JP6575745B2 - 商品陳列ユニット - Google Patents
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Description
仕切り板をさらに備え、第2の仕切り板の後端部と奥板との間は、商品が移動可能な間隔を有する。このような発明によれば、第2の仕切り板によって商品が複数の列に仕切られることで、商品陳列ユニットは商品を複数の列に陳列する事が可能となる。
図1は、第1実施形態に係る商品陳列棚1の一例を示す図である。商品陳列棚1には、店舗において販売される商品が陳列される。商品陳列棚1には、例えば、食料品、飲料品、雑貨等の様々な商品が陳列される。商品陳列棚1は、例えば、既に店舗内に設置された棚に載置する事が可能である。商品陳列棚1は、底板11、側板12および背板13を備える。なお、本明細書において、背板13側を商品陳列棚1の奥側、背板13と反対側を商品陳列棚1の前側とする。また、商品陳列棚1に向かって左側を左、右側を右とする。商品陳列棚1は、「商品陳列ユニット」の一例である。
側板12の案内部12fLと接触し、その移動方向が左右方向に変換される。左右方向に移動する既存商品50cによって既存商品50bは押圧される。押圧された既存商品50bの移動方向は、側板12の案内部12fRによって前方向に変換される。前方向に移動する既存商品50bによって既存商品50aは押圧される。既存商品50bによって押圧された既存商品50aは、前側に移動する。このように商品が補充された結果、図5(D)に例示するように、商品陳列棚1において既存商品の特に50a、50bが前側に、補充商品60a、60bが奥側に配置される。
第1変形例では、商品と案内部との間に働く摩擦力を低減する手段を案内部に設ける。図6は、第1変形例に係る商品陳列棚1aの一例を示す図である。商品陳列棚1aは、案内部112fの内側面にローラー112f1が設けられている点で、第1実施形態の商品陳列棚1と異なる。ローラー112f1は、商品陳列棚1aの上下方向に平行な軸の周りに回転可能である。案内部112fに設けられたローラー112f1が回転することによって、商品と案内部112fとの間に働く摩擦力を低減することが可能となる。その結果、商品陳列棚1aに商品を補充する際の商品の移動がスムーズになる。ローラー112f1は、「摩擦力低減手段」の一例である。
第2変形例では、商品陳列棚の内部を移動する商品の姿勢を不安定化させることで、商品の移動をスムーズにする手段を側板に設ける。ここで、例えば、円柱状の商品の列を別の商品で押して移動させる場合、各商品の姿勢が安定して商品同士が密接している場合より、各商品の姿勢がある程度不安定であり、商品同士の接触状態の変化した方がスムーズに移動する現象が確認されている。図7は、第2変形例に係る商品陳列棚1bの一例を示
す図である。商品陳列棚1bは、側板212の内側面に複数の突起212gを有する点で第1実施形態の商品陳列棚1と異なる。第2変形例では、側板212の内側面に複数の突起212gが設けられている。複数の突起212gの高さは各々異なっていてもよい。複数の突起212gによって商品陳列棚1b内を移動する商品の姿勢を不安定化する。そのため、商品の姿勢が不安定になり、商品同士の接触状態が変化する。その結果、商品陳列棚1c内における商品の移動がスムーズになる。複数の突起212gは、「姿勢制御手段」の一例である。
第3変形例では、商品陳列棚の内部を移動する商品の姿勢を不安定化させる手段を案内部から背板にかけて設ける。図8Aおよび図8Bは、第3変形例に係る商品陳列棚1cの一例を示す図である。図8Aは、第3変形例に係る商品陳列棚1cの一例を示す斜視図である。図8Bは、図8AにおけるA−A断面図の一例である。商品陳列棚1cは、側板312の案内部312fから背板313にかけて傾斜部312gが設けられている点で、第1実施形態の商品陳列棚1と異なる。傾斜部312gの大きさおよび傾斜は、移動する商品の姿勢を不安定化し、かつ、商品が倒れない程度に適宜定められる。第3変形例では、傾斜部312gが設けられることで、商品の姿勢が不安定になり、商品同士の接触状態が変化する。その結果、商品陳列棚1c内における商品の移動がスムーズになる。傾斜部312gは、「姿勢制御手段」の一例である。
第4変形例では、商品陳列棚の内部を移動する商品の方向変換を補助する手段を案内部に設ける。図9は、第4変形例に係る商品陳列棚1dの一例を示す図である。商品陳列棚1dは、案内部412fに板ばね412gが設けられている点で第1実施形態の商品陳列棚1と異なる。商品が案内部412fに接触すると、商品は案内部412fに設けられた板ばね412gの弾性力によって方向変換後の移動方向に付勢される。その結果、方向変換後の移動方向への商品の移動がスムーズになる。板ばね412gを設置する位置および弾性力の大きさは、方向変換後の方向に商品が移動しやすいように適宜定めればよい。板ばね412gは、「付勢手段」の一例である。
第5変形例では、商品陳列棚の内部を移動する商品の方向変換を補助する手段を底板に設ける。図10は、第5変形例に係る商品陳列棚1eの一例を示す図である。商品陳列棚1eは、底板511に回転可能な回転板511aが設けられている点で、第1実施形態の商品陳列棚1と異なる。商品陳列棚1eでは、補充商品によって押圧されることで既存商品が移動すると、既存商品と回転板511aとの間に働く摩擦力によって回転板511aが回転する。既存商品は、回転板511aの回転によって方向変換が補助される。その結果、方向変換後の移動方向への商品の移動がスムーズになる。回転板511aの大きさは、陳列される商品の大きさ等によって適宜定めればよい。回転板511aは、「付勢手段」の一例である。
を移動する商品の方向変換を補助する手段は、回転板511aに限定されない。図11は、第5変形例に係る商品陳列棚1eの別例を示す図である。例えば、図11のように、床板511に回転部511bを設ける事でも同様の効果を期待できる。回転部511bでは、平板状の部材が、軸511cから放射状に設けられている。回転部511bは、軸511cを中心に回転可能に設けられている。補充商品によって押圧された既存商品が移動すると、移動した既存商品によって回転部511bが押圧される。その結果、回転部511bが軸511cを中心に回転する。既存商品は、回転部511bの回転によって方向変換が補助される。その結果、方向変換後の移動方向への商品の移動がスムーズになる。回転部511bの大きさは、陳列される商品の大きさ等によって適宜定めればよい。回転部511bは、「付勢手段」の一例である。
第6変形例では、U字状に加工された側板が採用される。図12は、U字状に加工された側板512を有する商品陳列棚1fの一例を示す上面図である。商品陳列棚1fは、側板512がU字状に加工されている点で、第1実施形態の商品陳列棚1と異なる。側板512がU字状に加工されていることで、補充商品に押圧された既存商品は側板512の内側面に沿って商品陳列棚1f内を移動する。内側面にそって移動することにより、商品陳列棚1fは、商品の移動方向を後方向から左右方向、左右方向から前方向へと変換可能となる。その結果、前側から商品を受け入れることで、既存商品を前側に配置し、受け入れられた商品を奥側に配置することができる。
第7変形例では、商品陳列棚に陳列される商品を複数の列に仕切る衝立部が商品陳列棚に設けられる。図13は、第7変形例に係る商品陳列棚1gの一例を示す斜視図である。商品陳列棚1gは、複数の衝立板14を有する点で、第1実施形態の商品陳列棚1と異なる。衝立板14の後端部14aと背板13との間には、商品陳列棚1gに陳列される商品が移動可能な間隔が設けられている。また、各衝立部14の間隔は、商品を陳列可能な間隔を保つように設けられている。衝立板14の数は、陳列する商品を並べる列の数、すなわちフェイス数に合わせて適宜定めればよい。衝立部14は、「第2の仕切り板」の一例である。
に配置することができる。
第1実施形態および第1から第7変形例では、側板の案内部は右または左のいずれか一方に設けられていた。第8変形例では、左右両側面に案内部を有する側板について説明する。図15は、左右両側面に案内部を有する側板812の一例を示す図である。側板812は、滑り止め部812bを有する点で側板12と異なる。滑り止め部812bは、略扇型状の形状を有し、その曲面に案内部812f、812gを有する。そのため、側板812の左右どちらに位置する商品に対しても、案内部812f、812gによって当該商品の移動方向を変換する事が可能である。また、このような側板812によれば、既存の棚に側板812を設けることで、商品の移動方向を変換する事も可能である。
第1実施形態および第1から第8変形例では、商品陳列棚は底板、側板、背板の各部品によって構成されていた。しかしながら、陳列する商品のサイズがあらかじめ決まっている場合、当該商品のサイズに応じたサイズの商品陳列棚を一体として形成する事も可能である。商品陳列棚を一体として形成することで、組み立て作業を行わずに商品陳列棚が使用可能となる。また、例えば、商品陳列棚の奥側を高く、前側を低くするように傾斜が設けられてもよい。傾斜を設けることで、商品陳列棚内での商品の奥側から前側への移動が容易になる。
11、511・・・底板
12、212、312、512、812・・・側板
12f、112f、312f、412f、512f、512g、812f、812g・・・案内部
13、313・・・背板
14・・・衝立板
14a・・・衝立板の後端部
50a、50b、50c、50d・・・既存商品
60a、60b、60c、60d、60e、60f、60g・・・補充商品
511a・・・回転板
511b・・・回転部
Claims (6)
- 商品を陳列可能な商品陳列ユニットであって
陳列すべき商品を前側から受け入れる商品受け入れ手段と、
商品を陳列または移動可能に支持する板状の本体部と、前記本体部に前後方向に延びるように設けられ、前記本体部の左右に2枚設けられた仕切り板とによって構成され、前記商品受け入れ手段によって受け入れられた商品によって、前記ユニットの内部に前記受け入れられた商品の受け入れ前から存在する既存商品を押圧することで前記既存商品の移動を可能とする移動補助手段と、
前記仕切り板の後部において該仕切り板と略垂直方向に前記2枚の仕切り板を連結するように設けられた奥板と、
前記2枚の仕切り板と前記奥板の接続部分に設けられ、前記既存商品が当接することでその移動方向を変換する斜面部を含み、前記移動した商品の移動方向を変更する方向変換手段と、を備え
前記受け入れられた商品によって移動させられた既存商品が、前記2枚の仕切り板と、奥板と、前記2つの斜面部によって、移動方向を後方向から左右方向、前方向へと変換可能としたことを特徴とする、
商品陳列ユニット。 - 前記方向変換手段によって商品の移動方向を変換する際に、商品の姿勢を不安定化させる姿勢制御手段をさらに備えることを特徴とする、
請求項1に記載の商品陳列ユニット。 - 前記方向変換手段によって商品の移動方向を変換する際に、商品に対して変換後の移動方向へ付勢する付勢手段をさらに備えることを特徴とする、
請求項1または2に記載の商品陳列ユニット。 - 商品と商品陳列ユニットとの間に働く摩擦力を低減する摩擦力低減手段をさらに備えることを特徴とする、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の商品陳列ユニット。 - 前記商品陳列ユニットは、
前記商品受け入れ手段、前記移動補助手段および前記方向変換手段が一体で形成されていることを特徴とする、
請求項1〜4のいずれか1項に記載の商品陳列ユニット。 - 商品を陳列する列毎に仕切る第2の仕切り板であって、前記本体部に前後方向に延びるように設けられた第2の仕切り板をさらに備え、
前記第2の仕切り板の後端部と前記奥板との間は、前記商品が移動可能な間隔を有することを特徴とする、
請求項2〜5のいずれか1項に記載の商品陳列ユニット。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
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ID=56569038
Family Applications (1)
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Country Status (1)
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- 2015-01-30 JP JP2015017937A patent/JP6575745B2/ja active Active
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