JP2016140521A - 商品陳列ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】商品を前側から補充することによって、既存商品を前側に配置することが可能な商品陳列ユニットを提供する。【解決手段】本商品陳列ユニットは、商品を陳列可能な商品陳列ユニットであって、商品受け入れ手段、移動補助手段および方向変換手段を備える。商品受け入れ手段は、陳列すべき商品を前側から受け入れる。移動補助手段は、商品受け入れ手段によって受け入れられた商品によって、当該ユニットの内部に当該受け入れられた商品の受け入れ前から存在する既存商品を押圧することで既存商品の移動を可能とする。方向変換手段は、当該移動した商品の移動方向を変更する。本商品陳列ユニットは、陳列すべき商品を前側から受け入れ手段に挿入することで、既存商品をユニットの内部で前側に移動可能としたことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、商品陳列ユニットに関する。
店舗の従業員等は、商品を商品陳列ユニットに陳列する際、古い商品から売れていくように、製造年月日等の古い商品を前側に、新しい商品をその奥側に配置することが多い。しかしながら、商品陳列ユニットの前側から商品が補充される場合、補充前から商品陳列ユニットに存在する既存商品が補充された商品によって奥側に押される。その結果、既存商品が補充された商品の奥側に配置される虞がある。そこで、例えば、後ろ側から商品の補充が可能な商品陳列ユニットも利用されている。このような商品陳列ユニットによれば、後ろ側から商品が補充される事で既存商品を前側に配置することが可能となる。しかしながら、商品陳列ユニットの後ろ側に商品を補充するスペースが無い場合もある。このような場合、例えば、既存商品を商品陳列ユニットから一旦取り出し、改めて既存商品の奥側に商品を補充する方法が採られている。また、例えば、商品陳列ユニットを引出しのように前側に引出して、既存商品の奥側に商品を補充する事もある。これに対し、店舗で商品を陳列する際には、例えば以下のような商品陳列ユニットも利用されている(例えば、特許文献1から3を参照)。例えば、商品を縦に落下させるタイプの商品陳列ユニットが利用されている。このような商品陳列ユニットでは、商品陳列ユニットの上部に設けられた商品受け入れ手段から商品が補充される。補充された商品は商品受け入れ手段の下方に設けられた陳列棚の奥側に落下する。陳列棚は、前方に向けて傾斜が設けられている。そのため、陳列棚に落下した商品は、この傾斜によって、陳列棚の前側に案内される。また、例えば、商品陳列ユニットの陳列棚にローラーを設けることで、最前列の商品が取り出されると、後続の商品が前側にスライドする商品陳列ユニットも利用されている。
特開平5−128360号公報 特開平7−124041号公報 特開2001−078860号公報
このように、商品陳列ユニットの後ろ側からの商品の補充が難しい場合、既存商品を補充される商品の前側に配置することは作業者にとって大きな負担となる。そこで、本発明は、商品を前側から補充することによって、既存商品を前側に配置することが可能な商品陳列ユニットを提供する事を課題とする。
本発明では、上記課題を解決するために、以下の手段を採用した。すなわち、本発明は、次の商品陳列ユニットである。本商品陳列ユニットは、商品受け入れ手段、移動補助手段および方向変換手段を備える。商品受け入れ手段は、陳列すべき商品を前側から受け入れる。移動補助手段は、商品受け入れ手段によって受け入れられた商品によって、当該ユニットの内部に当該受け入れられた商品の受け入れ前から存在する既存商品を押圧することで既存商品の移動を可能とする。方向変換手段は、当該移動した商品の移動方向を変更する。本商品陳列ユニットは、陳列すべき商品を前側から受け入れ手段に挿入することで、既存商品をユニットの内部で前側に移動可能としたことを特徴とする。
このような発明によれば、商品受け入れ手段によって、陳列すべき商品が前側から受け入れられる。受け入れられた商品によって既存商品が押圧されることで、既存商品は移動する。さらに、既存商品は、方向転換手段によってユニットの内部で前側に移動可能となっている。その結果、本発明は、商品を前側から補充することによって、既存商品を前側に配置することができる。
また、本発明に係る商品陳列ユニットは、次の特徴を有してもよい。商品を陳列または移動可能に支持する板状の本体部と、本体部に前後方向に延びるように設けられた仕切り板と、仕切り板の後部に設けられ、既存商品が当接することでその移動方向を変換する斜面部と、を備える。本体部と仕切り板とにより、移動補助手段が構成される。本体部と斜面部とにより、方向変換手段が構成される。
このような発明によれば、受け入れられた商品によって押圧された既存商品は、本体部と仕切り板とによって構成される移動補助手段によって移動する。さらに、移動した既存商品は本体部と斜面部とによって構成される方向変換手段によってユニットの内部で前側に移動可能となっている。その結果、本発明は、商品を前側から補充することによって、既存商品を前側に配置することができる。
また、本発明に係る商品陳列ユニットは、次の特徴を有してもよい。仕切り板は、本体部の左右に2枚設けられる。仕切り板の後部において該仕切り板と略垂直方向に2枚の仕切り板を連結するように奥板が設けられる。斜面部は、2枚の仕切り板と奥板の接続部分に設けられ、受け入れられた商品によって移動させられた既存商品が、2枚の仕切り板と、奥板と、2つの斜面部によって、移動方向を後方向から左右方向、前方向へと変換可能とした。
このような発明によれば、2枚の仕切り板と奥板の接続部分に設けられた斜面部によって、既存商品の移動方向が変換される。その結果、本発明は、商品を前側から補充することによって、既存商品を前側に配置することができる。
また、本発明に係る商品陳列ユニットは、次の特徴を有してもよい。方向変換手段によって商品の移動方向を変換する際に、商品の姿勢を不安定化させる姿勢制御手段をさらに備える。このような発明によれば、姿勢制御手段によって商品の姿勢を不安定化させることにより、方向変換手段による方向の変換が容易になる。
また、本発明に係る商品陳列ユニットは、次の特徴を有してもよい。方向変換手段によって商品の移動方向を変換する際に、商品に対して変換後の移動方向へ付勢する付勢手段をさらに備える。このような発明によれば、付勢手段によって付勢されることで、方向変換後の商品の移動がスムーズになる。
また、本発明に係る商品陳列ユニットは、次の特徴を有してもよい。商品と商品陳列ユニットとの間に働く摩擦力を低減する摩擦力低減手段をさらに備える。このような発明によれば、摩擦力低減手段によって、商品と商品陳列ユニットとの間に働く摩擦力が低減される。その結果、商品陳列ユニット内の商品の移動がスムーズになる。
また、本発明に係る商品陳列ユニットは、次の特徴を有してもよい。商品受け入れ手段、移動補助手段および方向変換手段が一体で形成されている。このような発明によれば、組み立て作業を行わずに商品陳列ユニットが使用可能となる。
また、本発明に係る商品陳列ユニットは、次の特徴を有してもよい。商品を陳列する列毎に仕切る第2の仕切り板であって、本体部に前後方向に延びるように設けられた第2の
仕切り板をさらに備え、第2の仕切り板の後端部と奥板との間は、商品が移動可能な間隔を有する。このような発明によれば、第2の仕切り板によって商品が複数の列に仕切られることで、商品陳列ユニットは商品を複数の列に陳列する事が可能となる。
本商品陳列ユニットは、商品を前側から補充することによって、既存商品を前側に配置することができる。
図1は、第1実施形態に係る商品陳列棚の一例を示す図である。 図2は、商品陳列棚の底板の一例を示す図である。 図3Aは、商品陳列棚の側板を前側から見た斜視図の一例である。 図3Bは、商品陳列棚の側板を奥側から見た斜視図の一例である。 図4は、商品陳列棚の背板の一例を示す図である。 図5は、商品陳列棚に商品を陳列する流れの一例を示す図である。 図6は、第1変形例に係る商品陳列棚の一例を示す図である。 図7は、第2変形例に係る商品陳列棚の一例を示す図である。 図8Aは、第3変形例に係る商品陳列棚の一例を示す斜視図である。 図8Bは、図8AにおけるA−A断面図の一例である。 図9は、第4変形例に係る商品陳列棚の一例を示す図である。 図10は、第5変形例に係る商品陳列棚の一例を示す図である。 図11は、第5変形例に係る商品陳列棚の別例を示す図である。 図12は、U字状に加工された側板を有する商品陳列棚の一例を示す上面図である。 図13は、第7変形例に係る商品陳列棚の一例を示す斜視図である。 図14は、第7実施例に係る商品陳列棚に商品を陳列する流れの一例を示す上面図である。 図15は、左右両側面に案内部を有する側板の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る商品陳列棚について説明する。以下に示す実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る商品陳列棚1の一例を示す図である。商品陳列棚1には、店舗において販売される商品が陳列される。商品陳列棚1には、例えば、食料品、飲料品、雑貨等の様々な商品が陳列される。商品陳列棚1は、例えば、既に店舗内に設置された棚に載置する事が可能である。商品陳列棚1は、底板11、側板12および背板13を備える。なお、本明細書において、背板13側を商品陳列棚1の奥側、背板13と反対側を商品陳列棚1の前側とする。また、商品陳列棚1に向かって左側を左、右側を右とする。商品陳列棚1は、「商品陳列ユニット」の一例である。
底板11は、商品を陳列または移動可能に支持する板状の部材である。また、底板11は、側板12および背板13を支持する。図2は、商品陳列棚1の底板11の一例を示す図である。また、底板11の材質は、陳列される商品を支持可能な剛性を確保できれば、どのような材質であってもよい。底板11の前側には、溝部11aが設けられている。溝部11aには、複数の溝が設けられている。溝部11aに設けられた溝が後述する側板12の突起部12aと係合することで、側板12の前側部分の位置決めを可能とする。底板11は、「本体部」の一例である。
側板12は、陳列される商品の側面を支持する。側板12は、底板11の左右に着脱自在に設けられる。側板12は、底板11に前後方向に延びるように設けられる略平板状の部材である。図3Aは、商品陳列棚1の側板12を前側から見た斜視図の一例である。図3Bは、商品陳列棚1の側板12を奥側から見た斜視図の一例である。側板12は、突起部12a、滑り止め部12bおよび案内部12fを有する。突起部12aは、底板11の溝部11aと係合することで、側板12の前側部分の位置決めを可能にする。滑り止め部12bは、凹部12e、凹凸部12cおよび凹凸部12dを有する。凹凸部12cおよび凹凸部12dは、凹部12eを挟んで上下に設けられている。滑り止め部12bは、後述する背板13の位置規制部13aと係合することで、側板12の背板13の長手方向に平行方向への移動が防止可能となる。側板12を底板11に取り付ける位置は、商品陳列棚1に陳列される商品の大きさに応じて適宜定めることが可能である。案内部12fは、側板12の後端に設けられる。すなわち、案内部12fは、側板12と背板13の接続部分に設けられる。案内部12fは、商品陳列棚1の前面から受け入れられる商品の進行方向を後方向から左右方向、さらには左右方向から前方向へ案内する。案内部12fは、「方向変換手段」の一例である。案内部12fは、「斜面部」の一例である。側板12は、「仕切り板」の一例である。底板11および側板12は、「移動補助手段」の一例である。
背板13は、陳列される商品の奥側への移動を制限する。図4は、商品陳列棚1の背板13の一例を示す図である。背板13は、商品陳列棚1の奥側に設けられる。背板13は、側板12の後端において側板12と略垂直方向に2枚の側板12を連結する。背板13は、その前面に位置規制部13aを有する。位置規制部13aは、側板12の滑り止め部12bと係合することで、側板12の位置ずれを抑制する。位置規制部13aは、横位置規制部13b、横位置規制部13cおよび突出部13dを有する。横位置規制部13bおよび横位置規制部13cは、突出部13dを挟んで上下に設けられている。横位置規制部13bおよび横位置規制部13cには、凹凸が左右方向に連続的に設けられている。側板12の滑り止め部12bが位置規制部13aに当接されることにより、側板12の背板13の長手方向に平行方向への移動が防止可能となる。背板13は、「奥板」の一例である。
図5は、商品陳列棚1に商品を陳列する流れの一例を示す図である。図5は、商品陳列棚1を上から見た図の一例である。図5の商品陳列棚1では、左側から商品が補充される。補充された商品は商品陳列棚1内を移動し、商品陳列棚1の右側の前面に進む。すなわち、図5の例では、左側が「商品受け入れ手段」の一例である。以下、図5を参照して、商品陳列棚1に商品を補充する流れを説明する。なお、説明の都合上、図5において、左側の案内部を案内部12fL、右側の案内部を案内部12fRとする。なお、「商品受け入れ手段」は商品陳列棚1の左側に限定されない。商品陳列棚1の右側が「商品受け入れ手段」であってもよい。
図5(A)は、商品陳列棚1に商品が補充される前の状態の一例を示す図である。図5(A)では、既存商品50a、50b、50cが商品陳列棚1に残っている。図5(B)は、補充商品60aを商品陳列棚1に補充している状態の一例を示す図である。補充された補充商品60aによって、既存商品50cは押圧される。補充商品60aによって押圧された既存商品50cは奥側に移動し、既存商品50bを押圧する。既存商品50bは、側板12の案内部12fLと接触し、その移動方向が後方向から左右方向に変換される。左右方向に移動する既存商品50bによって既存商品50aは押圧される。押圧された既存商品50aの移動方向は、側板12の案内部12fRによって前方向に変換される。
図5(C)では、さらに補充商品60bが補充される。補充商品60bによって、補充商品60aは押圧される。補充商品60bによって押圧された補充商品60aは奥側に移動し、既存商品50cを押圧する。補充商品60aによって押圧された既存商品50cは
側板12の案内部12fLと接触し、その移動方向が左右方向に変換される。左右方向に移動する既存商品50cによって既存商品50bは押圧される。押圧された既存商品50bの移動方向は、側板12の案内部12fRによって前方向に変換される。前方向に移動する既存商品50bによって既存商品50aは押圧される。既存商品50bによって押圧された既存商品50aは、前側に移動する。このように商品が補充された結果、図5(D)に例示するように、商品陳列棚1において既存商品の特に50a、50bが前側に、補充商品60a、60bが奥側に配置される。
商品陳列棚1では、商品は水平方向に移動された。そのため、商品を縦に落下させるタイプの商品陳列棚と比較して、商品に傷がつきにくい。また、商品を水平方向に移動させるため、縦に長い商品を立てて陳列する事が可能である。
商品陳列棚1では、前側から受け入れられた補充商品によって既存商品が押圧されることで、既存商品は移動する。さらに、既存商品の移動方向は、案内部12fによって商品陳列棚1の内部で後方向から左右方向、左右方向から前方向と変換される。そのため、既存商品が商品陳列棚1の前側に移動可能となっている。その結果、商品陳列棚1は、前側から商品を受け入れることで、既存商品を前側に配置し、受け入れられた商品を奥側に配置することが可能となる。
以上で説明した商品陳列棚1は単独で用いられていた。しかしながら、商品陳列棚1は、単独で用いられることに限定されない。商品陳列棚1は複数並べて用いられてもよい。さらに、横長の商品陳列棚を複数の側板12で区切ることにより、複数の商品陳列ユニットを形成してもよい。
以下、第1実施形態の各種変形例について説明する。変形例の説明において、第1実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
<第1変形例>
第1変形例では、商品と案内部との間に働く摩擦力を低減する手段を案内部に設ける。図6は、第1変形例に係る商品陳列棚1aの一例を示す図である。商品陳列棚1aは、案内部112fの内側面にローラー112f1が設けられている点で、第1実施形態の商品陳列棚1と異なる。ローラー112f1は、商品陳列棚1aの上下方向に平行な軸の周りに回転可能である。案内部112fに設けられたローラー112f1が回転することによって、商品と案内部112fとの間に働く摩擦力を低減することが可能となる。その結果、商品陳列棚1aに商品を補充する際の商品の移動がスムーズになる。ローラー112f1は、「摩擦力低減手段」の一例である。
第1変形例では、商品と案内部112fとの間に働く摩擦力を低減する手段として、案内部112fの内側面にローラー112f1が設けられた。しかしながら、商品と案内部との間に働く摩擦力を低減する手段がローラー112f1に限定されるわけではない。例えば、案内部112fの内側面を摩擦係数の小さい物質でコーティングすることでも商品と案内部112fとの間に働く摩擦力を低減可能である。摩擦係数の小さい物質としては、例えば、フッ素樹脂を挙げることができる。
<第2変形例>
第2変形例では、商品陳列棚の内部を移動する商品の姿勢を不安定化させることで、商品の移動をスムーズにする手段を側板に設ける。ここで、例えば、円柱状の商品の列を別の商品で押して移動させる場合、各商品の姿勢が安定して商品同士が密接している場合より、各商品の姿勢がある程度不安定であり、商品同士の接触状態の変化した方がスムーズに移動する現象が確認されている。図7は、第2変形例に係る商品陳列棚1bの一例を示
す図である。商品陳列棚1bは、側板212の内側面に複数の突起212gを有する点で第1実施形態の商品陳列棚1と異なる。第2変形例では、側板212の内側面に複数の突起212gが設けられている。複数の突起212gの高さは各々異なっていてもよい。複数の突起212gによって商品陳列棚1b内を移動する商品の姿勢を不安定化する。そのため、商品の姿勢が不安定になり、商品同士の接触状態が変化する。その結果、商品陳列棚1c内における商品の移動がスムーズになる。複数の突起212gは、「姿勢制御手段」の一例である。
<第3変形例>
第3変形例では、商品陳列棚の内部を移動する商品の姿勢を不安定化させる手段を案内部から背板にかけて設ける。図8Aおよび図8Bは、第3変形例に係る商品陳列棚1cの一例を示す図である。図8Aは、第3変形例に係る商品陳列棚1cの一例を示す斜視図である。図8Bは、図8AにおけるA−A断面図の一例である。商品陳列棚1cは、側板312の案内部312fから背板313にかけて傾斜部312gが設けられている点で、第1実施形態の商品陳列棚1と異なる。傾斜部312gの大きさおよび傾斜は、移動する商品の姿勢を不安定化し、かつ、商品が倒れない程度に適宜定められる。第3変形例では、傾斜部312gが設けられることで、商品の姿勢が不安定になり、商品同士の接触状態が変化する。その結果、商品陳列棚1c内における商品の移動がスムーズになる。傾斜部312gは、「姿勢制御手段」の一例である。
<第4変形例>
第4変形例では、商品陳列棚の内部を移動する商品の方向変換を補助する手段を案内部に設ける。図9は、第4変形例に係る商品陳列棚1dの一例を示す図である。商品陳列棚1dは、案内部412fに板ばね412gが設けられている点で第1実施形態の商品陳列棚1と異なる。商品が案内部412fに接触すると、商品は案内部412fに設けられた板ばね412gの弾性力によって方向変換後の移動方向に付勢される。その結果、方向変換後の移動方向への商品の移動がスムーズになる。板ばね412gを設置する位置および弾性力の大きさは、方向変換後の方向に商品が移動しやすいように適宜定めればよい。板ばね412gは、「付勢手段」の一例である。
第4変形例では、商品陳列棚1dの内部を移動する商品の方向変換を補助する手段として案内部412fに板ばね412gを設けた。しかしながら、商品陳列棚1dの内部を移動する商品の方向変換を補助する手段が板ばね412gに限定されるわけではない。第4変形例では、板ばね412gの代わりに、弾性力を有する様々な部材を採用する事が可能である。例えば、案内部412fに板ばね412gの代わりにコイルばねまたはゴムを設けることも可能である。
<第5変形例>
第5変形例では、商品陳列棚の内部を移動する商品の方向変換を補助する手段を底板に設ける。図10は、第5変形例に係る商品陳列棚1eの一例を示す図である。商品陳列棚1eは、底板511に回転可能な回転板511aが設けられている点で、第1実施形態の商品陳列棚1と異なる。商品陳列棚1eでは、補充商品によって押圧されることで既存商品が移動すると、既存商品と回転板511aとの間に働く摩擦力によって回転板511aが回転する。既存商品は、回転板511aの回転によって方向変換が補助される。その結果、方向変換後の移動方向への商品の移動がスムーズになる。回転板511aの大きさは、陳列される商品の大きさ等によって適宜定めればよい。回転板511aは、「付勢手段」の一例である。
第5変形例では、商品陳列棚の内部を移動する商品の方向変換を補助し、床板511に設けられる手段として、回転板511aを設けた。しかしながら、商品陳列棚1eの内部
を移動する商品の方向変換を補助する手段は、回転板511aに限定されない。図11は、第5変形例に係る商品陳列棚1eの別例を示す図である。例えば、図11のように、床板511に回転部511bを設ける事でも同様の効果を期待できる。回転部511bでは、平板状の部材が、軸511cから放射状に設けられている。回転部511bは、軸511cを中心に回転可能に設けられている。補充商品によって押圧された既存商品が移動すると、移動した既存商品によって回転部511bが押圧される。その結果、回転部511bが軸511cを中心に回転する。既存商品は、回転部511bの回転によって方向変換が補助される。その結果、方向変換後の移動方向への商品の移動がスムーズになる。回転部511bの大きさは、陳列される商品の大きさ等によって適宜定めればよい。回転部511bは、「付勢手段」の一例である。
<第6変形例>
第6変形例では、U字状に加工された側板が採用される。図12は、U字状に加工された側板512を有する商品陳列棚1fの一例を示す上面図である。商品陳列棚1fは、側板512がU字状に加工されている点で、第1実施形態の商品陳列棚1と異なる。側板512がU字状に加工されていることで、補充商品に押圧された既存商品は側板512の内側面に沿って商品陳列棚1f内を移動する。内側面にそって移動することにより、商品陳列棚1fは、商品の移動方向を後方向から左右方向、左右方向から前方向へと変換可能となる。その結果、前側から商品を受け入れることで、既存商品を前側に配置し、受け入れられた商品を奥側に配置することができる。
<第7変形例>
第7変形例では、商品陳列棚に陳列される商品を複数の列に仕切る衝立部が商品陳列棚に設けられる。図13は、第7変形例に係る商品陳列棚1gの一例を示す斜視図である。商品陳列棚1gは、複数の衝立板14を有する点で、第1実施形態の商品陳列棚1と異なる。衝立板14の後端部14aと背板13との間には、商品陳列棚1gに陳列される商品が移動可能な間隔が設けられている。また、各衝立部14の間隔は、商品を陳列可能な間隔を保つように設けられている。衝立板14の数は、陳列する商品を並べる列の数、すなわちフェイス数に合わせて適宜定めればよい。衝立部14は、「第2の仕切り板」の一例である。
図14は、第7実施例に係る商品陳列棚1gに商品を陳列する流れの一例を示す上面図である。図14では、衝立板14によって、右側のフェイス15a、中央のフェイス15bおよび左側の補充経路16が形成されている。補充経路16は、「商品受け入れ手段」の一例である。以下、図14を参照して、商品陳列棚1gに商品を補充する流れを説明する。
図14(A)は、商品が補充される前の商品陳列棚1gの一例を示している。図14(A)では、フェイス15aには、既存商品50aから50cが陳列されている。また、フェイス15bには、既存商品50dが陳列されている。この状態で、補充経路16から補充商品60a、60b、60c、60d、60eを補充する。補充商品60aは、案内部12fによって移動方向が変換されることによりフェイス15aに陳列される。その結果、図14(B)に例示するようにフェイス15aにはこれ以上商品が並ばなくなる。そのため、図14(C)に例示するように、補充商品60bはフェイス15bに導入されるようになる。このように商品が補充されていくと、図14(D)に例示するように、各フェイス15a、15bにおいて、既存商品50a、50b、50dが前側に陳列され、補充商品60a、60b、60c、60d、60e、60f、60gが奥側に陳列されるようになる。第7変形例によれば、複数のフェイスを有する商品陳列棚1gに対しても、前側から商品を受け入れることで、既存商品50a、50b、50c、50dを前側に配置し、補充された補充商品60a、60b、60c、60d、60e、60f、60gを奥側
に配置することができる。
<第8変形例>
第1実施形態および第1から第7変形例では、側板の案内部は右または左のいずれか一方に設けられていた。第8変形例では、左右両側面に案内部を有する側板について説明する。図15は、左右両側面に案内部を有する側板812の一例を示す図である。側板812は、滑り止め部812bを有する点で側板12と異なる。滑り止め部812bは、略扇型状の形状を有し、その曲面に案内部812f、812gを有する。そのため、側板812の左右どちらに位置する商品に対しても、案内部812f、812gによって当該商品の移動方向を変換する事が可能である。また、このような側板812によれば、既存の棚に側板812を設けることで、商品の移動方向を変換する事も可能である。
<その他>
第1実施形態および第1から第8変形例では、商品陳列棚は底板、側板、背板の各部品によって構成されていた。しかしながら、陳列する商品のサイズがあらかじめ決まっている場合、当該商品のサイズに応じたサイズの商品陳列棚を一体として形成する事も可能である。商品陳列棚を一体として形成することで、組み立て作業を行わずに商品陳列棚が使用可能となる。また、例えば、商品陳列棚の奥側を高く、前側を低くするように傾斜が設けられてもよい。傾斜を設けることで、商品陳列棚内での商品の奥側から前側への移動が容易になる。
第1実施形態および第1から第8変形例に係る側板は図3Aまたは図15に記載された形状に限定されない。側板は、「商品受け入れ手段」、「移動補助手段」および「方向転換手段」を構成可能な形状であれば、どのような形状でもよい。また、例えば、側板の底板および背板への固定方法は、別の方法であってもよい。例えば、側板は背板とネジ止めされてもよい。また、案内部は、平面による斜面であっても曲面であってもよい。
以上で開示した実施形態や変形例はそれぞれ組み合わせる事ができる。
1、1a、1b、1c、1d、1e、1f、1g・・・商品陳列棚
11、511・・・底板
12、212、312、512、812・・・側板
12f、112f、312f、412f、512f、512g、812f、812g・・・案内部
13、313・・・背板
14・・・衝立板
14a・・・衝立板の後端部
50a、50b、50c、50d・・・既存商品
60a、60b、60c、60d、60e、60f、60g・・・補充商品
511a・・・回転板
511b・・・回転部

Claims (8)

  1. 商品を陳列可能な商品陳列ユニットであって
    陳列すべき商品を前側から受け入れる商品受け入れ手段と、
    前記商品受け入れ手段によって受け入れられた商品によって、前記ユニットの内部に前記受け入れられた商品の受け入れ前から存在する既存商品を押圧することで前記既存商品の移動を可能とする移動補助手段と、
    前記移動した商品の移動方向を変更する方向変換手段と、を備え
    陳列すべき商品を前側から前記商品受け入れ手段に挿入することで、前記既存商品を前記ユニットの内部で前側に移動可能としたことを特徴とする、
    商品陳列ユニット。
  2. 商品を陳列または移動可能に支持する板状の本体部と、
    前記本体部に前後方向に延びるように設けられた仕切り板と、
    前記仕切り板の後部に設けられ、前記既存商品が当接することでその移動方向を変換する斜面部と、
    を備え、
    前記本体部と前記仕切り板とにより、前記移動補助手段が構成され、
    前記本体部と前記斜面部とにより、前記方向変換手段が構成されることを特徴とする、
    請求項1に記載の商品陳列ユニット。
  3. 前記仕切り板は、前記本体部の左右に2枚設けられ
    前記仕切り板の後部において該仕切り板と略垂直方向に前記2枚の仕切り板を連結するように奥板が設けられ、
    前記斜面部は、前記2枚の仕切り板と前記奥板の接続部分に設けられ、
    前記受け入れられた商品によって移動させられた既存商品が、前記2枚の仕切り板と、奥板と、前記2つの斜面部によって、移動方向を後方向から左右方向、前方向へと変換可能としたことを特徴とする、
    請求項2に記載の商品陳列ユニット。
  4. 前記方向変換手段によって商品の移動方向を変換する際に、商品の姿勢を不安定化させる姿勢制御手段をさらに備えることを特徴とする、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の商品陳列ユニット。
  5. 前記方向変換手段によって商品の移動方向を変換する際に、商品に対して変換後の移動方向へ付勢する付勢手段をさらに備えることを特徴とする、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の商品陳列ユニット。
  6. 商品と商品陳列ユニットとの間に働く摩擦力を低減する摩擦力低減手段をさらに備えることを特徴とする、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の商品陳列ユニット。
  7. 前記商品陳列ユニットは、
    前記商品受け入れ手段、前記移動補助手段および前記方向変換手段が一体で形成されていることを特徴とする、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の商品陳列ユニット。
  8. 商品を陳列する列毎に仕切る第2の仕切り板であって、前記本体部に前後方向に延びるように設けられた第2の仕切り板をさらに備え、
    前記第2の仕切り板の後端部と前記奥板との間は、前記商品が移動可能な間隔を有する
    ことを特徴とする、
    請求項2〜7のいずれか1項に記載の商品陳列ユニット。
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