JP6575854B2 - バスの部品配置方法 - Google Patents

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Description

本発明は、バスの部品配置方法に関する。
特許文献1には、ホイールベース間に段差の少ない客室床面を形成し、客室床面に複数の座席を設置した低床バスが記載されている。
特開2004−322819号公報
一般に、ホイールベースが相違する2種類のバスを設計する場合、座席(シート)の前後方向の距離(シートピッチ)は、ホイールベースに応じてそれぞれ独立して設定される。このため、2種類のバス間において、車室内(座席や内側面)のレイアウトを共通化して設計することが難しい。
そこで、本発明は、ホイールベースが相違する2種類のバス間において、車室内のレイ
アウトを共通化して設計することが可能なバスの部品配置方法の提供を目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明の第1態様は、第1のバスの車室内のレイアウトと、第1のバスよりもホイールベースが短い第2のバスの車室内のレイアウトとを共通化するためのバスの部品配置方法であって、第1のバスは、複数の側面フレームと複数の座席とを備える。
複数の側面フレームは、前後方向に並び、各々が上下方向に延びる。複数の座席は、車室の床面上に設置されて前後方向に並ぶ。複数の側面フレームは、前車軸と後車軸との間に配置されて前後に並ぶ1組の特定側面フレームを含む。複数の座席は、前車軸と後車軸との間に配置されて前後に並ぶ1組の特定座席を含む。特定側面フレームの前後方向の距離と特定座席の前後方向の距離と、何れも第1のバスのホイールベースと前記2のバスのホイールベースとの差に等しい所定距離に設定る。第2のバスでは、上記複数の側面フレームを、1組の特定側面フレームのうち前方の特定側面フレームを含む前方の側面フレーム群と、後方の特定側面フレームを含む後方の側面フレーム群とに分割し、前方又は後方の特定側面フレームの一方を取り除き、一方の特定側面フレームが存在していた位置に他方の特定側面フレームが位置するように、他方の特定側面フレームを含む側面フレーム群を移動させて配置するとともに、複数の座席を、1組の特定座席のうち前方の特定座席を含む前方の座席群と、後方の特定座席を含む後方の座席群とに分割し、前方又は後方の特定座席の一方を取り除き、一方の特定座席が存在していた位置に他方の特定座席が位置するように、他方の特定座席を含む座席群を移動させて配置する。
上記方法では、所定距離は、ホイールベースが相違する2種類のバス間のホイールベースの差と等しく設定される。複数の側面フレームが1組の特定側面フレームを含み、且つ
複数の座席が1組の特定座席を含むように、ホイールベースが長いバス(第1のバス)を設計する。
ホイールベースが長いバスの複数の側面フレームを、前方の特定側面フレームを含む前方の側面フレーム群と、後方の特定側面フレームを含む後方の側面フレーム群とに分割し、前方又は後方の特定側面フレームの一方を取り除き、一方の特定側面フレームが存在していた位置まで他方の特定側面フレームが移動するように、他方の特定側面フレームを含む側面フレーム群を移動させる(1組の特定側面フレームのフレームピッチ分だけ全体的に短縮する)とともに、複数の座席を、前方の特定座席を含む前方の座席群と、後方の特定座席を含む後方の座席群とに分割し、前方又は後方の特定座席の一方を取り除き、一方の特定座席が存在していた位置まで他方の特定座席が移動するように、他方の特定座席を含む座席群を移動させる(1組の特定座席のシートピッチ分だけ全体的に短縮する)ことによって、ホイールベースが短いバス(第2のバス)に対応させることができる。
すなわち、ホイールベースが長いバスの側面フレーム及び座席のレイアウトを基準とし、前方及び後方の側面フレーム群並びに前方及び後方の座席群のレイアウトを変更することなく、ホイールベースの短いバスの設計を行うことができる。従って、ホイールベース間の距離が相違する2種類のバス間において、車室内(座席や内側面の窓等)のレイアウトを共通化して設計することが可能となる。
本発明の第2態様のバスの部品配置方法は、上記第1態様の部品配置方法であって、複数の天井クロスフレームを備える。複数の天井クロスフレームは、前後方向に並び、各々が車幅方向に延びる。
複数の天井クロスフレームは、前後に並ぶ1組の特定天井クロスフレームを含む。特定
天井クロスフレームの前後方向の距離、所定距離に設定る。
上記方法では、ホイールベースが相違する2種類のバス間において、天井構造を共通化して設計することが可能となる。
本発明の第3態様のバスの部品配置方法は、上記第1又は第2の部品配置方法であって、複数のクロスメンバを備える。複数のクロスメンバは、床面の下方で前後方向に並び、各々が車幅方向に延びる。
複数のクロスメンバは、前後に並ぶ1組の特定クロスメンバを含む。特定クロスメンバの前後方向の距離、所定距離に設定る。
上記方法では、ホイールベースが相違する2種類のバス間において、車体フレーム構造を共通化して設計することが可能となる。
本発明のバスの車両構造は、ホイールベースが相違する2種類のバス間において、車室内のレイアウトを共通化して設計することが可能となる。
本発明の実施形態に係るバスの車両構造の斜視図であり、(a)は右前方から視た図であり、(b)は左前方から視た図である。 図1のバスの車両構造におけるシートピッチを説明する概略図であり、(a)はホイールベースが長いバスの場合を示し、(b)はホイールベースが短いバスの場合を示す。 本発明の第2実施形態に係るバスの車両構造の斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図中の矢印FRはバス1a,1bの前方を示し、矢印UPはバス1a,1bの上方を示す。また、以下の説明において、前後方向はバス1a,1bの前後方向を意味し、左右方向はバス1a,1bの前方を向いた状態での左右方向を意味する。
図1(a)及び図1(b)に示すように、第1実施形態のバス1aは、ホイールベース間に段差の少ない床面36(図2(a)参照)を形成し、床面36に複数の座席35(図2(a)参照)を設置した低床バスである。このバス1aは、軽量化とボディ剛性とを両立するスケルトン構造を採用する骨格2に、ボディパネル(図示省略)を溶接することで構成される。バス1aのホイールベースは、6000mmと設定されている。
バス1aの車両構造となる骨格2は、床構造3と、左右1対の側構造4a,4bと、屋根構造5と、前構造6と、後構造7等を備えている。
図1(a)、図1(b)及び図2(a)に示すように、床構造3は、左右1対のフロアメンバ8と複数のクロスメンバ9等を備えている。
左右1対のフロアメンバ8は、床面36の下方で所定間隔を空けて車幅方向に並び、前後方向に延びる。左右1対のフロアメンバ8の両端は、前構造6及び後構造7に溶接固定される。
複数のクロスメンバ9は、床面36の下方で所定間隔を空けて前後方向に並び、各々が車幅方向に延びて左右のフロアメンバ8に溶接で固定される。
図1(a)に示すように、右側の側構造4aは、前方床下ビーム10と、中間床下ビーム11と、後方床下ビーム12と、複数の側窓下柱13と、前方側窓下ビーム14と、後方側窓下ビーム15と、複数の側窓柱16と、側窓上ビーム17等を備えている。
前方床下ビーム10は、前方フェンダ18の前方において、車幅方向の右端で前後方向に延び、複数のクロスメンバ9の右端に溶接固定される。
中間床下ビーム11は、前方フェンダ18と後方フェンダ19との間において、車幅方向の右端で前後方向に延び、複数のクロスメンバ9の右端に溶接固定される。
後方床下ビーム12は、後方フェンダ19の後方において、車幅方向の右端で前後方向に延び、複数のクロスメンバ9の右端に溶接固定される。
複数の側窓下柱13は、車幅方向の右端で前後方向に並び、前方側窓下ビーム14又は後方側窓下ビーム15の下方で各々が上下方向に延びる。複数の側窓下柱13の下端は、それぞれ、前方床下ビーム10、中間床下ビーム11又は後方床下ビーム12に溶接固定される。複数の側窓下柱13の上端は、それぞれ、前方側窓下ビーム14又は後方側窓下ビーム15に溶接固定される。
複数の側窓下柱13は、前後方向に並び、各々が上下方向に延びる複数の側面フレームを構成する。これら複数の側窓下柱13は、前車軸(図示省略)と後車軸(図示省略)との間に配置されて前後に並ぶ1組の特定側面フレームとして、1組の特定側窓下柱13a,13bを含む。特定側窓下柱13a,13bの前後方向の距離は、所定距離dに設定されている。所定距離dは、ホイールベースが相違する2種類のバス間のホイールベースの差と等しく設定され、本実施形態では700mmと設定されている。
前方側窓下ビーム14は、後方の非常扉(図示省略)の前方において、車幅方向の右端で前後方向に延び、前構造6、複数の側窓下柱13の上端及び複数の側窓柱16の下端に溶接固定される。
後方側窓下ビーム15は、後方の非常扉(図示省略)の後方において、車幅方向の右端で前後方向に延び、後構造7、側窓下柱13の上端及び側窓柱16の下端に溶接固定される。
複数の側窓柱16は、車幅方向の右端で前後方向に並び、前方側窓下ビーム14又は後方側窓下ビーム15の上方で各々が上下方向に延びる。複数の側窓柱16の下端は、それぞれ、前方側窓下ビーム14又は後方側窓下ビーム15に溶接固定される。複数の側窓柱16の上端は、それぞれ、側窓上ビーム17に溶接固定される。なお、複数の側窓柱16によって、右側の窓の位置及び大きさが規定される。
複数の側窓柱16は、前後方向に並び、各々が上下方向に延びる複数の側面フレームを構成する。これら複数の側窓柱16は、前車軸(図示省略)と後車軸(図示省略)との間に配置されて前後に並ぶ1組の特定側面フレームとして、1組の特定側窓柱16a,16bを含む。特定側窓柱16a,16bの前後方向の距離は、特定側窓下柱13a,13bの前後方向の距離と同じく、所定距離dに設定されている。
側窓上ビーム17は、車幅方向の右端で前後方向に延び、前構造6、後構造7及び側窓柱16の上端に溶接固定される。
図1(b)に示すように、左側の側構造4bは、前方床下ビーム20と、中間床下ビーム21と、後方床下ビーム22と、複数の側窓下柱23と、前方側窓下ビーム24と、後方側窓下ビーム25と、複数の側窓柱26と、側窓上ビーム27等を備えている。
前方床下ビーム20は、前方フェンダ28の前方において、車幅方向の左端で前後方向に延び、複数のクロスメンバ9の左端に溶接固定される。
中間床下ビーム21は、前方フェンダ28と後方フェンダ29との間において、車幅方向の左端で前後方向に延び、複数のクロスメンバ9の左端に溶接固定される。
後方床下ビーム22は、後方フェンダ29の後方において、車幅方向の左端で前後方向に延び、複数のクロスメンバ9の左端に溶接固定される。
複数の側窓下柱23は、車幅方向の左端で前後方向に並び、前方側窓下ビーム24又は後方側窓下ビーム25の下方で各々が上下方向に延びる。複数の側窓下柱23の下端は、それぞれ、前方床下ビーム20、中間床下ビーム21又は後方床下ビーム22に溶接固定される。複数の側窓下柱23の上端は、それぞれ、前方側窓下ビーム24又は後方側窓下ビーム25に溶接固定される。
複数の側窓下柱23は、前後方向に並び、各々が上下方向に延びる複数の側面フレームを構成する。これら複数の側窓下柱23は、前車軸(図示省略)と後車軸(図示省略)との間のうち、前車軸と中扉(図示省略)との間に配置されて前後に並ぶ1組の特定側面フレームとして、1組の特定側窓下柱23a,23bを含む。特定側窓下柱23a,23bの前後方向の距離は、特定側窓下柱13a,13bの前後方向の距離と同じく、所定距離dに設定されている。
前方側窓下ビーム24は、中扉(図示省略)の前方において、車幅方向の左端で前後方向に延び、前構造6、複数の側窓下柱23の上端及び複数の側窓柱26の下端に溶接固定される。
後方側窓下ビーム25は、中扉(図示省略)の後方において、車幅方向の左端で前後方向に延び、後構造7、複数の側窓下柱23の上端及び複数の側窓柱26の下端に溶接固定される。
複数の側窓柱26は、車幅方向の左端で前後方向に並び、前方側窓下ビーム24又は後方側窓下ビーム25の上方で各々が上下方向に延びる。複数の側窓柱26の下端は、それぞれ、前方側窓下ビーム24又は後方側窓下ビーム25に溶接固定される。複数の側窓柱26の上端は、それぞれ、側窓上ビーム27に溶接固定される。なお、複数の側窓柱26によって、左側の窓の位置及び大きさが規定される。
複数の側窓柱26は、前後方向に並び、各々が上下方向に延びる複数の側面フレームを構成する。これら複数の側窓柱26は、前車軸(図示省略)と後車軸(図示省略)との間のうち、前車軸と中扉(図示省略)との間に配置されて前後に並ぶ1組の特定側面フレームとして、1組の特定側窓柱26a,26bを含む。特定側窓柱26a,26bの前後方向の距離は、特定側窓下柱13a,13bの前後方向の距離と同じく、所定距離dに設定されている。
側窓上ビーム27は、車幅方向の左端で前後方向に延び、前構造6、後構造7及び側窓柱26の上端に溶接固定される。
図1(a)及び図1(b)に示すように、屋根構造5は、左右1対の前方ルーフメンバ30と、左右1対の前方補強ルーフメンバ31と、左右1対の後方ルーフメンバ32と、左右1対の全長ルーフメンバ33と、複数のルーフクロスメンバ34等を備えている。
左右1対の前方ルーフメンバ30は、後方の特定側窓柱16b,26bよりも前方において、所定間隔を空けて車幅方向に並び、前後方向に延びる。左右1対の前方ルーフメンバ30の前端は、前構造6に溶接固定される。
左右1対の前方補強ルーフメンバ31は、最前のルーフクロスメンバ33の前方において、左右1対の前方ルーフメンバ30の車幅方向外側で前後方向に延びる。左右1対の前方補強ルーフメンバ31の前端は、前構造6に溶接固定される。
左右1対の後方ルーフメンバ32は、後方の特定側窓柱16b,26bよりも後方において、所定間隔を空けて車幅方向に並び、前後方向に延びる。左右1対の後方ルーフメンバ32の後端は、後構造7に溶接固定される。
左右1対の全長ルーフメンバ33は、前構造6と後構造7との間において、左右1対の前方ルーフメンバ30、左右1対の前方補強ルーフメンバ31、及び左右1対の後方ルーフメンバ32の車幅方向外側で前後方向に延びる。左右1対の全長ルーフメンバ33の両端は、前構造6及び後構造7に溶接固定される。
複数のルーフクロスメンバ34は、所定間隔を空けて前後方向に並び、各々が車幅方向に延びる。複数のルーフクロスメンバ34は、前方ルーフメンバ30、前方補強ルーフメンバ31、後方ルーフメンバ32又は全長ルーフメンバ33との交点において、前方ルーフメンバ30、前方補強ルーフメンバ31、後方ルーフメンバ32又は全長ルーフメンバ33に溶接固定される。ルーフクロスメンバ34の両端は、左右の側窓上ビーム17,27に溶接固定される。
複数のルーフクロスメンバ34は、前後方向に並び、各々が車幅方向に延びる複数の天井クロスフレームを構成する。これら複数のルーフクロスメンバ34は、前後に並ぶ1組の特定天井クロスフレームとして、1組の特定ルーフクロスメンバ34a,34bを含む。特定ルーフクロスメンバ34a,34bの前後方向の距離は、特定側窓下柱13a,13bの前後方向の距離と同じく、所定距離dに設定されている。
図2(a)に示すように、バス1aは、車両構造として複数の座席35を備えている。複数の座席35は、車室の床面36上に設置されて前後方向に並ぶ。これら複数の座席35は、前車軸(図示省略)と後車軸(図示省略)との間のうち、前車軸と中扉(図示省略)との間に配置されて前後に並ぶ1組の特定座席35a,35bを含む。特定座席35a,35bの前後方向の距離は、特定側窓下柱13a,13bの前後方向の距離と同じく、所定距離dに設定されている。
以上説明したように、本実施形態では、所定距離dは、ホイールベースが相違する2種類のバス1a,1b間のホイールベースの差と等しく設定される。複数の側面フレーム(側窓下柱13,23及び側窓柱16,26)が1組の特定側面フレーム(特定側窓下柱13a,13b,23a,23b及び特定側窓柱16a,16b,26a,26b)を含み、且つ複数の座席35が1組の特定座席35a,35bを含むように、ホイールベースが6000mmと長いバス1aを設計する(図2(a)参照)。
ホイールベースが長いバス1aの複数の側面フレーム(側窓下柱13,23及び側窓柱16,26)を、前方の特定側面フレーム(特定側窓下柱13a,23a及び特定側窓柱16a,26a)を含む前方の側面フレーム群と、後方の特定側面フレーム(特定側窓下柱13b,23b及び特定側窓柱16b,26b)を含む後方の側面フレーム群とに分割し、前方又は後方の特定側面フレームの一方(例えば、特定側窓下柱13a,23a及び特定側窓柱16a,26a)を取り除き、一方の特定側面フレーム(例えば、特定側窓下柱13a,23a及び特定側窓柱16a,26a)が存在していた位置まで他方の特定側面フレーム(例えば、特定側窓下柱13b,23b及び特定側窓柱16b,26b)が移動するように、他方の特定側面フレーム(例えば、特定側窓下柱13b,23b及び特定側窓柱16b,26b)を含む側面フレーム群を移動させる(1組の特定側面フレーム(特定側窓下柱13a,13b,23a,23b及び特定側窓柱16a,16b,26a,26b)のフレームピッチ(所定距離d=700mm)分だけ全体的に短縮する)とともに、複数の座席35を、前方の特定座席35aを含む前方の座席群と、後方の特定座席35bを含む後方の座席群とに分割し、前方又は後方の特定座席の一方(例えば、特定座席35a)を取り除き、一方の特定座席(例えば、特定座席35a)が存在していた位置まで他方に特定座席(例えば、特定座席35b)が移動するように、他方の特定座席(例えば、特定座席35b)を含む座席群を移動させる(1組の特定座席35a,35bのシートピッチ(所定距離d=700mm)分だけ全体的に短縮する)ことによって、ホイールベースが5300mmと短いバス1b(図2(b)参照)に対応させることができる。
すなわち、ホイールベースが6000mmと長いバス1aの側面フレーム(側窓下柱13,23及び側窓柱16,26)及び座席35のレイアウトを基準とし(図2(a)参照)、前方及び後方の側面フレーム群並びに前方及び後方の座席群のレイアウトを変更することなく、ホイールベースが5300mmと短いバス1b(図2(b)参照)の設計を行うことができる。従って、ホイールベース間の距離が相違する2種類のバス間において、車室内(座席35や内側面の窓(図示省略)等)のレイアウトを共通化して設計することが可能となる。
また、複数のルーフクロスメンバ34が1組の特定ルーフクロスメンバ34a,34bを含むように、ホイールベースが6000mmと長いバス1aを設計する。
ホイールベースが6000mmと長いバス1aの複数のルーフクロスメンバ34を、前方の特定ルーフクロスメンバ34aを含む前方のルーフクロスメンバ群と、後方の特定ルーフクロスメンバ34bを含む後方のルーフクロスメンバ群とに分割し、前方又は後方の特定クロスメンバの一方(例えば、特定ルーフクロスメンバ34a)を取り除き、一方の特定ルーフクロスメンバ(例えば、特定ルーフクロスメンバ34a)が存在していた位置まで他方の特定ルーフクロスメンバ(例えば、特定ルーフクロスメンバ34b)が移動するように、他方の特定ルーフクロスメンバ(例えば、特定ルーフクロスメンバ34b)を含むルーフクロスメンバ群を移動させる(1組の特定ルーフクロスメンバ34a,34bのフレームピッチ(所定距離d=700mm)分だけ全体的に短縮する)ことによって、ホイールベースが5300mmと短いバス1bに対応させることができる。
すなわち、ホイールベースが6000mmと長いバス1aのルーフクロスメンバ34のレイアウトを基準とし、前方及び後方のルーフクロスメンバ群のレイアウトを変更することなく、ホイールベースが5300mmと短いバス1bの設計を行うことができる。従って、ホイールベース間の距離が相違する2種類のバス間において、天井構造を共通化して設計することが可能となる。
なお、上記実施形態において、複数のクロスメンバ9が1組の特定クロスメンバを含むように、ホイールベースが6000mmと長いバス1aを設計してもよい。この場合、特定クロスメンバの前後方向の距離は、特定側窓下柱13a,13bの前後方向の距離と同じく、所定距離dに設定される。
ホイールベースが6000mmと長いバス1aの複数のクロスメンバ9を、前方の特定ルーフクロスメンバを含む前方のクロスメンバ群と、後方の特定クロスメンバを含む後方のクロスメンバ群とに分割し、前方又は後方の特定クロスメンバの一方(例えば、前方の特定クロスメンバ)を取り除き、一方の特定クロスメンバ(例えば、前方の特定クロスメンバ)が存在していた位置まで他方の特定クロスメンバ(例えば、後方の特定クロスメンバ)が移動するように、他方の特定クロスメンバ(例えば、後方の特定クロスメンバ)を含むクロスメンバ群を移動させる(1組の特定クロスメンバのフレームピッチ(所定距離d=700mm)分だけ全体的に短縮する)ことによって、ホイールベースが5300mmと短いバス1bに対応させることができる。
すなわち、ホイールベースが6000mmと長いバス1aのクロスメンバ9のレイアウトを基準とし、前方及び後方のクロスメンバ群のレイアウトを変更することなく、ホイールベースが5300mmと短いバス1bの設計を行うことができる。従って、ホイールベース間の距離が相違する2種類のバス間において、車体フレーム構造を共通化して設計することが可能となる。
また、上記実施形態では、前車軸(図示省略)と中扉(図示省略)との間に特定側面フレーム(特定側窓下柱23a,23b及び特定側窓柱26a,26b)及び特定座席35a,35bを設ける低床バスの場合を例に説明したが、本発明は低床バスの場合に限定されず、非低床で中扉が無いバス(例えば、観光バス)では、前車軸と後車軸の間に特定側面フレーム及び特定座席を設ければよい。
また、上記実施形態では、特定側面フレーム(特定側窓下柱13a,13b,23a,23b及び特定側窓柱16a,16b,26a,26b)と特定座席35a,35bと特定天井クロスフレーム(特定ルーフクロスメンバ34a,34b)との前後方向の位置が一致していない形態を例に説明したが、本発明はこれに限定されず、図3に示すように、特定側面フレームと特定座席と特定天井クロスフレームと特定クロスメンバとの前後方向の位置が全て一致している形態であってもよい。
次に、本発明の第2実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、第1実施形態と同様の構成についてはその説明を適宜省略する。
図3に示すように、第2実施形態のバス41は、車両構造となる骨格42として、床構造43と、左右1対の側構造44a,44bと、屋根構造45と、前構造46と、後構造47等を備えている。
床構造43は、複数のクロスメンバ49等を備えている。
複数のクロスメンバ49は、床面(図示省略)の下方で所定間隔を空けて前後方向に並び、各々が車幅方向に延びて左右のフロアメンバ(図示省略)に溶接固定される。これら複数のクロスメンバ49は、前後に並ぶ1組の特定クロスメンバ49a,49bを含む。特定クロスメンバ49a,49bの前後方向の距離は、所定距離dに設定されている。
右側の側構造44aは、複数の側柱53等を備えている。
複数の側柱53は、車幅方向の右端で前後方向に並び、前方床下ビーム10、中間床下ビーム11又は後方床下ビーム12と側窓上ビーム(図示省略)との間で各々が上下方向に延びる。複数の側柱53の下端は、それぞれ、前方床下ビーム10、中間床下ビーム11又は後方床下ビーム12に溶接固定される。複数の側柱53の上端は、それぞれ、側窓上ビームに溶接固定される。
複数の側柱53は、前後方向に並び、各々が上下方向に延びる複数の側面フレームを構成する。これら複数の側柱53は、前車軸(図示省略)と後車軸(図示省略)との間に配置されて前後に並ぶ1組の特定側面フレームとして、1組の特定側柱53a,53bを含む。特定側柱53a,53bの前後方向の位置は、それぞれ、特定クロスメンバ49a,49bの前後方向の位置と一致するように設定されている。これにより、特定側柱53a,53bの前後方向の距離は、特定クロスメンバ49a,49bの前後方向の距離と同じく、所定距離dに設定されている。
左側の側構造44bは、複数の側柱63等を備えている。
複数の側柱63は、車幅方向の左端で前後方向に並び、前方床下ビーム20、中間床下ビーム21又は後方床下ビーム22と側窓上ビーム27との間で各々が上下方向に延びる。複数の側柱63の下端は、それぞれ、前方床下ビーム20、中間床下ビーム21又は後方床下ビーム22に溶接固定される。複数の側柱63の上端は、それぞれ、側窓上ビーム27に溶接固定される。
複数の側柱63は、前後方向に並び、各々が上下方向に延びる複数の側面フレームを構成する。これら複数の側柱63は、前車軸(図示省略)と後車軸(図示省略)との間に配置されて前後に並ぶ1組の特定側面フレームとして、1組の特定側柱63a,63bを含む。特定側柱63a,63bの前後方向の位置は、それぞれ、特定クロスメンバ49a,49bの前後方向の位置と一致するように設定されている。これにより、特定側柱63a,63bの前後方向の距離は、特定クロスメンバ49a,49bの前後方向の距離と同じく、所定距離dに設定されている。
屋根構造45は、複数のルーフクロスメンバ74等を備えている。
複数のルーフクロスメンバ74は、所定間隔を空けて前後方向に並び、各々が車幅方向に延びる。複数のルーフクロスメンバ74は、左右の側窓上ビーム27等に溶接固定される。
複数のルーフクロスメンバ74は、前後方向に並び、各々が車幅方向に延びる複数の天井クロスフレームを構成する。これら複数のルーフクロスメンバ74は、前後に並ぶ1組の特定天井クロスフレームとして、1組の特定ルーフクロスメンバ74a,74bを含む。特定ルーフクロスメンバ74a,74bの前後方向の位置は、それぞれ、特定クロスメンバ49a,49bの前後方向の位置と一致するように設定されている。これにより、特定ルーフクロスメンバ74a,74bの前後の距離は、特定クロスメンバ49a,49bの前後方向の距離と同じく、所定距離dに設定されている。
なお、1組の特定座席(図示省略)の前後方向の位置は、それぞれ、特定クロスメンバ49a,49bの前後方向の位置と一致するように設定されていてもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、この実施形態による本発明の開示の一部をなす論述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論であることを付け加えておく。
本発明に係るバスの車両構造は、低床バスその他の様々なバスに広く利用することができる。
1a,1b,41 バス
13,23 側窓下柱(側面フレーム)
13a,13b,23a,23b 特定側窓下柱(特定側面フレーム)
16,26 側窓柱(側面フレーム)
16a,16b,26a,26b 特定側窓柱(特定側面フレーム)
34,74 ルーフクロスメンバ(天井クロスフレーム)
34a,34b,74a,74b 特定ルーフクロスメンバ(特定天井クロスフレーム)
35 座席
35a,35b 特定座席
36 床面
49 クロスメンバ
49a,49b 特定クロスメンバ
53,63 側柱(側面フレーム)
53a,53b,63a,63b 特定側柱(特定側面フレーム)
d 所定距離

Claims (3)

  1. 第1のバスの車室内のレイアウトと、前記第1のバスよりもホイールベースが短い第2のバスの車室内のレイアウトとを共通化するためのバスの部品配置方法であって、
    前記第1のバスは、
    前後方向に並び、各々が上下方向に延びる複数の側面フレームと、
    車室の床面上に設置されて前後方向に並ぶ複数の座席と、を備え、
    前記複数の側面フレームは、前車軸と後車軸との間に配置されて前後に並ぶ1組の特定側面フレームを含み、
    前記複数の座席は、前記前車軸と前記後車軸との間に配置されて前後に並ぶ1組の特定座席を含み、
    前記特定側面フレームの前後方向の距離と前記特定座席の前後方向の距離と、何れも前記第1のバスのホイールベースと前記2のバスのホイールベースとの差に等しい所定距離に設定し、
    前記第2のバスでは、
    前記複数の側面フレームを、前記1組の特定側面フレームのうち前方の特定側面フレームを含む前方の側面フレーム群と、後方の特定側面フレームを含む後方の側面フレーム群とに分割し、前記前方又は後方の特定側面フレームの一方を取り除き、前記一方の特定側面フレームが存在していた位置に他方の特定側面フレームが位置するように、前記他方の特定側面フレームを含む側面フレーム群を移動させて配置するとともに、前記複数の座席を、前記1組の特定座席のうち前方の特定座席を含む前方の座席群と、後方の特定座席を含む後方の座席群とに分割し、前記前方又は後方の特定座席の一方を取り除き、前記一方の特定座席が存在していた位置に他方の特定座席が位置するように、前記他方の特定座席を含む座席群を移動させて配置する
    ことを特徴とするバスの部品配置方法
  2. 請求項1に記載のバスの部品配置方法であって、
    前記第1のバスは、前後方向に並び、各々が車幅方向に延びる複数の天井クロスフレームを備え、
    前記複数の天井クロスフレームは、前後に並ぶ1組の特定天井クロスフレームを含み、
    前記特定天井クロスフレームの前後方向の距離、前記所定距離に設定する
    ことを特徴とするバスの部品配置方法
  3. 請求項1又は2のバスの部品配置方法であって、
    前記第1のバスは、前記床面の下方で前後方向に並び、各々が車幅方向に延びる複数のクロスメンバを備え、
    前記複数のクロスメンバは、前後に並ぶ1組の特定クロスメンバを含み、
    前記特定クロスメンバの前後方向の距離、前記所定距離に設定する
    ことを特徴とするバスの部品配置方法
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