JP6574638B2 - オブジェクトの着脱方法及びオブジェクト着脱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、布に対するオブジェクトの着脱方法及びオブジェクト着脱装置に関する。
近年、高齢化社会が進む中で、センサーを例えば高齢者が着用する衣類や靴下、ベルトなどに取り付けることによって高齢者の動きをモニターし、高齢者の徘徊や転倒などを検知した場合に、その情報を介護者に直ちに知らせる技術が開発されている。また、高齢者の動きをモニターする場合に限らず、スポーツやフィットネスを行っている人の体の動きをモニターする場合や、幼児が一人で歩行(はいはい)している状況を検知する場合などの用途においても、衣類などに取り付け可能なセンサーであるウェアラブルセンサーの利用が期待されている。
センサーなどのデバイスを衣類に取り付ける方法として、面ファスナー、磁石、安全ピン、あるいはクリップを用いることが挙げられる。また、デバイスを衣類に縫い付けることも考えられる。特許文献1には、衣類の裏側に磁石のプレートを置き、スチール製の名札を衣類の表側から重ねることによって、磁石の吸着力を利用して名札を衣類に固定する手法が記載されている。特許文献2には、特許文献1に記載の手法と同様に、磁石の吸着力を利用した手法で、ネクタイをシャツの表側に固定することが記載されている。
また、面ファスナー、磁石、クリップ又はピンなどを使用することなく、センサーを衣類に取り付ける手法としては、従来、MonBaby社によって考案されたMonSnap(登録商標)という手法が知られている。MonSnapという手法では、衣類の表側に置いたセンサー本体と衣類の裏側に置いたキャップとを用いて衣類の布を挟み、キャップの弾性を利用してセンサー本体をキャップに嵌め込むことにより、センサー本体を衣類に取り付ける。
米国特許第5369899号明細書 特開2006−122613号公報
URL:https://monbaby.com
上述のように、従来、センサーなどを含むデバイス、名札、ネクタイ等のオブジェクトを衣類に取り付ける手法が種々提案されている。しかしながら、例えば、面ファスナー、磁石、又はクリップなどを用いてオブジェクトを衣類に取り付ける手法では、認知症患者や幼児などによって容易にオブジェクトを衣類から取り外すことができるので、認知症患者や幼児などが誤ってオブジェクトを口に入れしまう事象が発生する恐れがある。また、磁石の使用は、ペースメーカーの使用者には避けるべきである。安全ピンについては、安全面の観点から介護施設や病院では、その使用が禁じられている。また、センサーなどのデバイスは一般的に洗濯により破損する可能性が高いので、センサーなどのデバイスを衣類に縫い付ける手法は実用的ではない。
また、上記非特許文献1に記載の手法では、布の厚さに応じてセンサー本体とキャップの間の隙間を調節する必要があるだけでなく、衣類の布が引っ張られるとセンサー本体が衣類から容易に外れてしまう可能性が高いという問題があり、安全な手法(オブジェクトが取れ難い手法)とは言えない。
そこで、従来、上記各種問題を解決するため、オブジェクトを衣類に簡単に取り付けることができ、患者等に気づかれ難く、かつ、外れ難いオブジェクトの取り付け手法が望まれている。すなわち、オブジェクトを布に簡単に取り付け可能であり、かつ、より安全性の高いオブジェクトの布への装着方法が求められている。
本発明の目的は、布に対するオブジェクトの着脱方法及びオブジェクト着脱装置において、磁石又はピンなどを用いることなく、オブジェクトを布に簡易に取り付けることができ、かつ、安全性を高めることができる方法及び装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のオブジェクトの着脱方法では、布の一方の面側に複数のくさび状の歯が設けられたオブジェクトを配置するとともに、布の他方に面側にノッチが設けられたキャップを配置することと、オブジェクトとキャップは、オブジェクトとキャップの間に布を挟んだ状態でオブジェクトとキャップとを互いに噛み合わせてねじ込むこととオブジェクトとキャップとを互いに噛み合わせてねじ込んだ後に、キャップを押圧して変形させて、くさび状の歯とノッチとの噛み合わせ状態を解除することと、を含む。
オブジェクトに設けられた複数のくさび状の歯は、ねじ込み方向に沿って隣り合う2つのくさび状の歯間の溝の深さが徐々に小さくなるように形成されており、複数のくさび状の歯が設けられたオブジェクトとノッチが設けられたキャップとの一方を、間に布を挟んだ状態でオブジェクトとキャップの他方にねじ込み、くさび状の歯とノッチとを互いに噛み合わせる。
本発明のオブジェクトの着脱方法及びオブジェクト着脱装置によれば、布を間に挟んだ状態でオブジェクトとキャップとが噛み合い、これによりオブジェクトが布に取り付けられる。それゆえ、本発明によれば、磁石又はピンなどを使用することなく、オブジェクトを布に簡易に取り付けることができ、かつ、安全性を高めることができる。
本発明の一実施形態に係るオブジェクトの着脱手法において、オブジェクトを布に取り付ける前のオブジェクト、布及びキャップの配置例を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るオブジェクトの着脱手法において、オブジェクトが布に取り付けられた後のオブジェクト及び布の上面図である。 本発明の一実施形態に係るオブジェクトの着脱手法において、オブジェクトが布に取り付けられた後の、オブジェクト、布及びキャップの縦断面図である。 変形例1のオブジェクトの着脱手法において、オブジェクトが布に取り付けられる前のオブジェクト、布及びキャップの配置例を示す斜視図である。 変形例1のオブジェクトの着脱手法において、オブジェクトが布に取り付けられた際のオブジェクト及び布の上面図である。 変形例1のオブジェクトの着脱手法において、オブジェクトが布に取り付けられた際のオブジェクト、布及びキャップの側面図である。 変形例1のオブジェクトの着脱手法において、オブジェクトが厚手の布に取り付けられた際のオブジェクト、布及びキャップの横断面図である。 変形例1のオブジェクトの着脱手法において、オブジェクトが厚手の布に取り付けられた際のオブジェクト、布及びキャップの縦断面図である。 変形例1のオブジェクトの着脱手法において、オブジェクトが薄手の布に取り付けられた際のオブジェクト、布及びキャップの横断面図である。 変形例1のオブジェクトの着脱手法において、オブジェクトが薄手の布に取り付けられた際のオブジェクト、布及びキャップの縦断面図である。 変形例1のオブジェクトの着脱手法において、オブジェクトを布から取り外す際にオブジェクトの歯及びキャップのノッチ間のロック状態を解除する手法を説明するための図である。 変形例2のオブジェクトの着脱手法において、オブジェクト(名札)が布に取り付けられる前のオブジェクト、布及びキャップの配置例を示す斜視図である。
以下に、本発明の一実施形態に係るオブジェクトの着脱手法の内容について、図面を参照しながら具体的に説明する。
図1は、本実施形態のオブジェクトの着脱手法によってオブジェクトを布に取り付ける前の、オブジェクト1、布3及びキャップ2の配置例を示す斜視図である。図2は、オブジェクト1が布3に取り付けられた後のオブジェクト1及び布3の上面図であり、図3は、オブジェクト1が布3に取り付けられた後のオブジェクト1、布3及びキャップ2の縦断面図(図2中の一点鎖線に沿ったオブジェクト6の厚さ方向の断面図)である。すなわち、図2及び3は、オブジェクト1が布3に取り付けられた際の状態を示す図である。
本実施形態のオブジェクトの着脱手法では、図1に示すように、円盤形状のオブジェクト1及びリング形状のキャップ2が使用される。オブジェクト1の側面には、ねじ山4(第1のねじ山)が設けられ、キャップ2の内側の側面には、ねじ山4と噛み合うねじ山5(第2のねじ山)が設けられている。オブジェクト1を布3に取り付ける際には、まず、オブジェクト1及びキャップ2を、布3を間に挟んで配置する。この際、オブジェクト1の中心軸とキャップ2の中心軸とが互いに重なるように配置する(図1中の一点鎖線参照)。次いで、間に布3を挟んだ状態で、ナットをボルトに嵌める際の手法と同様にして、キャップ2をオブジェクト1にねじ込む(図1中の矢印A参照)。
この結果、図2及び図3に示すように、オブジェクト1のねじ山4及びキャップ2のねじ山5が、布3を間に挟んだ状態で互いに噛み合い、オブジェクト1が布3に固定される。また、オブジェクト1にねじ込んだ方向とは反対の方向にキャップ2を回すことによって、オブジェクト1を布3から取り外すことができる。
上述した本実施形態のオブジェクトの着脱手法によれば、面ファスナー、磁石、クリップ又はピンなどを使用することなく、また、衣類に対して特別な加工を施すことなく、オブジェクト1を衣類の布3に簡易に取り付けることができる。
また、本実施形態のオブジェクトの着脱手法によれば、オブジェクト1及びキャップ2が布3を間に挟んでしっかりと噛み合うため、認知症患者や幼児などが、オブジェクト1を布3から取り外すことが難しくなる。それゆえ、本実施形態のオブジェクトの着脱手法は、オブジェクト1の誤飲が懸念される、例えば認知症患者や幼児などに対しても安心して使用することができる手法である。この際、認知症患者や幼児などが気づき難いところにオブジェクト1を取り付けると、安全性をさらに高めることができる。
また、本実施形態のオブジェクトの着脱手法では、磁石やピンなどを使用しないので、本実施形態のオブジェクトの着脱手法は、あらゆる人が幅広く利用することができる。特に、本実施形態のオブジェクトの着脱手法は、例えば、磁石を使用することができないペースメーカーの使用者や、ピンの使用が禁止されている介護施設、病院等に滞在中の患者などの衣類にオブジェクト1を取り付ける際の手法として好適である。
また、本実施形態のオブジェクトの着脱手法によれば、オブジェクト1及びキャップ2を噛み合わせることが可能な厚さ及び/又は素材を有する布3であれば、どのような布3に対しても、取り付け(噛み合わせ)機構を変えたり調整したりすることなく、すなわち、同一形状の取り付け機構で、オブジェクト1を簡易に取り付けることができる。例えば、パジャマ、下着、おむつ、運動服、帽子又は靴下などにも、オブジェクト1を容易に取り付けることができる。さらに、本実施形態のオブジェクトの着脱手法によれば、同一形状の取り付け機構で、衣類のどの部分にも簡易でかつ確実にオブジェクト1を取り付けることができる。
また、本実施形態のオブジェクトの着脱手法によれば、オブジェクト1が布3に嵌め込まれるため、オブジェクト1を布3の表面とほぼ同一の高さに配置することができる。それゆえ、オブジェクト1を外から目立たなくすることができる。
さらに、本実施形態のオブジェクトの着脱手法によれば、オブジェクト1を布3から容易に取り外すことができるので、衣類を洗濯する際の利便性が向上するとともに、洗濯によるオブジェクト1の破損などを心配する必要がなくなる。それゆえ、本実施形態のオブジェクトの着脱手法は、洗濯により破損する可能性の高い例えばセンサーなどのデバイスを布3に取り付ける手法としても好適である。
<各種変形例>
本発明に係るオブジェクトの着脱方法は、上記実施形態で説明した例に限定されない。特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限り、その他種々の変形例も本発明に含まれる。例えば、次のような各種変形例も本発明に含まれる。
[変形例1]
上記実施形態では、オブジェクト1及びキャップ2間の取り付け機構として、オブジェクト1側にねじ山4を、キャップ2側にねじ山4と噛み合うねじ山5を設け、布3を間に挟んだ状態でキャップ2をオブジェクト1にねじ込む機構を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、オブジェクトのねじ山の上面部に複数のくさび状の歯を設け、くさび状の歯と噛み合うノッチをキャップ側に設け、くさび状の歯とノッチとを噛み合わせてオブジェクトをロックさせることによって、オブジェクトを布に取り付けるようにしてもよい。
以下、変形例1について、図4〜図6を参照して説明する。図4は、変形例1の手法によってオブジェクト6を布3に取り付ける前の、オブジェクト6、布3及びキャップ7の配置例を示す斜視図である。図5は、オブジェクト6が布3に取り付けられた後のオブジェクト6及び布3の上面図であり、図6は、オブジェクト6が布3に取り付けられた後のオブジェクト6、布3及びキャップ7の側面図である。
図4に示すように、変形例1においては、オブジェクト6の側面に複数のくさび状の歯8が設けられ、キャップ7の内側の側面に、ノッチ10が設けられる。なお、複数のくさび状の歯8は、キャップ7のねじ込み方向(図4中の矢印Aの方向)の前方から後方に向かって、隣り合う2つの歯8間の溝の深さ(歯8の高さ)が徐々に小さく(浅く)なるように、オブジェクト6の側面に設けられている。そして、布3を間に挟んだ状態でオブジェクト6にキャップ7をねじ込むことにより、オブジェクト6に設けられた複数のくさび状の歯8のうちの一つがノッチ10と噛み合って、オブジェクト6がロックされる。この結果、布3を間に挟んだ状態でオブジェクト6及びキャップ7が噛み合うため、図5及び図6に示すように、オブジェクト6が布3に固定される。また、上述した実施形態と同様に、オブジェクト6にねじ込んだ方向とは反対の方向にキャップ7を回すことによって、オブジェクト6を布3から取り外すことができる。
この例のオブジェクトの着脱手法によれば、オブジェクト6に設けられた複数のくさび状の歯8のうちの一つが、キャップ7のノッチ10と噛み合って、オブジェクト6がロックされるため、オブジェクト6の布3への固定がより確実なものとなる。それゆえ、キャップ7が緩んでオブジェクト6が布3から外れてしまうことも防止することができる。
ここで、図7〜図11を参照して、変形例1のオブジェクト6の布3への取り付ける手法により、オブジェクト6が布3に取り付けられた際のオブジェクト6、布3及びキャップ7の取り付け態様例を説明する。
図7は、オブジェクト6を厚手の布3aに取り付けた際のオブジェクト6、布3a及びキャップ7の横断面図(図6中の一点鎖線に沿った横断面図)である。図8は、オブジェクト6を厚手の布3aに取り付けた際のオブジェクト6、布3a及びキャップ7の縦断面図(図5中の一点鎖線に沿った縦断面図)である。図9は、オブジェクト6を薄手の布3bに取り付けた際のオブジェクト6、布3b及びキャップ7の横断面図(図6中の一点鎖線に沿った横断面図)である。図10は、オブジェクト6を薄手の布3bに取り付けた際のオブジェクト6、布3b及びキャップ7の縦断面図(図5中の一点鎖線に沿った縦断面図)である。
オブジェクト6を厚手の布3aに取り付けた場合、キャップ7のオブジェクト6に対するねじ込み深さは浅くなり、図7に示すように、溝の部分とノッチ10との隙間が最も大きくなる歯8a、すなわち、ねじ込み方向において最も前方(手前)に位置する歯8aがキャップ7のノッチ10と噛み合って、オブジェクト6がロックされる。一方、オブジェクト6を薄手の布3bに取り付けた場合、キャップ7のオブジェクト6に対するねじ込み深さは深くなり、図9に示すように、溝の部分とノッチ10との隙間が小さくなる歯8b、すなわち、ねじ込み方向において最も後方(奥)に位置する歯8bがキャップ7のノッチ10と噛み合って、オブジェクト6がロックされる。また、布3の厚さが、布3a及び布3b間の厚さである場合には、その厚さに応じて、複数のくさび状の歯8のうち、歯8aと歯8bとの間に位置する所定の歯8がキャップ7のノッチ10と噛み合って、オブジェクト6がロックされる。
図11は、変形例1の手法で布3に取り付けられたオブジェクト6を、布3から取り外す手法を説明するための図であり、オブジェクト6、布3及びキャップ7を横断面図で示したものである。変形例1の手法で布3に取り付けられたオブジェクト6を、布3から取り外す場合には、まず、例えば二本以上の指を使ってキャップ7の側面を挟み込み、その状態で挟み込んだ指でキャップ7の側面に押圧力12を加える。このような操作を行うことにより、キャップ7の形状が変形し、オブジェクト6の歯8(図11の例では歯8a)とキャップ7のノッチ10との間のロック状態が解除される。続いて、ねじ込み時とは反対の方向にキャップ7を回すと、オブジェクト6を布3から取り外すことができる。
上述のように、この例のオブジェクトの着脱手法によれば、間に挟む布3の厚みによって、キャップ7のノッチ10と噛み合うオブジェクト6の歯8の位置が変化する。それゆえ、あらゆる厚さの布3に対して適切なロック機構を作用させることができる。この例では、布3の厚さが変化しても、オブジェクトの取り付け機構を変えたり調整したりすることなく、同一形状の取り付け機構で容易にかつ確実に、オブジェクトを布に取り付けることが可能となる。すなわち、隣り合う2つのくさび状の歯8間の溝深さがキャップ7のねじ込み方向において徐々に変化する(浅くなる)ようにオブジェクトの側面に複数のくさび状の歯8を設けることにより、あらゆる布の厚さに対応することができる。
なお、この例では、キャップ7に設けられた一つのノッチ10に対して複数のくさび状の歯8をオブジェクト6に設けた例を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、キャップ7に設けられた一つのノッチ10に対して一つのくさび状の歯8をオブジェクト6に設けた構成にしてもよい。また、この例では、隣り合う2つのくさび状の歯8間の溝深さがキャップ7のねじ込み方向において徐々に変化する(浅くなる)ようにオブジェクト6の側面に複数のくさび状の歯8を設ける例を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、隣り合う2つのくさび状の歯8間の溝深さをキャップ7のねじ込み方向において一定にしてもよい。
[変形例2]
本発明で取り付け対象となるオブジェクトは、上記実施形態及び変形例1で説明したオブジェクトの例に限定されず、本発明のオブジェクトの着脱方法は、様々な他のオブジェクトにも適用可能である。例えば、センサーなどのデバイス、名札、アクセサリーなどのオブジェクトに対しても本発明は適用可能である。
なお、オブジェクトとして、センサーなどのデバイスを用いる際には、内部に傾き角を検出するセンサーユニット(回路)が内蔵されたオブジェクトを用いることができる。この場合、センサーユニットは、例えば、傾き角を検出して検出信号を出力するセンサー、センサーの検出信号の値と予め設定された閾値とを比較するマイクロコントローラー、センサーの検出信号の値が閾値を超えた場合にそのことを警報として無線で知らせる無線通信部、及び、電池を含んで構成される。
このような構成のセンサーユニットを内蔵したオブジェクトを、上記実施形態や各種変形例で説明した手法で衣類に取り付けることにより、衣類を着用した人の体の傾き角を取得することができる。そして、衣類を着用した人が、例えばベッドから起き上がったり椅子から立ち上がったりした場合に、そのことを検知し、警報として介護者などの外部の人に通知することができる。なお、無線通信部が無線で通知する内容に、衣類を着用した人の居場所や動き、あるいはセンサーの傾き角の値を含めてもよく、又は、警報は送信せずに衣類を着用した人の居場所や動き、あるいは傾き角の値のみを通知するようにしてもよい。
なお、センサーは傾き角を検出するセンサーに限定されるものではない。例えば、人の動きをモニターするセンサーや、人の位置(居場所)を検知するセンサーなどを、センサーとして適用してもよい。
また、オブジェクトとして名札を用い、名札を衣類に取り付ける手法の概要を、図12を参照して説明する。なお、図12は、オブジェクト(名札)を衣類に取り付ける際の、オブジェクト14、布17及びキャップ15の配置例を示す斜視図である。
図12に示す例では、オブジェクト14(名札)は、名札部14aとその裏側の面に設けられたねじ部14bとで構成され、両者が一体的に接続されている。また、ねじ部14bと噛み合わせるリング状のキャップ15の内側の側面には、ねじ14bのねじ山と噛み合うねじ山16が設けられる。
オブジェクト14(名札)を布17に取り付ける際には、まず、オブジェクト14のねじ部14bを布17の表側に配置し、キャップ15を布17の裏側に配置する。この際、ねじ部14bの中心軸とキャップ2の中心軸とが互いに重なるように配置する(図12中の一点鎖線参照)。次いで、間に布17を挟んだ状態で、ナットをボルトに嵌める際の手法と同様にして、キャップ15をオブジェクト14のねじ部14bにねじ込む。
この例のオブジェクトの着脱手法によれば、例えば、センサーなどのデバイス、名札、アクセサリーなどの様々なオブジェクトを、衣類に容易に取り付けることが可能となる。
なお、上記実施形態、変形例1及び変形例2においては、キャップをオブジェクトにねじ込むことによって、オブジェクトを布に取り付ける例を説明したが、本発明はこれに限定されない。オブジェクトをキャップにねじ込むことによって、オブジェクトを布に取り付けるようにしてもよい。
本発明のオブジェクトの着脱方法は、一般的な技術を持つ者によって、多様な実施態様への展開が考えられる。以上の説明はあくまでも、実施態様の例として取り上げたものであり、特許請求の範囲を限定するものではない。従って、特許請求の範囲は、本明細書で説明した態様だけでなく、概念的に同じく明らかに置き換えられるものや本発明の着想に基づいたものをすべて含むものである。
1…オブジェクト、2…キャップ、3,3a,3b…布、4…ねじ山、5…ねじ山、6…オブジェクト、7…キャップ、8,8a,8b…くさび状の歯、10…ノッチ、12…押圧力、14…オブジェクト(名札)、14a…名札部、14b…ねじ部、15…キャップ、16…ねじ山、17…布

Claims (6)

  1. 布の一方の面側に複数のくさび状の歯が設けられたオブジェクトを配置するとともに、前記布の他方に面側にノッチが設けられたキャップを配置することと、
    前記オブジェクトと前記キャップは、前記オブジェクトと前記キャップの間に前記布を挟んだ状態で前記オブジェクトと前記キャップとを互いに噛み合わせてねじ込み方向にねじ込むこととを含み
    前記オブジェクトに設けられた複数のくさび状の歯は、前記ねじ込み方向に沿って隣り合う2つのくさび状の歯間の溝の深さが徐々に小さくなるように形成されており、前記複数のくさび状の歯が設けられた前記オブジェクトと前記ノッチが設けられたキャップとの一方を、間に前記布を挟んだ状態で前記オブジェクトと前記キャップの他方にねじ込み、
    前記くさび状の歯と前記ノッチとを互いに噛み合わせることを特徴とする
    オブジェクトの着脱方法。
  2. さらに、前記オブジェクトと前記キャップとを互いに噛み合わせてねじ込んだ後に、前記キャップを押圧して変形させて、前記くさび状の歯と前記ノッチとの噛み合わせ状態を解除することと、
    前記くさび状の歯と前記ノッチとの噛み合わせ状態を解除した後は、前記オブジェクト及び前記キャップの一方を他方に対して、ねじ込み時の方向とは反対の方向に回して、前記オブジェクトを前記布から取り外すこととを含む
    請求項1に記載のオブジェクトの着脱方法。
  3. 布の一方の面側に複数のくさび状の歯が設けられたオブジェクトと、
    前記布の他方に面側にノッチが設けられたキャップと、を備え、
    前記オブジェクトと前記キャップは、前記オブジェクトと前記キャップの間に前記布を挟んだ状態で前記オブジェクトと前記キャップとを互いに噛み合わせてねじ込み方向にねじ込むようになっており、
    前記オブジェクトに設けられた複数のくさび状の歯は、前記ねじ込み方向に沿って隣り合う2つのくさび状の歯間の溝の深さが徐々に小さくなるように形成されており、
    前記くさび状の歯が設けられた前記オブジェクト、及び前記ノッチが設けられた前記キャップの一方を、前記オブジェクトと前記キャップとの間に前記布を挟んだ状態で、前記オブジェクトと前記キャップの他方にねじ込み、前記くさび状の歯と前記ノッチとを互いに噛み合わせることを特徴とするオブジェクト着脱装置
  4. 前記オブジェクトの内部には、衣類に取付可能なセンサーユニットが内蔵されている、
    請求項3に記載のオブジェクト着脱装置
  5. 前記センサーユニットは、前記衣類を着用した人の居場所及び/又は動き及び/又は体の傾き角を検出する、請求項4に記載のオブジェクト着脱装置
  6. 前記センサーユニットは、前記衣類を着用した人の居場所及び/又は動き及び/又は体の傾き角を検出して検出信号を出力するセンサー、前記センサーの検出信号の値と予め設定された閾値とを比較するマイクロコントローラー、及び警報として無線で知らせる無線通信部を含む、
    請求項4又は5に記載のオブジェクト着脱装置
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