JP6575552B2 - 車両の内装構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の内装構造に関するものである。
車両においては、特許文献1に示すように、前方衝突時に、運転者の足によって操作される操作ペダル(特にブレーキペダル)が所定以上後退するのを防止するペダル後退防止機構を備えたものが一般的となっている。
一方、最近の車両では、特許文献2に示すように、運転者の前方に各種情報を表示するヘッドアップディスプレイを搭載したものも増加する傾向にある。
特開2009ー237844号公報 特開2009ー1149号公報
ペダル後退防止機構にあっては、通常、強度部材としての車幅方向に伸びるクロスカービーム(インパネ支持メンバあるいはステアリング支持メンバと称されることもある)に対して固定されるペダル後退防止ブラケットを備えている。すなわち、ペダル後退防止ブラケットは、後退する操作ペダルが当接される受圧部と、クロスカービームに固定される固定部と、を有するものとなっている。そして、前方衝突時に操作ペダルが所定以上後退したときには、操作ペダルの保持部がペダル後退防止ブラケット(の受圧部)に当接されることにより、操作ペダルが脱落する等によってそれ以上後退しないようにしてある。
一方、クロスカービームの上方に配設されるヘッドアップディスプレイ等の電子機器に対するサービス性向上等の観点から、電子機器を、クロスカービームの前方空間を通して下方から取付、取外し可能にすることも考えられている。この場合、電子機器の下方に存在するペダル後退防止ブラケットが邪魔になることから、ペダル後退防止ブラケットをクロスカービームに対して固定具によって着脱自在に固定して、適宜ペダル後退防止ブラケットをクロスカービームから取外せるようにすることが考えられる。
上述のように、ペダル後退防止ブラケットを、固定具によってクロスカービームに対して着脱自在に固定する場合に、ペダル後退防止ブラケットがクロスカービームの回りに不用意に回動してしまって、固定作業が面倒である、という問題を新たに生じる。すなわち、ペダル後退防止ブラケットは、その固定部と受圧部との間がかなり離間した細長い形状であるため、ペダル後退防止ブラケットの固定部を、固定のためにクロスカービームの所定位置に接触させた状態では、ペダル後退防止ブラケットに作用するモーメントモメントによってペダル後退防止ブラケットが回動してしまうことになる。したがって、固定を行う作業者は、一方の手でペダル後退防止ブラケットの回り止めを行いつつ、他方の手で固定作業を行う、ということを強いられることになる。
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、ペダル後退防止ブラケットのクロスカービームに対する固定作業を容易に行えるようにした車両の内装構造を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明にあっては次のような基本的な解決手法を採択してある。すなわち、
後方への荷重によって運転者の足で操作される操作ペダルが後退されたときに、該操作ペダルの保持部が当接されるペダル後退防止ブラケットを備えた車両の内装構造であって、
前記ペダル後退防止ブラケットが、クロスカービームに対して第1固定具によって着脱自在に固定される固定部と、前記操作ペダルが後退されたときに当接される受圧部と、を有し、
前記固定部と前記受圧部とが、上下方向にオフセットされており、
前記ペダル後退防止ブラケットに、前記クロスカービームに対する回り止め部が形成されている、
ようにしてある。
上記基本的な解決手法に加えて、本件第1発明にあっては次のような解決手法をさらに採択してある。すなわち、
前記ペダル後退防止ブラケットの上方に、電子機器が配設され、
前記電子機器は、前記ペダル後退防止ブラケットを取外した状態で、前記クロスカービームの前方空間を通して下方から取付、取外し可能とされている、
ようにしてある(請求項1対応)。
上記基本的な解決手法に加えて、本件第2発明にあっては次のような解決手法をさらに採択してある。すなわち、
前記固定部は、前記クロスカービームに対して固定されたベースブラケットに対して、前記第1固定具を介して着脱自在に固定され、
前記固定部は、前記ベースブラケットに対して面接触された状態でもって固定され、
前記ペダル後退防止ブラケットの上方に配設された電子機器が、前記クロスカービームに固定された取付ブラケットに対して第2固定具によって下方から着脱自在として固定され、
前記電子機器は、前記ペダル後退防止ブラケットを取外した状態で、前記クロスカービームの前方空間を通して下方から取付、取外し可能とされ、
前記ベースブラケットのうち車幅方向の一部が、平面視において前記第2固定具と重ならないように、後方へ屈曲された屈曲部とされている、
ようにしてある(請求項2対応)。
上記基本的な解決手法によれば、ペダル後退防止ブラケットを第1固定具によってクロスカービームに対して固定する作業を行う際に、回り止め部によってペダル後退防止ブラケットの回り止めが行われているので、固定を行う作業者は、回り止めのために片方の手でペダル後退防止ブラケットを支承している必要がなくなり、固定作業が容易となる。また、ペダル後退防止ブラケットの上方空間に配設される機器類に対するサービスを、ペダル後退防止ブラケットを取外した状態でもって行うことができ、サービス性向上の上でも好ましいものとなる。
以上に加えて、本件第1発明によれば、電子機器を、インストルメントパネルを取外すことなく、車室内側へ取出したり車室内側から取付けることができ、電子機器のサービス性向上の上で極めて好ましいものとなる。
また、本件第2発明によれば、基本的な解決手法の場合に加えて、ベースブラケットを利用してペダル後退防止ブラケットをクロスカービームに対して容易に固定できるようにしつつ、面接触を利用して、ペダル後退防止ブラケットに入力される後方への荷重をベースブラケットを介してクロスカービームへ効果的に伝達することができる。また、取付ブラケットを利用して電子機器を所望位置できちんと固定できるようにしつつ、ベースブラケットに邪魔されることなく、電子機器を取付ブラケットから取外したり、取付けることができる。
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、次のとおりである。すなわち、
前記ペダル後退防止ブラケットは、前上方に伸びる本体部を有し、
前記本体部の前端部が、前記受圧部として構成され、
前記本体部の後端部が、前記固定部として構成されている、
ようにしてある(請求項3対応)。この場合、回り止めが必要となるペダル後退防止ブラケットの形状や固定部位の具体的な態様が提供される。
前記回り止め部が前記ベースブラケットに対して当接されることにより、前記ペダル後退防止ブラケットが回り止めされる、ようにしてある(請求項4対応)。この場合、ベースブラケットを、回り止めの際の荷重を受ける部材として有効に利用することができる。
前記回り止め部は、前記第1固定具による固定方向と同一方向に伸びている、ようにしてある(請求項5対応)。この場合、固定のためにペダル後退防止ブラケットをベースブラケットに接近させたときに、回り止め部による回り止め作用を自動的に得るようにする上で好ましいものとなる。
前記操作ペダルがブレーキペダルとされ、
前記電子機器が、運転者の前方に情報表示を行うヘッドアップディスプレイとされている、
ようにしてある(請求項6対応)。この場合、操作ペダルと電子機器の具体的ものが提供される。
本発明によれば、ペダル後退防止ブラケットのクロスカービームに対する固定作業を容易に行うことができる。
本発明の一実施形態を示す側面断面図。 ヘッドアップディスプレイの取付け状態を上方から見た平面図。 ヘッドアップディスプレイの取付け状態を下方から見た底面図。 図3に示す状態から、ペダル後退防止ブラケットを取外した状態を示す底面図。 図4に示す状態から、ヘッドアップディスプレイを取外した状態を示す底面図。 ベースプレートとペダル後退防止ブラケットとの固定部位と回り止め部の部分を示す斜視図。 ベースプレートとペダル後退防止ブラケットとの組付状態を示す後方斜視図。 ベースプレートとペダル後退防止ブラケットとの組付状態を示す側面図。
図1において、1は、車幅方向に伸びる車体強度部材としてのクロスカービームである。クロスカービーム1は、左右一対のヒンジピラー(図示略)同士を連結していて、ステアリングシャフト(図示略)をも支持している。
このクロスカービーム1には、インストルメントパネル2が固定されている。インストルメントパネル2内には、運転席に対応した位置において、電子機器としてのヘッドアップディスプレイ10が配設されている。ヘッドアップディスプレイ10は、インストルメントパネル2に形成された開口部を通して、運転者に提供する各種情報をフロントウインドガラスの前方に投影する。
ヘッドアップディスプレイ10は、クロスカービーム1に固定(例えば溶接)された左右一対の取付ブラケット11に対して、ボルト等の第2固定具12によって着脱自在に固定されている(図2・図4参照)。具体的には、ヘッドアップディスプレイ10には、取付け用のフランジ部10aが形成されて、このフランジ部10aを取付ブラケット11の下面に対して着座させた状態で、下方から操作(回転操作)されるボルト、ナット等の第2固定具12によって取付ブラケット11に対して固定される。なお、図5において、取付ブラケット11に形成された第2固定具12用の取付孔が符号11aで示される。
取付ブラケット11は、クロスカービーム1に対して前方へ伸びている。そして、ヘッドアップディスプレイ10は、取付ブラケット11への固定状態で、クロスカービーム1から前方側に大きく突出した状態で配設される。
左右一対の取付ブラケット11の一方の下方に、後述するブレーキペダルが位置される(図2では、ブレーキペダルはヘッドアップディスプレイ10により隠されている)。クロスカービーム1には、さらに、上記一方の取付ブラケット11の下方において、ベースブラケット20を介して、ペダル後退防止ブラケット30が固定されている。具体的には、ベースブラケット20は、例えば鉄系の金属板を加工することにより形成されて、クロスカービーム1に固定(例えば溶接)されている。
ペダル後退防止ブラケット30は、例えば鉄系金属板を加工することにより形成されている。このペダル後退防止ブラケット30は、ベースブラケット20に形成された平坦面状の取付面20aに対して面接触された着座状態で、第1固定具31によって、ベースブラケット20に対して着脱自在に固定されている。第1固定具31は、下方から操作(回転操作)可能とされている。この第1固定具31は、実施形態では、ベースブラケット20(の取付面)にあらかじめ固定されたボルト31Aと、ボルト31Aに対して螺合されるナット31Bとによって構成されている(図3、図6、図8参照)。
ペダル後退防止ブラケット30は、前上方へ伸びる本体部としての本体部材30Aと、本体部材30Aの前端に溶接等により固定された受圧部としての受圧板30Bとによって構成されている。本体部材30Aと受圧板30Bとは、同一部材によって一体成形することもできる。
ペダル後退防止ブラケット30の後端部は、前記ベースブラケット20の取付面20aに着座される平坦面状の固定部30aを有する。この固定部30aに、前述した第1固定具31のボルト31Aが挿通される取付孔(図示略)が形成されている。このように、ペダル後退防止ブラケット30は、ベースブラケット20に対して平坦面での大きな接触面積が確保されて状態でもって、第1固定具31によってベースブラケット20に固定される。
特に、図8から明かなように、ペダル後退防止ブラケット30は、細長いことから、その固定部30aをベースブラケット20の取付面20aに着座させただけの状態(第1固定具31による固定が行われない状態)では、図8中矢印αで示すようなモーメントが作用する。つまり、このモーメントによって、ペダル後退防止ブラケット30は、ほぼクロスカービーム1を中心にして勝手に回動するものとなっている。したがって、ペダル後退防止ブラケット30をベースブラケット20に固定する作業を行う作業者は、片方の手でペダル後退防止ブラケット30を支承しつつ、他方の手で第1固定具31を利用した固定作業を行う必要があった。
上記モーメントに起因するペダル後退防止ブラケット30の回り止めのために、ペダル後退防止ブラケット30には、後方へ向けて突出された回り止め部30bが形成されている。この一方、ベースブラケット20には、回り止め部30bに係合される突起状の係止部20bが形成されている。
上記係止部20bは、略L字状に形成されている。そして、ペダル後退防止ブラケット30をベースブラケット20に対して固定された図6、図8に示すような固定状態では、係止部20bの先端部が、回り止め部30bの直下方に位置された状態とされる。つまり、ベースブラケット20には、係止部20bの先端部との間に、回り止め部30bが挿入される隙間Sが形成される。
回り止め部30bの突出方向は、第1固定具31による固定方向(ボルト31Aの伸びる方向)とされている。これにより、ペダル後退防止ブラケット30の固定部30aを、ベースブラケット20の取付面20aに着座させるように、第1固定具31の固定方向から接近させたとき、回り止め部30bが前記隙間Sに自動的に挿入されることになる。そして、第1固定具31(のボルト31A)がペダル後退防止ブラケット30の固定部30b(の取付孔)に挿通された状態では、係止部20bによって、ペダル後退防止ブラケット30の回り止めが行われることになる。これにより、固定を行う作業者は、ペダル後退防止ブラケット30の回り止めのために片方の手でペダル後退防止ブラケット30を支承している必要がなくなり、固定作業が極めて容易となる。
ここで、ベースブラケット20のうち、車幅方向の一部が、後方へ屈曲された屈曲部20cとされている。この屈曲部20cの形成によって、平面視において、ベースブラケット20が取付ブラケット11の取付孔11aと重ならないようにされる。すなわち、図4、図5から明かなように、上記屈曲部20cを形成することによって、平面視において、取付部11に形成された取付孔11aが下方から目視できるように露出されて、取付ブラケット11に対してヘッドアップディスプレイ10を固定する際に、ベースブラケット20が邪魔にならないようにされる。
再び図1において、エンジンルームと車室とを仕切るダッシュパネル40には、運転者の足で操作される操作ペダルとしてのブレーキペダル50が保持されている。すなわち、ダッシュパネル40固定されたブラケット51に対して、保持ピン52を介して、ブレーキペダル50の基端部が揺動可能に保持されている。保持ピン52は、ブラケット51に形成された保持孔51aに保持されている。そして、保持孔51aの下部は部分的に切り欠かれて、保持ピン52に対して所定以上の上方からの荷重が作用したときに、保持ピン52が保持孔51aから抜け出て、ブレーキペダル50が落下されるようになっている。
ブラケット51には、ピン53を介して、揺動レバー54が揺動可能に保持されている。通常状態において、揺動レバー54の一端部54aが、前述したペダル後退防止ブラケット30における受圧板30Bの直前方に位置されている。また、揺動レバー54の他端部54bが、前記保持ピン52の直上方に位置されている。
前方衝突されて、ダッシュパネル40を介してブレーキペダル50(を保持しているブラケット51)が所定以上後退すると、揺動レバー54の一端部54aがペダル後退防止ブラケット30の受圧板30Bに当接される。これにより、揺動レバー54は、ペダル後退防止ブラケット30からの反力によって、ピン53を中心にして、その他端部54bが下方へ変位するように揺動される。この揺動レバー54の揺動によって、保持ピン52が保持孔51aから抜け出て、ブレーキペダル50が下方へ落下される(運転者の脚部の保護)。
一方、ペダル後退防止ブラケット30に対しては、揺動レバー54を介して、後方への荷重が作用する。この後方への荷重は、ベースブラケット20を介してクロスカービーム1に対して受け止められる。ペダル後退防止ブラケット30とベースブラケット20とが面接触されていることから、ペダル後退防止ブラケット30に作用する後方への荷重を効果的にベースブラケット20に伝達して、最終的に、後方への荷重をクロスカービーム1に対して効果的に伝達することができる。
また、ペダル後退防止ブラケット30は、後方への荷重を受けたときに、図8中反時計方向へのモーメント力を受けるが、回り止め部30bを利用した回り止め作用によってこのモーメント力に対抗して、ベースブラケット20を介してクロスカービーム1への荷重伝達をより一層効果的に行うことができる。
次に、ヘッドアップディスプレイ10の取付、取外しの点について説明するが、ベースブラケット20は、クロスカービーム1に固定された状態のままであり、この状態が図5に示される。
図5の状態では、ペダル後退防止ブラケット30が存在しないことから、ヘッドアップディスプレイ10が、クロスカービーム1の前方空間K(クロスカービーム1とダッシュパネル40の間の空間)を通して、取付ブラケット11に対する取付位置まで移動される。この後、第2固定具12を利用して、ヘッドアップディスプレイ10が、取付ブラケット11に固定される。この後、ペダル後退防止ブラケット30が、第1固定具31を利用して、ベースブラケット20に固定され、この状態が図3および図1、図2に示す状態となる。
なお、車両の組立時は、インストルメントパネル関連部材が上下逆の姿勢とされた状態で各種の取付作業が行われることが一般的である。このため、ペダル後退防止ブラケット30は、図8に示す姿勢状態から、90度強反時計回りの姿勢もって、ベースブラケット20に対する固定作業が行われて、ペダル後退防止ブラケット30に作用するモーメントは、図8中反時計方向となり、この反時計方向の回り止めが、規制部としての回り止め部30bと係止部20bとによって規制されることになる。なお、図8中時計回りの回り止めは、ベースブラケット20(の本体部分)によって行われる。
図1・図3に示すヘッドアップディスプレイ10の取付状態から、ヘッドアップディスプレイ10を取外すには、上記組立手順と逆の手順で行えばよい。すなわち、まず、ペダル後退防止ブラケット30が取外される(図4の状態とされる)。この後ヘッドアップディスプレイ10が、取付ブラケット11から取外される。取付ブラケット11から取外されたヘッドアップディスプレイ10は、クロスカービーム1の前方空間Kを通して、下方から取り出される。なお、ヘッドアップディスプレイ10の取外しや取付けの際に、インストルメントパネル2のロアパネル部が邪魔になるときは、このロアパネル部をあらかじめ取外して状態で前述した取外しや取付けの作業を行えばよい。また、ステアリングシャフトが邪魔になる場合は、あらかじめステアリングシャフトを、クロスカービーム1から取外して、車室床面に寝かせた状態としておけばよい。
以上実施形態について説明したが、本発明は、実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載された範囲において適宜の変更が可能である。ペダル後退防止ブラケット30を、ベースブラケット20を介することなく、直接的にクロスカービーム1に対して固定具によって固定するようにしてもよい。ペダル後退防止ブラケット30の回り止めは、例えば、ペダル後退防止ブラケット30に形成された突起部をベースブラケット20の形成された嵌合孔に挿入することにより構成する等、適宜の手法を採択できる。後退防止の対象となる操作ペダルとしては、ブレーキペダルに限らず、アクセルペダルやクラッチペダルであってもよい。勿論、本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
本発明は、ペダル後退防止ブラケットの取付作業性向上の上で好ましいものとなる。
S:隙間
K:空間(クロスカービームとダッシュパネルとの間)
1:クロスカービーム
2:インストルメントパネル
10:ヘッドアップディスプレイ
10a:フランジ部
11:取付ブラケット
11a:取付孔(ヘッドアップディスプレイ用)
12:第2固定具
20:ベースブラケット
20a:取付面
20b:係止部(回り止め用)
20c:屈曲部
30:ペダル後退防止ブラケット
30A:本体部材(本体部)
30B:受圧板(受圧部)
30a:固定部
30b:回り止め部
31:第1固定具
31A:ボルト
31B:ナット
40:ダッシュパネル
50:ブレーキペダル
51:ブラケット
50a:保持孔
52:保持ピン
53:ピン(揺動レバー用)
54:揺動レバー
54a:一端部(ペダル後退防止ブラケットへの当接用)
54b:他端部(保持ピン脱落用)

Claims (6)

  1. 後方への荷重によって運転者の足で操作される操作ペダルが後退されたときに、該操作ペダルの保持部が当接されるペダル後退防止ブラケットを備えた車両の内装構造であって、
    前記ペダル後退防止ブラケットが、クロスカービームに対して第1固定具によって着脱自在に固定される固定部と、前記操作ペダルが後退されたときに当接される受圧部と、を有し、
    前記固定部と前記受圧部とが、上下方向にオフセットされており、
    前記ペダル後退防止ブラケットに、前記クロスカービームに対する回り止め部が形成され、
    前記ペダル後退防止ブラケットの上方に、電子機器が配設され、
    前記電子機器は、前記ペダル後退防止ブラケットを取外した状態で、前記クロスカービームの前方空間を通して下方から取付、取外し可能とされている、
    ことを特徴とする車両の内装構造。
  2. 後方への荷重によって運転者の足で操作される操作ペダルが後退されたときに、該操作ペダルの保持部が当接されるペダル後退防止ブラケットを備えた車両の内装構造であって、
    前記ペダル後退防止ブラケットが、クロスカービームに対して第1固定具によって着脱自在に固定される固定部と、前記操作ペダルが後退されたときに当接される受圧部と、を有し、
    前記固定部と前記受圧部とが、上下方向にオフセットされており、
    前記ペダル後退防止ブラケットに、前記クロスカービームに対する回り止め部が形成され、
    前記固定部は、前記クロスカービームに対して固定されたベースブラケットに対して、前記第1固定具を介して着脱自在に固定され、
    前記固定部は、前記ベースブラケットに対して面接触された状態でもって固定され、
    前記ペダル後退防止ブラケットの上方に配設された電子機器が、前記クロスカービームに固定された取付ブラケットに対して第2固定具によって下方から着脱自在として固定され、
    前記電子機器は、前記ペダル後退防止ブラケットを取外した状態で、前記クロスカービームの前方空間を通して下方から取付、取外し可能とされ、
    前記ベースブラケットのうち車幅方向の一部が、平面視において前記第2固定具と重ならないように、後方へ屈曲された屈曲部とされている、
    ことを特徴とする車両の内装構造。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記ペダル後退防止ブラケットは、前上方に伸びる本体部を有し、
    前記本体部の前端部が、前記受圧部として構成され、
    前記本体部の後端部が、前記固定部として構成されている、
    ことを特徴とする車両の内装構造。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、
    前記回り止め部が前記ベースブラケットに対して当接されることにより、前記ペダル後退防止ブラケットが回り止めされる、ことを特徴とする車両の内装構造。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、
    前記回り止め部は、前記第1固定具による固定方向と同一方向に伸びている、ことを特徴とする車両の内装構造。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項において、
    前記操作ペダルがブレーキペダルとされ、
    前記電子機器が、運転者の前方に情報表示を行うヘッドアップディスプレイとされている、
    ことを特徴とする車両の内装構造。
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