JP6665922B2 - 液体吐出装置 - Google Patents
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Description
複合機10は、図1に示されるように、概ね直方体に形成されている。複合機10は、下部にインクジェット記録方式で用紙12(図2参照)に画像を記録するプリンタ部11を有している。プリンタ部11は、図2に示されるように、給送部15と、給送トレイ20と、排出トレイ21と、搬送ローラ部54と、記録部24と、排出ローラ部55と、プラテン42と、インクタンク100(タンクの一例)とを備えている。また、複合機10は、ファクシミリ機能及びプリント機能などの各種の機能を有している。複合機10は、液体吐出装置或いは液体消費装置の一例である。また、搬送ローラ部54及び排出ローラ部55は、搬送機構の一例を構成する。
給送トレイ20は、図1に示されるように、複合機10の前面で且つ左右方向9の中央部に形成された開口13を通じて前後方向8にユーザによって複合機10に対して挿抜される。給送トレイ20は、積層された複数の用紙12を支持可能である。排出トレイ21は、給送トレイ20の上方に配置されており、給送トレイ20と共に挿抜される。排出トレイ21は、排出ローラ部55によって記録部24とプラテン42との間から排出された用紙12を支持する。
給送部15は、給送トレイ20に支持された用紙12を搬送経路65へ給送する。給送部15は、図2に示されるように、給送ローラ25と、給送アーム26と、軸27とを備えている。給送ローラ25は、給送アーム26の先端側に回転可能に支持されている。給送ローラ25は、搬送モータ(不図示)の逆転によって、用紙12を搬送向き16に搬送する向きに回転する。以下、給送ローラ25、搬送ローラ60、及び排出ローラ62が、用紙12を搬送向き16に搬送する向きに回転することを、「正回転」と表記する。給送アーム26は、プリンタ部11のフレームに支持された軸27に回動可能に支持されている。給送アーム26は、自重或いはバネ等による弾性力によって給送トレイ20側へ回動付勢されている。
搬送経路65は、図2に示されるように、その一部がプリンタ部11の内部において、所定間隔で対向する外側ガイド部材18及び内側ガイド部材19によって形成される空間を指す。搬送経路65は、給送トレイ20の後端部からプリンタ部11の後方側に延びる経路である。また、搬送経路65は、プリンタ部11の後方側において下方から上方に延びつつUターンし、記録部24とプラテン42との間の空間を経て排出トレイ21に至る経路である。搬送ローラ部54及び排出ローラ部55の間における搬送経路65は、図2及び図3に示されるように、左右方向9における複合機10の概ね中央部に設けられており、且つ前後方向8に延びている。なお、搬送経路65内における用紙12の搬送向き16は、図2において一点鎖線の矢印で示されている。
搬送ローラ部54は、図2に示されるように、記録部24より搬送向き16の上流側に配置されている。搬送ローラ部54は、互いに対向する搬送ローラ60及びピンチローラ61を有する。搬送ローラ60は、搬送モータによって駆動される。ピンチローラ61は、搬送ローラ60の回転に伴って連れ回る。用紙12は、搬送モータの正転によって正回転する搬送ローラ60及びピンチローラ61に挟持されて搬送向き16に搬送される。
排出ローラ部55は、図2に示されるように、記録部24より搬送向き16の下流側に配置されている。排出ローラ部55は、互いに対向する排出ローラ62及び拍車63を有する。排出ローラ62は、搬送モータによって駆動される。拍車63は、排出ローラ62の回転に伴って連れ回る。用紙12は、搬送モータの正転によって正回転する排出ローラ62及び拍車63に挟持されて搬送向き16に搬送される。
記録部24は、図2に示されるように、搬送向き16における搬送ローラ部54及び排出ローラ部55の間に配置されている。また、記録部24は、搬送経路65を挟んでプラテン42と上下方向7に対向配置されている。すなわち、記録部24は、搬送経路65より上下方向7の上方で、且つ搬送経路65に対面する配置されている。記録部24は、キャリッジ23と、記録ヘッド39(ヘッド或いは液体消費部の一例)とを備えている。
プラテン42は、図2及び図3に示されるように、搬送向き16における搬送ローラ部54及び排出ローラ部55の間に配置されている。プラテン42は、上下方向7において記録部24に対向するようにして配置されており、搬送ローラ部54によって搬送される用紙12を下側から支持する。
インクタンク100は、図1に示されるように、複合機10の内部に収容されている。インクタンク100は、複合機10から容易に取り外すことができないように、当該複合機10に固定されている。インクタンク100の前面は、複合機10の前面で且つ左右方向9の右端に形成された開口22を通じて、複合機10の外部に露出される。開口22は、左右方向9において、開口13と隣接している。また、複合機10は、開口22を覆う被覆位置(図1(A)参照)と、開口22を露出させる露出位置(図1(B)参照)との間を回動可能なカバー70が設けられている。カバー70は、上下方向7の下端側において左右方向9に延びる回動軸周りに回動可能に、複合機10によって支持されている。
インクタンク100の内部には、図5に示されるように、内部空間を区画する複数の隔壁107、108、109が設けられている。隔壁107、108、109は、各々が上下方向7及び前後方向8に延設されており、前壁101、上壁104、下壁105、及びフィルム106に接続されている。また、隔壁107〜109は、左右方向9に離間して設けられている。その結果、インクタンク100の内部空間は、左右方向9に隣接する4つのインク室111B、111M、111C、111Yに区画される。インク室111は、ノズル40から吐出されるインクを貯留する液体貯留室の一例である。
インクタンク100の傾斜壁101Bには、各インク室111にインクを注入するための注入口112B、112M、112C、112Yが設けられている。注入口112は、傾斜壁101Bを厚み方向に貫通して、対応するインク室111をインクタンク100の外部に連通させる。傾斜壁101Bは、その内面がインク室111に面し、外面がインクタンク100の外部に面している。傾斜壁101Bは、外面が内面より上方に位置するように傾斜している。したがって、注入口112は、インク室111とインクタンク100の外部とを直接連通させる。すなわち、注入口112とインク室111との間には、注入口よりも断面積が小さく、且つ屈曲しているような流路は存在しない。
各インク室111には、図6〜図9に示されるように、インク流出路114B、114M、114C、114Y(液体流出路の一例)が接続されている。インク流出路114は、対応するインク室111に貯留されたインクをインクタンク100の外部に流出させる流路である。本実施形態におけるインク流出路114は、対応するインク室111からインクタンク100の右側面(すなわち、右壁102の外面)に至る流路である。インクタンク100の右側面(すなわち、右壁102の外面)は、左右方向9と交差する側面の一例である。
インクタンク100の右側面には、図8に示されるように、インク導出路117B、117M、117C、117Y(液体導出路の一例)が設けられている。インク導出路117B、117M、117C、117Yは、一端が開口116B、116M、116C、116Yの位置で対応するインク流出路114B、114M、114C、114Yに接続され、他端が連結部118B、118M、118C、118Yに接続されている。インクタンク100の上壁104に突設された連結部118には、各色のインクに対応した4本のインクチューブ32B、32M、32C、32Y(図3参照)が連結される。すなわち、インク導出路117は、対応するインク流出路114を通じてインク室111から流出されたインクを、対応する連結部118に連結されたインクチューブ32を通じて記録ヘッド39に導く流路である。なお、各インク導出路117及び各インクチューブ32の容積は、概ね同一である。
さらに、インクタンク100の右側面には、図8に示されるように、付加インク室123(付加貯留室)が設けられている。付加インク室123は、周方向に連続する突壁121H、121I(周壁の一例)とフィルム122とで区画された空間である。付加インク室123は、右壁102を貫通する貫通孔123A、123Bによってインク室111Bに連通されている。貫通孔123Bは、貫通孔123Aより上下方向7の上方に設けられている。付加インク室123には、付加インク室123の下端を画定する突壁121Iの一部が貫通孔123Aの前方、後方、及び下方を囲むことによって被検出部124が形成されている。
複合機10は、図4及び図8に示されるように、被検出部124を挟んで前後方向8に対面する発光部125A及び受光部125Bを有する光学センサ125を備える。発光部125Aは、突壁121Iを透過し且つブラックインクを透過しない光(例えば、可視光や赤外光)を、受光部125Bへ向けて出力する。受光部125Bは、発光部125Aから出力された光を受光したことに応じて、ハイレベル信号(「信号レベルが閾値以上の信号」を指す。)を、制御部へ出力する。一方、受光部125Bは、光を受光しないことに応じて、ローレベル信号(「信号レベルが閾値未満の信号」を指す。)を、制御部へ出力する。
各インク室111には、図10に示されるように、大気連通路126B、126M、126C、126Yが接続されている。大気連通路126は、対応するインク室111を大気に連通させる。より詳細には、大気連通路126は、切欠き127を通じて対応するインク室111に連通され、開口132を通じてインクタンク100の外部に連通されている。そして、大気連通路126は、切欠き127、第1貫通孔128、ラビリンス129、第2貫通孔130、気体通路131、及び開口132を通じて、インク室111とインクタンク100の外部との間で空気を流出入させる。
インク室111の内部には、図7及び図9に示されるように、前後方向8及び左右方向9に広がる隔壁135B、135M、135C、135Yが設けられている。本実施形態の隔壁135は、概ね水平方向に延設されているが、隔壁135の向きはこれに限定されない。例えば、隔壁135は、前後方向8の後ろ向きに下り傾斜していてもよい。
上記構成のインクタンク100は、図2に示されるように、キャリッジ23の下面(すなわち、ノズル面)よりも下方に配置されている。詳細には、インク室111の上面を画定する上壁104の内面(すなわち、インク室111の天面)は、ノズル面よりも下方に位置する。さらに詳細には、注入口112の下端は、ノズル面よりも下方に位置する。すなわち、使用状態におけるインク室111内の液面は、ノズル面よりも下方に位置する。また、インクタンク100は、図2及び図3に示されるように、ガイドレール44、キャリッジ23、及びノズル40より前後方向8の前方、すなわち、前向き(第1向きの一例)側に外れた位置に配置されている。より詳細には、インク室111の後面を画定するフィルム106は、ノズル40よりも前方に位置する。
上記の実施形態によれば、複合機10を姿勢変化させたとしても、インク室111内のインクがノズル40より下方に位置する、或いはインク室111内のインクがインク室111とインク流出路114との接続位置(すなわち、開口115の位置)より下方に位置することになる。その結果、複合機10の姿勢変化に伴ってノズル40からインクが漏洩するのを抑制することができる。
23・・・キャリッジ
39・・・記録ヘッド
40・・・ノズル
54・・・搬送ローラ部
55・・・排出ローラ部
65・・・搬送経路
100・・・インクタンク
101B・・・傾斜壁
102・・・右壁
110・・・隔壁
111・・・インク室
112・・・注入口
114・・・インク流出路
115・・・開口
116・・・開口
117・・・インク導出路
119・・・戻り流路
120・・・開口
121・・・突壁
122・・・フィルム
123・・・付加インク室
123A,123B・・・貫通孔
125・・・光学センサ
125A・・・発光部
125B・・・受光部
126・・・大気連通路
127・・・切欠き
135・・・隔壁
Claims (28)
- 液体が貯留される複数の液体貯留室、複数の上記液体貯留室それぞれに液体を注入するための複数の注入口、複数の上記液体貯留室それぞれから液体を流出させる複数の液体流出路、及び上記複数の液体貯留室を大気に連通させる大気連通路が形成されたタンクと、
前後方向に延びる搬送経路に沿って記録媒体を搬送する搬送機構と、
上記搬送経路より上下方向の上方で、且つ上記搬送経路に対面する位置において左右方向に移動するキャリッジと、
上記キャリッジに搭載されており、上記液体流出路を通じて上記液体貯留室から流出された液体を上記搬送機構によって搬送された上記記録媒体に向かって吐出するノズルを有するヘッドと、を備えており、
上記タンクには、複数の上記液体流出路それぞれから流出された液体を上記ヘッドへ導く複数の液体導出路が形成されており、
複数の上記注入口の下端は、上記ノズルより上下方向の下方に位置し、
複数の上記液体貯留室は、
上記ノズルより前後方向の前向き側に外れ、且つ上記搬送経路より左右方向の右向き側に外れた位置に配置されており、
当該液体貯留室の上下方向の中央よりも下寄り、前後方向の中央よりも上記前向き寄り、且つ左右方向の中央よりも上記右向き寄りの位置において、複数の上記液体流出路に接続されており、
複数の上記液体流出路それぞれは、対応する上記液体貯留室との接続位置から上記タンクの右側面まで延び、上記タンクの右側面における上記タンクの上下方向の中央よりも下寄り、且つ上記タンクの前後方向の中央よりも前寄りの位置において、対応する上記液体導出路に接続されている液体吐出装置。 - 上記液体貯留室は、当該液体貯留室の上下方向の中央よりも上寄り、前後方向の中央よりも後寄り、且つ左右方向の中央よりも左寄りの位置において、上記大気連通路に接続されている請求項1に記載の液体吐出装置。
- 上記液体貯留室の前後方向の中央より後側の容積は、前側の容積より大きい請求項2に記載の液体吐出装置。
- 上記液体貯留室の左右方向の中央より左側の容積は、右側の容積より大きい請求項2又は3に記載の液体吐出装置。
- 上記液体貯留室の上下方向の中央より上側の容積は、下側の容積より大きい請求項2から4のいずれかに記載の液体吐出装置。
- 上記液体貯留室には、上記液体貯留室と上記液体流出路との接続位置の上方、左方、及び後方の少なくとも一方において、当該接続位置への液体の流入向きに交差する隔壁が形成されている請求項2から5のいずれかに記載の液体吐出装置。
- 上記液体貯留室の底面は、右方に下り傾斜している請求項2から6のいずれかに記載の液体吐出装置。
- 複数の上記液体貯留室は、上記タンク内において左右方向に隣接しており、
最も右側に位置する第1液体貯留室は、上記第1液体貯留室より左側に位置する第2液体貯留室より容積が大きく、
上記第2液体貯留室から液体を流出させる第2液体流出路は、上記第2液体貯留室との接続位置から右方に延びて上記タンクの右側面に至り、
上記第1液体貯留室から液体を流出させる第1液体流出路は、上記第1液体貯留室との接続位置から前方に延びて上記第2液体流出路と交差し、且つ上記第2液体流出路より前方において上記タンクの右側面に至る請求項1に記載の液体吐出装置。 - 上記タンクは、右側面を構成する側壁を有しており、
複数の上記液体流出路それぞれは、上記側壁を貫通して上記タンクの右側面に至り、
上記側壁には、
対応する上記液体流出路の貫通位置を挟んで外方へ突出する一対の突壁、及び一対の上記突壁の先端に溶着されたフィルムによって区画された複数の上記液体導出路と、
上記側壁を貫通して上記第1液体貯留室に連通する貫通孔を囲む位置から外方へ突出する環状の周壁、及び上記周壁の先端に溶着されたフィルムによって区画された付加貯留室と、が形成されており、
該液体吐出装置は、上記付加貯留室の下部において、上記周壁を透過し且つ上記液体を透過しない光を出力する発光部と、上記付加貯留室を挟んで上記発光部に対面する受光部とで構成される光学センサを有する請求項8に記載の液体吐出装置。 - 液体が貯留される複数の液体貯留室、複数の上記液体貯留室それぞれに液体を注入するための複数の注入口、複数の上記液体貯留室それぞれから液体を流出させる複数の液体流出路、及び上記複数の液体貯留室を大気に連通させる大気連通路が形成されたタンクと、
前後方向に延びる搬送経路に沿って記録媒体を搬送する搬送機構と、
上記搬送経路より上下方向の上方で、且つ上記搬送経路に対面する位置において左右方向に移動するキャリッジと、
上記キャリッジに搭載されており、上記液体流出路を通じて上記液体貯留室から流出された液体を上記搬送機構によって搬送された上記記録媒体に向かって吐出するノズルを有するヘッドと、を備えており、
上記タンクには、複数の上記液体流出路それぞれから流出された液体を上記ヘッドへ導く複数の液体導出路が形成されており、
複数の上記注入口の下端は、上記ノズルより上下方向の下方に位置し、
複数の上記液体貯留室は、
上記ノズルより前後方向の前向き側に外れ、且つ上記搬送経路より左右方向の左向き側に外れた位置に配置されており、
当該液体貯留室の上下方向の中央よりも下寄り、前後方向の中央よりも上記前向き寄り、且つ左右方向の中央よりも上記左向き寄りの位置において、複数の上記液体流出路に接続されており、
複数の上記液体流出路それぞれは、対応する上記液体貯留室との接続位置から上記タンクの左側面まで延び、上記タンクの左側面における上記タンクの上下方向の中央よりも下寄り、且つ上記タンクの前後方向の中央よりも前寄りの位置において、対応する上記液体導出路に接続されている液体吐出装置。 - 上記液体貯留室は、当該液体貯留室の上下方向の中央よりも上寄り、前後方向の中央よりも後寄り、且つ左右方向の中央よりも右寄りの位置において、上記大気連通路に接続されている請求項10に記載の液体吐出装置。
- 上記液体貯留室の前後方向の中央より後側の容積は、前側の容積より大きい請求項10又は11に記載の液体吐出装置。
- 上記液体貯留室の左右方向の中央より右側の容積は、左側の容積より大きい請求項10から12のいずれかに記載の液体吐出装置。
- 上記液体貯留室の上下方向の中央より上側の容積は、下側の容積より大きい請求項10から13のいずれかに記載の液体吐出装置。
- 上記液体貯留室には、上記液体貯留室と上記液体流出路との接続位置の上方、右方、及び後方の少なくとも一方において、当該接続位置への液体の流入向きに交差する隔壁が形成されている請求項10から14のいずれかに記載の液体吐出装置。
- 上記液体貯留室の底面は、左方に下り傾斜している請求項10から15のいずれかに記載の液体吐出装置。
- 複数の上記液体貯留室は、上記タンク内において左右方向に隣接しており、
最も左側に位置する第1液体貯留室は、上記第1液体貯留室より右側に位置する第2液体貯留室より容積が大きく、
上記第2液体貯留室から液体を流出させる第2液体流出路は、上記第2液体貯留室との接続位置から左方に延びて上記タンクの左側面に至り、
上記第1液体貯留室から液体を流出させる第1液体流出路は、上記第1液体貯留室との接続位置から前方に延びて上記第2液体流出路と交差し、且つ上記第2液体流出路より前方において上記タンクの左側面に至る請求項10に記載の液体吐出装置。 - 上記タンクは、左側面を構成する側壁を有しており、
複数の上記液体流出路それぞれは、上記側壁を貫通して上記タンクの左側面に至り、
上記側壁には、
対応する上記液体流出路の貫通位置を挟んで外方へ突出する一対の突壁、及び一対の上記突壁の先端に溶着されたフィルムによって区画された複数の上記液体導出路と、
上記側壁を貫通して上記第1液体貯留室に連通する貫通孔を囲む位置から外方へ突出する環状の周壁、及び上記周壁の先端に溶着されたフィルムによって区画された付加貯留室と、が形成されており、
該液体吐出装置は、上記付加貯留室の下部において、上記周壁を透過し且つ上記液体を透過しない光を出力する発光部と、上記付加貯留室を挟んで上記発光部に対面する受光部とで構成される光学センサを有する請求項17に記載の液体吐出装置。 - 一対の上記突壁及び上記周壁の先端には、単一の上記フィルムが溶着されている請求項9又は18に記載の液体吐出装置。
- 液体が貯留される複数の液体貯留室、複数の上記液体貯留室それぞれに液体を注入するための複数の注入口、複数の上記液体貯留室それぞれから液体を流出させる複数の液体流出路、及び上記複数の液体貯留室を大気に連通させる大気連通路が形成されたタンクと、
前後方向に延びる搬送経路に沿って記録媒体を搬送する搬送機構と、
上記搬送経路より上下方向の上方で、且つ上記搬送経路に対面する位置において左右方向に移動するキャリッジと、
上記キャリッジに搭載されており、上記液体流出路を通じて上記液体貯留室から流出された液体を上記搬送機構によって搬送された上記記録媒体に向かって吐出するノズルを有するヘッドと、を備えており、
上記タンクには、複数の上記液体流出路それぞれから流出された液体を上記ヘッドへ導く複数の液体導出路が形成されており、
複数の上記注入口の下端は、上記ノズルより上下方向の下方に位置し、
複数の上記液体貯留室は、
上記ノズルより前後方向の後向き側に外れ、且つ上記搬送経路より左右方向の右向き側に外れた位置に配置されており、
当該液体貯留室の上下方向の中央よりも下寄り、前後方向の中央よりも上記後向き寄り、且つ左右方向の中央よりも上記右向き寄りの位置において、複数の上記液体流出路に接続されており、
複数の上記液体流出路それぞれは、対応する上記液体貯留室との接続位置から上記タンクの右側面まで延び、上記タンクの右側面における上記タンクの上下方向の中央よりも下寄り、且つ上記タンクの前後方向の中央よりも後寄りの位置において、対応する上記液体導出路に接続されている液体吐出装置。 - 液体が貯留される複数の液体貯留室、複数の上記液体貯留室それぞれに液体を注入するための複数の注入口、複数の上記液体貯留室それぞれから液体を流出させる複数の液体流出路、及び上記複数の液体貯留室を大気に連通させる大気連通路が形成されたタンクと、
前後方向に延びる搬送経路に沿って記録媒体を搬送する搬送機構と、
上記搬送経路より上下方向の上方で、且つ上記搬送経路に対面する位置において左右方向に移動するキャリッジと、
上記キャリッジに搭載されており、上記液体流出路を通じて上記液体貯留室から流出された液体を上記搬送機構によって搬送された上記記録媒体に向かって吐出するノズルを有するヘッドと、を備えており、
上記タンクには、複数の上記液体流出路それぞれから流出された液体を上記ヘッドへ導く複数の液体導出路が形成されており、
複数の上記注入口の下端は、上記ノズルより上下方向の下方に位置し、
複数の上記液体貯留室は、
上記ノズルより前後方向の後向き側に外れ、且つ上記搬送経路より左右方向の左向き側に外れた位置に配置されており、
当該液体貯留室の上下方向の中央よりも下寄り、前後方向の中央よりも上記後向き寄り、且つ左右方向の中央よりも上記左向き寄りの位置において、複数の上記液体流出路に接続されており、
複数の上記液体流出路それぞれは、対応する上記液体貯留室との接続位置から上記タンクの左側面まで延び、上記タンクの左側面における上記タンクの上下方向の中央よりも下寄り、且つ上記タンクの前後方向の中央よりも後寄りの位置において、対応する上記液体導出路に接続されている液体吐出装置。 - 液体が貯留される液体貯留室、上記液体貯留室に液体を注入するための注入口、上記液体貯留室から液体を流出させる液体流出路、上記液体流出路に接続されている液体導出路、及び上記液体貯留室を大気に連通させる大気連通路が形成されたタンクと、
前後方向に延びる搬送経路に沿って記録媒体を搬送する搬送機構と、
上記搬送経路より上下方向の上方で、且つ上記搬送経路に対面する位置において左右方向に移動するキャリッジと、
上記キャリッジに搭載されており、上記液体流出路及び上記液体導出路を通じて上記液体貯留室から流出された液体を上記搬送機構によって搬送された上記記録媒体に向かって吐出するノズルを有するヘッドと、を備えており、
上記注入口の下端は、上記ノズルより上下方向の下方に位置し、
上記液体貯留室は、
上記ノズルより前後方向の第1向き側に外れ、且つ上記搬送経路より左右方向の第2向き側に外れた位置に配置されており、
上記液体流出路は、上記液体貯留室から上記タンクの上記第2向き側の側面まで延び、上記タンクの上記第2向き側の側面における上記タンクの上下方向の中央よりも下寄り、且つ上記タンクの前後方向の中央よりも上記第1向き寄りの位置において、上記液体導出路に接続されており、
上記タンクには、一端が上記タンクの上記第2向き側の側面において上記液体流出路と接続されており、他端が上記液体貯留室に接続されている戻り流路が形成されている液体吐出装置。 - 上記戻り流路の他端は、上記戻り流路の一端よりも上下方向の上方、前後方向の上記第1向きとは反対の第3向き側、且つ左右方向の上記第2向きとは反対の第4向き側に位置する請求項22に記載の液体吐出装置。
- 上記タンクには、
複数の上記液体貯留室と、
複数の上記液体貯留室それぞれから液体を流出させる複数の上記液体流出路と、
複数の上記液体流出路それぞれから流出された液体を上記ヘッドへ導く複数の上記液体導出路と、
複数の上記液体排出路それぞれから延びて複数の上記液体貯留室それぞれに至る複数の上記戻り流路と、が形成されており、
複数の上記液体流出路それぞれは、対応する上記液体貯留室との接続位置から上記タンクの上記第2向き側の側面まで延び、上記タンクの上記第2向き側の側面における上記タンクの上下方向の中央よりも下寄り、且つ上記タンクの前後方向の中央よりも上記第1向き寄りの位置において、対応する上記液体導出路に接続されている請求項23に記載の液体吐出装置。 - 上記第1向きは、前向きであり、
上記第2向きは、右向きである請求項22から24のいずれかに記載の液体吐出装置。 - 上記第1向きは、前向きであり、
上記第2向きは、左向きである請求項22から24のいずれかに記載の液体吐出装置。 - 上記第1向きは、後向きであり、
上記第2向きは、右向きである請求項22から24のいずれかに記載の液体吐出装置。 - 上記第1向きは、後向きであり、
上記第2向きは、左向きである請求項22から24のいずれかに記載の液体吐出装置。
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