JP6575757B2 - サイドエアバッグ装置 - Google Patents
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Description
乗員と車体側部材との幅が所定幅より狭い場合、エアバッグの展開は規制されるため、筒部材の可変開口部が開いた状態になり、可変開口部から第1排出ベントまたは第2排出ベントのうち大きい排出ベントが備えられたチャンバに優先的にガスが供給される。これにより、大きい排出ベントから多くのガスが排出されるので、エアバッグは大きく膨らまず、エアバッグの内圧が増加することが抑制され、狭い幅に応じてエアバッグの内圧が適切な状態に調整される。
一方、乗員と車体側部材との幅が所定幅より広い場合、エアバッグが幅方向に広く展開しようとするため、筒部材の可変開口部が閉じられ、可変開口部からのガスの供給が抑制される。これにより、大きい排出ベントが備えられた側のチャンバへのガスの供給量が減るため、大きい排出ベントからのガスの排出が抑制された状態となり、広い幅に応じてエアバッグが大きく膨らみ、エアバッグの内圧が適切な状態に保たれる。
乗員と車体側部材との幅が狭い場合には、エアバッグの幅方向での展開が規制されて筒部材の可変開口部が開いた状態になり、可変開口部から内チャンバに多くのガスが供給される。大きい排出ベント(第2排出ベント)から多くのガスが排出されるとともに、外チャンバへのガスの供給が抑制され、エアバッグは大きく膨らまず、狭い幅に応じてエアバッグの内圧が適切な状態に調整される。内チャンバに多くのガスを流通させて外部に排出させることで、乗員と車体側部材との幅が狭い場合に、内チャンバの内圧の増加をより確実に抑制することができるので、エアバッグの内圧をより適切な状態に調整することができる。
一方、乗員と車体側部材との幅が広い場合には、エアバッグが幅方向に大きく展開しようとするため、閉部材により筒部材の可変開口部が閉じられ、可変開口部から内チャンバにはガスが供給されず、内チャンバへのガスの供給が抑制されて大きい排出ベント(第2排出ベント)からの排出が抑制される。一方、小さい排出ベント(第1排出べント)が設けられた外チャンバへのガス供給割合が増えるので、外チャンバが確実に膨らんでエアバッグが大きく膨らみ、広い幅に応じた圧力が保たれる。乗員を的確に保護する形状に外チャンバを形成することで、乗員と車体側部材との幅が広い場合であっても、乗員の保護をより適切に行うことができる。
乗員と車体側部材との幅が狭い場合、エアバッグの展開が規制されて筒部材の可変開口部が開いた状態になり、可変開口部から外チャンバに多くのガスが噴出し、大きい排出ベント(第1排出ベント)から多くのガスが排出され、内チャンバへのガスの噴出が抑制され、エアバッグは大きく膨らまず、狭い幅に応じてエアバッグの内圧が適切な状態に調整される。外チャンバに多くのガスを流通させて外部に排出させることで、乗員と車体側部材との幅が狭い場合であっても、外チャンバの内圧の増加をより確実に抑制することができるので、広い範囲でエアバッグの内圧をより適切な状態に調整することができる。
乗員と車体側部材との幅が広い場合、エアバッグが幅方向に大きく展開するため、閉部材により筒部材の可変開口部が閉じられ、可変開口部から内チャンバにはガスが噴出されず、外チャンバ11へのガスの供給が抑制され大きい排出ベント(第1排出ベント)からのガス排出量が減少される。これによりエアバッグ全体のガス排出量が抑制されてエアバッグが大きく膨らみ、広い幅に応じた圧力が保たれる。なお、可変開口部が閉じられると小さい排出ベント(第2排出べント)が設けられた内チャンバへのガス供給割合が増えるので内チャンバ15を確実に膨らませることができ、乗員を的確に保護する位置(例えば、下方)に内チャンバを配置することで、乗員と車体側部材との幅が広い場合であっても、所望の箇所(例えば、耐性が高い腰部)の拘束をより適切に行うことができる。
内チャンバ15の第2排出ベント16は、外チャンバ11の第1排出ベント13に比べて開口面積が大きく設定されている。
図に示すように、可変開口部24は幅方向の隙間Tが上下方向に延びるスリット状の開口とされ、スリット状の開口が内チャンバ15内に臨んでいる。可変開口部24の幅方向の互いに対向する縁部の一方側の縁部24aには、一方の長尺部材としての一方帯状部材31が上下方向に間隔を空けて複数(図示例では4つ)設けられて、他方側の縁部24b側へ延びている。
図4(a)に示すように、エアバッグ6展開時のサイドドア3と乗員5との隙間の幅hが狭い状態では、エアバッグ6の幅方向への展開(膨張)が規制されて体積が小さくなる。
2 シートバック
3 サイドドア
4 サイドエアバッグ装置
5 乗員
6、36 エアバッグ
7 インフレーター
11 外チャンバ
12 穴
13、42 第1排出ベント
15 内チャンバ
16、43 第2排出ベント
18、45 インナーチューブ
19、47 下部インナーチューブ
20、46 第2噴出口
21、48 上部インナーチューブ
22、49 第1噴出口
24、35 可変開口部
25 閉部材
31 一方帯状部材
32 他方帯状部材
41 穴
Claims (5)
- 車両の側面からの側面衝突時に乗員と側面車体部材との間にエアバッグが展開するサイドエアバッグ装置において、
前記エアバッグは、
当該エアバッグの外周面を形成し、乗員の側面の所望部位を覆う外チャンバと、
前記外チャンバの内側に配される内チャンバと、
前記外チャンバに設けられ、当該外チャンバ内部のガスを前記エアバッグの外部に排出するための第1排出ベントと、
前記内チャンバに前記第1排出ベントとは異なる大きさで設けられ、当該内チャンバ内部のガスを前記エアバッグの外部に排出するための第2排出ベントと、
ガスを噴出するインフレーターを収容し、インフレーターからのガスを前記外チャンバ、及び、前記内チャンバに供給する筒部材と、
前記筒部材に形成され、前記第1排出ベントもしくは前記第2排出ベントのうちの大きい側の排出ベントが設けられた前記外チャンバまたは前記内チャンバの何れか一方のチャンバ内に開口され、前記エアバッグが幅方向に展開することで閉じられる可変開口部と、
前記筒部材に形成され、前記第1排出ベントもしくは前記第2排出ベントのうちの小さい側の排出ベントが設けられた前記外チャンバまたは前記内チャンバの何れか一方のチャンバ内に開口された噴出口とを備えた
ことを特徴とするサイドエアバッグ装置。 - 請求項1に記載のサイドエアバッグ装置において、
前記筒部材には、当該エアバッグが幅方向に展開するにしたがって前記可変開口部を閉じる閉部材が設けられ、
前記閉部材は、
前記可変開口部の展開幅方向で対向する縁部の一方の縁部から延びて対向する他方側の前記エアバッグの基布の内側に接続される一方の長尺部材と、他方の縁部から延びて対向する一方側の前記エアバッグの基布の内側に接続される他方の長尺部材とで構成され、
前記可変開口部は、
前記エアバッグが幅方向に展開するにしたがって前記対向する縁部が前記一方及び他方の長尺部材によって互いに近づく方向に引かれ、前記エアバッグの展開幅が所定幅以上となったときに閉じられる
ことを特徴とするサイドエアバッグ装置。 - 請求項2に記載のサイドエアバッグ装置において、
前記一方及び他方の長尺部材は、前記筒部材の長手方向に沿って複数が交互に並んで配置されている
ことを特徴とするサイドエアバッグ装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のサイドエアバッグ装置において、
前記内チャンバの前記第2排出ベントが前記外チャンバの前記第1排出ベントに比べて大きく形成され、
前記筒部材の前記可変開口部が前記内チャンバの内部に開口され、
前記一方及び他方の長尺部材が展開幅方向で前記内チャンバの基布の内側に接続されている
ことを特徴とするサイドエアバッグ装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のサイドエアバッグ装置において、
前記外チャンバの前記第1排出ベントが前記内チャンバの前記第2排出ベントに比べて大きく形成され、
前記筒部材の前記可変開口部が前記外チャンバの内部に開口され、
前記一方及び他方の長尺部材が展開幅方向で前記外チャンバの基布の内側に接続されている
ことを特徴とするサイドエアバッグ装置。
Priority Applications (1)
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JP2015203203A JP6575757B2 (ja) | 2015-10-14 | 2015-10-14 | サイドエアバッグ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015203203A JP6575757B2 (ja) | 2015-10-14 | 2015-10-14 | サイドエアバッグ装置 |
Publications (2)
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JP6575757B2 true JP6575757B2 (ja) | 2019-09-18 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2015203203A Active JP6575757B2 (ja) | 2015-10-14 | 2015-10-14 | サイドエアバッグ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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2015
- 2015-10-14 JP JP2015203203A patent/JP6575757B2/ja active Active
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