JPH09132176A - バスの車体構造 - Google Patents

バスの車体構造

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JPH09132176A
JPH09132176A JP31734795A JP31734795A JPH09132176A JP H09132176 A JPH09132176 A JP H09132176A JP 31734795 A JP31734795 A JP 31734795A JP 31734795 A JP31734795 A JP 31734795A JP H09132176 A JPH09132176 A JP H09132176A
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JP
Japan
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passengers
seats
passages
protective
seat
Prior art date
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Pending
Application number
JP31734795A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Fujino
良之 藤野
Fuon Tebitsuto
フォン テビット
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FUJINO SANGYO KK
Original Assignee
FUJINO SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗客の乗り心地を良好とできながら、乗客を
交通事故等から保護して安全に輸送できるバスの車体構
造を提供する。 【解決手段】 バス車体1の車幅方向両側に2層の防護
層2,3を設けて、該各防護層2,3間に通路4,4を
形成すると共に、これら通路4,4の内方側に保護区域
5を確保して、該保護区域5に座席6を配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主に高速バスや
観光バス等として使用するバスの車体構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、バスの車体構造は、車体の外周囲
に車室を確保する1枚の保護壁を設けて、該保護壁に窓
やドア等を配設すると共に、前記車室の中央部に前後方
向に延びる1本の通路を設け、この通路と前記保護壁と
の間に複数の座席を配置している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、以上のよう
な従来の車体構造では、車体の外周囲に1枚の保護壁が
設けられているだけであるため、交通事故等が発生して
前記保護壁が変形又は破損したようなとき、車室内の乗
客に影響を及ぼすことになり、特に、前記保護壁側の座
席に座乗している乗客は直接影響を受けることになる。
【0004】また、バスの走行時には、車輪が配置され
る車体の車幅方向両側において大きな振動を発生するの
であるが、従来構造では、車室の中央部に通路を設け
て、この通路と車幅方向両側の前記防護壁との間に座席
を配置しているため、つまり、振動の小さい車体中央部
に前記通路を設け、振動の大きい前記防護壁側に座席を
配置しているため、該座席に着座する乗客に大きな振動
が付与されて、乗り心地が悪い問題もあった。
【0005】本発明の主な目的は、乗客の乗り心地を良
好とできながら、乗客を交通事故等から保護して安全に
輸送できるバスの車体構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、図1〜図7に示すように、
バス車体1の車幅方向両側に2層の防護層2,3を設け
て、該各防護層2,3間に通路4,4を形成すると共
に、これら通路4,4の内方側に保護区域5を確保し
て、該保護区域5に座席6を配置している。
【0007】請求項2記載の発明は、同各図に示すよう
に、保護区域5を隔壁7で上下に区画して、その上下空
間内に座席6をそれぞれ配置している。
【0008】
【作用及び効果】請求項1記載の発明によれば、たとえ
交通事故等が発生したとしても、車体1の車幅方向両側
には2層の防護層2,3が設けられ、これら防護層2,
3間の通路4,4を挟んだ内方側に保護区域5が確保さ
れて、この保護区域5に座席6が配置されているので、
該座席6に座乗する乗客が影響を受けるのを排除するこ
とができて、乗客を安全に輸送できる。また、バス走行
時には、車輪が配置される車体1の車幅方向両側におい
て大きな振動を発生するにも拘らず、前記保護区域5は
車幅方向中央側に設けられ、該保護区域5に座席6が配
置されているため、この座席6に着座する乗客は車輪の
振動を受け難くて、乗客の乗り心地を良好にできる。
【0009】しかも、前記車体1の車幅方向両側で前記
各防護層2,3間に左右2つの通路4,4が設けられて
いるため、これら各通路4,4を介して乗客が前記座席
6に容易に乗降することもできる。その上、前記各防護
層2,3により前記保護区域5内の座席6に座乗する乗
客の安全性を確保できることから、外部側の防護層2に
設ける窓の大きさを拡大することができて、乗客に快適
感を与えることもできる。
【0010】請求項2記載の発明によれば、保護区域5
が隔壁7により上下区画され、その上下空間内にそれぞ
れ座席6が配置されているので、簡単な構成で所定座席
数を確保しながら各座席6の大きさを大として、乗客の
安全性を高めるためのシートベルトの設置空間を確保で
き、また、乗客に快適な乗り心地を与えることもできな
がら、交通事故等が発生したときの乗客の安全性を一段
と高めることができる。
【0011】即ち、前記座席6に着座する乗客の安全性
と、該乗客から天井までの高さとは密接な関係があっ
て、車体転倒等の際には、乗客から天井までの高さが高
い程、乗客の頭や首等に対する衝撃荷重が大となるので
あるが、以上のように、前記保護区域5を隔壁7で上下
区画して、その上下空間内にそれぞれ座席6を配置する
ことにより、この上部空間内の座席6に着座する乗客か
ら天井までの高さを、また、下部空間内の座席6に着座
する乗客から前記隔壁7までの高さをそれぞれ低くで
き、しかも、前記各座席6が配置される保護区域5は、
前記防護層2,3間に形成される各通路4,4を挟んだ
車幅方向中央側に形成されているので、車体転倒等のと
きにも、前記各座席6に着座する乗客の頭部等を確実に
保護できて、乗客の安全性を一層高めることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるバスの車体
構造を図面に基づいて説明する。図1〜図6に示す実施
形態では、バス車体1の車幅方向両側に、車体外部側に
配置される第1防護層2と、該防護層2の内部側に所定
間隔を置いて配置される第2防護層3とをそれぞれ配設
して、これら各防護層2,3間に車体前後方向に延びる
左右2つの乗客用通路4,4を形成すると共に、該各通
路4,4の内方側に保護区域5を確保して、この保護区
域5に複数の座席6をそれぞれ配置している。
【0013】また、各図の実施形態では、前記保護区域
5を隔壁7により上下2つの空間51,52に区画する
と共に、この上部空間51における前記隔壁7の上部側
に乗客用上部通路41を形成して、該上部通路41を挟
んだ左右両側に1個づつの座席6を、一方下部空間52
には横3列の座席6をそれぞれ前後方向に複数組配置し
ている。
【0014】具体的に説明すると、前記第1防護層2
は、前記車体1の底部フレーム10上に設けられる床壁
11と一体結合され、車体下部側に前後方向に向かって
配設された厚肉の鋼板21と、この鋼板21の長さ方向
複数個所から上方に向かって延び、前記車体1の天井板
12に一体結合される複数の鋼支柱22と、該各鋼支柱
22の上下方向中間部位に前後方向に延設された横梁2
3とから成り、これら鋼板21,鋼支柱22,横梁23
及び天井板12の間に、複数の上下窓24を設けてい
る。尚、前記車体1の下部側は、交通事故等の際に最も
衝撃荷重を受け易いことから、この車体1の下部側鋼板
21を厚肉として、該車体1を強化するようにしてい
る。
【0015】また、前記第2防護層3は、前記車体1の
長さ方向複数個所で床壁10と天井板12との間に上下
方向に架設された複数の鋼柱31と、前記下部空間52
に設ける各下部座席6の配列方向両側に、該各座席6と
隣接状に2枚1組として配設された複数組の鋼板32
と、前記上部空間51に設ける各上部座席6の左右両側
で前記各鋼柱31間に、該各座席6と隣接状に前後方向
に配設された複数の鋼板33と、前記各座席6のそれぞ
れ左右両側を支持する支持板34とで構成している。
【0016】さらに、図1,図6の実施形態では、前記
保護区域5における上部空間51の天井側で左右両側に
それぞれ荷物ケース53を設け、該各ケース53には内
開き式の開閉ドア54を取付けている。
【0017】図7の実施形態では、前記保護区域5の車
幅方向一方側に、前記下部空間52に配設された各下部
座席6に乗降するための下部通路4を形成すると共に、
前記上部空間51に横3列の座席6を前後方向に配設し
て、この上部空間51の前記下部通路4とは反対側に、
上部座席6に乗降するための上部通路4を形成し、これ
ら上下部通路4,4を介して上下各座席6に乗降できる
ようにしている。前記上部通路4と床壁11との間に
は、図示しないステップが設けられていて、この床壁1
1から上部通路4を経て上部座席6に乗降できるように
している。
【0018】また、同図の実施形態では、前記上部通路
4の高さとほぼ同一高さとなるように、前記下部通路4
の上方に天井壁42を設けて、これら各通路4,4を通
る乗客の頭部から天井までの高さを低く抑えて、交通事
故等の際に乗客の頭部等が受ける衝撃荷重を出来るだけ
軽減するようにしている。さらに、同図では、前記上部
空間51の天井側で左右両側に、それぞれ外開き式の開
閉ドア55を備えた荷物ケース56を設けている。
【0019】各図において、81は前記車体1における
第1防護層2の前部側に設けた乗降口、82,83は前
記車体1の下方前後部位に支持した前輪及び後輪、84
は前記乗降口81から床壁11上に乗降するためのステ
ップ、85は前記床壁11から上部空間51の上部通路
41に乗降するためのステップ、86は車体前方側に設
けた運転席、87は車体後方側に設けたトイレ、88は
前記上部空間51からトイレ87に通じるステップ、8
9は車体下部側に設けたトランクルーム、90はエンジ
ンルームである。また、図3で示すように、前記天井板
12には、その前後2個所に天井窓91,91を設けて
いる。
【0020】次に、以上の構造による作用について説明
する。旅行時等に、乗客が前記保護区域5内に設けた上
下空間51,52の各座席6に乗降するときには、前記
乗降口81から床壁11及び各通路4,4又は41を経
て前記各座席6に楽に乗降することができる。そして、
例えば交通事故等が発生したときには、前記車体1の車
幅方向両側に2層の防護層2,3が設けられ、これら各
防護層2,3間の通路4,4を挟んだ内方側に保護区域
5が確保されて、この保護区域5内の上下空間51,5
2に複数の座席6が配置されているため、該各座席6に
座乗する乗客が影響を受けるのを排除することができて
乗客を安全に輸送でき、また、前記各通路4,4又は4
1を介して乗客が緊急非難することもできる。
【0021】しかも、バス走行時には、前後車輪82,
83が配置される車体1の車幅方向両側において大きな
振動を発生するにも拘らず、前記保護区域5は車幅方向
中央側に設けられ、該保護区域5内の上下空間51,5
2に各座席6が配置されているため、これら各座席6に
着座する乗客は前記車輪82,83の振動を受け難く
て、乗客の乗り心地を良好にできる。
【0022】さらに、図6,図7に示すような座席6の
配置構造とするときには、所定座席数を確保できながら
各座席6を大きくすることができて、乗客の安全性を高
めるためのシートベルトの設置空間を確保でき、また、
乗客に快適な乗り心地を与えることもできながら、交通
事故等が発生したときの乗客の安全性を一層高めること
ができる。つまり、以上のように、前記保護区域5を隔
壁7で上下区画して、その上下空間51,52内にそれ
ぞれ座席6を配置することにより、この上部空間51内
の座席6に着座する乗客から天井板12までの高さを、
また、下部空間52内の座席6に着座する乗客から前記
隔壁7までの高さをそれぞれ低くでき、しかも、前記各
座席6が配置される保護区域5は、前記防護層2,3間
に形成される各通路4,4を挟んだ車幅方向中央側に形
成されているので、車体転倒等のときにも、前記各座席
6に着座する乗客の頭部等を確実に保護できて、乗客の
安全性を一層高めることができる。
【0023】また、以上のように、前記各防護層2,3
により前記保護区域5内の上下空間51,52に設けた
各座席6に座乗する乗客の安全性を確保できることか
ら、外部側の第1防護層2に設ける上下窓24の大きさ
を大にすることができて、乗客に快適感を与えることも
でき、しかも、前記第1防護層2には、前記乗降口81
の他に図示しない複数の非常口を設けて、これら非常口
から乗客を緊急非難させることもできる。尚、前記保護
区域5は、上下3つの空間に区画して、最上空間内にベ
ッド等を配置するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるバス車体構造の一実施形態を示
す前方側から見た透視図。
【図2】同一部破断した側面図。
【図3】同平面図。
【図4】防護区域の上部空間を示す平断面図。
【図5】防護区域の下部空間を示す平断面図。
【図6】同縦断正面図。
【図7】別の実施形態を示す縦断正面図。
【符号の説明】
1…車体、2,3…防護層、4…通路、5…保護区域、
51…上部空間、52…下部空間、6…座席、7…隔
壁。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バス車体(1)の車幅方向両側に2層の
    防護層(2)(3)を設けて、該各防護層(2)(3)
    間に通路(4,4)を形成すると共に、これら通路
    (4,4)の内方側に保護区域(5)を確保して、該保
    護区域(5)に座席(6)を配置していることを特徴と
    するバスの車体構造。
  2. 【請求項2】 保護区域(5)を隔壁(7)で上下に区
    画して、その上下空間内にそれぞれ座席(6)を配置し
    ている請求項1記載のバスの車体構造。
JP31734795A 1995-11-10 1995-11-10 バスの車体構造 Pending JPH09132176A (ja)

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JP31734795A JPH09132176A (ja) 1995-11-10 1995-11-10 バスの車体構造

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100803415B1 (ko) * 2006-09-11 2008-02-13 현대자동차주식회사 초저상 압축천연가스 버스
CN103303377A (zh) * 2013-06-13 2013-09-18 四川大学 一种安全公交车
JP2016222087A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 いすゞ自動車株式会社 バスの車両構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100803415B1 (ko) * 2006-09-11 2008-02-13 현대자동차주식회사 초저상 압축천연가스 버스
CN103303377A (zh) * 2013-06-13 2013-09-18 四川大学 一种安全公交车
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