協働してワークを運搬しているときに、ワークに障害物が衝突した状態を示す図である。 図7に示すようにワークの下方から障害物が衝突した場合の、重力方向の力成分の時間変化特性の例を表すグラフである。 ロボットと作業員とが協働してワークを運搬しているときに、ワークに障害物が衝突した状態を示す図である。 図9に示すようにワークの側方から障害物が衝突した場合の、水平方向の力成分の時間変化特性の例を表すグラフである。 図1に示すロボットシステムの動作フローの他の例を示すブロック図である。 図11中のステップS21にてYESと判定された場合における、重力方向の力成分の時間変化特性の例を示す。 図11中のステップS23にてYESと判定された場合における、重力方向の力成分の時間変化特性の例を示す。 図11中のステップS25にてYESと判定された場合における、水平方向の力成分の時間変化特性の例を示す。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。まず、図1および図2を参照して、本発明の一実施形態に係るロボットシステム10について説明する。ロボットシステム10は、物体としてのワークWを、作業員Aと協働して運搬する。
ロボットシステム10は、ロボット12と、該ロボット12を制御するロボット制御装置50とを備える。ロボット12は、例えば垂直多関節ロボットであって、ロボットベース14、旋回胴16、ロボットアーム18、ロボットハンド20、および力検出部22を備える。
ロボットベース14は、ワークセルの床の上に固定されている。旋回胴16は、ロボットベース14に鉛直軸周りに旋回可能に取り付けられている。ロボットアーム18は、旋回胴16に回転可能に取り付けられた後腕部24と、該後腕部24の先端に回転可能に取り付けられた前腕部26とを有する。
ロボットハンド20は、手首部28を介して、前腕部26の先端に取り付けられている。ロボットハンド20は、開閉可能な複数の指部30を有し、ワークWを把持し、解放することができる。
力検出部22は、手首部28に設置されている。本実施形態においては、力検出部22は、6軸力覚センサを有し、例えば、図1中のx軸、y軸、およびz軸の方向の荷重と、x軸、y軸、およびz軸の周りのモーメントとを検出することができる。力検出部22は、検出した力(すなわち、荷重およびモーメント)に係るデータを、ロボット制御装置50へ送信する。
図2に示すように、ロボット12は、複数のサーボモータ32を有する。サーボモータ32は、旋回胴16、ロボットアーム18、手首部28、およびロボットハンド20に内蔵され、ロボット制御装置50からの指令に応じて、これらの要素を動作させる。
ロボット制御装置50は、CPU(中央演算処理装置)52、記憶部54、および力取得部56を備える。記憶部54および力取得部56は、バスを介して、CPU52に接続されている。
記憶部54は、例えばEEPROM(登録商標)等のような、電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリ、または、例えばDRAM、SRAM等のような、高速で読み書きのできるランダムアクセスメモリによって構成される。記憶部54は、ロボット12を動作させるのに必要な定数、変数、およびロボットプログラム等を記録する。
力取得部56は、A/D変換器等を含み、力検出部22から送信される力に係るデータを、受け付ける。CPU52は、力取得部56が取得した力に係るデータを、記憶部54へ記憶する。
本実施形態においては、CPU52は、比較部58、停止指令部60、および動作指令部62の機能を担う。なお、比較部58、停止指令部60、および動作指令部62の機能については、後述する。
次に、図3〜図10を参照して、ロボットシステム10の動作フローの一実施形態について、説明する。図3に示すフローは、CPU52が、使用者、上位コントローラ、またはプログラム等から、ワークWを運搬する指令を受け付けたときに、開始する。
ステップS1において、CPU52は、ロボット12に加わる力の検出を開始する。具体的には、CPU52は、力検出部22に力検出指令を送る。力検出部22は、力検出指令を受信すると、該力検出部22が設置されている部位に作用する力(すなわち、x軸、y軸、およびz軸の方向の荷重と、x軸、y軸、およびz軸の周りのモーメント)を、周期τ(例えば1秒)で検出する。
力検出部22は、検出した力に係るデータを、ロボット制御装置50へ送信する。力取得部56は、力検出部22から、力に係るデータを周期τで受信する。CPU52は、力取得部56が取得した力に係るデータを、記憶部54へ順次記憶する。
ステップS2において、CPU52は、ロボット12を動作させて、ワークWを持ち上げる。具体的には、CPU52は、ロボット12に内蔵されたサーボモータ32へ指令を送り、予め定められた場所B(図1)に設置されたワークWを把持し、該ワークWを持ち上げる。
本実施形態に係るロボット12は、様々な重量を有する種々のワークWを、人と協働して運搬する。ここで、ロボット12においては、運搬できる物体の許容重量が定められている。仮に、この許容重量を超過するワークWを運搬すると、ロボット12が故障する虞が増大する。
そこで、本実施形態に係るロボットシステム10は、ステップS2にてワークWを持ち上げたときに、許容重量を超過した負荷がロボット12に加えられているか否かを判定する。
ステップS3において、CPU52は、ステップS2にてワークWを持ち上げているときに該ワークWからロボットに加わる力Fの重力方向の力成分Fが、予め定められた閾値αよりも大きいか否かを判定する。
具体的には、CPU52は、直近に力取得部56が取得した力に係るデータから、ワークWからロボットハンド20に加わる力Fのうち、重力方向に作用する力成分Fを算出する。
この力成分Fは、ロボットハンド20がワークWを持ち上げたときに、該ワークWの重量に起因してロボットハンド20に掛かる力であって、例えば、重力方向の荷重、または水平軸周りのモーメントを含む。
CPU52は、算出した力成分Fと、該力成分Fに対して予め設定された閾値α(第1の閾値)とを比較する。CPU52は、力成分Fが閾値αよりも大きい場合、YESと判定し、ステップS4へ進む。一方、CPU52は、力成分Fが閾値α以下である場合、NOと判定し、ステップS6へ進む。
このように、本実施形態においては、CPU52は、力成分Fと閾値αとを比較する比較部58として機能する。なお、閾値αは、許容重量に相関して定められ(例えば、α=許容重量×重力加速度)、記憶部54に予め記憶される。
ステップS4において、CPU52は、ワークWの重量が、ロボット12の許容重量を超過している旨を、使用者に報知する。一例として、CPU52は、「許容重量を超過しています。ワークWの運搬を補助して下さい」との画像信号または音声信号を生成する。そして、CPU52は、ロボット制御装置50に接続された表示部またはスピーカ(図示せず)を介して、使用者に画像または音声を出力する。
使用者は、ステップS4によりロボット12の許容重量を超過している旨を認識した場合、図4に示すように、ワークWを下方から手で支える。そうすると、ロボットハンド20に掛かる力成分Fは、図5に示すように、急激に低下することになる。
本実施形態においては、CPU52は、後述のステップS5において、図5に示すような力成分Fの低下を検知し、該力成分Fの低下を検知したときに、後述のステップS6において、ロボット12によるワークWの運搬動作を開始する。
ステップS5において、CPU52は、力成分Fが閾値α以下であるか否かを判定する。具体的には、CPU52は、直近に力取得部56が取得した力に係るデータから、力成分Fを算出する。
CPU52は、力成分Fが閾値α以下である場合、YESと判定し、ステップS6へ進む。一方、CPU52は、成分Fが閾値αよりも大きい場合、NOと判定し、ステップS4へ戻り、ワークWの運搬を補助する必要がある旨を、使用者に再度報知する。
このようにして、CPU52は、作業者AがワークWを支えることによって力成分Fが図5に示すように低下したことを、検知することができる。
ステップS6において、CPU52は、ロボット12を動作させて、ワークWを人と協働して移動する。本実施形態においては、CPU52は、記憶部54に記憶されたロボットプログラムに従って、ワークWを運搬するためのロボット12への動作指令を生成する。
そして、CPU52は、生成した該動作指令を、ロボット12に内蔵されたサーボモータ32へ送信する。これにより、ロボット12は、ロボットプログラムに従って動作し、ワークWを、場所Bから予め定められた目的場所まで、人と協働して運搬する。
このように、本実施形態においては、CPU52は、力成分Fが閾値α以下であるときに、ロボット12への動作指令を生成して送信する動作指令部62として機能する。
なお、上記のロボットプログラムは、ワークWを場所Bから目的場所まで移動させるためのロボット12の動作経路を該ロボット12に教示すること等によって、構築され得る。
ステップS6にて、ロボット12が作業者Aと協働でワークWを運搬しているときに、作業員Aが不意にワークWから手を離してしまう場合がある。この場合、図6に示すように、力成分Fは急激に上昇し、閾値αを再度超過することになる。そこで、実施形態においては、CPU52は、ステップS6の実行中に、以下のステップS7において、力成分Fが閾値αを超えたか否かを監視する。
ステップS7において、CPU52は、直近に取得した力Fの力成分Fが閾値αよりも大きいか否かを判定する。具体的には、CPU52は、直近に力取得部56が取得した力Fの力成分Fを算出する。
そして、CPU52は、比較部58として機能して、算出した力成分Fと閾値αとを比較する。CPU52は、力成分Fが閾値αよりも大きい場合、YESと判定し、ステップS8へ進む。一方、CPU52は、成分Fが閾値α以下である場合、NOと判定し、ステップS9へ進む。
ステップS7にてYESと判定した場合、ステップS8において、CPU52は、ロボット12の動作を停止する。具体的には、CPU52は、ロボット12に内蔵されたサーボモータ32を停止する指令を生成し、該サーボモータ32へ送信する。これにより、ロボット12の動作が停止される。
このように、本実施形態においては、CPU52は、力成分Fが閾値αよりも大きいときに、ロボット12を停止する停止指令部60として機能する。ステップS8を実行した後、CPU52は、ステップS4へ戻り、ワークWの運搬を補助する必要がある旨を、使用者に再度報知する。
ステップS7にてNOと判定した場合、ステップS9において、CPU52は、直近に取得した力Fの力成分Fが閾値βよりも小さいか、または、直近に取得した力Fの水平方向の成分Fが閾値γよりも大きいか否かを判定する。
このステップS9について、図7〜図10を参照して、以下に説明する。ステップS6にてロボット12が作業員AとワークWを運搬しているときに、図7に示すように、ワークWの下方から障害物Cが衝突する可能性がある。
この場合、作業員Aの身体(例えば指)が、障害物CとワークW(またはロボット12)との間に挟まれて、作業員Aが怪我をする虞がある。図7に示すようにワークWの下方から障害物Cが衝突した場合、図8に示すように、力成分Fは、急激に低下することになる。
また、ステップS6にてロボット12が作業員AとワークWを運搬しているときに、図9に示すように、ワークWの側方から障害物Dが衝突する可能性がある。この場合も、作業員Aの身体が、障害物DとワークW(またはロボット12)との間に挟まれて、作業員Aが怪我をする虞がある。
図9に示すようにワークWの側方から障害物Dが衝突した場合、ワークWからロボットに加わる力Fの水平方向の力成分Fは、図10に示すように、急激に上昇することになる。
そこで、本実施形態においては、CPU52は、図8に示すような力成分Fの低下、および、図10に示すような力成分Fの上昇を監視すべく、ステップS9において、力成分Fが閾値βよりも小さいか、または、力Fの水平方向の成分Fが閾値γよりも大きいか否かを判定する。
具体的には、CPU52は、直近に力取得部56が取得した力の力成分Fを算出する。そして、CPU52は、算出した力成分Fが閾値βよりも小さいか否かを判定する。この閾値βは、上記の閾値αよりも小さい値(すなわち、α>β)として使用者によって予め定められ、記憶部54に記憶される。
一方、CPU52は、直近に力取得部56が取得した力に係るデータから、力Fの水平方向の力成分Fを算出する。そして、CPU52は、算出した力成分Fが閾値γよりも大きいか否かを判定する。この閾値γは、使用者によって予め定められ、記憶部54に記憶される。
CPU52は、力成分Fが閾値βよりも小さい(すなわち、F<β)、または、力成分Fが閾値γよりも大きい(すなわち、F>γ)場合、YESと判定し、ステップS10へ進む。
一方、CPU52は、力成分Fが閾値β以上(すなわち、F≧β)、且つ、力成分Fが閾値γ以下(すなわち、F≦γ)である場合、NOと判定し、ステップS11へ進む。
ステップS9にてYESと判定した場合、ステップS10において、CPU52は、上述のステップS8と同様に、ロボット12の動作を停止し、図3に示すフローを終了する。
一方、ステップS9にてNOと判定した場合、ステップS11において、CPU52は、ワークWを目的場所まで移動させたか否かを判定する。例えば、CPU52は、各サーボモータ32に設けられたエンコーダ(図示せず)からの信号に基づいて、各サーボモータ32を、ロボットプログラムに規定されている回転数だけ適切に回転させたか否かを判定する。
CPU52は、ワークWを目的場所まで移動させた(すなわちYES)と判定した場合、ステップS12へ進む。一方、CPU52は、ワークWを目的場所まで移動させていない(すなわちNO)と判定した場合、ステップS7へ戻る。
ステップS12において、CPU52は、ロボットハンド20に内蔵されているサーボモータ32に指令を送り、指部30を開いて、把持していたワークWを解放する。こうして、ワークWは、ロボット12と作業員Aとの協働によって、場所Bから目的場所へ運搬されることになる。
ステップS13において、CPU52は、使用者から指定された全てのワークWの運搬作業が完了したか否かを判定する。CPU52は、全てのワークWの運搬作業が完了した(すなわちYES)と判定した場合、図3に示すフローを終了する。一方、CPU52は、運搬すべきワークWが残存している(すなわちNO)と判定した場合、ステップS2へ戻り、次のワークWの運搬作業を実行する。
上述のように、本実施形態においては、CPU52は、ステップS6の実行中に、ワークWからロボット12に加わる力成分Fを監視し、ロボット12の許容重量の超過を検知したとき(ステップS7にてYES)に、ロボットの動作を停止する。この構成によれば、許容重量を超過する負荷がロボットに掛かるのを防ぎつつ、様々な重量を有する、種々のワークWを運搬することができる。
また、本実施形態によれば、閾値αの値を、許容重量に相当する値以下となる範囲で適宜設定することによって、ロボット12と作業員Aとの間の重量の分担割合を適宜調整できる。これにより、より広範な種類のワークWの運搬作業に柔軟に対応することができる。
また、本実施形態によれば、図1に示すようなブロック形状のワークWのみならず、細長い形状等、様々な形状のワークWの運搬に対応することができる。
また、本実施形態においては、ステップS6の実行中に、力成分FおよびFを監視することによって、ワークWの運搬中に障害物C、Dが衝突したことを検知し(ステップS9)、障害物C、Dの衝突を検知したときに、即、ロボット12を停止する。この構成によれば、ワークWの運搬中に作業員Aが障害物C、Dによって怪我をすることを、確実に防止することができる。
また、本実施形態においては、CPU52は、ロボット12がワークWを持ち上げた(ステップS2)後、許容重量を超過した負荷がロボット12に掛かっていることを検知したとき(ステップS3にてYES)、使用者にその旨を報知している。この構成によれば、使用者は、ロボット12によるワークWの運搬作業を補助する必要性があることを、自動的且つ直感的に認識することができる。
また、ステップS3にてYESと判定した場合、CPU52は、作業者AがワークWを支えたことを検知する(ステップS5にてYES)までは、ロボット12によるワークWの搬送動作を開始することがない。この構成によれば、許容重量を超過した負荷がロボット12に掛かるのを確実に防止できる。
次に、図11〜図14を参照して、ロボットシステム10の動作フローの他の実施形態について説明する。なお、図11に示すフローにおいて、上述した図3に示すフローと同様のステップには同じステップ番号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施形態においては、CPU52は、作業員AがワークWを支えたことを検知した場合(すなわち、ステップS5にてYES)、作業員AがワークWに対して加えた力の方向へワークWを運搬するように、ロボット12を制御する。
具体的には、CPU52は、ステップS5にてYESと判定した場合、以下のステップS21およびS25を並行して実行する。
ステップS21において、CPU52は、直近に取得した力Fの力成分Fが、予め定められた閾値δ以上であるか否かを判定する。この閾値δは、上記の閾値αよりも小さい値(すなわち、α>δ)として使用者によって予め定められ、記憶部54に記憶される。
CPU52は、力成分Fが閾値δ以上である場合、YESと判定し、ステップS22へ進む。一方、CPU52は、成分Fが閾値δよりも小さい場合、NOと判定し、ステップS23へ進む。
ここで、ステップS21にてYESと判定された場合における、成分Fの時間変化特性の例を、図12に示す。この例においては、作業員Aは、時点tにて、ワークWを下方から支える動作を行い、これにより、成分Fが減少している。
その後に、作業員Aは、時点tにて、ワークWを支える手を重力方向に僅かに下降させ、ワークWを下方から支える力を弱めている。その結果、成分Fは、時点tから急激に上昇し、閾値δと閾値αとの間の値となっている。
CPU52は、このような作業員AによるワークWの下降動作(すなわち、成分Fの上昇)を検知し、この動作に追随するように、ステップS22において、ロボット12によってワークWを重力方向へ移動させる。
ステップS22において、CPU52は、ロボット12を動作させて、ワークWを重力方向へ移動する。具体的には、CPU52は、ワークWを重力方向に運搬するための動作指令を生成する。
そして、CPU52は、生成した該動作指令を、ロボット12に内蔵されたサーボモータ32へ送信する。これにより、ロボット12は、作業員AがワークWを下降させる動作に追随するように、ワークWを重力方向へ移動させる。
一方、ステップS21にてNOと判定した場合、ステップS23において、CPU52は、直近に取得した力Fの力成分Fが、上記の閾値βと閾値εとの間(すなわち、ε≧F≧β)であるか否かを判定する。この閾値εは、閾値αよりも小さく、且つ、閾値βよりも大きい値(すなわち、α>ε>β)として使用者によって予め定められ、記憶部54に記憶される。
CPU52は、力成分Fが閾値βと閾値εとの間である場合、YESと判定し、ステップS24へ進む。一方、CPU52は、成分Fが、閾値βと閾値εとの間にない(すなわち、F>ε、またはβ>F)場合、NOと判定し、ステップS7へ進む。
ここで、ステップS23にてYESと判定された場合における、成分Fの時間変化特性の例を、図13に示す。この例においては、作業員Aは、時点tにて、ワークWを下方から支える動作を行い、これにより、成分Fが減少している。
その後に、作業員Aは、時点tにて、下方からワークWを支えながら、該ワークWを、重力方向とは反対の鉛直上方へ所定の力で持ち上げる動作を行っている。これより、力検出部22によって検出される力Fの重力方向の成分Fは、時点tから急激に低下し、閾値βと閾値εとの間の値となっている。
CPU52は、このような作業員AによるワークWの持ち上げ動作(すなわち、成分Fの低下)を検知し、この動作に追随するように、ステップS24において、ロボット12によってワークWを鉛直上方へ移動させる。
ステップS24において、CPU52は、ロボット12を動作させて、ワークWを鉛直上方へ移動する。具体的には、CPU52は、ワークWを鉛直上方へ移動させるための動作指令を生成する。
そして、CPU52は、生成した該動作指令を、ロボット12に内蔵されたサーボモータ32へ送信する。これにより、ロボット12は、作業員AによるワークWの持ち上げ動作に追随するように、ワークWを鉛直上方へ移動させる。
一方、ステップS25において、CPU52は、直近に取得した力Fの水平方向の成分Fが閾値ζ以上であるか否かを判定する。具体的には、CPU52は、直近に取得した力Fから水平方向の力成分Fを算出し、算出した該力成分Fが閾値ζ以上であるか否かを判定する。この閾値ζは、使用者によって予め定められ、記憶部54に記憶される。
CPU52は、力成分Fが閾値ζ以上である場合、YESと判定し、ステップS26へ進む。一方、CPU52は、成分Fが閾値ζよりも小さい場合、NOと判定し、ステップS7へ進む。
ここで、ステップS25にてYESと判定された場合の、成分Fの時間変化特性の例を、図14に示す。この例においては、作業員Aは、時点tにて、ワークWを支えながら該ワークWを重力方向と交差する方向(例えば、水平方向)へ押す動作を行い、これにより、成分Fが急激に上昇している。
本実施形態においては、CPU52は、このような作業員Aの動作(すなわち、成分Fの上昇)を検知し、この動作に追随するように、ステップS26において、ロボット12によってワークWを水平方向へ移動させる。
ステップS26において、CPU52は、ロボット12を動作させて、ワークWを水平方向へ移動する。具体的には、CPU52は、ステップS25にて算出した力成分Fの方向へワークWを移動させるための動作指令を生成する。
そして、CPU52は、生成した該動作指令を、ロボット12に内蔵されたサーボモータ32へ送信する。これにより、ロボット12は、作業員AがワークWを押す動作に追随するように、該ワークWを力成分Fの方向へ移動させる。
上述したように、CPU52は、ステップS21〜S24と、ステップS25〜26とを、並行して実行する。仮に、ステップS22とS26とを同時に実行した場合、CPU52は、重力方向への動作指令と、力成分Fの方向への動作指令とを生成し、サーボモータ32へ送信することになる。
そうすると、ワークWを重力方向へ移動させる動作と、力成分Fの方向へ移動させる動作とが合成され、ロボット12は、作業員AがワークWへ与えた力の方向へ、該ワークWを移動させることができる。
本実施形態においては、CPU52は、力成分Fが閾値α以下であるときに、力取得部56が取得した力Fの大きさおよび方向に基づいて、ワークWを運搬するための動作指令を生成し、該動作指令を該ロボット12へ送信する。
この構成によれば、許容重量を超過した負荷がロボット12に掛かるのを防ぎつつ、作業員Aは、ワークWを所望の方向へ、ロボット12と協働で運搬することができる。これにより、ワークWの運搬作業を円滑に実行することができる。
なお、CPU52は、上述のステップS26において、力成分Fの大きさに応じて、ロボット12によってワークWを運搬する速度を制御してもよい。例えば、CPU52は、力成分Fの大きさに比例する速度でワークWを移動させるように、ロボット12への動作指令を生成してもよい。
また、上述のステップS21、S23、S25において、CPU52は、時間に対する力成分F、Fの変化の度合(例えば、傾き=δF/δt)を算出し、算出した変化の度合と、該変化の度合に対して設定された閾値とを比較してもよい。
例えば、CPU52は、図12に示すような、時点tでの力成分Fの傾きの増大を検知したときに、ステップS22を実行してもよい。また、CPU52は、図13に示すような、時点tでの力成分Fの傾きの低下を検知したときに、ステップS24を実行してもよい。
また、図11に示すフローにおいて、図3に示すステップS9およびS10のような、緊急停止スキームを導入することも可能である。この場合において、CPU52は、時間に対する力成分F、Fの変化の度合が、予め定められた閾値を超えた場合、すなわち、力成分F、Fが、異常に増加または減少した場合に、ロボット12を停止させてもよい。
また、力検出部22は、手首部28に限らず、旋回胴16、ロボットアーム18、またはロボットハンド20等、ロボット12の如何なる部位に設置されてもよい。
以上、発明の実施形態を通じて本発明を説明したが、上述の実施形態は、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、本発明の実施形態の中で説明されている特徴を組み合わせた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得るが、これら特徴の組み合わせの全てが、発明の解決手段に必須であるとは限らない。さらに、上述の実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることも当業者に明らかである。
また、特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、工程、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」、「次いで」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 ロボットシステム
12 ロボット
22 力検出部
50 ロボット制御装置
52 CPU

Claims (9)

  1. 物体を運搬するロボットを制御するロボット制御装置であって、
    前記物体を把持しているときに該物体から前記ロボットに加わる力を取得する力取得部と、
    前記ロボットが前記物体の運搬動作を開始する前に前記力取得部が取得した第1の前記力の重力方向の力成分と、該力成分に対して予め定められた第1の閾値とを比較する比較部と、
    前記第1の力の前記重力方向の力成分が前記第1の閾値よりも大きいときに、前記ロボットを停止させた状態に維持する停止指令部と、
    前記第1の力の前記重力方向の力成分が前記第1の閾値以下となったときに、前記物体を運搬するための前記ロボットへの動作指令を生成し、該動作指令を該ロボットへ送信して前記運搬動作を開始する動作指令部と、を備え、
    前記比較部は、前記運搬動作の開始後に前記ロボットが前記物体を運搬しているときに前記力取得部が取得した第2の前記力の前記重力方向の力成分と前記第1の閾値とを比較
    前記停止指令部は、前記第2の力の前記重力方向の力成分が前記第1の閾値よりも大きいときに、前記ロボットによる前記運搬動作を停止するロボット制御装置。
  2. 前記第1の力の前記重力方向の力成分が前記第1の閾値よりも大きいときに報知信号を生成する信号生成部をさらに備える、請求項1に記載のロボット制御装置。
  3. 物体を運搬するロボットを制御するロボット制御装置であって、
    前記物体を把持しているときに該物体から前記ロボットに加わる力を取得する力取得部と、
    前記ロボットが前記物体を運搬しているときに、前記力取得部が取得した前記力の重力方向の力成分と、該力成分に対して予め定められた第1の閾値とを比較する比較部と、
    前記力成分が前記第1の閾値よりも大きいときに、前記ロボットを停止する停止指令部と、
    前記力成分が前記第1の閾値以下であるときに、前記物体を運搬するための前記ロボットへの動作指令を生成し、該動作指令を該ロボットへ送信する動作指令部と、を備え、
    前記動作指令部は、前記力成分が、前記第1の閾値よりも小さい第2の閾値以下であるときは、前記物体を前記重力方向とは反対の方向に運搬するための前記動作指令を生成する、ロボット制御装置。
  4. 物体を運搬するロボットを制御するロボット制御装置であって、
    前記物体を把持しているときに該物体から前記ロボットに加わる力を取得する力取得部と、
    前記ロボットが前記物体を運搬しているときに、前記力取得部が取得した前記力の重力方向の力成分と、該力成分に対して予め定められた第1の閾値とを比較する比較部と、
    前記力成分が前記第1の閾値よりも大きいときに、前記ロボットを停止する停止指令部と、
    前記力成分が前記第1の閾値以下であるときに、前記物体を運搬するための前記ロボットへの動作指令を生成し、該動作指令を該ロボットへ送信する動作指令部と、を備え、
    前記動作指令部は、前記力成分が前記第1の閾値以下、且つ、該第1の閾値よりも小さい第2の閾値以上であるときは、前記物体を前記重力方向に運搬するための前記動作指令を生成する、ロボット制御装置。
  5. 物体を運搬するロボットを制御するロボット制御装置であって、
    前記物体を把持しているときに該物体から前記ロボットに加わる力を取得する力取得部と、
    前記ロボットが前記物体を運搬しているときに、前記力取得部が取得した前記力の重力方向の力成分と、該力成分に対して予め定められた第1の閾値とを比較する比較部と、
    前記力成分が前記第1の閾値よりも大きいときに、前記ロボットを停止する停止指令部と、
    前記力成分が前記第1の閾値以下であるときに、前記物体を運搬するための前記ロボットへの動作指令を生成し、該動作指令を該ロボットへ送信する動作指令部と、を備え、
    前記停止指令部は、前記力成分が前記第1の閾値よりも小さい第2の閾値よりも小さいときに、前記ロボットを停止する、ロボット制御装置。
  6. 物体を運搬するロボットを制御するロボット制御装置であって、
    前記物体を把持しているときに該物体から前記ロボットに加わる力を取得する力取得部と、
    前記ロボットが前記物体を運搬しているときに、前記力取得部が取得した前記力の重力方向の力成分と、該力成分に対して予め定められた第1の閾値とを比較する比較部と、
    前記力成分が前記第1の閾値よりも大きいときに、前記ロボットを停止する停止指令部と、
    前記力成分が前記第1の閾値以下であるときに、前記物体を運搬するための前記ロボットへの動作指令を生成し、該動作指令を該ロボットへ送信する動作指令部と、を備え、
    前記動作指令部は、前記力取得部が取得した前記力の、前記重力方向と交差する方向の力成分に応じて、前記物体を前記交差する方向へ運搬するための前記動作指令を生成する、ロボット制御装置。
  7. 前記停止指令部は、前記力取得部が取得した前記力の水平方向の力成分が、該水平方向の力成分に対して予め設定された閾値よりも大きいときに、前記ロボットを停止する、請求項6に記載のロボット制御装置。
  8. ロボットと、
    前記ロボットを制御する、請求項1〜7のいずれか1項に記載のロボット制御装置と、を備え、
    前記ロボットは、該ロボットが物体を持ち上げているときに該物体から該ロボットに加わる力を検出して前記力取得部へ送信する力検出部を有する、ロボットシステム。
  9. 物体を運搬するロボットを制御する方法であって、
    前記ロボットが前記物体を把持しているときに該物体から該ロボットに加わる力を取得し
    前記ロボットが前記物体の運搬動作を開始する前に取得した第1の前記力の重力方向の力成分と、該力成分に対して予め定められた閾値とを比較し、
    前記第1の力の前記重力方向の力成分が前記閾値よりも大きいときに、前記ロボットを停止させた状態に維持し、
    前記第1の力の前記重力方向の力成分が前記第1の閾値以下となったときに、前記物体を運搬するための前記ロボットへの動作指令を生成し、該動作指令を該ロボットへ送信して前記運搬動作を開始し、
    前記運搬動作の開始後に前記ロボットが前記物体を運搬しているときに取得した第2の前記力の重力方向の力成分と前記閾値とを比較
    前記第2の力の前記重力方向の力成分が前記閾値よりも大きいときに、前記ロボットによる前記運搬動作を停止する方法。
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