JP6573857B2 - インクジェットヘッド保湿装置及びインクジェット印刷装置 - Google Patents

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本発明はインクジェットヘッド保湿装置及びインクジェット印刷装置に係り、特に保湿液を貯留した保湿キャップによってインクジェットヘッドを保湿するインクジェットヘッド保湿装置及びインクジェット印刷装置に関する。
保湿キャップ内に保湿液を貯め、インクジェットヘッドの吐出面を保湿キャップ内の保湿液面と対向させて保持することでインクジェットヘッドを保湿するインクジェットヘッド保湿装置が知られている。このようなインクジェットヘッド保湿装置は、保湿キャップ内の保湿液がインクジェットヘッドからのインクにより汚染されるため、保湿キャップ内の汚染された保湿液を排出するメンテナンス機能を有している。
例えば、特許文献1には、記録ヘッドの吐出面に対向する保湿キャップに、保湿キャップの内部に連通する流路をなす変形可能な管状部材が取り付けられ、管状部材の他端部を上向きにし、その他端部に保湿液を注入することで、保湿キャップ内に保湿液が供給され、管状部材の他端部を下向きにし、他端部に廃液タンクを接続することで、保湿キャップ内の保湿液が廃液タンクに排出される装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載の装置のように水頭差を用いる構成では、保湿キャップ内の保湿液が汚染されて保湿液の粘度が高くなった場合に、保湿キャップから適切に保湿液を排出することができないという問題点があった。
これに対し、保湿液の排出流路の一部を、弾性を有する管路により構成し、その弾性管路を偏心回転体によってしごくロータリポンプを用いて保湿キャップ内の保湿液を排出する装置が知られている。このような装置であれば、保湿液が汚染されて保湿液の粘度が高くなった場合であっても、保湿キャップから適切に保湿液を排出することができる。
特開2013−71340号公報
しかしながら、ロータリポンプはその停止位相によりシール性が損なわれることがあり、インクジェットヘッドの保湿中にもかかわらず保湿キャップ内の保湿液が流出するという問題点があった。また、ロータリポンプに限らず、保湿キャップ内の保湿液を排出するポンプが故障すると、同様の問題が発生する可能性がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、保湿キャップ内の保湿液が流出してインクジェットヘッドの保湿ができなくなることを防止するインクジェットヘッド保湿装置及びインクジェット印刷装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためにインクジェットヘッド保湿装置の一の態様は、インクジェットヘッドのノズル面を保湿する保湿液を貯留する保湿液貯留部と、保湿液貯留部と連通する流出口と、を備えた保湿キャップと、一端が流出口と連通し、流出口から保湿液を排出する排出口までの間を保湿液が送液される液体管路であり、液体管路上の流出口から排出口までの間の一部分である第一の部分が流出口よりも鉛直方向において高い位置に配置される液体管路と、液体管路に設けられた送液ポンプであって、流出口から排出口へ保湿液を送液する送液ポンプと、を備える。
本態様によれば、液体管路上の流出口から排出口までの間の一部分である第一の部分を流出口よりも鉛直方向において高い位置に配置したので、保湿キャップ内の保湿液が流出してインクジェットヘッドの保湿ができなくなることを防止することができる。
液体管路は、流出口と送液ポンプとを連通する第1液体管路と、送液ポンプと排出口とを連通する第2液体管路と、を備えることが好ましい。これにより、流出口と送液ポンプ、及び送液ポンプと排出口を適切に連通させることができる。
液体管路は、第一の部分が保湿液貯留部に貯留された保湿液の液面よりも鉛直方向において高い位置に配置されることが好ましい。これにより、保湿液の流出を完全に防止することができる。
送液ポンプは、液体管路の一部を構成する弾性管路と、偏心回転体と、弾性管路と偏心回転体とを収納する容器部と、を備え、偏心回転体を回転させることで、偏心回転体と容器部との間で弾性管路を押圧し、押圧する位置を弾性管路に沿って移動させることが好ましい。このような送液ポンプを用いることで、保湿キャップ内の保湿液がインクジェットヘッドからのインクで汚染された場合であっても、汚染された保湿液を保湿キャップから適切に排出することができる。
第一の部分は液体管路の他端である排出口であることが好ましい。また、液体管路は、液体管路上において第一の部分よりも流出口側の一部分である第二の部分が流出口よりも鉛直方向において低い位置に配置されることが好ましい。このように液体管路を構成することにより、保湿キャップ内の保湿液が流出してインクジェットヘッドの保湿ができなくなることを防止することができ、かつ汚染された保湿液を保湿キャップから適切に排出することができる。
排出口は、鉛直方向において高い方向を向けて配置されていることが好ましい。これにより、保湿キャップ内の保湿液がインクジェットヘッドからのインクで汚染された場合であっても、排出口にインク成分が固化して排出口を塞ぐことを防止することができる。
排出口を鉛直方向において高い方向に向けて液体管路を固定するフレームを備えることが好ましい。これにより、排出口を鉛直方向において高い方向に向けて液体管路を適切に固定することができる。
排出口の鉛直方向において高い位置に配置され、排出口から排出された保湿液を誘導して鉛直方向において低い位置に伝い下らせる廃液ガイドを備えることが好ましい。これにより、排出口から排出された保湿液が液体管路を伝い落ちることを防止することができる。
廃液ガイドの下端縁から滴下する保湿液を受け取る液受けトレイを備えることが好ましい。これにより、廃液ガイドに誘導された保湿液を適切に処理することができる。
排出口の周囲に配置され、排出口から排出された保湿液の飛散を防止するカバーを備えることが好ましい。これにより、排出口から排出される保湿液がインクジェットヘッド保湿装置の周囲に飛散することを防止することができる。
送液ポンプは、保湿液貯留部に貯留された保湿液の液面よりも鉛直方向において低い位置に配置されることが好ましい。特に、送液ポンプ内の弾性管路が保湿液貯留部に貯留された保湿液の液面よりも鉛直方向において低い位置に配置されることがより好ましい。これにより、保湿液貯留部に貯留された保湿液が水頭圧により弾性管路まで到達するため、弾性管路が保湿液貯留部に貯留された保湿液の液面よりも鉛直方向において高い位置に配置される場合と比べて、より早く送液を開始することができる。
保湿液貯留部は、保湿液貯留部と連通する流入口を備え、さらに、保湿液を貯蔵する貯液タンクと、貯液タンクと流入口とを連通する補充管路と、を備えることが好ましい。これにより、保湿液貯留部に保湿液を補充することができる。
補充管路に、保湿液貯留部に対する保湿液の補充を制御する電磁弁バルブを備えることが好ましい。これにより、保湿液の補充を適切に制御することができる。
保湿キャップは、複数のインクジェットヘッドにそれぞれ対応する複数の保湿液貯留部と、複数の保湿液貯留部と連通する複数の流出口と、を備え、液体管路は、複数の流出口と連通する複数の端部と、複数の端部と排出口との間に設けられた合流部と、を備え、排出口は、複数の流出口のうち鉛直方向において最も高い位置に配置された流出口よりもさらに高い位置に配置されることが好ましい。これにより、複数のインクジェットヘッドを保湿し、かつ保湿キャップ内の保湿液の全てが流出することを防止することができる。
上記目的を達成するためにインクジェット印刷装置の一の態様は、記録媒体を搬送する搬送部と、搬送される記録媒体にインクを吐出するインクジェットヘッドと、インクジェットヘッドのノズル面を保湿する保湿液を貯留する保湿液貯留部と、保湿液貯留部と連通する流出口と、を備えた保湿キャップと、一端が流出口と連通し、排出口である他端が流出口よりも鉛直方向において高い位置に配置される液体管路と、液体管路に設けられた送液ポンプであって、流出口から排出口へ保湿液を送液する送液ポンプと、を備えるインクジェットヘッド保湿装置と、を備える。
本態様によれば、インクジェットヘッドにより記録媒体に印刷することができるとともに、インクジェットヘッドを保湿することができ、さらに、排出口である他端を流出口よりも鉛直方向において高い位置に配置したので、保湿キャップ内の保湿液の全てが流出することを防止することができる。
本発明によれば、保湿キャップ内の保湿液の全てが流出することを防止することができる。
インクジェットヘッド保湿装置の斜視図 インクジェットヘッド保湿装置の側面図 インクジェットヘッド保湿装置の正面図 インクジェットヘッド保湿装置の背面図 インクジェットヘッド保湿装置における保湿液の流れが示される説明図 排出口の拡大図 インクジェットヘッド保湿装置の斜視図 インクジェットヘッド保湿装置の側面図 インクジェットヘッド保湿装置の正面図 インクジェットヘッド保湿装置の背面図 インクジェットヘッド保湿装置における保湿液の流れが示される説明図 インクジェットヘッド保湿装置における保湿液の流れが示される説明図 排出口付近の拡大図 排出口付近の拡大図 排出口付近の拡大図 インクジェットヘッド保湿装置における保湿液の流れが示される説明図 インクジェット印刷装置の側面図 インクジェット印刷装置の上面図 インクジェット印刷装置の正面図 インクジェットヘッドをノズル面側から見た図 図20の一部拡大図 インクジェットヘッド保湿装置によるインクジェットヘッドの保湿の模式図
以下、添付図面に従って本発明の好ましい実施の形態について詳説する。
<従来のインクジェットヘッド保湿装置>
図1、図2、図3、及び図4は、それぞれインクジェットヘッド保湿装置200の斜視図、側面図、正面図、及び背面図である。また、図5は、インクジェットヘッド保湿装置200における保湿液102の流れが示される説明図である。
インクジェットヘッド保湿装置200は、4つのインクジェットヘッドのノズル面をそれぞれ保湿するための4つの保湿キャップ110K、110C、110M、及び110Yを備えている。
保湿キャップ110K、110C、110M、及び110Yは、保湿液102をそれぞれ貯留するための保湿液貯留部112K、112C、112M、及び112Yと、保湿液貯留部112K、112C、112M、及び112Yの底部に設けられた、保湿液貯留部112K、112C、112M、及び112Yとそれぞれ連通する流出口114K、114C、114M、及び114Yと、を備えている。
流出口114K、114C、114M、及び114Yには、廃液管路116K、116C、116M、及び116Yがそれぞれ連通している。
廃液管路116K及び廃液管路116Yの他端は、合流部120Aにおいて廃液管路120と連通している。廃液管路116K及び廃液管路116Yと廃液管路120とによって、第1液体管路が構成される。また、廃液管路116C及び廃液管路116Mの他端は、合流部122Aにおいて廃液管路122と連通している。
廃液管路120の他端はロータリポンプ124の入力と連通しており、ロータリポンプ124の出力には第2液体管路である廃液ノズル128が連通している。同様に、廃液管路122の他端はロータリポンプ126の入力と連通しており、ロータリポンプ126の出力には廃液ノズル130が連通している。
廃液ノズル128の他端は排出口128A、廃液ノズル130の他端は排出口130Aとなっており、排出口128A及び排出口130Aは、流出口114K、114C、114M、及び114Yよりも鉛直方向において低い位置に配置されている。かつ、排出口128Aが形成する開口面及び排出口130Aが形成する開口面は、鉛直方向において低い方向に向けられている。
このように、インクジェットヘッド保湿装置100には、一端が保湿液貯留部112K、112C、112M、及び112Yの流出口114K、114C、114M、及び114Yと連通し、他端が廃液ノズル128の排出口128A及び廃液ノズル130の排出口130Aである液体管路132が形成されている。また、液体管路132には送液ポンプとしてロータリポンプ124及び126が設けられている。
また、図5に示されるように、インクジェットヘッド保湿装置200は、廃液ノズル128及び130の鉛直方向において低い位置に、液受けトレイ148を備えている。排出口128A及び排出口130Aから排出された保湿液102は、液受けトレイ148に流入する。
さらに、インクジェットヘッド保湿装置200は、補充用の保湿液102を貯蔵する貯液タンク134を備えている。貯液タンク134には、補充管路136及び補充管路138が連通している。
補充管路136の他端は分岐部136Aとなっており、分岐部136Aには補充管路140Kと補充管路140Yとが連通している。補充管路140Kの他端及び補充管路140Yの他端は、それぞれ保湿液貯留部112Kに備えられた流入口142K及び保湿液貯留部112Yに備えられた流入口142Yに連通している。
同様に、補充管路138の他端は分岐部138Aとなっており、分岐部138Aには補充管路140Cと補充管路140Mとが連通している。補充管路140Cの他端及び補充管路140Mの他端は、それぞれ保湿液貯留部112Cに備えられた流入口142C及び保湿液貯留部112Mに備えられた流入口142Mに連通している。
また、補充管路136には電磁弁バルブ144が、補充管路138には電磁弁バルブ146が設けられている。電磁弁バルブ144は、保湿液貯留部112K及び112Yへの保湿液102の補充を制御し、電磁弁バルブ146は、保湿液貯留部112K及び112Yへの保湿液102の補充を制御する。
このように構成されたインクジェットヘッド保湿装置200は、電磁弁バルブ144及び144を開状態とすることで、貯液タンク134から保湿液貯留部112K、112C、112M、及び112Yに保湿液102を供給する。保湿液貯留部112K、112C、112M、及び112Yに貯留される保湿液102が所望の量になると、電磁弁バルブ144及び144を閉状態とする。保湿液102が貯留された保湿液貯留部112K、112C、112M、及び112Yにそれぞれインクジェットヘッドのノズル面を対向させて保持することで、インクジェットヘッドのノズル面を保湿することができる。
また、ロータリポンプ124及び126を駆動させることで、保湿液貯留部112K、112C、112M、及び112Yに貯留された保湿液102を排出口128A及び130Aから排出する。排出口128A及び130Aから排出された保湿液102は、液受けトレイ148に流入する。保湿液102の排出が終了したら、ロータリポンプ124及び126を停止させる。
貯液タンク134からの保湿液102の補充と、液受けトレイ148への保湿液102の排出は、同時に行ってもよい。
ここで、インクジェットヘッド保湿装置200は、保湿液貯留部112K、112C、112M、及び112Yに保湿液102を貯留しているにもかかわらず、ロータリポンプ124及びロータリポンプ126の停止位相によりシール性が損なわれ、保湿液貯留部112K及び112Yに貯留された保湿液102がロータリポンプ124を経由して排出口128Aから流出したり、保湿液貯留部112C及び112Mに貯留された保湿液102がロータリポンプ126を経由して排出口130Aから流出したりする不具合が発生した。
また、排出口128A及び130Aには表面張力により保湿液が保持されるが、ロータリポンプ124及びロータリポンプ126のシール性が損なわれた場合には、図6に示されるように、排出口128A及び130Aに保湿液102が残留液滴102Dとして付着する。廃液ノズル128及び130から排出される保湿液102は、保湿液貯留部112K、112C、112M、及び112Yによって保湿されたインクジェットヘッドからのインクによって汚染されている。インクによって汚染された保湿液102の残留液滴102Dが乾燥すると水分が蒸発し、インク成分が析出することで、固化したインク成分が排出口128A及び排出口130Aを塞ぐことがあった。
<本実施形態に係るインクジェットヘッド保湿装置>
図7、図8、図9、及び図10は、それぞれインクジェットヘッド保湿装置100の斜視図、側面図、正面図、及び背面図である。これらの図において、インクジェットヘッド保湿装置200と共通する部分には同一の符号が付されている。
インクジェットヘッド保湿装置100は、4つのインクジェットヘッドのノズル面をそれぞれ保湿するための4つの保湿キャップ110K、110C、110M、及び110Yを備えており、保湿キャップ110K、110C、110M、及び110Yは、保湿液102を貯留するための保湿液貯留部112K、112C、112M、及び112Yと、保湿液貯留部112K、112C、112M、及び112Yの底部に設けられた、保湿液貯留部112K、112C、112M、及び112Yと連通する流出口114K、114C、114M、及び114Yと、それぞれを備えている。
流出口114K、114C、114M、及び114Yには、廃液管路116K、116C、116M、及び116Yがそれぞれ連通している。
廃液管路116Y及び廃液管路116Kの他端は、合流部120Aにおいて廃液管路120と連通している。また、廃液管路116M及び廃液管路116Cの他端は、合流部122Aにおいて廃液管路122と連通している。
廃液管路120の他端はロータリポンプ124の入力と連通しており、ロータリポンプ124の出力には廃液管路150が連通している。ロータリポンプ124は、保湿液貯留部112Y及び112Kに貯留された保湿液102の液面よりも鉛直方向において低い位置に設けられている。同様に、廃液管路122の他端はロータリポンプ126の入力と連通しており、ロータリポンプ126の出力には廃液管路152が連通している。ロータリポンプ126は、保湿液貯留部112C及び112Mに貯留された保湿液102の液面よりも鉛直方向において低い位置に設けられている。さらに、廃液管路150の他端及び廃液管路152の他端は、合流部154Aにおいて廃液ノズル154と連通しており、廃液ノズル154の他端は排出口154Bとなっている。
このように、インクジェットヘッド保湿装置100には、一端が保湿液貯留部112K、112C、112M、及び112Yの流出口114K、114C、114M、及び114Yであり、他端が廃液ノズル154の排出口154Bである液体管路156が形成されている。また、液体管路156には送液ポンプとしてロータリポンプ124及び126が設けられている。
図11に示されるように、ロータリポンプ124は、液体管路156の一部を構成する弾性管路162、偏心回転体である偏心カム164、弾性管路162と偏心カム164とを収納する容器部であるベース166を備えている。ロータリポンプ124は、偏心カム164を回転させることで、偏心カム164とベース166との間で弾性管路162を押圧し、かつ押圧する位置を弾性管路162に沿って移動させる。これにより、流出口114K及び図11に示されていない流出口114Yから排出口154Bへ保湿液102を送液する。
ロータリポンプ124は、特に弾性管路162が保湿液貯留部112Y及び112Kに貯留された保湿液102の液面103よりも鉛直方向において低い位置に設けられていることで、保湿液102が水頭圧により弾性管路162まで到達するため、弾性管路162が保湿液貯留部112Y及び112Kに貯留された保湿液102の液面103よりも鉛直方向において高い位置に配置される場合と比べて、より早く送液を開始することができる。
ロータリポンプ126の構成もロータリポンプ124の構成と同様である。ロータリポンプ126は、流出口114C及び114Mから排出口154Bへ保湿液102を送液する。
なお、流出口114K及び114Yから排出口154Bへ保湿液102を送液するポンプは、ロータリポンプ124に限定されず、弾性管路であるチューブを押圧部材が押圧し、押圧部材が回転移動して押圧位置をチューブに沿って移動させる煽動型のチューブポンプであれば、押圧部材は偏心回転体でなくてもよい。また、チューブポンプではなく、逆止弁を有するダイアフラム式のポンプ等、他の方式のポンプを用いてもよい。ロータリポンプ126についても同様である。
また、インクジェットヘッド保湿装置100は、補充用の保湿液102を貯留する貯液タンク134を備えている。図11では省略されているが、貯液タンク134から保湿液貯留部112K、112C、112M、及び112Yまでの保湿液102の流路は、インクジェットヘッド保湿装置200と同様に構成されている。
インクジェットヘッド保湿装置100は、さらに、フレーム158及びカバー160を備えている。フレーム158は、排出口154Bを鉛直方向において高い方向に向けて廃液ノズル154を固定している。ここでは、図11に示されるように、廃液ノズル154は鉛直方向に対して平行に固定され、排出口154Bが形成する開口面は、水平方向に平行に、かつ鉛直方向において高い方向に向けて保持されている。廃液ノズル154として可撓性を有するチューブ等を用いた場合であっても、フレーム158により、廃液ノズル154を適切に固定することができる。
また、液体管路156の流出口114K、114C、114M、及び114Yから排出口154Bまでの間の一部分である第一の部分に相当する排出口154Bは、保湿液貯留部112K、112C、112M、及び112Yの流出口114K、114C、114M、及び114Yのうち、鉛直方向において最も高い位置に位置する流出口よりもさらに高い位置に配置されている。
ここでは、排出口154Bは、保湿液貯留部112K、112C、112M、及び112Yに貯留された保湿液102の液面103のうち、鉛直方向において最も高い位置に位置する液面103よりもさらに高い位置に配置されている。
なお、液体管路156の一部分である廃液管路120は、鉛直方向において流出口114K、114C、114M、及び114Yよりも低い位置に配置されている。廃液管路120は、液体管路156の第一の部分に相当する排出口154Bよりも流出口114K、114C、114M、及び114Y側にあり、液体管路156の第二の部分に相当する。このように、液体管路156は少なくとも一部が流出口114K、114C、114M、及び114Yよりも鉛直方向において低い位置に配置されている。
カバー160は、排出口154Bの周囲であって、鉛直方向において高い方向を含む周囲を囲むように配置されている。カバー160は、排出口154Bから排出される保湿液102がインクジェットヘッド保湿装置100の周囲に飛散することを防止する。
カバー160は、排出口154Bから一定の距離だけ離れた位置に配置されており、排出口154Bから排出される保湿液102は、カバー160の内面に到達する。カバー160は、カバー160の内面に到達した保湿液102を誘導して鉛直方向において低い位置に伝い下らせる廃液ガイドとして作用する。
カバー160の内面に沿って鉛直方向において低い位置に伝い下った保湿液102は、カバー160の下端縁160Aに到達し、カバー160の下端縁160Aから重力により滴下する。この滴下した保湿液102は、液受けトレイ148によって受け取られる。
このように構成されたインクジェットヘッド保湿装置100は、電磁弁バルブ144及び144を開状態とすることで、貯液タンク134から保湿液貯留部112K、112C、112M、及び112Yに保湿液102を供給する。保湿液貯留部112K、112C、112M、及び112Yに貯留される保湿液102が所望の量になると、電磁弁バルブ144及び144を閉状態とする。保湿液102が貯留された保湿液貯留部112K、112C、112M、及び112Yにそれぞれインクジェットヘッドのノズル面を対向させて保持することで、インクジェットヘッドのノズル面を保湿することができる。
また、ロータリポンプ124及び126を駆動させることで、保湿液貯留部112K、112C、112M、及び112Yに貯留された保湿液102を排出口154Bから排出する。排出口154Bから排出された保湿液102は、カバー160の内面に誘導されてカバー160の下端縁160Aに到達し、カバー160の下端縁160Aから液受けトレイ148に滴下する。
インクジェットヘッド保湿装置100によれば、廃液ノズル154の排出口154Bが、流出口114K、114C、114M、及び114Yよりも鉛直方向において高い位置に配置されているため、ロータリポンプ124及びロータリポンプ126の停止位相によりシール性が損なわれた場合であっても、保湿液貯留部112K、112C、112M、及び112Yに貯留された保湿液102は、いずれも空になることはない。したがって、インクジェットヘッドを保湿することができる。
ここでは、排出口154Bが保湿液貯留部112K、112C、112M、及び112Yに貯留された保湿液102の液面103よりも鉛直方向において高い位置に配置されているため、保湿液貯留部112K、112C、112M、及び112Yに貯留された保湿液102が排出口154Bから流出することはない。したがって、インクジェットヘッドを適切に保湿することができる。
図11は、インクジェットヘッド保湿装置100における保湿液102の流れが示される説明図である。ここでは、特に保湿液貯留部112Kについて示されており、ロータリポンプ124は内部構造が示されている。
図11に示されるように、排出口154Bは、鉛直方向において高い方向に向けて固定されている。これにより、排出口154Bの近傍まで保湿液102の液面が満たされる。したがって、排出口154Bに保湿液102に含有するインク成分の乾燥膜が張ったとしても、鉛直方向において低い方向から保湿液102の水分が補給されるため、乾燥膜の厚みが増加することはなく、排出口154Bが塞がれることはない。
また、カバー160を備えたことにより、排出口154Bから排出される保湿液102が、インクジェットヘッド保湿装置100の周囲に飛散することがない。さらに、カバー160を廃液ガイドとして排出口154Bから排出される保湿液102をカバー160の内面に沿って誘導するため、排出口154Bから排出された保湿液102が廃液ノズル154を伝い下ってロータリポンプ124及び126に付着することがない。
<インクジェットヘッド保湿装置の変形例>
本実施形態において、排出口154Bは、開口面が水平方向に平行な状態で鉛直方向上方を向けて配置される態様に限定されない。
図12は、インクジェットヘッド保湿装置104における保湿液102の流れが示される説明図である。また、図13は、排出口154B付近の拡大図である。インクジェットヘッド保湿装置104は、廃液ノズル154がZ方向に対して角度θだけ傾けて保持されており、排出口154Bが形成する開口面が水平方向に対して角度θだけ傾いた状態で鉛直方向において高い方向に向けられている。ここで、角度θは90度以下であるとする。
このように構成しても、排出口154Bが流出口114K、114C、114M、及び114Yよりも鉛直方向において高い位置に配置されていれば、保湿液貯留部112K、112C、112M、及び112Yに貯留された保湿液102が空になることはない。また、ここでは、排出口154Bが保湿液貯留部112Y等に貯留された保湿液102の液面103よりも鉛直方向において高い位置に配置したため、保湿液貯留部112Y等に貯留された保湿液102が排出口154Bから流出することがない。また、角度θが90度以下であれば、固化したインク成分により排出口154Bが塞がれることはない。
また、図14に示されるように、廃液ノズル154を鉛直方向に平行に保持しつつ、排出口154Bが形成する開口面を水平方向に対して角度θだけ傾けてもよい。さらに、図15に示されるように、廃液ノズル154を曲線状に構成して、開口面を水平方向に対して角度θだけ傾けてもよい。いずれの場合も、排出口154Bが形成する開口面が鉛直方向において低い方向に向けられていなければ、排出口154Bが塞がれることはない。
このように、本実施形態において、「排出口が鉛直方向において高い方向を向けて配置される」とは、開口面が水平方向に平行な状態であって、鉛直方向において高い方向に向いている状態のものから、開口面と水平方向とが成す角度θが90度以下までの状態のものまでを含む。
なお、開口面が平面でない場合は、開口面を平面に近似することで同様に考えることができる。
さらに、図16は、インクジェットヘッド保湿装置106における保湿液102の流れが示される説明図である。図16に示されるように、インクジェットヘッド保湿装置106は、フレーム158が、廃液ノズル154の最上点154Cであって、液体管路156の流出口114K、114C、114M、及び114Yから排出口154Bまでの間の一部分である第一の部分に相当する最上点154Cを保湿液102の液面103より高い位置に固定している。また、フレーム158は、排出口154Bを鉛直方向において低い方向に向けて廃液ノズル154を固定している。
インクジェットヘッド保湿装置106によれば、廃液ノズル154の最上点154Cが保湿液貯留部112Kに貯留された保湿液102の液面103よりも鉛直方向において高い位置に配置されているため、保湿液貯留部112Kに貯留された保湿液102が排出口154Bから流出することはない。したがって、インクジェットヘッドを適切に保湿することができる。
<インクジェット記録装置>
インクジェットヘッド保湿装置100を適用したインクジェット印刷装置10について説明する。図17、図18、及び図19は、それぞれインクジェット印刷装置10の側面図、上面図、及び正面図である。
インクジェット印刷装置10は、シングルパス方式のラインプリンタであり、記録媒体である用紙1を搬送する用紙搬送部20と、用紙搬送部20によって搬送される用紙1に画像を記録する画像記録部30と、画像記録部30に装着されたインクジェットヘッド50K、50C、50M、及び50Yの保湿を行うインクジェットヘッド保湿装置100と、を備えている。
用紙搬送部20は、図示されないモータに駆動されて中心を軸に回転する円筒形状の搬送ドラム22を備えている。搬送ドラム22は、図示されないグリッパによって用紙1の先端を把持して回転することにより、用紙1を外周面に巻き掛けながら用紙1を搬送する。
また、搬送ドラム22の外周面には、図示されない多数の吸引穴が形成されている。搬送ドラム22の外周面に巻き掛けられた用紙1は、この吸引穴から吸引されることにより、搬送ドラム22の外周面に吸着保持されながら搬送される。
画像記録部30は、それぞれブラック、シアン、マゼンタ、及びイエロの各色インクをインクジェット方式で吐出するインクジェットヘッド50K、50C、50M、及び50Yと、インクジェットヘッド50K、50C、50M、及び50Yが取り付けられるヘッド保持部40と、を備えている。
インクジェットヘッド50K、50C、50M、及び50Yは、用紙1の最大用紙幅に対応したラインヘッドであり、矩形のブロック状に形成され、その底部にノズル面52C,52M,52Y,52Kが形成されている。
ヘッド保持部40は、インクジェットヘッド50K、50C、50M、及び50Yを取り付けるための図示されないヘッド取付部を備えている。インクジェットヘッド50K、50C、50M、及び50Yは、このヘッド取付部に着脱自在に取り付けられる。
ヘッド保持部40に取り付けられたインクジェットヘッド50K、50C、50M、及び50Yは、それぞれ用紙1の搬送方向(Y方向)に対して直交して配置される。また、用紙1の搬送方向に沿って所定の順で一定の間隔をもって配置される。
また、インクジェットヘッド50K、50C、50M、及び50Yは、それぞれのノズル面52K、52C、52M、及び52Yが、対向する搬送ドラム22の外周面の接線と平行になるようにヘッド保持部40に取り付けられる。したがって、インクジェットヘッド50K、50C、50M、及び50Yは、ノズル面52K、52C、52M、及び52YがX方向において水平面と平行となり、かつY方向において水平面に対してそれぞれ傾斜するように配置される。このため、ノズル面52K、52C、52M、及び52Yは、それぞれ鉛直方向における高さが異なる。
ヘッド保持部40は、図示されない移動機構により、「画像記録位置」と「保湿位置」との間を移動可能に設けられる。
ヘッド保持部40は、画像記録位置においては、搬送ドラム22の鉛直方向において高い位置に配置される。画像記録位置において、画像記録部30は、搬送ドラム22によって搬送される用紙1に対して、インクジェットヘッド50K、50C、50M、及び50Yからそれぞれインクを吐出することで、用紙1の記録面に画像を形成する。
一方、ヘッド保持部40は、保湿位置においては、インクジェットヘッド保湿装置100の設置位置に配置される。インクジェットヘッド保湿装置100は、インクジェットヘッド50K、50C、50M、及び50Yを保湿し、ノズル56(図21参照)の内部のインクの固化を防止する。
図20は、インクジェットヘッド50Kをノズル面52K側から見た図であり、図21は図20の一部拡大図である。インクジェットヘッド50Kは、17個のヘッドモジュール54−i(i=1〜17)をX方向に沿ってつなぎ合わせた長尺状の構造を有し、用紙1の全幅に対応する長さにわたって複数のノズル56が二次元状に配置されている。インクジェットヘッド50Kは、ピエゾ方式又はサーマル方式でノズル56からインクを吐出させる。
各ヘッドモジュール54−iは、交換可能に構成されており、それぞれインクジェットヘッド50Kにおける短手方向の両側からヘッドモジュール支持部材58Bによって支持されている。また、インクジェットヘッド50Kの長手方向における両端部は、ヘッド支持部材58Dによって支持されている。
インクジェットヘッド50C、50M、及び50Yの構造は、インクジェットヘッド50Kと同様である。
図22は、インクジェットヘッド保湿装置100によるインクジェットヘッド50K、50C、50M、及び50Yの保湿の様子が模式的に示された図である。
前述のようにノズル面52K、52C、52M、及び52Yは、それぞれ鉛直方向における高さが異なる。これに対応して、流出口114K、114C、114M、及び114Yは、それぞれ鉛直方向における高さが異なる。
したがって、インクジェットヘッド保湿装置100の排出口154Bは、流出口114K、114C、114M、及び114Yのうち、最も鉛直方向において高い位置に位置する流出口よりもさらに高い位置に配置される。
また、保湿液貯留部112K、112C、112M、及び112Yに貯留される保湿液102の液面103K、103C、103M、及び103Yについても、それぞれ鉛直方向における高さが異なる。
ここでは、インクジェットヘッド保湿装置100の排出口154Bは、液面103K、103C、103M、及び103Yのうち、最も鉛直方向において高い位置に位置する液面103よりもさらに高い位置に配置される。
本発明の技術的範囲は、上記の実施形態に記載の範囲には限定されない。各実施形態における構成等は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、各実施形態間で適宜組み合わせることができる。
1 用紙
10 インクジェット印刷装置
20 用紙搬送部
22 搬送ドラム
30 画像記録部
40 ヘッド保持部
50C インクジェットヘッド
50K インクジェットヘッド
50M インクジェットヘッド
50Y インクジェットヘッド
52C ノズル面
52K ノズル面
52M ノズル面
52Y ノズル面
54−i ヘッドモジュール
56 ノズル
58B ヘッドモジュール支持部材
58D ヘッド支持部材
100 インクジェットヘッド保湿装置
102 保湿液
102D 残留液滴
103 液面
103C 液面
103K 液面
103M 液面
103Y 液面
104 インクジェットヘッド保湿装置
110C 保湿キャップ
110K 保湿キャップ
110M 保湿キャップ
110Y 保湿キャップ
112C 保湿液貯留部
112K 保湿液貯留部
112M 保湿液貯留部
112Y 保湿液貯留部
114C 流出口
114K 流出口
114M 流出口
114Y 流出口
116C 廃液管路
116K 廃液管路
116M 廃液管路
116Y 廃液管路
120 廃液管路
120A 合流部
122 廃液管路
122A 合流部
124 ロータリポンプ
126 ロータリポンプ
128 廃液ノズル
128A 排出口
130 廃液ノズル
130A 排出口
132 液体管路
134 貯液タンク
136 補充管路
136A 分岐部
138 補充管路
138A 分岐部
140C 補充管路
140K 補充管路
140M 補充管路
140Y 補充管路
142C 流入口
142K 流入口
142M 流入口
142Y 流入口
144 電磁弁バルブ
146 電磁弁バルブ
148 液受けトレイ
150 廃液管路
152 廃液管路
154 廃液ノズル
154A 合流部
154B 排出口
156 液体管路
158 フレーム
160 カバー
160A 下端縁
162 弾性管路
164 偏心カム
166 ベース
200 インクジェットヘッド保湿装置
θ 角度

Claims (15)

  1. インクジェットヘッドのノズル面を保湿する保湿液を貯留する保湿液貯留部と、前記保湿液貯留部と連通する流出口と、を備えた保湿キャップと、
    一端が前記流出口と連通し、他端が排出口である液体管路であり、前記液体管路上の一部分である第一の部分が前記流出口よりも鉛直方向において高い位置に配置される液体管路と、
    前記液体管路に設けられた送液ポンプであって、前記流出口から前記排出口へ保湿液を送液する送液ポンプと、
    を備え、
    前記保湿キャップは、複数のインクジェットヘッドにそれぞれ対応する複数の保湿液貯留部と、前記複数の保湿液貯留部と連通する複数の流出口と、を備え、
    前記液体管路は、前記複数の流出口と連通する複数の端部と、前記複数の端部と前記排出口との間に設けられた合流部と、を備え、
    前記排出口は、前記複数の流出口のうち鉛直方向において最も高い位置に配置された流出口よりもさらに高い位置に配置されるインクジェットヘッド保湿装置。
  2. 前記液体管路は、
    前記流出口と前記送液ポンプとを連通する第1液体管路と、
    前記送液ポンプと前記排出口とを連通する第2液体管路と、
    を備える請求項1に記載のインクジェットヘッド保湿装置。
  3. 前記液体管路は、前記第一の部分が前記保湿液貯留部に貯留された保湿液の液面よりも鉛直方向において高い位置に配置される請求項1又は2に記載のインクジェットヘッド保湿装置。
  4. 前記送液ポンプは、
    前記液体管路の一部を構成する弾性管路と、
    偏心回転体と、
    前記弾性管路と前記偏心回転体とを収納する容器部と、
    を備え、
    前記偏心回転体を回転させることで、前記偏心回転体と前記容器部との間で前記弾性管路を押圧し、前記押圧する位置を前記弾性管路に沿って移動させる請求項1から3のいずれか1項に記載のインクジェットヘッド保湿装置。
  5. 前記第一の部分は前記液体管路の他端である前記排出口である請求項1から4のいずれか1項に記載のインクジェットヘッド保湿装置。
  6. 前記液体管路は、前記液体管路上において前記第一の部分よりも前記流出口側の一部分である第二の部分が前記流出口よりも鉛直方向において低い位置に配置される請求項1から5のいずれか1項に記載のインクジェットヘッド保湿装置。
  7. 前記排出口は、鉛直方向において高い方向を向けて配置されている請求項1から6のいずれか1項に記載のインクジェットヘッド保湿装置。
  8. 前記排出口を鉛直方向において高い方向に向けて前記液体管路を固定するフレームを備えた請求項7に記載のインクジェットヘッド保湿装置。
  9. 前記排出口の鉛直方向において高い位置に配置され、前記排出口から排出された保湿液を誘導して鉛直方向において低い位置に伝い下らせる廃液ガイドを備えた請求項7又は8に記載のインクジェットヘッド保湿装置。
  10. 前記廃液ガイドの下端縁から滴下する保湿液を受け取る液受けトレイを備えた請求項9に記載のインクジェットヘッド保湿装置。
  11. 前記排出口の周囲に配置され、前記排出口から排出された保湿液の飛散を防止するカバーを備えた請求項1から10のいずれか1項に記載のインクジェットヘッド保湿装置。
  12. 前記送液ポンプは、前記保湿液貯留部に貯留された保湿液の液面よりも鉛直方向において低い位置に配置される請求項1から11のいずれか1項に記載のインクジェットヘッド保湿装置。
  13. 前記保湿液貯留部は、前記保湿液貯留部と連通する流入口を備え、
    さらに、
    前記保湿液を貯蔵する貯液タンクと、
    前記貯液タンクと前記流入口とを連通する補充管路と、
    を備えた請求項1から12のいずれか1項に記載のインクジェットヘッド保湿装置。
  14. 前記補充管路に、前記保湿液貯留部に対する前記保湿液の補充を制御する電磁弁バルブを備えた請求項13に記載のインクジェットヘッド保湿装置。
  15. 記録媒体を搬送する搬送部と、
    前記搬送される記録媒体にインクを吐出するインクジェットヘッドと、
    請求項1から14のいずれか1項に記載のインクジェットヘッド保湿装置と、
    を備えるインクジェット印刷装置。
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